JP4177511B2 - 壁面や天井面に器具を取り付けるためのアンカー - Google Patents

壁面や天井面に器具を取り付けるためのアンカー Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、石膏ボード等の脆弱な壁面や裏面に手が入らないような条件の壁面や天井面に各種器具等をビス等で固定するために使用するアンカーに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、石膏ボード等を用いた壁面に各種器具等を固定する場合、石膏ボードは脆弱なため直接釘やねじを直接打ち込んでも効かないため、該石膏ボードの裏面側に補強金属板等を予め貼り付けておくが、位置変更等が生じると、補強金属板がない箇所へ取付けなければならない事態が生じる。
【0003】
また、壁の裏の空間は狭いために手を入れることができない条件が多々ある。
【0004】
そこで、壁面材に表面側から孔をあけ、この孔から挿通して壁の裏面側に位置させ、孔の部分で壁面材の表面からボルトで各種器具等を固定することができるアンカーが、特公昭36−18855号や特願昭52−55254号等によって提案されている。
【0005】
特公昭36−18855号で提案されている前者のアンカーは、中央にねじ孔が設けられた締結部材と、この締結部材に一面側へ引出した状態で連結したテープと、該テープに移動自在となるよう取り付けられ、壁の下孔に挿入する圧迫片との組み合わせからなり、締結部材とテープが平行するようテープを折り曲げた状態で、締結部材とテープの一部を壁の下孔に通して壁の裏面側に位置させ、テープを引っ張って締結部材を壁の裏面に当接させた状態で、圧迫片を下孔に挿入し、この後、器具に挿通したビスを圧迫片に挿入して締結部材のねじ孔にねじ込み、テープの突出部分を切断した後ビスを本格的にねじ込むことにより、器具の締結を行うものである。
【0006】
また、後者の特願昭52−55254号で提案されているアンカーは、二又状となる弾性帯板の先端に、中央にねじ孔が設けられた締結部材を固定し、壁の下孔に挿入する圧迫片を弾性帯板に移動可能となるよう取り付けた構造を有し、弾性帯板を折り曲げて締結部材を平行状とした状態で壁の下孔から裏面側に挿通し、締結部材が直角の姿勢に復帰した状態で弾性帯板を引っ張り、締結部材を壁の裏面に当接させた状態で圧迫片を下孔に圧入して弾性帯板に係止し、弾性帯板の切断除去後に、器具に挿通したビスを圧迫片に挿入して締結部材のねじ孔にねじ込むことにより、器具の締結を行うものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、何れのアンカーも、ビスのねじ込み時に締結部材を共回りしないようにしなければならず、前者のアンカーでは、テープを強く引っ張りながら同時にねじ込み作業を行なう必要があり、作業性が極めて悪いという問題がある。
【0008】
しかも、テープの切断が正確でないと、残ったテープがビスの頭で押され、その分だけ締結部材と壁面との間に隙間が生じ、共回りやガタ付きが発生する。
【0009】
また、後者のアンカーにおいては、弾性帯板と圧迫片の係合が段階的になっているので、締結部材と圧迫片による壁材の挟み込みに隙間が生じやすく、ビスのねじ込み時に締結部材が共回りするという問題がある。
【0010】
そこで、この発明の課題は、作業性が極めて良く、しかも締結時に共回りやガタ付きの発生がない壁面や天井面に器具を取り付けるためのアンカーを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、雄ねじを受容する孔が設けられた締結部材と、この締結部材の孔を挟む両側の位置に取り付けられ、該締結部材の一面側に引き出された紐状部材と、この紐状部材に移動自在となるよう取り付けるグリップ部材とからなり、前記グリップ部材が、締結具の挿通孔を有する頭部の一面側に、この頭部から軸方向に下がり傾斜となる回り止め突起と、締結部材に対して幅方向に外嵌する間隔で対向するよう突出する一対の挟持片を設け、両挟持片の対向面に締結部材への外嵌状態で該締結部材に対して抜け止め方向に係合する係合爪を設けて形成されている構成を採用したものである。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、締結部材が硬質の材料を用いて一面側に平坦面を有する棒軸状となり、その中央に雄ねじを受容する孔と、この孔を挟んで締結部材の長さ方向に沿う両側の位置に紐挿通孔とを、一面側から他面側に貫通するよう並設して形成され、紐状部材が一本の連続したものからなり、両紐挿通孔に締結部材の他面側から挿通することにより一面側に引き出され、グリップ部材は両挟持片と直角の位置関係の配置で頭部の両側に設けた紐挿通孔を紐状部材に挿通することにより、紐状部材に移動自在に取り付けられている構成を採用したものである。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、締結部材の一面側で中央部の位置に、平坦面に対して突出する突軸部が設けられ、雄ねじを受容する孔と紐挿通孔がこの突軸部を貫通している構成を採用したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0015】
