JP2007075182A - スチール棚及びスチールワゴン - Google Patents

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Abstract

【課題】 金属切削用の刃物など、重量の大きい工作道具を安全に収納するに適したスチール棚とスチールワゴンとを提供する。
【解決手段】 棚枠と棚板との間にスライドレールを付設してなるスチール棚において、スライドレールとして内側レールと外側レールとの間に鋼球が介在して両レール間の摺動が容易にされているものを用い、棚板を棚枠の対向する2つの側面から引き出せるようにし、棚板にスライドレールと平行に延びるシャフトを回転可能に付設し、他方、棚枠にシャフトと並んで平行に延びる固定板を付設し、シャフトにバネを付設してシャフトに付設された係止片が固定板に向かって常に押圧されているようにし、固定板の中央部と両端とにそれぞれ突起を付設し、係止片が突起に衝突して棚板が棚板の中心位置に納まり、また棚板の引き出しが制限されるようにする。スチールワゴンは上述のスチール棚の棚枠の下面にキャスターを付設したものである。
【選択図】 図4

Description

この発明は、スチール棚及びワゴンに関するものである。とくにこの発明は、金属切削用刃物などの重量の大きい工作用道具類を収納する棚及びワゴンに関するものである。このような道具類を収納するスチール棚は、一般にラックと呼ばれている。
スチール棚は、棚枠と棚板とで構成されている。棚枠はスチールの板を折曲して直方体状の箱又は枠としたものであり、棚板はスチールの板を折曲して直角四辺形の浅い箱又は板としたものである。スチール棚では、棚枠内に通常複数箇の棚板が水平に設置されている。各棚板はその上に物品を載せることができるようにされている。
棚板上に物品を載せる際には、棚板を棚枠から引き出せるようにすることが好ましい。同様に、棚板上に載せてある物品を取り出す際にも、棚板を棚枠から引き出せるようにすることが好ましい。このため、スチール棚では物品を載せた状態で棚板を引き出し又は押し込むことができるように、棚板を移動可能にすることが試みられている。
特開平10−117860号公報は、棚板を棚枠に対して移動可能とした収納台を記載している。この記載によれば、棚板を移動可能にするためには、複数箇のスライドレールを平行に付設することが必要だとされ、そこではスライドレールを内側レール、中間レール及び外側レールで構成することとし、各レールを互いに摺動可能に係合させている。とくに、この記載では各レール同士、例えば内側レール同士を連結具で連結してコの字状の一体物とした上で、同じくコの字状に連結した中間レール及び外側レールと係合させている。このスライドレールは、内側レールを棚板に固定し、外側レールを棚枠に固定して、内側レールを外側レール内で摺動可能として、棚板を棚枠に対して移動できるようにしている。
特開平10−117860号公報
また、特開平8−19431号公報も、同様に、棚板を棚枠内で移動可能とした装置を記載している。その装置は、棚板がわでは棚板の両側に内側レールを付設し、棚枠がわには外側レールを付設し、内側レールと外側レールとを係合させ、両レール間の摺動により棚板を移動可能にしている。この公報は、さらに内側レールの長さ方向の端にストッパーを付設して、ストッパーをスプリングで突出させるとともに、外側レールに孔をあけておき、ストッパーを孔内に進入させて、棚板の移動を一時的に停止させることを提案している。
特開平8−19431号公報
そのほか、図1に示したような構造のスライドラックが販売されている。その構造は、レール受けAを棚枠に固定し、レール受けAの下部にローラーBを付設し、ローラーB上を棚板Cが摺動するようにしている。棚板Cの側面にシャフトDを付設し、シャフトDはハンドルEによって回転可能にされている。シャフトDには係止具Fが付設され、係止具Fは重量の大きいものとされているので、シャフトDは係止具Fがレール受けAに常に接触した状態に維持される。従って、棚板Cは係止具Fがレール受けA上に付設された突起Gに衝突して移動を停止する。しかし、シャフトDを回転させると、係止具Fが持ち上げられるので、係止具Fと突起Gとの衝突が解除され、棚板Cは矢印Hの方向へ移動できることとなる。こうして棚板の飛び出しを一時的に抑えている。
