JP2628942B2 - プルアップ抵抗コントロール入力回路及び出力回路 - Google Patents

プルアップ抵抗コントロール入力回路及び出力回路

Info

Publication number
JP2628942B2
JP2628942B2 JP3132468A JP13246891A JP2628942B2 JP 2628942 B2 JP2628942 B2 JP 2628942B2 JP 3132468 A JP3132468 A JP 3132468A JP 13246891 A JP13246891 A JP 13246891A JP 2628942 B2 JP2628942 B2 JP 2628942B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
input terminal
output terminal
transistor
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3132468A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04229719A (ja
Inventor
泰司 今津
雅雄 ▲瀧▼口
一治 西谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3132468A priority Critical patent/JP2628942B2/ja
Priority to US07/778,486 priority patent/US5216292A/en
Publication of JPH04229719A publication Critical patent/JPH04229719A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2628942B2 publication Critical patent/JP2628942B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0008Arrangements for reducing power consumption
    • H03K19/0013Arrangements for reducing power consumption in field effect transistor circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/01Modifications for accelerating switching
    • H03K19/017Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits
    • H03K19/01707Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits in asynchronous circuits
    • H03K19/01721Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits in asynchronous circuits by means of a pull-up or down element

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はプルアップトランジス
タを備えた入出力バッファ回路において、プルアップト
ランジスタのオン抵抗をコントロールする技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図12はプルアップトランジスタを備え
る従来の入力バッファ回路を示す回路である。
【0003】PMOSトランジスタQ2 は出力端子Po
に接続されたドレインと、高電位の電源VDDに接続され
たソースと、入力端子Pi に接続されたゲートとを有す
る。またNMOSトランジスタQ3 は、出力端子Po
接続されたドレインと、低電位の電源VSS(ここでは接
地)に接続されたソースと、入力端子Pi に接続された
ゲートとを有する。即ちMOSトランジスタQ2 ,Q3
はCMOSインバータ11を形成し、その遷移電圧はV
ITである(但しVDD>VIT>VSS)。
【0004】一方、入力端子Pi にはPMOSトランジ
スタQ1がプルアップトランジスタとして接続されてい
る。即ち、PMOSトランジスタQ1 は、入力端子Pi
に接続されたドレインと、電源VDDに接続されたソース
と、電源VSSに接続されたゲートとを有する。なお、以
下電源VDDの電位をもVDDと称する。電源VSSについて
も同様とする。
【0005】従来の入力バッファ回路はこのようにイン
バータ11とPMOSトランジスタQ1 とから構成さ
れ、入力端子Pi には前段の回路から2種の論理レベル
が入力される。これは等価的には、前段の出力インピダ
ンスZo と、電位Vi (Vi は2値をとる)を出力する
方形波発振器とが入力端子Pi に接続されると考えるこ
とができる。
【0006】次に図12に示す入力バッファ回路の動作
を説明する。
【0007】まず入力端子Pi が高インピダンス状態
(以下「Z状態」とする)となった場合、即ち前段の出
力インピダンスZo が非常に大きくなった場合を考え
る。このような状態は例えば図14に示す様に、前段回
路の出力部分が複数のプルダウントランジスタQd を備
えてオープンドレイン型となっており、全てのプルダウ
トランジスタQd がオン状態(導通状態)からオフ状
態(遮断状態)に移行した場合などに生じる。図12に
戻ってプルアップトランジスタであるPMOSトランジ
スタQ1 はゲートに電源VSSが接続されているため常時
オン状態であり、そのオン抵抗を以て入力端子Pi を電
源VDDに接続する。これにより入力端子Piの電位を高
論理レベルに設定する。インバータ11はその遷移電圧
IT付近で最も貫通電流が大きくなるので、入力端子P
i の電位がインバータ11の遷移電圧VIT付近の値とな
らないようにしてMOSトランジスタQ2 ,Q3 に貫通
電流が流れることによるMOSトランジスタQ2 ,Q3
の破壊を回避している。つまりPMOSトランジスタQ
2 をオフ状態、NMOSトランジスタQ3 をオン状態と
して入力端子Pi の電位を高論理レベルとするのであ
る。このとき出力端子Poは電源VSSと接続されて低論
理レベルを出力する。
【0008】次に、入力端子Pi に遷移電圧VITより高
い論理レベルVH が入力された場合、PMOSトランジ
スタQ2 がオフ状態となり、NMOSトランジスタQ3
はオン状態となる。従って出力端子Po は電源VSSと接
続されて低論理レベルを出力する。
【0009】一方、入力端子Pi に遷移電圧VITより低
い論理レベルVL が入力された場合、PMOSトランジ
スタQ2 はオン状態となり、NMOSトランジスタQ3
はオフ状態となる。従って出力端子Po は電源VDDと接
続されて高論理レベルを出力する。
【0010】この際、PMOSトランジスタQ1 はその
オン抵抗を以て入力端子Pi を電源VDDに接続している
ため、入力端子Pi の電位は、前段の出力インピダンス
o とこのオン抵抗との抵抗分割によって定まる。従っ
て図12に示す入力バッファ回路全体の高論理レベルの
遷移電圧をVIH(>VIT)低論理レベルの遷移電圧をV
IL(<VIT)と設定する場合には、等価方形波発振器の
電位Vi がVi >VIHを満たすときには入力端子P
の電位が遷移電圧VITよりも高く、また電位Vi
i <VILを満たすときには入力端子Pi の電位が遷移
電圧VITよりも低くなるようにオン抵抗を定めている。
具体的にはPMOSトランジスタQ1 のトランジスタサ
イズの設計を適切に行うことにより実現される。
【0011】図13は上記動作が連続して発生した場合
のタイミングチャートである。簡単の為発振器の電位V
i はVDD,VSSのいずれかの電位をとるものとする。時
刻t1 以前においては入力端子Pi に高論理レベル(こ
こでは電位VDD)が入力されている場合(以下「状態
H」)であり、出力端子Po には低論理レベル(ここで
は電位VSS)を出力している場合(以下「状態L」)で
ある。時刻t1 からt2 においては入力端子Pi に低論
理レベル(VC )が入力されている場合であり、出力端
子Po には高論理レベル(ここでは電位VDD)を出力し
ている。但し電位VC は発振器の電位Vi (=VSS)よ
りも若干高い。上述のように前段の出力インピダンスZ
o とPMOSトランジスタQ1 のオン抵抗とで電位差V
DD−VSSが抵抗分割されているためである。時刻t2
降は前段の出力インピダンスZo が大きくなったZ状態
の場合であり、PMOSトランジスタQ1 によって入力
端子Pi の電位は電位VDDまで引き上げられ、出力端子
o の電位は電位VSSとなる。
【0012】このようなプルアップトランジスタは出力
バッファ回路においても用いられる。図15はプルアッ
プトランジスタを備える従来の出力バッファ回路を示す
回路図である。
【0013】PMOSトランジスタQ4 は出力端子Poo
に接続されたドレインと、電源VDDに接続されたソース
と、ナンドゲートG3の出力端に接続されたゲートとを
有する。またNMOSトランジスタQ5 は出力端子Poo
に接続されたドレインと、電源VSSに接続されたソース
と、ノアゲートG 4 の出力端に接続されたゲートとを有
する。即ちMOSトランジスタQ4 ,Q5 トライステ
ートタイプのCMOSインバータ21を形成する。
【0014】ゲートG2,G3,G4はトライステート
