JP2607830Y2 - 塗布具 - Google Patents

塗布具

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JP2607830Y2
JP2607830Y2 JP1993068943U JP6894393U JP2607830Y2 JP 2607830 Y2 JP2607830 Y2 JP 2607830Y2 JP 1993068943 U JP1993068943 U JP 1993068943U JP 6894393 U JP6894393 U JP 6894393U JP 2607830 Y2 JP2607830 Y2 JP 2607830Y2
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liquid
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liquid storage
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JP1993068943U
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直樹 加藤
正幸 川崎
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Priority to US08/500,882 priority patent/US5749665A/en
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、墨液、絵の具、インキ
などの筆記液、アイライナー、リップカラーなどの化粧
液、筆跡修正液、接着剤といった液体の塗布具に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来、塗布体の後方に、液体収容部を形
成し、前記塗布体と、前記液体収容室とを弁で連通した
塗布具が知られている。例えば、実開昭62−1099
80号公報には、塗布体を挿入した前軸と、液体収容室
を形成した後軸とを固着し、この塗布体と液体収容室と
を弁で連通し、前記液体収容室を有する後軸の後部に縦
断面略鋸歯状の蛇腹部を形成し、この蛇腹部を押圧して
収縮させ、液体収容室内に配置したパイプを前進させて
弁を開放し、液体収容室内の液体を塗布体に吐出して塗
布可能となす塗布具が開示されている。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】特に、高粘度の液体
や、顔料インキのような沈降物が生じやすい液体を用い
た場合、押圧による薄肉部の収縮が容易確実にまた一定
の状態で行なえないことが生じる点である。上記の塗布
具のように、蛇腹部(収縮部)が縦断面略鋸歯状である
場合、押圧によって収縮部を収縮させると、塗布液は縦
断面略鋸歯状蛇腹部の収縮方向で対向する壁面の間に挾
まれる。使用する液体が、高粘度の液体のような流動性
の低いものであったり、着色材として顔料を用いている
ような沈降物が生じやすいものであったりすると、液体
自体や沈降物が縦断面略鋸歯状蛇腹部の収縮方向で対向
する壁面の間に溜ってしまい、押圧時、収縮が容易確実
にできなかったり、沈降物の影響で収縮量が次第に減少
してしまい一定の状態で押圧が行なえないという問題が
発生しやすい。 【0004】本考案は、高粘度の液体や、顔料インキの
ような沈降物が生じやすい液体を用いても、押圧による
薄肉部の収縮が容易確実にまた一定の状態で行なえる塗
布具を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本考案は、貫通孔を有す
る前軸と、内部に液体収容室を形成した後軸とを固着
し、前記前軸貫通孔前部に塗布体を挿入固定し、この塗
布体と前記液体収容室との間に弁を設け、前記液体収容
室の後部を薄肉部を有する可動部となし、この可動部を
押圧して前記弁を開放するようになした塗布具におい
て、前記薄肉部が略階段状であることを特徴とする塗布
具を要旨とする。 【0006】 【作用】本考案に係る塗布具は、液体収容室の後部を薄
肉部を有する可動部となし、この薄肉部が略階段状であ
ので、可動部を押圧して収縮しても、液体が薄肉部の
隣接する壁面の間に挟まれることがなく、押圧による薄
