JP2600452B2 - 自動車の車体下部構造 - Google Patents

自動車の車体下部構造

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JP2600452B2 JP2170058A JP17005890A JP2600452B2 JP 2600452 B2 JP2600452 B2 JP 2600452B2 JP 2170058 A JP2170058 A JP 2170058A JP 17005890 A JP17005890 A JP 17005890A JP 2600452 B2 JP2600452 B2 JP 2600452B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は自動車の車体下部構造に関するものであ
る。
<従来の技術> 従来の自動車の車体下部構造としては、例えば第4図
〜第7図に示されるようなものがある〔自動車工学全書
第13巻(山海堂昭和55年発行)23頁参照〕。
図中、1がリヤサイドメンバで、車体2の左・右側部
に一対設けられている。このリヤサイドメンバ1は、そ
れぞれ断面略L形状をしており、その外側にサイドシル
3が取付けられている。また、両リヤサイドメンバ1、
1の前端部間には、同じく断面L形状を呈したリヤシー
トクロスメンバ(リヤクロスメンバ)4の縦壁4aが結合
されている。すなわち、リヤシートクロスメンバ4の縦
壁4aは、その先端部を折曲げてリヤサイドメンバ1の縦
壁1aの内側面に当接した状態で、リヤサイドメンバ1に
スポツト接合されている。また、リヤシートクロスメン
バ4の水平な底壁4bは、リヤサイドメンバ1の底壁1bの
下面に沿って底壁1bの中央付近まで延びている。そし
て、リヤシートクロスメンバ4の縦壁4aが接合されてい
る位置に対応するリヤサイドメンバ1の縦壁1aの外側に
は、補強用のコネクタ5がスポット溶接により固定され
ている。一方、リヤサイドメンバ1における、リヤシー
トクロスメンバ4の取付位置後方には、車両輸送時に輸
送用車両に緊締して固定するためのタイダウンブラケッ
ト6が設けられている。
そして、これらを上方から覆うリヤフロア7が、リヤ
サイドメンバ1、リヤシートクロスメンバ4及びサイド
シル3に取付けている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、このような従来の技術にあっては、リ
ヤシートクロスメンバ4とリヤサイドメンバ1の結合部
に、リヤサイドメンバ1の断面形状を保持する補強用の
コネクタ5が必要なため、重量及び工数の面で不利であ
った。また、リヤサイドメンバ1の長手方向(前後方
向)を軸とするリヤサイドメンバ1の回転変形(図中R
方向の変形)を抑えるためのリヤサイドメンバ1とリヤ
シートクロスメンバ4との結合点が少ないため、リヤサ
イドメンバ1の回転変形を更に有効に阻止すべく前記結
合点の増加が望まれていた。さらに、サイドシル3の上
面をリヤサイドメンバ1に固定している部材が一枚のリ
ヤフロア7しかないため、サイドシル3に側面衝突のよ
うな外力Fが作用した場合に、このリヤフロア7が容易
に座屈して車体2に変形を生ずるというおそれがあった
(第7図参照)。
この発明は、このような従来の技術に着目してなされ
たものであり、リヤサイドメンバとリヤシートクロスメ
ンバの結合をコネクタのような補強材を用いずに強固に
起うとともに、側面衝突に対しても十分な強度を確保す
ることのできる自動車の車体下部構造を提供せんとする
ものである。
<課題を解決するための手段> この発明の係る自動車の車体下部構造は、上記の目的
を達成するために、リヤクロスメンバの両端部の底壁を
リヤサイドメンバの底壁上に該底壁の前幅にわたって接
合し、且つ、タイダウンブラケットの前端部を上向き傾
斜状態の傾斜部を介してリヤサイドメンバの底壁よりも
高く形成し、該前端部をリヤクロスメンバの縦壁に対し
て接合したものである。
<作用> この発明に係る自動車の車体下部構造によれば、リヤ
クロスメンバの端部をリヤサイドメンバのほぼ上面全幅
にわたって接合したので、リヤクロスメンバの両端部が
サイドシル側面を車体内側から支持するとともに、リヤ
フロアを下側から補強することととなるので、側面衝突
に対して十分な強度が確保される。さらに、リヤサイド
メンバの回転変形も抑えることができる。
また、タイダウンブラケットの前端部を上向き傾斜状
態でリヤクロスメンバの縦壁に突き当てて接合したの
で、リヤサイドメンバとリヤクロスメンバとの角部が閉
断面構造となり、リヤサイドメンバとリヤクロスメンバ
との結合強度が増して従来のコネクタの如き補強材を省
略できるとともに、前述の側面衝突に対する強度向上に
も貢献し、更にリヤクロスメンバにも接合されている分
だけダイダウンブラケット自体の取付構造も高まる。
<実 施 例> 以下この発明の好適な一実施例を第1図〜第3図に基
づいて説明する。ここで、従来例と共通する部分には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図中、20がリヤサイドメンバで、21がリヤシートクロ
スメンバ(リヤクロスメンバ)である。リヤシートクロ
