JP2622974B2 - 透水床構造体 - Google Patents

透水床構造体

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JP2622974B2 JP28221387A JP28221387A JP2622974B2 JP 2622974 B2 JP2622974 B2 JP 2622974B2 JP 28221387 A JP28221387 A JP 28221387A JP 28221387 A JP28221387 A JP 28221387A JP 2622974 B2 JP2622974 B2 JP 2622974B2
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良信 島袋
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島袋 直哉
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、風呂場の脱衣場等水気のある場所に使用す
る透水床構造体に関する。
従来の技術 従来、風呂場の脱衣場等の床は、木やコンクリート材
で構成されており、その床面はその構造材がそのまま露
出しているか、またはタイル貼りやフロアーシート、カ
ーペット等が貼られているが、何れにしても透水構造に
なっていない。また、風呂場等常時水が供給される床
は、床面の一部に排水ドレン溝が設けられて排水構造に
なっているが、床全面から透水することはできない。
発明が解決しようとする問題点 上記のように従来の床は透水性を有していないので、
例えば湯上がり時体から滴下した水滴は床面に吸収され
ることなく床面に残留する欠点があり、快適さを損なう
ばかりでなく、水分によって滑り易くなって危険であっ
た。また、風呂の洗い場等では、一般にタイル貼りされ
ているが、タイル自体は吸水構造になってなく、水に濡
れて滑りやすくなる欠点があった。さらに、タイル貼り
の場合は、排水構造にするためには、予め設けられたフ
ロアドレンにあわせてタイルを現場において切欠き加工
をしているのが現状であり、施工が面倒であった。
本発明は、従来の床構造体の上記欠点を解消するため
に創案されたものであつて、表面に滴下した水分をすぐ
に透過させて表面を常に渇いた状態に保つことが出来、
水分による床面上での滑りを防止し、且つ従来の床基盤
に簡単に施工することができる水気のある場所で使用さ
れる床構造体を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本発明は、粒子が点接触して連続気泡を有して焼成さ
れ、極めて優れた透水性を有する透水床板の開発に成功
し、達成されたものである。
即ち、本発明の透水床構造体は、粒子が点接触して連
続気泡を有して焼成された透水床板を床基盤上に設置し
てなることを特徴とする構成を採用することによって上
記目的を達成したものである。
作用 予め風呂場の脱衣場等設置場所の大きさに組立てられ
ているので、現場の床面に単に設置するだけで、簡単に
施工することができる。本発明の透水床は粒子が点接触
構造になっているので極めて透水率が高く、透水床上に
滴下した水分は、直ちに連続気泡を通過して排水床基盤
の排水溝に流下する。従って、本発明の床構造体は、床
面上に水分が供給されても床面は常時渇いた状態に維持
され、快適さを保つことができると共に、風呂場の床に
適用すると従来のタイル床のように表面の水分による滑
りを発生させることがなく極めて安全である。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明に係る透水床構造体の一実施例を示し
ている。図中、1は本発明に係る透水床構造体であり、
該床構造体は透水床2、排水床基盤3及び床ドレン金具
5を予め定格の大きさに一体に組立ておき、建築現場で
簡単に設置できるようにしてある。上記透水床2は、長
石等の陶磁器原料またはコランダム等のファインセラミ
ック原料等の無機質原料を整粒して粉粒体にし、これに
おがくず等の有機質原料を整粒した粉粒体を混合して板
状に成形し、その後1000℃〜1700℃で焼成して得られた
セラミック板からなり、粒径がほぼ80メッシュ程度の粒
子が点接触して連続気泡組織を持っており、充分な透水
性を有している。排水床基盤3は、コンクリート製また
は軽量コンクリート製であり、表面に排水溝4が適宜に
配置されている。床ドレン金具5は、必ずしも必要でな
いが、大量に水を流出する場合のために設置されるもの
であり、下端部に設置現場の床基盤8に設置されている
排水パイプ9への挿入ソケット6を有している。挿入パ
イプの外周部には適宜に穴が形成されていて、該ソケッ
