JP2597847B2 - 自動車の窓ガラス用周縁モール - Google Patents

自動車の窓ガラス用周縁モール

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JP2597847B2
JP2597847B2 JP62166916A JP16691687A JP2597847B2 JP 2597847 B2 JP2597847 B2 JP 2597847B2 JP 62166916 A JP62166916 A JP 62166916A JP 16691687 A JP16691687 A JP 16691687A JP 2597847 B2 JP2597847 B2 JP 2597847B2
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昭男 小杉
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株式会社 ニフコ
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車の窓ガラスの周縁部に沿って装着す
る合成樹脂を材料に形成される窓ガラス用周縁モールに
関する。
〔従来の技術〕
自動車の窓ガラス用周縁モールは窓の開口部とこれに
収まる窓ガラスの周縁部との空隙を被い雨水、塵埃等の
侵入を防ぐ一方、窓ガラスの収まり状態を被い隠し外観
を整える意味をもっている。
従来、この周縁モールには金属帯板を断面を弧状に曲
成したものが使用されていた。この金属製モールはそれ
自体の加工が厄介であるのに併せて窓開口部の曲線に沿
って装着するのが容易でなく作業性が悪く、更には発錆
による汚れを出す等の問題があった。
この様なことから製造性に優れ、取扱いが容易な合成
樹脂製の周縁モールが開発され現在多くの車輛に実施さ
れるようになった。
この合成樹脂製の周縁モールの多くはモール自体に装
着のための手段を備え、窓開口部と窓ガラスの周縁部と
の間に出来る空隙に係入脚片を差し入れることで装着で
きるものや、窓ガラスの周縁部に予め嵌め付けて窓ガラ
スの装着に併せて窓の開口部に取付けるもの、或いは同
じ合成樹脂で成形した帯板状のクリップを窓開口部に沿
って止着しておき、このクリップに係止させることで窓
開口部と窓ガラスの間に止め付けるもの等各種タイプの
ものが提案され、実用化されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
これら提案に係る合成樹脂製の周縁モールは成形性、
作業性に優れるが、その反面成形後長手方向の寸法変
化、主として収縮する問題があり、装着状態において窓
開口部のコーナー部において、或いは端部同志の衝き合
わせ接続部において隙間を発生させる問題があった。
この収縮変化の原因には押出成形時の残留応力の開
放、可塑剤の発散、線膨張、吸水率の変化、結晶率の変
化等が考えられるが、残留応力の開放に関してはアニー
ル処理によって一応解決することが可能であるが、その
他の原因に関しては有効な解決策がなく、このため使用
の実際において定尺カットしたのち窓開口部に沿って止
着したものが収縮を起して前述した様な問題を起す事が
あった。
ことにこの収縮原因中温度変化による膨張収縮は大き
な問題であり、窓開口部に沿って数メートルの長さで使
用される場合数ミリ幅の変化があり無視出来ないものが
あった。
従来これを改善する方法として補強用金属薄膜を埋設
することが提案されているが、薄膜であることに加え、
単に埋設しただけであるため樹脂との一体性に欠け、周
縁モールの伸縮変化を抑制するには未だ不充分な状態に
あった。
本発明は、この様な合成樹脂を基材として成形される
周縁モールの伸縮性に鑑み、これを更に改善し安定性に
優れた周縁モールを提供すべく研究開発されたもので、
その主たる目的とするところは合成樹脂製周縁モールの
伸縮を抑制せしめ、窓ガラス周縁部、窓開口部からの浮
き上り、接合部の衝き合わせ切断を回避し安定した装着
が得られるようにした自動車の窓ガラス用周縁モールを
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明周縁モールは上述の目的に基づきなされたもの
で、その特徴とするところはボディの窓開口部と、この
窓開口部に嵌め込まれる窓ガラスの周縁部との間に形成