これらの棚では、棚板の引き出せる側は、棚の一側面だけとされた。すなわち、特開平10−117860号公報は押入れ又はクローゼットを対象とし、また特開平8−19431号公報は、米収納庫における炊飯器やOA機器のキーボードを載せるトレーを対象にしているから、何れも正面がわに引き出せれば足り、従って一側面だけに引き出せる構造とされてきた。また、これらの棚は載せる物品が軽いから、内側レールと外側レールとが係合していれば足り、その間の摩擦を少なくすることをとくに考える必要がなかった。また、棚自体が安定しているから、棚板を大きく引き出しても棚自体が倒れるおそれがなく、従ってストッパーを付設する必要がないか、又はストッパーを付設するとしても、ストッパーは内側レールが外側レールから外れることを防げば足りた。従って、ストッパーは棚板の引き出しを途中で止めるものではなかった。従ってまた、重量が大きい物品を収納するに適していなかった。
この発明は、金属切削用の刃物などの重量の大きい工作道具を収納するに適し、また工作道具を取り出して使用するに便利なスチール棚を提供しようとするものである。また、この発明はこのようなスチール棚の下端にキャスターを付設して、スチール棚をスチールワゴンとして提供するものである。
この発明者は、工作道具を収納するに適し、またこれを取り出して使用するのに便利なスチール棚に、スライドレールのうち、とくに摺動摩擦の小さいスライドレールを選んで用いる必要があり、また棚板の引き出し距離を厳重に制限する必要があり、このため棚板を対向する2つの側面から引き出せるようにする必要があり、且つ棚板の収納時には棚板が棚枠の中心に確実に納まっているようにすることが必要であることに気付いた。
このため、この発明では、スライドレールとして、内側レールと外側レールとが幅方向の両側で接触し、その接触面には鋼球が介在して鋼球の転がり摩擦によって、両レールが摺動する機構のものを選んで用いることとした。
また、工作道具は重量の大きいものであるから、これを載せた棚板を僅かに引き出しただけでも棚の重心は大きく移動することになるので、棚が倒れるおそれがあり、従って棚板はこれを棚枠から大きく引き出すことができない。そこで、この発明では、棚板を棚の互いに向き合う2つの側面から引き出せるようにした。
また、上述のように、棚板が棚枠から大きく飛び出すと、棚が転倒するおそれがあるので、棚板の飛び出しは厳重に制限する必要がある。そのため、この発明では、棚板にスライドレールと平行に延びるシャフトを回転可能に付設し、シャフトには係止片を付設し、棚枠にはシャフトと並んで平行に延びる固定板を付設し、この固定板に突起を付設し、係止片を突起に衝突させて棚板の飛び出しを抑えることとした。
さらに工具収納時には、棚板が棚枠の中心に収納されていて、多少の震動がスチール棚に加えられても、スチール棚が転倒するおそれのないようにすることが必要である。そのため、この発明では、棚板が棚枠の中心に位置するとき、シャフトの係止片が固定板の突起に衝突して棚板の移動を防ぐこととした。
さらに、この発明では、シャフトにバネを付設し、バネがシャフトを回転させてシャフトに付設された係止片が突起の付設された固定板に向かって常に押されているようにして、係止片が突起の側面に衝突することにより棚板の移動を抑えるようにした。この衝突は、シャフトに付設されたハンドルの回動によって簡単に解除できるようにした。
こうしてこの発明は、直方体状の棚枠と、棚枠内に収容されている直角四辺形の棚板との間にスライドレールを付設して、棚板を棚枠内で移動可能としたスチール棚において、スライドレールとして外側レール内で内側レールが鋼球を介して接触して摺動可能とされている機構のものを用い、棚板を棚枠の対向する2つの側面から引き出せるようにし、棚板にはスライドレールと平行に延びるシャフトを回転可能に付設し、シャフトの長さ方向の中央部に係止片を突設し、棚枠にはシャフトと並んで平行に延びる固定板を付設し、固定板の長さ方向の中央部と両端にそれぞれ突起を付設し、シャフトにバネを付設してバネがシャフトを回転させて係止片を突起に向かって押すように付勢しており、係止片が突起の側面に衝突して棚板の移動を抑えることを特徴とする、スチール棚を提供するものである。
また、この発明は、上述のようなスチール棚の下面の四隅にそれぞれキャスターを付設してスチール棚を移動可能としたことを特徴とするスチールワゴンを提供するものである。
この発明では、スライドレールとして外側レール内で内側レールが鋼球を介して接触して摺動可能とされた機構のものを用いるから、鋼球を用いないものに比べると、摺動時の抵抗が著しく軽減されており、従って、工具のような重量物を載せても小さな力で棚板を移動させることができる。
