JP2595770B2 - フロントピラーの補強用ブレース構造 - Google Patents

フロントピラーの補強用ブレース構造

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JP2595770B2
JP2595770B2 JP2140037A JP14003790A JP2595770B2 JP 2595770 B2 JP2595770 B2 JP 2595770B2 JP 2140037 A JP2140037 A JP 2140037A JP 14003790 A JP14003790 A JP 14003790A JP 2595770 B2 JP2595770 B2 JP 2595770B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車のフロントピラーを補強するための
補強用ブレース構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、自動車において、第7図及び第8図に示すよ
うに、フロントピラー1は、ドアD用支持部材としての
ドアヒンジ2が取付けられるアウタパネル3とステアリ
ング用支持部材4が取付けられるインナパネル5とをこ
れらのパネルの両側縁部に設けた接合フランジ3a,5aで
接合して閉断面を形成してある。ドアヒンジ2及びステ
アリング用支持部材4の取付位置は、夫々、車体の略ウ
エスト部付近に位置している(類似構造として実開昭61
−198178号公報参照)。
このようなフロントピラー1においては、第8図に示
すように、その内部に補強用ブレース6等を設けてあ
る。
従来の補強用ブレース6は、上記アウタパネル3及び
インナパネル5の接合フランジ3a,5a間に挾持されて支
持される支持フランジ6aを有しているとともに、アウタ
パネル3に接合しドアヒンジ2を補強する補強面6bを有
して構成されている。補強面6bには、ドアヒンジ2固定
用のボルト(図示せず)が螺合するウエルドナット7が
設けられている。
また、フロントピラー1内には、フロントピラー1の
インナパネル5に接合し、座金8に支柱9を立設したス
テアリング用支持部材4を補強するパッチ10が設けられ
ている。パッチ10には、上記座金8固定用のボルト及び
ナット(図示せず)が螺合するウエルドナット11及びウ
エルドボルト12が設けられている。
更に、フロントピラー1内には、補強用ブレース6の
上方において、フロントピラー1のアウタパネル3及び
インナパネル5の接合フランジ3a,5a間に挾持されて支
持される支持フランジ13aを有し、フロントピラー1の
剛性を確保するレインフォース13が設けられている。
そして、これらの補強用ブレース6,パッチ10及びレイ
ンフォース13により、フロントピラー1の補強をしてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
然しながら、上述した従来の補強構造にあっては、補
強用ブレース6,パッチ10及びレインフォース13を夫々個
別に設けてあるので、製造及び組立てにおいて、夫々個
別に行なわなければならないことから、それだけ、部品
点数が多くなっているとともに作業工数も多いものにな
っており、煩雑で効率の悪いものになっているという問
題があった。
また、補強用ブレース6,パッチ10及びレインフォース
13の各部材間は非連続になっているので、剛性が急変し
てしまい、強度的にも十分とは言えないという問題もあ
った。
そこで、本発明の課題は、部品点数を減らすととも
に、剛性の向上を図る点にある。
〔課題を解決するための手段〕
このような課題を解決するための本発明の技術的手段
は、ドア用支持部材が取付けられるアウタパネルとステ
アリング用支持部材が取付けられるインナパネルとをこ
れらのパネルの両側縁部に設けた接合フランジで接合し
て閉断面を形成してなるフロントピラーの内部に設けら
れ、上記アウタパネル及びインナパネルの接合フランジ
間に挾持されて支持される支持フランジを有したフロン
トピラーの補強用ブレース構造において、アウタパネル
に接合しドア用支持部材を補強する第一の補強面と、該
第一の補強面に連設面を介して連設されインナパネルに
接合してステアリング用支持部材を補強する第二の補強
面と、第一の補強面,連設面及び第二の補強面にこれら
の上方へ向けて連設された第三の補強面とを備えて構成