される空隙部に挿入され、該空隙部を被い隠すと共に上
記窓ガラスの周縁部を被覆する自動車の窓ガラス用周縁
モールにおいて、該周縁モールの長さの全長に亘って帯
板状をなし且つ長さ方向に沿って多数の透孔を列設して
なる熱伸縮防止用の金属製の補強芯材を埋設してなるこ
とを特徴とした自動車の窓ガラス用周縁モールを提供す
ることにある。
以下、本発明を図示する実施例に基づき説明し、その
特徴とするところを詳述する。
〔実施例〕
図面第1図は本発明に係る周縁モールの使用前におけ
る斜視図で、第2図は装着使用状態を示す断面図であ
る。
ここに示す本発明周縁モール1はクリップ2と組合わ
せて装着するタイプのものとしてあり、ボディの窓開口
部3の立ち上り壁部4にこのクリップ2を予め取付けて
おき、このクリップを足場にして装着する構造のものと
してある。
周縁モール1は幾分肉厚な帯板状をなす頭部1aと、こ
の頭部1aの下面略中央部から垂下する脚部1bと、脚部1b
の脚端部から一側方に折り返し状に延設されるガラス係
止片1cと、脚部1bの長さの途中の両側面からそれぞれ延
設される第1,第2の係止片1d,1eを一体に有してなり、
上記脚部1bの中心部にはその高さの略全長を占める幅の
帯板状をなす補強芯材5を長さの全長に亘り一体に埋設
してある。
この周縁モール1はナイロン等適度の剛性と柔軟性を
有した熱可塑型の合成樹脂を材料に押出成形されるもの
であって頭部1aの左右端縁部分は肉薄の舌片にして撓み
性を付与し窓ガラス6、並びに窓開口部の表面部7(こ
の実施例ではクリップ2の表面になっている。)に馴染
み密着できるようにしてある。
脚部1bは頭部の下面に沿って全長に亘り形成し、略平
板状に形成してある。
補強芯材5は上記脚部1bの高さの全長に亘り埋設し、
その上端部は頭部1aに達するものとしてある。
この補強芯材5は周縁モールの剛性を補強するのと同
時に、大気温の変化、直射日光による加熱等の影響を受
けて膨張収縮するのを抑制し安定させるためのもので、
この実施例では第5図に示した如く金属製帯板、更に具
体的にはアルミニウム製帯板を基材にして長手方向に長
円弧状の透孔8を多数列設したものにしてある。そし
て、周縁モール1の押出成形時に脚部1bの中心部に同時
に埋設し、上記透孔8に樹脂の流入を得て脚部との一体
化を図るようにしてある。
補強芯材5は機械的加工によって穿孔し、埋設状態に
おける脚部1bとの一体化を図るものとしてあるが、更に
平滑な芯材5(アルミニウム製芯材とする)の表面に塩
−酢酸ビニル系のコーティング剤を予め塗布して埋設時
に脚部1bとの一体化を図るようにしてもよく、機械的且
つ化学的に芯材と周縁モール本体との一体化を図ること
ができる。
この様にして形成してなる周縁モール1に対してクリ
ップ2は同一の合成樹脂を素材に成形されるもので、こ
こでは帯板状に形成した主体の一面にモールの第2の係
止片1eを掛け止める上下2段の爪10,11と、モールの脚
部1bの下端を押圧する押圧片12を備え、他面に該クリッ
プを窓開口部の立ち上り壁部4に止着する両面粘着テー
プ13を備えてなる。そして、主体の中心部には長さの全
長に亘って前記周縁モールの脚部1bに埋設したのと同様
の補強芯材5を埋設し、クリップの伸縮変化を抑制する
ようにしてある。
上記説明の周縁モールは窓開口部3に窓ガラス6をシ
ーラント14を介して固定したのち、このシーラントが固
化する以前に窓ガラス6と窓開口部3との間に出来る空
隙15を通してその脚部1bを突き入れ係止させることにな
る。
クリップ2は窓ガラス6の嵌め付けに先立って壁部4
に粘着テープ13を介して取付けておき、上記脚部1bの突
き入れによって侵入してくる第2の係止片1eを爪10(又
は爪11)に掛け止めて周縁モールの浮き上りを拘束する
一方、押圧片12を脚部1bの脚端に当接して素材のバネ力
で押し返し、ガラス係止片1cを窓ガラス6の下面に押し
付けるように付勢することになる。
上記クリップ2を介して掛け止められた周縁モール1
は第2の係止片1eの反発力で他方の第1の係止片1dをガ
ラス6の円部に当接させガタ付きなく挿入され、また脚
端とこれから延設するガラス係止片1cは固化する前のシ
ーランス14中に押し込まれ窓ガラスと共に一体に接着さ
れる。そして、ガラス係止片cは窓ガラス6の下面に廻
り込んでこれに係止されることになる。
第3図及び第4図は周縁モール21とクリップ22の形状
を変更した他の実施例を示すものである。