また、棚板を棚枠の対向する2つの側面から引き出せるようにしたので、一側に収納されている工具を近い方の側面から取り出せることとなり、従って工具の取り出しが容易であるとともに、棚板を大きく引き出す必要がないから、棚枠を転倒させる危険がない。
また、棚板にはスライドレールと平行に延びるシャフトを回転可能に付設し、シャフトの長さ方向の中央部に係止片を突設し、棚枠にはシャフトと並んで平行に延びる固定板を付設し、固定板に突起を付設したので、係止片を突起に衝突させて棚板の移動を確実に抑えることができ、またシャフトを回転させて係止片と突起との衝突を解除して、棚板を容易に移動させることができる。
また、シャフトにバネを付設し、バネがシャフトを回転させて係止片を突起に向かって押すように付勢しているので、係止片が突起の側面に衝突した状態はバネによって維持されることとなり、従って棚板の移動は確実に停止される。
さらに、シャフトの中央部に係止片を設け、固定板の中央部に突起を設けたので、棚板が棚枠の中心に位置しているときは、この突起と係止片との衝突によって、棚板の移動を確実に抑えることができる。同様に、固定板の両側にも突起を設けたので、この突起と係止片との衝突により棚板の過度の引き出しを確実に抑えることができる。これによってスチール棚の転倒を抑えることができる。
また、固定板の中央部に付設された突起を対向する一組の突起とし、その間に係止片を入れるだけの隙間を存在させることとすれば、棚板が棚枠の中心に位置するときには係止片がこの一組の突起に挟まれて動き得ない状態となるので、棚板は確実に棚枠の中心に保持される。また、この一組の突起の外側へ向く側面をゆるやかな傾斜面とすれば、係止片はバネに抗して傾斜面を乗り越えることができるので、シャフトを回転させないで棚板を棚枠内へ押し込むことができる。
また、固定板の両端にそれぞれ1個の突起を付設し、それら突起の中央部に向かう側面を固定板に対し直立した面とし、また各突起の端がわの側面をなだらかな傾斜面とすれば、棚板を或る程度引き出したときに、係止片が各突起の直立した面に衝突するので、棚板の引き出しを抑えることができ、逆に棚板を押し込むときは係止片がバネに抗してなだらかな傾斜面を乗り越えることができるので、そのまま押し込むことができる。
また、この発明に係るワゴンは重量の大きい工具を収納した状態で必要な場所へ容易に運ぶことができ、その場所で2つの側面のどの側面からも工具を容易に取り出すことができるので便利である。
この発明は、このような効果をもたらすものである。
この発明の実施の一例を図面に基づいて説明すると、次のとおりである。図2は、この発明に係るスチール棚の斜視図である。図3は、この発明で用いるスライドレールの一部切欠斜視図である。図4は、この発明に係るスチール棚の一部切欠斜視図である。図5は、この発明で用いるシャフトと固定板との関係を示した説明図である。図6は、この発明に係るスチール棚において、棚板内に置かれる工具立ての一部切欠斜視図である。図7は、この発明に係るスチール棚の下端にキャスターを付設してなるスチールワゴンの斜視図である。
この発明に係るスチール棚は、図2に示したように、直方体状の棚枠1と、棚枠1内に収容されている直角四辺形の棚板2、3とで構成されている。棚板2は板状のものであるが、棚板3は浅い箱状にされている。図2では示されていないが、棚枠1と棚板2又は3との間には、図3に示したスライドレール4が付設されて、棚板2及び3は、棚枠1内で移動可能とされている。
スライドレール4は、図3に示したように、外側レール41内で内側レール42が鋼球43を介して接触して摺動できるようになっている。鋼球43を介在させているために、外側レール41の幅方向の両端が内側へ湾曲されており、内側レール42の幅方向の両端が外側へ湾曲されている。鋼球43は、これら2つの対向する湾曲部内に収容されている。内側レール42と外側レール41とは鋼球43を介して密接し、ガタつくことのない状態に保たれている。このため、内側レール42は外側レール41内で僅かな力で摺動できる状態となっている。
なおスライドレール4では内側レール42が外側レール41から外れることを防ぐとともに、鋼球43が湾曲部から脱出するのを防ぐために、外側レール41と内側レール42とは、何れも長さ方向の両端が特異な形状にされている。例えば、図3に示したように内側レール42では端421が湾曲部へ突出するように起立されている。