タイプのコントロール回路20を構成している。ゲート
G2はインバータであり、駆動許可入力端子Pi1にその
入力端が接続されている。ナンドゲートG3の第1入力
端はゲートG2の出力端に、第2入力端は駆動選択入力
端子Pi2にそれぞれ接続されている。またノアゲートG
4の第1入力端は駆動許可入力端子Pi1に、第2入力端
は駆動選択入力端子Pi2に、それぞれ接続されている。
【0015】一方、出力端子PooにはPMOSトランジ
スタQ6がプルアップトランジスタとして接続されてい
る。即ち、PMOSトランジスタQ6 は出力端子Poo
接続されたドレインと、電源VDDに接続されたソース
と、電源VSSに接続されたゲートとを有する。
【0016】コントロール回路20,インバータ21,
PMOSトランジスタQ6 は出力バッファ回路A0 を構
成する。同様の構成による出力バッファ回路が出力端子
ooを共通として更にn個接続されている。また出力端
子Pooは、次段回路に対して信号を伝達する。入力バッ
ファ回路40は前記次段回路の入力バッファ回路であ
り、その遷移電圧はVITである。
【0017】次に動作について説明する。
【0018】駆動許可入力端子Pi1は、低論理レベルを
入力する(状態L)ことにより複数の出力バッファ回路
0 〜An の中から1つを選択するための端子である。
いま、出力バッファ回路A0 の駆動許可入力端子Pi1
低論理レベルが入力された結果、出力バッファ回路A0
が選択されているとする。
【0019】この場合、出力バッファ回路A0 の駆動選
択入力端子Pi2に高論理レベルが入力される(状態H)
と、ナンドゲートG3の出力が状態LとなってPMOS
トランジスタQ4 がオン状態となる一方で、ノアゲート
G4の出力も低論理レベルとなってNMOSトランジス
タQ5 がオフ状態となる。その結果、出力端子Pooに高
論理レベルが出力される(状態H)。上記とは逆に、駆
動選択入力端子Pi2に低論理レベルが入力されると(状
態L)、PMOSトランジスタQ4 がオフ状態となる一
方で、NMOSトランジスタQ5 がオン状態となり、出
力端子Pooに低論理レベルが出力される(状態L)。
【0020】次に、出力回路A0 〜An のいずれもが選
択されていない場合、すなわちすべての出力回路A0
n の駆動選択入力端子が状態Hとなっている場合、各
出力バッファ回路A0 〜An において、ナンドゲートG
3の出力は状態HとなってPMOSトランジスタQ4
オフ状態となる。これとともに、ノアゲートG4の出力
が状態LとなってNMOSトランジスタQ5 もオフ状態
になる。その結果、インバータ21の出力(ドレイン端
子共通接続点)自体は何も出力しないZ状態となる。た
だし、PMOSトランジスタQ6 はそのゲートに印加さ
れた電位VSSにより常時オン状態にあるため、出力端子
ooは状態Hになる。これにより、出力端子Pooのフロ
ーティング状態を回避し、次段の入力バッファ回路40
が図12に示すインバータ11と同様なCMOS構造で
あっても、それに貫通電流を流させることを回避するこ
とができる。
【0021】ところで、出力回路A0 が選択されている
場合、即ち駆動許可入力端子Pi1が状態Lとなっている
場合に出力端子Pooが状態Lのときは、NMOSトラン
ジスタQ5 がオン状態にあり(PMOSトランジスタQ
4 はオフ状態)、PMOSトランジスタQ6 が常時オン
状態になっていることから、出力端子Pooの状態Lにお
ける電位は、NMOSトランジスタQ5 のオン抵抗とP
MOSトランジスタQ4 のオン抵抗との抵抗分割によっ
て決定されることになる。そのため、各出力回路A0
n の高論理レベル遷移電圧VOHおよび低論理レベル遷
移電圧VOLと、入力バッファ回路40の遷移電圧VIT
の関係がVOH>VIT>VOLとなるようにPMOSトラン
ジスタQ6 の設計がなされる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来の入力バッファ回
路、出力バッファ回路は上記のように構成されていたの
で、入力バッファ回路においては前段の回路の出力部分
がZ状態になったとき、それ自身が有するインバータ1
1における貫通電流を回避でき、出力バッファ回路にお
いては次段の有するインバータにおける貫通電流を回避
することができる。
【0023】しかし、それぞれの効果を得るため、プル
アップトランジスタであるPMOSトランジスタQ1
6 は常にオン状態となっているため、これに不要な電
流が流れ、不要な電力消費をするという問題点があっ
た。
【0024】入力バッファ回路について言えば、図12
において入力端子Pi に低論理レベルが入力された場
合、PMOSトランジスタQ1 に電流が流れてしまい、
ここで不要な電力が消費されることになる。
【0025】出力バッファ回路について言えば、図15
において出力端子Pooに低論理レベルを出力する際、P
MOSトランジスタQ6 に電流が流れてしまい、ここで
不要な電力が消費されることになる。
【0026】この発明は、このような問題点を解消する
ためになされたもので、入力回路においてはそれ自身の
有するMOSトランジスタに貫通電流を流さず、また不
要な電流によるプルアップトランジスタでの不要な電力
消費をも回避することができる入力回路を提供すること
を目的とする。
【0027】また出力回路においては、次段のMOSト
ランジスタに貫通電流を流さず、また不要な電流による
プルアップトランジスタでの不要な電力消費をも回避す
ることができる出力回路を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる発明
は、入力端子と、出力端子と、第1の遷移電圧を有する
入力バッファ回路と、第1トランジスタと、論理回路と
を備えるプルアップ抵抗コントロール入力回路である。
【0029】前記第1トランジスタは前記入力端子に接
続された第1電極と、高電位点に接続された第2電極
と、制御電極とを有る。
【0030】前記論理回路は、前記入力端子に接続され
た入力端と、前記第1トランジスタの前記制御電極に接
続された出力端とを有し、前記入力端子の電位が第2遷
移電圧よりも高い場合には前記第1トランジスタをオン
させ、前記入力端子の電位が前記第2遷移電圧よりも低
い場合には前記第1トランジスタ間欠的にオンさせ
る。ここで前記第1遷移電圧は前記第2遷移電圧よりも
高い
【0031】請求項2にかかる発明は、請求項1にかか
る発明において、前記論理回路が、欠的なパルスを出
力するパルス発生回路と、インバータとアンドゲートと
を備えたものである。
【0032】前記インバータは、その入力端が前記論理
回路の前記入力端に、またその出力端が前記アンドゲー
トの第1入力端にそれぞれ接続されている。
【0033】前記アンドゲートは前記インバータと接続
された前記第1入力端の他に、前記パルス発生回路と接
続された第2入力端を有する。また前記アンドゲートの
出力端は、前記論理回路の前記出力端に接続されてい
る。
【0034】請求項3にかかる発明は、請求項1にかか
る発明に更に、前記入力端子に接続された第1電極と、
前記高電位点に接続された第2電極と、制御電極とを有
する第2トランジスタを加設したプルアップ抵抗コント
ロール入力回路である。
【0035】前記第2トランジスタは前記入力端子の電
位が前記第2遷移電圧よりも高い場合にはオンし、前記
入力端子の電位が前記第2遷移電圧よりも低い場合には
オフする。
【0036】請求項4にかかる発明は、駆動許可入力端
子と、駆動選択入力端子と、出力端子と、トリステート
コントロール回路と、出力バッファ回路と、第1トラン
ジスタと、論理回路とを備えるプルアップ抵抗コントロ
ール出力回路である。
【0037】前記トライステートコントロール回路は前
記駆動許可入力端子及び前記駆動選択入力端子の信号に
よって制御される第1駆動出力端及び第2駆動出力端と
を有する。
【0038】前記出力バッファ回路は、高電位点と、低
電位点と、前記第1駆動出力端に接続された第1入力端
と、前記第2駆動出力端に接続された第2入力端と、前
記出力端子に接続された出力端とからる。
【0039】前記第1トランジスタは、前記出力端子に
接続された第1電極と、前記高電位点に接続された第2
電極と、制御電極とを有る。
【0040】前記論理回路は、前記出力端子に接続され
た入力端と、前記第1トランジスタの前記制御電極に接
続された出力端とを有し、前記出力端子の電位が第1遷
移電圧よりも高い場合には前記第1トランジスタをオン
させ、前記出力端子の電位が前記第1遷移電圧よりも低
い場合には前記第1トランジスタを少なくとも一定期間
オフさせる。ここで前記第1遷移電圧は、前記出力端子
に接続される次段回路の有する第2遷移電圧よりも低
【0041】請求項5にかかる発明は請求項4にかかる
プルアップ抵抗コントロール出力回路であって、前記
回路は前記出力端子の電位が前記第1遷移電圧よりも
低い場合には前記第1トランジスタを常時オフさせる。
【0042】請求項6にかかる発明は請求項4にかかる
プルアップ抵抗コントロール出力回路であって、前記
回路は前記出力端子の電位が前記第1遷移電圧よりも
低い場合には前記第1トランジスタを間欠的にオンさせ
る。
【0043】請求項7にかかる発明は、請求項6にかか
る発明において、前記論理回路が欠的なパルスを出力
するパルス発生回路と、インバータとアンドゲートとを
備えたものである。
【0044】前記インバータは、その入力端が前記論理
回路の前記入力端に、またその出力端が前記アンドゲー
トの第1入力端にそれぞれ接続されている。
【0045】前記アンドゲートは前記インバータと接続
された前記第1入力端の他に、前記パルス発生回路と接
続された第2入力端を有する。また前記アンドゲートの
出力端は、前記論理回路の前記出力端に接続されてい
る。