ここに示したモール21は帯板状をなす頭部21aの下面
から略平行状に一対の脚部21b,21cを垂設してなり、他
方クリップ22は窓開口部3の奥深く突き入れた一端から
立ち上り状に係止爪23を延設してなるものとしてある。
モール21は、一方の脚部21cの内側面に爪24を段設
し、係止爪片23の爪25を掛止めて結合する一方、他方の
脚部21bの先端にはシーラント14に突き入れてこれとの
結合を強める爪26が設けてある。
モール21並びにクリップ22はナイロンを材料に押出し
成形され、モール21には脚部21bの中心部に長さの全長
に亘って前記実施例において説明した補強芯材5が一体
に埋設してあり、またクリップ22には同じく立ち上り壁
4に沿う本体部分の中心部に全長に亘って補強芯材5が
埋設してある。
この実施例における周縁モールは予め窓開口部3の立
ち上り壁部4にクリップ22の一面に貼着した粘着テープ
13を介して張り付け、次にシーラント14によって窓開口
部に嵌め付けた窓ガラス6を接着固定し、このシーラン
ト14が固化する以前に窓ガラスと窓開口部の立ち上り壁
4との間に出来る空隙15を通してモール21の両脚部21b,
21cを突き入れ、一方の脚部21cを係止爪片23に掛止め、
他方の脚部21bをシーラント14中に埋入することによっ
てその装着を完了することになる。
尚、図面における符号27はシーラント14の流出を防止
するダムラバーである。
〔発明の効果〕
本発明は上述実施例につき説明した如く構成されるも
ので、ナイロン樹脂等熱可塑性の合成樹脂を材料に成形
される周縁モール若しくはクリップに対し、その長さの
全長に亘って合成樹脂より線膨張係数の小なるアルミニ
ウム合金等の金属製補強芯材を一体に埋入せしめてなる
ことから温度の変化によって従来の合成樹脂製の周縁モ
ールの様に伸縮変化することがなく安定性に優れる利点
がある。
ことに本発明にかゝる上記補強芯材は長手方向に透孔
を多数列設し、周縁モールに埋設する際この透孔に樹脂
を流入させその一体化を図っていることから、周縁モー
ルの伸縮を完全に防止できるものとなっている。従っ
て、使用状態において接続の衝き合わせ部が離反した
り、窓ガラスとの接面が乱れて浮き上り外観を損ねるよ
うなことがなく信頼性の高い周縁モールを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示したもので、第1図は斜視
図、第2図は使用状態を示す縦断面図、第3図は他の実
施例を示す斜視図、第4図は上図の使用状態を示す縦断
面図、第5図並びに第6図は補強芯材の各実施例を示す
斜視図である。 1……周縁モール、2……クリップ 3……窓開口部、4……窓開口部の立ち上り壁 5……補強芯材、6……窓ガラス 8……透孔、15……空隙部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−110547(JP,A) 特開 昭60−121143(JP,A) 特開 昭61−211148(JP,A) 特開 昭61−75233(JP,A) 実開 昭59−306(JP,U) 実開 昭58−30515(JP,U) 実開 昭57−91650(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディの窓開口部と、この窓開口部に嵌め
    込まれる窓ガラスの周縁部との間に形成される空隙部に
    脚部を挿入し、該空隙部を頭部によって被い隠すと共に
    上記窓ガラスの周縁部を被覆するようにしてなる合成樹
    脂製の自動車の窓ガラス用周縁モールにおいて、前記脚
    部には帯板状をなし、その長さ方向に対して直交する向
    きに長さを揃える多数の長円形状の透孔を列設してなる
    熱伸縮防止用の金属製補強芯材を、前記周縁モールの全
    長に亘って埋設せしめ、前記脚部の合成樹脂を前記透孔
    内に流入させて該脚部と一体にしたことを特徴とする自
    動車の窓ガラス用周縁モール。
JP62166916A 1987-07-06 1987-07-06 自動車の窓ガラス用周縁モール Expired - Lifetime JP2597847B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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