JP2596301B2 - キャビネット - Google Patents

キャビネット

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JP2596301B2
JP2596301B2 JP4342811A JP34281192A JP2596301B2 JP 2596301 B2 JP2596301 B2 JP 2596301B2 JP 4342811 A JP4342811 A JP 4342811A JP 34281192 A JP34281192 A JP 34281192A JP 2596301 B2 JP2596301 B2 JP 2596301B2
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JP
Japan
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drawer
door
housing
bottom plate
latch
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JP4342811A
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玉置祥治
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフィス等において使
用されるキャビネットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のラテラルオ−プン型キャビネッ
トは、前面に開口部を有する筐体と、その開口部に蓋着
した扉と、筐体内に収容した引出しと、この引出しを筐
体内に固定して前方への引き出しを規制するラッチ機構
とを備えている。扉は前記引出しの底版上方に形成され
る収納空間を閉塞すべく前記筐体の開口部に開閉が可能
に蓋着されている。引出しは、底版、側板および背面板
からなるもので、底版前端面を前記筐体の開口端面より
も内方に位置させてこの筐体内に配設されている。この
ようなキャビネットの場合、開扉時に扉を水平状態にし
てキャビネット内部に押し込むので、扉の引手を扉の鏡
面より前方に突出するような構造には出来ない。したが
って、扉に設けた指挿入孔かもしくは扉の下縁に指を掛
けて開扉するものが知られている。
【0003】また、引出しを引き出すには、つまみを横
にスライドさせラッチを解除した後、引出しの底版前端
に突設された指掛を用いる方法を採用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、指挿入孔を
扉に穿設した場合、扉の指挿入孔の深さは扉の厚みによ
って決まり、扉を厚くすると取手の手掛かりが大きくな
り指掛けが容易になるが、キャビネットの内部空間が狭
められ収納スペ−スを有効に利用することができない。
【0005】扉の下縁に指を掛けて開扉するタイプの場
合、引出しを引き出すには、ラッチを解除するためにラ
ッチ解除つまみをスライドさせた上で引手を引かなけれ
ばならなく操作が2度になる。また、ラッチ解除用つま
みが閉扉時でも外部に表出しているので、誤ってラッチ
が解除され引出しが引き出され扉にぶつかったり筐体内
でガタガタすることがある。
【0006】本発明は、この様な不具合を解消すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。
【0008】すなわち、本発明に係るキャビネットは扉
の下縁に指を掛けて開扉できるタイプとし、引出しの底
版前端面が外部に表出し得る高さに、前記扉の下縁を位
置させて、そこに指を掛けることができるようにし、引
出しの底版前端面に突設され上面に指掛部を有した引手
の前面部上縁と閉成位置にある扉の下縁との間に形成さ
れる隙間を、指の挿入が不可能な寸法に設定している。
また、この引手に加えられる牽引操作力を利用して引出
し固定状態を解除するラッチ解除機構を備えていること
を特徴とする。
【0009】
【作用】このような構成のものであれば、筐体の開口部
に蓋着した扉を閉じた状態では引出しの底版前端面と、
そこに突設された引手の前端面および扉が見えているだ
けで、引手には指を掛けることはできない。開扉は、扉
の下縁と引手が位置している場所以外の引出しの底版と
の間に形成される隙間に指を掛けて行い、次に、引出し
を引き出すには引手を引くが、引手を引くことによりラ
ッチが解除され引出し固定状態も解除され、引出しが引
き出される。したがって、閉扉位置では、引手に指など
が掛かることはないので誤ってラッチが解除されること
もなく、引出しが飛び出ようとして扉にぶつかったり筐