スメンバ21の端部は、その底壁21aをリヤサイドメンバ2
0の前端部の底壁20aの上面に全幅にわたって重合せてス
ポット接合されており、リヤシートクロスメンバ21の縦
壁21bの後面には、リヤサイドメンバ20の縦壁20bの前端
部がスポット接合されている。また、リヤシートクロス
メンバ21との接合部後方のリヤサイドメンバ20には、タ
イダウンブラケット22が、取付けられている。すなわ
ち、タイダウンブラケット22は、前端部22aおよび内側
部22bが曲上げられており、その内側部22bはリヤサイド
メンバ20の縦壁20bに接合され、そして、前端部22aは上
向きに傾斜した傾斜部22cを介して、リヤシートクロス
メンバ21の縦壁21bに対して接合されている。従って、
リヤサイドメンバ20とリヤシートクロスメンバ21との角
部には、この両者20、21とタイダウンブラケット22とに
より、閉断面構造23が形成されている。
そして、リヤサイドメンバ20の外側には、サイドシル
3が取付けられている(第3図参照)。
一方、リヤサイドメンバ20の後方で、図示しないリヤ
サスペンションに対応した位置には、サスペンションレ
インフォース24が設けられている。
以上のように構成された本実施例においては、従来の
ような補強材(コネクタ)を用いなくても、リヤサイド
メンバ20とリヤシートクロスメンバ21が非常に強固に接
合されることになる。従って、リヤサイドメンバ20の回
転変形が有効に阻止されるとともに、リヤサイドメンバ
20の断面保持が確保される。
また、第3図に示すように、サイドシル3がリヤシー
トクロスメンバ21によって車体内側から支持されるとと
もに、リヤフロア7の下面がリヤシートクロスメンバ21
によって補強されることになるので、サイドシル3に側
面衝突のような外力(図中F)が作用した場合、リヤサ
イドメンバ20のみならず、リヤフロア7およびリヤシー
トクロスメンバ21が直接外力Fに抵抗するため、十分な
強度が期待できる。また、サスペンションレインフォー
ス24からリヤサイドメンバ20に入力される外力に対して
も、十分な結合剛性が期待できる。
さらに、タイダウンブラケット22をリヤシートクロス
メンバ21の縦壁21bに接合したことにより形成される閉
断面構造23が、前述の側面衝突に対する強度に貢献す
る。また、タイダウンブラケット22に作用する下向きの
外力fに対する結合剛性も向上する(第2図参照)。
<発明の効果> この発明に係る自動車の車体下部構造は、以上説明し
てきた如き内容のものであって、リヤクロスメンバの端
部をリヤサイドメンバのほぼ上面全幅にわたって接合し
たので、リヤクロスメンバの両端部がサイドシル側面を
車体内側から支持するとともに、リヤフロアを下側から
補強することとなるので、側面衝突に対して十分な強度
が確保される。さらに、リヤサイドメンバの回転変形も
抑えることができる。
また、タイダウンブラケットの前端部を上向き傾斜状
態でリヤクロスメンバの縦壁に突き当てて接合したの
で、リヤサイドメンバとリヤクロスメンバとの角部が閉
断面構造となり、リヤサイドメンバとリヤクロスメンバ
との結合強度が増して従来のコネクタの如き補強材を省
略できるとともに、前述の側面衝突に対する強度向上に
も貢献し、更にリヤクロスメンバにも接合されている分
だけタイダウンブラケット自体の取付構造も高まる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る自動車の車体下部構
造を示す斜視図、 第2図は第1図中II−II線に沿った断面図、 第3図は第1図を前方からみた正面図、 第4図は従来の自動車の車体下部構造を示す斜視図、 第5図は第4図中矢示V位置の拡大斜視図、 第6図は第5図中VI−VI線に沿った断面図、そして、 第7図は第5図を前方から見た正面図である。 2……車体 20……リヤサイドメンバ 21……リヤシートクロスメンバ(リヤクロスメンバ) 21b……縦壁 22……タイダウンブラケット 22a……前端部 22c……傾斜部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の左右両側に設けられているリヤサイ
    ドメンバ(20)の縦壁(20b)の前端部に、車幅方向に
    沿うリヤクロスメンバ(21)の両端部の縦壁(21b)を
    結合し、且つ該リヤクロスメンバ(21)近傍のリヤサイ
    ドメンバ(20)の底壁(20a)上にタイダウンブラケッ
    ト(22)を接合した自動車の車体下部構造において、 上記リヤクロスメンバ(21)の両端部の底壁(21a)を
    リヤサイドメンバ(20)の底壁(20a)上に該底壁(20
    a)の全幅にわたって接合し、 且つ、タイダウンブラケット(22)の前端部(22a)を
    上向き傾斜状態の傾斜部(22c)を介してリヤサイドメ
    ンバ(20)の底壁(20a)よりも高く形成し、該前端部
    (22a)をリヤクロスメンバ(21)の縦壁(21b)に対し
    て接合したことを特徴とする自動車の車体下部構造。
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