され、上記第二の補強面と第三の補強面との連設部に段
差部を設け、第三の補強面の上記段差部に連続する面を
上記支持フランジと面平行な平行面に形成し、第三の補
強面を下から上に行くにしたがって徐々に平板状に形成
したものである。
〔作用〕
この手段によれば、補強用ブレースは、第一,第二,
第三の補強面が一体に成形され、組付けの際には、支持
フランジをアウタパネル及びインナパネルの接合フラン
ジ間に挾持させるだけで、第一,第二,第三の補強面が
フロントピラー内に配設される。
補強用ブレースが組付けられた状態においては、第二
の補強面と第三の補強面との連接部に設けた段差部及
び、段差部に連続する支持フランジと面平行な平行面に
よって、第三の補強面の剛性が大きなものになり、入力
する荷重に対してよく抵抗し、一方、第二の補強面につ
いても、この第二の補強面、段差部及び連設面の連結に
より第二の補強面の面剛性が確保され、ステアリング用
支持部材を強固に補強する。
また、第三の補強面は、下から上に行くにしたがって
徐々に平板状が形成してあるので、剛性の急変する部位
がなくなる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて本発明の実施例に係るフロ
ントピラーの補強用ブレース構造について詳細に説明す
る。
第1詰乃至第6詰に示すように、実施例が適用される
フロントピラー1は、上述したと同様に、ドア用支持部
材としてのドアヒンジ2が取付けられるアウタパネル3
とステアリング用支持部材4が取付けられるインナパネ
ル5とをこれらのパネルの両側縁部に設けた接合フラン
ジ3a,5aで接合して閉断面を形成してある。
実施例に係る補強用ブレース20は、フロントピラー1
の内部に設けられ、上記アウタパネル3及びインナパネ
ル5の前後の接合フランジ3a,5a間に挾持されて支持さ
れる支持フランジ20a,20bを有している。
また、補強用ブレース20は、アウタパネル3に接合し
ドア用支持部材を補強する第一の補強面21と、該第一の
補強面21に連設面22を介して連設されインナパネル5に
接合して座金8に支柱9を立設したステアリング用支持
部材4を補強する第二の補強面23と、第一の補強面21、
連設面22及び第二の補強面23に上方へ向けて連設された
第三の補強面24とを備えている。
第一の補強面21には、ドアヒンジ2固定用のボルト31
が螺合するウエルドナット7が設けられているととも
に、第二の補強面23にはステアリング用支持部材4の座
金8固定用のボルト32及びナット33が螺合するウエルド
ナット11及びウエルドボルト12が設けられている。ま
た、第一の補強面21と第二の補強面23とは、略平行にな
っており、連設面22に対して略直角に連設されている。
第三の補強面24は、第一の補強面21に連設される前部
面25と、連設面22に連設される中間面26と、第二の補強
面23に連設され第二の補強面23よりも車体外側に位置す
る後部面27とを備えている。そして第二の補強面23と第
三の補強面24の後部面27との連設部に段差部30が形成さ
れている。
また、第三の補強面24の上記段差部30に連続する後部
面27は、上記支持フランジ20aと面平行な平行面に形成
されている。
更に、第三の補強面24は、下から上に行くにしたがっ
て徐々に平板状に形成してある。即ち、第三の補強面24
は、下側との連設部付近のウエスト部Wから車体後方へ
向かって徐々に細くなりながら傾斜しており、その後部
面27は上端27aの手前で収束し、前部面25と中間面26と
の成す角度θは徐々に180度に近付いて、第6図に示す
ように、上端27aでは180度になって平板状になってい
る。
従って、この実施例に係る補強用ブレース20を製造す
るときは、プレス機等で上記の形状に成形し、ウエルド
ナット7,11及びウエルドボルト12を取付ける。この場
合、第一,第二,第三の補強面21,23,24を一体に成形で
きるので、個別に成形する場合に比較して部品点数が減
るとともに、製造工数が低減される。
次に、この補強用ブレース20を、組付けるときは、補
強用ブレース20の支持フランジ20aをフロントピラー1
のアウタパネル3及びインナパネル5の両側縁部に設け
た接合フランジ3a.5a間に溶接等で挾持する。この場
合、支持フランジ20aを挾持させるだけで第一,第二,
第三の補強面21,23,24をフロントピラー1内に配設でき
るので、個々に配設する場合に比較して工数が低減され
る。
