JP2575020B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2575020B2
JP2575020B2 JP62063625A JP6362587A JP2575020B2 JP 2575020 B2 JP2575020 B2 JP 2575020B2 JP 62063625 A JP62063625 A JP 62063625A JP 6362587 A JP6362587 A JP 6362587A JP 2575020 B2 JP2575020 B2 JP 2575020B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機などの弾
球遊技機に関し、詳しくは、打玉の通過によって遊技者
に或る遊技価値を付与可能な特定通過領域が設けられて
いる弾球遊技機に関する。
[従来の技術] この種の弾球遊技機において従来から一般的に知られ
ているものに、たとえば、いわゆる権利物と呼ばれるパ
チンコ遊技機があり、特定通過領域へのパチンコ玉の進
入により権利発生状態となり、次に始動入賞口へのパチ
ンコ玉の入賞によって可変入賞球装置が開成状態となっ
てパチンコ玉が多量に入賞可能となり、遊技者に大きな
遊技価値を与えている。また、たとえば、いわゆる飛行
機タイプの機種では、パチンコ玉の特定通過領域への進
入により、回動翼片が開閉状態となり、多量のパチンコ
玉の入賞を許すという大きな遊技価値の付与を行なって
いる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、景品玉の払出数、すなわち、出玉率は、遊技
場の経営面の配慮から一定の上限を設けざるを得ない。
ゆえに、上記のような大きな遊技価値を付与する特定通
過領域へのパチンコ玉の進入確率を極めて小さいものに
抑えざるを得ず、このことが原因で特定通過領域は設け
られているもののその特定通過領域へのパチンコ玉の進
入は頻繁に生じず、遊技者の興味をあまりそそることの
できないという欠点を有していた。
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、
その目的は、遊技状態を遊技者にとって有利な状態にす
る程度を適正な範囲内に抑えることができながらも、遊
技者の興味をそそることのできる弾球遊技機を提供する
ことである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る弾球遊技機は、 打玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわれる弾球遊技
機であって、 表示状態が変化可能な1または複数の可変表示部を有
する可変表示装置と、 前記遊技領域内に設けられ、一般遊技領域から隔てら
れかつ所定箇所から打玉が進入可能な特別遊技領域と、 該特別遊技領域内に設けられた特定通過領域および該
特定通過領域以外の一般通過領域と、 前記特別遊技領域を通過した通過玉のみを検出する特
定通過領域通過玉検出手段と、 該特定通過領域通過玉検出手段の検出出力があったこ
とを条件として前記可変表示装置が有する全ての可変表
示部の表示結果を導出表示させるための可変表示制御を
行なう可変表示制御手段と、 前記可変表示部の表示結果が予め定められた特定の表
示態様となった場合に遊技状態を遊技者にとって有利な
状態に制御する遊技状態制御手段とを含むことを特徴と
する。
[作用] 本発明によれば、遊技領域内に打込まれた打玉が所定
箇所からその特別遊技領域内に進入可能となる。そして
その特別遊技領域内に進入した打玉が、その特別遊技領
域内に設けられた特定通過領域を通過すればその通過玉
が特定通過領域通過玉検出手段により検出される。一
方、特別遊技領域内に進入した打玉が、特別遊技領域内
に設けられた一般通過領域を通過してもその通過玉は特
定通過領域通過玉検出手段により検出されない。特定通
過領域通過玉検出手段の検出出力に基づいて、可変表示
制御手段の働きにより、可変表示装置が有する全ての可
変表示部の表示結果が導出表示される。可変表示部の表
示結果が前記特定の表示態様となれば、遊技状態制御手
段の働きにより、遊技状態が遊技者にとって有利な状態
に制御される。このように特別遊技領域内に進入した打
玉は、必ずしも特定通過領域を通過するとは限らず、し
かも、特定通過領域を通過すれば、必ずそれに伴って遊
技状態が遊技者にとって有利な状態になるとは限らな
い。しかしながら、打玉が前記特定通過領域を通過する
毎に前記可変表示装置が有する全ての可変表示部で可変
表示制御が行なわれるため、打玉が前記特定通過領域を
通過する毎に遊技者に大きな期待感を抱かせることとな
る。ゆえに、遊技状態を遊技者にとって有利な状態にす
る程度を適正範囲内に抑えながらも、特別遊技領域への
打玉の進入量を多くすることができ、遊技者の受ける興
奮の回数と質とを向上させることとなる。
[実施例] 次に、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
まず、この発明に係る弾球遊技機の概要を第1図およ
び第2図に基づいて説明する。
第1図は弾球遊技機の正面図であり、第2図はその背
面図である。
弾球遊技機1の遊技盤2上に形成された一般遊技領域
4には、入賞球装置3と可変入賞球装置6とが配設さ
れ、その可変入賞球装置6は開閉自在な開閉板7とその
両側位置に始動入賞孔8a,8bとを有する。可変入賞球装