肉部の収縮が容易確実にまた一定の状態で行なえる。 【0007】 【実施例】以下、本考案を添付図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の第1の実施例を示すノック式塗布
具の縦断面図であり、図2は、第1の実施例の要部拡大
図である。参照符号1は繊維製ペン先、筆穂、発泡体製
塗布先などよりなる塗布体である。塗布体1は前方(図
中上方向)が小径で後方が大径である前軸2の貫通孔3
前部に挿入されている。 【0008】前記前軸2の貫通孔3内壁には、軸方向の
リブ4が複数形成され、この複数のリブ4の間で前軸2
の内部と塗布具の外部とが連通するようになっており、
リブ4の段部と塗布体1の段部とが当接して、塗布体1
が固定されている。 【0009】塗布体1の後方には、繊維収束体である中
綿や、軟質樹脂の多孔質体などよりなる液体吸蔵体5が
連設されており、塗布体1の後部は液体吸蔵体5の前端
に挿入されている。 【0010】液体吸蔵体5の後方には、前方への突出筒
部6を有する蓋体7が配置されている。前記突出筒部6
は、その前部を前記液体吸蔵体5の後部に挿入されてお
り、前記蓋体7は、前軸2の後端と、後軸8内壁の段部
とに挾着固定され、後軸8内部に形成された液体収容室
9の蓋体となっている。 【0011】突出筒部6の内壁下部には座部6aが形成
されており、この座部6aは、前記突出筒部6の内部に
摺動自在に配置され、コイルバネなどの弾撥部材10に
よって後方に付勢される弁体11に設けられた弁部11
aと当接し、弁を構成している。 【0012】弁体11は、その後方筒部11bが蓋体7
を貫通して液体収容室9内へ延設されており、後方筒部
11bの後部は液体収容室9内に配置された管状の弁開
放体12前端に挿入固定されている。 【0013】この弁開放体12は、その後部が液体収容
室9の底部である可動部13の有底筒状部13a内部に
挿入されている。弁開放体12の後端と、前記有底筒状
部13aの底面とは、僅かな間隙を有している。これ
は、弁開放のために有底筒状部13aを前方へ押圧する
ときの遊びである。尚、弁開放体12と有底筒状部13
aとを固定することもできる。この場合、弁開放体12
は、弁体11の後方筒部11bに固定されていてもいな
くともよいが、押圧時の遊びの必要性を考慮すると固定
していない方が好ましい。 【0014】前記液体収容室9の底部である可動部13
は、有底筒状部13aと液体収容室9内壁とを連結する
薄肉部13bとから一体に形成されており、この薄肉部
13bの収縮、伸長によって、有底筒状部13aは軸方
向に弾性的に移動できる。前記薄肉部13bは、縦断面
が略階段状になっており、後方が次第に縮径化するよう
に形成されている。薄肉部13bの縦断面が略階段状に
なっているのは、薄肉部13bが収縮したときに、階段
状薄肉部の角を介して隣接する壁面の間に液体や、沈降
物が挾まれないようにするためである。本実施例におい
て、可動部13は、液体収容室9を有する後軸8と一体
成形により形成している。これは、薄肉部13bを略階
段状となしているので、射出成形法によって成形するこ
とが可能なためであり、一体成形することによってコス
トを低く維持できる。勿論、可動部13を後軸8と別体
で成形して取付けても良い。尚、薄肉部13bの厚み
は、後軸8の壁厚に対し、0.1〜0.6:1が好まし
い。また、略階段状の形状において、軸方向に略平行な
部分の壁厚は、軸方向に垂直な部分の壁厚より厚いほう
が好ましい。 【0015】後軸8の後端開口部には尾栓14が挿入固
定されている。この尾栓14は、有底筒体状の押圧冠1
4aと鍔付き筒体状の尾冠14bとが切り離し可能な薄
膜部14cを介して一体に形成されたものである。この
尾栓14は、尾冠14bの外壁と、後軸8の内壁とが密
着し、尾冠14bの後端鍔部が、後軸8の後端面と当接
するように後軸8に挿入固定されている。 【0016】参照符号15はキャップである。キャップ
15は、使用しないときには塗布体1保護するために前
軸2に被冠するが、使用するときには、開口部を押圧冠
14aと尾冠14bとの間隙に挿入し、ノック用補助体
として使用する。勿論、キャップ15をノック用補助体
として用いず、ノック体である押圧冠14aを押圧して
も良いが、キャップ15をノック用補助体として使用し
た場合、使用時においてもキャップ15は塗布具と一緒
なので紛失の可能性が少なくなり好ましい。 【0017】次に、使用方法について説明する。図1の
状態でキャップ15に押圧力を付与すると、尾栓14の
押圧冠14aと尾冠14bとを一体化している薄膜部1
4cが破れ、尾栓14は、押圧冠14aと尾冠14bと