【0046】請求項8にかかる発明は請求項6にかかる
プルアップ抵抗コントロール出力回路であって、前記プ
ルアップ抵抗コントロール出力回路は更に、第トラン
ジスタ備える。
【0047】前記第トランジスタは、前記出力端子に
接続された第1電極と、前記高電位点に接続された第2
電極と、制御電極とを有る。
【0048】前記第2トランジスタは前記出力端子の電
位が前記第1遷移電圧よりも高い場合にはオンし、前記
出力端子の電位が前記第1遷移電圧よりも低い場合には
オフする
【0049】
【作用】請求項1および請求項2にかかる発明において
論理回路は、その有する第2の遷移電圧が入力バッファ
回路の有する第1の遷移電圧よりも低く設定される。よ
って、入力端子に入力する前段の回路の出力が低論理レ
ベルから高インピダンス状態となった場合に、第1トラ
ンジスタのリークによって高論理レベルへ向かって入力
端子の電位が上昇し始めても、第1の遷移電圧に達する
前にまず第2の遷移電圧に達し、第1の遷移電圧を飛び
越して直ちに高電位点の与える電位近傍に達する。更
に、入力端子の電位が低論理レベルにある時にはプルア
ップトランジスタを間欠的にオン状態へ駆動するので、
速やかに前記入力端子を高電位論理レベルに移行させ
る。
【0050】請求項3にかかる発明において第トラン
ジスタは、請求項1にかかる第1トランジスタとともに
プルアップ抵抗として働く。しかし入力端子が低論理
レベルにある場合には、第1トランジスタのみ間欠的
にオン状態に駆動する。したがって第トランジスタに
不要な電流は流れない。
【0051】請求項にかかる発明において、論理回路
は、その有する第2の遷移電圧が次段回路の有する第1
の遷移電圧よりも低く設定される。よって、第1トラン
ジスタのリークによって高論理レベルへ向かって出力端
子の電位が上昇し始めても、第1の遷移電圧に達する前
にまず第2の遷移電圧に達し、第1の遷移電圧を飛び越
して直ちに高電位点の与える電位近傍に達する。
【0052】請求項5にかかる発明においては、出力端
子の電位が低論理レベルにある時には出力端子を高電位
電源に接続しないので、次段回路に不要な電流が流れる
ことを回避する。請求項6及び請求項7にかかる発明に
おいて論理回路は、出力端子の電位が低論理レベルにあ
る時にはプルアップトランジスタ間欠的にオン状態へ
駆動するので、出力バッファ回路の出力が低論理レベル
から高インピダンス状態となった場合に、速やかに前記
出力端子を高電位論理レベルに移行させる。
【0053】請求項8にかかる発明において第トラン
ジスタは、請求項4にかかる第1トランジスタとともに
プルアップ抵抗として働く。しかし出力端子が低論理
レベルにある場合には、第1トランジスタのみ間欠的
にオン状態に駆動する。したがって第トランジスタに
不要な電流は流れない。
【0054】
【実施例】図3はこの発明の第1実施例であるプルアッ
プ抵抗コントロール入力回路の回路図である。入力端子
i と出力端子Po との間にインバータ11が接続され
ている。インバータ11の構成は従来の入力バッファ回
路と同様、PMOSトランジスタQ2 とNMOSトラン
ジスタQ3 とで構成されている。即ちPMOSトランジ
スタQ2 は出力端子Po に接続されたドレインと、高電
位の電源VDDに接続されたソースと、入力端子Pi に接
続されたゲートとを有する。またNMOSトランジスタ
3 は、出力端子Po に接続されたドレインと、低電位
の電源VDD(ここでは接地)に接続されたソースと、入
力端子Pi に接続されたゲートとを有する。その遷移電
圧はVITである(但しVDD>VIT>VSS)。
【0055】プルアップトランジスタであるPMOSト
ランジスタQ1 においても、従来の入力バッファ回路と
同様、入力端子Pi に接続されたドレインと、電源VSS
に接続されたソースとを有するが、PMOSトランジス
タQ1 のゲートは、インバータG1の出力端に接続され
ている。インバータG1の入力端は入力端子Pi に接続
されている。このインバータG1の遷移電圧VRTは、イ
ンバータ11の遷移電圧VITよりも低く設定されてい
る。また遷移電圧VRTはこの入力回路全体における高論
理レベルの遷移電圧VIHよりも、低く設定される。一
方、この入力回路全体における低論理レベルの遷移電圧
ILはインバータ11の遷移電圧VITよりも低く設定さ
れている。即ち、遷移電圧の相互関係は
【0056】
【数1】 VIH>VIT>VRT>VIL
【0057】となる。
【0058】ところで、一般的に、PMOSトランジス
タとNMOSトランジスタとからなるCMOS構造のイ
ンバータの遷移電圧は、次の式で概略値を得ることがで
きる。
【0059】
【数2】
【0060】この式で、それぞれの記号の意味は、 VTH:インバータの遷移電圧 VDD:高電位側電源レベル VTHP :PMOSトランジスタの閾値電圧 VTHN :NMOSトランジスタの閾値電圧 K:PMOSトランジスタとNMOSトランジスタのコンダクタンス比 βP :PMOSトランジスタのコンダクタンス βN :NMOSトランジスタのコンダクタンス である。
【0061】なお、このとき、各電圧については、低電
位電源のレベルを基準にしている。
【0062】そして、コンダクタンスβP ,βN は、そ
れぞれのMOS−FETのゲート幅をW、ゲート長をL
とすると、W/Lにほぼ比例している。したがって、P
MOSトランジスタQ2 ,NMOSトランジスタQ3
トランジスタサイズ(ゲート幅W、ゲート長L)を適当
に設計してインバータ11を構成することにより、その
遷移電圧VITを制御することが可能になる。よって数1
の関係を満足するようなインバータ11の設計が可能で
ある。
【0063】次に、第1実施例に係る入力回路の動作に
ついて説明する。まず、入力端子Pi に対して外部から
信号が印加されている場合、即ち前段の出力インピダン
スZo が小さいときの動作を説明する。
【0064】入力端子Pi に印加された信号レベルVIN
が入力回路の高論理レベルの遷移電圧VIHよりも高く
(状態H)、したがって、インバータ11の遷移電圧V
ITより高い場合には、インバータ11を構成するPMO
SトランジスタQ2 がオフ状態となり、NMOSトラン
ジスタQ3 がオン状態となる。そこで、出力端子Po
電源VSSに接続され、低論理レベルを出力する(状態
L)。
【0065】そして、このときは入力端子Pi に印加さ
れた信号レベルVINがインバータG1の遷移電圧VRT
りも高いので、このインバータG1からPMOSトラン
ジスタQ1 のゲートに供給される電位は低論理レベルと
なり、PMOSトランジスタQ1 はオン状態となる。従
って入力端子Pi はPMOSトランジスタQ1 を介して
電源VDDと接続され、状態Hのまま保たれる。
【0066】即ち、この場合のプルアップトランジスタ
の動作は、図12に示した従来の場合と同様である。
【0067】上述した場合とは逆に入力端子Pi に印加
された信号レベルVINが入力回路のローレベル入力電圧
規格VILよりも低く(状態L)、したがって、インバー
タ11の遷移電圧VITよりも低いときには、インバータ
11を構成するPMOSトランジスタQ2 がオン状態と
なり、NMOSトランジスタQ3 がオフ状態となる。そ
こで、出力端子Po は電源VDDに接続されることにな
り、高論理レベルを出力する。なお、この場合のインバ
ータ11の動作も従来例と同様である。
【0068】そして、この際には、入力端子Pi に印加
された信号レベルVINがインバータG1の遷移電圧VRT
よりも低いので、このインバータG1からPMOSトラ
ンジスタQ1 のゲートに供給される電位は高論理レベル
となり、PMOSトランジスタQ1 はオフ状態となる。
この結果、PMOSトランジスタQ1 を介して電源VDD
から入力端子Pi へ電流が流れることは、有効に阻止さ
れることになり、従来入力端子Pi が状態Lのときに生
じていた不要な電力消費を回避できる。
【0069】次に、外部から入力端子Pi に信号が供給
されていた状態から、信号が供給されていない、即ち前
段の出力インピダンスZo が非常に高く、Z状態になっ
た場合の動作について説明する。
【0070】入力端子Pi に印加された信号レベルVIN
が低論理レベルの遷移電圧VIL(<VRT)よりも低い状
態L(この状態における出力端子Po の電位は高論理レ
ベルである)からZ状態になると、入力端子Pi の電位
はインバータG1の遷移電圧VRTよりも低いのでPMO
SトランジスタQ1 がオフ状態にあり、入力端子Pi
電位は低論理レベルのまま保たれる。即ちインバータ1
1に貫通電流が流れることもない。
【0071】図4は上記動作が連続して発生した場合の
タイミングチャートである。図13と同様、簡単のため
発振器の電位Vi は電位VDD,VSSのいずれかをとるも
のとする。時刻t1 以前は入力端子Pi が状態Hにある
場合であり、インバータG1によってPMOSトランジ
スタQ1 のゲートの電位は低論理レベルでPMOSトラ
ンジスタQ1 がオン状態にあり、出力端子Po は状態L
にある。時刻t1 からt2 においては入力端子Pi が状
態Lとなった場合である。このとき、PMOSトランジ
スタQ1 のゲートにはインバータG1によって高論理レ
ベルが与えられ、PMOSトランジスタQ1 はオフ状態
にある。従って図13に示した従来の回路の場合とは異
なり、入力端子Pi の状態Hにおける電位は電位VC
上昇するということもなく、電位VSSとなる。時刻t2
以降はZ状態の場合であり、入力端子Pi は時刻t2
前の状態、即ち状態Lを保持する。よって出力端子Po
は状態Hを保持する。
【0072】しかし、このように入力端子Pi がZ状態
にある場合には、入力端子Pi の電位を強制的に設定す
