JP2599851Y2 - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱Info
- Publication number
- JP2599851Y2 JP2599851Y2 JP1993063313U JP6331393U JP2599851Y2 JP 2599851 Y2 JP2599851 Y2 JP 2599851Y2 JP 1993063313 U JP1993063313 U JP 1993063313U JP 6331393 U JP6331393 U JP 6331393U JP 2599851 Y2 JP2599851 Y2 JP 2599851Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bus bar
- cavity
- terminal
- connector
- junction box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用ワイヤーハー
ネス等のコネクタを差し込み接続して、回路を分岐する
電気接続箱に関し、特に、バスバーと電線圧着端子を兼
用できる電気接続箱に関するものである。
ネス等のコネクタを差し込み接続して、回路を分岐する
電気接続箱に関し、特に、バスバーと電線圧着端子を兼
用できる電気接続箱に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車用ワイヤーハーネス等を種々の電
装品に分岐接続するのに用いられる電気接続箱は、分岐
接続点を１箇所に集中させて、配線を合理的かつ経済的
に分岐接続するものであり、ワイヤーハーネスの高密度
化に伴って、車種別又は用途別に種々の形式のものが開
発されている。
装品に分岐接続するのに用いられる電気接続箱は、分岐
接続点を１箇所に集中させて、配線を合理的かつ経済的
に分岐接続するものであり、ワイヤーハーネスの高密度
化に伴って、車種別又は用途別に種々の形式のものが開
発されている。
【０００３】図４に示すように、上記電気接続箱のハウ
ジング１のキャビティ２には、車種別又は用途別に応じ
た回路パターンを形成したバスバー３が収容され、該バ
スバー３には、ワイヤーハーネスの雌コネクタ４を差し
込み接続する雄端子（雄コネクタ）３ａが形成されてい
る。
ジング１のキャビティ２には、車種別又は用途別に応じ
た回路パターンを形成したバスバー３が収容され、該バ
スバー３には、ワイヤーハーネスの雌コネクタ４を差し
込み接続する雄端子（雄コネクタ）３ａが形成されてい
る。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電気接続箱のキャビティ２は、バスバー３の専用の
形状であったために、電線圧着端子を収容することがで
きず、回路配線の設計の自由度が低かった。また、電気
接続箱やバスバーの共用化のために、バスバー３を使用
するか否かに拘わらず、キャビティ２にバスバー３を収
容する場合もあり、コストアップの原因となっていた。
来の電気接続箱のキャビティ２は、バスバー３の専用の
形状であったために、電線圧着端子を収容することがで
きず、回路配線の設計の自由度が低かった。また、電気
接続箱やバスバーの共用化のために、バスバー３を使用
するか否かに拘わらず、キャビティ２にバスバー３を収
容する場合もあり、コストアップの原因となっていた。
【０００５】本考案は上記従来の問題を解消するために
なされたもので、バスバーと電線圧着端子の両方を収容
可能な兼用キャビティを設けることにより、回路配線の
設計の自由度が向上し、コストダウンを図ることができ
る電気接続箱を提供することを目的とするものである。
なされたもので、バスバーと電線圧着端子の両方を収容
可能な兼用キャビティを設けることにより、回路配線の
設計の自由度が向上し、コストダウンを図ることができ
る電気接続箱を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、バスバー及び電線端子を収容可能な寸法
であって、ハウジング内に連通する兼用キャビティを備
えると共に、該兼用キャビティ内に上記バスバー又は電
線圧着端子に設けた係止孔と係合してバスバー又は電線
端子を係止するランスを備えることを特徴とする電気接
続箱を提供するものである。
に、本考案は、バスバー及び電線端子を収容可能な寸法
であって、ハウジング内に連通する兼用キャビティを備
えると共に、該兼用キャビティ内に上記バスバー又は電
線圧着端子に設けた係止孔と係合してバスバー又は電線
端子を係止するランスを備えることを特徴とする電気接
続箱を提供するものである。
【０００７】上記兼用キャビティの挿入口には、収容さ
れたバスバーに差し込み接続するコネクタの差込み部を
