JP2617711B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2617711B2
JP2617711B2 JP61254176A JP25417686A JP2617711B2 JP 2617711 B2 JP2617711 B2 JP 2617711B2 JP 61254176 A JP61254176 A JP 61254176A JP 25417686 A JP25417686 A JP 25417686A JP 2617711 B2 JP2617711 B2 JP 2617711B2
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詔八 鵜川
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株式会社 三共
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ遊技機等で代表される弾球遊技機
に関し、詳しくは、打玉を遊技領域に打込んで遊技が行
なわれる弾球遊技機に関する。
[従来の技術] この種の弾球遊技機において、従来から一般的に知ら
れているものに、たとえば、遊技者にとって有利となる
第1の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態とに
変化可能な可変入賞球装置が遊技領域に設けられ、遊技
領域に打込まれた打玉が始動入賞領域に入賞した場合に
前記可変入賞球装置が1回または2回開閉されて第1の
状態に制御される始動入賞時制御が行なわれ、その始動
入賞時制御中に可変入賞球装置内に進入した打玉が特定
入賞領域に入賞した場合に特定遊技状態が発生して前記
可変入賞球装置が最大18回開成制御されるという特定遊
技状態時制御が行なわれるように構成されたものがあっ
た。
そして、この従来の弾球遊技機において、打玉1個が
始動入賞領域に入賞した場合に付与される景品玉または
得点の数と、打玉1個がたとえば可変入賞球装置等の始
動入賞領域以外の入賞領域に入賞した場合に付与される
景品玉または得点の数とが同じであった。
[発明が解決しようとする課題] 一方、遊技者にしてみれば、前記特定遊技状態が発生
して特定遊技状態時制御が行なわれれば比較的短期間の
間に多くの景品玉または得点が付与されることとなるた
めに、その特定遊技状態の発生を目当てに遊技を行なう
のが一般的となっていた。
そこで、前記特定入賞領域を従来より大きくする等し
て第1の状態となっている可変入賞球装置内に進入した
打玉が前記特定入賞領域に入賞しやすいしように変更
し、前記特定遊技状態の発生確率を向上させて遊技者へ
のサービスを向上させることが考えられる。しかし、遊
技場においては、この特定遊技状態が発生すれば多くの
景品玉または得点を遊技者に付与しなければならず、特
定遊技状態の発生確率が向上することにより遊技場経営
が悪化してしまうという不都合が生じる。
そこで、打玉の始動入賞領域への入賞に伴って行なわ
れる前記始動入賞時制御は、前記特定遊技状態の発生へ
の前提となる制御であり、その特定遊技状態の発生への
第一歩である打玉の始動入賞領域への入賞が頻繁に生ず
るように、遊技場において釘調整等を行ない、特定遊技
状態が発生するかもしれないという期待感を遊技者に頻
繁に抱かせて遊技者へのサービスを向上できるように調
整することが考えられる。このように構成すれば、特定
遊技状態の実際の発生確率を大幅に向上させることなく
遊技者に面白味のある飽きさせない遊技を提供すること
ができる。
しかし、このように構成した場合には、打玉が頻繁に
始動入賞領域に入賞することになるため、始動入賞に伴
う景品玉や得点の付与をそれだけ頻繁に行なわなければ
ならず、始動入賞に伴う景品玉や得点の付与数が大きく
なり過ぎて、やはり遊技場経営が悪化してしまうという
不都合が生ずるおそれがある。
すなわち、打玉の始動入賞に伴う始動入賞時制御を頻
繁に行ないたいという遊技者へのサービス面での要請
と、打玉の始動入賞領域への入賞に伴って付与される景
品玉や得点の大きさをある程度制限したいという遊技場
経営面での要請とが二律背反し、両要請をともに満足す
ることができない。
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、
その目的は、前述した二律背反する要請をともに満足す
ることのできる弾球遊技機を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、打玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわれ
る弾球遊技機であって、 前記遊技領域に配設され、遊技者にとって有利となる
第1の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態とに
変化可能な可変入賞球装置と、 前記遊技領域に打込まれた打玉が入賞可能な始動入賞
領域と、 打玉が前記始動入賞領域に入賞した場合に前記可変入
賞球装置を第1の状態に制御して始動入賞時制御を行な
い、第1の状態の前記可変入賞球装置内に進入した打玉