る要因はなく、従って例えばPMOSトランジスタQ1
のリークにより、入力端子Pi の電位が上昇してくる場
合がある。これを放置すると入力端子Pi の電位はやが
てインバータ11の遷移電圧VITに達し、これに大きな
貫通電流を流してしまうことになる。そこでインバータ
G1の遷移電圧VRTをインバータ11の遷移電圧VIT
りも小さく設定しておくことにより、このような弊害を
回避することができる。以下その回避について説明す
る。
【0073】入力端子Pi の電位がインバータG1の遷
移電圧VRTよりもまだ小さい時点ではインバータ11の
遷移電圧VITよりも小さいので出力端子はインバータ1
1に低い論理レベルを与えている。
【0074】しかし、入力端子Pi の電位がインバータ
G1の遷移電圧VRTを超えて上昇する状態になると、イ
ンバータの出力は低論理レベルとなり、PMOSトラン
ジスタQ1 をオン状態にし入力端子Pi はPMOSトラ
ンジスタQ1 を介して高論理レベルに反転することにな
る。
【0075】この時、入力端子Pi の電位はインバータ
11の遷移電圧VIT付近の値をとることはない。入力端
子Pi の電位は電位VRTから上昇し始めると電位VIT
飛び越して直ちに電位VDD程度に達するためである。従
ってインバータ11に貫通電流が流れることを回避する
ことができる。
【0076】なお、入力端子が状態HからZ状態に移行
した場合には、入力端子の電位はPMOSトランジスタ
1 を介して電源VDDによって規定されるので、変動す
ることはない。
【0077】即ち、図3の入力回路は、従来の場合と同
様入力端子Pi がZ状態となってもインバータ11に貫
通電流を流さない。しかも従来の場合とは異なり、入力
端子Pi が状態Lであっても、PMOSトランジスタQ
1 がオフ状態にあるので不要な電力消費を回避すること
ができる。
【0078】図1はこの発明の第2実施例であるプルア
ップ抵抗コントロール入力回路の回路図である。入力端
子Pi と出力端子Po の間にはインバータ11が接続さ
れている。インバータ11の構成は第1実施例の入力回
路と同様、PMOSトランジスタQ2 とNMOSトラン
ジスタQ3 とで構成されている。プルアップトランジス
タであるPMOSトランジスタQ1 においても、第1実
施例の入力回路と同様、入力端子Pi に接続されたドレ
インと、電源VDDに接続されたソースとを有するが、P
MOSトランジスタQ1 のゲートは、アンドゲートG5
の出力端に接続されている。アンドゲートG5の第1入
力端はインバータG1の出力端に接続され、第2入力端
はパルス発生回路SGに接続されている。インバータG
1の入力端は、第1実施例と同様入力端子Pi に接続さ
れている。
【0079】パルス発生回路SGは、ゲートG5の遷移
電圧よりも小さい値(状態L)と大きい値(状態H)の
2値の電位を間欠的にパルスとして出力する。このよう
な回路は例えば図6に示すような論理回路で構成するこ
とができる。ここで信号T1はクロック信号であり、出
力A,B,C,はそれぞれ入力Sa,Sb,Scを状態
Hとすることによって得られる。
【0080】インバータG1の出力が状態Hのときに
は、ゲートG5はパルス発生回路SGの出力をPMOS
トランジスタQ1 のゲートに伝え、NMOSトランジス
タQ1を間欠的にオン状態とする。
【0081】次に第2実施例に係る入力回路の動作につ
いて説明する。まず入力端子Pi に対して外部から信号
が印加されている場合、即ち前段の出力インピダンスZ
o が小さいときの動作を説明する。
【0082】入力端子Pi が状態Hにある場合にはイン
バータG1はゲートG5の第1入力端に低論理レベルを
与える。従ってこの場合にはパルス発生回路SGの出力
に拘らずゲートG5の出力端は状態Lとなり、PMOS
トランジスタQ1 をオン状態とする。よって入力端子P
i は電源VDDに接続され、状態Hが保持される。このと
きインバータ11の働きにより出力端子Po は低論理レ
ベルを出力する。
【0083】入力端子Pi が状態Lにある場合にはイン
バータG1はゲートG5の第1入力端に高論理レベルを
与える。従ってこの場合にはパルス発生回路SGの出力
に従ってゲートG5が出力することになる。
【0084】このような状態でパルス発生回路SGの出
力が高論理レベル、即ちゲートG5の出力が状態Hであ
る場合には、PMOSトランジスタQ1 はオフ状態であ
る。よって入力端子Pi は状態Lを保持することにな
る。これは第1実施例における動作と同様である。
【0085】一方、パルス発生回路SGの出力が低論理
レベルのパルスを発生すると、ゲートG5の出力も低論
理レベルとなり、PMOSトランジスタQ1をオン状態
にする。この場合には従来の入力バッファ回路と同様、
入力端子Pi の電位はインピダンスZo とPMOSトラ
ンジスタQ1 のオン抵抗との抵抗分割で定まる値とな
り、パルス発生回路SGが低論理レベルのパルスを発生
していないときよりも上昇する。
【0086】次に入力端子Pi がZ状態となった場合を
考える。状態LからZ状態へと移行した場合、ゲートG
1の入力端は状態Lにあり、よってパルス発生回路SG
の出力に従ってゲートG5が出力する。
【0087】パルス発生回路SGの出力が高論理レベル
の場合には、PMOSトランジスタQ1 はオフ状態であ
り、入力端子Pi は状態Lを保持するが、パルス発生回
路SGの出力が低論理レベルのパルスを発生した時、P
MOSトランジスタQ1 はオン状態となり、入力端子P
i は電源VDDと接続されて状態Hへと移行する。入力端
子Piが一旦状態Hに移行すると、ゲートG1の出力に
よりゲートG5は常にPMOSトランジスタQ1 をオン
状態にし続け、入力端子Pi においては状態Hが保持さ
れ続ける。
【0088】図2は上記動作が連続して発生した場合の
タイミングチャートである。図13と同様、簡単のため
発振器の電位Vi は電位VDD,VSSのいずれかをとるも
のとする。時刻t1 以前においては入力端子Pi が状態
Hにある場合であり、回路SGの出力に拘らず出力端子
o の電位は低論理レベルにある。
【0089】時刻t1 において入力端子Pi が状態Lに
なる。パルス発生回路SGの出力が高論理レベルにある
場合には入力端子Piの電位は第1実施例(図4)の様
に電位VSSとなり、パルス発生回路SGの出力が低論理
レベルにある場合には従来の場合(図13)の様に電位
C となる。従って図2に示したように入力端子Pi
電位はパルス発生回路SGの発生するパルスによって脈
動することになる。
【0090】続いて時刻t2 において入力端子Pi がZ
状態になる。パルス発生回路SGの出力が高論理レベル
にあるうちは入力端子Pi は状態Lを保持しているが、
やがて時刻t3 においてパルス発生回路SGが発生する
パルスによってPMOSトランジスタQ1 はオン状態と
なり、よって入力端子Pi は状態Hに移行する。
【0091】即ち、この第2実施例によれば、入力端子
i がZ状態になったとしても、パルス発生回路SGが
間欠的にパルスを発生させるため、速やかに出力端子P
o の電位を低論理レベルにすることができる。
【0092】その一方で、この発生したパルスは入力端
子Pi が状態Lにあっては、PMOSトランジスタQ1
に間欠的に不要な電流を流させることになる。しかし、
上記のように入力端子Pi のZ状態を状態Hに移行させ
るのに必要なパルス幅は狭くて足りる。よってPMOS
トランジスタQ1 に流れる不要な電流による電力消費を
小さく抑えることができる。
【0093】図5はこの発明の第3実施例であるプルア
ップ抵抗コントロール入力回路の回路図である。図1に
示した第2実施例に更にプルアップトランジスタとして
PMOSトランジスタQ7 を加設したものである。PM
OSトランジスタQ7 は入力端子Pi に接続されたドレ
インと、電源VDDに接続されたソースと、インバータG
1の出力端と接続されたゲートとを有する。
【0094】このように構成された入力回路の動作は第
2実施例の場合とほぼ同様である。入力端子Pi が状態
HにあるときはインバータG1によってPMOSトラン
ジスタQ1 ,Q7 の両方がオン状態となり、入力端子P
i の状態Hを保持する。また、入力端子Pi が状態Lに
あるときはインバータG1によってNMOSトランジス
タQ7はオフ状態とされ、この入力回路の動作には寄与
せず、第2実施例と同じ動作をすることになる。
【0095】入力端子Pi が状態LからZ状態へ移行し
た場合に、パルス発生回路SGの発生するパルスにより
PMOSトランジスタQ1 がオン状態になって入力端子
iが状態Hへ移行すると、インバータG1によって直
ちにPMOSトランジスタQ7 もオン状態になり、結局
第2実施例と同じ動作をすることになる。
【0096】なおこの第3実施例ではPMOSトランジ
スタQ1 ,Q7 がオン状態になったとき、PMOSトラ
ンジスタQ7 のオン抵抗がPMOSトランジスタQ1
オン抵抗に並列に入り、入力端子Pi が第2実施例の場
合と比較して小さなオン抵抗でプルアップされ、ノイズ
に強くなるという付加的効果がある。その一方で、入力
端子Pi が状態Lにある場合に、パルス発生回路SGの
発生するパルスによってオン状態にされるのはPMOS
トランジスタQ1 のみであり、間欠的に流れる不要な電
流は第2実施例の場合と同じであり、増加していない。
よって不要な電力消費を抑えつつ、独立してプルアップ
時の抵抗を設計することが可能である。
【0097】図7はこの発明の第4実施例であるプルア
ップ抵抗コントロール出力回路の回路図である。従来の
出力バッファ回路と同様にしてコントロール回路20と
インバータ21とが相互に接続されており、それぞれは
従来の場合(図15)と同様に構成されている。即ちゲ
ートG2,G3,G4がトライステートタイプのコント
