JP2592822Y2 - ラバーコンタクトキー構造 - Google Patents

ラバーコンタクトキー構造

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JP2592822Y2
JP2592822Y2 JP1992067067U JP6706792U JP2592822Y2 JP 2592822 Y2 JP2592822 Y2 JP 2592822Y2 JP 1992067067 U JP1992067067 U JP 1992067067U JP 6706792 U JP6706792 U JP 6706792U JP 2592822 Y2 JP2592822 Y2 JP 2592822Y2
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博司 水出
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Hioki EE Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はラバーコンタクトキー
構造に係り、さらに詳しくは、計測装置等の各種機器類
が備えるCRT等の表示画面に表示されるカーソルなど
であって、例えばX−Y方向のほか、X方向とY方向と
の二つの方向成分を演算して45度方向に移動させる場
合などに好適に用いることができるラバーコンタクトキ
ー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】計測装置等の各種機器類が備えるCRT
等の表示画面に表示されるカーソルなど(以下、カーソ
ルを例に説明する)を前後(上下)左右方向に移動させ
るために用いられる操作用のキーのなかには、プリント
配線板の必要部位を覆うシート部と、プリント配線板か
ら浮上させて押圧時に接点部がプリント配線板の所定位
置に接触するようにしたキー部とで一体形成されている
ラバーコンタクトキーと称されるものがある。
【0003】図は、このようなラバーコンタクトキー
の従来構造の一例を示すものであり、これによれば、カ
ーソルを前後(上下)左右方向に移動させるためのキー
部1,2,3,4は、それぞれの方向に対応させて計4
カ所に独立させて配設されており、いずれか一つ、例え
ば左に位置するキー部3を押すことで対応する方向、す
なわち左方向へとカーソルを移動させることができるよ
うになっている。
【0004】また、斜め方向へとカーソルを移動させた
い場合には、隣り合う二つのキー部、例えば図では上と
左とに位置する二つのキー部1,3を同時に押すことに
より斜め左上方向へと移動できるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
を用いてもカーソルを任意の方向へと移動することはで
き、しかも、キー部1,2,3,4自体もそれぞれが独
立して配置されているので見やすいものではあった。
【0006】しかし、カーソルを斜め方向へと移動させ
ようとするときには、例えば図におけるキー部1,3
を同時に押すことでカーソルを斜め左上方向へと移動さ
せることができるというように、常に隣り合う二つのキ
ー部を押さなければならず、操作的に煩雑になる不都合
があった。
【0007】また、比較的限られた狭いスペースからな
る操作パネル5に4個のキー部1,2,3,4をそれぞ
れ独立させて配置することは、それだけスペースを要す
ることになり、全体をコンパクト化する上での隘路とな
る不具合もあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、従来技術に
みられた上記課題に鑑みてなされたものであり、その構
成上の特徴は、プリント配線板上に定置されるシート部
と、シート部との間に介在させた立上げ部により自動
復元力が付与されて持ち上げられたキー部とで構成さ
れ、該キー部の底面には、その前後左右方向に距離を置
いてプリント配線板の対向板面からは離間するように配
置された計4個の接点部と、これら接点部の内側にて囲
繞される区画面内に位置してプリント配線板の対向板面
と常時接触するように配置された支点部とを具備させて
なるラバーコンタクトキーにおいて、前記支点部は、前
記区画面の面央中心部に設けられた主支点部と、該主支
点部を中心とし、かつ、各接点部との対面側に空隙部を
介在させて略円環状となって配置させた計4個の略円弧
状を呈する補助支点部とで、隣り合う二つの接点部のプ
リント配線板の対向板面への同時接触を自在にして形成
たことにある。
【0009】
【作用】このため、操作者は、キー部の底面に設けられ
ている4個の接点部の位置に相当する上面を手指で押し
下げることにより、支点部により下支えされながらキー
部を傾斜させ、この押し下げられた側に位置する接点部
をプリント配線板の対向板面へと強制的に接触させるこ
とができるので、当該接点部により規定される一定方向
