JP2595139B2 - 排気ガス還流制御装置の故障検出装置 - Google Patents

排気ガス還流制御装置の故障検出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関(以下、機
関と略称する。)の排気ガスの一部を再度機関の吸気管
へ還流させる排気ガス還流(以下、EGRと略称す
る。)装置を制御するEGR制御装置の故障を検出する
故障検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のEGR制御装置は排気ガ
ス中のNOxを減少させる手段として機関に広く適用さ
れており、排圧トランスデューサ(以下、BPTと略称
する。)を用いた排圧制御方式のEGR制御装置が実用
化されている。
【0003】また、EGR制御装置の故障検出装置とし
ては、例えば特開昭62−51746号公報に記載され
たものがあり、これは、機関の定常運転状態でありかつ
EGR制御弁を開動作および閉動作させた時の機関の運
転状態検出値をそれぞれ記憶し、これら両記憶値の差か
らEGR制御装置の故障を検出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のEGR制御装置
の故障検出装置は以上のようなので、EGR制御装置の
故障診断中は機関の運転状態及び負荷状態が安定してい
なければならず、故障診断を行なう頻度が減少するなど
の課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、EGR制御装置の故障診断を行な
う頻度を増加させるとともに、EGR制御装置の故障診
断中の負荷変化による誤検出をなくすことのできるEG
R制御装置の故障検出装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のEGR制御装
置の故障検出装置は、排気ガスの還流管と、その流量を
制御するEGR制御弁と、その弁通路面積制御手段と、
運転状態検出手段と、負荷状態検出手段と、EGR制御
弁の開制御時の第1の運転状態及び負荷状態検出値を記
憶する第1の記憶手段と、EGR制御弁の閉制御時の第
2の運転状態及び負荷状態検出値を記憶する第2の記憶
手段と、第1と第2の負荷検出値の差に応じたEGR制
御装置が正常時の機関運転状態標準値の差を算出し、こ
の差に基づいて第1及び第2の運転状態検出値のいずれ
かを補正する補正手段と、補正済み及び未補正の方の運
転状態検出値同士の差値が所定範囲の内外かを比較する
ことによってEGR制御装置の故障を判定する故障判定
手段を備えたものである。
【0007】
【作用】この発明におけるEGR制御装置の故障検出装
置は、EGR制御弁を開閉した時の第1,第2の運転状
態と負荷状態を検出し、第1と第2の負荷状態の検出値
の差に応じた機関運転状態標準値の差を算出し、この差
に基づいて第1及び第2の運転状態検出値の一方を補正
手段により補正し、補正した運転状態検出値と他方の運
転状態検出値との差値が所定範囲外にあるものと故障判
定手段により判定した場合のみEGR制御装置が故障し
ていると判定する。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1はこの一実施例による装置構成を示し、
同図において、車両に搭載される周知の4サイクル火花
点火式の機関1は、燃焼用空気をエアクリーナ2、吸気
管3、スロットル弁7を介して主に吸入する。また、燃
料は図示しない燃料系から吸気管3のスロットル弁7よ
り上流側に設けられたインジェクタ5を介して供給され
る。スロットルセンサ8はスロットル弁7のスロットル
弁開度Θを検出して、Θに応じた信号を出力する。
【0009】吸気管3の下流部の吸気マニホールド部4
の入口部では吸気管3内の絶対圧力PBが圧力センサ6
によって検出される。圧力センサ6はこの吸気管圧力P
Bに応じた信号を出力する。
【0010】点火コイル12は、その一次側が電源やイ
グナイタ13の最終段のトランジスタに接続され、機関
1の各気筒毎に設けられた図示しない点火プラグに高電
圧をその二次側から供給する。
【0011】機関1の排気ガスは排気管14、有害成分
を除去する触媒コンバータ15を通して少なくともその
一部が外部に排出される。
【0012】また、排気管14に接続された還流管であ
る排気分岐管に分流した排気ガスの一部はEGR制御弁
9を経て吸気管3に流入し、機関1に還流される。