ロール回路20を構成している。ゲートG2はインバー
タであり、駆動許可入力端子Pi1にその入力端が接続さ
れている。ナンドゲートG3の第1入力端はゲートG2
の出力端に、第2入力端は駆動選択入力端子Pi2にそれ
ぞれ接続されている。またノアゲートG4の第1入力端
は駆動許可入力端子Pi1に、第2入力端は駆動選択入力
端子Pi2に、それぞれ接続されている。
【0098】PMOSトランジスタQ4 は出力端子Poo
に接続されたドレインと、電源VDDに接続されたソース
と、ナンドゲートG3の出力端に接続されたゲートとを
有し、またNMOSトランジスタQ5 は出力端子Poo
接続されたドレインと、電源VSSに接続されたソース
と、ノアゲートG4の出力端に接続されたゲートとを有
する。即ちMOSトランジスタQ4 ,Q5 トライステ
ートタイプのCMOSインバータ21を形成する。
【0099】コントロール回路20は駆動許可入力端子
i1,駆動選択入力端子Pi2に入力された信号に従って
インバータ21を制御することも従来の出力バッファ回
路と同様である。
【0100】プルアップトランジスタであるPMOSト
ランジスタQ6 においても、従来の出力バッファ回路と
同様、出力端子P00に接続されたドレインと、電源VDD
に接続されたソースとを有するが、PMOSトランジス
タQ6 のゲートはインバータG6の出力端に接続されて
いる。インバータG6の入力端は出力端子P00に接続さ
れており、その遷移電圧はVRTである。
【0101】コントロール回路20,インバータ21,
PMOSトランジスタQ6 ,インバータG6は出力回路
0 を構成する。同様の構成による出力回路が出力端子
00を共通として更にn個接続されている。また、出力
端子P00には次段回路の入力バッファ回路40が接続さ
れている。
【0102】次に動作について説明する。今、出力回路
0 の駆動許可入力端子Pi1のみに低論理レベルが入力
され、出力回路B0 が選択されているものとする。この
場合、駆動選択入力端子Pi2が状態Hであれば、PMO
SトランジスタQ4 はオン状態となり、NMOSトラン
ジスタQ5 はオフ状態となる。従ってインバータ21の
働きによって出力端子P00に高論理レベルが出力され
る。このときインバータG6はPMOSトランジスタQ
6 のゲートに低論理レベルを与え、出力端子P00は従来
の場合と同様にPMOSトランジスタQ6 のオン抵抗を
以てプルアップされる。即ち出力端子P00の電位は高論
理レベルに保持される。ここでNMOSトランジスタQ
5 はオフ状態にあるのでPMOSトランジスタQ6 を通
って電源VSSへ電流が流れることもない。
【0103】一方、駆動選択入力端子Pi2が状態Lであ
れば、PMOSトランジスタQ4 はオフ状態となり、N
MOSトランジスタQ5 はオン状態となる。従ってイン
バータ21の働きによって出力端子P00に低論理レベル
が出力される。このときインバータG6はPMOSトラ
ンジスタQ6 のゲートに対して高論理レベルを与え、P
MOSトランジスタQ6 をオフ状態にする。従ってNM
OSトランジスタQ5 がオン状態にあってもPMOSト
ランジスタQ6 を通って電源VSSへ電流が流れることも
なく、不要な電力消費を回避することができる。
【0104】次に出力端子P00に対して高論理レベルま
たは低論理レベルのいずれか一方が出力されている状態
(この状態では当然、出力回路B0 〜Bn のうちのいず
れか1つがその駆動許可入力端子Pi1の低論理レベル入
力によって選択されている状態である。)から、その駆
動許可入力端子Pi1が高論理レベルになることによって
出力回路B0 〜Bn のいずれもが選択されていない状態
となった結果、各出力回路B0 〜Bn においてPMOS
トランジスタQ4 もNMOSトランジスタQ5 もオフ状
態となり、インバータ21が出力端子P00にZ状態を与
えた場合の動作を説明する。
【0105】出力端子P00が状態H(PMOSトランジ
スタQ4がオン状態でNMOSトランジスタQ5 がオフ
状態)からZ状態になった場合、インバータG6の出力
(PMOSトランジスタQ6 のゲートの電位)は低論理
レベルのままであり、PMOSトランジスタQ6 はオン
状態を維持するため、出力端子P00の電位は電源VDD
りPMOSトランジスタQ6 を介して高論理レベルに、
即ち状態Hに保持されることとなる。
【0106】一方、出力端子P00が状態L(PMOSト
ランジスタQ4 がオフ状態でNMOSトランジスタQ5
がオン状態)からZ状態になった場合、インバータG6
の出力は高論理レベルのままであり、したがってPMO
SトランジスタQ6 はオフ状態を保つため、出力端子P
00の電位は低論理レベルに、即ち状態Lに保持されるこ
ととなる
【0107】前述のように、出力端子P00が状態Lか
ら、いずれの出力回路B0 〜Bn も選択されなくなって
Z状態になった場合には出力端子P00には低論理レベル
が出力されている。
【0108】しかしこのような場合、出力端子P00の電
位を強制的に設定する要因はなく、従って例えばPMO
SトランジスタQ6 のリークにより出力端子P00の電位
が上昇してくる場合がある。これを放置すると出力端子
00の電位はやがて次段回路の入力バッファ回路40の
遷移電圧VITに達し、入力バッファ回路40がCMOS
構造をとっていればこれに大きな貫通電流を流してしま
うことになる。インバータG6の遷移電圧VRTを遷移電
圧VITよりも小さく設計することにより、このような弊
害を回避することができる。以下その回避について説明
する。
【0109】まず出力端子P00の電位がインバータG6
の遷移電圧VRTよりも小さい時点では次段回路の入力バ
ッファ回路40の遷移電圧VITよりも小さいので出力端
子P00は次段回路に低論理レベルを与えている。
【0110】しかし、出力端子P00の電位がインバータ
G6の遷移電圧VRTを超える状態に至ると、インバータ
G6の出力は低論理レベルとなりPMOSトランジスタ
6 をオン状態にし、出力端子P00はPMOSトランジ
スタQ6 を介して高論理レベルに反転することとなる。
【0111】このとき、出力端子P00の電位は次段回路
の入力バッファ回路40の遷移電圧付近の値をとること
はない。VRT<VITの関係があり、出力端子P00の電位
は電位VRTから上昇し始めると電位VITを飛びこして直
ちに電位VDD程度に達するためである。従って次段回路
の入力バッファ回路40に貫通電流が流れることを回避
することができる。
【0112】なお、出力端子P00が状態HからZ状態に
移行した場合、出力端子P00の電位はPMOSトランジ
スタQ6 を介して電源VDDによって規定されるので、変
動することはない。
【0113】図8はこの発明の第5実施例であるプルア
ップ抵抗コントロール出力回路の回路図である。第4実
施例の場合と同様に構成された出力回路B0が、駆動許
可入力端子Pi1,駆動選択端子Pi2,出力端子P00に接
続されている。一方、出力端子P00にはプルダウンNM
OSトランジスタQd1,Qd2のドレインも共通に接続さ
れている。プルダウンNMOSトランジスタQd1,Qd2
のソースは電源VSS接続され、それぞれのゲートは駆動
選択入力端子Pd1,Pd2にそれぞれ接続されている。
【0114】次に動作について説明する。今、出力回路
0 の駆動許可入力端子Pi1のみに低論理レベルが入力
され、出力回路B0 が選択され、かつ駆動選択入力端子
d1,Pd2に低論理レベルが入力されてPMOSトラン
ジスタQd1,Qd2が共にオフ状態になっているものとす
る。この場合、駆動選択入力端子Pi2が状態Hであれ
ば、PMOSトランジスタQ4 はオン状態、NMOSト
ランジスタQ5 はオフ状態となって出力端子P00に高論
理レベルが出力される。このときインバータG6はPM
OSトランジスタQ6 のゲートに低論理レベルを与え、
従来の場合と同様に出力端子P00はPMOSトランジス
タQ6 のオン抵抗を以てプルアップされる。即ち出力端
子P00の電位は高論理レベルに保持される。ここでNM
OSトランジスタQ5 はオフ状態にあるのでPMOSト
ランジスタQ6 を通って電源VSSへ電流が流れることも
ない。
【0115】一方、駆動選択入力端子Pi2が状態Lであ
れば、出力端子P00には低論理レベルが出力される。こ
の際、PMOSトランジスタQ6 はオフ状態となるた
め、NMOSトランジスタQ5 がオン状態にあってもP
MOSトランジスタQ6 を通って電源VSSへ電流が流れ
ることもなく、不要な電力消費を回避することができ
る。
【0116】駆動許可入力端子Pi1が状態Hであって出
力回路B0 が選択されていない場合、駆動選択入力端子
d1,Pd2のうち少なくともいずれか一方が状態Lとな
ってNMOSトランジスタQd1,Qd2のいずれか一方が
オン状態になったときは、出力端子P00に低電位レベル
が出力される。
【0117】次に、出力端子P00に対して高論理レベル
または低論理レベルのいずれか一方が出力されている状
態から、駆動許可入力端子Pi1が状態Hであり、かつ駆
動選択入力端子Pd1,Pd2の両方が状態Lであり、PM
OSトランジスタQd1,Qd2がともにオフ状態となって
出力端子P00に何も出力されないZ状態になった場合の
動作を説明する。
【0118】出力端子P00が状態H(PMOSトランジ
スタQ4がオン状態でNMOSトランジスタQ5 がオフ
状態)から上記のように出力端子P00がZ状態となった
場合、第4実施例の場合と同様インバータG6の出力は
低論理レベルのままであり、PMOSトランジスタQ6
はオン状態を維持するため、出力端子P00の電位は電源
DDよりPMOSトランジスタQ6 を介して高論理レベ
ル、即ち状態Hに保持されることとなる。
