JP2630619B2 - アパート廊下の取替え工法 - Google Patents

アパート廊下の取替え工法

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JP2630619B2 JP63079753A JP7975388A JP2630619B2 JP 2630619 B2 JP2630619 B2 JP 2630619B2 JP 63079753 A JP63079753 A JP 63079753A JP 7975388 A JP7975388 A JP 7975388A JP 2630619 B2 JP2630619 B2 JP 2630619B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、老朽化したアパート廊下の取替え工法に
関するものである。
従来の技術 建築後長年月を経て、防水切れや鉄骨部分の錆腐食を
生じたアパート廊下においては、部分的な改造では不充
分で、総取替えを行なう必要がある。このような取替え
工法において、従来においては、柱・梁や床及び手摺部
分を同時に取り外し、新たに梁や柱及びアルミ製手摺を
取り付けてその上に床を施工するようにしている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、既に建築されたアパートには必ず入居
者がおり、廊下の取替えのために一時的にせよ別の住居
に住んで貰うわけにはいかないから、できるだけ入居者
が居住したままで施工する必要がある。その際、廊下を
取り外した状態では居室への出入りは不可能になるか
ら、この時間をできるだけ短くすることが必要になる。
このような場合に、最初から廊下全体を取り壊してしま
うと、工事の初期から新たな床を施工するまでの間、入
居者の出入りを妨げることになるため、長時間に亘って
生活の不便をきたすという不都合があった。
この発明は、かかる欠点に鑑みて、入居者が居室への
出入りを妨げられる時間をできるだけ短くして、なおか
つ能率よく施工できるようにしたアパート廊下の取替え
工法に関するものである。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この発明は、建物本体外
方に突出する梁(6)上にコンクリート床(13)が施工
された旧廊下の取替え工法であって、前記コンクリート
床(13)を取り除いた後、梁(6)及び柱(9)を取り
除く迄の間、その梁(6)上に仮歩行用の床板(14)を
設置し、これによって、入居者が歩行できるようにした
ものが提供される。
作 用 上記この発明の工法では、まず、コンクリート床(1
3)を取り除くが、梁(6)及び柱(9)等の躯体はそ
のままの状態であり、その梁(6)上に仮歩行用の床板
(14)等を設置しておくことによって居住者が歩行する
ことができる。その後、梁(6)及び柱(9)の取除き
と新たな梁(25)及び柱(31)の取付け及び床(36)の
施工を一挙に行なうことによって、入居者の不便を最短
時間で済ませることができる。
実施例 以下、この発明の実施例を、その施工順序に従って説
明する。
第1図は旧廊下の構造を示している。図において
(1)は、建物本体を構成する1階の壁軸組、(2)
は、この壁軸組(1)上に設置された胴差であって、建
物本体(1)の床梁(16)先端に固定されている。
(3)は、この胴差(2)上に設置された2階の壁軸組
を示している。また、(4)(4)は、壁軸組(1)の
外側に取り付けられたそれぞれ1階及び2階用の壁パネ
ルである。胴差(2)の外側面には、ボルト(5)によ
って、建物本体外方へ突出する廊下梁(6)が、その基
端部において固定されている。この廊下梁(6)の先端
部分に取り付けた接合プレート(7)の外側に、断面溝
形の化粧梁(8)が接合されている。(9)は廊下柱で
あり、この廊下柱(9)より内方に向けて突出した接合
プレート(10)が、前記化粧梁(8)の外側面に当接さ
れ、外方より挿し込んだボルト(11)によって、各接合
プレート(7)(10)及び化粧梁(8)が相互に固定さ
れている。廊下梁(6)上には、長手方向の溝を形成し
たデッキプレート(12)が載せられており、このデッキ
プレート(12)上に、コンクリート床(13)が施工され
ている。
このような旧廊下において、まず、その取替えに際し
ては、第2図のように、前記コンクリート床(13)を削
って取り除き、次いでデッキプレート(12)をも取り外
す。この状態で、この図で示すように、廊下梁(6)上
に仮歩行用の床板(14)を設置し、これで1日目の施工
を終わる。即ち、コンクリート床(13)の取除き及びデ
ッキプレート(12)の取外しから翌日の作業までの間
は、仮歩行用の床板(14)があるため、入居者は、その
床板(14)上を歩行して外出或いは帰宅することが可能
である。
そして、工事の2日目には、上記廊下梁(6)及び柱
(5)を一挙に取外しする。このとき、例えば、廊下梁
(6)を固定しているボルト(5)や、この廊下梁
(6)先端と柱(9)側とを連結するボルト(11)等