置6により遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者に
とって不利な第2の状態とに変化可能な可変入賞球装置
を構成している。
入賞球装置3に囲まれた特別遊技領域内に進入したパ
チンコ玉が、後述する特定入賞領域に進入し、かつ、後
述する可変表示部材40が所定の表示結果となった場合
に、権利発生状態となり、その状態で前記始動入賞孔8
a,8b内にパチンコ玉が入賞したとき、開閉板7が開成
し、パチンコ玉が可変入賞球装置6内に入賞しやすい状
態になるよう構成されている。可変表示部材40により表
示状態が変化可能な可変表示装置を構成している。その
開閉板7の開成時間は、例えば10秒であるが、パチンコ
玉の可変入賞球装置6への入賞個数が例えば10個になっ
たときは、例えば10秒経過以前においてもその時点で開
閉板7が閉成する。この可変入賞球装置6へのパチンコ
玉入賞個数の検出は、第2図に示すように、10カウント
スイッチ12により行なわれる。そして開閉板7の開閉は
開閉板ソレノイド10により行なわれ、始動入賞孔8a,8b
へのパチンコ玉の入賞は、始動入賞玉検出器11a,11bで
行なわれる。なお、図中190a,190bは権利発生消滅ラン
プである。
前記入賞球装置3を、第3図および第4図に基づいて
説明する。入賞球装置3は、その外壁によって一般遊技
領域4から隔てられた特別遊技領域5を形成しており、
一般遊技領域4よりも高い遊技価値を付与可能な空間を
形成している。特別遊技領域5により遊技領域内に設け
られた特別遊技領域を構成している。
そして、入賞球装置3には、特別遊技領域5内へパチ
ンコ玉の進入を許す入口18が設けらてれおり、その入口
18から進入したパチンコ玉Pは、入賞玉振分部材24によ
って振分けられ、下方に配置された通過領域の一例であ
る特定通過領域34及び通常入賞口36a,36bのうちのいず
れかに進入する。そしてパチンコ玉Pが通常入賞口36a,
36bに入賞すれば、景品玉が13個払出される。また、パ
チンコ玉Pが特定通過領域34内に進入すれば、通過玉検
出器38によりパチンコ玉Pの通過が検出され、その検出
出力に基づいて可変表示部材40の可変表示が停止し、た
とえば表示が7となった場合に権利発生状態となる。特
定通過領域34および通常入賞口36a,36bにより特別遊技
領域内に設けられた複数の通過領域を構成している。ま
た、特定通過領域34により複数の通過領域のうちのある
特定通過領域を構成している。通常入賞口36a,36bによ
り複数の通過領域のうちのある特定通過領域以外の通過
領域を構成している。なお、本発明の「通過」とは、
「入賞」をも含む広い概念である。さらに、通過玉検出
器38により複数の通過領域のうちのある特定通過領域を
通過した通過玉を検出する特定通過領域通過玉検出手段
を構成している。
本実施例に示した構成の変形例としては、たとえば、
以下のような構成がある。可変表示部材40は常時停止し
ていて、通過玉検出器38の出力があったとき可変表示を
変化し始め、一定時間後に可変表示を停止させ、例えば
表示が7となった場合に権利発生状態となるよう構成と
してもよい。第3図または第4図中、16は通常の入賞
口、25は入賞玉振分部材24に形成された打玉誘導樋、14
は入賞球装置3を遊技盤2に取付けるための取付基板、
20は入賞玉誘導樋である。前記入賞玉振分部材24は、第
4図に示すように、枢支ピン23によって揺動自在に枢支
されているとともに、その後端側が、回転カム30から突
設された係合突起32に係合しており、駆動モータ26の出
力軸28に固定されている回転カム30の回転により、入賞
玉振分部材24が左右に揺動されるよう構成されている。
なお、図中19は発光ダイオードで、10カウントスイッチ
12(第2図参照)によるカウント数を表示するよう構成
されている。また22は入賞玉振分部材24へのパチンコ玉
の挿通孔である。
第5図は第3図に示す入賞球装置3の通常入賞口36a,
36bを、通過領域の一例である一般遊技領域排出通路42
a,42bに代えた別実施例を示す正面図である。入口18か
ら特別遊技領域5内に進入したパチンコ玉Pは入賞玉振
分部材24により振分けられ、特定通過領域34または一般
遊技領域排出通路42a,42bのいずれかに進入する。そし
て、一般遊技領域排出通路42a,42bに進入したパチンコ
玉Pは再び一般遊技領域に排出される。なお、図中38は
通過玉検出器であり、その検出出力に基づいて可変表示
部材40の可変表示が停止し、表示がたとえば7で停止す
れば前述した実施例と同様権利発生状態となる。あるい
は、可変表示部材40は常時停止していて、通過玉検出器
38の出力があったとき可変表示を変化し始め、一定時間
後に可変表示を停止させ、例えば表示が7となった場合
に権利発生状態となるよう構成してもよい。
なお、第3図ないし第5図では、可変表示部材40が、
1つのものを説明したが、可変表示部材の個数は、これ
に限られるものではなく、たとえば、2つまたは3つの
可変表示部材を横に並べた構成であってもよい。複数の
可変表示部材を備えた構成の場合は、たとえば、すべて
の可変表示部材の表示が、ある特定の表示(たとえば
「7」)となることを権利発生の条件としてもよい。
可変表示部材40、もしくは、2つまたは3つの可変表
示部材は、それぞれが表示状態が変化可能な可変表示装
置に相当する。また、デジタル表示がたとえば「7」と
なることが、可変表示装置の表示結果が予め定められた
特定の表示態様となることに相当する。前述の各実施例