が特定入賞領域に入賞した場合に、特定遊技状態が発生
して前記可変入賞球装置を第1の状態に制御して前記始
動入賞時制御よりも遊技者にとってより有利な状態を出
現可能な特定遊技状態時制御を行なう制御手段と、 打玉の入賞に伴って、第1の数の景品玉または得点と
該第1の数の景品玉または得点よりも小さな第2の数の
景品玉または得点とを選択的に遊技者に付与する選択付
与手段とを含み、 該選択付与手段は、前記始動入賞領域への打玉の入賞
に伴って、前記第2の数の景品玉または得点を付与可能
であることを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、打玉が始動入賞領域に入賞した場合
に、可変入賞球装置が遊技者にとって有利な第1の状態
に制御されて始動入賞時制御が行なわれる。その第1の
状態となっている可変入賞球装置内に進入した打玉が特
定入賞領域に入賞した場合に、特定遊技状態が発生して
前記可変入賞球装置が第1の状態に制御されて前記始動
入賞時制御よりも遊技者にとってより有利な状態を出現
可能な特定遊技状態時制御が行なわれる。また、選択付
与手段の働きにより、打玉の入賞に伴って第1の数の景
品玉または得点と該第1の数の景品玉または得点よりも
小さな第2の数の景品玉または得点とが選択的に遊技者
に付与される。そして、打玉が始動入賞領域に入賞した
場合には、前記第2の数の景品玉または得点の方が付与
可能となる。
[実施例] 以下には、図面を参照して、この発明の一実施例につ
いて詳細に説明をする。
第1図は、この発明の一実施例のパチンコ遊技機10の
正面図である。第1図を参照して、パチンコ遊技機10
は、前面枠30に着脱自在に装着された遊技盤14を備えて
いる。遊技盤14の中央部には、開閉翼片22a,22bを有す
る可変入賞球装置12が配設されている。可変入賞球装置
12は、図示のように、開閉翼片22a,22bが閉成した遊技
者とって不利な第2の状態と、開閉翼片22a,22bが開閉
動作を行なう遊技者にとって有利な第1の状態とに変化
することができる。可変入賞球装置12と、遊技盤14の遊
技領域最下方部に設けられたアウト玉入口32との間に
は、始動入賞領域の一例の3つの始動入賞口16、18およ
び20が備えられている。これら始動入賞口16、18、20の
いずれかへパチンコ玉が入賞することにより、可変入賞
球装置12の開閉翼片22a,22bが1回または2回開閉する
ようにされている。
この実施例のパチンコ遊技機10の特徴は、一点鎖線で
示すように、3つの始動入賞口16,18,20へ入賞したパチ
ンコ玉は、そのまま余剰球受皿23へ返却されるように、
入賞玉誘導樋25が形成されていることである。入賞玉誘
導樋25は、パチンコ遊技機の裏面側に形成されており、
正面からは見えないので、第1図では想像線としての一
点鎖線で示してある。
第2図は、可変入賞球装置12の構成を説明するための
正面図である。第2図を参照して、可変入賞球装置12
は、本体基板34に形成された入賞空間24を備える。入賞
空間24へのパチンコ玉の入賞は、開閉翼片22a,22bで制
御されるようになっている。すなわち、開閉翼片22a,22
bが、図示の実線状態ではパチンコ玉は入賞空間24へ入
ることができないが、開成した状態では、落下するパチ
ンコ玉は開閉翼片22a,22bで受止められ、入賞空間24内
へ導かれるようになっている。
入賞空間24内には、上下に動くパチンコ玉振分装置36
が設けられるとともに、入賞空間24の奥方向へパチンコ
玉を誘導するための玉転動板37a,37bがほぼ水平方向に
配置されている。したがって、入賞空間24へ飛び込んだ
パチンコ玉は、パチンコ玉振分装置36にぶつかり、また
はぶつかることなくそのまま下方へ落下するか、パチン
コ玉振分装置36にぶつかり、玉転動板37aまたは37bで入
賞空間24の奥へ導かれ、下方の傾斜板39上を転がりなが
ら落下するかのいずれかになる。
入賞空間24の最下方部中央部には、特定入賞領域の一
例のVポケット入賞口26が設けられ、その両側にそれぞ
れ通常入賞口28a,28bが形成されている。Vポケット入
賞口26の入口上には入賞玉調整用のV入賞規制部材38a,
38bが取付けられている。したがって、Vポケット入賞
口26へのパチンコ玉の入賞の難易度は、上述したパチン
コ玉振分装置36およびV入賞規制部材38a,38bによって
一定の範囲内に制限されている。なお、これらパチンコ
玉振分装置36やV入賞規制部材38a,3bは必ず必要なもの
というわけではなく、適宜省略してもよい。また、パチ
ンコ玉振分装置36の他に設けられた玉転動板37a,37bや
傾斜板39は、入賞空間24内におけるパチンコ玉の流れに
変化をもたせ、面白みを増加させる役割も果たしてい
る。なお、傾斜板39に配置された台形状のものは半透明
のランプ窓で、傾斜板39の裏側に配置されたランプまた
はLEDが点灯することによりこれらランプ窓が点灯す
る。該ランプまたはLEDは、たとえば入賞空間24内へ入
ったパチンコ玉の数に応じて点灯または点滅させてもよ
いし、単なる装飾のために任意のタイミングで点灯また
点滅させてもよい。
可変入賞球装置12は、さらに、次のものを含んでい
る。すなわち、入賞空間24の真上には前飾り板41が設け
