JP2583684B2 - プルダウン抵抗コントロール入力回路及び出力回路 - Google Patents

プルダウン抵抗コントロール入力回路及び出力回路

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JP2583684B2
JP2583684B2 JP3131084A JP13108491A JP2583684B2 JP 2583684 B2 JP2583684 B2 JP 2583684B2 JP 3131084 A JP3131084 A JP 3131084A JP 13108491 A JP13108491 A JP 13108491A JP 2583684 B2 JP2583684 B2 JP 2583684B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はプルダウントランジス
タを備えた入出力バッファ回路において、プルダウント
ランジスタのオン抵抗をコントロールする技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図12はプルダウントランジスタを備え
る従来の入力バッファ回路を示す回路である。
【0003】PMOSトランジスタQ2 は出力端子Po
に接続されたドレインと、高電位の電源VDDに接続され
たソースと、入力端子Pi に接続されたゲートとを有す
る。またNMOSトランジスタQ3 は、出力端子Po
接続されたドレインと、低電位の電源VSS(ここでは接
地)に接続されたソースと、入力端子Pi に接続された
ゲートとを有する。即ちMOSトランジスタQ2 ,Q3
はCMOSインバータ11を形成し、その遷移電圧はV
ITである(但しVDD>VIT>VSS)。
【0004】一方、入力端子Pi にはNMOSトランジ
スタQ1がプルダウントランジスタとして接続されてい
る。即ち、NMOSトランジスタQ1 は、入力端子Pi
に接続されたドレインと、電源VSSに接続されたソース
と、電源VDDに接続されたゲートとを有する。なお、以
下電源VDDの電位をもVDDと称する。電源VSSについて
も同様とする。
【0005】従来の入力バッファ回路はこのようにイン
バータ11とNMOSトランジスタQ1 とから構成さ
れ、入力端子Pi には前段の回路から2種の論理レベル
が入力される。これは等価的には、前段の出力インピダ
ンスZo と、電位Vi (Vi は2値をとる)を出力する
方形波発振器とが入力端子Pi に接続されると考えるこ
とができる。
【0006】次に図12に示す入力バッファ回路の動作
を説明する。
【0007】まず入力端子Pi が高インピダンス状態
(以下「Z状態」とする)となった場合、即ち前段の出
力インピダンスZo が非常に大きくなった場合を考え
る。このような状態は例えば図14に示す様に、前段回
路の出力部分が複数のプルアップトランジスタQu を備
えてオープンドレイン型となっており、全てのプルアッ
プトランジスタQu がオン状態(導通状態)からオフ状
態(遮断状態)に移行した場合などに生じる。図12に
戻ってプルダウントランジスタであるNMOSトランジ
スタQ1 はゲートに電源VDDが接続されているため常時
オン状態であり、そのオン抵抗を以て入力端子Pi を電
源VSSに接続する。これにより入力端子Pi の電位を低
論理レベルに設定する。インバータ11はその遷移電圧
IT付近で最も貫通電流が大きくなるので、入力端子P
i の電位がインバータ11の遷移電圧VIT付近の値とな
らないようにしてMOSトランジスタQ2 ,Q3 に貫通
電流が流れることによるMOSトランジスタQ2 ,Q3
の破壊を回避している。つまりPMOSトランジスタQ
2 をオン状態、NMOSトランジスタQ3 をオフ状態と
して入力端子Pi の電位を低論理レベルとするのであ
る。このとき出力端子Po は電源VDDと接続されて高論
理レベルを出力する。
【0008】次に、入力端子Pi に遷移電圧VITより低
い論理レベルVL が入力された場合、PMOSトランジ
スタQ2 がオン状態となり、NMOSトランジスタQ3
はオフ状態となる。従って出力端子Po は電源VDDと接
続されて高論理レベルを出力する。
【0009】一方、入力端子Pi に遷移電圧VITより高
い論理レベルVH が入力された場合、PMOSトランジ
スタQ2 はオフ状態となり、NMOSトランジスタQ3
はオン状態となる。従って出力端子Po は電源VSSと接
続されて低論理レベルを出力する。
【0010】この際、NMOSトランジスタQ1 はその
オン抵抗を以て入力端子Pi を電源VSSに接続している
ため、入力端子Pi の電位は、前段の出力インピダンス
o とこのオン抵抗との抵抗分割によって定まる。従っ
て図12に示す入力バッファ回路全体の高論理レベルの
遷移電圧をVIH(>VIT)低論理レベルの遷移電圧をV
IL(<VIT)と設定する場合には、等価方形波発振器の
電位Vi がVi >VIHを満たすときには入力端子P
の電位が遷移電圧VITよりも高く、また電位Vi
i <VILを満たすときには入力端子Pi の電位が遷移
電圧VITよりも低くなるようにオン抵抗を定めている。
具体的にはNMOSトランジスタQ1 のトランジスタサ
イズの設計を適切に行うことにより実現される。
【0011】図13は上記動作が連続して発生した場合
のタイミングチャートである。簡単の為発振器の電位V
i はVDD,VSSのいずれかの電位をとるものとする。時
刻t1 以前においては入力端子Pi に低論理レベル(こ
こでは電位VSS)が入力されている場合(以下「状態
L」)であり、出力端子Po には高論理レベル(ここで
は電位VDD)を出力している場合(以下「状態H」)で
ある。時刻t1 からt2 においては入力端子Pi に高論
理レベル(VE )が入力されている場合であり、出力端
子Po には低論理レベル(ここでは電位VSS)を出力し
ている。但し電位VE は発振器の電位Vi (=VDD)よ
りも若干低い。上述のように前段の出力インピダンスZ
o とNMOSトランジスタQ1 のオン抵抗とで電位差V
DD−VSSが抵抗分割されているためである。時刻t2
降は前段の出力インピダンスZo が大きくなったZ状態
の場合であり、NMOSトランジスタQ1 によって入力
端子Pi の電位は電位VSSまで引き下げられ、出力端子
o の電位は電位VDDとなる。
【0012】このようなプルダウントランジスタは出力
バッファ回路においても用いられる。図15はプルダウ
ントランジスタを備える従来の出力バッファ回路を示す
回路図である。
【0013】PMOSトランジスタQ4 は出力端子Poo
に接続されたドレインと、電源VDDに接続されたソース
と、ナンドゲートG3の出力端に接続されたゲートとを
有する。またNMOSトランジスタQ5 は出力端子Poo
に接続されたドレインと、電源VSSに接続されたソース
と、ノアゲートG4の出力端に接続されたゲートとを有
する。即ちMOSトランジスタQ4 ,Q5 トライステ
ートタイプのCMOSインバータ21を形成する。
【0014】ゲートG2,G3,G4はトライステート
タイプのコントロール回路20を構成している。ゲート
G2はインバータであり、駆動許可入力端子Pi1にその
入力端が接続されている。ナンドゲートG3の第1入力
端はゲートG2の出力端に、第2入力端は駆動選択入力
端子Pi2にそれぞれ接続されている。またノアゲートG
4の第1入力端は駆動許可入力端子Pi1に、第2入力端
は駆動選択入力端子Pi2に、それぞれ接続されている。
【0015】一方、出力端子PooにはNMOSトランジ
スタQ6がプルダウントランジスタとして接続されてい
る。即ち、NMOSトランジスタQ6 は出力端子Poo
接続されたドレインと、電源VSSに接続されたソース
と、電源VDDに接続されたゲートとを有する。
【0016】コントロール回路20,インバータ21,
NMOSトランジスタQ6 は出力バッファ回路A0 を構
成する。同様の構成による出力バッファ回路が出力端子
ooを共通として更にn個接続されている。また出力端
子Pooは、次段回路に対して信号を伝達する。入力バッ
ファ回路40は前記次段回路の入力バッファ回路であ
り、その遷移電圧はVITである。
【0017】次に動作について説明する。
【0018】駆動許可入力端子Pi1は、低論理レベルを
入力する(状態L)ことにより複数の出力バッファ回路
0 〜An の中から1つを選択するための端子である。