へとカーソルを移動させることができる。
【0010】また、隣り合う二つの接点部の中間位置に
相当する上面を押し下げることで、主支点部と補助支点
部とからなる支点部により下支えされながらキー部を傾
斜させ、この押し下げられた側に位置する二つの接点部
をプリント配線板のそれぞれの対向板面へと同時に強制
的に接触させることができるので、これらの接点部によ
り規定されるカーソルの移動方向が合成されて所定の斜
め方向へとカーソルを移動させることができる。
【0011】しかも、支点部は、主支点部と補助支点部
とで形成されているので、キー部の中央部分を押しても
いずれかの接点部がプリント配線板の対向板面に接触す
るのを確実に阻止することができる。さらに、無意識
に、もしくは意識的にキー部に軽く触れた場合であって
も、接点部とプリント配線板の対向板面とが簡単に接触
してしまうのを阻止することができるので、カーソルの
移動操作をより確実に行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいてこの考案の実施例を説
明する。
【0013】図1は、この考案の一実施例についての縦
断面形状を示す説明図であり、図2は、ラバーコンタク
トキーの側の底面形状を示す説明図である。
【0014】これらの図によれば、その全体は、プリン
ト配線板22の所定位置に載置されるシート部12と、
シート部12との間に介在させた立上げ部14により
上面20側から押し込まれた後の自動復元力が付与され
て持ち上げられているキー部15とがシリコンゴム等の
ラバー材からなるラバーコンタクトキー11として一体
形成されている。
【0015】この場合、キー部15の形状は、図示例の
ように正方形形状を呈するもののほか、円形形状など、
適宜の平面形状を呈するものを用いることができ、その
サイズも所望に応じて適宜のものを採用することができ
る。
【0016】また、シート部12とキー部15との間に
介在してキー部15に対しクリック感とともに自動復元
力を付与している立上げ部14は、キー部15の重さな
どを考慮することで適宜の肉厚により形成されており、
しかも、シート部12の境界縁13とキー部15の底面
16側に位置する周縁17との間に45度前後の傾斜角
を付与して形成するのが好ましい。
【0017】一方、このような配置関係のもとで形成さ
れるキー部15の底面16には、その前後左右(図2で
は上下左右方向)方向に例えば等間距離を置くなど一定
距離を置くことで配置され、しかも、プリント配線板2
2の対向板面23からは離間している計4個の接点部1
8が設けられている。
【0018】この場合、上記接点部18のそれぞれは、
図示例にのようにキー部15の底面16から突出させた
円柱等の柱状突起部の突端面にカーボン塗料を塗着する
ことで形成することができるほか、キー部15の底面1
6の所定位置に導電性柱状部材を固着させることで形成
するものであってもよい。
【0019】また、このような配置関係にある各接点部
18の内側にて囲繞される区画面内には、プリント配線
板22の対向板面23と常時接触し得る突出長を有する
支点部19が配設されている。
【0020】これを図2に即して具体的に説明すれば、
支点部19は、上記区画面の面央中心部に半球体形状を
呈して設けられた主支点部19aと、該主支点部19a
を中心とし、かつ、各接点部18との対面側に空隙部2
1を介在させて略円環状となって配置させた計4個の略
円弧状を呈する補助支点部19bとで、隣り合う二つの
接点部18,18のプリント配線板22の対向板面23
への同時接触を自在にして形成されている。なお、各接
点部18の内側に隣接させてこれらの接点部18の突出
長と同等な突出長を有する予備支点部19cを設けてお
くこともできる。
【0021】この考案は、上述したようにして構成され
ているので、キー部15の底面16に設けられている4
個の接点部18の位置に対応する位置の上面20を押す
ことで、主支点部19aと補助支点部19bとからなる
支点部19により下支えさせながらキー部15を傾斜さ
せ、押し下げられた側に位置する接点部18をプリント
配線板22の対向板面23へと接触させることができる
ので、当該接点部18により規定される一定方向へとカ
ーソルを移動させることができる。
【0022】また、隣り合う二つの接点部18,18の
中間位置に対応する位置の上面20を押すことで、主支
点部19aと補助支点部19bとからなる支点部19に
より下支えさせながらキー部15を傾斜させ、押し下げ
られた側に位置する二つの接点部18,18をプリント
配線板22のそれぞれの対向板面23,23へと同時に
接触させることができるので、これら二つの接点部1
8,18により規定されるカーソルの移動方向が合成さ
れて所定の斜め方向へとカーソルを移動させることがで
きる。
【0023】しかも、支点部19は、主支点部19aと
補助支点部19bとで形成されているので、キー部15
の表面20の中央部分を押してしまうことがあっても、