体内でガタガタ動くようなことはない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
【0011】図1に概略的に示したラテラルオ−プン型
キャビネットは、前面に開口部を有する筐体1と、底版
前端面23を筐体1の開口端面1aよりも内方に位置さ
せてこの筐体1内に配設した引出し2と、この引出し2
を筐体1内に固定して前方への引き出しを規制するラッ
チ機構5と、前記引出し2の底版21上方に形成される
収納空間Sを閉塞すべく前記筐体1の開口部に開閉可能
に蓋着した扉3とを具備してなり、前記引出し2の底版
前端面23が外部に表出し得る高さに前記扉3の下縁3
1を位置させて、その下縁31に指を掛けることができ
るようにしている。
【0012】引出し2は、底版21と、この底版21の
左右両端部に立設した側板22と、底版21の後縁に立
設した図示しない背面板とを具備してなるもので、前記
底版21は、底面板211の前縁部にチャンネル状の前
枠材212を剛結してなる。筐体1の開口部に蓋着した
扉3を閉じた状態では引出し2の底版前端面23と、そ
こに突設された引手4の前端面および扉3が見えている
だけで、図3に示すように、扉3の下縁31と引手4の
前面部上縁41aとの間に形成される隙間41sは、指
の挿入が不可能な寸法に設定してあり、引手4には指を
掛けることはできない。開扉は、扉3の下縁31と引手
4が位置している場所以外の引出しの底版21との間に
形成される隙間31sに指を掛けて行う。次に、引手4
をひいてラッチ機構5によるラッチ状態を解除し引出し
2を引き出す。
【0013】ラッチ機構5は、図2、図4および図5に
示すように、ラッチ爪51とスプリング52と係止突起
53とからなり、ラッチ爪51は引出し2の側部に突没
可能に設けられ、スプリング52はこのラッチ爪51を
突出方向に付勢するために一端はブラケット24を介し
て引出し2の底版21に、他端はラッチ爪51と一体に
動作するバネ掛け部511に掛止してある。係止突起5
3は筐体1の内側面に突設したもので引出し2が筐体1
内に押入された位置でラッチ爪51の先端部前面側51
bと係合するためのものである。ラッチ爪51の先端部
背面側51aに、引出し2を押し入れる際にこのラッチ
爪51が前記係止突起53を乗り越えるための傾斜カム
面51aを設けてある。
【0014】また、ラッチ解除機構6は、左右に往復動
作可能な断面コ字形の作動杆61と、引出し2に対して
一定範囲内で前後移動し得る引手4の前動を作動杆61
のラッチ爪51没入方向の動作に変換する動作変換手段
62とを具備してなるもので、その作動杆61の一端に
突起62bが下方に向けて突設してあるとともに、他端
にラッチ爪51が固着してある。
【0015】引手4は、上面に指掛部41bを有した引
手本体41と、この引手本体41の背面から後方に延出
させた厚板状の基板部42とからなるもので、その基板
部42を前記底版21の前枠材212に穿設した開口部
212sに挿入してある。底版21の下面には、前記基
板部42を前後摺動可能に包持するホルダー43が固設
してあり、このホルダー43の底壁431から切起した
係止片43aを前記基板部42に穿設した角孔42aに
挿入することにより、該引手4の前後移動範囲を規制し
ている。そして、このホルダー43の背壁432と引手
4の基板部42間に引張りスプリング44を張設して、
その引手4を後方へ弾性付勢している。動作変換手段6
2は、引手4に設けられ作動杆61の動作方向に対して
傾斜するカム面62aを一方の内側面とする切欠部62
sと、作動杆61の一端に立設され前記切欠部62sの
傾斜カム面62aに摺動可能に当接させた突起62bと
からなり、引手4に加えられた前方向の力を左右方向に
変換するためのものである引出し2閉成時には、図2に
示すように、作動杆61の一端に突設された突起62b
は引手4に設けられた切欠部62sの傾斜カム面62a
の奥側に位置し、ラッチ爪51は係止突起53と係合し
ており、ラッチ爪51を突出方向に付勢するスプリング
52は縮んだ状態にある。
【0016】引出し2開成時には、図5に示すように、
引手4を引くことにより前記突起62bが前記切欠部6
2sの傾斜カム面62aの手前側に移動し、引手4に加
えられた前後方向の力が作動杆61を左右方向に動かす
力に変換され、ラッチ爪51がスプリング52の付勢力
に抗して図中左方に移動し、係止突起53に対する係合
状態が解除される。
【0017】しかして、このような、構成のものであれ
ば、非操作時においては、引手4はスプリング44の付
勢力により後方に引き戻されており、引手本体41が引
出し2の前端面23に当接した位置に保持されている。