【0119】一方、出力端子P00が状態L(PMOSト
ランジスタQ4 がオフ状態でNMOSトランジスタQ5
がオン状態)から上記のように出力端子P00がZ状態と
なった場合、インバータG6の出力は高論理レベルのま
まであり、したがってPMOSトランジスタQ6はオフ
状態を保つため、出力端子P00の電位は低論理レベル、
即ち状態Lに保持されることとなる。このときインバー
タG6の遷移電圧VRTを次段回路の入力バッファ回路4
0の遷移電圧VITよりも小さく設計することにより、更
に以下の効果を奏する。
【0120】前述のように、出力端子P00が状態Lか
ら、出力回路B0 は選択されず、NMOSトランジスタ
d1,Qd2も共にオフ状態となってZ状態となった場合
には出力端子P00には低論理レベルが出力されている。
【0121】しかしこのような場合、出力端子P00の電
位を強制的に設定する要因はなく、従って例えばPMO
SトランジスタQ6 のリークにより出力端子P00の電位
が上昇してくる場合がある。これを放置すると出力端子
00の電位はやがて次段回路の入力バッファ回路40の
遷移電圧VITに達し、入力バッファ回路40がCMOS
構造をとっていればこれに大きな貫通電流を流してしま
うことになる。インバータG6の遷移電圧VRTを遷移電
圧VITよりも小さく設計することにより、このような弊
害を回避することができる。以下その回避について説明
する。
【0122】まず出力端子P00の電位がインバータG6
の遷移電圧VRTよりも小さい時点では次段回路の入力バ
ッファ回路40の遷移電圧VITよりも小さいので出力端
子P00は次段回路に低論理レベルを与えている。
【0123】しかし、出力端子P00の電位がインバータ
G6の遷移電圧VRTを超える状態に至ると、インバータ
G6の出力は低論理レベルとなりPMOSトランジスタ
6 をオン状態にし、出力端子P00はPMOSトランジ
スタQ6 を介して高論理レベルに反転することとなる。
【0124】このとき、出力端子P00の電位は次段回路
の入力バッファ回路40の遷移電圧付近の値をとること
はない。VRT<VITの関係があり、出力端子P00の電位
は電位VRTから上昇し始めると電位VITを飛びこして直
ちに電位VDD程度に達するためである。従って次段回路
の入力バッファ回路40に貫通電流が流れることを回避
することができる。
【0125】なお、出力端子P00が状態HからZ状態に
移行した場合、出力端子P00の電位はPMOSトランジ
スタQ6 を介して電源VDDによって規定されるので、変
動することはない。
【0126】図9はこの発明の第6実施例であるプルア
ップ抵抗コントロール出力回路の回路図である。簡単の
ため、第4,第5実施例の出力回路B0 に相当する部分
のみを示す。コントロール回路20は駆動許可入力端子
i1,駆動選択入力端子Pi2に接続されている。またコ
ントロール回路20とインバータ21とは相互に接続さ
れている。これらの接続は従来の場合(図15)及び第
4,第5実施例(図7,図8)と同様である。
【0127】プルアップトランジスタであるPMOSト
ランジスタQ6 においても、第4,第5の実施例と同
様、出力端子P00に接続されたドレインと、電源VDD
接続されたソースとを有するが、PMOSトランジスタ
6 のゲートはアンドゲートG7の出力端に接続されて
いる。アンドゲートG7の第1入力端はインバータG6
の出力端に接続され、第2入力端はパルス発生回路SG
に接続されている。インバータG6の入力端は、出力端
子P00に接続されている。
【0128】即ち第6実施例でのアンドゲートG7とイ
ンバータG6とパルス発生回路SGとPMOSトランジ
スタQ6 との相互間における接続の関係は、プルアップ
抵抗コントロール入力回路に関する第2実施例でのオア
ゲートG5とインバータG1とパルス発生回路SGとP
MOSトランジスタQ1 との相互間における接続の関係
と類似したものとなっている。従って第6実施例におけ
るパルス発生回路SGの働きも第2実施例と同様であ
る。以下回路全体の動作を、図11に示すタイミングチ
ャートで説明する。
【0129】駆動許可入力端子Pi1が状態Lの時(t<
2 )、この出力回路は出力状態となり、駆動選択入力
端子Pi2に供給された電位を出力端子P00に伝達する。
即ち時刻t1 で駆動選択入力端子Pi2の状態が反転すれ
ば、出力端子P00の状態もこれに追従する。駆動許可入
力端子Pi1が状態Hになると(t2 <t<t3 )、ノア
ゲートG4は低論理レベルを、ナンドゲートG3は高論
理レベルをそれぞれ出力し、PMOSトランジスタ
4,NMOSトランジスタQ5 は共にオフ状態とな
る。つまり出力端子P00に出力される電位は、駆動許可
入力端子Pi1が状態Lの時はこの出力回路により決定さ
れ、状態Hの時は出力端子P00に接続された次段回路の
状態により決定される。
【0130】駆動許可入力端子Pi1の状態に拘わらず、
出力端子P00が状態HにあるときにはインバータG6の
出力端は状態Lとなり、PMOSトランジスタQ6 のゲ
ートも状態Lとなる(t1 <t<t3 )。従ってPMO
SトランジスタQ6 はオン状態となる。この後駆動許可
入力端子Pi1が状態Lとなっても、インバータG6,ノ
アゲートG7がPMOSトランジスタQ6 をオン状態に
保持するため、出力端子P00はPMOSトランジスタQ
6 によってプルアップされ、その状態は保持される(t
3 <t<t4 )。この動作は第4,第5実施例と同様で
ある。出力端子P00が状態Lにあるときにはインバータ
G6の出力端は状態Hとなり、PMOSトランジスタQ
6 のゲートにはパルス発生回路SGの出力が伝達される
(t4 <t<t6 )。このとき、PMOSトランジスタ
6 はパルス発生回路SGの発生するパルスに従って間
欠的にオン状態となる。従って出力端子P00の電位は、
駆動許可入力端子Pi1が状態Lのときには(t4 <t<
5 )、MOSトランジスタ 5 とPMOSトランジ
スタQ6 のそれぞれのオン抵抗の抵抗分割で決まるレベ
ルとなる。図11中、出力端子P00の電位を示すグラフ
において、パルス発生回路SGの出力により間欠的に電
位が上昇しているのはこれを示している(t4 <t<t
5 )。
【0131】時刻t5 で駆動許可入力端子Pi1が状態H
となった時、即ち駆動選択入力端子Pi2が状態Lにある
際にインバータ21がZ状態となっても(t=t5 )P
MOSトランジスタQ6 がオフ状態のままであり、時刻
6 まで出力端子P00は状態Lにある。駆動許可入力端
子Pi1が状態Hのままで、次段回路の動作によって出力
端子P00がZ状態となった場合でも同様である。時刻t
6 でパルス発生回路SGが低論理レベルのパルスを出力
すると、既に時刻t5 において出力端子P00はZ状態と
なっているので、出力端子P00の電位は上昇して高論
理レベルにまで達する。そしてこれによりPMOSトラ
ンジスタQ6 はオン状態を保持しつづけることになる。
【0132】つまり第6実施例によれば、駆動許可入力
端子Pi1が状態Hとなって、インバータ21がZ状態と
なっても、速やかに出力端子P00の電位を高論理レベル
に移行させることができる。つまり出力端子P00がZ状
態にあった場合リーク等によりその電位が上昇して次段
回路の入力バッファ回路40の遷移電圧VITに近づき、
次段回路に大きな貫通電流を流すような事態が考えられ
るが、これを回避することができる。
【0133】パルス発生回路SGによるパルスは、出力
端子P00が状態LにあるときにはPMOSトランジスタ
6 に間欠的に不要な電流を流させることになる。しか
し、上記の動作からわかるように、このパルスは狭くて
足り、PMOSトランジスタQ6 における不要な電力消
費を小さく抑えることができる。
【0134】図10はこの発明の第7実施例であるプル
アップ抵抗コントロール出力回路の回路図である。図9
に示した第6実施例に更にプルアップトランジスタとし
てPMOSトランジスタQ8 を加設したものである。P
MOSトランジスタQ8 は、出力端子P00に接続された
ドレインと、電源VDDに接続されたソースと、インバー
タG1の出力端と接続されたゲートとを有する。
【0135】このように構成された出力回路の動作は第
6実施例の場合とほぼ同様である。出力端子P00が状態
HにあるときはインバータG6によってPMOSトラン
ジスタQ6 ,Q8 の両方がオン状態となり、出力端子P
00の状態Hを保持する。又、出力端子P00が状態Lにあ
るときには、インバータG6によってPMOSトランジ
スタQ8 はオフ状態とされ、この出力回路の動作には関
与せず第6実施例と同じ動作をすることになる。
【0136】出力端子P00が状態LからZ状態へ移行し
た場合に、パルス発生回路SGの発生するパルスにより
PMOSトランジスタQ6 がオン状態となって出力端子
00が状態Hへ移行すると、インバータG6によって直
ちにPMOSトランジスタQ8 もオン状態になり、結局
第6実施例と同じ動作をすることになる。
【0137】なお、この第7実施例ではPMOSトラン
ジスタQ6 ,Q8 がオン状態となったとき、出力端子P
00が第6実施例の場合と比較して小さなオン抵抗でプル
アップされ、ノイズに強くなるという付加的効果があ
る。その一方で、出力端子P00が状態Lにある場合に、
パルス発生回路SGの発生するパルスによってオン状態
とされるのはPMOSトランジスタQ6 のみであり、間
欠的に流れる不要な電流は第6実施例の場合と同じであ
り、増加していない。よって不要な電力消費を抑えつ
つ、独立してプルアップ時の抵抗を設計することが可能
である。
【0138】
【発明の効果】以上の説明から、この発明は以下の効果
を奏することがわかる。
【0139】請求項1及び請求項2にかかる発明におい