図1と図2のように、アンカー1は、締結部材2と、この締結部材2に連結して一面側に引きだされる紐状部材3と、この紐状部材3に移動自在となるよう取り付けるグリップ部材4との組み合わせからなり、締結部材2は、各種金属や合成樹脂等の硬質の材料を用いて一面側に平坦面5を有する棒軸状に形成され、その中央にビスの雄ねじを受容する孔6と、この孔6を挟んで締結部材2の長さ方向に沿う両側の位置に紐挿通孔7、7とが一面側から他面側に貫通するよう設けられている。
【0016】
この締結部材2の一面側で中央の位置には、平坦面5に対して突出する円軸や角軸状の突軸部8が設けられ、上記した雄ねじを受容する孔6と紐挿通孔7、7がこの突軸部8を貫通している。このように、突軸部8を設けることにより、締結部材2の厚みを部分的に厚くでき、雄ねじを受容する孔6の長さを十分に確保できてビスとの締結力を向上させることができるという利点がある。
【0017】
上記雄ねじを受容する孔6は、図1の場合、ねじ孔を示したが、図9のように、孔の内周面に複数の突条9を軸方向に沿って設け、ビスのねじ山がこの突条9に食い込むことにより、締結が行えるようにしてもよい。
【0018】
前記紐状部材3は、図示の場合、樹脂成形による一体構造を例示し、両紐挿通孔7、7に締結部材2の他面側からそれぞれ挿通する二本の紐体3aの一端側を、両紐挿通孔7、7の間隔に一致するよう接続部3bで接続して二又状とし、両紐体3aは締結部材2よりも十分に長い長さを有し、その他端側は結合具10で結合するようになっている。
【0019】
この紐状部材3は、上記のような構造に限定されるものではなく、一端側に頭部を設けた一本物の構造とし、両紐挿通孔7、7に対して締結部材2の他面側から挿通するようにしてもよい。
【0020】
前記グリップ部材4は、円形頭部11の中央にビスの挿通孔12を設け、この頭部11の裏面側に、上記挿通孔12が貫通する短い円軸部13と、この円軸部13の周囲で挿通孔12を挟む両側の位置から該円軸部13の軸方向に突出し、締結部材2に対して幅方向に外嵌する間隔で対向する一対の挟持片14、14とを設け、両挟持片14、14の対向面で長さ方向の途中の位置に、締結部材2への外嵌状態で該締結部材2に対して抜け止め方向に係合する係合爪15、15が設けられている。
【0021】
上記グリップ部材4における円軸部13と両挟持片14、14の外面には、頭部11から軸方向に下がり傾斜となる回り止め突起16が設けられ、頭部11の挿通孔12を挟む両側で、両挟持片14、14と直角となる位置に紐体3aの紐挿通孔17、17が紐挿通孔7、7と等しい間隔で設けられている。
【0022】
このグリップ部材4は、各種金属や合成樹脂を用いて形成され、一対の挟持片14、14は厚みを薄くするか材料のもつ弾性により、対向間隔が拡開可能で初期の状態に復元する弾性を備えていると共に、両挟持片14、14に対する紐挿通孔17、17の位置関係により、紐挿通孔17、17を紐体3aに挿通して紐状部材3へ移動自在に取り付けたとき、締結部材2に対して両挟持片14、14が幅方向に向く姿勢となるよう配置されることになる。
【0023】
図2に示すように、締結部材2の中央部で両側面には、グリップ部材4の挟持片14が納まる幅で底がフラットな凹部18が形成それ、一対となる両挟持片14、14は両側凹部18間の寸法に対して嵌合する対向間隔を有し、グリップ部材4を紐体3aに沿って締結部材2側に移動させると、両挟持片14、14は締結部材2の凹部18間の部分に確実に外嵌することになる。
【0024】
両挟持片14、14が凹部18間に外嵌するとき、両挟持片14、14の内面に設けた係合爪15、15が凹部18間の部分に乗り上げて通過し、この時両挟持片14、14は上記した弾性で外方に逃げ、係合爪15、15が凹部18間を通過すると両挟持片14、14は元の間隔に復帰し、これにより、係合爪15、15は締結部材2の凹部18間の他面側部分に係合可能となり、この係合により、締結部材2とグリップ部材4が抜け止め状に結合されることになる。