られ、かつ、前飾り板41には継続回数表示LED42が設け
られている。継続回数表示LED42は、開閉翼片22a,22bが
開閉を繰返すV入賞制御状態(詳しくは後述する)の継
続回数を表示するためのものである。可変入賞球装置12
の最上部には通常入賞口43が形成されている。
上記説明では、可変入賞球装置12は、遊技者にとって
有利な第1の状態において、開閉翼片22a,22bが開閉を
繰返すタイプの可変入賞球装置を取り上げたが、可変入
賞球装置は、他のタイプのものでもよい。たとえば、他
の可変入賞球装置として、横長の矩形開閉板を備え、該
開閉板は遊技者にとって不利な第2の状態では遊技盤面
とほぼ面一になってパチンコ玉はその前方を落下するだ
けであるが、遊技者にとって有利な第1の状態では、開
閉板が前方に開成し、そこに横長の大きな入賞口が現わ
れ、落下するパチンコ玉が非常に容易に入賞しやすくな
るようなものでもよい。このような可変入賞球装置は、
たとえば、特願昭59-280548号に記載されている。
また、可変入賞球装置の他の例としては、第3図で述
べたようないわゆるチューリップと称される嘴状の開閉
部材を備えるものでもよい。なお、このようなチューリ
ップの場合は、複数個備えられ、該複数個のチューリッ
プが同時に駆動制御されてもよい。
第3図は、上記可変入賞球装置12を中心とする遊技盤
の盤面中心部の構成を示す図であり、可変入賞球装置12
の開閉翼片22a,22bが開いた状態におけるパチンコ玉の
流れの一態様を示している。この第3図では、多数の障
害釘45も省略せずに描いてある。
次に、第1図、第2図および第3図を参照して、パチ
ンコ遊技機10の動作について簡単に説明する。
遊技盤14上へ発射されたパチンコ玉が始動入賞口16,1
8または20へ入賞したことに基づいて、可変入賞球装置1
2の1対の開閉翼片22a,22bは、第1図または第2図に示
す閉成状態から第3図に示す開成状態に開き再度第1図
または第2図に示す閉成状態になるという一連の開閉動
作を1回または2回行なうように制御される。開閉翼片
22a,22bが開閉する間に可変入賞球装置12の入賞空間24
内へパチンコ玉が入り、そのパチンコ玉が入賞空間24下
方中央部に設けられたVポケット入賞口26へ入賞したこ
とが検出されると、その検出信号に基づいて開閉翼片22
a,22bは連続して最高18回開閉される。その間に可変入
賞球装置12への入賞玉数が10個になったとき、開閉翼片
22a,22bの開閉回数は18回未満であっても、開閉翼片22
a,22bは強制的に閉成状態にされる。このように、Vポ
ケット入賞口26へパチンコ玉が入賞したことに伴う開閉
翼片22a,22bの開閉制御(V入賞状態の制御)において
は、開閉翼片22a,22bの最大開閉回数またはその間に入
賞空間24へ入賞するパチンコ玉の数の上限が定められて
おり、1回のV入賞状態に伴う遊技価値が遊技機ごとに
かけ離れることのないように規定されている。
Vポケット入賞口26へのパチンコ玉の入賞に伴ってV
入賞状態の制御がなされ、開閉翼片22a,22bが連続的に
開閉している間に、入賞空間24へ入ったパチンコ玉のう
ち、通常入賞口28a,28bへ入賞するパチンコ玉に加え
て、Vポケット入賞口26へ入賞するパチンコ玉がある
と、それが検出され、それによってV入賞状態の制御が
更新される。たとえば、開閉翼片22a,22bが10回目の開
閉動作に入っているときに入賞空間24へ6個目のパチン
コ玉が入り、そのパチンコ玉がVポケット入賞口26へ入
賞し、それが検出されることによって、その時点から、
すなわち開閉翼片22a,22bの開閉制御が18回開閉されて
おらずかつその間に10個のパチンコ玉が入賞していない
にもかかわらず、その時点から新たに開閉翼片22a,22b
が最大18回開閉されまたは10個のパチンコ玉が入賞する
までのいずれか早い方が終了するまでV入賞状態の制御
がなされる。このようなV入賞口26へのパチンコ玉の入
賞に伴う開閉翼片22a,22bの開閉制御、すなわちV入賞
状態の制御の更新は、最大8回まで許容されている。こ
のように更新回数を制限することにより、遊技者が獲得
できる遊技の最大価値が制限され、パチンコ遊技機10が
配置された遊技場の経営者の経営管理がしやすく、かつ
遊技者へのサービスの公平化が図れるパチンコ遊技機10
にできる。
また、この実施例では、遊技盤14上の配置構造に、次
のような特徴を持たせている。すなわち、第3図を参照
して、可変入賞球装置12の開閉翼片22a,22bの先端部47
a,47bが所定の形状にされ、開閉翼片22a,22bが開成状態
のときに、該先端部47a,47bへパチンコ玉がぶつかった
とき、ぶつかったパチンコ玉は一定の方向へ弾かれるよ
うにされている。より具体的に説明すると、開閉翼片22
a,22bが開成中において、第3図に示すようにパチンコ
玉Pが可変入賞球装置12の左側を落下してきたとき、そ
のパチンコ玉Pが開閉翼片22aの先端部47aにぶつかる
と、そのぶつかったパチンコ玉Pはチャッカ49aに入賞
しやすくなるようにされている。そして、チャッカ49a
へパチンコ玉が入賞すると、チューリップ51aの嘴状部
が図示のように開く構成になっている。
