JP2620752B2 - パイプ連結具 - Google Patents

パイプ連結具

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JP2620752B2
JP2620752B2 JP5316893A JP31689393A JP2620752B2 JP 2620752 B2 JP2620752 B2 JP 2620752B2 JP 5316893 A JP5316893 A JP 5316893A JP 31689393 A JP31689393 A JP 31689393A JP 2620752 B2 JP2620752 B2 JP 2620752B2
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wedge
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bearing
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Inventor
栄児 宮島
洋 吉田
信二 吉田
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株式会社マルサ
日本ビテイリース株式会社
住金鋼材工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば建築用足場を組
み立てる際に多用されるパイプ連結具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来
は、パイプ抱持縁を有するL型のパイプ受基体の一端に
締付抱持体を開閉自在に枢着し、この締付抱持体の先端
にボルト杆を設け、パイプ受基体の他端に支承部を設け
ると共に、この支承部にボルト杆が嵌入する嵌入溝を形
成し、締付抱持体を閉じて、この嵌入溝にボルト杆を嵌
入し、外側よりナットを螺着して支承部に対して締め付
けてパイプを抱持固定するもので、例えばこのクランプ
を背中合わせに二体連結することで、直交する仮設パイ
プを交叉連結するものである。
【0003】従来のこのようなクランプの締付作業はボ
ルトナット締付方式であり、回動工具を要して回し締め
作業を要することなどから厄介な作業で作業能率が悪
い。
【0004】そこで、出願人はハンマーなどの打撃具の
みで締め付けできる楔方式のクランプの開発に取り組
み、例えば実願平4−54068号などの楔式クランプ
などを開発した。
【0005】しかしながら、楔は図7に示すような形状
であったため例えばこのクランプの止着場所によっては
打撃した楔を打ち戻してクランプを取り外す場合に、図
8に示すように楔の打入側先端部に邪魔物17があり、
楔の打入側先端部を戻し方向に打ち戻しずらい場合があ
り、クランプが取り外しにくくなるという問題点が生じ
得る。
【0006】本発明は、このような問題点を解決すべく
この楔式クランプに更に改良を加え、クランプが取り外
しにくくなることも防止した実用性に秀れた楔式のクラ
ンプを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0008】鋼管1を抱持する抱持縁2’を形成した基
体2の一端部に、締付抱持体3の基端部を枢着して基体
2に対して締付抱持体3を開閉自在に設け、基体2の他
端部に支承部4を突設し、この支承部4を分断するよう
に締付抱持体3の開閉先端部が嵌入する嵌入部5を基体
2の他端部に形成し、この締付抱持体3の開閉先端部
に、この開閉先端部を嵌入部5に嵌入した際に支承部4
と所定間隙を置いて対向する支承対向部6を突設し、こ
の締付抱持体3の開閉先端部にこの締付抱持体3に対し
て回動自在にして且つ締付抱持体3と離れない状態にし
て締付抱持体3の長さ方向に楔体7を突設し、前記基体
2で鋼管1を抱持し締付抱持体3を起こして鋼管1を締
め付け抱持した際、楔体7を略90度回動して前記支承
部4と支承 対向部6間に打入スライドし得るように構成
したパイプ連結具であって、この楔体7の打入基端側に
楔体7の打入方向と反対方向の戻し方向へ打撃し得る係
脱用打撃部11を突設したことを特徴とするパイプ連結
具に係るものである。
【0009】
【作用】鋼管1に基体2を抱持して締付抱持体3を閉じ
て締付抱持体3の開閉先端部を嵌入切欠部5内に嵌入す
る。
【0010】すると、支承部4と支承対向部6とが所定
