JP2592108B2 - 背もたれ付椅子 - Google Patents
背もたれ付椅子Info
- Publication number
- JP2592108B2 JP2592108B2 JP63219171A JP21917188A JP2592108B2 JP 2592108 B2 JP2592108 B2 JP 2592108B2 JP 63219171 A JP63219171 A JP 63219171A JP 21917188 A JP21917188 A JP 21917188A JP 2592108 B2 JP2592108 B2 JP 2592108B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- backrest
- inner shell
- seat
- chair
- armrest
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 4
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 15
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 2
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 241001272720 Medialuna californiensis Species 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 230000000284 resting effect Effects 0.000 description 1
- 210000005182 tip of the tongue Anatomy 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C3/00—Chairs characterised by structural features; Chairs or stools with rotatable or vertically-adjustable seats
- A47C3/12—Chairs characterised by structural features; Chairs or stools with rotatable or vertically-adjustable seats with shell-shape seat and back-rest unit, e.g. having arm rests
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C7/00—Parts, details, or accessories of chairs or stools
- A47C7/36—Support for the head or the back
- A47C7/40—Support for the head or the back for the back
- A47C7/405—Support for the head or the back for the back with double backrests
Landscapes
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、座と背もたれとを一体に構成してなる背も
たれ付椅子に関するものである。
たれ付椅子に関するものである。
[従来の技術] 従来の背もたれ付椅子として、座対応部分及び背もた
れ対応部分を一体に成形してなる側面視L字形のインナ
ーシェルを用いて、座と背もたれとを一体に構成したも
のが知られている。このものは、座を支える支持ユニッ
トに例えばH形の座受部を設け、この座受部の前後四隅
にインナーシェルの座対応部分を止着するとともに、支
持ユニットに上方へ延出する背支杆を設け、この背支杆
にインナーシェルの背もたれ対応部分を止着するように
している。そして、インナーシェルの弾性変形ととも
に、背もたれが傾動するようになっている。
れ対応部分を一体に成形してなる側面視L字形のインナ
ーシェルを用いて、座と背もたれとを一体に構成したも
のが知られている。このものは、座を支える支持ユニッ
トに例えばH形の座受部を設け、この座受部の前後四隅
にインナーシェルの座対応部分を止着するとともに、支
持ユニットに上方へ延出する背支杆を設け、この背支杆
にインナーシェルの背もたれ対応部分を止着するように
している。そして、インナーシェルの弾性変形ととも
に、背もたれが傾動するようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このような支持構造では、座の止着部分に
無理な力が集中的に作用しやすいという問題がある。す
なわち、インナーシェルは座対応部分と背もたれ対応部
分とが一体成形してあり、座対応部分は支持ユニットの
座受部に固設されている。そして、背もたれに荷重が作
用すると、インナーシェルに生じる応力が背もたれに近
い後方側の座止着部分に集中する。このため、この部位
に亀裂等が生じ易くなり、止着状態の万全を期すことが
難しくなる。しかも、このものはインナーシェルが座止
着部分と背止着部分との間でのみ弾性変形を許容される
ため、変形領域が狭く、背もたれを傾動させた場合のク
ッション性に乏しい。
無理な力が集中的に作用しやすいという問題がある。す
なわち、インナーシェルは座対応部分と背もたれ対応部
分とが一体成形してあり、座対応部分は支持ユニットの
座受部に固設されている。そして、背もたれに荷重が作
用すると、インナーシェルに生じる応力が背もたれに近
い後方側の座止着部分に集中する。このため、この部位
に亀裂等が生じ易くなり、止着状態の万全を期すことが
難しくなる。しかも、このものはインナーシェルが座止
着部分と背止着部分との間でのみ弾性変形を許容される
ため、変形領域が狭く、背もたれを傾動させた場合のク