【0013】EGR負圧ポートがスロットル弁7の全閉
時にその端部より若干上流側の吸気管3部に設けられて
いる。BPT10はそのEGR負圧ポートからの負圧P
EGR と排気ガス分岐管からの排圧とを導入している。こ
のBPT10は導入圧の状態に応じて負圧PEGR 又は大
気圧をEGR制御弁9に導入する。
【0014】EGR制御弁9はダイヤフラムを含む弁と
負圧室とばねとにより構成され、BPT10は排圧室と
ダイヤフラムとダイヤフラムに対向しかつEGR負圧ポ
ート及び負圧室に連通するポートと排圧室の隣の大気圧
導入室とばねと大気圧導入用のフィルタから構成されて
いる。これらは後述のEGRソレノイド11と共に所謂
排圧制御方式のEGR装置を構成している。
【0015】また、BPT10とEGR負圧ポートとの
間にはEGRソレノイド11が設けられている。このE
GRソレノイド11は、ONした場合、BPT10にE
GR負圧ポートからの負圧PEGR を導入し、OFFした
場合、その負圧を遮断してBPT10に大気圧を導入す
る三方ソレノイドである。警告ランプ16は、EGR制
御装置の故障が検出された際、点灯して運転者にEGR
制御装置の異常を知らせるためのものである。
【0016】19はバッテリ18からキースイッチ17
を介して電力の供給を受ける制御装置で、スロットルセ
ンサ8、圧力センサ6及び点火コイル12から各信号を
受けて処理し、インジェクタ5、EGRソレノイド11
及び警告ランプ16等を駆動して制御する。
【0017】図2は図1中の制御装置19の内部構成等
を示し、同図において、マイクロコンピュータ100
は、各種の演算や判定を行なうCPU200、回転周期
計測用のカウンタ201、駆動時間計測用のタイマ20
2、アナログ入力信号をデジタル信号に変換するA/D
変換器203、ワークメモリとしてのRAM204、図
3に示したメインフローのプログラム等を格納している
ROM205、CPU200の指令信号を出力するため
の出力ポート206及びコモンバス207等から構成さ
れている。
【0018】点火コイル12の一次側からの点火信号は
第1入力インタフェイス回路101により波形整形等さ
れて割込み指令信号INTにされてマイクロコンピュー
タ100に入力される。
【0019】この割込みがかけられる毎にマイクロコン
ピュータ100のCPU200はカウンタ201の値を
読取って前回値との差から回転周期を算出する。この後
に、マイクロコンピュータ100はその回転周期から機
関回転数NEを表わす回転数データNeを算出する。ス
ロットルセンサ8や圧力センサ6からのアナログ出力信
号は第2入力インタフェイス回路102によりノイズ成
分の除去や増幅等されてA/D変換器203に与えら
れ、ここでスロットル弁開度Θを表わすスロットル弁開
度値θ(Θ∝θ)、吸気管圧力PBを表わす吸気管圧力
値Pb(PB∝Pb)の各デジタルデータに変換され
る。104は出力インタフェイス回路で、出力ポート2
06からの駆動信号を増幅等の処理を施こしてインジェ
クタ5、EGRソレノイド11、警告ランプ16等に出
力し、駆動制御する。
【0020】電源回路103はキースイッチ17のON
時にバッテリ18の電圧を定電圧にしてマイクロコンピ
ュータ100に供給し、これによりマイクロコンピュー
タ100は動作開始する。制御装置19は上記符号10
0〜104の要素から構成されている。
【0021】また、ROM205には、回転数データN
eとスロットル弁開度値θによって2次元的に区分され
たEGRなし時の吸気管圧力標準値Pbim(Ne,θ)
が2次元マップにして予め格納されている。この場合の
吸気管圧力標準値Pbim(Ne ,θ)は実験で求めた標
準的な値が設定されている。
【0022】また、図8において、曲線は回転数データ
Ne を一定にした場合のスロットル開度値θを変数とす
るEGRが無い(OFF)時の吸気管圧力標準値Pbim
(Ne ,θ)のマップを示している。EGRが有る(O
N)時の機関の各状態検出値NeON,θON,PbON
内、回転数データNeONとスロットル弁開度値θONによ
り吸気管圧力標準値Pbim1 (NeON,θON)をマップ
により求める。又、同様にEGRのOFF時の機関の各
状態検出値NeOFF ,θOFF ,PbOFF の内、NeOFF
とθOFF により吸気管圧力標準値Pbim2 (NeOFF
θOFF )をマップにより求める。但し、図8では、説明
を簡単化するために、Ne=NeON=NeOFF =一定と