いま、出力バッファ回路A0 の駆動許可入力端子Pi1
低論理レベルが入力された結果、出力バッファ回路A0
が選択されているとする。
【0019】この場合、出力バッファ回路A0 の駆動選
択入力端子Pi2に高論理レベルが入力される(状態H)
と、ナンドゲートG3の出力が状態LとなってPMOS
トランジスタQ4 がオン状態となる一方で、ノアゲート
G4の出力も低論理レベルとなってNMOSトランジス
タQ5 がオフ状態となる。その結果、出力端子Pooに高
論理レベルが出力される(状態H)。上記とは逆に、駆
動選択入力端子Pi2に低論理レベルが入力されると(状
態L)、PMOSトランジスタQ4 がオフ状態となる一
方で、NMOSトランジスタQ5 がオン状態となり、出
力端子Pooに低論理レベルが出力される(状態L)。
【0020】次に、出力回路A0 〜An のいずれもが選
択されていない場合、すなわちすべての出力回路A0
n の駆動選択入力端子が状態Hとなっている場合、各
出力バッファ回路A0 〜An において、ナンドゲートG
3の出力は状態HとなってPMOSトランジスタQ4
オフ状態となる。これとともに、ノアゲートG4の出力
が状態LとなってNMOSトランジスタQ5 もオフ状態
になる。その結果、インバータ21の出力(ドレイン端
子共通接続点)自体は何も出力しないZ状態となる。た
だし、NMOSトランジスタQ6 はそのゲートに印加さ
れた電位VDDにより常時オン状態にあるため、出力端子
ooは状態Lになる。これにより、出力端子Pooのフロ
ーティング状態を回避し、次段の入力バッファ回路40
が図12に示すインバータ11と同様なCMOS構造で
あっても、それに貫通電流を流させることを回避するこ
とができる。
【0021】ところで、出力回路A0 が選択されている
場合、即ち駆動許可入力端子Pi1が状態Lとなっている
場合に出力端子Pooが状態Hのときは、PMOSトラン
ジスタQ4 がオン状態にあり(NMOSトランジスタQ
5 はオフ状態)、NMOSトランジスタQ6 が常時オン
状態になっていることから、出力端子Pooの状態Hにお
ける電位は、NMOSトランジスタQ6 のオン抵抗とP
MOSトランジスタQ4 のオン抵抗との抵抗分割によっ
て決定されることになる。そのため、各出力回路A0
n の高論理レベル遷移電圧VOHおよび低論理レベル遷
移電圧VOLと、入力バッファ回路40の遷移電圧VIT
の関係がVOH>VIT>VOLとなるようにNMOSトラン
ジスタQ6 の設計がなされる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来の入力バッファ回
路、出力バッファ回路は上記のように構成されていたの
で、入力バッファ回路においては前段の回路の出力部分
がZ状態になったとき、それ自身が有するインバータ1
1における貫通電流を回避でき、出力バッファ回路にお
いては次段の有するインバータにおける貫通電流を回避
することができる。
【0023】しかし、それぞれの効果を得るため、プル
ダウントランジスタであるNMOSトランジスタQ1
6 は常にオン状態となっているため、これに不要な電
流が流れ、不要な電力消費をするという問題点があっ
た。
【0024】入力バッファ回路について言えば、図12
において入力端子Pi に高論理レベルが入力された場
合、NMOSトランジスタQ1 に電流が流れてしまい、
ここで不要な電力が消費されることになる。
【0025】出力バッファ回路について言えば、図15
において出力端子Pooに高論理レベルを出力する際、N
MOSトランジスタQ6 に電流が流れてしまい、ここで
不要な電力が消費されることになる。
【0026】この発明は、このような問題点を解消する
ためになされたもので、入力回路においてはそれ自身の
有するMOSトランジスタに貫通電流を流さず、また不
要な電流によるプルダウントランジスタでの不要な電力
消費をも回避することができる入力回路を提供すること
を目的とする。
【0027】また出力回路においては、次段のMOSト
ランジスタに貫通電流を流さず、また不要な電流による
プルダウントランジスタでの不要な電力消費をも回避す
ることができる出力回路を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる発明
は、入力端子と、出力端子と、第1の遷移電圧を有する
入力バッファ回路と、第1トランジスタと、第1論理反
転回路とを備えるプルダウン抵抗コントロール入力回路
である。
【0029】前記第1トランジスタは前記入力端子に接
続された第1電極と、低電位点に接続された第2電極
と、制御電極とを有し、前記制御電極の電位が比較的高
電位の場合にオン状態へと駆動され、前記制御電極の電
位が比較的低電位の場合にオフ状態へと駆動される。
【0030】前記第1論理反転回路は、前記入力端子に
接続された入力端と、前記第1トランジスタの前記制御
電極に接続された出力端とを有し、前記入力端子の電位
が第2遷移電圧よりも低い場合には前記第1トランジス
タの前記制御電極に前記比較的高電位を出力し、前記入
力端子の電位が前記第2遷移電圧よりも高い場合には前
記第1トランジスタの前記制御電極に前記比較的低電位
を基準として前記比較的高電位にまで達する間欠的なパ
ルスを出力する。
【0031】請求項2にかかる発明は、請求項1にかか
る発明において、前記第1論理反転回路が、前記間欠的
なパルスを出力するパルス発生回路と、インバータとオ
アゲートとを備えたものである。
【0032】前記インバータは、その入力端が前記第1
論理反転回路の前記入力端に、またその出力端が前記オ
アゲートの第1入力端にそれぞれ接続されている。
【0033】前記オアゲートは前記インバータと接続さ
れた前記第1入力端の他に、前記パルス発生回路と接続
された第2入力端を有する。また前記オアゲートの出力
端は、前記第1論理反転回路の前記出力端に接続されて
いる。
【0034】請求項3にかかる発明は、請求項1にかか
る発明に更に、第2論理反転回路を加設したプルダウン
抵抗コントロール入力回路である。
【0035】前記第2論理反転回路は、前記入力端子に
接続された第1電極と、前記低電位点に接続された第2
電極と、制御電極とを有する前記第1トランジスタと同
極性の第4トランジスタと、前記入力端子に接続された
入力端と、前記第4トランジスタの前記制御電極に接続
された出力端とを有し、前記入力端子の電位が前記第2
遷移電圧よりも低い場合には前記第4トランジスタの前
記制御電極に前記比較的高電位を出力し、前記入力端子
の電位が前記第2遷移電圧よりも高い場合には前記第4
トランジスタの前記制御電極に前記比較的低電位を出力
する。
【0036】請求項4にかかる発明は、駆動許可入力端
子と、駆動選択入力端子と、出力端子と、トライステー
トコントロール回路と、出力バッファ回路と、第1トラ
ンジスタと、第1論理反転回路とを備えるプルダウン抵
抗コントロール出力回路である。
【0037】前記トライステートコントロール回路は前
記駆動許可入力端子及び前記駆動選択入力端子の信号に
よって制御される第1駆動出力端及び第2駆動出力端と
を有する。
【0038】前記出力バッファ回路は、高電位点と、低
電位点と、前記第1駆動出力端に接続された第1入力端
と、前記第2駆動出力端に接続された第2入力端と、前
記出力端子に接続された出力端とからなる。
【0039】前記第1トランジスタは、前記出力端子に
接続された第1電極と、前記低電位点に接続された第2
電極と、制御電極とを有し、前記制御電極の電位が比較
的高い場合にオン状態へと駆動され、前記制御電極の電
位が比較的低い場合にオフ状態へと駆動される。
【0040】前記第1論理反転回路は、前記出力端子に
接続された入力端と、前記第1トランジスタの前記制御
電極に接続された出力端とを有する。
【0041】請求項5にかかる発明は請求項4にかかる
プルダウン抵抗コントロール出力回路であって、前記第
1論理反転回路は第2遷移電圧を有し、前記第1論理反
転回路の前記入力端の電位が前記第2遷移電圧よりも低
い場合には前記第1論理反転回路の前記出力端に前記比
較的高電位を出力し、前記第1論理反転回路の前記入力
端の電位が前記第2遷移電圧よりも高い場合には前記第
1論理反転回路の前記出力端に前記比較的低電位を出力
する。
【0042】請求項6にかかる発明は請求項4にかかる
プルダウン抵抗コントロール出力回路であって、前記第
1論理反転回路は第2遷移電圧を有し、前記第1論理反