【0025】
上記両挟持片14、14における係合爪15、15は、図示の場合、締結部材2とグリップ部材4を抜け止め状に結合したとき、締結部材2の平坦面5と頭部11の間隔が壁面材Aの板厚に一致するように位置を設定したが、壁面材Aの板厚が違っても使えるように、係合爪15、15で締結部材2とグリップ部材4を抜け止め状に結合したとき、締結部材2の平坦面5と壁面材Aの間に多少隙間が空くように該係合爪15、15の位置を設定してもよい。この場合、後述するように、締結部材2に設けた孔6にビスDをねじ込んで締めつけていけば、締結部材2は両挟持片14、14に沿って壁面材Aの裏面に引き寄せられることになる。
【0026】
なお、締結部材2とグリップ部材4の抜け止め方向の結合強度を向上させるために、図1の例では、締結部材2の他面側で中央部に凹段部19を設け、係合爪15、15は挟持片14、14から頭部11側に向けて薄い板厚で傾斜状に突出させ、その先端の爪先15a、15aを凹段部19内に係合させるようにしている。
【0027】
また、図8の係合爪15、15は、挟持片14、14に連なる根元部分を厚肉に形成し、係合爪15、15の耐引っ張り強度を向上させるようにしている。
【0028】
図10に示す例は、締結部材2の他面側で凹段部19の外側にフラットな係合面20、20を設け、これに係合爪15、15が係合するようにしたものであり、係合爪15、15の突出量を小さくできるので、係合爪15、15が凹部18間を通過するとき、挟持片14、14に大きな逃げの発生がなく、グリップ部材4を金属製としたときに有利である。
【0029】
この発明のアンカーは上記のような構成であり、次にこのアンカーを用いた締結の方法を説明する。
【0030】
先ず、図3(A)のように、壁面材Aの器具を取り付けんとする位置に、グリップ部材4の一対となる両挟持片14、14が挿入でき、かつ、頭部11よりも少し小径となる下孔Bを穿設し、紐状部材3の紐体3aを締結部材2の長さ方向に沿うよう湾曲させた状態で、締結部材2を下孔Bに挿入して壁面材Aの裏面側空間に位置させれば、紐体3aの弾性による復元で締結部材2は、図3(B)のように壁面材Aの裏面に平行し、この状態で、紐体3aに沿ってグリップ部材4を壁面材Aに向けて移動させ、一対となる両挟持片14、14を下孔B内に挿入する。
【0031】
下孔B内にグリップ部材4を挿入し、その頭部11が壁面材Aの表面に当接する状態を保持しつつ、両側の紐体3aを手前に引っ張って締結部材2を壁面材Aの裏面側に移動させると、図4(A)と図3(B)のように、締結部材2が対向する両挟持片14、14間に引き込まれ、更に引き込むと、図4(B)の如く、両係合爪15、15間を締結部材2が通過することにより両挟持片14、14は押し開かれて外側に開き、締結部材2が係合爪15、15間を通過すると、図5と図4(C)に示すように、両挟持片14、14は復元弾性によって閉じ、両係合爪15、15が締結部材2に対して抜け止め方向に係合する。
【0032】
この状態で、締結部材2は平坦面5が壁面材Aの裏面に当接して中央の突軸部8が下孔Bに嵌合し、締結部材2とグリップ部材4で壁面材Aを両面から挟み込むことになる。
【0033】
グリップ部材4は、円軸部13と挟持片14、14の外面に設けた回り止め突起16が壁面材Aの下孔Bの周囲に食い込み、壁面材Aに対して回り止め状になると共に、締結部材2はこのグリップ部材4の両挟持片14、14間に納まっているので回り止め状に保持される。
【0034】
締結部材2とグリップ部材4で壁面材Aを両面から挟み込んだ状態で、図6のように、カッター等の刃物21を用い、紐体3aを頭部11から突出する部分で切断除去し、この後、図7のよにに壁面材Aの表面に器具Cを重ね、器具Cに挿通したビスDをグリップ部材4の挿通孔12に挿入し、このビスDを締結部材2に設けた孔6にねじ込み、壁面材Aに器具Cを締結固定する。
【0035】
ねじ込んだビスDが孔6を貫通するとき、締結部材2とグリップ部材4の紐挿通孔7、17内に残っていた紐状部材3の先端部分は、図7に二点鎖線で示すように、ビスDの先端で押し出されて抜け出ることになる。
【0036】