した。この求まった両吸気管圧力標準値Pbim1 ,Pb
im2 の差ΔPbimは負荷が変化したため、つまりNeON
がNeOFF へ、θONがθOFF へ変化したために起きた吸
気管圧力の変化の推定値を示している。この差分ΔPb
imだけEGRのOFF時の吸気管圧力値PbOFF を負荷
変化分補正して吸気管圧力の推定値としてPbOFF ’を
求め、PbONとの差、つまり機関負荷状態がNeON,θ
ONで同じでEGRのON,OFF時の吸気管圧力の差相
当の値PbEGR を求めることができる。この差値Pb
EGR が所定範囲の内外かを判定することによりEGR装
置の故障診断をすることができる。尚、回転数データN
e及びスロットル弁開度値θが運転状態検出値に対応
し、吸気管圧力値Pbが負荷状態検出値に対応している
ことは言うまでもない。
【0023】次に図3を参照してこの一実施例の動作
(制御装置19の動作)について説明する。まず、ステ
ップS1では、既に求めた回転周期に基づいて機関回転
数NE を表わす回転数データNeを求める。ステップS
2では、吸気管圧力PBを表わす吸気管圧力値Pb,ス
ロットル弁開度Θを表わすスロットル弁開度値θ等の入
力情報を読込む。
【0024】次のステップS3では、先に求めた回転数
データNe及び先に読込んだ吸気管圧力値Pb及びスロ
ットル弁開度値θに基づいて後述以外の制御(燃料供給
の制御及び点火時期制御等でその詳細は省略する。)の
処理を行なう。
【0025】ステップS4では、先に求めた回転数デー
タNe,先に読込んだ吸気管圧力値Pb 及びスロットル
弁開度値θに基づいて図4にその詳細を示すEGRの制
御処理を行なう。
【0026】ステップS5では、先に求めた回転数デー
タNeと先に読込んだスロットル弁開度値θに基づいて
図5にその詳細を示す定常運転状態判定の処理を行な
う。
【0027】ステップS6では、先に求めた回転数デー
タNe 及び先に読込んだ吸気管圧力値Pb とスロットル
弁開度値θ、ステップS4で制御されたEGRソレノイ
ド11のON・OFF信号、ステップS5で設定された
フラグ情報に基づいて図及び図にその詳細を示すE
GR故障判定処理を行なう。ステップS6の処理後、ス
テップS1に戻って上記動作を繰返す。
【0028】次に図3中のステップS4の詳細な処理を
図4を参照して説明する。まず、ステップS401で
は、先に求めた回転数データNe,先に読込んだ吸気管
圧力値Pb等の機関の運転状態を表わす入力情報が予め
設定、記憶されたEGR制御ゾーン内か否か、即ち、機
関1の運転状態がEGRの必要なゾーン内か否かを判定
する。EGR制御ゾーン外であればステップS402に
進み、ステップS6で使用するEGR故障診断実行フラ
グをクリアする。即ち、EGR故障診断中であってもE
GR故障診断を停止させる。そして、EGRソレノイド
11をOFFし、BPT10に大気圧を導入させ、EG
R制御弁9を閉動作させ、ステップS4のEGRの制御
処理を終了する。
【0029】一方、ステップS401にてEGR制御ゾ
ーン内と判定した場合、ステップS403に進み、ステ
ップS6で使用するEGR故障診断実行フラグがセット
されているか否かを判定する。セットされていない場
合、即ち、EGR故障診断中でないと判定した場合、ス
テップS404に進み、EGRソレノイド11をONに
する。即ち、BPT10にEGR負圧ポートの圧力P
EGR を導入させ、EGR制御弁9を排圧制御させ、ステ
ップS4の処理を終了する。また、ステップS403に
てEGR故障診断実行フラグがセットされていてEGR
故障診断中と判定した場合、ステップS4の処理を終了
する。
【0030】次に図3中のステップS5の詳細な処理に
ついて図5を参照して説明する。まず、ステップS50
1では、先に求めた回転数データNeと前回求めた回転
数データと比較し、その回転数データの変化値が所定値
以内か否か即ち前回から今回迄の機関1の回転数の変化
量が所定回転数以内か否かを判定し、所定値以内でない
と判定した場合ステップS504にジャンプする。
【0031】上記所定値以内と判定した場合にはステッ
プS502に進み、先に読込んだスロットル弁開度値θ
が前回読込んだスロットル弁開度値と比較し、そのスロ
ットル弁開度値の変化量が所定値以内か否か即ち前回か
ら今回迄に変化したスロットル弁7の開度の変化量が所
定開度以内か否かを判定する。
【0032】ステップS502にて所定値以内と判定し
た場合にはステップS503に進み、また、所定値以内