転回路の前記入力端の電位が前記第2遷移電圧よりも低
い場合には前記第1論理反転回路の前記出力端に前記比
較的高電位を出力し、前記第1論理反転回路の前記入力
端の電位が前記第2遷移電圧よりも高い場合には前記第
1論理反転回路の前記出力端に前記比較的低電位を基準
として前記比較的高電位にまで達する正方向の間欠的な
パルスを出力する。
【0043】請求項7にかかる発明は、請求項6にかか
る発明において、前記第1論理反転回路が前記間欠的な
パルスを出力するパルス発生回路と、インバータとオア
ゲートとを備えたものである。
【0044】前記インバータは、その入力端が前記第1
論理反転回路の前記入力端に、またその出力端が前記オ
アゲートの第1入力端にそれぞれ接続されている。
【0045】前記オアゲートは前記インバータと接続さ
れた前記第1入力端の他に、前記パルス発生回路と接続
された第2入力端を有する。また前記オアゲートの出力
端は、前記第1論理反転回路の前記出力端に接続されて
いる。
【0046】請求項8にかかる発明は請求項6にかかる
プルダウン抵抗コントロール出力回路であって、前記プ
ルダウン抵抗コントロール出力回路は更に、第4トラン
ジスタと、第2論理反転回路とを備える。
【0047】前記第4トランジスタは、前記出力端子に
接続された第1電極と、前記低電位電源に接続された第
2電極と、制御電極とを有し、前記第1トランジスタと
同極性のトランジスタである。
【0048】前記第2論理反転回路は、前記出力端子に
接続された入力端と、前記第4トランジスタの前記制御
電極に接続された出力端とを有し、前記出力端子の電位
が前記第2遷移電圧よりも低い場合には前記第4トラン
ジスタの前記制御電極に前記比較的高電位を出力し、前
記入力端子の電位が前記第2遷移電圧よりも高い場合に
は前記第4トランジスタの前記制御電極に前記比較的低
電位を出力する。
【0049】
【作用】請求項1及び請求項2にかかる発明において第
1論理反転回路は、入力端子の電位が高論理レベルにあ
る時にはプルダウントランジスタを間欠的にオン状態へ
駆動するので、入力端子に入力する前段の回路の出力が
高論理レベルから高インピダンス状態となった場合に、
速やかに前記入力端子を低電位論理レベルに移行させ
る。
【0050】請求項3にかかる発明において第4トラン
ジスタは、請求項1にかかる第1トランジスタとともに
プルダウン抵抗として働く。しかし、第2論理反転回路
は入力端子が高論理レベルにある場合には、第1トラン
ジスタのみを間欠的にオン状態に駆動する。したがって
第4トランジスタに不要な電流は流れない。
【0051】請求項4及び請求項5にかかる発明におい
て、第1トランジスタは出力端子の電位が高論理レベル
にない時には出力端子を低電位電源に接続するプルダウ
ン抵抗として働く一方、出力端子の電位が高論理レベル
にある時には出力端子を低電位電源に接続しないので
要な電流が流れることを回避する。
【0052】請求項6及び請求項7にかかる発明におい
て第1論理反転回路は、出力端子の電位が高論理レベル
にある時にはプルダウントランジスタを間欠的にオン状
態へ駆動するので、出力バッファ回路の出力が高論理レ
ベルから高インピダンス状態となった場合に、速やかに
前記出力端子を低電位論理レベルに移行させる。
【0053】請求項8にかかる発明において第4トラン
ジスタは、請求項4にかかる第1トランジスタとともに
プルダウン抵抗として働く。しかし、第2論理反転回路
は出力端子が高論理レベルにある場合には、第1トラン
ジスタのみを間欠的にオン状態に駆動する。したがって
第4トランジスタに不要な電流は流れない。
【0054】
【実施例】図3はこの発明の第1実施例であるプルダウ
ン抵抗コントロール入力回路の回路図である。入力端子
i と出力端子Po との間にインバータ11が接続され
ている。インバータ11の構成は従来の入力バッファ回
路と同様、PMOSトランジスタQ2 とNMOSトラン
ジスタQ3 とで構成されている。即ちPMOSトランジ
スタQ2 は出力端子Po に接続されたドレインと、高電
位の電源VDDに接続されたソースと、入力端子Pi に接
続されたゲートとを有する。またNMOSトランジスタ
3 は、出力端子Po に接続されたドレインと、低電位
の電源VSS(ここでは接地)に接続されたソースと、入
力端子Pi に接続されたゲートとを有する。その遷移電
圧はVITである(但しVDD>VIT>VSS)。
【0055】プルダウントランジスタであるNMOSト
ランジスタQ1 においても、従来の入力バッファ回路と
同様、入力端子Pi に接続されたドレインと、電源VSS
に接続されたソースとを有するが、NMOSトランジス
タQ1 のゲートは、インバータG1の出力端に接続され
ている。インバータG1の入力端は入力端子Pi に接続
されている。このインバータG1の遷移電圧VRTは、イ
ンバータ11の遷移電圧VITよりも高く設定されてい
る。また遷移電圧VRTはこの入力回路全体における高論
理レベルの遷移電圧VIHよりも、低く設定される。一
方、この入力回路全体における低論理レベルの遷移電圧
ILはインバータ11の遷移電圧VITよりも低く設定さ
れている。即ち、遷移電圧の相互関係は
【0056】
【数1】
【0057】となる。
【0058】ところで、一般的に、PMOSトランジス
タとNMOSトランジスタとからなるCMOS構造のイ
ンバータの遷移電圧は、次の式で概略値を得ることがで
きる。
【0059】
【数2】
【0060】この式で、それぞれの記号の意味は、 VTH:インバータの遷移電圧 VDD:高電位側電源レベル VTHP :PMOSトランジスタの閾値電圧 VTHN :NMOSトランジスタの閾値電圧 K:PMOSトランジスタとNMOSトランジスタのコ
ンダクタンス比 βP :PMOSトランジスタのコンダクタンス βN :NMOSトランジスタのコンダクタンス である。
【0061】なお、このとき、各電圧については、低電
位電源のレベルを基準にしている。
【0062】そして、コンダクタンスβP ,βN は、そ
れぞれのMOS−FETのゲート幅をW、ゲート長をL
とすると、W/Lにほぼ比例している。したがって、P
MOSトランジスタQ2 ,NMOSトランジスタQ3
トランジスタサイズ(ゲート幅W、ゲート長L)を適当
に設計してインバータ11を構成することにより、その
遷移電圧VITを制御することが可能になる。よって数1
の関係を満足するようなインバータ11の設計が可能で
ある。
【0063】次に、第1実施例に係る入力回路の動作に
ついて説明する。まず、入力端子Pi に対して外部から
信号が印加されている場合、即ち前段の出力インピダン
スZo が小さいときの動作を説明する。
【0064】入力端子Pi に印加された信号レベルVIN
が入力回路の低論理レベルの遷移電圧VILよりも低く
(状態L)、したがって、インバータ11の遷移電圧V
ITより低い場合には、インバータ11を構成するPMO
SトランジスタQ2 がオン状態となり、NMOSトラン
ジスタQ3 がオフ状態となる。そこで、出力端子Po
電源VDDに接続され、高論理レベルを出力する(状態
H)。
【0065】そして、このときは入力端子Pi に印加さ
れた信号レベルVINがインバータ11の遷移電圧VIT
りも低いので、このインバータ11からNMOSトラン
ジスタQ1 のゲートに供給される電位は高論理レベルと
なり、NMOSトランジスタQ1 はオン状態となる。従
って入力端子Pi はNMOSトランジスタQ1 を介して
電源VSSと接続され、状態Lのまま保たれる。
【0066】即ち、この場合のプルダウントランジスタ
の動作は、図12に示した従来の場合と同様である。
【0067】上述した場合とは逆に入力端子Pi に印加
された信号レベルVINが入力回路のハイレベル入力電圧
規格VIHよりも高く(状態H)、したがって、インバー
タ11の遷移電圧VITよりも高いときには、インバータ
11を構成するPMOSトランジスタQ2 がオフ状態と
なり、NMOSトランジスタQ3 がオン状態となる。そ
こで、出力端子Po は電源VSSに接続されることにな
り、低論理レベルを出力する。なお、この場合のインバ
ータ11の動作も従来例と同様である。
【0068】そして、この際には、入力端子Pi に印加
された信号レベルVINがインバータG1の遷移電圧VRT
よりも高いので、このインバータG1からNMOSトラ
ンジスタQ1 のゲートに供給される電位は低論理レベル
となり、NMOSトランジスタQ1 はオフ状態となる。