では、複数種類の識別情報を変動表示させる可変表示部
材を設け、変動が停止した時点で表示されている識別情
報の種類によって権利を発生させるか否かを決定する。
このように、権利発生タイプのパチンコ機において、可
変表示部材を用い、その変動表示の結果が予め定められ
た特定の表示態様となることを可変表示装置を第1の状
態にするための前提条件である権利発生状態にするため
の条件とすれば、権利発生に至るまでの過程が、変化性
に富んだ面白味のあるものとなる。遊技者は、権利が発
生状態となることを期待しながら、複数種類の識別情報
(例では数字)のうちのどの識別情報が停止表示される
かを注視し、可変表示部材の変動表示が特定の表示態様
となるか否を楽しむ遊技を行なうことができる。
さらに、変形例で述べたように、複数の可変表示部材
を横に並べて各々の可変表示部材において複数種類の識
別情報を変動表示させ、複数の可変表示部材の表示結果
が予め定められた特定の表示態様となることを権利発生
状態にするための条件とすれば、権利発生に至るまでの
過程で複数の可変表示部材の表示結果の組合わせを楽し
む遊技が行なえる。可変表示部材は、液晶表示器を含む
画像表示装置などにより構成してもよい。遊技者は、権
利が発生状態となることを期待しながら、複数の可変表
示部材の表示結果が特定の表示態様の組合せとなるか否
かを楽しむ遊技を行なうことができる。したがって、権
利発生タイプのパチンコ機において、遊技内容をさらに
充実させることができる。このように、本発明は、権利
発生タイプの弾球遊技機において、権利発生状態に至る
までの過程で、複数種類の識別情報の変動表示を行なう
ようにし、より変化性に富んだ面白味のある弾球遊技を
提供し得るに至った点を特徴とする。
第6図は、さらに別の実施例を示し、いわゆる飛行機
タイプと呼ばれる弾球遊技機の可変入賞球装置43を示す
正面図である。
移動入賞孔(図示せず)へのパチンコ玉の進入により
回動翼片46a,46bが開閉状態となり、パチンコ玉Pの特
別遊技領域5内への進入が可能となる。そして、特別遊
技領域5内に進入したパチンコ玉Pは、特定通過領域
(Vポケット)50かまたは通常入賞口52a,52bのいずれ
かに進入する。そして特定通過領域50へのパチンコ玉P
の進入を通過玉検出器(V入賞玉検出スイッチ)54で検
出し、その検出出力に基づいて可変表示部材48の可変表
示が停止され、たとえば7で表示が停止した場合には、
回動翼片46a,46bを例えば18回開閉させるなど、始動入
賞孔への入賞に伴う回動翼片の開閉期間よりも長い期間
回動翼片を開閉動作させ、遊技者にとって特に有利とな
る特定遊技状態となる。なお、図中、44は可変入賞球装
置43の一般遊技領域への取付基板である。始動入賞孔に
より遊技領域に打込まれた打玉が入賞可能な始動入賞領
域を構成している。可変入賞球装置43により内部に特別
遊技領域が形成され、遊技者にとって有利な第1の状態
と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能な可変
入賞球装置を構成している。
第7図は、第3図ないし第5図に示した入賞球装置を
有するパチンコ遊技機を制御するための制御回路の一例
を示すブロック図である。次に、第7図に基づいて、か
つ、必要に応じて第1図ないし第5図を参照しながら、
パチンコ遊技機の制御動作について説明する。
パチンコ玉が入賞球装置3の特定通過領域34に入る
と、通過玉検出機38により検出され、その検出出力が入
力回路70へ与えられる。そして、入力回路70からの出力
が、デジタル表示駆動回路72とデジタル表示判定回路62
とに与えられる。このデジタル表示駆動回路72は、可変
表示部材40のデジタル表示の変化を司どるもので、常時
は表示が変化している可変表示部材40を、入力回路70か
らの出力が与えられたときに停止させる。または、常時
は表示が停止している可変表示部材40を、入力回路70か
らの出力が与えられたときに可変表示部材40のデジタル
表示を一定時間変化させて停止させるかあるいは遊技者
のストップボタンの操作によって停止させてもよい。こ
のデジタル表示駆動回路72により、特定通過領域通過玉
検出手段の検出出力に基づいて可変表示装置の表示結果
を導出表示させる可変表示制御手段を構成している。
そして、前記デジタル表示判定回路62は、可変表示部
材40の停止した後のデジタル表示を判定し、所定の表示
(たとえば「7」)であると判定した場合にのみ出力し
て、権利発生消滅入賞回路182に入力信号が与えられ
る。権利発生消滅入賞回路182は、その出力が常時はハ
イレベル(以下「H」という)であって、デジタル表示
判定回路62からの出力が得られるとローレベル(以下
「L」という)パルスを出力する。よってナンドゲート
184を介して保持回路186のC端子に「H」パルスが与え
られる。
保持回路186は、たとえばフリップフロップで構成さ
れており、次のように動作する。すなわち、保持回路18
6のリセット端子Rに「H」パルスが与えられてリセッ
トされた状態では、Q出力は「L」、出力は「H」で
ある。D端子の入力が「H」の場合は、C端子に「H」
パルスが与えられることに応答して、出力が反転する。
すなわち、Q出力が「H」、出力が「L」のセット状
態となる。ところが、保持回路186の出力状態がQ出力
「H」、出力「L」のときに、D端子への入力が
「L」となり、その状態でC端子に「H」パルスが与え
られると、保持回路186の出力は反転し、元のリセット
状態になる。
第7図に基づいて、保持回路186のC端子に「H」パ