言い換えれば、可変入賞球装置12の開閉翼片22a,22b
が開成時に、遊技盤14の盤面を落下するパチンコ玉は、
可変入賞球装置12の入賞空間24内へ入賞しやすいばかり
か、該可変入賞球装置12の両側斜め下方に配置されたチ
ャッカ49a,49bへも入賞しやすくなるようにされてい
る。このような遊技盤上の配置構造をとった結果、可変
入賞球装置12の開閉翼片22a,22bが開閉を繰返すV入賞
制御状態では、可変入賞球装置12にのみならず、チャッ
カ49a,49bおよびチューリップ51a,51bへもパチンコ玉が
入賞しやすくなり、遊技者は遊技の醍醐味を確実に味わ
ることができ、遊技の面白みが増加する。
第4図は、パチンコ遊技機10の裏面側の構造を説明す
るための背面図である。第4図を参照して、遊技盤14の
裏面側で、可変入賞球装置12に対応する所定の位置に
は、Vポケット入賞口へ入賞したパチンコ玉を検出する
ためのV入賞玉検出スイッチ44および可変入賞球装置12
へ入った全入賞玉を検出するための全入賞玉検出スイッ
チ46が備えられている。
また、各始動入賞口16,18,20にそれぞれ対応して、入
賞したパチンコ玉を検出するための始動入賞玉検出スイ
ッチ48,50,52が備えられている。
さらに、遊技盤14の裏面側には、機構板が設けられて
おり、機構板には一点鎖線で示すように景品玉タンク5
4、景品玉払出装置56、入賞玉集合樋58、入賞玉処理器6
0等が設けられている。そして、通常、遊技盤14に形成
された入賞口へ入ったパチンコ玉が遊技盤14の裏面側へ
導かれて落下すると、落下した入賞玉は入賞玉集合樋58
で受止められ、1個ずつ入賞玉処理器60へ導かれる。そ
して、入賞玉処理器60等の作用により、パチンコ玉1個
ごとに景品玉払出装置56が1回駆動され、パチンコ玉1
個につきたとえば13個の景品玉が払出される仕組みにな
っている。
この実施例の特徴は、第1図の説明でも述べたよう
に、始動入賞口16,18,20へ入賞したパチンコ玉は、すべ
て余剰球受皿23(第1図参照)へ返却するための入賞玉
誘導樋25を形成したことである。入賞玉誘導樋25は、遊
技盤14の裏面および機構盤に形成されている。始動入賞
口16,18,20へ入賞したパチンコ玉は、通常の入賞玉のよ
うに入賞玉集合樋58で受止められて入賞玉処理器60へ導
されるわけではなく、そのまま遊技者へ返却される。
第5図は、第4図で述べたパチンコ玉の裏面構造主要
部を表わす図であり、これまで述べた各部分には、対応
する番号が付されている。
第5図では、さらに、第3図を参照して説明したチャ
ッカ49a,49bへパチンコ玉が入った場合、該入ったパチ
ンコ玉がチューリップ51a,51bへ導かれる仕組みも明瞭
に示されている。チューリップ51a,51bは、導かれたパ
チンコ玉によってその嘴状部を開成または閉成する。
以上のように、この発明の一実施例に係るパチンコ遊
技機10は、始動入賞口16,18,20へ入賞したパチンコ玉は
そのまま遊技者へ返却されるようにしているので、釘調
整などにより、始動入賞口16,18,20へのパチンコ玉の入
賞を容易にしても、それによってパチンコ玉の出玉率が
上がるわけではない。一方、始動入賞口16,18,20へのパ
チンコ玉の入賞を容易にすると、可変入賞球装置12の開
閉翼片22a,22bが1回または2回開閉する回数が増え
る。よって、入賞空間24へのパチンコ玉の入賞するチャ
ンスが増え、遊技者によっては魅力的なパチンコ遊技機
にできる。
なお、この実施例では、始動入賞口は3つであり、3
つの入賞口へ入ったパチンコ玉は、すべてそのまま遊技
者へ返却される構成にしたが、複数の始動入賞口のいず
れか1つについてだけパチンコ玉を遊技者に返却するよ
うな構成としてもよい。
第6図は、上述したこの発明の一実施例の制御回路例
を示すブロック図である。第6図を参照して、この発明
の一実施例の全体の制御動作について詳細に説明をす
る。
遊技者の発射したパチンコ玉が始動入賞口16,18また
は20(第1図参照)へ入賞する。たとえば、始動入賞口
16へパチンコ玉が入賞する。入賞したパチンコ玉の通過
に伴い、始動入賞玉検出スイッチ48が瞬時オンし、その
パルスはオアゲート146を介して保持回路148へ与えられ
る。
保持回路148は解除信号が与えられるまで入力信号を
保持する回路であり、その出力はオアゲート150を介し
てソレノイドドライバ152へ与えられ、ソレノイド96が
オンされる。よって、可変入賞球装置12の開閉翼片22a,
22b(第1図参照)が開成される。保持回路148の出力
は、また、タイマ154へ起動信号として与えられる。応
じてタイマ154が起動し、たとえば0.5秒後にタイムアッ
プ出力を導出する。なお、タイマ154は、このようにご
く短い時間を計時するものであるから、タイマ154に代
え、遅延回路を用いることもできる。タイマ154の出力
はオアゲート156およびアンドゲート158を介して解除パ
ルス発生回路160へ与えられる。2入力アンドゲート158
への他方入力は、この場合、ローレベル信号が反転した
ハイレベル信号が与えられている。よって、タイマ154
の出力は解除パルス発生回路160を動作させパルスを発
生させる。発生された解除パルスは保持回路148へ解除