この結果、NMOSトランジスタQ1 を介して入力端子
i から電源VSSへ電流が流れることは、有効に阻止さ
れることになり、従来入力端子Pi が状態Hのときに生
じていた不要な電力消費を回避できる。
【0069】次に、外部から入力端子Pi に信号が供給
されていた状態から、信号が供給されていない、即ち前
段の出力インピダンスZo が非常に高く、Z状態になっ
た場合の動作について説明する。
【0070】入力端子Pi に印加された信号レベルVIN
が高論理レベルの遷移電圧VIH(>VRT)よりも高い状
態H(この状態における出力端子Po の電位は低論理レ
ベルである)からZ状態になると、入力端子Pi の電位
はインバータG1の遷移電圧VRTよりも高いのでNMO
SトランジスタQ1 がオフ状態にあり、入力端子Pi
電位は高論理レベルのまま保たれる。即ちインバータ1
1に貫通電流が流れることもない。
【0071】図4は上記動作が連続して発生した場合の
タイミングチャートである。図13と同様、簡単のため
発振器の電位Vi は電位VDD,VSSのいずれかをとるも
のとする。時刻t1 以前は入力端子Pi が状態Lにある
場合であり、インバータG1によってNMOSトランジ
スタQ1 のゲートの電位は高論理レベルでNMOSトラ
ンジスタQ1 がオン状態にあり、出力端子Po は状態H
にある。時刻t1 からt2 においては入力端子Pi が状
態Hとなった場合である。このとき、NMOSトランジ
スタQ1 のゲートにはインバータG1によって低論理レ
ベルが与えられ、NMOSトランジスタQ1 はオフ状態
にある。従って図13に示した従来の回路の場合とは異
なり、入力端子Pi の状態Hにおける電位は電位VE
低下するということもなく、電位VDDとなる。時刻t2
以降はZ状態の場合であり、入力端子Pi は時刻t2
前の状態、即ち状態Hを保持する。よって出力端子Po
は状態Lを保持する。
【0072】しかし、このように入力端子Pi がZ状態
にある場合には、入力端子Pi の電位を強制的に設定す
る要因はなく、従って例えばNMOSトランジスタQ1
のリークにより、入力端子Pi の電位が低下してくる場
合がある。これを放置すると入力端子Pi の電位はやが
てインバータ11の遷移電圧VITに達し、これに大きな
貫通電流を流してしまうことになる。そこでインバータ
G1の遷移電圧VRTをインバータ11の遷移電圧VIT
りも大きく設定しておくことにより、このような弊害を
回避することができる。以下その回避について説明す
る。
【0073】入力端子Pi の電位がインバータG1の遷
移電圧VRTよりもまだ大きい時点ではインバータ11の
遷移電圧VITよりも大きいので出力端子はインバータ1
1に高い論理レベルを与えている。
【0074】しかし、入力端子Pi の電位がインバータ
G1の遷移電圧VRTを超えて低下する状態になると、イ
ンバータの出力は高論理レベルとなり、NMOSトラン
ジスタQ1 をオン状態にし入力端子Pi はNMOSトラ
ンジスタQ1 を介して低論理レベルに反転することにな
る。
【0075】この時、入力端子Pi の電位はインバータ
11の遷移電圧VIT付近の値をとることはない。入力端
子Pi の電位は電位VRTから低下し始めると電位VIT
飛び越して直ちに電位VSS程度に達するためである。従
ってインバータ11に貫通電流が流れることを回避する
ことができる。
【0076】なお、入力端子が状態LからZ状態に移行
した場合には、入力端子の電位はNMOSトランジスタ
1 を介して電源VSSによって規定されるので、変動す
ることはない。
【0077】即ち、図3の入力回路は、従来の場合と同
様入力端子Pi がZ状態となってもインバータ11に貫
通電流を流さない。しかも従来の場合とは異なり、入力
端子Pi が状態Hであっても、NMOSトランジスタQ
1 がオフ状態にあるので不要な電力消費を回避すること
ができる。
【0078】図1はこの発明の第2実施例であるプルダ
ウン抵抗コントロール入力回路の回路図である。入力端
子Pi と出力端子Po の間にはインバータ11が接続さ
れている。インバータ11の構成は第1実施例の入力回
路と同様、PMOSトランジスタQ2 とNMOSトラン
ジスタQ3 とで構成されている。プルダウントランジス
タであるNMOSトランジスタQ1 においても、第1実
施例の入力回路と同様、入力端子Pi に接続されたドレ
インと、電源VSSに接続されたソースとを有するが、N
MOSトランジスタQ1 のゲートは、オアゲートG5の
出力端に接続されている。オアゲートG5の第1入力端
はインバータG1の出力端に接続され、第2入力端はパ
ルス発生回路SGに接続されている。インバータG1の
入力端は、第1実施例と同様入力端子Pi に接続されて
いる。
【0079】パルス発生回路SGは、ゲートG5の遷移
電圧よりも大きい値(状態H)と小さい値(状態L)の
2値の電位を間欠的にパルスとして出力する。このよう
な回路は例えば図6に示すような論理回路で構成するこ
とができる。ここで信号T1はクロック信号であり、出
力A,B,C,はそれぞれ入力Sa,Sb,Scを状態
Hとすることによって得られる。
【0080】インバータG1の出力が状態Lのときに
は、ゲートG5はパルス発生回路SGの出力をNMOS
トランジスタQ1 のゲートに伝え、NMOSトランジス
タQ1を間欠的にオン状態とする。
【0081】次に第2実施例に係る入力回路の動作につ
いて説明する。まず入力端子Pi に対して外部から信号
が印加されている場合、即ち前段の出力インピダンスZ
o が小さいときとの動作を説明する。
【0082】入力端子Pi が状態Lにある場合にはイン
バータG1はゲートG5の第1入力端に高論理レベルを
与える。従ってこの場合にはパルス発生回路SGの出力
に拘らずゲートG5の出力端は状態Hとなり、NMOS
トランジスタQ1 をオン状態とする。よって入力端子P
i は電源VSSに接続され、状態Lが保持される。このと
きインバータ11の働きにより出力端子Po は高論理レ
ベルを出力する。
【0083】入力端子Pi が状態Hにある場合にはイン
バータG1はゲートG5の第1入力端に低論理レベルを
与える。従ってこの場合にはパルス発生回路SGの出力
に従ってゲートG5が出力することになる。
【0084】このような状態でパルス発生回路SGの出
力が低論理レベル、即ちゲートG5の出力が状態Lであ
る場合には、NMOSトランジスタQ1 はオフ状態であ
る。よって入力端子Pi は状態Hを保持することにな
る。これは第1実施例における動作と同様である。
【0085】一方、パルス発生回路SGの出力が高論理
レベルのパルスを発生すると、ゲートG5の出力も高論
理レベルとなり、NMOSトランジスタQ1をオン状態
にする。この場合には従来の入力バッファ回路と同様、
入力端子Pi の電位はインピダンスZo とNMOSトラ
ンジスタQ1 のオン抵抗との抵抗分割で定まる値とな
り、パルス発生回路SGが高論理レベルのパルスを発生
していないときよりも低下する。
【0086】次に入力端子Pi がZ状態となった場合を
考える。状態HからZ状態へと移行した場合、ゲートG
1の入力端は状態Hにあり、よってパルス発生回路SG
の出力に従ってゲートG5が出力する。
【0087】パルス発生回路SGの出力が低論理レベル
の場合には、NMOSトランジスタQ1 はオフ状態であ
り、入力端子Pi は状態Hを保持するが、パルス発生回
路SGの出力が高論理レベルのパルスを発生した時、N
MOSトランジスタQ1 はオン状態となり、入力端子P
i は電源VSSと接続されて状態Lへと移行する。入力端
子Piが一旦状態Lに移行すると、ゲートG1の出力に
よりゲートG5は常にNMOSトランジスタQ1 をオン
状態にし続け、入力端子Pi においては状態Lが保持さ
れ続ける。
【0088】図2は上記動作が連続して発生した場合の
タイミングチャートである。図13と同様、簡単のため
発振器の電位Vi は電位VDD,VSSのいずれかをとるも
のとする。時刻t1 以前においては入力端子Pi が状態
Lにある場合であり、回路SGの出力に拘らず出力端子
o の電位は高論理レベルにある。
【0089】時刻t1 において入力端子Pi が状態Hに
なる。パルス発生回路SGの出力が低論理レベルにある
場合には入力端子Piの電位は第1実施例(図4)の様
に電位VDDとなり、パルス発生回路SGの出力が高論理
レベルにある場合には従来の場合(図13)の様に電位
E となる。従って図2に示したように入力端子Pi
