JP2607888Y2 - 塗布具 - Google Patents

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Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、墨液、絵の具、インキなどの筆記液、アイライナー、リップカラーなどの化粧液、筆跡修正液、接着剤といった液体の塗布具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、塗布体の後方に、液体収容部を形成し、前記塗布体と、前記液体収容室とを弁で連通した塗布具が知られている。例えば、特公昭34−7180号公報には、塗布体を挿入した前軸と、液体収容室を形成した後軸とを一体にし、この塗布体と液収容室とを弁で連通し、前記液体収容室を有する後軸の後部に縦断面凸状の収縮部を形成し、この収縮部を押圧して収縮させ、液体収容室内に配置した弁と連通したノック棒を前進させて弁を開放し、液体収容室内の液体を塗布体に吐出して塗布可能となす塗布具が開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記塗布具のように、収縮部の縦断面が凸状態の場合、軸筒と平行な収縮部(薄肉部)は、押圧することによって軸筒に対して内側に撓んだり、外側に撓んでしまい内圧が押圧する度に変化してしまう。また、そうなることによって塗布液の吐出が不安定になってしまう。また、上記の塗布具のように、収縮部が均一な薄肉状態の場合、収縮部材は、押圧時に押圧部材と接触をし、その際収縮部との接触部は、上記ノック棒と押圧部材とに挟み込まれ極部的に負担がかかり、繰り返し行うことによって、収縮部の極部が劣化し、塗布液洩れが発生しやすい。
【0004】
本考案は、押圧による薄肉部の収縮を一定方向にさせることによって、常に内圧を一定に加圧でき、安定吐出させることができ、繰り返しの押圧によっても収縮部割れを防止することができる塗布具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、貫通孔を有する前軸と、内部に液体収容室を形成した後軸とを固着し、前記前軸貫通孔前部に塗布体を挿入固定し、この塗布体と前記液体収容室との間に弁を設け、前記液体収容室の後部を薄肉部を有する可動部となし、この可動部を押圧して前記弁を開放するようになした塗布具において、前記可動部底部は肉厚部を有していると共に、前記薄肉部は軸筒の後方に向かってテーパーを有し、縦断面が略アーチ状であることを特徴とする塗布具を要旨とする。
【0006】
【作用】
本考案に係る塗布具は、液体収容室の後部を薄肉部を有する可動部となし、この薄肉部が軸筒の後方に向かってテーパー形状をなした縦断面が略アーチ状をしているので、可動部を押圧して収縮させると必ず内側に撓むため、一定した加圧が可能となり吐出を安定させることが出来る。また、可動部の底部には肉厚部を有しているため、可動部を繰り返し押圧しても押圧部の劣化を防ぐことが出来る。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を添付図面を参照して説明する。
図1は、本考案の実施例を示すノック式塗布具の縦断面図であり、図2は、実施例の要部拡大図である。
参照符号1は、繊維製ペン先、筆穂、発泡体製塗布先などよりなる塗布体である。
塗布体1は前方(図中上方向)が小径で後方が大径である前軸2の貫通孔3前部に挿入されている。
【0008】
前記前軸2の貫通孔3内壁には、軸方向のリブ4が複数形成され、この複数のリブ4の間で前軸2の内部と塗布具の外部とが連通するようになっており、リブ4の段部と塗布体1の段部とが当接して、塗布体1が固定されている。
【0009】
塗布体1の後方には、繊維収束体である中綿や、軟質樹脂の多孔質体などよりなる液体吸蔵体5が連設されており、塗布体1の後部は液体吸蔵体5の前端に挿入されている。
【0010】
液体吸蔵体5の後方には、前方への突出筒部6を有する蓋体7が配置されている。前記突出筒部6は、その前部を前記液体吸蔵体5の後部に挿入されており、前記蓋体7は、前軸2の後端と、後軸8内壁の段部とに挟着固定され、後軸8内部に形成された液体収容室9の蓋体となっている。
【0011】
突出筒部6の内壁下部には座部6aが形成されており、この座部6aは、前記突出筒部6の内部に摺動自在に配置され、コイルバネなどの弾発部材10によって後方に付勢される弁体11に設けられた弁部11aと当接し、弁を構成している。
【0012】
弁体11は、その後方筒部11bの後部は液体収容室9内に配置された管状の弁開放体12前端に挿入固定されている。
【0013】
この弁開放体12は、その後部が液体収容室9の底部である可動部13の有底筒状部13a内部に挿入されている。弁開放体12の後端と、前記有底筒状部13aの底面とは、僅かな隙間を有している。これは、弁開放のために有底筒状部13aを前方へ押圧するときの遊びである。尚、弁開放体12と有底筒状部13aとを固定することもできる。この場合、弁開放体12は、弁体11の後方筒部11bに固定されていてもいなくともよいが、押圧時の遊びの必要性を考慮すると固定していない方が好ましい。