信号として与えられ、保持回路148の出力はハイレベル
からローレベルに戻る。よってソレノイド96はオフさ
れ、開閉翼片22a,22bは閉成される。このように、始動
入賞口16または20へパチンコ玉が入賞すると、始動入賞
玉検出スイッチ48または52が該入賞玉を検出し、タイマ
154によって定められる所定の短時間、たとえば0.5秒間
ソレノイド96がオンされて開閉翼片22a,22bが開閉する
ように制御される。
遊技者の発射したパチンコ玉が始動入賞口18へ入った
場合は、始動入賞玉検出スイッチ50によってそれが検出
され、保持回路162が保持される。保持回路162の保持出
力はオアゲート164を介して2入力アンドゲート166の一
方入力端子へ与えられる。アンドゲート166の他方入力
端子には、分周器168のP1出力が与えられている。した
がって、アンドゲート166の出力は、分周器168のP1出力
周期でハイレベル、ローレベルと変化する出力となり、
その出力はオアゲート150を介してソレノイドドライバ1
52へ与えられる。よってソレノイド96が上記一定周期で
オンオフし、開閉翼片22a,22bが開閉される。
保持回路162の出力は、また、2進カウンタ170へセッ
ト信号として付与される。よって、2進カウンタ170は
分周器168のP1′出力(出力P1と等しいサイクルで、そ
のタイミングがずれた出力)によりカウント動作を行な
う。そして2進カウンタ170はP1′出力を2サイクル分
カウントしたときカウントアップ出力を導出し、その出
力はオアゲート156,アンドゲート158を介して解除パル
ス発生回路160へ与えられる。応じて解除パルス発生回
路160から保持回路162へ解除パルスが与えられ、保持回
路162の出力はローレベルに戻る。よってソレノイド96
がオフ状態となり、開閉翼片22a,22bは閉成状態にな
る。
なお、保持回路162の出力がハイレベル期間中は、表
示駆動回路172が分周器168の出力P2に基づいて動作し、
可変入賞球装置12またはパチンコ遊技機10の任意の場所
に取付けられた発行ダイオード126(図示せず)が点滅
して、遊技の雰囲気を盛上げるようにされている。
なお、上述の各場合において、始動入賞口16,18,20へ
入賞したパチンコ玉は、始動入賞玉検出スイッチ48,50,
52をオンさせて後、第1図および第4図で説明した入賞
玉誘導樋25で導かれて余剰球受皿23へ返却される。
開閉翼片22a,22bが開成または開閉中において、パチ
ンコ玉は可変入賞球装置12の入賞空間24へ入ることがで
きる。入賞空間24へ入ったパチンコ玉がその下方部のV
ポケット入賞口26へ入賞すると、その入賞がV入賞玉検
出スイッチ44で検出され、その出力パルスは特賞状態禁
止回路173を介して保持回路174へ与えられ、保持され
る。特賞状態禁止回路173は、後述するように、8進カ
ウンタ184からの出力が与えられない場合は単に信号を
通過させるだけの回路である。保持回路174の出力はオ
アゲート164を介して2入力アンドゲート166の一方入力
端子へ与えられている。したがって、保持回路174のハ
イレベル出力に基づいて、ソレノイド96は分周器168の
出力P1のサイクルでオンオフされ、開閉翼片22a,22bが
開閉される。
保持回路174の出力は、また、18進カウンタ176へセッ
ト信号として加えられる。よって保持回路174がハイレ
ベル信号を導出することに応じて、18進カウンタ176は
分周器168の出力P1′に応じてカウント動作を開始し、
出力P1′が18サイクル出力されたときにカウントアップ
出力を導出する。その出力は解除パルス発生回路160へ
与えられ、解除パルス発生回路160の出力によって保持
回路174が解除状態になる。よってソレノイド96の励磁
がなくなり、開閉翼片22a,22bは閉成状態となる。
なお、保持回路174のハイレベル出力は、保持回路148
および162の解除信号としても与えられるとともに、2
入力アンドゲート158の反転入力端子へ与えられている
ので、保持回路174が保持状態となった後は、パチンコ
玉が始動入賞口16,18,20のいずれかへ入賞しても、保持
回路148および162が動作せず、またオアゲート156およ
びアンドゲート158を介して解除パルス発生回路160への
入力信号が与えられないようにされている。よって、こ
の間始動入賞口16,18,20のいずれかへパチンコ玉が入賞
しても、その入賞は、制御上の価値を何ら生じさせな
い。さらに、保持回路174の出力は表示駆動回路178へ与
えられる。よって、表示駆動回路178は分周器168の出力
P3のサイクルでパチンコ遊技機10の適所に設けられた表
示ランプ132を点滅させ、遊技の雰囲気が盛上げられ
る。
Vポケット入賞口26へパチンコ玉が入賞し、開閉翼片
22a,22bが18回開閉を繰返す間に、可変入賞球装置12の
入賞空間24へ入り、入賞口28a,28bまたはVポケット入
賞口26へ入賞した全パチンコ玉数は、全入賞玉検出スイ
ッチ46で検出され、入賞玉計数回路180で計数される。
その計数値は表示駆動回路182へ与えられ、テンカウン
トLED40が入賞個数だけ点灯、点滅または消灯され、入
賞個数が表示される。また、入賞玉計数回路180が予め
