JP2630620B2 - アパート廊下の取替え工法 - Google Patents

アパート廊下の取替え工法

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JP2630620B2 JP63079754A JP7975488A JP2630620B2 JP 2630620 B2 JP2630620 B2 JP 2630620B2 JP 63079754 A JP63079754 A JP 63079754A JP 7975488 A JP7975488 A JP 7975488A JP 2630620 B2 JP2630620 B2 JP 2630620B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、老朽化したアパート廊下の取替え工法に
関するものである。
従来の技術 建築後長年月を経て、防水切れや鉄骨部分の錆腐食を
生じたアパート廊下においては、部分的な改造では不充
分で、総取替えを行なう必要がある。即ち、廊下床を支
持している梁を建物本体より取り外し、かつその梁の先
端を支持する廊下柱を取り外して、新たな梁及び柱を取
り付けて床を施工するものである。
発明が解決しようとする課題 上記において、新たに取り付ける梁及び柱等は、現在
のアパート用に量産されているものを用いることが望ま
しい。しかし、現在建築されているアパートは、改修し
ようとするアパートが建築されてからこれまでの間にか
なりの設計変更がなされており、必ずしも、現在の量産
されている柱や梁をそのまま取り付けることができない
場合が多い。このような場合に、やむを得ず元の柱や梁
と全く同一のものを特別に製作するのは不経済であり、
できるだけコストアップしないような方法で取付けでき
るようにすることが必要である。
この発明は、そのような問題点を解決するため、特に
柱において、現在量産されている柱をそのまま元のアパ
ート建築物へ取り付けることができるようにしたアパー
ト廊下の取替え工法を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この発明は、建物本体よ
り突出する廊下梁(6)の先端を柱(9)へ固定した旧
廊下において、前記柱(9)の下端をアンカーボルト
(32)より取り外し、新たなアンカーボルト(36)を突
設した柱支持金具(37)を、前記元のアンカーボルト
(32)へ固定した後、その金具(37)のアンカーボルト
(36)へ新たな柱(31)下端を固定することを特徴とす
る。
作用 上記この発明においては、現在量産されている柱(3
1)下端のボルト穴(35)と元のアンカーボルト(32)
の穴位置が異なる場合であっても、そのアンカーボルト
(32)へ支持金具(37)を取り付け、この支持金具(3
7)のアンカーボルト(36)へ柱を(31)固定すること
ができる。
実施例 以下、この発明の実施例を、その施工順序に従って説
明する。
第7図は旧廊下の構造を示している。図において
(1)は、建物本体を構成する1階の壁軸組、(2)
は、この壁軸組(1)上に設置された胴差、(3)は、
この胴差(2)上に設置された2階の壁軸組を示してい
る。また、(4)(4)は、壁軸組(1)(3)の外側
に取り付けられたそれぞれ1階及び2階用の壁パネルで
ある。胴差(2)の外側面には、ボルト(5)によっ
て、建物本体外方へ突出する廊下梁(6)が、その基端
部において固定されている。この廊下梁(6)の先端部
分に取り付けた接合プレート(7)の外側に、断面溝形
の化粧梁(8)が接合されている。(9)は廊下柱であ
り、この廊下柱(9)より内方に向けて突出した接合プ
レート(10)が、前記化粧梁(8)の外側面に当接さ
れ、外方より挿し込んだボルト(11)によって、各接合
プレート(7)(10)及び化粧梁(8)が相互に固定さ
れている。廊下梁(6)上には、長手方向の溝を形成し
たデッキプレート(12)が載せられており、このデッキ
プレート(12)上に、コンクリート床(13)が施工され
ている。
このような旧廊下において、まず、その取替えに際し
ては、第8図のように、前記コンクリート床(13)を削
って取り除き、次いでデッキプレート(12)をも取り外
す。この状態で、この図で示すように、廊下梁(6)上
に仮歩行用の床板(14)を設置し、これで1日目の施工
を終わる。即ち、このようなコンクリート床(13)の取
除き及びデッキプレート(12)の取外しから翌日の作業
までの間は、仮歩行用の床板(14)があるため、入居者
は、その床板(14)上を歩行して外出或いは帰宅するこ
とが可能である。
そして、工事の2日目には、上記廊下梁(6)及び柱
(9)を一挙に取外しする。このとき、例えば、廊下梁
(6)を固定しているボルト(5)や、この廊下梁
(6)先端と柱(9)側とを連結するボルト(11)等
は、ガス溶断等によって切断して取り外す。また、胴差
(2)の外側面と廊下梁(6)の接合面との間に介在さ
せて固定した水切板(15)についても、同様に取外しす
る。この水切板(15)は、その下端が、1階の外壁パネ
ル(4)の外側面側に当接されて、その外壁パネル
(4)上方の空間部から雨水が内部に侵入するのを防止
するものである。なお、段階についても同時に取外しす
る。図中(17)は、その端部を胴差(2)の内側におい
て1階の壁軸組(1)上に取り付けた2階の床梁であ
る。
さて、上記のようにして、旧廊下を全て取り外した
後、第1図のように、元の廊下梁(6)を取り付けてい
た建物本体側のボルト穴(18)を利用して、新たな廊下
梁取付け用の金具(19)を、新しいボルト(20)によっ
て固定する。この金具(19)は、垂直板(21)とその垂
直板(21)の外側面より外方に向けて突出した突出板
(22)とからなり、垂直板(21)には、前記のボルト穴