電位はパルス発生回路SGの発生するパルスによって脈
動することになる。
【0090】続いて時刻t2 において入力端子Pi がZ
状態になる。パルス発生回路SGの出力が低論理レベル
にあるうちは入力端子Pi は状態Hを保持しているが、
やがて時刻t3 においてパルス発生回路SGが発生する
パルスによってNMOSトランジスタQ1 はオン状態と
なり、よって入力端子Pi は状態Lに移行する。
【0091】即ち、この第2実施例によれば、入力端子
i がZ状態になったとしても、パルス発生回路SGが
間欠的にパルスを発生させるため、速やかに出力端子P
o の電位を高論理レベルにすることができる。
【0092】その一方で、この発生したパルスは入力端
子Pi が状態Hにあっては、NMOSトランジスタQ1
に間欠的に不要な電流を流させることになる。しかし、
上記のように入力端子Pi のZ状態を状態Lに移行させ
るのに必要なパルス幅は狭くて足りる。よってNMOS
トランジスタQ1 に流れる不要な電流による電力消費を
小さく抑えることができる。
【0093】図5はこの発明の第3実施例であるプルダ
ウン抵抗コントロール入力回路の回路図である。図1に
示した第2実施例に更にプルダウントランジスタとして
NMOSトランジスタQ7 を加設したものである。NM
OSトランジスタQ7 は入力端子Pi に接続されたドレ
インと、電源VSSに接続されたソースと、インバータG
1の出力端と接続されたゲートとを有する。
【0094】このように構成された入力回路の動作は第
2実施例の場合とほぼ同様である。入力端子Pi が状態
LにあるときはインバータG1によってNMOSトラン
ジスタQ1 ,Q7 の両方がオン状態となり、入力端子P
i の状態Lを保持する。また、入力端子Pi が状態Hに
あるときはインバータG1によってNMOSトランジス
タQ7はオフ状態とされ、この入力回路の動作には寄与
せず、第2実施例と同じ動作をすることになる。
【0095】入力端子Pi が状態HからZ状態へ移行し
た場合に、パルス発生回路SGの発生するパルスにより
NMOSトランジスタQ1 がオン状態になって入力端子
i が状態Lへ移行すると、インバータG1によって直
ちにNMOSトランジスタQ7 もオン状態になり、結局
第2実施例と同じ動作をすることになる。
【0096】なおこの第3実施例ではNMOSトランジ
スタQ1 ,Q7 がオン状態になったとき、NMOSトラ
ンジスタQ7 のオン抵抗がNMOSトランジスタQ1
オン抵抗に並列に入り、入力端子Pi が第2実施例の場
合と比較して小さなオン抵抗でプルダウンされ、ノイズ
に強くなるという付加的効果がある。その一方で、入力
端子Pi が状態Hにある場合に、パルス発生回路SGの
発生するパルスによってオン状態にされるのはNMOS
トランジスタQ1 のみであり、間欠的に流れる不要な電
流は第2実施例の場合と同じであり、増加していない。
よって不要な電力消費を抑えつつ、独立してプルダウン
時の抵抗を設計することが可能である。
【0097】図7はこの発明の第4実施例であるプルダ
ウン抵抗コントロール出力回路の回路図である。従来の
出力バッファ回路と同様にしてコントロール回路20と
インバータ21とが相互に接続されており、それぞれは
従来の場合(図15)と同様に構成されている。即ちゲ
ートG2,G3,G4がトライステートタイプのコント
ロール回路20を構成している。ゲートG2はインバー
タであり、駆動許可入力端子Pi1にその入力端が接続さ
れている。ナンドゲートG3の第1入力端はゲートG2
の出力端に、第2入力端は駆動選択入力端子Pi2にそれ
ぞれ接続されている。またノアゲートG4の第1入力端
は駆動許可入力端子Pi1に、第2入力端は駆動選択入力
端子Pi2に、それぞれ接続されている。
【0098】PMOSトランジスタQ4 は出力端子Poo
に接続されたドレインと、電源VDDに接続されたソース
と、ナンドゲートG3の出力端に接続されたゲートとを
有し、またNMOSトランジスタQ5 は出力端子Poo
接続されたドレインと、電源VSSに接続されたソース
と、ノアゲートG4の出力端に接続されたゲートとを有
する。即ちMOSトランジスタQ4 ,Q5 トライステ
ートタイプのCMOSインバータ21を形成する。
【0099】コントロール回路20は駆動許可入力端子
i1,駆動選択入力端子Pi2に入力された信号に従って
インバータ21を制御することも従来の出力バッファ回
路と同様である。
【0100】プルダウントランジスタであるNMOSト
ランジスタQ6 においても、従来の出力バッファ回路と
同様、出力端子P00に接続されたドレインと、電源Vss
に接続されたソースとを有するが、NMOSトランジス
タQ6 のゲートはインバータG6の出力端に接続されて
いる。インバータG6の入力端は出力端子P00に接続さ
れており、その遷移電圧はVITである。
【0101】コントロール回路20,インバータ21,
NMOSトランジスタQ6 ,インバータG6は出力回路
0 を構成する。同様の構成による出力回路が出力端子
00を共通として更にn個接続されている。また、出力
端子P00には次段回路の入力バッファ回路40が接続さ
れている。
【0102】次に動作について説明する。今、出力回路
0 の駆動許可入力端子Pi1のみに低論理レベルが入力
され、出力回路B0 が選択されているものとする。この
場合、駆動選択入力端子Pi2が状態Lであれば、PMO
SトランジスタQ4 はオフ状態となり、NMOSトラン
ジスタQ5 はオン状態となる。従ってインバータ21の
働きによって出力端子P00に低論理レベルが出力され
る。このときインバータG6はNMOSトランジスタQ
6 のゲートに高論理レベルを与え、出力端子P00は従来
の場合と同様にNMOSトランジスタQ6 のオン抵抗を
以てプルダウンされる。即ち出力端子P00の電位は低論
理レベルに保持される。ここでPMOSトランジスタQ
4 はオフ状態にあるので電源VDDからNMOSトランジ
スタQ6 を通って電流が流れることもない。
【0103】一方、駆動選択入力端子Pi2が状態Hであ
れば、PMOSトランジスタQ4 はオン状態となり、N
MOSトランジスタQ5 はオフ状態となる。従ってイン
バータ21の働きによって出力端子P00に高論理レベル
が出力される。このときインバータG6はNMOSトラ
ンジスタQ6 のゲートに対して低論理レベルを与え、N
MOSトランジスタQ6 をオフ状態にする。従ってPM
OSトランジスタQ4 がオン状態にあっても電源VDD
らNMOSトランジスタQ6 を通って電流が流れること
もなく、不要な電力消費を回避することができる。
【0104】次に出力端子P00に対して高論理レベルま
たは低論理レベルのいずれか一方が出力されている状態
(この状態では当然、出力回路B0 〜Bn のうちのいず
れか1つがその駆動許可入力端子Pi1の低論理レベル入
力によって選択されている状態である。)から、その駆
動許可入力端子Pi1が高論理レベルになることによって
出力回路B0 〜Bn のいずれもが選択されていない状態
となった結果、各出力回路B0 〜Bn においてPMOS
トランジスタQ4 もNMOSトランジスタQ5 もオフ状
態となり、インバータ21が出力端子P00にZ状態を与
えた場合の動作を説明する。
【0105】出力端子P00が状態L(PMOSトランジ
スタQ4がオフ状態でNMOSトランジスタQ5 がオン
状態)からZ状態になった場合、インバータG6の出力
(NMOSトランジスタQ6 のゲートの電位)は高論理
レベルのままであり、NMOSトランジスタQ6 はオン
状態を維持するため、出力端子P00の電位は電源Vss
りNMOSトランジスタQ6 を介して低論理レベルに、
即ち状態Lに保持されることとなる。
【0106】一方、出力端子P00が状態H(PMOSト
ランジスタQ4 がオン状態でNMOSトランジスタQ5
がオフ状態)からZ状態になった場合、インバータG6
の出力は低論理レベルのままであり、したがってNMO
SトランジスタQ6 はオフ状態を保つため、出力端子P
00の電位は高論理レベルに、即ち状態Hに保持されるこ
ととなる。このときインバータG6の遷移電圧VRTを次
段回路の入力バッファ回路40の遷移電圧VITよりも大
きく設計することにより、更に以下の効果を奏する。
【0107】前述のように、出力端子P00が状態Hか
ら、いずれの出力回路B0 〜Bn も選択されなくなって
Z状態になった場合には出力端子P00には高論理レベル
が出力されている。