ルスが与えられると、保持回路186の出力が反転し、Q
出力「H」はアンドゲート188を介して権利発生消滅ラ
ンプ190a,190b(第1図参照)へ与えられる。アンドゲ
ート188は2入力ゲートであって、他方入力には分周回
路192からの出力が与えられている。よって、権利発生
消滅ランプ190a,190bは分周回路192からの出力サイクル
に応じて点滅状態となる。また、保持回路186のQ出力
「H」はLEDドライバ194に与えらる。LEDドライバ194
は、保持回路186からの出力があるまでは、8つの表示
用発光ダイオード174aないし174hを、たとえばランダム
に点灯または点滅させていてもよいし、表示用発光ダイ
オード174aないし174hをすべて点灯させてもよいし、あ
るいはすべて消灯させてもよい。この場合において、点
灯は、たとえば相対的に低い電圧を印加することによ
り、相対的に暗い状態で点灯するようにしてもよい。LE
Dドライバ194は保持回路186からの出力を受けて、8つ
の表示用発光ダイオード174aないし174hを、まず、すべ
て点灯させる。
保持回路186のQ出力「H」は、また、保持回路196の
D端子に与えられる。保持回路196も、上記保持回路186
と同様にたとえばフリップフロップで構成することがで
き、上記保持回路186と同様の機能をするものであっ
て、D端子への「H」信号入力により動作可能状態にさ
れる。
権利発生状態において、第1図に示す始動入賞孔8aま
たは8bへパチンコ玉が入賞すると、第2図に示す始動入
賞玉検出器11aまたは11bでそれが検出される。検出出力
は、始動入賞回路198へ与えられる。始動入賞回路198は
常時は「H」出力を導出しており、始動入賞玉検出器11
aまたは11bからの出力に応答して「L」パルスを出力す
る。そのパルスはナンドゲート200で反転され、保持回
路196のC端子へ与えられる。よって保持回路196の出力
は反転し、出力「L」がインバータ202で反転され、
ソレノイドドライバ204を介してソレノイド10がオンさ
れる。よって、開閉板7が開成し、可変入賞球装置6へ
のパチンコ玉の入賞が容易になる。つまり、このソレノ
イド10と開閉板7とで、遊技者へ価値を付与するように
している。遊技者へ付与する価値としては、本実施例の
ものに限らず、他の何らかの価値を与えるものであって
もよい。
また、インバータ202の出力と分周回路192の出力との
論理積がアンドゲート208でとられ、その出力はランプ
ドライバ210へ与えられ、パチンコ遊技機の任意の場所
に設けられた装飾用のランプ212が点滅される。
保持回路196のQ出力「H」は立上がり微分回路214で
「L」から「H」への立上がりが微分され、微分パルス
はLEDドライバ194へ与えられる。LEDドライバ194は、こ
のパルスに基づいて、すべて点灯されていた表示用発光
ダイオード174aないし174hのうちの、表示用発光ダイオ
ード174aを消灯する。
保持回路196のQ出力「H」は、また、タイマ216のセ
ット入力として与えられ、タイマ216は所定の時間、た
とえば10秒間の時計を開始する。さらに保持回路196の
Q出力「H」は立上り微分回路218で立上がり微分さ
れ、そのパルスはアップダウンカウンタ220にダウン入
力パルスとして与えられる。
ここで、アップダウンカウンタ220のアップ入力に
は、始動入賞回路198の出力がインバータ222で反転され
て与えられている。したがって、アップダウンカウンタ
220は始動入賞回路198の出力があるごとに、言い換えれ
ば始動入賞孔8aまたは8bへパチンコ玉が入賞するごとに
そのカウント値が「1」インクリメントされる。そし
て、保持回路196のQ出力「H」が導出されるごとに、
つまり開閉板7が開成されるごとにその計数値が「1」
デクリメントされる。
次に、開閉板7が開成中に可変入賞球装置6へ入賞し
たパチンコ玉は、10カウントスイッチ12で検出される。
10カウントスイッチ12の出力が与えられる10カウント出
力回路224は、10カウントスイッチ12からの出力パルス
をたとえば10個計数したときパルスを導出する回路であ
る。10カウント出力回路224の出力パルスまたはタイマ2
16のタイムアップパルスは、ともに保持回路196のリセ
ット入力として与えられる。よって、保持回路196は、
タイマ216がたとえば10秒間を計時するか、10カウント
出力回路224が10カウント出力を導出するかのいずれか
早い方に基づいてリセットされる。よって、保持回路19
6の出力は反転し、ソレノイド10がオフされて、開閉板8
a,8bは閉成状態になる。
次に、権利発生状態において、開閉板7が開成中に、
さらに、始動入賞孔8a,または8bへパチンコ玉が入賞し
た場合は、保持回路196の出力は変化せず従前の状態を
維持する。一方、この場合、始動入賞回路198の反転パ
ルス「H」はアップダウンカウンタ220のアップ入力と
して与えられるとともに、入賞記憶回路228を「1」イ
ンクリメントする。さらに始動入賞孔8aまたは8bへパチ
ンコ玉が入賞すると、アップダウンカウンタ220のカウ
ント値が「1」インクリメントされる。アップダウンカ
ウンタ220は、このように始動入賞回路198の反転パルス
によってインクリメントされ、保持回路196のQ出力
「H」の立上がりに応じてデクリメントされるカウンタ
であるから、アップダウンカウンタ220に記憶されてい
る値は、言い換えれば、権利発生中において、あと何度
開閉板7を開成状態にさせることができるかという回数