(18)へ適合するボルト穴(23)が、突出板(22)に
は、新たな梁取付け用のボルト穴(24)が形成されてい
る。この場合に、前記建物本体側のボルト穴(18)の位
置が、現在使用されているものと異なるものがある。そ
こで、第5図のように、垂直板(21)のボルト穴(23)
の位置の異なるものを複数種用意しておき、建物本体側
の構造に合わせて適宜選択使用する。そして、垂直板
(21)と建物本体側との間に、短尺の新たな水切板(2
6)を介在させて、ボルト(20)によって共締め固定す
る。
上記のようにして、金具(19)を取り付けた後、新た
な廊下梁(25)を、その金具(19)の突出板(22)へ固
定する。第2図に示すように、廊下梁(25)は、1対の
チャンネル材(25a)(25a)を、両者間に隙間を生ずる
ようにして間隔をおいて相互に固定したものであり、そ
の隙間(27)へ前記突出板(22)を挿し込み、ボルト
(28)で固定するものである。なお、廊下梁(25)の先
端部分には、前記の隙間(27)に挿し込んで固定された
柱側への連結金具(29)が予め一体に取り付けられてい
る。なお、このとき、各廊下梁(25)を支持する金具
(19)裏面の各水切板(26)の側方にも、長尺の水切板
(30)を例えば、元のボルト穴或いはリベット穴等を利
用してリベット止めする。
第3図及び第4図は、新たな柱(31)の取付け方法を
示している。(32)(32)は、基礎(33)より突出する
元のアンカーボルトである。この場合、現在使用されて
いる柱(31)下端のプレート(34)に形成したボルト穴
(35)(35)の位置は、その元のアンカーボルト(32)
(32)の位置と異なる場合があり、この場合には直接取
り付けることができない。そこで、第4図に示すよう
に、現在の柱(31)のボルト穴(35)(35)の位置に合
わせてアンカーボルト(36)(36)を突設した金具(3
7)を用意しておき、これを、元のアンカーボルト(3
2)へ溶接して固定する。第4図で示すように、元のア
ンカーボルト(32)(32)を、金具(37)下端のプレー
ト(38)側面へ巻き付けるようにして折り曲げ、その元
のアンカーボルト(32)とプレート(38)とを相互に溶
接する。基礎(33)は、アンカーボルト(32)の周囲を
削っており、上記のようにして金具(37)を取り付けた
後、コンクリートを充填して補修する。また、第3図で
示すように、新たなアンカーボルト(36)(36)には、
高さ調整用のナット(39)(39)が螺じ込まれており、
その上から柱(31)下端の前記プレート(34)を、その
ボルト穴(35)(35)へアンカーボルト(36)(36)上
端を挿し込んで装着し、上方から螺じ込んだナット(4
0)(40)で締め付け固定する。
次に、第8図で示すように、廊下梁(25)の先端部を
新たな柱(31)へ、その柱(31)より突出する接合プレ
ート(42)へ固定して連結する。このとき、従来と同様
に、廊下梁(25)先端の連結金具(29)先端の垂直プレ
ート(29a)と、柱(31)側の接合プレート(42)にお
ける先端の垂直板(43)との間に、溝形の化粧梁(44)
を挟み込むようにしてボルト(45)で共締めする。しか
る後、廊下梁(25)上に、セメント板或いはコンクリー
ト板等からなる新たな床板(46)(46)…を設置し、そ
の床板(46)(46)間にシール処理を施して床を完成さ
せる。また、廊下長手方向の柱(31)間には手摺(47)
を取り付ける。(48)は、この手摺(37)の縦桟、(4
9)は、その上端部の横桟、(50)は、横桟(49)上に
嵌合して取り付けた笠木を示している。縦桟(48)の各
下端部間には化粧用のカバー(51)が予め取り付けられ
ており、このカバー(51)を、柱(31)間の桁(52)へ
外方より当接して取り付ける。
第6図に示す(53)は、2階の外壁パネル(4)と軸
組(3)との間に介装されて、その下端を外方に位置さ
せるようにした2階側の水切板であって、これは従来の
ままである。
発明の効果 この発明によれば、新たな柱を取付ける際に、元のア
ンカーボルトへまず新たなアンカーボルトを突設した金
具を固定して、これに柱下端を固定することから、元の
アンカーボルトのボルトの位置と柱側のボルト穴の位置
等が異なっている場合でも、特別の柱を用いたり或いは
アンカーボルトのやりかえを行なうことなく、現在使用
されている柱を容易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、新たな廊下梁の取付け方法を示す
分解斜視図、第3図は、新たな柱の取付け方法を示す分
解斜視図、第4図は、柱取付け金具のアンカーボルトへ
の取付け構造を示す側面図、第5図(A)(B)はそれ
ぞれ梁取付け金具の斜視図、第6図は、取替え後の廊下
の構造を示す横断面図、第7図は、旧廊下の要部横断面
図、第8図は、同じく旧廊下の床を取り外した状態を示
す要部横断面図である。 (5)……ボルト、(6)……廊下梁、 (9)……柱、(18)……ボルト穴、 (19)……取付け金具、(25)……廊下梁、 (31)……柱、(32)……アンカーボルト、 (36)……アンカーボルト、(37)……柱支持金具。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物本体より突出する廊下梁の先端を柱へ
    固定した旧廊下において、前記柱の下端をアンカーボル
    トより取り外し、新たなアンカーボルトを突設した柱支
    持金具を、前記元のアンカーボルトへ固定した後、その
    金具のアンカーボルトへ新たな柱下端を固定することを
    特徴とするアパート廊下の取替え工法。
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