このように組付けられた状態において、フロントピラ
ー1に荷重が作用し、特に、車体前後方向(第1図中
R)の曲げ荷重が作用しても、補強用ブレース20の第三
の補強面24の後部面27は支持フランジ20aと面平行な平
行面に形成されているので、それだけ剛性が大きなもの
になっており、上記曲げ荷重に対して良く対抗できると
ともに、しかも、第二の補強面23と第三の補強面24の後
部面27との連設部に段差部30が形成されているので、こ
の段差部30によっても剛性が大きくなるので、より一層
曲げ荷重に対抗できるのである。特に、ウエスト部Wの
剛性が大きなものになり強固になる。
更に、補強用ブレース20は、一体になっており、しか
も、第三の補強面24は、下から上に行くにしたがって徐
々に平行状に形成してあるので、剛性の急変する部位が
なく、それだけ、急変部の弱い部分が変形したりする事
態が防止され、入力する荷重に良く対抗できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のフロントピラーの補強
用ブレース構造によれば、補強用ブレースを一体に成形
したので、部品点数が減るとともに、製造工数が低減さ
れ、更に、組付け工数が低減し、製造及び組付け効率が
大幅に向上した。
また、第二の補強面と第三の補強面との連設部に段差
部を設け、第三の補強面の段差部に連続する面を支持フ
ランジと面平行な平行面に形成したので、それだけ、剛
性が大きくなり、フロントピラーの作用する荷重、特
に、車体前後方向の曲げ荷重に良く対抗でき、加えて第
二の補強面、段差部及び連設面の連結により、第二の補
強面の面剛性が確保されステアリング用支持部材の補強
が強固に行える。
更に、補強ブレースを一体にして、しかも、第三の補
強面を下から上に行くにしたがって徐々に平板状に形成
したので、剛性が急変する弱い部分がなくなり、そのた
め、一層フロントピラーの補強を確実なものにすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るフロントピラーの補強用
ブレース構造を示す分解斜視図、第2図は補強用ブレー
スを組立てた状態の第1図中II−II線断面図、第3図は
補強用ブレースを組立てた状態の第1図中III−III線断
面図、第4図は補強用ブレースを組立てた状態の第1図
中IV−IV線断面図、第5a図は補強用ブレースを組立てた
状態の第1図中V−V線断面図、第5b図は補強用ブレー
スを組立てた状態の第1図中V′−V′線断面図、第6
図は補強用ブレースを組立てた状態の第1図中VI−VI線
断面図、第7図は本発明が適用される自動車を示す斜視
図、第8図は従来のフロントピラーの補強構造の一例を
示す分解斜視図である。 1……フロントピラー 2……ドアヒンジ 3……アウタパネル 3a……接合フランジ 4……ステアリング用支持部材 5……インナパネル 5a……接合フランジ 20……補強用ブレース 20a……支持フランジ 21……第一の補強面 22……連設面 23……第二の補強面 24……第三の補強面 30……段差部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドア用支持部材が取付けられるアウタパネ
    ルとステアリング用支持部材が取付けられるインナパネ
    ルとをこれらのパネルの両側縁部に設けた接合フランジ
    で接合して閉断面を形成してなるフロントピラーの内部
    に設けられ、上記アウタパネル及びインナパネルの接合
    フランジ間に挾持されて支持される支持フランジを有し
    たフロントピラーの補強用ブレース構造において、 アウタパネルに接合しドア用支持部材を補強する第一の
    補強面と、該第一の補強面に連設面を介して連設されイ
    ンナパネルに接合してステアリング用支持部材を補強す
    る第二の補強面と、第一の補強面,連設面及び第二の補
    強面にこれらの上方へ向けて連設された第三の補強面と
    を備えて構成され、上記第二の補強面と第三の補強面と
    の連設部に段差を設け、第三の補強面の上記段差部に連
    続する面を上記支持フランジと面平行な平行面に形成
    し、第三の補強面を下から上に行くにしたがって徐々に
    平板状に形成したことを特徴とするフロントピラーの補
    強用ブレース構造。
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