【0014】
前記液体収容室体9の底部である可動部13は、有底筒状部13aと液体収容室9内壁とを連結する薄肉部13bとから一体に成形されており、この薄肉部13bの収縮、伸長によって、有底筒状部13aは軸方向に弾性的に移動できる。前記薄肉部13bは、縦断面が略アーチ状になっており、軸中央部に向かって撓むことにように形成されている。本実施例において、可動部13は、液体収容室9を有する後軸8と一体成形により形成している。これは、薄肉部13bを略アーチ状となしており、軸筒の後方に向かってテーパー形状をなしているので、射出成形法によって容易に離形させることができ、成形することが可能である。また、このように一体成形することによってコストを低く維持できる。勿論、可動部13を後軸8と別体で成形して取り付けても良い。尚、薄肉部13bの厚みは、後軸8の壁厚に対し、0.1〜0.6:1が好ましい。
【0015】
後軸8の後端開口部には尾栓14が挿入固定されている。この尾栓14は、有底筒体状の押圧冠14aと鍔付き筒体状の尾冠14bとが切り離し可能な薄膜部14cを介して一体に形成されたものである。この尾栓14は、尾冠14bの外壁と、後軸8の内壁とが密着し、尾冠14bの後端鍔部が、後軸8の後端面と当接するように後軸8に挿入固定されている。
【0016】
参照符号15はキャップである。キャップ15は、使用しないときには塗布体1を保護するために前軸2に被冠するが、使用するときには、開口部を押圧冠14aと尾冠14bとの間隙に挿入し、ノック用補助体として使用する。勿論、キャップ15をノック用補助体として用いず、ノック体である押圧冠14aを押圧してもよいが、キャップ15は塗布具と一緒なので紛失の可能性が少なくなり好ましい。
【0017】
次に、使用方法について説明する。
図1の状態でキャップ15に押圧力を付与すると、尾栓14の押圧冠14aと尾冠14bとを一体化している薄膜部14cが破れ、尾栓14は、押圧冠14aと尾冠14bとに分離する。
【0018】
更にキャップ15に押圧すると、薄肉部13bが収縮すると共に有底筒状体13aが前進し、有底筒状部13aの底面が、弾発体10の付勢力に抗して、弁開放体12および弁体11を前進させ、弁部11aと座部6aとを離間し弁を開放する。
【0019】
弁が開放されると、液体収容室9内の液体は、突出筒部6内を通り、液体吸蔵体5内に吐出され、更に、液体吸蔵体5を経て塗布体1に供給され塗布が可能になる。
【0020】
尚、本実施例においては、突出筒部6を液体吸蔵体5の後部に挿入しているが、液体吸蔵体5が、繊維収束体である中綿の場合は圧入でもよいが、軟質樹脂の多孔質体の場合は、突出筒部6を挿入できる穴を形成しても良い。
【0021】
また、突出筒部6を中綿に圧入した結果、突出筒部6先端は中綿によって被われる。このために、上記液体吸蔵体5が液体で満たされると突出筒部6での液体と空気との交換が行われなくなり、連続してノックして液体を吐出すると液体収容室9内は空気が入りにくくなるため負圧となって液体の吐出が低下する。従って、連続してノックしても過剰な液体が塗布体1および液体吸蔵体5に供給されることがなく、塗布体1からの液体のボタ落ちという問題が発生しない。勿論、塗布を行うなど、液体吸蔵体5中の液体を消費すれば、液体と空気との交換が行われるようになり、新たにノックした場合、液体は吐出される。
【0022】
【考案の効果】
本考案に係る塗布具は、押圧による薄肉部の収縮を一定方向にさせることによって、常に内圧を一定加圧でき、安定吐出させることができ、繰り返しの押圧によっても収縮部割れを防止することができる実用上優れた塗布具である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す縦断面図
【図2】実施例の要部縦断面図
【符号の説明】
1 塗布体
2 前軸
3 貫通孔
4 リブ
5 液体吸蔵体
6 突出筒部
6a 座部
7 蓋体
8 後軸
9 液体収容室
10 弾発部材
11 弁体
11a 弁部
11b 後方筒部
12 弁開放体
13 可動部
13a 有底筒状部
13b 薄肉部
14 尾栓
14a 押圧冠
14b 尾冠
14c 薄膜部
15 キャップ

Claims (1)

  1. 貫通孔を有する前軸と、内部に液体収容室を形成した後軸とを固着し、前記前軸貫通孔前部に塗布体を挿入固定し、この塗布体と前記液体収容室との間に弁を設け、前記液体収容室の後部を薄肉部を有する可動部となし、この可動部を押圧して前記弁を開放するようになした塗布具において、前記可動部底部は肉厚部を有していると共に、前記薄肉部は軸筒の後方に向かってテーパーを有し、縦断面が略アーチ状であることを特徴とする塗布具。
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