でないと判定した場合にはステップS504に進む。ス
テップS503では、ステップS6で使用される定常運
転状態フラグをセットし、ステップS5の定常運転状態
処理を終了する。即ち、回転数データNe及びスロット
ル弁開度値θが所定値以内の定常運転中であると判定す
る。
【0033】また、ステップS504では、ステップS
6で使用される定常運転状態フラグをクリアし、ステッ
プS5の定常運転状態判定処理を終了する。即ち、回転
数データNe又はスロットル開度値θが変動しており、
定常運転以外であると判定する。
【0034】次に、図3中のステップS6の詳細な処理
について図6及び図7を参照して説明する。まず、ステ
ップS601では、ステップS4のEGRの制御処理
で、EGRソレノイド11がONに制御されているか否
かを判定する。ON制御ならばステップS602に進
み、ON制御でなければステップS607に進む。
【0035】ステップS602では、ステップS5で設
定された定常運転状態フラグがセットされているか否か
を判定し、セットされている場合にはステップS603
に進み、セットされていない場合には、ステップS6の
EGR故障判定処理を終了する。
【0036】ステップS603では、先に求めた回転数
データ及び先に読込んだスロットル弁開度値θと吸気管
圧力値Pb をEGRのONの時の機関1の運転状態検出
値NeON,θON,PbONとして記憶し、ステップS60
4に進む。
【0037】ステップS604では、ステップS4で使
用するEGR故障診断実行フラグをセットする。即ち、
EGRの故障診断中でEGRソレノイド11を強制的に
OFFしていることを示し、ステップS605に進ん
で、EGRソレノイド11をOFF、即ち、大気圧をB
PT10に導入させ、EGR制御弁9を強制的に閉動作
させ、ステップS6のEGR故障判定の処理を終了す
る。
【0038】一方、ステップS601での否定判定後の
ステップS607では、EGR故障診断実行フラグがセ
ットされているか否かを判定する。そのフラグがセット
されていないと判定した場合、即ち、EGRの故障診断
中でない場合は、ステップS6のEGR故障判定処理を
終了する。また、そのフラグがセットされていると判定
した場合、即ち、EGRの故障診断中である場合はステ
ップS608に進む。
【0039】ステップS608では、EGR故障診断実
行フラグがセットされた後、所定時間経過したか否かを
判定する。即ち、EGRの故障診断の為EGRソレノイ
ド11をOFFしている時間が十分であるか否かを判定
し、十分でないと判定した場合には、ステップS6のE
GR故障判定処理を終了し、十分であると判定した場合
にはステップS609に進む。
【0040】ステップS609では、先に求めた回転数
データNe,先に読込んだ吸気管圧力値Pbとスロット
ル弁開度値θをそれぞれEGR・OFF時の検出値Ne
OFF ,PbOFF ,θOFF として記憶し、ステップS61
0に進む。
【0041】ステップS610では、先に記憶したEG
Rソレノイド11のON時かつ定常運転状態時の運転状
態検出値である回転数データNeONとスロットル弁開度
値θONにより2次元マップをマッピングして吸気管圧力
標準値Pbim1 (NeON,θON)、ステップS609で
記憶した回転数データNeOFF とスロットル弁開度値θ
OFF により前記と同様に吸気管圧力標準値Pbim2 (N
OFF ,θOFF )をそれぞれ求める。そして、補正値と
して前記求まったPbim1 ,Pbim2 の差ΔPbで、ス
テップS609で記憶した吸気管圧力値PbOFF を補正
し、PbOFF ′とする。このPbOFF ′は負荷状態がN
ON,θONでEGR・OFF時の吸気管圧力値(実際に
は吸気管圧力推定値)を示している。即ち、前記に記憶
された吸気管圧力値PbONと前記で求めた吸気管圧力値
PbOFF ′は同じ負荷状態(Ne ON,θON)となる(図
8参照)。
【0042】次のステップS611では、先に記憶され
た吸気管圧力値PbONとPbOFF の補正後の吸気管圧力
値PbOFF ′の差値PbEGR を求め図7のステップS6
12に進む。この差値PbEGR は、同じ負荷状態で、E
GR・ON時の実測の吸気管圧力値PbONとEGR・O
FF時の推定した吸気管圧力値PbOFF′とのずれ量を
示す。
【0043】ステップS612では、ステップS611
にて求めた差値PbEGR が所定値で定まる範囲内の値で