いずれかの接点部18がプリント配線板22の対向板面
23に間違って接触してしまうのを確実に阻止すること
ができる。
【0024】また、無意識にもしくは意識的にキー部1
5の表面20に軽く触れた場合であっても、主支点部1
9aと補助支点部19bとで支点部19が形成されてい
ることから、接点部18とプリント配線板22の対向板
面23とが簡単に接触してしまうのを阻止することがで
きるので、カーソルの移動操作をより確実に行うことが
できる。なお、図示例のように予備支点部19cをも設
けられている場合には、より一層操作の確実性を高める
ことができる。
【0025】次に、カーソルの移動方向をキー部15の
上面20の押す位置との関係で図に従い具体的に説明
すれば、同図中に示されるの位置を押せば上方向へ
と、の位置を押せば下方向へと、の位置を押せば左
方向へと、の位置を押せば右方向へとそれぞれカーソ
ルを移動させることができる。
【0026】また、カーソルを斜め方向に移動させよう
とする場合には、の位置を押せばの方向との方向
とが合成されて斜め右上方向へと、の位置を押せば
の方向との方向とが合成されて斜め左下方向へと、
の位置を押せばの方向との方向とが合成されて斜め
左上方向へと、の位置を押せばの方向との方向と
が合成されて斜め右下方向へとそれぞれ移動させること
ができる。
【0027】
【考案の効果】以上述べたようにこの考案によれば、操
作者は、キー部の底面に設けられている4個の接点部の
いずれかの位置に相当する上面を手指で押し下げたり、
隣り合う二つの接点部の中間位置に相当する上面を押し
下げたりする一つの動作で所望する任意方向へとカーソ
ルを移動させることができるので、カーソルの移動操作
を簡便化することができる。
【0028】また、カーソルを移動操作するためのキー
部は、一つだけで済むので、限られたスペースを有効活
用することができる。
【0029】しかも、支点部は、主支点部と補助支点部
とで形成されているので、キー部の中央部分を押しても
いずれかの接点部がプリント配線板の対向板面に誤って
接触するのを確実に阻止することができる。さらに、無
意識に、もしくは意識的にキー部に軽く触れた場合であ
っても、接点部とプリント配線板の対向板面とが簡単に
接触してしまうのを阻止することができるので、カーソ
ルの移動操作をより確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す縦断面図。
【図2】 この考案の一実施例についての底面形状を示す
説明図。
【図3】 この考案におけるラバーコンタクトキーの押す
位置とカーソルの移動方向との関係を示す説明図。
【図4】 従来からあるラバーコンタクトキーの配置状況
の一例を示す平面図。
【符号の説明】
11 ラバーコンタクトキー 12 シート部 13 境界縁 14 立上げ部 15 キー部 16 底面 17 周縁 18 接点部 19 支点部 19a 主支点部 19b 補助支点部 19c 予備支点部 20 上面 21 空隙部 22 プリント配線板 23 対向板面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板上に定置されるシート部
    と、シート部との間に介在させた立上げ部により自動
    復元力が付与されて持ち上げられたキー部とで構成さ
    れ、該キー部の底面には、その前後左右方向に距離を置
    いてプリント配線板の対向板面からは離間するように配
    置された計4個の接点部と、これら接点部の内側にて囲
    繞される区画面内に位置してプリント配線板の対向板面
    と常時接触するように配置された支点部とを具備させて
    なるラバーコンタクトキーにおいて、 前記支点部は、前記区画面の面央中心部に設けられた主
    支点部と、該主支点部を中心とし、かつ、各接点部との
    対面側に空隙部を介在させて略円環状となって配置させ
    た計4個の略円弧状を呈する補助支点部とで、隣り合う
    二つの接点部のプリント配線板の対向板面への同時接触
    を自在にして形成し たことを特徴とするラバーコンタク
    トキー構造。
JP1992067067U 1992-09-01 1992-09-01 ラバーコンタクトキー構造 Expired - Lifetime JP2592822Y2 (ja)

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JPH0626132U JPH0626132U (ja) 1994-04-08
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JP3941924B2 (ja) * 2002-02-18 2007-07-11 松下電器産業株式会社 ナビゲーションスイッチ装置
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