定める数、たとえば10個を計数したときは、カウントア
ップ出力が解除パルス発生回路160へ与えられる。応じ
て解除パルス発生回路160は解除パルスを保持回路174へ
与える。したがって、この実施例では、Vポケット入賞
口26へパチンコ玉が入賞することにより、開閉翼片22a,
22bが連続的に開閉を開始し、開閉翼片22a,22bが18回開
閉をし終えるか、その間に可変入賞球装置12へ10個のパ
チンコ玉が入賞するかのいずれか早い方が満了すること
により、開閉翼片22a,22bが閉成状態になる。
V入賞玉検出スイッチ44の出力は、また、8進カウン
タ184へカウントパルスとして与えられる。つまり、8
進カウンタ184はV入賞玉検出スイッチ44がオンするご
とに「+1」カウントする。このカウント値は表示駆動
回路186へ与えられ、V入賞継続回数表示LED42(第2図
参照)は、8進カウンタ184の計数値だけ点灯、点滅ま
たは消灯される。これにより、遊技者は、Vポケット入
賞口26へのパチンコ玉の入賞数を知ることができ、何回
目のV入賞制御状態であるかを知り得る。
また、V入賞玉検出スイッチ44の出力により18進カウ
ンタ176および入賞玉計数回路180がリセットされる。よ
って、V入賞状態において、可変入賞球装置12の入賞空
間24内へ入ったパチンコ玉のいずれかがVポケット入賞
口26へ入ることにより、18進カウンタ176および入賞玉
計数回路180がリセットされて、その状態からV入賞状
態が更新されることになる。
8進カウンタ184は、そのカウント値が「8」になっ
たときにカウントアップ出力を導出する。この出力は特
賞状態禁止回路173へ与えられる。特賞状態禁止回路173
は、前述したように、8進カウンタ184からハイレベル
信号が与えられていない状態では、入力信号を単に通過
させるだけの回路であるが、8進カウンタ184からのハ
イレベル信号が与えられている状態では、入力信号を取
込んでしまい出力を導出しないように構成された1個の
ゲート回路である。したがって8進カウンタ184が
「8」を計数したとき、言い換えればVポケット入賞口
26への入賞玉数が8個になった以降は、特賞状態禁止回
路173が能動化され、それ以降のV入賞玉検出スイッチ4
4の出力は無効化される。よって8回目のV入賞状態で
は、必ず18進カウンタ176がカウントアップするかまた
は入賞玉計数回路180がカウントアップし、そのいずれ
かの出力に基づいて解除パルス発生回路160が解除パル
スを導出する。そしてその出力は保持回路174の保持状
態を解除する。
この状態は、いわゆるV入賞制御状態が8回継続し終
えた状態である。この状態において、パチンコ玉が始動
入賞口16、20または18へ入賞すると、始動入賞玉検出ス
イッチ48、52または50がオンし、保持回路148または162
からハイレベル信号が導出される。この信号はオアゲー
ト190を介してアンドゲート192へ与えられる。アンドゲ
ート192は2入力ゲートで、他の入力端子には、この状
態において、反転ハイレベル信号が与えられている。よ
って、アンドゲート192は、保持回路148または162の出
力に応答してハイレベル信号を導出し、8進カウンタ18
4をリセットする。よって8進カウンタ184のハイレベル
出力に応じて能動化されている特賞状態禁止回路173も
動作しなくなる。したがってそれ以降はV入賞玉検出ス
イッチ44の出力は有効に保持回路174等へ与えられるこ
とになる。
このように、この実施例の制御では、8進カウンタ18
4をリセットするのに、V入賞状態が満了した後、始動
入賞口16、18または20のいずれかへパチンコ玉が入賞し
たことに基づいてリセットするようにしている。第6図
に示した制御回路により、打玉が前記始動入賞領域に入
賞した場合に、前記可変入賞球装置を第1の状態に制御
する始動入賞時制御を行ない、第1の状態となっている
前記可変入賞球装置内に進入した打玉が特定入賞領域に
入賞した場合に、特定遊技状態が発生して前記可変入賞
球装置を第1の状態に制御して前記始動入賞時制御より
も遊技者にとってより有利な状態を出現可能な特定遊技
状態時制御を行なう制御手段が構成されている。
第7図は、この発明の他の実施例に係るパチンコ遊技
機200の背面図である。このパチンコ遊技機200は、第1
図で説明した実施例に係るパチンコ遊技機10において、
入賞玉誘導樋25の構成を異なる構成とし、かつ、少数景
品玉払出装置504を新たに設けたものである。より詳し
く言うと、パチンコ遊技機200の特徴は、始動入賞口16,
18,20へ入賞したパチンコ玉は、経路502で導いてアウト
玉として処理するとともに、始動入賞玉検出スイッチ4
8,50,52の出力用として動作する少数景品玉払出装置504
を設け、該少数景品玉払出装置504から払出されるパチ
ンコ玉は、払出通路506で誘導されて景品玉として払出
されるようにしたことである。
つまり、この実施例のパチンコ遊技機200では、始動
入賞口16,18,20へ入賞したパチンコ玉に応じて、少数景
品玉払出装置504が、1個の入賞玉につき1個の景品玉
を払出すものである。
第8A図および第8B図は、少数景品玉払出装置504の一
構成例と動作原理とを説明するための図である。
第8A図および第8B図を参照して、少数景品玉払出装置