あるか否かを判定し、所定範囲内の値と判定した場合に
はステップS613に進み、所定範囲内の値でないと判
定した場合にはステップS614に進む。
【0044】ステップS613では、EGR制御装置が
正常に動作しているものと判定して警告ランプ16を消
灯し、ステップS615に進む。
【0045】ステップS615では、EGRソレノイド
11をONし、ステップS616に進み、EGR故障診
断実行フラグをクリアして終了する。即ち、EGR故障
診断の終了をフラグ情報によって持たさせ、ステップS
6のEGR故障判定の処理を終了する。
【0046】一方、ステップS612にて差値PbEGR
が所定範囲外であると判定した場合の次のステップS6
14では、EGR制御装置に異常があるものと判定し、
警告ランプ16を点灯し、ステップS616に進んで前
記と同様の処理を行なう。
【0047】なお、前記実施例においては、マップを用
いたがマップの少なくとも一部を関数に置代えて関数計
算により値を求めてもよい。また、EGR・OFF時の
吸気管圧力値PbOFF ′を推定したが、EGR・OFF
時の負荷状態のEGR・ON時の吸気管圧力値を推定す
るようにしてもよい。
【0048】また、前記実施例では、EGR故障判定に
吸気管圧力値を用いたが、エアフローセンサを用いて検
出した吸入空気量値を用いてEGR故障判定を前記実施
例と同様に行なっても、前記実施例と同様な効果を奏す
る。
【0049】
【発明の効果】以上のように、この発明によればEGR
制御弁を強制的に開閉制御している故障診断中に例えば
運転者のスロットル操作、エアコン操作等の負荷変動し
た場合、負荷変動の度合いに応じて故障診断に用いる運
転状態検出値を補正するようにしたので、正確な故障検
出ができ、故障診断の頻度が増加するという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わるEGR制御装置の
故障検出装置の構成を示す図である。
【図2】図1中の制御装置の構成等を示すブロック図で
ある。
【図3】上記一実施例による制御装置の主動作を示すフ
ロー図である。
【図4】図3中のEGR制御の処理を詳細に示すフロー
図である。
【図5】図3中の定常運転状態判定の処理を詳細に示す
フロー図である。
【図6】図3中のEGRの故障判定の前部処理を詳細に
示すフロー図である。
【図7】図3中のEGRの故障判定の後部処理を詳細に
示すフロー図である。
【図8】スロットル開度値−吸気管圧力値の関係を示す
線図である。
【符号の説明】
1 機関 3 吸気管 6 圧力センサ 8 スロットルセンサ 9 EGR制御弁 10 BPT 11 EGRソレノイド 12 点火コイル 18 バッテリ 19 制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気ガスを吸気管へ還流させ
    る還流管と、この還流管に流れる排気ガスの流量を制御
    する排気ガス還流制御弁と、この排気ガス還流制御弁の
    通路面積を制御する弁通路面積制御手段と、前記内燃機
    関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記内燃
    機関の負荷状態を検出する負荷状態検出手段と、前記排
    気ガス還流制御弁の通路面積を比較的に広くするための
    制御時に前記運転状態検出手段及び負荷状態検出手段に
    より検出した第1の運転状態検出値と第1の負荷状態検
    出値を記憶する第1の記憶手段と、前記排気ガス還流制
    御弁の通路面積を比較的に狭い又は零にするための制御
    時に前記運転状態検出手段及び負荷状態検出手段により
    検出した第2の運転状態検出値と第2の負荷状態検出値
    とを記憶する第2の記憶手段と、前記第1と第2の負荷
    状態検出値の差に応じた排気ガス還流制御装置が正常時
    の機関運転状態標準値の差を算出し、この差に基づいて
    前記第1及び第2の運転状態検出値のいずれかを補正す
    る補正手段と、この補正手段により補正された運転状態
    検出値と前記第1及び第2の運転状態検出値の未補正の
    方との差値が所定範囲の内外かを比較することによって
    排気ガス還流制御装置の故障を判定する故障判定手段を
    備えた排気ガス還流制御装置の故障検出装置。
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