JP2835291B2 - グロメット - Google Patents

グロメット

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JP2835291B2
JP2835291B2 JP6303904A JP30390494A JP2835291B2 JP 2835291 B2 JP2835291 B2 JP 2835291B2 JP 6303904 A JP6303904 A JP 6303904A JP 30390494 A JP30390494 A JP 30390494A JP 2835291 B2 JP2835291 B2 JP 2835291B2
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建二 飯田
哲治 劉
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NIFUKO KK
Kokuyo Co Ltd
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NIFUKO KK
Kokuyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】机の脚にパネルを取付けるために
用いられるグロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、机60には、脚50
と脚50との間をパネル18で遮蔽し、着座した人の足
が見えないようにした構造のものがある。
【0003】このようなパネル18を脚50へ取付ける
ために、従来、図9に示すような構成が採られていた。
【0004】すなわち、取付孔56を打ち抜いた後、平
板状のパネル18の下端にナット14を溶接し、ナット
14が溶接された部分が水平となるように、L字状に折
り曲げ加工する。次に、両端が上下反対方向に屈曲され
た取付板44の止め部44Bを脚50の側面に穿設され
た掛止口52へ引っ掛ける。そして、取付板44の挿入
部44Aへパネル18の取付孔56を挿入し、パネル1
8を脚部50へ取付ける。この後、取付板44に穿設さ
れた貫通孔54を通じてねじ30をナット14へ挿入
し、ナット14と螺合させ、取付板44をパネル18に
固定する。
【0005】しかしながら、ナット14をパネル18に
溶接した後、曲げ加工するのは容易でなく、また、ナッ
ト14を正確な位置に溶接するには熟練を要し、取付板
44の組付け精度が低下していた。さらに、ねじ30が
パネル18に接触するので、塗装が剥がれることもあっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ナットの溶接作業を省いて、パネルの曲げ加工を
容易にし、また、ナットを正確に位置決めできるグロメ
ットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
、ナットを回転不能に保持する保持体と、前記保持体
が配設され保持体内へ貫通する孔が形成された板体と、
前記保持体と前記板体との間に形成された係合溝と、
備え、前記係合溝が孔縁に係合可能で前記保持体が貫通
不能な小孔と、この小孔と連通し保持体が貫通可能で前
記板体が貫通不能な大孔とが穿設されたパネルに取付け
られ、前記板体に形成され前記保持体に向かって傾斜し
前記パネルと当接して保持体を前記小孔へ案内可能なガ
イド体を有することを特徴としている。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記ガイド体の
幅及び長さが前記大孔へ係合可能な大きさとされたこと
を特徴としている。
【0009】
【0010】
【作用】請求項1に記載のグロメットでは、例えば、パ
ネルに穿設された孔の孔縁に係合溝を係合させ、パネル
の上下面を保持体と板体とで挟むことができる。これに
よって、グロメットがパネルに取付けられる。
【0011】ここで、ナットを保持体へ挿入して、板体
に形成された孔からボルトを挿入して螺合させることが
できる。このとき、ナットは、保持体によって回転不能
に保持されているので、空回りすることがない。また、
ボルトを介して、パネルへ種々の部品を取付けることが
できる。
【0012】このように、予めナットをパネルに溶接せ
ずに後付けできるので、パネルの曲げ加工が容易にでき
る。
【0013】また、グロメットには、連通する小孔と大
孔がパネルに穿設されている。
【0014】この大孔へ保持体を貫通させ、小孔に向か
って移動させる。このとき、板体に形成された傾斜した
ガイド体がパネルと当接し、保持体を小孔へ押し上げる
ようにして案内するので、グロメットの取付作業がスム
ーズに行える。
【0015】請求項2に記載のグロメットでは、ガイド
体の幅及び長さが大孔へ係合可能な大きさとされてい
る。このため、保持溝が小孔へ係合された状態で、ガイ
ド体も大孔へ係合するので、グロメットをパネルに位置
ズレすることなく組付けることができる。
【0016】
【実施例】図1及び図5に示すように、本実施例に係る
グロメット10は、長方形状の板体12と、この板体1
2から立設しナット14を保持する保持体16と、で構
成されている。
【0017】保持体16は、平面視にて略矩形状のブロ
ック体で、パネル18の下端を打ち抜いて、略L字状に
折り曲げ加工された水平部20に形成された取付孔22
の矩形孔24へ貫通可能な大きさとされている。
【0018】また、保持体16の中央には、6角形の収
納部26が形成され、ナット14を回転不能に保持でき
るようになっている。この収納部26の底面には、板体
12を貫通する貫通孔28が穿設されており、板体12
の裏側からねじ30が挿入され、ナット14と螺合でき
るようになっている。
【0019】さらに、収納部26の側壁26Aには、矩
形口32が開口されており、この矩形口32へ向かっ
て、側壁26Aの上端から片持ち状の係止爪34が延設
されている。この係止爪34の収納部26側には、互い
に接近し合う方向へ下斜めに傾斜する傾斜面34Aが形
成されている。従って、ナット14を、この傾斜面34
Aに当て、係止爪34を外側へ押し拡げながら収納部2
6へ挿入し、傾斜面34Aを通過させると、係止爪34
が弾性復帰して、収納部26からナット14を抜け出さ
ないように保持する。
【0020】また、保持体16と板体12との間には、
保持体16の外形を小さくするような平面視にて半円形
