JP2602709Y2 - コネクタの固定金具 - Google Patents

コネクタの固定金具

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JP2602709Y2
JP2602709Y2 JP874693U JP874693U JP2602709Y2 JP 2602709 Y2 JP2602709 Y2 JP 2602709Y2 JP 874693 U JP874693 U JP 874693U JP 874693 U JP874693 U JP 874693U JP 2602709 Y2 JP2602709 Y2 JP 2602709Y2
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義明 五十嵐
貞夫 石崎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子機器等に使用され
るプリント基板にコネクタを固定するための固定金具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の固定金具により、コネクタをプリ
ント基板に取付ける固定構造を、図4に示した斜視図お
よび図5に示した一部断面正面図により説明する。即
ち、図4に示すようにプリント基板1にコネクタ2を固
定金具3で固定するものであるが、コネクタ2のフラン
ジ21には、プリント基板1の固定穴11に対応して直
径方向の一部にスリット部23が形成された取付穴22
が設けられている。固定金具3は板状であって、その上
端側である一端部にコネクタ抑え用の頭部31が設けら
れ、その中間部から下端側である他方端に向けて二股状
に形成された固定脚部32が形成され、その固定脚部3
2の端部にはプリント基板固定するための基板引掛り
部33が設けられている。そして、更に二股状に形成さ
れた固定脚部32の分岐部付近の両外側に、コネクタ2
のスリット部23に圧入される圧入凸部34が設けられ
ている。なお、コネクタ2の取付穴22が円形であると
共にその円周にスリット部23が形成されいるのは、固
定金具3で固定することと、図示してないボルト・ナッ
トでの固定とが、使用箇所等によって選択できるように
してあるためである。また、コネクタ2の上部には図示
しない他のコネクタ(雌または雄型)またはプリント基
板が接続される嵌合部24が設けられている。
【0003】そして、固定金具3をコネクタ2の上方か
ら、その取付穴22のスリット部23に挿入して固定す
るものであるが、その固定方法は図5(a)に示すよう
に、固定金具3をその圧入凸部34がコネクタ2のスリ
ット部23に手で挿入できるところまで仮挿入し、その
後図6(a)に示す圧入治具により圧入挿入する。即
ち、固定金具3がコネクタ2に仮挿入された状態で圧入
治具の受け台41に乗せ、パンチ42の圧入部421で
図5(b)に示すように、固定金具3の頭部31の下部
がコネクタ2の上面に当接する位置まで、圧入凸部34
をコネクタ2のスリット部23に圧入する。(図5
(b)は後述のように、コネクタ2に固定金具3を圧入
の後、プリント基板1を固定した状態を示している。)
この圧入過程では、固定金具3の固定脚部32の両外側
部35が、コネクタ2のスリット部23の内壁面に係合
するため、固定金具3はコネクタ2に真直ぐに圧入され
るものである。
【0004】この場合、圧入治具のパンチ42はコネク
タ2の嵌合部24の逃げ部422が設けられている。ま
た、受け台41には固定金具3をコネクタ2に圧入する
際の、固定金具3の引掛り部33の逃げ溝411が固定
金具3の水平方向への傾き角度に合わせて設けられてい
る。この逃げ溝411の配置状態は図6(b)に示され
ている。前述したように、コネクタ2に固定金具3が圧
入挿入した後、図5(b)に示すように、プリント基板
1の固定穴11に固定金具3の基板引掛り部33を嵌入
し、コネクタ2とプリント基板1を結合固定するもので
ある。なお、引掛り部33は、内外方向に弾性変形する
U字状の形成された固定脚部32の端部に設けられてい
るため、プリント基板の固定穴11に容易に嵌入するこ
とができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前述した固定構造は、
コネクタ2の取付穴22とプリント基板1の固定穴11
との内径がほぼ一致するような場合には、前述したよう
な固定金具3によるような取付け構造で特に問題はない
が、プリント基板1の固定穴11の内径は、特に規格が