トが排水パイプに差し込まれていても、排水溝4からの
排水が排水パイプへ自由に流下できるようになってい
る。
本実施例の透水床構造体は、以上の様に構成されてお
り、予め風呂場の脱衣場等の大きさに組立られているの
で、排水パイプ9が設置された荒打ちコンクリート床面
10又は土間面に単に設置するだけで、簡単に施工でき
る。透水床面上に滴下した水分は、透水床の連続気泡を
通過して排水床基盤の排水溝に流下し、排水パイプ9か
ら排水される。
上記透水床の透水能力は、約80メッシュの大きさの粒
子が点接触して連続気泡構造になっていて厚さが約5mm
の場合について測定したら次のような結果が得られた。
上記透水床の表面に底面積が28.73cm2で高さが13mmのパ
イプに載せ、パイプ底面外周部を密封して周囲への漏洩
を防止して粘土懸濁水を満注してたところ、7秒で完全
に懸濁水は透水した。即ち、約37ccの水が28.73cm2の面
積から7秒で透水したので、単位面積、単位時間当りの
透水量は0.18cc/cm2・sであり、極めて高い透水能力を
示した。従って、本実施例の床構造体を風呂場の脱衣場
に適用すると、湯あがりの足裏等に付着した水滴はすぐ
に吸着され、床面は常時渇いた状態に維持されて快適さ
を保つことができる。また、大量の水が供給される風呂
の洗い場等に適用しても充分な透水能力を有しているこ
とが判明した。
第4図及び第5図は、本発明の他の実施例を示すもの
であり、本実施例では、透水床の下面に直接排水溝を形
成した透水床ブロック12を適宜接合して透水床構造体を
形成し、既設の床面に設置できるようにしたものであ
る。前記透水床ブロック12は、単部に接合面13,14が形
成され、該接合面を互いに接合して適宜大きさに組立る
ことができる。15,16は固定用の縁枠である。縁枠16
は、例えばアルミ引き抜き材で形成され、その開口縁で
透水床前記接合面13を挾んで、ボルトで締め付けること
によって、複数の透水床を分離しないように確実に接合
することができる。なお、図中17は、締め付けボルト用
の螺子穴である。
第6図はさらに他の実施例であり、本実施例では波形
状の排水床基盤20を採用し、該排水床基盤20と透水床21
を一体に組合せ、施工現場で簡単に設置できるようにな
っている。
さらに、第7図は他の実施例であり、本実施例では、
厚目に製作した透水床23を直接現場の床基盤面に設置す
るようにしてある。本考案にかかる透水床は、粒子が点
接触構造になっているので、必ずしも下部に排水溝を設
けなくても、表面から給水した水は周囲に広がり、その
側面から排水されるから、透水床の厚さが厚ければ直接
床面に置いてもその機能を十分に果たすことができる。
以上のように、本発明の透水床構造体は、種々の態様
が考えられ、またその用途も、風呂場床のみならず、玄
関、テラス等水気のある場所の床に適用することができ
る。
効果 本発明の透水床構造体は、以上のような構成からな
り、予め設置場所の大きさに組立てられているので、現
場の床面に単に設置するだけで、簡単に施工することが
できる。そして透水床は、粒子が点接触構造になってい
るので極めて透水率が高く、透水床上に滴下した水分
は、直ちに透水床の連続気泡を通過するので、床面上に
水分が供給されても床面は常時渇いた状態に維持され、
快適さを保つことができると共に、風呂場の床に適用す
ると従来のタイル床のように表面の水分による滑りを発
生させることがなく極めて安全である等、実用上優れた
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示すものであり、第1図は透水
床構造体の施工状態を示す側断面図、第2図は第1図の
A−A断面図、第3図は透水床と排水床基盤とを組合せ
た状態の斜視図、第4図及び第5図は他の実施例の両側
部近傍の斜視図、第6図はさらに他の実施例の正面断面
図、第7図は別の実施例の正面断面図である。 1:透水床構造体体、2,12,21,23:透水床、3,20:排水床基
盤、4:排水溝、5:ドレン金具、8:床基盤、9:排水パイプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒子が点接触して連続気泡を有して焼成さ
    れた透水床板を床基盤上に設置してなることを特徴とす
    る透水床構造体。
JP28221387A 1987-11-10 1987-11-10 透水床構造体 Expired - Lifetime JP2622974B2 (ja)

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JPH01125462A JPH01125462A (ja) 1989-05-17
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