【0108】しかしこのような場合、出力端子P00の電
位を強制的に設定する要因はなく、従って例えばNMO
SトランジスタQ6 のリークにより出力端子P00の電位
が低下してくる場合がある。これを放置すると出力端子
00の電位はやがて次段回路の入力バッファ回路40の
遷移電圧VITに達し、入力バッファ回路40がCMOS
構造をとっていればこれに大きな貫通電流を流してしま
うことになる。インバータG6の遷移電圧VRTを遷移電
圧VITよりも大きく設計することにより、このような弊
害を回避することができる。以下その回避について説明
する。
【0109】まず出力端子P00の電位がインバータG6
の遷移電圧VRTよりも大きい時点では次段回路の入力バ
ッファ回路40の遷移電圧VITよりも大きいので出力端
子P00は次段回路に高論理レベルを与えている。
【0110】しかし、出力端子P00の電位がインバータ
G6の遷移電圧VRTを超える状態に至ると、インバータ
G6の出力は高論理レベルとなりNMOSトランジスタ
6 をオン状態にし、出力端子P00はNMOSトランジ
スタQ6 を介して低論理レベルに反転することとなる。
【0111】このとき、出力端子P00の電位は次段回路
の入力バッファ回路40の遷移電圧付近の値をとること
はない。VRT>VITの関係があり、出力端子P00の電位
は電位VRTから低下し始めると電位VITを飛びこして直
ちに電位Vss程度に達するためである。従って次段回路
の入力バッファ回路40に貫通電流が流れることを回避
することができる。
【0112】なお、出力端子P00が状態LからZ状態に
移行した場合、出力端子P00の電位はNMOSトランジ
スタQ6 を介して電源Vssによって規定されるので、変
動することはない。
【0113】図8はこの発明の第5実施例であるプルダ
ウン抵抗コントロール出力回路の回路図である。第4実
施例の場合と同様に構成された出力回路B0が、駆動許
可入力端子Pi1,駆動選択端子Pi2,出力端子P00に接
続されている。一方、出力端子P00にはプルアップPM
OSトランジスタQu1,Qu2のドレインも共通に接続さ
れている。プルアップPMOSトランジスタQu1,Qu2
のソースは電源VDDに接続され、それぞれのゲートは駆
動選択入力端子Pu1,Pu2にそれぞれ接続されている。
【0114】次に動作について説明する。今、出力回路
0 の駆動許可入力端子Pi1のみに低論理レベルが入力
され、出力回路B0 が選択され、かつ駆動選択入力端子
u1,Pu2に高論理レベルが入力されてPMOSトラン
ジスタQu1,Qu2が共にオフ状態になっているものとす
る。この場合、駆動選択入力端子Pi2が状態Lであれ
ば、PMOSトランジスタQ4 はオフ状態、NMOSト
ランジスタQ5 はオン状態となって出力端子P00に低論
理レベルが出力される。このときインバータG6はNM
OSトランジスタQ6 のゲートに高論理レベルを与え、
従来の場合と同様に出力端子P00はNMOSトランジス
タQ6 のオン抵抗を以てプルダウンされる。即ち出力端
子P00の電位は低論理レベルに保持される。ここでPM
OSトランジスタQ4 はオフ状態にあるので電源VDD
らNMOSトランジスタQ6 を通って電流が流れること
もない。
【0115】一方、駆動選択入力端子Pi2が状態Hであ
れば、出力端子P00には高論理レベルが出力される。こ
の際、NMOSトランジスタQ6 はオフ状態となるた
め、PMOSトランジスタQ4 がオン状態にあっても電
源VDDからNMOSトランジスタQ6 を通って電流が流
れることもなく、不要な電力消費を回避することができ
る。
【0116】駆動許可入力端子Pi1が状態Hであって出
力回路B0 が選択されていない場合、駆動選択入力端子
u1,Pu2のうち少なくともいずれか一方が状態Lとな
ってPMOSトランジスタQu1,Qu2のいずれか一方が
オン状態になったときは、出力端子P00に高電位レベル
が出力される。
【0117】次に、出力端子P00に対して高論理レベル
または低論理レベルのいずれか一方が出力されている状
態から、駆動許可入力端子Pi1が状態Hであり、かつ駆
動選択入力端子Pu1,Pu2の両方が状態Hであり、PM
OSトランジスタQu1,Qu2がともにオフ状態となって
出力端子P00に何も出力されないZ状態になった場合の
動作を説明する。
【0118】出力端子P00が状態L(PMOSトランジ
スタQ4がオフ状態でNMOSトランジスタQ5 がオン
状態)から上記のように出力端子P00がZ状態となった
場合、第4実施例の場合と同様インバータG6の出力は
高論理レベルのままであり、NMOSトランジスタQ6
はオン状態を維持するため、出力端子P00の電位は電源
ssよりNMOSトランジスタQ6 を介して低論理レベ
ル、即ち状態Lに保持されることとなる。
【0119】一方、出力端子P00が状態H(PMOSト
ランジスタQ4 がオン状態でNMOSトランジスタQ5
がオフ状態)から上記のように出力端子P00がZ状態と
なった場合、インバータG6の出力は低論理レベルのま
まであり、したがってNMOSトランジスタQ6はオフ
状態を保つため、出力端子P00の電位は高論理レベル、
即ち状態Hに保持されることとなる。このときインバー
タG6の遷移電圧VRTを次段回路の入力バッファ回路4
0の遷移電圧VITよりも大きく設計することにより、更
に以下の効果を奏する。
【0120】前述のように、出力端子P00が状態Hか
ら、出力回路B0 は選択されず、PMOSトランジスタ
U1,QU2も共にオフ状態となってZ状態となった場合
には出力端子P00には高論理レベルが出力されている。
【0121】しかしこのような場合、出力端子P00の電
位を強制的に設定する要因はなく、従って例えばNMO
SトランジスタQ6 のリークにより出力端子P00の電位
が低下してくる場合がある。これを放置すると出力端子
00の電位はやがて次段回路の入力バッファ回路40の
遷移電圧VITに達し、入力バッファ回路40がCMOS
構造をとっていればこれに大きな貫通電流を流してしま
うことになる。インバータG6の遷移電圧VRTを遷移電
圧VITよりも大きく設計することにより、このような弊
害を回避することができる。以下その回避について説明
する。
【0122】まず出力端子P00の電位がインバータG6
の遷移電圧VRTよりも大きい時点では次段回路の入力バ
ッファ回路40の遷移電圧VITよりも大きいので出力端
子P00は次段回路に高論理レベルを与えている。
【0123】しかし、出力端子P00の電位がインバータ
G6の遷移電圧VRTを超える状態に至ると、インバータ
G6の出力は高論理レベルとなりNMOSトランジスタ
6 をオン状態にし、出力端子P00はNMOSトランジ
スタQ6 を介して低論理レベルに反転することとなる。
【0124】このとき、出力端子P00の電位は次段回路
の入力バッファ回路40の遷移電圧付近の値をとること
はない。VRT>VITの関係があり、出力端子P00の電位
は電位VRTから低下し始めると電位VITを飛びこして直
ちに電位Vss程度に達するためである。従って次段回路
の入力バッファ回路40に貫通電流が流れることを回避
することができる。
【0125】なお、出力端子P00が状態LからZ状態に
移行した場合、出力端子P00の電位はNMOSトランジ
スタQ6 を介して電源Vssによって規定されるので、変
動することはない。
【0126】図9はこの発明の第6実施例であるプルダ
ウン抵抗コントロール出力回路の回路図である。簡単の
ため、第4,第5実施例の出力回路B0 に相当する部分
のみを示す。コントロール回路20は駆動許可入力端子
i1,駆動選択入力端子Pi2に接続されている。またコ
ントロール回路20とインバータ21とは相互に接続さ
れている。これらの接続は従来の場合(図15)及び第
4,第5実施例(図7,図8)と同様である。
【0127】プルダウントランジスタであるNMOSト
ランジスタQ6 においても、第4,第5の実施例と同
様、出力端子P00に接続されたドレインと、電源Vss
接続されたソースとを有するが、NMOSトランジスタ
6 のゲートはオアゲートG7の出力端に接続されてい
る。オアゲートG7の第1入力端はインバータG6の出
力端に接続され、第2入力端はパルス発生回路SGに接
続されている。インバータG6の入力端は、出力端子P
00に接続されている。
【0128】即ち第6実施例でのオアゲートG7とイン
バータG6とパルス発生回路SGとNMOSトランジス