入力端子速やかに高電位電源に接続されて、入力
バッファ回路に貫通電流を流すことを回避する。また
1トランジスタの駆動は間欠的ゆえ電力消費は少ない。
【0140】請求項3にかかる発明において第1及び
トランジスタがより低いプルアップ抵抗で入力端子
を速やかに高電位電源に接続する。
【0141】しかも入力端子が高インピダンス状態でな
く、かつ低論理レベルにあるときには、第1トランジス
タのみが間欠的に駆動されるので、不要な電力の消費は
小さく抑えられる。
【0142】請求項にかかる発明において、出力端子
は次段回路に対して第1の遷移電圧となる電位を与える
ことがないので、次段回路に貫通電流を流すことを回避
する。
【0143】請求項5にかかる発明において、不要な電
力を消費させることなく、出力端子の電位が高論理レベ
ルにある時に出力端子を高電位電源に接続するプルアッ
プ抵抗として第1トランジスタが働く。請求項6及び請
求項7にかかる発明において出力端子速やかに高電
位電源に接続されて、次段回路に貫通電流を流すことを
回避する。また駆動は間欠的ゆえ電力消費は少ない。
【0144】請求項8にかかる発明において第1及び
トランジスタがより低いプルアップ抵抗で出力端子
を速やかに高電位電源に接続する。
【0145】しかも出力端子が高インピダンス状態でな
く、低論理レベルにあるときには、第1トランジスタの
みが間欠的に駆動されるので、不要な電力の消費は小さ
く抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第2実施例にかかるプルアップ抵抗
コントロール入力回路の回路図である。
【図2】図1に示すプルアップ抵抗コントロール入力回
路の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】この発明の第1実施例にかかるプルアップ抵抗
コントロール入力回路の回路図である。
【図4】図3に示すプルアップ抵抗コントロール入力回
路の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】この発明の第3実施例にかかるプルアップ抵抗
コントロール入力回路の回路図である。
【図6】パルス発生回路SGの一構成例を示す回路図で
ある。
【図7】この発明の第4実施例にかかるプルアップ抵抗
コントロール出力回路の回路図である。
【図8】この発明の第5実施例にかかるプルアップ抵抗
コントロール出力回路の回路図である。
【図9】この発明の第6実施例にかかるプルアップ抵抗
コントロール出力回路の回路図である。
【図10】この発明の第7実施例にかかるプルアップ抵
抗コントロール出力回路の回路図である。
【図11】図9に示すプルアップ抵抗コントロール出力
回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図12】従来の入力バッファ回路を示す回路図であ
る。
【図13】従来の入力バッファ回路の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図14】入力端子Pi が高インピダンス状態(Z状
態)となる例を示す回路図である。
【図15】従来の出力バッファ回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
i 入力端子 Po ,Poo 出力端子 Q1 ,Q6 ,Q7 ,Q8 PMOSトランジスタ(プル
アップトランジスタ) Q3 ,Q5 NMOSトランジスタ Q2 ,Q4 PMOSトランジスタ G1,G2 ゲート(インバータ) G3 ナンドゲート G4 ノアゲート G5 オアゲート VDD,VSS 電源 VRT インバータG1の遷移電圧 SG パルス発生回路 11 入力バッファ回路 21 出力バッファ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 11/34 354A H03K 19/00 101F (56)参考文献 特開 昭56−62421(JP,A) 特開 昭53−117932(JP,A) 特開 平3−123219(JP,A) 特開 平4−356815(JP,A) 特開 平3−230612(JP,A) 特開 平2−119423(JP,A) 特開 昭62−16616(JP,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子と、 出力端子と、 高電位点と低電位点との間に設けられ、前記入力端子に
    接続された入力端と、前記出力端子に接続された出力端
    とを備え、かつ第1の遷移電圧を有する入力バッファ回
    路と、 前記入力端子に接続された第1電極と、前記高電位点に
    接続された第2電極と、制御電極とを有る第1トラン
    ジスタと、 前記入力端子に接続された入力端と、前記第1トランジ
    スタの前記制御電極に接続された出力端とを有し、前記
    入力端子の電位が第2遷移電圧よりも高い場合には前記
    第1トランジスタをオンさせ、前記入力端子の電位が前
    記第2遷移電圧よりも低い場合には前記第1トランジス
    間欠的にオンさせる論理回路を備え 前記第1遷移電圧は前記第2遷移電圧よりも高い プルア
    ップ抵抗コントロール入力回路。
  2. 【請求項2】 前記論理回路は欠的なパルスを出力す
    るパルス発生回路と、 前記論理回路の前記入力端に接続された入力端と、出力
    端とを有するインバータと、 前記インバータの前記出力端に接続された第1入力端
    と、前記パルス発生回路に接続された第2入力端と、前
    論理回路の前記出力端に接続された出力端とを有する
    アンドゲートを備える請求項1記載のプルアップ抵抗
    コントロール入力回路。
  3. 【請求項3】 前記入力端子に接続された第1電極と、
    前記高電位点に接続された第2電極と、制御電極とを有
    する第2トランジスタを更に備え、 前記第2トランジスタは 前記入力端子の電位が前記第2
    遷移電圧よりも高い場合にはオンし、前記入力端子の電
    位が前記第2遷移電圧よりも低い場合にはオフする、
    求項1記載のプルアップ抵抗コントロール入力回路。
  4. 【請求項4】 駆動許可入力端子と、駆動選択入力端子
    と、前記駆動許可入力端子及び前記駆動選択入力端子の
    信号によって制御される第1駆動出力端及び第2駆動出
    力端とを有するトライステートコントロール回路と、 出力端子と、 高電位点と低電位点との間に設けられ、前記第1駆動出
    力端に接続された第1入力端と、前記第2駆動出力端に
    接続された第2入力端と、前記出力端子に接続された出
    力端とを備えた出力バッファ回路と、 前記出力端子に接続された第1電極と、前記高電位点に
    接続された第2電極と、制御電極とを有る第1トラン
    ジスタと、 前記出力端子に接続された入力端と、前記第1トランジ
    スタの前記制御電極に接続された出力端とを有し、前記
    出力端子の電位が第1遷移電圧よりも高い場合には前記
    第1トランジスタをオンさせ、前記出力端子の電位が前
    記第1遷移電圧よりも低い場合には前記第1トランジス
    タを少なくとも一定期間オフさせる論理回路とを備え、 前記第1遷移電圧は、前記出力端子に接続される次段回
    路の有する第2遷移電圧よりも低い プルアップ抵抗コン
    トロール出力回路。
  5. 【請求項5】 前記論理回路は前記出力端子の電位が前
    記第1遷移電圧よりも低い場合には前記第1トランジス
    タを常時オフさせる、請求項4記載のプルアップ抵抗コ
    ントロール出力回路。
  6. 【請求項6】 前記論理回路は前記出力端子の電位が前
    記第1遷移電圧よりも低い場合には前記第1トランジス
    タを間欠的にオンさせる、請求項4記載のプルアップ抵
    抗コントロール出力回路。
  7. 【請求項7】 前記論理回路は欠的なパルスを出力す
    るパルス発生回路と、 前記論理回路の前記入力端に接続された入力端と、出力
    端とを有するインバータと、 前記ンバータの出力端に接続された第1入力端と、前
    記パルス発生回路に接続された第2入力端と、前記論理
    回路の前記出力端に接続された出力端とを有するアンド
    ゲートを備える請求項6記載のプルアップ抵抗コント
    ロール出力回路。
  8. 【請求項8】 前記出力端子に接続された第1電極と、
    前記高電位点に接続された第2電極と、制御電極とを有
    する第トランジスタを更に備え、 前記第2トランジスタは前記出力端子の電位が前記第1
    遷移電圧よりも高い場合にはオンし、前記出力端子の電
    位が前記第1遷移電圧よりも低い場合にはオフする、
    求項6記載のプルアップ抵抗コントロール出力回路。
JP3132468A 1990-11-06 1991-06-04 プルアップ抵抗コントロール入力回路及び出力回路 Expired - Lifetime JP2628942B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3132468A JP2628942B2 (ja) 1990-11-06 1991-06-04 プルアップ抵抗コントロール入力回路及び出力回路
US07/778,486 US5216292A (en) 1990-11-06 1991-10-17 Pullup resistance control input circuit and output circuit

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30155790 1990-11-06