形成することが好ましい。
れたバスバーに差し込み接続するコネクタの差込み部を
形成することが好ましい。
【０００８】
【作用】上記構成からなる本考案に係る電気接続箱で
は、上記兼用キャビティをバスバー及び電線圧着端子を
挿入可能な寸法に設定しているため、兼用キャビティ内
には回路に応じてバスバーを挿入して収容し、又は電線
圧着端子を挿入して収容する。これにより、電流値やオ
プションの有無などのバリェーションに対応でき、回路
配線の自由度が向上する。また、バスバーを使用しない
キャビティにはバスバーを収容しなくてもよくなるか
ら、コストダウンになる。さらに、キャビティの挿入口
に差し込み接続するコネクタの差込み部を形成すること
により、該コネクタからバスバーに電源等を接続するこ
とができる。
は、上記兼用キャビティをバスバー及び電線圧着端子を
挿入可能な寸法に設定しているため、兼用キャビティ内
には回路に応じてバスバーを挿入して収容し、又は電線
圧着端子を挿入して収容する。これにより、電流値やオ
プションの有無などのバリェーションに対応でき、回路
配線の自由度が向上する。また、バスバーを使用しない
キャビティにはバスバーを収容しなくてもよくなるか
ら、コストダウンになる。さらに、キャビティの挿入口
に差し込み接続するコネクタの差込み部を形成すること
により、該コネクタからバスバーに電源等を接続するこ
とができる。
【０００９】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。図１から図３に示すように、電気接続箱である
リレーブロックのハウジング１０内には、幅方向に一対
のキャビティ１１，１２がそれぞれ設けられている。
明する。図１から図３に示すように、電気接続箱である
リレーブロックのハウジング１０内には、幅方向に一対
のキャビティ１１，１２がそれぞれ設けられている。
【００１０】一方のキャビティ１１は、バスバー１３を
挿入口１１ａから挿入して収容可能なバスバー１３の専
用キャビティであり、挿入されたバスバー１３は、ラン
ス部１１ｂで係止される。
挿入口１１ａから挿入して収容可能なバスバー１３の専
用キャビティであり、挿入されたバスバー１３は、ラン
ス部１１ｂで係止される。
【００１１】他方のキャビティ１２は、バスバー１４又
は電線圧着端子１５のいずれか一方を挿入口１２ａから
挿入して収容可能なバスバー１４と端子１５の兼用キャ
ビティである。
は電線圧着端子１５のいずれか一方を挿入口１２ａから
挿入して収容可能なバスバー１４と端子１５の兼用キャ
ビティである。
【００１２】該兼用キャビティ１２は、図２（Ａ）に示
すように、挿入口１２ａからバスバー１４又は電線圧着
端子１５を挿入する収容室１２ｂを備え、この収容室１
２ｂを介してハウジング１０の内部に連通している。
すように、挿入口１２ａからバスバー１４又は電線圧着
端子１５を挿入する収容室１２ｂを備え、この収容室１
２ｂを介してハウジング１０の内部に連通している。
【００１３】上記収容室１２ｂには、可撓性腕部１２ｃ
の先端に係止突起１２ｄを設けてなるランス１２ｅを配
置しており、このランス１２ｅでバスバー１４又は電線
圧着端子１５を係止する構成としている。
の先端に係止突起１２ｄを設けてなるランス１２ｅを配
置しており、このランス１２ｅでバスバー１４又は電線
圧着端子１５を係止する構成としている。
【００１４】収容室１２ｂの幅方向の厚みｔ２が、上記
専用キャビティ１１の幅方向の厚みｔ１よりも広く設定
されて、電線圧着端子１５のバレル部１５ａが挿入でき
るようになっている。
専用キャビティ１１の幅方向の厚みｔ１よりも広く設定
されて、電線圧着端子１５のバレル部１５ａが挿入でき
るようになっている。
【００１５】該兼用キャビティ１２の挿入口１２ａに
は、キャビティ１２に収容したバスバー１４の後端に形
成した雄端子１４ｃに、電源等からのコネクタ１６を差
し込み接続するための差込み部１２ｆが形成され、該差
込み部１２ｆには、コネクタ１６を係止する係止爪１２
ｇが形成されている。
は、キャビティ１２に収容したバスバー１４の後端に形
成した雄端子１４ｃに、電源等からのコネクタ１６を差
し込み接続するための差込み部１２ｆが形成され、該差
込み部１２ｆには、コネクタ１６を係止する係止爪１２
ｇが形成されている。
【００１６】上記専用キャビティ１１、兼用キャビティ
１２に収容されるバスバー１３，１４の先端に、リレー
等の雌コネクタを差し込み接続する雄端子１３ａ，１４
ａがそれぞれ形成されており、この雄端子１３ａ，１４
ａには上記ランス１２ｄと係合するための係止孔１３
ｂ，１４ｂを設けている。
１２に収容されるバスバー１３，１４の先端に、リレー
等の雌コネクタを差し込み接続する雄端子１３ａ，１４
ａがそれぞれ形成されており、この雄端子１３ａ，１４