ないため種々の内径のものがある。この場合、プリント
基板1の固定穴11の内径がコネクタ2の取付穴22の
内径より大きい場合は、その大きさに適合するようにコ
ネクタ2の取付穴22と固定金具3とを作り替える必要
がある。しかし、プリント基板1の固定穴11の内径が
コネクタ2の取付穴22の内径より小さい場合は、図7
の一部断面正面図に示すように、固定金具3の基板引掛
り部33を小さい固定穴11に合うように固定金具3を
作り替えるだけで対応することができるのであるが、次
のような問題がある。
【0006】即ち、固定金具3をコネクタ2の取付穴2
2に圧入する場合、固定金具3の固定脚部32の両外側
部35が、コネクタ2のスリット部23の内壁面に係合
できないため、図8に示すように、固定金具3のコネク
タ2への仮挿入時には、真直ぐに圧入され難いという問
題がある。この状態は固定金具3の圧入凸部34が、コ
ネクタ2のスリット部23の上部で係合しているだけで
あるため、図8に示した図7(a)のX−X矢視の側面
断面図からも明らかなように、その固定脚部32は左右
方向(側面図において)に振れ得るので、固定金具3を
スリット部23に真直ぐ圧入するのに非常に手間が掛
り、また固定金具3が傾いた状態で圧入された場合は、
固定金具3の引掛り部33が圧入治具の受け台41によ
り破損すると共に、コネクタ2のスリット部23も破損
し、両者を交換しなければならないという問題がある。
また、このような問題を生じさせないためには、プリン
ト基板1の固定穴11の内径がコネクタ2の取付穴22
の内径より大きい場合と同様に、プリント基板1の固定
穴11の内径に合わせて、コネクタ2と固定金具3を作
り換える方法もあるが、新たなコネクタの型製作を必要
とすると共に、コネクタの多品種化による物品管理の繁
雑さの問題も生じることになる。本考案は、プリント基
板1の固定穴11の内径がコネクタ2の取付穴22の内
径より小さい場合には、コネクタはそのまま使用でき、
かつ従来の圧入治具を用いて正確に圧入できる固定金具
を提供するものである。
【0007】本考案の固定金具は、コネクタのフランジ
に設けられた取付穴に形成されたスリット部に嵌入され
ると共に、前記コネクタを設置するプリント基板の固定
穴に係止して該プリント基板に前記コネクタを固定する
板状のコネクタの取付金具において、一端部に前記コネ
クタの抑え用頭部を有するとともに、中間部から他端部
に向けて二股状の固定脚部が形成され、該固定脚部の端
部に前記プリント基板の固定穴の下縁部に係合して固定
する外方向に傾斜面が形成された引掛り部を有し、前
コネクタ抑え用頭部の下方の両外側に前記コネクタの
リット部への圧入凸部が設けられ、かつ前記固定脚部の
両外側の前記コネクタのスリット部に係合する部分に
イド凸部設けられたものである。
【0008】
【実施例】本考案による固定金具を、図1〜図3に示し
た実施例に基づいて説明する。図1(a)は、プリント
基板3の固定穴11の内径が、コネクタ2の取付穴22
の内径よりも小さい内径において、本考案による固定金
具5をコネクタ2の取付穴22に仮挿入した状態の一部
断面の正面図である。固定金具5は固定脚部52の両外
側の圧入凸部54とプリント基板への引掛り部53との
間に、ガイド凸部56が設けられている。このガイド凸
部56は、コネクタ2のスリット部23に係合するよう
に設けられているもので、その先端部561はスリット
部23内に嵌入している状態になっている。
【0009】従って、固定金具5は、図2に示す図1
(a)のX−X矢視の側面断面図からも明らかなよう
に、ガイド凸部56の下端部がスリット部23の内壁に
当接するため固定金具5の板厚とスリット部23のスリ
ット幅との関係で若干は傾くが、圧入治具の受け台41
に設けられている固定金具5の引掛り部53の逃げ溝4
11から外れるほどには傾かないため、固定金具5を破
損することはないし、その圧入凸部54はコネクタ2の
スリット部23に適切に圧入されコネクタ2を破損する
ことはない。このガイド凸部56の形成位置は、図1
(b)に示すように固定金具5をコネクタ2に圧入した
状態で、コネクタ2のスリット部23の範囲に入ってい
ればよいが、スリット部23の下方側に位置するように
設けるようにした方が仮挿入時の傾き方は少なく好まし
い。
【0010】ガイド凸部56の形状は、図1で示した台
形のほか、図3(a)〜(c)に示すように種々の形状
が適用できる。即ち、図3(a)は三角形、図3(b)
は半円形、図3(c)は長方形のガイド凸部である。こ