を表わすものと言える。そして、この実施例では、アッ
プダウンカウンタ220に記憶された値は表示用発光ダイ
オードで表示される。この目的で、アップダウンカウン
タ220の出力は分周回路192の出力と論理積がとられ、LE
Dドライバ194に与えられる。LEDドライバ194では、アッ
プダウンカウンタ220から与えられた数値に基づく数だ
け消灯状態にある表示用発光ダイオードを点滅状態に切
換える動作をする。したがって、遊技者は、表示用発光
ダイオード174aないし174hのうち、所定のタイミングで
点滅しているダイオードの数によって、以後始動入賞孔
8aまたは8bへパチンコ玉が入らなくても何回開閉板8a,8
bが開成するかを知ることができる。
なお、このような何回開閉板8a,8bが開成可能かを表
示するための記憶用表示器は、表示用発光ダイオード17
4aないし174dと別のものを設けてもよい。
タイマ216または10カウント出力回路224の出力によっ
て保持回路196がリセットされたときに、アップダウン
カウンタ220の計数値が「+1」以上のときは、アップ
ダウンカウンタ220から保持回路196のC端子に「H」パ
ルスが与えられる。したがって、保持回路196は再びセ
ットされ、その出力「L」の反転出力「H」によって
ソレノイド10がオンされる。また、保持回路196のQ出
力「H」の立上がり微分パルスにより、アップダウンカ
ウンタ220は「1」デクリメントされる。このようにし
て、アップダウンカウンタ220は計数値がある場合は、
ソレノイド206がオフした後、すぐにオンされ、開閉板8
a,8bは再度開成状態となる。
また、立上がり微分回路214の出力に基づいて、LEDド
ライバ194により、表示用発光ダイオードが1つ点灯
(または点滅)されて、開閉板8a,8bの開成回数が表示
される。この表示の仕方については、先に詳しく説明し
たので、ここでは省略する。
始動入賞回路198の出力がインバータ222で反転された
出力が入賞記憶回路228へ与えられ、入賞記憶回路228の
記憶部が「8」になった場合、入賞記憶回路228から出
力が導出される。また、保持回路196のQ出力を受ける
入賞記憶回路226の計数値が「8」になった場合にも出
力が導出される。そして、それら出力はオアゲート230
を介して保持回路186およびアップダウンカウンタ220に
与えられ、それらがリセットされる。よって、保持回路
186の出力が反転してリセット状態となり、権利発生状
態は消滅し、表示用発光ダイオード174aないし174dは、
権利発生前の表示状態になる。また、権利発生消滅ラン
プ190a,190bが消灯し、保持回路196のD端子に与えられ
るレベルは「L」となる。よって、保持回路196はそれ
以降C端子に「H」パルスが与えられてもセット状態と
はならなくなる。このように、権利発生状態において、
始動入賞孔8aまたは8bへの一定個数のパチンコ玉の入賞
によって権利発生状態は終了する。
また、権利発生状態において、さらに特定通過領域34
へパチンコ玉が入賞したときにも、保持回路186の出力
が反転し、権利消滅状態となる。つまり、権利発生状態
となったとしても、その間に始動入賞口が入賞すること
なく権利が消滅すれば、なんの遊技価値も付与されない
ものであり、前記遊技価値付与手段は、遊技結果判定手
段が所定の判定結果(例えば7)を出力すれば必ずなん
らかの遊技価値を付与するというものではない。
なお、この実施例では、アップダウンカウンタ220の
計数値が「+1」以上のとき、権利消滅後であっても一
度だけ開閉板8a,8bが開成するようにされている。その
ために、ナンドゲート184の出力を保持する保持回路234
が設けられ、保持回路234の出力とアップダウンカウン
タ220の出力との論理積がアンドゲート236でとられて、
その出力が保持回路196のD端子に与えられるようにさ
れている。なお、保持回路234はその後の保持回路196の
Q出力「H」の立上がり微分パルスによってリセットさ
れる。このように、権利消滅後でも、一定の場合には、
サービスで一度だけ開閉板7が開成するようにされてい
る。
なお、電源投入時においては、すべての情報がイニシ
ャライズされてクリアされるように、電源投入時リセッ
ト回路238が備えられている。
デジタル表示判定回路62と、権利発生消滅入賞回路18
2と、ナンドゲート184と、保持回路186,196,234と、イ
ンバータ202と、アンドゲート236と、ソレノイドドライ
バ204と、ソレノイド10とにより、可変表示装置の表示
結果が予め定められた特定の表示態様となった場合に遊
技状態を遊技者にとって有利な状態に制御する手段であ
って、可変表示装置の表示結果が特定の表示態様となっ
た場合に、遊技状態を可変入賞球装置が第1の状態にな
るための前提条件である権利発生状態にし、その権利発
生状態の期間中において、予め定められた条件が成立し
たことに基づいて、可変入賞球装置を第1の状態に制御
する遊技状態制御手段を構成している。このように、制
御回路において、デジタル表示判定回路62、権利発生消
滅入賞回路182、ナンドゲート184、保持回路186、保持
回路196、保持回路234、インバータ202、アンドゲート2
36とを含ませている。なお、本実施例では、可変表示部
材40のデジタル表示が所定の表示である場合に必ず権利
発生状態となるようにしているが、所定の表示となった
後にある確率で権利発生状態となるようにしてもよい。
さらに、制御回路には、ソレノイドドライバ204とソレ
ノイド10とを含ませ、権利発生状態の期間中において、