504について説明をする。少数景品玉払出装置504は、パ
チンコ玉が1個ずつ落下することのできる玉落下通路50
8と、該玉落下通路508内へ突出および引抜き可能に設け
られた玉放出レバー510および玉止めレバー512と、玉放
出レバー510と玉止めレバー512との間を連結する連結板
514と、玉放出レバー510および玉止めレバー512を駆動
するためのソレノイド516とからなっている。
少数景品玉払出装置504は、通常第8A図に示すように
ソレノイド516がオフ状態であり、このときは、玉放出
レバー510の先端が玉落下通路508内へ突出し、逆に玉止
めレバー512の先端は玉落下通路508から引抜かれて、パ
チンコ玉は玉放出レバー510によって係止されている。
第7図における始動入賞口16,18,20へ入賞したパチン
コ玉が始動入賞玉検出スイッチで検出されるごとに、そ
の信号に基づいてソレノイド516がオンされる。応じ
て、玉放出レバー510の先端は玉落下通路508から引抜か
れ、逆に、連結板514で連結された玉止めレバー512の先
端部が玉落下通路508内へ差込まれる。つまり、ソレノ
イド516のオフ−オンにより、連結板514は支軸518を中
心に回動され、玉放出レバー510または玉止めレバー512
のいずれかの先端が玉落下通路508内へ突出するように
なっている。そして、玉放出レバー510と玉止めレバー5
12との先端の間隔は、ちょうどパチンコ玉1個分の間隔
に選ばれているので、ソレノイド516が1回オンするこ
とにより、パチンコ玉は1個落下し、景品玉として払出
されることになる。
なお、玉放出レバー510と玉止めレバー512との先端部
分の間隔、すなわち玉落下通路508内へ突出する両者の
先端部の間隔を、パチンコ玉が2個、3個と入る間隔に
すれば、ソレノイド516の1回のオンにより、2個また
は3個のパチンコ玉を一度に払出すことも可能である。
第9図および第10図は、少数景品玉払出装置のそのよう
な他の構成例を示す。
第9図に示す少数景品玉払出装置520では、玉落下通
路508内へ突出する玉放出レバー510と玉止めレバー512
の先端部の間隔が、パチンコ玉2個分の間隔に選ばれて
いる。また、第10図に示す少数景品玉払出装置524で
は、玉放出レバー510と玉止めレバー512の先端部の間隔
がパチンコ玉3個分に選ばれている。したがって、第9
図に示す少数景品玉払出装置520では、ソレノイド516の
1回の励磁により、2個のパチンコ玉が払出される。ま
た、第10図に示す少数景品玉払出装置524では、ソレノ
イド516の1回の励磁により3個のパチンコ玉が払出さ
れることになる。
さらに、第9図および第10図に示す実施例において、
玉落下通路508には玉止めレバー512の先端部が挿通され
るスリットが522a,522b,522c,522d,…のように、パチン
コ玉の直径に等しい間隔で複数個形成されており、玉止
めレバー512の形状を適当に選ぶことにより、複数のス
リット522a〜522dの任意のスリットに玉止めレバー512
の先端部が挿通可能にされている。そして、玉止めレバ
ー512は連結板514に対して着脱自在とされている。この
結果、簡単に、少数景品玉払出装置によって払出される
景品玉計数を、1個、2個、3個、4個等の中の任意の
数に変更することができる。この変更は、ソレノイド51
6の励磁回数を変更する電気的な制御の変更と異なり、
単に玉止めレバー512を取替えるという簡単な変更が済
むので、変更が容易であるというメリットがある。
第11図は、この発明のさらに他の実施例のパチンコ遊
技機300の背面図である。この実施例に係るパチンコ遊
技機300の特徴は、第7図に示す少数景品玉払出装置504
に代えて、還元装置528を中心とする少数景品玉払出装
置を設けたことである。なお、パチンコ遊技機300も、
第7図に示すパチンコ遊技機200と同様に、始動入賞口1
6,18,20へ入賞したパチンコ玉をアウト玉として処理す
るための経路502が備えられている。
パチンコ遊技機300において、下方部には、玉貯留部5
30が設けられている。玉貯留部530は、パチンコ玉を適
当な数量貯留するためのものである。玉貯留部530のパ
チンコ玉が一杯になると、玉溢れ口532から流れ出る。
玉貯留部530のパチンコ玉は、還元装置528へ与えられ
る。還元装置528は、玉上昇通路534へ備えており、上送
り歯車536の回転により、パチンコ玉は上昇通路534を伝
わって上部へ送られる。したがって、通常遊技状態にお
いて、始動入賞玉検出スイッチの検出信号に基づいてモ
ータ538を所定角度または所定時間回転させ、上送り歯
車536を一定角度または一定時間回転させれば、所望数
のパチンコ玉を上昇通路534の上流端から放出させるこ
とができ、景品玉として払出すことができる。このとき
払出される景品玉数は、景品玉放出検出スイッチ540に
よって検出される。前記入賞玉誘導樋25と景品玉払出装
置56、または、景品玉払出装置56と少数景品玉払出装置
504、あるいは景品玉払出装置56と還元装置528とによ
り、打玉の入賞に伴って、第1の数の景品玉または得点
と該第1の数の景品玉または得点よりも小さな第2の数
の景品玉または得点とを選択的に遊技者に付与する選択