ａには上記ランス１２ｄと係合するための係止孔１３
ｂ，１４ｂを設けている。
【００１７】専用キャビティ１１に収容されたバスバー
１３の後端は、他のバスバーと連結部で一体的に連結さ
れるか、配線で接続されている。一方、兼用キャビティ
１２のバスバー１４の後端は、他のバスバーと連結部で
一体的に連結されるか、配線で接続される他、次述する
ように、雄端子１４ｂを形成する。
１３の後端は、他のバスバーと連結部で一体的に連結さ
れるか、配線で接続されている。一方、兼用キャビティ
１２のバスバー１４の後端は、他のバスバーと連結部で
一体的に連結されるか、配線で接続される他、次述する
ように、雄端子１４ｂを形成する。
【００１８】電線圧着端子１５のバレル部１５ａの先端
には、リレー等の雌コネクタを差し込み接続する雄端子
１５ｂが形成されており、この雄端子１５ｂに上記ラン
ス１２ｄと係合するための係止孔１５ｂを設けている。
には、リレー等の雌コネクタを差し込み接続する雄端子
１５ｂが形成されており、この雄端子１５ｂに上記ラン
ス１２ｄと係合するための係止孔１５ｂを設けている。
【００１９】上記構成からなる本実施例の電気接続箱で
は、兼用キャビティ１２にバスバー１４を収容する場合
には、図１（Ａ）及び図２（Ａ）に示したように、バス
バー１４を挿入口１２ａからキャビティ１２に挿入する
と、雄端子１４ａの係止孔１４ｂがランス部１２ｂで係
止されて、バスバー１４がキャビティ１２に収容され
る。このとき、キャビティ１２の収容室１２ｂはバスバ
ー１４ａが存在しているが、上記のように収容室１２ｂ
の幅方向の厚みｔ２を大きく設定しているため、収容室
１２ｂ内は空間が空いた状態となっている。
は、兼用キャビティ１２にバスバー１４を収容する場合
には、図１（Ａ）及び図２（Ａ）に示したように、バス
バー１４を挿入口１２ａからキャビティ１２に挿入する
と、雄端子１４ａの係止孔１４ｂがランス部１２ｂで係
止されて、バスバー１４がキャビティ１２に収容され
る。このとき、キャビティ１２の収容室１２ｂはバスバ
ー１４ａが存在しているが、上記のように収容室１２ｂ
の幅方向の厚みｔ２を大きく設定しているため、収容室
１２ｂ内は空間が空いた状態となっている。
【００２０】上記兼用キャビティ１２の差込み部１２ｆ
に電源等からのコネクタ１６を差し込んで係止爪１２ｇ
で係止すると、上記バスバー１４の後端の雄端子１４ｂ
にはコネクタ１６が差し込み接続される。
に電源等からのコネクタ１６を差し込んで係止爪１２ｇ
で係止すると、上記バスバー１４の後端の雄端子１４ｂ
にはコネクタ１６が差し込み接続される。
【００２１】一方、上記兼用キャビティ１２に、上記バ
スバー１４に代えて、電線圧着端子１５を収容する場合
には、図１（Ｂ）及び図２（Ｂ）に示したように、電線
圧着端子１５を挿入口１２ａからキャビティ１２に挿入
すると、雄端子部１５ｂがランス１２ｂで係止されて、
電線圧着端子１５がキャビティ１２に収容されるように
なる。このとき、キャビティ１２の収容室１２ｂには、
電線圧着端子１５のバレル部１５ａが存在しており、ラ
ンス１２ｄのたわみ代を除いて収容室１２ｂ内の空間は
ほとんどバレル１５ａで占められている。なお、この場
合には、コネクタ１６を差込み部１２ｃに差し込むこと
ができない。
スバー１４に代えて、電線圧着端子１５を収容する場合
には、図１（Ｂ）及び図２（Ｂ）に示したように、電線
圧着端子１５を挿入口１２ａからキャビティ１２に挿入
すると、雄端子部１５ｂがランス１２ｂで係止されて、
電線圧着端子１５がキャビティ１２に収容されるように
なる。このとき、キャビティ１２の収容室１２ｂには、
電線圧着端子１５のバレル部１５ａが存在しており、ラ
ンス１２ｄのたわみ代を除いて収容室１２ｂ内の空間は
ほとんどバレル１５ａで占められている。なお、この場
合には、コネクタ１６を差込み部１２ｃに差し込むこと
ができない。
【００２２】上記のように、本実施例の電気接続箱で
は、兼用キャビティ１２に、バスバー１４又は電線圧着
端子１５を選択的に挿入することで、電流値やオプショ
ンの有無などのバリェーションに対応できるので、回路
配線の自由度が向上する。また、バスバー１４を使用し
ないキャビティ１２には、バスバー１４を収容しなくて
もよくなるから、コストダウンになる。
は、兼用キャビティ１２に、バスバー１４又は電線圧着
端子１５を選択的に挿入することで、電流値やオプショ
ンの有無などのバリェーションに対応できるので、回路
配線の自由度が向上する。また、バスバー１４を使用し
ないキャビティ１２には、バスバー１４を収容しなくて
もよくなるから、コストダウンになる。
【００２３】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