の係合溝36が、保持体16の下部外周に形成されてい
る。この係合溝36は、矩形孔24と連通する半円孔3
8の孔縁と係合し、パネル18の水平部20を保持体1
6と板体12とで挟持するようになっている。
【0021】一方、水平部20には、矩形孔24と連通
するように、半円孔38と反対側に小矩形孔40が形成
されている。この小矩形孔40は、保持体16の側壁2
6Aから突出した補強体42が、貫通可能な孔幅とされ
ている。
【0022】なお、この補強体42は、保持体16に形
成される収納部26の大きさに応じて側壁26Aの肉厚
を確保するために形成されるもので、ナットのサイズが
小さいときは、収納部26を小さくできるので必要がな
い。従って、この補強体42が貫通する小矩形孔40も
穿設する必要がなくなる。また、本実施例では、この小
矩形孔40を、取付板44の挿入部44Aを挿入するた
めの孔として利用している。
【0023】一方、板体12の幅は、矩形孔24を貫通
不能な大きさとされ、その板体12の上面には、板体1
2の長手方向の端部から保持体16へ向かって下勾配の
傾斜面46Aを持つガイド体46が形成されている。こ
のガイド体46の幅は、矩形孔24を貫通可能な幅とさ
れ、グロメット10をパネル18へ取付ける際、側面4
6Bが矩形孔24の孔縁に当たり幅方向の位置ズレをな
くしている。
【0024】また、ガイド体46の長さは、係合溝36
が半円孔38と係合したとき、図7に示すように、矩形
孔24の孔縁に当たる大きさとされている。さらに、ガ
イド体46の傾斜面46Aの中央部には、三角板状のリ
ブ48が立設され、ガイド体46を補強している。
【0025】次に、本実施例に係るグロメットを用いて
パネルを机の脚に取付ける手順を説明する。
【0026】なお、脚50に取付けられるパネル18
は、取付孔22を穿設した後、ナット14を溶接するこ
となく、取付孔22が穿設された部分が水平となるよう
に、L字状に折り曲げ加工するので、加工が容易にでき
る。
【0027】このように穿設された取付孔22の矩形孔
24へ、図2及び図5に示すように、収納部26にナッ
ト14を装着した保持体16をパネル18の水平部20
の裏側から斜めに挿入する。このとき、ガイド体46の
傾斜面46Aが水平部20の裏側に当接している。
【0028】次に、図3及び図6に示すように、保持体
16を半円孔38に向かって押し込んでいくと、ガイド
体46の傾斜面46Aの機能によって、係合溝36が半
円孔38の孔縁に押し上げられるような恰好で、次第に
係合されていく。このとき、ガイド体46の側面46B
が矩形孔24の孔縁に当たって、幅方向に位置ズレする
ことがないので、スムーズに挿入作業を行うことができ
る。
【0029】図4及び図7に示すように、保持体16を
さらに押し込んでいくと、係合溝36が半円孔38と完
全に係合し、パネル18が保持体16と板体12に挟持
された状態となる。これと同時に、ガイド体46が矩形
孔24と係合して、グロメット10は取付孔22へ位置
ズレすることなく固定される。
【0030】次に、取付板44の止め部44Bを脚50
の側面に穿設された掛止口52へ引っ掛け、パネル18
の小矩形孔40へ取付板44の挿入部44Aを挿入し、
パネル18を脚部50へ取付ける。次に、貫通孔54、
及びグロメット10の貫通孔28へねじ30を挿入し
て、ナット14と螺合させ、脚部50へパネル18を固
定する。
【0031】このように、本実施例では、グロメット1
0の板体12がワッシャとして機能するので、ねじ30
を締め過ぎでも、パネル18の塗装を剥がすことがな
く、錆の発生を抑えることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、パネルの
曲げ加工が容易となり、また、ナットを正確に位置決め
できる。さらに、ボルトの締めつけによって、パネルの
塗装を剥がすこともなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るグロメットによるパネルの取付
構造を示す斜視図である。
【図2】本実施例に係るグロメットの取付手順を示す側
面図である。
【図3】本実施例に係るグロメットの取付手順を示す側
面図である。
【図4】本実施例に係るグロメットの取付手順を示す側
面図である。
【図5】本実施例に係るグロメットの取付手順を示す平
面図である。
【図6】本実施例に係るグロメットの取付手順を示す平
面図である。
【図7】本実施例に係るグロメットの取付手順を示す平
面図である。
【図8】本実施例に係るグロメットが取付けられた机を
示す斜視図である。
【図9】従来のパネルの取付構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
12 板体 16 保持体 36 係合溝 46 ガイド体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−92512(JP,U) 実開 平5−52326(JP,U) 実開 平5−94054(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 37/04 F16B 5/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナットを回転不能に保持する保持体と、
    前記保持体が配設され保持体内へ貫通する孔が形成され
    た板体と、前記保持体と前記板体との間に形成された係
    合溝と、を備え、 前記係合溝が孔縁に係合可能で前記保持体が貫通不能な
    小孔と、この小孔と連通し保持体が貫通可能で前記板体
    が貫通不能な大孔とが穿設されたパネルに取付けられ、 前記板体に形成され前記保持体に向かって傾斜し前記パ
    ネルと当接して保持体を前記小孔へ案内可能なガイド体
    を有することを特徴とするグロメット。
  2. 【請求項2】 前記ガイド体の幅及び長さが前記大孔へ
    係合可能な大きさとされたことを特徴とする請求項1に
    記載のグロメット。
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JP2571425Y2 (ja) * 1991-12-12 1998-05-18 株式会社ニフコ 保持具

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