タQ6 との相互間における接続の関係は、プルダウン抵
抗コントロール入力回路に関する第2実施例でのオアゲ
ートG5とインバータG1とパルス発生回路SGとNM
OSトランジスタQ1 との相互間における接続の関係と
類似したものとなっている。 従って第6実施例におけ
るパルス発生回路SGの働きも第2実施例と同様であ
る。以下回路全体の動作を、図11に示すタイミングチ
ャートで説明する。
【0129】駆動許可入力端子Pi1が状態Lの時(t<
2 )、この出力回路は出力状態となり、駆動選択入力
端子Pi2に供給された電位を出力端子P00に伝達する。
即ち時刻t1 で駆動選択入力端子Pi2の状態が反転すれ
ば、出力端子P00の状態もこれに追従する。駆動許可入
力端子Pi1が状態Hになると(t2 <t<t3 )、ノア
ゲートG4は低論理レベルを、ナンドゲートG3は高論
理レベルをそれぞれ出力し、PMOSトランジスタ
4,NMOSトランジスタQ5 は共にオフ状態とな
る。つまり出力端子P00に出力される電位は、駆動許可
入力端子Pi1が状態Lの時はこの出力回路により決定さ
れ、状態Hの時は出力端子P00に接続された次段回路の
状態により決定される。
【0130】駆動許可入力端子Pi1の状態に拘わらず、
出力端子P00が状態LにあるときにはインバータG6の
出力端は状態Hとなり、NMOSトランジスタQ6 のゲ
ートも状態Hとなる(t1 <t<t3 )。従ってNMO
SトランジスタQ6 はオン状態となる。この後駆動許可
入力端子Pi1が状態Lとなっても、インバータG6,ノ
アゲートG7がNMOSトランジスタQ6 をオン状態に
保持するため、出力端子P00はNMOSトランジスタQ
6 によってプルダウンされ、その状態は保持される(t
3 <t<t4)。この動作は第4,第5実施例と同様で
ある。出力端子P00が状態Hにあるときにはインバータ
G6の出力端は状態Lとなり、NMOSトランジスタQ
6 のゲートにはパルス発生回路SGの出力が伝達される
(t4 <t<t6 )。このとき、NMOSトランジスタ
6 はパルス発生回路SGの発生するパルスに従って間
欠的にオン状態となる。従って出力端子P00の電位は、
駆動許可入力端子Pi1が状態Lのときには(t4 <t<
5 )、PMOSトランジスタQ4 とNMOSトランジ
スタQ6 のそれぞれのオン抵抗の抵抗分割で決まるレベ
ルとなる。図11中、出力端子P00の電位を示すグラフ
において、パルス発生回路SGの出力により間欠的に電
位が低下しているのはこれを示している(t4 <t<t
5 )。
【0131】時刻t5 で駆動許可入力端子Pi1が状態H
となった時、即ち駆動選択入力端子Pi2が状態Hにある
際にインバータ21がZ状態となっても(t=t5 )N
MOSトランジスタQ6 がオフ状態のままであり、時刻
6 まで出力端子P00は状態Hにある。駆動許可入力端
子Pi1が状態Hのままで、次段回路の動作によって出力
端子P00がZ状態となった場合でも同様である。時刻t
6 でパルス発生回路SGが高論理レベルのパルスを出力
すると、既に時刻t5 において出力端子P00はZ状態と
なっているので、出力端子P00の電位は低下して低論理
レベルにまで達する。そしてこれによりNMOSトラン
ジスタQ6 はオン状態を保持しつづけることになる。
【0132】つまり第6実施例によれば、駆動許可入力
端子Pi1が状態Hとなって、インバータ21がZ状態と
なっても、速やかに出力端子P00の電位を低論理レベル
に移行させることができる。つまり出力端子P00がZ状
態にあった場合リーク等によりその電位が低下して次段
回路の入力バッファ回路40の遷移電圧VITに近づき、
次段回路に大きな貫通電流を流すような事態が考えられ
るが、これを回避することができる。
【0133】パルス発生回路SGによるパルスは、出力
端子P00が状態HにあるときにはNMOSトランジスタ
6 に間欠的に不要な電流を流させることになる。しか
し、上記の動作からわかるように、このパルスは狭くて
足り、NMOSトランジスタQ6 における不要な電力消
費を小さく抑えることができる。
【0134】図10はこの発明の第7実施例であるプル
ダウン抵抗コントロール出力回路の回路図である。図9
に示した第6実施例に更にプルダウントランジスタとし
てNMOSトランジスタQ8 を加設したものである。N
MOSトランジスタQ8 は、出力端子P00に接続された
ドレインと、電源VSSに接続されたソースと、インバー
タG1の出力端と接続されたゲートとを有する。
【0135】このように構成された出力回路の動作は第
6実施例の場合とほぼ同様である。出力端子P00が状態
LにあるときはインバータG6によってNMOSトラン
ジスタQ6 ,Q8 の両方がオン状態となり、出力端子P
00の状態Lを保持する。又、出力端子P00が状態Hにあ
るときには、インバータG6によってNMOSトランジ
スタQ8 はオフ状態とされ、この出力回路の動作には関
与せず第6実施例と同じ動作をすることになる。
【0136】出力端子P00が状態HからZ状態へ移行し
た場合に、パルス発生回路SGの発生するパルスにより
NMOSトランジスタQ6 がオン状態となって出力端子
00が状態Lへ移行すると、インバータG6によって直
ちにNMOSトランジスタQ8 もオン状態になり、結局
第6実施例と同じ動作をすることになる。
【0137】なお、この第7実施例ではNMOSトラン
ジスタQ6 ,Q8 がオン状態となったとき、出力端子P
00が第6実施例の場合と比較して小さなオン抵抗でプル
ダウンされ、ノイズに強くなるという付加的効果があ
る。その一方で、出力端子P00が状態Hにある場合に、
パルス発生回路SGの発生するパルスによってオン状態
とされるのはNMOSトランジスタQ6 のみであり、間
欠的に流れる不要な電流は第6実施例の場合と同じであ
り、増加していない。よって不要な電力消費を抑えつ
つ、独立してプルダウン時の抵抗を設計することが可能
である。
【0138】
【発明の効果】以上の説明から、この発明は以下の効果
を奏することがわかる。
【0139】請求項1及び請求項2にかかる発明におい
て、第1トランジスタは入力端子の電位が高論理レベル
にある時に間欠的にオン状態へ駆動されるので、入力端
子に入力する前段の回路の出力が高論理レベルから高イ
ンピダンス状態となった場合に、入力端子を速やかに低
電位電源に接続して、入力バッファ回路に貫通電流を流
すことを回避するとともに、次段以降に安定した電位を
供給する。また駆動は間欠的ゆえ電力消費は少ない。
【0140】請求項3にかかる発明において、入力端子
に入力する前段の回路の出力が高論理レベルから高イン
ピダンス状態となった場合に、第1及び第4トランジス
タがより低いプルダウン抵抗で入力端子を速やかに低電
位電源に接続する。
【0141】しかも入力端子が高インピダンス状態でな
く、かつ高論理レベルにあるときには、第1トランジス
タのみが間欠的に駆動されるので、不要な電力の消費は
小さく抑えられる。
【0142】請求項4及び請求項5にかかる発明におい
て、第1トランジスタは出力端子の電位が高論理レベル
にある時には出力端子を低電位電源に接続せず、したが
って不要な電力を消費させることなく、出力端子の電位
高論理レベルにない時に出力端子を低電位電源に接続
するプルダウン抵抗として働く。
【0143】請求項6及び請求項7にかかる発明におい
て、第1トランジスタは出力端子の電位が高論理レベル
にある時に間欠的にオン状態へ駆動されるので、出力端
子が出力する次段の回路が高論理レベルから高インピダ
ンス状態となった場合に、出力端子を速やかに低電位電
源に接続して、次段の回路の入力バッファ回路に貫通電
流を流すことを回避するとともに、安定した電位を供給
する。また駆動は間欠的ゆえ電力消費は少ない。
【0144】請求項8にかかる発明において、出力端子
が出力する次段の回路が高論理レベルから高インピダン
ス状態となった場合に、第1及び第4トランジスタがよ
り低いプルダウン抵抗で出力端子を速やかに低電位電源
に接続する。
【0145】しかも出力端子が高インピダンス状態でな
く、高論理レベルにあるときには、第1トランジスタの
みが間欠的に駆動されるので、不要な電力の消費は小さ
く抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第2実施例にかかるプルダウン抵抗
コントロール入力回路の回路図である。
【図2】図1に示すプルダウン抵抗コントロール入力回