予め定められた条件(例では始動入賞回路198からの出
力があったこと)が成立したこと基づいて、可変入賞球
装置を第1の状態に制御するようにしている。このよう
に、可変表示装置の表示結果を判定して、その表示結果
の種類により、遊技状態を権利発生状態、すなわち、可
変入賞球装置を第1の状態にするための前提条件を成立
させるか否かを決定する。そして、権利発生状態の期間
中において、所定の条件が成立すれば、可変入賞球装置
な遊技者にとって有利な第1の状態に制御して、遊技中
における弾球遊技機の状態を遊技者にとって有利な何ら
かの価値が付与される状態に制御している点が、本発明
の特徴的な構成である。
第8図は、第6図に示した可変入賞球装置を有するパ
チンコ遊技機を制御するための制御回路の一例を示すブ
ロック図である。次に、第8図に基づいて、かつ、必要
に応じて第6図を参照しながら、パチンコ遊技機の制御
動作について説明する。
遊技者の発射したパチンコ玉が始動入賞孔(図示せ
ず)へ入賞する。入賞したパチンコ玉の通過に伴い、例
えば始動入賞玉検出スイッチ56aが一時オンし、そのパ
ルスはオアゲート346aを介して保持回路348へ与えられ
る。
保持回路348は解除信号が与えられるまで入力信号を
保持する回路であり、その出力はオアゲート350を介し
てソレノイドドライバ352へ与えられ、ソレノイド58が
オンされる。よって、可変入賞球装置43の回動翼片46a,
46b(第6図参照)が開成される。保持回路348の出力
は、また、タイマ354へ起動信号として与えられる。応
じてタイマ354が起動し、たとえば0.5秒後にタイムアッ
プ出力を導出する。なお、タイマ354は、このようにご
く短い時間を計時するものであるから、タイマ354に代
えて遅延回路を用いることもできる。タイマ354の出力
はオアゲート356およびアンドゲート358を介して解除パ
ルス発生回路360へ与えられる。2入力アンドゲート358
の他方入力は、この場合、ローレベル信号が反転したハ
イレベル信号が与えられている。よって、タイマ354の
出力は解除パルス発生回路360を動作させパルスを発生
する。発生した解除パルスは保持回路348へ解除信号と
して与えられ、保持回路348の出力はハイレベルからロ
ーレベルに戻る。よってソレノイド58はオフされ、回動
翼片46a,46bは閉成される。このように、始動入賞孔へ
パチンコ玉が入賞すると、始動入賞玉検出スイッチ56a
または56bが該入賞玉を検出し、タイマ354によって定め
られる所定の短時間、たとえば0.5秒ソレノイド58がオ
ンされて回動翼片46a,46bが開成するように制御され
る。
遊技者の発射したパチンコ玉が上記の場合とは別の始
動入賞孔へ入り、始動入賞玉検出スイッチ57によってそ
れが検出された場合は、保持回路362が保持される。保
持回路362の保持出力はオアゲート364を介して2入力ア
ンドゲート366の一方入力端子へ与えられる。アンドゲ
ート366の他方入力端子には、分周器368のP1出力が与え
られる。したがって、アンドゲート366の出力は、分周
器368のP1出力周期でハイレベル、ローレベルと変化す
る出力となり、その出力はオアゲート350を介してソレ
ノイドドライバ352へ与えられる。よってソレノイド58
が上記一定周期でオンオフし、回動翼片46a,46bが開閉
される。
保持回路362の出力は、また、2進カウンタ370へセッ
ト信号として付与される。よって、2進カウンタ370は
分周器368のP1′出力(出力P1と等サイクルで、そのタ
イミングがずれた出力)によりカウント動作を行なう。
そして2進カウンタ370はP1′出力を2サイクル分カウ
ントしたときカウントアップ出力を導出し、その出力は
オアゲート356,アンドゲート358を介して解除パルス発
生回路360へ与えられる。応じて解除パルス発生回路360
から保持回路362へ解除パルスが与えられ、保持回路362
の出力は「L」に戻る。よってソレノイド58がオフ状態
となり、回動翼片46a,46bは閉成状態になる。
なお、保持回路362の出力が「H」期間中は、表示駆
動回路372が分周器368の出力P2に基づいて動作し、発光
ダイオード326が点滅して、遊技の雰囲気を盛り上げる
ようにされている。回動翼片46a,46bが開成または開閉
中において、パチンコ玉は可変入賞球装置43の特別遊技
領域5へ入ることができる。特別遊技領域5へ入った玉
がその下方部の特定通過領域(Vポケット)50へ入賞す
ると、その入賞が通過玉検出器であるV入賞玉検出スイ
ッチ54で検出され、その検出出力は表示判定回路64と表
示駆動回路65とに与えられる。表示駆動回路65は、可変
表示部材48を常時変化させているものであり、前記V入
賞玉検出スイッチ54からの出力が与えられると可変表示
部材48の可変表示を停止させるよう構成している。そし
て、停止した状態での可変表示部材48の表示を表示判定
回路64で判定し、たとえば可変表示部材48の表示が7で
停止している場合などの所定の表示状態のときにのみパ
ルスを出力する。また、前記可変表示部材48はその表示
が常時変化しているものでなくてもよく、たとえば常時
は停止していて、V入賞球検出スイッチ54からの検出出
力が表示駆動回路65に入力されたときに初めて表示が変
化し、一定時間(たとえば5秒)経過後または遊技者の
停止スイッチの操作により表示が停止し、停止した表示
を表示判定回路64で判定して所定の場合にパルスを出力
するよう構成してもよい。表示駆動回路65により特定通