JP2-301557 1990-11-06
JP3132468A JP2628942B2 (ja) 1990-11-06 1991-06-04 プルアップ抵抗コントロール入力回路及び出力回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04229719A JPH04229719A (ja) 1992-08-19
JP2628942B2 true JP2628942B2 (ja) 1997-07-09

Family

ID=26467035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3132468A Expired - Lifetime JP2628942B2 (ja) 1990-11-06 1991-06-04 プルアップ抵抗コントロール入力回路及び出力回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5216292A (ja)
JP (1) JP2628942B2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2694851B1 (fr) * 1992-08-12 1994-12-23 Sgs Thomson Microelectronics Circuit de tirage vers un état déterminé d'une entrée de circuit intégré.
JP2978346B2 (ja) * 1992-11-30 1999-11-15 三菱電機株式会社 半導体集積回路装置の入力回路
EP0607670B1 (en) * 1993-01-21 1999-07-14 Advanced Micro Devices, Inc. Data latching
US5539341A (en) * 1993-06-08 1996-07-23 National Semiconductor Corporation CMOS bus and transmission line driver having programmable edge rate control
DE69428045T2 (de) * 1993-06-08 2002-04-18 Nat Semiconductor Corp Programmierbarer cmos bus- und übertragungsleitungstreiber
US5557223A (en) * 1993-06-08 1996-09-17 National Semiconductor Corporation CMOS bus and transmission line driver having compensated edge rate control
US5543746A (en) * 1993-06-08 1996-08-06 National Semiconductor Corp. Programmable CMOS current source having positive temperature coefficient
US5483184A (en) * 1993-06-08 1996-01-09 National Semiconductor Corporation Programmable CMOS bus and transmission line receiver
US5442304A (en) * 1993-10-15 1995-08-15 Advanced Micro Devices, Inc. CMOS logic gate clamping circuit
US5818260A (en) * 1996-04-24 1998-10-06 National Semiconductor Corporation Transmission line driver having controllable rise and fall times with variable output low and minimal on/off delay
US6137313A (en) * 1997-06-20 2000-10-24 Altera Corporation Resistive pull-up device for I/O pin
US5933371A (en) * 1998-06-26 1999-08-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Write amplifier for use in semiconductor memory device
KR100391991B1 (ko) * 2001-05-02 2003-07-22 삼성전자주식회사 전압 인터페이스 회로를 구비한 반도체 집적 회로 장치
KR100546415B1 (ko) * 2004-06-25 2006-01-26 삼성전자주식회사 메모리 장치의 파워 노이즈를 방지하는 직렬 웨이크 업 회로
DE112008000041B4 (de) 2007-01-16 2023-11-16 Atmel Corp. Integrierter Schaltkreis
JP5264249B2 (ja) * 2008-03-31 2013-08-14 三菱自動車工業株式会社 静電容量式タッチセンサー装置
CN106169930A (zh) * 2016-06-22 2016-11-30 宁波三星医疗电气股份有限公司 一种有功光电输出电路

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53117932A (en) * 1977-03-25 1978-10-14 Hitachi Ltd Input circuit
JPS5662421A (en) * 1979-10-29 1981-05-28 Mitsubishi Electric Corp Input circuit
JPS58137331A (ja) * 1982-02-10 1983-08-15 Nec Corp インバ−タ回路
US4612466A (en) * 1984-08-31 1986-09-16 Rca Corporation High-speed output driver
JPS62220026A (ja) * 1986-03-20 1987-09-28 Toshiba Corp 出力バツフア回路
JPH0221696A (ja) * 1988-07-11 1990-01-24 Hitachi Ltd 多層配線基板
US4961010A (en) * 1989-05-19 1990-10-02 National Semiconductor Corporation Output buffer for reducing switching induced noise
KR920002426B1 (ko) * 1989-05-31 1992-03-23 현대전자산업 주식회사 집적회로의 출력버퍼회로
JPH03123219A (ja) * 1989-10-06 1991-05-27 Nec Ic Microcomput Syst Ltd 半導体集積回路
US5036222A (en) * 1990-02-22 1991-07-30 National Semiconductor Corporation Output buffer circuit with output voltage sensing for reducing switching induced noise

Also Published As

Publication number Publication date
US5216292A (en) 1993-06-01
JPH04229719A (ja) 1992-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2628942B2 (ja) プルアップ抵抗コントロール入力回路及び出力回路
JP3625851B2 (ja) レベルシフタ回路
US6593795B2 (en) Level adjustment circuit and data output circuit thereof
JP3031313B2 (ja) 半導体回路
JPH0440798B2 (ja)
JPH0964704A (ja) レベルシフト半導体装置
JPH04337923A (ja) 出力バッファ回路
JP2982196B2 (ja) 異電源インターフェース回路
JPH11186882A (ja) Dフリップフロップ
US6720794B2 (en) Output buffer circuit
JP2003309462A (ja) レベルシフト回路
US6249146B1 (en) MOS output buffer with overvoltage protection circuitry
JP2583684B2 (ja) プルダウン抵抗コントロール入力回路及び出力回路
JP4386918B2 (ja) レベルシフト回路及びこれを備えた半導体集積回路
JP2000091898A (ja) 出力回路
JP3053062B2 (ja) 電圧オンリセット回路
JPH05122049A (ja) 出力バツフア回路
JP2000194432A (ja) Cmosロジック用電源回路
JPH09214324A (ja) Cmos論理回路
JP3071911B2 (ja) Cmos型入力回路
JP2663694B2 (ja) 半導体メモリ装置の出力回路
JPH09135163A (ja) 論理回路
JP5403097B2 (ja) レベルコンバータ
JP2982313B2 (ja) 出力バッファ回路
JPH05167424A (ja) 出力バッファ回路