に分離する。 【0018】更にキャップ15を押圧すると、薄肉部1
3bが収縮すると共に有底筒状体13aが前進し、有底
筒状部13aの底面が、弾撥体10の付勢力に抗して、
弁開放体12および弁体11を前進させ、弁部11aと
座部6aとを離間し弁を開放する。 【0019】弁が開放されると、液体収容室9内の液体
は、突出筒部6内を通り、液体吸蔵体5内に吐出され、
更に、液体吸蔵体5を経て塗布体1に供給され塗布が可
能になる。 【0020】本考案の塗布具において、薄肉部13bは
押圧時収縮するが、薄肉部13bの隣接する壁面、即
ち、軸方向に略平行な壁面と、軸芯方向に略平行な面と
は、収縮時液体を挾むような動きをしない。そのため、
液体が高粘度であるとか、液体から沈殿が発生したとか
といったことに影響されず、収縮が容易確実にまた一定
の状態で行なえる。尚、薄肉部13bにおいて、軸方向
に略平行な壁面は、後方に向かって僅かに縮径するテー
パー状に設けた方が、押圧力に対応する収縮が良好であ
る。 【0021】尚、本実施例においては、突出筒部6を液
体吸蔵体5の後部に挿入しているが、液体吸蔵体5が、
繊維収束体である中綿の場合は圧入でもよいが、軟質樹
脂の多孔質体の場合は、突出筒部6を挿入できる穴を形
成しても良い。 【0022】また、突出筒部6を中綿に圧入した結果、
突出筒部6先端は中綿によって被われる。このために、
上記液体吸蔵体5が液体で満たされると突出筒部6での
液体と空気との交換が行なわれなくなり、連続してノッ
クして液体を吐出すると液体収容室9内は空気が入りに
くくなるため負圧となって液体の吐出が低下する。従っ
て、連続してノックしても過剰な液体が塗布体1および
液体吸蔵体5に供給されることがなく、塗布体1からの
液体のボタ落ちという問題が発生しない。勿論、塗布を
行なうなど、液体吸蔵体5中の液体を消費すれば、液体
と空気との交換が行なわれるようになり、新たにノック
した場合、液体は吐出される。 【0023】図3は、第2実施例の要部断面図を示す。
この実施例においては、有底筒状部と一体の薄肉部13
bが前記第1の実施例と逆に、後方が次第に大径化する
略階段状に形成されており、液体収容室9に向かって形
成されていること以外は、上記第1の実施例と同様であ
り、その作用も同様である。 【0024】 【考案の効果】本考案に係る塗布具は、高粘度の液体
や、顔料インキのような沈降物が生じやすい液体を用い
ても、押圧による薄肉部の収縮が容易確実にまた一定の
状態で行なえるという実用上優れた塗布具である。 【0025】
【図面の簡単な説明】 【図1】 第1の実施例を示す縦断面図 【図2】 第1の実施例の要部縦断面図 【図3】 第2の実施例の要部縦断面図 【符号の説明】 1 塗布体 2 前軸 3 貫通孔 4 リブ 5 液体吸蔵体 6 突出筒部 6a 座部 7 蓋体 8 後軸 9 液体収容室 10 弾撥部材 11 弁体 11a 弁部 11b 後方筒部 12 弁開放体 13 可動部 13a 有底筒状体 13b 薄肉部 14 尾栓 14a 押圧冠 14b 尾冠 14c 薄肉部 15 キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43K 5/00 - 8/24 A45D 34/00 - 34/06 B05C 17/00 - 17/005 B43L 19/00

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 貫通孔を有する前軸と、内部に液体収容
    室を形成した後軸とを固着し、前記前軸貫通孔前部に塗
    布体を挿入固定し、この塗布体と前記液体収容室との間
    に弁を設け、前記液体収容室の後部を薄肉部を有する可
    動部となし、この可動部を押圧して前記弁を開放するよ
    うになした塗布具において、前記薄肉部が略階段状であ
    ことを特徴とする塗布具。
JP1993068943U 1993-11-30 1993-11-30 塗布具 Expired - Lifetime JP2607830Y2 (ja)

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US08/500,882 US5749665A (en) 1993-11-30 1994-11-29 Knock-type liquid applicator
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