過領域通過玉検出手段の検出出力に基づいて可変表示装
置の表示結果を導出させる可変表示制御手段を構成して
いる。その出力パルスは特賞状態禁止回路373を介して
保持回路374へ与えられ、保持される。特賞状態禁止回
路373は、後述するように、8進カウンタ384からの出力
が与えられない場合は単に信号を通過させるだけの回路
である。保持回路374の出力はオアゲート364を介して2
入力アンドゲート366の一方の入力端子へ与えられる。
したがって、保持回路374のハイレベル出力に基づい
て、ソレノイド58が分周器368の出力P1のサイクルでオ
ンオフされ、回動翼片46a,46bの開閉され特定遊技状態
となる。保持回路374の出力は、また、18進カウンタ376
へセット信号として加えられる。よって保持回路374は
「H」信号を導出することに応じて、18進カウンタ376
は分周器368の出力P1′に応じてカウント動作を開始
し、出力P1′が18サイクル出力されたときにカウントア
ップ出力を導出する。その出力は解除パルス発生回路36
0へ与えられ、解除パルス発生回路360の出力によって保
持回路374が解除状態になる。よってソレノイド58の励
磁がなくなり、回動翼片46a,46bは閉成状態となる。
なお、保持回路374の「H」出力は、保持回路348およ
び362の解除信号として与えられるとともに、2入力ア
ンドゲート358の反転入力端子へ与えられているので、
保持回路374が保持状態となった後は、パチンコ玉が始
動入賞孔のいずれかへ入賞しても、保持回路348および3
62が動作せず、またオアゲート356およびアンドゲート3
58を介して解除パルス発生回路360への入力信号が与え
られないようにされている。よって、この間始動入賞孔
へのパチンコ玉の入賞は、制御上の価値を何ら生じさせ
ない。さらに、保持回路374の出力は表示駆動回路378へ
与えられる。よって、表示駆動回路378は分周器368の出
力P3のサイクルで表示ランプ332a,332bを点滅させ、遊
技の雰囲気が盛り上げられる。
始動入賞球検出スイッチ56a,56b,57と、オアゲート34
6と、保持回路348,362,374と、オアゲート350,356,364
と、ソレノイド58と、タイマ354と、アンドゲート358,3
66と、解除パルス発生回路360と、分周器368と、2進カ
ウンタ370と、特賞状態禁止回路373と、18進カウンタ37
6と、8進カウンタ384と、表示判定回路64とにより、可
変表示装置の表示が予め定められた特定の表示態様とな
った場合に遊技状態を遊技者にとって有利な状態に制御
する手段であって、打玉が始動入賞領域に入賞した場合
に可変入賞球装置を比較的小さな遊技価値が付与可能な
態様で第1の状態に制御し、可変表示装置の表示結果が
特定の表示態様となった場合に、可変入賞装置を比較的
大きな遊技価値が付与可能な態様で第1の状態に制御す
る遊技状態制御手段を構成している。
Vポケット50へパチンコ玉が入賞し、回動翼片46a,46
bが18回開閉を繰返す間に、可変入賞球装置43の特別遊
技領域5へ入り、通常入賞口52a,52bまたはVポケット5
0へ入賞した全パチンコ玉数は、全入賞玉数検出スイッ
チ60で検出され、入賞玉計数回路380で計数される。そ
の計数値は表示駆動回路382へ与えられ、発光ダイオー
ド324a,324bが入賞個数だけ点灯、点滅または消灯さ
れ、入賞個数が表示される。また、入賞個数計数回路38
0が予め定められた、たとえば10個を計数したときは、
カウントアップ出力が解除パルス発生回路360へ与えら
れる。応して解除パルス発生回路360は解除パルスを保
持回路374へ与える。したがって、この実施例では、V
ポケット50へパチンコ玉が入賞することにより、回動翼
片46a,46bが連続的に開閉を開始し、回動翼片46a,46bが
18回開閉し終えるか、その間に可変入賞球装置43へ10個
のパチンコ玉が入賞するかのいずれか早い方が満了する
ことにより、回動翼片46a,46bが閉成状態になる。
表示判定回路46の出力は、また、8進カウンタ384へ
カウントパルスとして与えられる。つまり、8進カウン
タ384はV入賞玉検出スイッチ54がオンして表示判定回
路64が所定の判定(例えば7)を出力するごとに「+
1」カウントする。このカウント値は表示駆動回路386
へ与えられ、発光ダイオード306aないし306hは、8進カ
ウンタ384の計数値だけ点灯、点滅または消灯される。
これにより、遊技者は、何回目の特定遊技状態であるか
を知り得る。また、表示判定回路64の出力により18進カ
ウンタ376および入賞玉計数回路380がリセットされる。
よって、特定遊技状態において、可変入賞球装置43の特
別遊技領域5内へ入ったパチンコ玉のいずれかがVポケ
ット50へ入り可変表示部材48が特定の表示になることに
より、18進カウンタ376および入賞玉計数回路380がリセ
ットされて、その状態から特定遊技状態が更新されるこ
とになる。
8進カウンタ384は、そのカウント値「8」になった
ときにカウントアップ出力を導出する。この出力は特賞
状態禁止回路373へ与えられる。特賞状態禁止回路373
は、前述したように、8進カウンタ384から「H」信号
が与えられていない状態では、入力信号を単に通過させ
るだけの回路であるが、8進カウンタ384からの「H」
信号が与えられている状態では、入力信号を取込んでし
まい出力を導出しないように構成された一種のゲート回
路である。したがって8進カウンタ384が「8」を計数