の間隙を介して対向し、この間隙内に打入スライドでき
るように楔体7を回動し、楔体7の打入側基端部を打入
して楔体7を打入スライドし、鋼管1に本案品を抱持固
定する。
【0011】この本案品を取り外す場合は、逆にこの楔
体7の打入側先端部を打入スライド方向と反対方向の戻
し方向に打撃して楔体7を打ち戻して取り外すが、この
楔体7の打入側先端部側に邪魔物があって打ち戻し打撃
しずらい場合には、楔体7の打入基端側に設けた係脱用
打撃部11を戻し方向に打撃して楔体7を打ち戻し、本
案品を取り外す。
【0012】
【実施例】図面は本案品にパイプ枢着連結部15を設け
たもので、この連結部15を介してパイプ14の両端に
夫々本案品を連結し、作業足場を構築する脚パイプ16
に本案品によって交差状態にこのパイプ14を架設して
作業足場を補強するように使用する場合を図示してい
る。
【0013】本実施例では、従来例のボルトナット方式
と略同様の構成で抱持縁2’を有するL字型の基体2の
一端に締付抱持体3を開閉自在に枢着し、他端を外方へ
突出させて支承部4を形成し、この支承部4を分断する
ようにして切欠溝を形成して嵌入部5(嵌入切欠部5)
を形成している。
【0014】一方締付抱持体3の嵌入切欠部5に嵌入す
る開閉先端を略直角に折り返して突出状態となる支承対
向部6を形成し、この支承対向部6と締付抱持体3との
間に取付杆9を架設している。楔体7の長さ方向に形成
した打入スライド用長窓10をこの取付杆9に係合して
楔体7を締付抱持体3に対して回動自在にして且つ打入
スライド自在に設けている。
【0015】この楔体7は打入側基端部に打撃部13を
設け、先端に行く程幅細くなる楔形状に設定し、嵌入切
欠部5に締付抱持部3を嵌入した後略直角に楔体7を回
動して打撃部13を打撃することで、支承部4と支承対
向部6間の間隙に打ち込み係止するように形成してい
る。
【0016】また、本実施例では折曲形成して形成した
支承対向部6を支承部4側に向けて凸状態の湾曲面8に
形成し、楔体7に対して線当たり状態となるように形成
している。
【0017】また、嵌入切欠部5により左右対称状態に
分断形成されている支承部4・4の略中央上方に湾曲面
8が位置するように設けている。従って、楔体7を打ち
込んだ締付状態において、嵌入切欠部5により左右に分
断された支承部4間の上部に支承対向部6が位置し、支
承対向部6の対向面は湾曲面8に形成されているため、
楔体7には線当たり状態で圧接し、楔体7に対してバラ
ンス良く、片持状態とならず上部の湾曲面8のより良好
に楔体7を圧接することとなり、この楔体7の打入によ
る締付が強固となり、またこの状態が安定的となり、外
れにくい秀れた楔式のパイプ連結具となる。
【0018】また、本実施例の楔体7は、支承部4に打
入用スライド長窓10を境にした左右平行縁が当接する
ように形成しており、この左右平行縁が係合する線状の
ガイド溝12を支承部4の支承面に二本設けている。こ
のガイド溝12は支承部4の裏面をプレスして二本のガ
イド溝12間を支承面側へ突出することで形成してい
る。
【0019】更に本発明は次の点を改良している。
【0020】本実施例では楔体7の打入側基端に、側方
へ向けて係脱用打撃部11を突設して楔体7をL状に一
体成形している。この係脱用打撃部11の基端側の端面
(外面)が前記楔体7を打入スライドせめる打撃部13
として利用でき、従って打撃部13が広く形成され、係
脱用打撃部11の打入側の端面(内側裏面)を楔体7を
打ち戻す場合の打撃面としている。
【0021】従って、本案品を取り外す場合には、楔体
7の打入側先端部を打入スライド方向と反対方向の戻し
方向に打撃して楔体7を打ち戻すが、例えば、図1,図
6に示す本実施例の使用例のように本案品を取り付ける
場合には桟杆17などが邪魔となって楔体7の打入側先
端部を戻し方向にハンマーなどで打撃しずらいが、この
場合は、前記楔体7の打入側基端に突設した係脱用打撃
部11は邪魔物がなく打撃可能で、この係脱用打撃11
の打入側の端面を戻し方向に打撃して楔体7を打ち戻
し、本案品を取り外す。
【0022】従って、場合によってはこの係脱用打撃部
11を利用することでどのような止着場所に本案品を取
り付けても容易に外すことができる。
【0023】また、本実施例のように単に楔体7をL形
に一体形成するだけで良いので、コスト高ともならず、
また、この係脱用打撃部11は楔体7の打入スライド時
にも利用でき楔体7の打ち込みも楔体7の打ち戻しも容