路の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】この発明の第1実施例にかかるプルダウン抵抗
コントロール入力回路の回路図である。
【図4】図3に示すプルダウン抵抗コントロール入力回
路の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】この発明の第3実施例にかかるプルダウン抵抗
コントロール入力回路の回路図である。
【図6】パルス発生回路SGの一構成例を示す回路図で
ある。
【図7】この発明の第4実施例にかかるプルダウン抵抗
コントロール出力回路の回路図である。
【図8】この発明の第5実施例にかかるプルダウン抵抗
コントロール出力回路の回路図である。
【図9】この発明の第6実施例にかかるプルダウン抵抗
コントロール出力回路の回路図である。
【図10】この発明の第7実施例にかかるプルダウン抵
抗コントロール出力回路の回路図である。
【図11】図9に示すプルダウン抵抗コントロール出力
回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図12】従来の入力バッファ回路を示す回路図であ
る。
【図13】従来の入力バッファ回路の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図14】入力端子Pi が高インピダンス状態(Z状
態)となる例を示す回路図である。
【図15】従来の出力バッファ回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
i 入力端子 Po ,Poo 出力端子 Q1 ,Q6 ,Q7 ,Q8 NMOSトランジスタ(プル
ダウントランジスタ) Q3 ,Q5 NMOSトランジスタ Q2 ,Q4 PMOSトランジスタ G1,G2 ゲート(インバータ) G3 ナンドゲート G4 ノアゲート G5 オアゲート VDD,VSS 電源 VRT インバータG1の遷移電圧 SG パルス発生回路 11 入力バッファ回路 21 出力バッファ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/092 H03K 19/00 101K H03K 19/0175

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子と、出力端子と、高電位点と低
    電位点との間に設けられ、前記入力端子に接続された入
    力端と、前記出力端子に接続された出力端とを備え、か
    つ第1の遷移電圧を有する入力バッファ回路と、前記入
    力端子に接続された第1電極と、前記低電位点に接続さ
    れた第2電極と、制御電極とを有し、前記制御電極の電
    位が比較的高電位の場合にオン状態へと駆動され、前記
    制御電極の電位が比較的低電位の場合にオフ状態へと駆
    動される第1トランジスタと、前記入力端子に接続され
    た入力端と、前記第1トランジスタの前記制御電極に接
    続された出力端とを有し、前記入力端子の電位が第2遷
    移電圧よりも低い場合には前記第1トランジスタの前記
    制御電極に前記比較的高電位を出力し、前記入力端子の
    電位が前記第2遷移電圧よりも高い場合には前記第1ト
    ランジスタの前記制御電極に前記比較的低電位を基準と
    して前記比較的高電位にまで達する間欠的なパルスを出
    力する第1論理反転回路と、を備えるプルダウン抵抗コ
    ントロール入力回路。
  2. 【請求項2】 前記第1論理反転回路は前記間欠的なパ
    ルスを出力するパルス発生回路と、前記第1論理反転回
    路の前記入力端に接続された入力端と、出力端とを有す
    るインバータと、前記インバータの前記出力端に接続さ
    れた第1入力端と、前記パルス発生回路に接続された第
    2入力端と、前記第1論理反転回路の前記出力端に接続
    された出力端とを有するオアゲートと、を備える請求項
    1記載のプルダウン抵抗コントロール入力回路。
  3. 【請求項3】 前記入力端子に接続された第1電極と、
    前記低電位点に接続された第2電極と、制御電極とを有
    する前記第1トランジスタと同極性の第4トランジスタ
    と、前記入力端子に接続された入力端と、前記第4トラ
    ンジスタの前記制御電極に接続された出力端とを有し、
    前記入力端子の電位が前記第2遷移電圧よりも低い場合
    には前記第4トランジスタの前記制御電極に前記比較的
    高電位を出力し、前記入力端子の電位が前記第2遷移電
    圧よりも高い場合には前記第4トランジスタの前記制御
    電極に前記比較的低電位を出力する第2論理反転回路
    と、を更に備える請求項1記載のプルダウン抵抗コント
    ロール入力回路。
  4. 【請求項4】 駆動許可入力端子と、駆動選択入力端子
    と、前記駆動許可入力端子及び前記駆動選択入力端子の
    信号によって制御される第1駆動出力端及び第2駆動出
    力端とを有するトライステートコントロール回路と、 出力端子と、 高電位点と低電位点との間に設けられ、前記第1駆動出
    力端に接続された第1入力端と、前記第2駆動出力端に
    接続された第2入力端と、前記出力端子に接続された出
    力端とを備えた出力バッファ回路と、 前記出力端子に接続された第1電極と、前記低電位点に
    接続された第2電極と、制御電極とを有し、前記制御電
    極の電位が比較的高電位の場合にオン状態へと駆動さ
    れ、前記制御電極の電位が比較的低電位の場合にオフ状
    態へと駆動される第1トランジスタと、 前記出力端子に接続された入力端と、前記第1トランジ
    スタの前記制御電極に接続された出力端とを有する第1
    論理反転回路と、 を備えるプルダウン抵抗コントロール出力回路。
  5. 【請求項5】 前記第1論理反転回路は第2遷移電圧を
    有し、前記第1論理反転回路の前記入力端の電位が前記
    第2遷移電圧よりも低い場合には前記第1論理反転回路
    の前記出力端に前記比較的高電位を出力し、前記第1論
    理反転回路の前記入力端の電位が前記第2遷移電圧より
    も高い場合には前記第1論理反転回路の前記出力端に前
    記比較的低電位を出力する、請求項4記載のプルダウン
    抵抗コントロール出力回路。
  6. 【請求項6】 前記第1論理反転回路は第2遷移電圧を
    有し、前記第1論理反転回路の前記入力端の電位が前記
    第2遷移電圧よりも低い場合には前記第1論理反転回路
    の前記出力端に前記比較的高電位を出力し、前記第1論
    理反転回路の前記入力端の電位が前記第2遷移電圧より
    も高い場合には前記第1論理反転回路の前記出力端に前
    記比較的低電位を基準として前記比較的高電位にまで達
    する間欠的なパルスを出力する、請求項4記載のプルダ
    ウン抵抗コントロール出力回路。
  7. 【請求項7】 前記第1論理反転回路は前記間欠的なパ
    ルスを出力するパルス発生回路と、前記第1論理反転回
    路の前記入力端に接続された入力端と、出力端とを有す
    るインバータと、前記インバータの出力端に接続された
    第1入力端と、前記パルス発生回路に接続された第2入
    力端と、前記第1論理反転回路の前記出力端に接続され
    た出力端とを有するオアゲートと、を備える請求項6記
    載のプルダウン抵抗コントロール出力回路。
  8. 【請求項8】 前記出力端子に接続された第1電極と、
    前記低電位点に接続された第2電極と、制御電極とを有
    する前記第1トランジスタと同極性の第4トランジスタ
    と、前記出力端子に接続された入力端と、前記第4トラ
    ンジスタの前記制御電極に接続された出力端とを有し、
    前記出力端子の電位が前記第2遷移電圧よりも低い場合
    には前記第4トランジスタの前記制御電極に前記比較的
    高電位を出力し、前記入力端子の電位が前記第2遷移電
    圧よりも高い場合には前記第4トランジスタの前記制御
    電極に前記比較的低電位を出力する第2論理反転回路
    と、を更に備える請求項6記載のプルダウン抵抗コント
    ロール出力回路。
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