付与手段が構成されている。
なお、上記実施例の説明では、遊技する際にパチンコ
玉を貸出し、該パチンコ玉によって遊技するものをとり
上げたが、たとえば磁気カードや光カード等の貸玉デー
タが記録されたデータ記録媒体を用い、該媒体をパチン
コ遊技機に適用し、パチンコ遊技機内蔵のパチンコ玉で
遊技ができるようなものとし、景品玉以外のもので価値
付与を行ない、遊技者がパチンコ玉を持ち歩かないよう
に構成することもできる。
[発明の効果] 本発明によれば、選択付与手段の働きにより、入賞に
伴って第1の数の景品玉または得点と該第1の数の景品
玉または得点よりも小さな第2の数の景品玉または得点
とが遊技者に付与されるものにおいて、打玉が始動入賞
領域に入賞した場合には前記第2の数の景品玉または得
点の方が遊技者に付与可能となるために、打玉が始動入
賞領域に頻繁に入賞できるようにして特定遊技状態が発
生するかもしれないという期待感を遊技者に頻繁にもた
せて遊技者へのサビースを向上できるようにしたとして
も、打玉の始動入賞に伴って付与される景品玉または得
点の大きさが大きくなり過ぎないようにある程度抑制す
ることができ、遊技場経営の悪化を極力防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係るパチンコ遊技機10
の正面図である。 第2図は、パチンコ遊技機10に配置される可変入賞球装
置12の正面図である。 第3図は、パチンコ遊技機の遊技盤面14主要部における
各種装置等の配置構造とパチンコ玉の流れの一例を示す
図である。 第4図は、パチンコ遊技機10の背面図である。 第5図は、第4図の主要部分の拡大図である。 第6図は、この発明の一実施例の制御回路例を示すブロ
ック図である。 第7図は、この発明の他の実施例に係るパチンコ遊技機
200の背面図である。 第8A図および第8B図は、第7図のパチンコ遊技機200に
備えられている少数景品玉払出装置504の概略構成と動
作とを説明するための図である。 第9図および第10図は、少数景品玉払出装置の他の構成
例を示す図である。 第11図は、この発明のさらに他の実施例のパチンコ遊技
機300の背面図である。 図において、10,200,300はパチンコ、遊技機、12は可変
入賞球装置、14は遊技盤、16,18,20は始動入賞口、22a,
22bは開閉翼片、24は入賞空間、25は入賞玉誘導樋、26
はVポケット入賞口、56は景品玉払出装置、60は入賞玉
処理器、504は少数景品玉払出装置、528は還元装置を示
す。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】打玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわれ
    る弾球遊技機であって、 前記遊技領域に配設され、遊技者にとって有利となる第
    1の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態とに変
    化可能な可変入賞球装置と、 前記遊技領域に打込まれた打玉が入賞可能な始動入賞領
    域と、 打玉が前記始動入賞領域に入賞した場合に前記可変入賞
    球装置を第1の状態に制御して始動入賞時制御を行な
    い、第1の状態の前記可変入賞球装置内に進入した打玉
    が特定入賞領域に入賞した場合に、特定遊技状態が発生
    して前記可変入賞球装置を第1の状態に制御して前記始
    動入賞時制御よりも遊技者にとってより有利な状態を出
    現可能な特定遊技状態時制御を行なう制御手段と、 打玉の入賞に伴って、第1の数の景品玉または得点と該
    第1の数の景品玉または得点よりも小さな第2の数の景
    品玉または得点とを選択的に遊技者に付与する選択付与
    手段とを含み、 該選択付与手段は、前記始動入賞領域への打玉の入賞に
    伴って、前記第2の数の景品玉または得点を付与可能で
    あることを特徴とする、弾球遊技機。
  2. 【請求項2】前記選択付与手段は、景品玉を払出す景品
    玉払出手段であることを特徴とする、特許請求の範囲第
    1項記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】前記景品玉払出手段は、前記始動入賞領域
    に入賞した入賞玉を景品玉として返却するものであるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第2項記載の弾球遊技
    機。
  4. 【請求項4】前記景品玉払出手段は、電気的付勢に応じ
    て景品玉を払出す景品玉払出機構を含むことを特徴とす
    る、特許請求の範囲第2項記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】前記景品玉払出手段は、打込まれた打玉を
    貯留する玉タンクに貯留されている打玉を景品玉として
    還元する景品玉還元手段を含むことを特徴とする、特許
    請求の範囲第2項記載の弾球遊技機。
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