の電気接続箱は、ハウジングのキャビティを、バスバー
と電線圧着端子の兼用とし、回路に応じて、バスバーを
挿入して収容し、又は電線圧着端子を挿入して収容でき
るようにしたから、電流値やオプションの有無などのバ
リェーションに対応でき、回路配線の自由度が向上する
ようになる。また、バスバーを使用しないキャビティに
はバスバーを収容しなくてもよくなるから、コストダウ
ンになる。さらに、キャビティの挿入口にコネクタの差
込み部を形成することにより、該コネクタからバスバー
に電源等を接続できるようになる。
の電気接続箱は、ハウジングのキャビティを、バスバー
と電線圧着端子の兼用とし、回路に応じて、バスバーを
挿入して収容し、又は電線圧着端子を挿入して収容でき
るようにしたから、電流値やオプションの有無などのバ
リェーションに対応でき、回路配線の自由度が向上する
ようになる。また、バスバーを使用しないキャビティに
はバスバーを収容しなくてもよくなるから、コストダウ
ンになる。さらに、キャビティの挿入口にコネクタの差
込み部を形成することにより、該コネクタからバスバー
に電源等を接続できるようになる。
【図１】 （Ａ）はバスバーを収容した時の図３（Ｂ）
のＢ−Ｂ線断面図、（Ｂ）は電線圧着端子を収容した時
の図３（Ｂ）のＢ−Ｂ線断面図である。
のＢ−Ｂ線断面図、（Ｂ）は電線圧着端子を収容した時
の図３（Ｂ）のＢ−Ｂ線断面図である。
【図２】 （Ａ）はバスバーを収容した時の図３（Ｂ）
のＢ−Ｂ線断面図、（Ｂ）は電線圧着端子を収容した時
の図３（Ｂ）のＢ−Ｂ線断面図である。
のＢ−Ｂ線断面図、（Ｂ）は電線圧着端子を収容した時
の図３（Ｂ）のＢ−Ｂ線断面図である。
【図３】 （Ａ）は本考案のリレーブロックのハウジン
グの平面図、（Ｂ）は（Ａ）の底面図である。
グの平面図、（Ｂ）は（Ａ）の底面図である。
【図４】 従来のリレーブロックのハウジングの断面図
である。
である。
１０ ハウジング １２ キャビティ １２ａ 挿入口 １２ｄ ランス部 １２ｆ 差込み部 １２ｇ 係止爪 １４ バスバー １４ａ 雄端子 １４ｂ 係止孔 １５ 電線圧着端子 １５ａ 雄端子 １５ｂ 係止孔 １６ コネクタ
Claims (1)
- 【請求項１】 バスバー及び電線端子を収容可能な寸法
であって、ハウジング内に連通する兼用キャビティを備
えると共に、該兼用キャビティ内に上記バスバー又は電
線圧着端子に設けた係止孔と係合してバスバー又は電線
端子を係止するランスを備えることを特徴とする電気接
続箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993063313U JP2599851Y2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993063313U JP2599851Y2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 電気接続箱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0732867U JPH0732867U (ja) | 1995-06-16 |
| JP2599851Y2 true JP2599851Y2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=13225674
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993063313U Expired - Lifetime JP2599851Y2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2599851Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-25 JP JP1993063313U patent/JP2599851Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0732867U (ja) | 1995-06-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990622 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723 Year of fee payment: 9 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723 Year of fee payment: 10 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723 Year of fee payment: 10 |