スライドレール4は外側レール41を棚枠がわに固定し、内側レール42を棚板がわに固定して、棚板を棚枠に対して移動可能とする。このとき内側レール42は図4に示したように、棚板3の側面に直接固定するのが好ましいが、外側レール41は、固定板5を介して棚枠1へ固定することが好ましい。
棚板には、図4に示したように、スライドレール4と平行に延びるシャフト6を付設する。そのために、図4では、浅い箱状を呈する棚板3の側面の各かどに固定金具61が付設されている。固定金具61には、棚板3から上へ突出した部分に孔があけられ、その孔にシャフト6が通されて、シャフト6は回動可能とされている。シャフト6の両端はL字状に折曲されてハンドル62を構成している。ハンドル62によってシャフト6は回動自在とされる。
固定金具61の下部には起立片611が突設され、他方シャフト6には固定金具61の外側に位置する部分に起立片64が突設されている。起立片64は、シャフト6に対してハンドル62の延長方向に向かって突出している。起立片611と起立片64との間には、その間を引張るバネ7が付設されている。このため、シャフト6は、図4では時計方向に回転するよう付勢される。
シャフト6の長さ方向の中央部には係止片63が付設されている。係止片63は起立片64とほぼ平行に起立している。従って、係止片63は固定板5に向かってバネ7により押圧されている。
外側レール41が固定されている固定板5は、図4に示したように、外側レール41を包囲して棚枠1に固定されている。従って、固定板5はシャフト6と並んでシャフト6と平行に延びている。固定板5の長さ方向の中央部と両端には、図5に示したように、突起51、52、53及び54が付設されている。従って、棚板3が移動すると、係止片63は固定板5に沿って移動し、突起51〜54に接触することとなる。
図5に示したように、固定板5の中央部には突起51と52とが対をなして付設されており、その間に丁度係止片63を入れるだけの隙間が設けられている。しかも、突起51と52とは、内側の互いに向き合う側面を固定板5に対して直立させており、反対側に位置する外側面を端に向かってなだらかに低くなる傾斜面としている。このため、シャフト6が突起51及び52に向かって移動するときは、係止片63がバネ7に反抗してこの突起を乗り越え、その間隔内に入ることができる。ところが、係止片63が間隔内に入ると、シャフト6を回転させないと、係止片63は隙間から脱出することができない。従って、棚板は棚枠の中心に安定に確実に保持される。
図5に示したように、固定板5の両端には突起53と54とが付設されている。突起53と54とは、何れも固定板5の中央部に向く側面が固定板5に対して直立する面となり、固定板5の端に向く面がなだらかな傾斜面となっている。従って、係止片63は固定板5の端では突起53又は54によって係止され、シャフト6を回転させない限り係止を解除できない。このため棚板は棚枠から或る程度移動したところで確実に移動を停止することになる。しかし、棚板を棚枠に挿入する際には係止片63が突起53又は54を乗り越えることができるので挿入は容易である。突起53と突起54とは、棚板3の奥行の2分の1ないし3分の2の長さだけ棚板3を引き出した位置に設けることが好ましい。
固定板5は、棚枠への固定を容易にするために、図5に示したように、両端に固定片56と57を備えている。固定片56と57とは、何れも棚枠に密接する端に爪状の切り込みを入れ、爪部を僅かに反らせて、爪部とその余の部分との間に係止用隙間を設けたものである。固定片56は隙間が固定板5の長手方向に向いているが、固定片57は隙間が固定板5の幅方向に向いている。このため、固定板5は初めに固定片56を棚枠1の切欠11内に挿入し、次いで固定片57を棚枠1の切欠12内に挿入することにより、簡単に棚枠1に固定することができる。
こうして、この発明に係るスチール棚は、棚板の上に物品を載せて安定した状態で物品を収納することができ、また必要なとき、適当な側面から棚板を奥行の半分ないし3分の2の長さ引き出すだけで、物品を取り出すことができ、従ってスチール棚を転倒させるおそれがなく、安全に物品を収納することができる。
金属切削用刃物などの工作道具を収納するときは棚板として浅い箱状のものを使用することが好ましい。なぜならば浅い箱状の棚板を使用すれば、図6に示したような長方形の工具立て8を箱内に敷き詰めて各道具を衝突させることなく収納することができるからである。