易となる。
【0024】尚、基体2をC状の抱持縁の2’を有する
L型体2Aの他端部に抱持体2Bを開閉自在に枢着して
構成し、この二体から成る基体2と基体2の一端に枢着
する締付抱持体3との三点から成るクランプに本発明を
適用しても良いし、各部材の構成も適宜設計し得るもの
である。
【0025】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、
に締付抱持体を起こして抱持した際に楔体を略90度回
動して、支承部と支承対向部との間であって、この基体
の他端部上に交差状態に打入スライドさせるだけで良
く、固定締付操作が非常に容易であると共に、この締付
力は単に楔体の楔係止作用だけでなく、この楔体が楔係
止することにより、この楔体がこの基体の他端部上に交
差状態に係止されるために締付抱持体が確固に開き止め
固定されるから、抱持固定強度が極めて強い安全性に秀
れたパイプ連結具となる。
【0026】即ち、締付抱持体の開き方向と楔体の楔戻
り方向とは同方向でなく直交方向のため、締付度が緩む
ことがないため、抱持強度が確固に維持され、極めて安
全性に秀れ、しかもその締付固定操作が極めて容易とな
る実用性に秀れたパイプ連結具となる。
【0027】また、本発明は、係脱用打撃部を設けたこ
とによりたとえクランプの取り付け場所によっては楔体
の打入側先端部を邪魔物によって打ち戻しずらい場合で
もこの場合には楔体側基端に設けた係脱用打撃部を打ち
戻すことで楔体を打ち戻すことができるので、取り外し
が良好となり止着場所が制限されない秀れた楔式のパイ
プ連結具となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の使用例を示す作業足場の斜視図であ
る。
【図2】本実施例の説明斜視図である。
【図3】本実施例の締付状態(取り付け状態)の断面図
である。
【図4】本実施例の締付状態(取り付け状態)の正面図
である。
【図5】本実施例の楔体の斜視図である。
【図6】本実施例の使用例を示す拡大説明図である。
【図7】従来例の楔の斜視図である。
【図8】従来例の使用例を示す拡大説明図である。
【符号の説明】
1 鋼管 2 基体 2’抱持縁 3 締付抱持体 4 支承部 5 嵌入切欠部 6 支承対向部 7 楔体 11 係脱用打撃部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 洋 東京都台東区台東4丁目11番4号 日本 ビテイリース株式会社内 (72)発明者 吉田 信二 兵庫県尼崎市扶桑町1番21号 住金鋼材 工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−133644(JP,U) 実開 昭52−86916(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管を抱持する抱持縁を形成した基体の
    一端部に、締付抱持体の基端部を枢着して基体に対して
    締付抱持体を開閉自在に設け、基体の他端部に支承部を
    突設し、この支承部を分断するように締付抱持体の開閉
    先端部が嵌入する嵌入部を基体の他端部に形成し、この
    締付抱持体の開閉先端部に、この開閉先端部を嵌入部
    嵌入した際に支承部と所定間隙を置いて対向する支承対
    向部を突設し、この締付抱持体の開閉先端部にこの締付
    抱持体に対して回動自在にして且つ締付抱持体と離れな
    い状態にして締付抱持体の長さ方向に楔体を突設し、前
    記基体で鋼管を抱持し締付抱持体を起こして鋼管を締め
    付け抱持した際、楔体を略90度回動して前記支承部と
    支承対向部間に打入スライドし得るように構成したパイ
    プ連結具であって、この楔体の打入基端側に楔体の打入
    方向と反対方向の戻し方向へ打撃し得る係脱用打撃部を
    突設したことを特徴とするパイプ連結具。
JP5316893A 1993-12-16 1993-12-16 パイプ連結具 Expired - Lifetime JP2620752B2 (ja)

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JPH07166694A JPH07166694A (ja) 1995-06-27
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