は、ガス溶断等によって切断して取り外す。また、胴差
(2)の外側面と廊下梁(6)の接合面との間に介在さ
せて固定した水切板(15)についても、同様に取外しす
る。この水切板(15)は、その下端が、1階の外壁パネ
ル(4)の外側面側に当接されて、その外壁パネル
(4)上方の空間部から雨水が内部に侵入するのを防止
するものである。なお、階段についても同時に取外しす
る。第3図が取外し後の状態を示している。
さて、上記のようにして、旧廊下を全て取り外した
後、第4図のように、元の廊下梁(6)を取り付けてい
た建物本体側のボルト穴(18)を利用して、新たな廊下
梁取付け用の接合プレート(19)を、新しいボルト(2
0)によって固定する。この接合プレート(19)は、垂
直板(21)とその垂直板(21)の外側面より外方に向け
て突出した突出板(22)とからなり、垂直板(21)と建
物本体側との間に、短尺の新たな水切板(23)を介在さ
せて、ボルト(20)によって共締め固定する。
上記のようにして、接合プレート(19)を取り付けた
後、新たな廊下梁(25)を、その接合プレート(19)の
突出板(22)へ固定する。第5図で示すように、廊下梁
(25)は、1対のチャンネル材(26)(26)を、両者間
に隙間を生ずるようにして間隔をおいて相互に固定した
ものであり、その隙間(27)へ前記突出板(22)を挿し
込み、ボルト(28)で固定するものである。なお、廊下
梁(25)の先端部分には、前記の隙間(27)に予め挿し
込んで固定された柱側への連結金具(29)が予め一体に
取り付けられている。なお、このとき、各廊下梁(25)
を支持する接合プレート(19)裏面の各水切板(23)間
にも、長尺の水切板(30)を例えば、元のボルト穴或い
はリベット穴等を利用して、前記床梁(16)先端の胴差
(2)両側に取り付けられた別の長尺な胴差(17)をリ
ベット止めする。
次に、第6図で示すように、廊下梁(25)の先端部を
既に設置した新たな柱(31)へ、その柱(31)より突出
する接合プレート(32)へ固定して連結する。このと
き、従来と同様に、廊下梁(25)先端の接合プレート
(29)における垂直プレート(29a)と、柱(31)側の
接合プレート(32)における先端の垂直板(33)との間
に、溝形の化粧梁(34)を挟み込むようにしてボルト
(35)で共締めする。しかる後、廊下梁(26)上にセメ
ント板或いはコンクリート板等からなる新たな床板(3
6)(36)…を設置し、その床板(36)(36)間にシー
ル処理を施して床を完成させる。また、廊下長手方向の
各柱(31)間には手摺(37)を取り付ける。(38)は、
この手摺(37)の縦桟、(39)は、その上端部の横桟、
(40)は、横桟(39)上に嵌合して取り付けた笠木を示
している。縦桟(38)の下端部間には化粧用のカバー
(41)が予め取り付けられており、このカバー(41)
を、柱間の桁(42)へ外方より当接して取り付ける。
第6図に示す(43)は、2階の外壁パネル(4)と軸
組(3)との間に介装されて、その下端を外方に位置さ
せるようにした2階側の水切板であって、これは従来の
ままである。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、旧廊下のコンクリ
ート床をまず取り外し、この段階で一旦仮歩行用の床板
を設置しておいて、その後柱や梁などの躯体部分を取り
外すから、入居者の歩行は自由であり、そのため、廊下
部分をその端部から床及び梁等を同時に取り外す場合に
比較して、入居者の出入りを妨げる時間が短縮され、そ
の後、梁及び柱の取替えを一挙に行なうことによって、
入居者に長時間に亘って不便を与えることがない。その
ため、取替えのために特別の仮設廊下を組んだり、或い
は一時的に入居者に転居してもらうといったことが不要
となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、旧廊下の要部横断面図、第2図は、同じく旧
廊下のコンクリート床及びデッキプレートの取外し状態
を示す横断面図、第3図は、旧廊下の取外し状態を示す
横断面図、第4図及び第5図は、廊下梁の取付け方法を
示す要部分解斜視図、第6図は、新たに施工された廊下
の横断面図である。 (6)……梁、(9)……柱、 (13)……コンクリート床、(14)……床板、 (25)……梁、(31)……柱、(36)……床。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物本体外方に突出する梁上にコンクリー
    ト床が施工された旧廊下の取替え工法であって、前記コ
    ンクリート床を取り除いた後、梁及び柱を取り外す迄の
    間、その梁上へ仮歩行用の床板を設置しておくことを特
    徴とするアパート廊下の取替え工法。
JP63079753A 1988-03-30 1988-03-30 アパート廊下の取替え工法 Expired - Fee Related JP2630619B2 (ja)

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