工具立て8は、スチール板を横断面コの字状に折曲し、コの字の中央に位置する中央面81上に間隔をおいて複数箇の丸孔をあけ、丸孔内に合成樹脂製の円筒82を固定したものである。合成樹脂製の円筒82は、内面も外面も下ほど細くなって、途中に段部821と822が形成されている。段部821は円筒82が中央面81に固定されるためのものであり、段部822は工作道具を係止させるためのものである。
工具立て8は、幅方向を棚板3の移動方向に向けて棚板3内に隙間なく敷き詰められる。工作道具は刃先を上に向けて円筒82内に起立させておくことにより安全に収納される。
また、上述のスチール棚は、その下面の四隅にキャスターを付設してスチールワゴンにすることができる。スチールワゴンの一例を図7に示す。
図7に示したスチールワゴン9は、棚枠1内に浅い箱状の棚板3をスライドレールによって移動可能に付設して作られたスチール棚の下面に、キャスター91を付設したものである。図9では、簡単にするためにスライドレールとシャフトを省略しているが、これらは当然付設されている。
スチールワゴン9では、棚枠1にワゴンを移動させるための把手92が付設されている。また把手92の設けられた面の反対側に位置する面は、多数の小孔が穿設された平板93で構成されている。この小孔は、フックを引掛けて小物を懸吊するのに使用される。
ワゴン9の上方の棚板は、棚板3が浅い箱状とされていることを示すために、ことさら工具立てを除いた状態にされているが、実際は、下方の棚板3と同様に、工具立て8を敷き詰めて使用される。下方の棚板3は棚枠1の一側から引き出された状態にあって、工作道具を円筒82内に立てて保管する状態を示している。
従来のスチール棚の一部切欠斜視図。 この発明に係るスチール棚の斜視図。 この発明で用いるスライドレールの一部切欠斜視図。 この発明に係るスチール棚の一部切欠斜視図。 この発明で用いるシャフトと固定板との関係を示した説明図。 この発明に係るスチール棚において、棚板内に置かれる工具立ての一部切欠斜視図。 この発明に係るスチールワゴンの斜視図。
符号の説明
1 棚枠
2、3 棚板
4 スライドレール
5 固定板
6 シャフト
7 バネ
8 工具立て
9 スチールワゴン
11、12 切欠
41 外側レール
42 内側レール
43 鋼球
421 端
51、52、53、54、55 突起
56、57 固定片
61 固定金具
62 ハンドル
63 係止片
64、611 起立片
81 中央面
82 円筒
821、822 段部
91 キャスター
92 把手
93 平板

Claims (5)

  1. 直方体状の棚枠と、棚枠内に収容されている直角四辺形の棚板との間にスライドレールを付設して、棚板を棚枠内で移動可能としたスチール棚において、スライドレールとして外側レール内で内側レールが鋼球を介して接触して摺動可能とされている機構のものを用い、棚板を棚枠の対向する2つの側面から引き出せるようにし、棚板にはスライドレールと平行に延びるシャフトを回転可能に付設し、シャフトの長さ方向の中央部に係止片を突設し、棚枠にはシャフトと並んで平行に延びる固定板を設け、固定板の長さ方向の中央部と両端にそれぞれ突起を付設し、シャフトにバネを付設してバネがシャフトを回転させて係止片を突起に向かって押すように付勢しており、係止片が突起の側面に衝突して棚板の移動を抑えることを特徴とするスチール棚。
  2. 固定板の中央部に付設された突起を対向する一組の突起とし、その間に係止片を入れるだけの隙間を存在させ、突起の向き合う内側側面を固定板に対し直立させ、突起の外側へ向く側面をゆるやかな傾斜面とすることを特徴とする、請求項1に記載のスチール棚。
  3. 固定板の中央部の両側に付設された突起を何れも1個の突起で構成し、固定板の中央部に向かう各突起の側面を固定板に対し直立した面とし、固定板の端へ向かう各突起の側面をなだらかな傾斜面としたことを特徴とする、請求項1又は2に記載のスチール棚。
  4. 棚板を直角四辺形の浅い箱状にし、箱内に工具立てを入れ、工具立てを断面がコの字状のトンネル状体で構成し、コの字の中央面に孔をあけ孔内に合成樹脂製の円筒を嵌めて工具立てとし、工具の長手方向をスライドレールの延びる方向と垂直に向けて棚板内に敷き詰めることを特徴とする、請求項1−3の何れか1つの項に記載のスチール棚。
  5. 棚枠の下面の四隅にそれぞれキャスターを付設してスチール棚を移動可能としたことを特徴とする、請求項1−4の何れか1つの項に記載のスチールワゴン。
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