したとき、特賞状態禁止回路373が能動化され、それ以
降の表示判定回路64の出力は無効化される。よって8回
目の特定遊技状態では、必ず18進カウンタ376がカウン
トアップするかまたは入賞玉計数回路380がカウントア
ップし、そのいずれかの出力に基づいて解除パルス発生
回路360が解除パルスを導出する。そしてその出力は保
持回路374の保持状態を解除する。
この状態は、いわゆる特定遊技制御状態が8回継続し
終えた状態である。この状態において、パチンコ玉が始
動入賞孔へ入賞すると、始動入賞球検出スイッチ56a,56
bまたは57がオンし、保持回路348または362から「H」
信号が導出される。この信号はオアゲート390を介して
アンドゲート392へ与えられる。アンドゲート392は2入
力ゲートで、他の入力端子には、この状態において反転
「H」信号が与えられている。よって、アンドゲート39
2は、保持回路348または362の出力に応答して「H」信
号を導出し、8進カウンタ384をリセットする。よって
8進カウンタ384の「H」出力に応じて能動化されてい
る特賞状態禁止回路373も動作しなくなる。したがって
それ以降はV入賞玉検出スイッチ54の出力は有効に保持
回路374などへ与えられることになる。
この実施例では、特定遊技の継続回数の上限が8回に
定められているが、それを、可変表示部材の表示数字
(たとえば7)が上限の回数になるよう制御してもよ
い。
また、この実施例では、特定遊技状態の更新条件とし
て、V入賞がなされ、かつ可変表示が特定の表示で停止
した場合、としているが、例えば、特定遊技状態では可
変表示部材48を所定の表示(例えば7)でロックしてお
き、V入賞のみで更新されるよう構成してもよい。
なお、上記実施例では、遊技する際にパチンコ玉を借
し出し、該パチンコ玉によって遊技するものを取上げた
が、たとえば磁気カードや光カード等の貸玉データが記
録されたデータ記録媒体を用い、該記録媒体をパチンコ
遊技機に適用し、パチンコ遊技機内臓のパチンコ玉で遊
技できるようにし、遊技者がパチンコ玉を持ち歩かない
ように構成してもよい。また、この場合、パチンコ玉の
入賞等によって景品玉が支払われる代わりに、点数が順
次加算された景品玉得点を表示するようにし、その得点
すなわち景品玉データを上記記録媒体に記録させること
により、持ち玉の代わりに構成してもよい。
第3図に示した通常入賞口36a,36b、第5図に示した
一般遊技領域排出通路42a,42b、第6図に示した通常入
賞口52a,52bにより、特定通過領域以外の一般通過領域
が構成されている。
第3図〜第5図,第7図に示した通過玉検出器38、第
6図に示した通過玉検出器(V入賞玉検出スイッチ)54
により、特定通過領域を通過した通過玉のみを検出する
特定通過領域通過玉検出手段が構成されている。
[発明の効果] 以上のように本発明においては、遊技状態を遊技者に
とって有利な状態にする程度を適正範囲内に抑えながら
も、特別遊技領域への打玉の進入量を多くすることがで
き、遊技者の受ける興奮の回数と質とを増大させて遊技
者の興味を引きつけることのできる弾球遊技機を提供し
得るに至った。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る弾球遊技機の全体正面図であ
る。 第2図は、この発明に係る弾球遊技機の背面図である。 第3図は、この発明に係る弾球遊技機に使用される入賞
球装置の正面図である。 第4図は、第3図に示した入賞球装置の縦断面図であ
る。 第5図は、この発明の他の実施例を示し、入賞球装置の
正面図である。 第6図は、この発明のさらに他の実施例を示すものであ
り、可変入賞球装置の正面図である。 第7図は、第1図ないし第5図に示したパチンコ遊技機
を制御するための制御回路の一例を示すブロック図であ
る。 第8図は、第6図に示した可変入賞球装置を用いたパチ
ンコ遊技機を制御するための制御回路の一例を示すブロ
ック図である。 図において、1は弾球遊技機、2は遊技盤、18は入口、
5は特別遊技領域、34,50は特定通過領域、36a,36b,52
a,52bは通常入賞口、38,54は通過玉検出器、40,48は可
変表示部材、62,64は遊技結果判定手段としての表示判
定回路、である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】打玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわれ
    る弾球遊技機であって、 表示状態が変化可能な1または複数の可変表示部を有す
    る可変表示装置と、 前記遊技領域内に設けられ、一般遊技領域から隔てられ
    かつ所定箇所から打玉が進入可能な特別遊技領域と、 該特別遊技領域内に設けられた特定通過領域および該特
    定通過領域以外の一般通過領域と、 前記特定通過領域を通過した通過玉のみを検出する特定
    通過領域通過玉検出手段と、 該特定通過領域通過玉検出手段の検出出力があったこと
    を条件として前記可変表示装置が有する全ての可変表示
    部の表示結果を導出表示させるための可変表示制御を行
    なう可変表示制御手段と、 前記可変表示部の表示結果が予め定められた特定の表示
    態様となった場合に遊技状態を遊技者にとって有利な状
    態に制御する遊技状態制御手段とを含むことを特徴とす
    る、弾球遊技機。
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