そして、扉3を閉止している状態においては、扉3の下
縁31と引手4の前面上縁41aとの間に指を入れるこ
とができない。そのため、閉扉時に前記引手4の指掛部
41bに指を掛けてラッチを解除することはできない。
すなわち、扉3を開いてはじめて引手4の指掛部41b
に指を掛けて牽引操作を行うことができ、ラッチを解除
して引出し4を前方へ引き出すことができるものであ
る。
【0018】尚、動作変換手段はリンクを用いたもので
もよく、その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種
々変形が可能である。
【0019】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明は、扉の
下縁を使って開扉をするので開扉が容易である。また、
引出しの引手がラッチ解除機構も兼ねているので操作が
簡単であり、閉扉時には引手に指が掛からないので誤っ
てラッチが解除され引出しが飛び出そうとして扉にぶつ
かったり筐体内でガタガタ動くこともない。したがっ
て、本発明によれば、前述した扉に取手を設けるタイプ
の欠点と、扉の下縁に指を掛けて開閉操作を行うタイプ
の欠点を共に解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、ラテラルオ−プン型
キャビネットの外観斜視図。
【図2】同実施例の要部を示す底面図。
【図3】図2におけるA−A線拡大断面図。
【図4】同要部を示す分解斜視図。
【図5】同要部を示す作用説明図。
【符号の説明】
1…筐体 S…収納空間 2…引出し 21…引出し底版 23…引出し底版前端面 3…扉 31…扉の下縁 31s…扉の下縁と引き出し底版前端面との間の隙間 4…引手 41a…引手の前面部上縁 41s…引手の前面部上縁と扉の下縁との間に形成され
る隙間 5…ラッチ機構 51…ラッチ爪 51a…カム面 53…筐体内側面の係止突起 6…ラッチ解除機構 61…作動杆 62…動作変換手段 62s…切欠部 62a…傾斜カム面 62b…突起

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面に開口部を有する筐体と、底版前端面
    を前記筐体の開口端面よりも内方に位置させてこの筐体
    内に配設した引出しと、この引出しを筐体内に固定して
    前方への引き出しを規制するラッチ機構と、前記引出し
    の底版上方に形成される収納空間を閉塞すべく前記筐体
    の開口部に開閉可能に蓋着した扉とを具備してなり、前
    記引出しの底版前端面が外部に表出し得る高さに前記扉
    の下縁を位置させて、その下縁に指を掛けることができ
    るようにしたラテラルオ−プン型のキャビネットであっ
    て、 前記引出しの底版前端面に突設され上面に指掛部を有し
    た引手と、この引手に加えられる牽引操作力を利用して
    前記ラッチ機構による引出し固定状態を解除するラッチ
    解除機構とを備えてなり、前記引手の前面部上縁と閉成
    位置にある扉の下縁との間に形成される隙間を、指の挿
    入が不可能な寸法に設定していることを特徴とするキャ
    ビネット。
  2. 【請求項2】引手を、引出しに対して一定範囲内で前後
    移動し得るものにし、ラッチ解除機構を、ラッチ機構の
    ラッチ爪とともに左右に往復動作する作動杆と、引手の
    前動を作動杆のラッチ爪没入方向の動作に変換する動作
    変換手段とを具備してなるものにし、その動作変換手段
    を、引手に設けられ作動杆の動作方向に対して傾斜する
    傾斜カム面を一方の内側面とする切欠部と、作動杆の一
    端に突設され前記切欠部の傾斜カム面に摺動可能に当接
    させた突起とからなるものにしたことを特徴とする請求
    項1記載のキャビネット。
JP4342811A 1992-12-22 1992-12-22 キャビネット Expired - Lifetime JP2596301B2 (ja)

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JPH06189832A JPH06189832A (ja) 1994-07-12
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US6764148B2 (en) * 2002-01-11 2004-07-20 Home Products International, Inc. Drawer latch mechanism
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