のガイド凸部はコネクタ2のスリット部23に確実に係
合していれば、圧入状態にならない限りその係合程度
多くても、少なくてもそれほど重要ではない。一般的に
は、プリント基板1の固定部11の内径は、標準的なも
のに比較して大きなものは少なく、電子機器等の小形化
の要求によるプリント基板の小形化に伴って、固定部1
1の内径は小さくなる傾向にあり、固定金具のみの交換
によって、種々のプリント基板1に標準的コネクタの使
用を可能にすることができるものである。
【0011】
【考案の効果】以上本考案について詳細に説明したが、
従来はプリント基板1の固定部11内径の小径化によ
り、これに対応するコネクタと固定金具の両方を交換す
るか、固定金具のみを交換するようにして圧入作業を工
数を掛けて慎重に行なうようにしていた問題を、本考案
による固定金具を使用することにより、プリント基板1
の固定部11内径の小径化に対しても、標準的コネクタ
を広く使用することを可能にしたものであり、多種類の
コネクタを用意しなければならないことによる、コネク
タの型製作が不要になると共に、コネクタの少品種化に
より物品管理コストの低減をも図ることができた。ま
た、取付穴22が設けられた取付スリットに固定金具を
挿入するとき、ガイド凸部がスリット23にガイドされ
て圧入凸部がスリットの方向に自動的に位置決めされ、
更に圧入作業も従来の圧入治具を使用することができ、
かつその歩留まりを低下させことがないなど、プリント
基板へのコネクタの固定において、実用上極めて有益な
る効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の固定金具の使用状態における一部断面
の正面図である。
【図2】図1に示した使用状態におけるX−X矢視の断
面の側面図である。
【図3】本考案の固定金具の要部の一部拡大図である.
【図4】従来の固定金具の使用例を説明する斜視図であ
る。
【図5】従来の固定金具の使用状態における一部断面の
正面図である。
【図6】固定金具の圧入治具による圧入方法の説明図で
ある。
【図7】従来の固定金具の問題点を説明する使用状態に
おける一部断面の正面図である。
【図8】図7に示した使用状態におけるX−X矢視の断
面の側面図である。
【符号の説明】
1 プリント基板 2 コネクタ 21 コネクタのフランジ 22 コネクタの取付穴 23 コネクタのスリット部 24 コネクタの嵌合部 3,5 固定金具 31,51 固定金具の頭部 32,52 固定金具の固定脚部 33,53 固定金具の引掛り部 34,54 固定金具の圧入凸部 56 固定金具のガイド凸部 41 圧入治具の受け台 42 圧入治具のパンチ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/73 H01R 9/09 H01R 13/46 304

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタのフランジに設けられた取付穴
    に形成されたスリット部に嵌入されると共に、前記コネ
    クタを設置するプリント基板の固定穴に係止して該プリ
    ント基板に前記コネクタを固定する板状のコネクタの取
    付金具において、一端部に前記コネクタの抑え用頭部を
    有するとともに、中間部から他端部に向けて二股状の固
    定脚部が形成され、該固定脚部の端部に前記プリント基
    の固定穴の下縁部に係合して固定する外方向に傾斜面
    が形成された引掛り部を有し、前記コネクタ抑え用頭部
    の下方の両外側に前記コネクタのスリット部への圧入凸
    部が設けられ、かつ前記固定脚部の両外側の前記コネク
    タのスリット部に係合する部分にガイド凸部設けられ
    たことを特徴とするコネクタの固定金具。
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JPH0662486U JPH0662486U (ja) 1994-09-02
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JP5117872B2 (ja) * 2008-01-30 2013-01-16 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 保持部材、保持部材が電気回路基板に実装された実装構造、および保持部材を備えた電子部品
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