上記ビスDを締結部材2の孔6にねじ込むとき、締結部材2に対して押し込み力が作用するが、締結部材2はグリップ部材4の両係合爪15、15で抜け止め状に保持されているので、ビスDによる押し込み力で締結部材2が脱落するようなことがなく、また、ビスDのねじ込み時に締結部材2に回転トルクが作用するが、該締結部材2は、グリップ部材4を介して壁面材Aに回り止め状に保持されているので、共回りの発生はなく、従って、ビスDのねじ込み時に締結部材2を紐体3aで常時引っ張り保持する必要はなく、ビスDのねじ込み前に紐体3aを切断除去しても何ら支障がないと共に、ねじ込みだけの単純作業となるので、作業性が大幅に向上することになる。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、この発明によると、雄ねじを受容する孔が設けられた締結部材に該締結部材の一面側に引き出された紐状部材を取り付け、この紐状部材にグリップ部材を移動自在となるよう取り付け、該グリップ部材を、締結具の挿通孔を有する頭部の一面側に一対の挟持片を、締結部材に対して幅方向に外嵌する間隔で対向するよう突設し、両挟持片の対向面に締結部材への外嵌状態で該締結部材に対して抜け止め方向に係合する係合爪を設けて形成したので、壁面材の孔から裏面の手の入らないような隙間に対して締結部材を支障なく挿入することができ、しかも、締結部材はグリップ部材で壁面材に対して回り止め状に保持されるので、ビスのねじ込み時にビスの押し込み力が加わっても締結部材が落ち込むことはなく、また、ビスのねじ込み時は、ねじ込むだけの単純作業で可能となり、壁面材に対する器具固定の締結作業の簡略化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はアンカーの一部切り欠き正面図、(B)は(A)の矢印b−bに沿う断面図
【図2】アンカーの分解斜視図
【図3】(A)は壁面材の下孔にアンカーの締結部材を挿入した状態の横断面図、(B)は同壁面材の裏面側に位置した締結部材をグリップ部材内に引き込んだ状態の横断面図
【図4】(A)は図3(B)に該当する断面図、(B)はグリップ部材内に締結部材を引き込む途中を示す断面図、(C)はグリップ部材内に締結部材を完全に引き込んだ状態の断面図
【図5】グリップ部材内に締結部材を完全に引き込んだ状態の横断面図
【図6】グリップ部材内に締結部材を完全に引き込んだ後の紐体の切断工程を示す横断面図
【図7】器具の締結完了状態を示す横断面図
【図8】(A)はグリップ部材における係合爪の他の例を示す斜視図、(B)は同正面図
【図9】締結部材に設ける雄ねじを受容する孔の他の例を示す平面図
【図10】グリップ部材における係合爪の更に他の例を示す正面図
【符号の説明】
1 アンカー
2 締結部材
3 紐状部材
3a 紐体
4 グリップ部材
5 平坦面
6 孔
7 紐挿通孔
8 突軸部
9 突条
11 頭部
12 ビスの挿通孔
14 挟持片
15 係合爪
16 回り止め突起
17 紐挿通孔
18 凹部
19 凹段部
20 係合面

Claims (3)

  1. 雄ねじを受容する孔(6)が設けられた締結部材(2)と、この締結部材(2)の孔(6)を挟む両側の位置に取り付けられ、該締結部材(2)の一面側に引き出された紐状部材(3)と、この紐状部材(3)に移動自在となるよう取り付けるグリップ部材(4)とからなり、前記グリップ部材(4)が、締結具の挿通孔(12)を有する頭部(11)の一面側に、この頭部(11)から軸方向に下がり傾斜となる回り止め突起(16)と、締結部材(2)に対して幅方向に外嵌する間隔で対向するよう突出する一対の挟持片(14)を設け、両挟持片(14)の対向面に締結部材(2)への外嵌状態で該締結部材(2)に対して抜け止め方向に係合する係合爪(15)を設けて形成されていることを特徴とする壁面や天井面に器具を取り付けるためのアンカー。
  2. 締結部材(2)が硬質の材料を用いて一面側に平坦面を有する棒軸状となり、その中央に雄ねじを受容する孔(6)と、この孔(6)を挟んで締結部材(2)の長さ方向に沿う両側の位置に紐挿通孔(7)とを、一面側から他面側に貫通するよう並設して形成され、紐状部材(3)が一本の連続したものからなり、両紐挿通孔(7)に締結部材(2)の他面側から挿通することにより一面側に引き出され、グリップ部材(4)は両挟持片(14)と直角の位置関係の配置で頭部(11)の両側に設けた紐挿通孔(17)を紐状部材(3)に挿通することにより、紐状部材(3)に移動自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の壁面や天井面に器具を取り付けるためのアンカー。
  3. 締結部材(2)の一面側で中央部の位置に、平坦面に対して突出する突軸部(8)が設けられ、雄ねじを受容する孔(6)と紐挿通孔(7)がこの突軸部(8)を貫通していることを特徴とする請求項1又は2に記載の壁面や天井面に器具を取り付けるためのアンカー。
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