ッション性に乏しい。
また、この種の椅子に肘掛の付加されたものでは、背
もたれの傾動を拘束することがないように、肘掛を支持
ユニットにのみ支持させるようにしている。このため、
肘掛は止着位置で確保することのできる脚柱近傍から引
き回さなければならず、上側方へせり出した大形な外観
を余儀なくされるのが通常である。そこで、肘掛を弾性
変形可能にして座受部と背支杆とのそれぞれの外側部間
にコンパクトに架設することが有効な手段として考えら
れるが、このためには肘掛に軸を突設してこれを部分回
動可能に支承しておかなければならない。しかし、軸受
を配すためには座受部および背支杆の各々にスペースを
確保しなければならないので、結果として、肘掛自体は
コンパクトにできても、それを支承する椅子本体側にお
いて大形化を招くことになってしまう。
もたれの傾動を拘束することがないように、肘掛を支持
ユニットにのみ支持させるようにしている。このため、
肘掛は止着位置で確保することのできる脚柱近傍から引
き回さなければならず、上側方へせり出した大形な外観
を余儀なくされるのが通常である。そこで、肘掛を弾性
変形可能にして座受部と背支杆とのそれぞれの外側部間
にコンパクトに架設することが有効な手段として考えら
れるが、このためには肘掛に軸を突設してこれを部分回
動可能に支承しておかなければならない。しかし、軸受
を配すためには座受部および背支杆の各々にスペースを
確保しなければならないので、結果として、肘掛自体は
コンパクトにできても、それを支承する椅子本体側にお
いて大形化を招くことになってしまう。
さらに、この場合の不具合は大形化のみに止まらず、
インナーシェル等との関係上、互いの部品間に取付の制
約を多くし設計の自由度を狭めることになる。このた
め、肘掛のない椅子とのシェル形状等の共通化を図るこ
とが難しくなり、製造上の合理化が阻害される方向に退
歩する。また、組立順序が拘束され易く、単に座の外装
材を貼替えたい場合にも肘掛を外さなければ座を取出す
ことが出来なくなる等、保守面での不便も多くなる。
インナーシェル等との関係上、互いの部品間に取付の制
約を多くし設計の自由度を狭めることになる。このた
め、肘掛のない椅子とのシェル形状等の共通化を図るこ
とが難しくなり、製造上の合理化が阻害される方向に退
歩する。また、組立順序が拘束され易く、単に座の外装
材を貼替えたい場合にも肘掛を外さなければ座を取出す
ことが出来なくなる等、保守面での不便も多くなる。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもの
であって、インナーシェルを採用するに際して支持ユニ
ットへの止着構造の適性化を図るとともに、その構造が
同時に座り心地を向上させるような背もたれ付椅子を実
現することを主たる目的とする。また、そのような椅子
において、更に座り心地を良くするために肘掛を取付け
ることを検討し、その際に予想される上述した種々の不
具合を同時に解決しようとするものである。
であって、インナーシェルを採用するに際して支持ユニ
ットへの止着構造の適性化を図るとともに、その構造が
同時に座り心地を向上させるような背もたれ付椅子を実
現することを主たる目的とする。また、そのような椅子
において、更に座り心地を良くするために肘掛を取付け
ることを検討し、その際に予想される上述した種々の不
具合を同時に解決しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、かかる目的を達成するために、次のような
構成を採用したものである。
構成を採用したものである。
すなわち、本発明の背もたれ付椅子は、座対応部分及
び背もたれ対応部分を一体に成形してなる側面視L字形
のインナーシェルを用いて座と背もたれとを一体に構成
してなる背もたれ付椅子であって、支持ユニットに設け
た1本の前部横長ブラケットに前記インナーシェルの座
対応部分を止着するとともに、この支持ユニットから延
出させた背支杆に設けた1本の後部横長ブラケットにイ
ンナーシェルの背もたれ対応部分を止着し、前記両横長
ブラケット間においては、インナーシェルを支持ユニッ
トに止着していないことを特徴としている。
び背もたれ対応部分を一体に成形してなる側面視L字形
のインナーシェルを用いて座と背もたれとを一体に構成
してなる背もたれ付椅子であって、支持ユニットに設け
た1本の前部横長ブラケットに前記インナーシェルの座
対応部分を止着するとともに、この支持ユニットから延
出させた背支杆に設けた1本の後部横長ブラケットにイ
ンナーシェルの背もたれ対応部分を止着し、前記両横長
ブラケット間においては、インナーシェルを支持ユニッ
トに止着していないことを特徴としている。
また、この背もたれ付椅子に肘掛を取付ける場合に
は、前記両横長ブラケットの両端にそれぞれ軸を側方に
向けて突設するとともに、逆L字形に形成した弾性変形
可能な肘掛の両端に軸受を埋設しておき、肘掛の前端側
の軸受を前部横長ブラケットの軸に支承させるととも
に、肘掛の後端側の軸受を後部横長ブラケットの軸に支
承させておくことが望ましい。
は、前記両横長ブラケットの両端にそれぞれ軸を側方に
向けて突設するとともに、逆L字形に形成した弾性変形
可能な肘掛の両端に軸受を埋設しておき、肘掛の前端側
の軸受を前部横長ブラケットの軸に支承させるととも
に、肘掛の後端側の軸受を後部横長ブラケットの軸に支
承させておくことが望ましい。
この際、インナーシェルを前記両横長ブラケットに着
脱可能に止着しておき、これら両横長ブラケットの両端
に座及び背もたれの外側面に添接する折曲片を設けて、
その折曲片の外面側に前記軸を突設するようにすると更
に好都合である。
脱可能に止着しておき、これら両横長ブラケットの両端
に座及び背もたれの外側面に添接する折曲片を設けて、
その折曲片の外面側に前記軸を突設するようにすると更
に好都合である。
[作用] このような構成であれば、座止着部分をインナーシェ
ルにおいて直接応力が生じる部位から比較的距離を隔て
た位置に設定することができるので、応力の影響が真近
に及ぶ従来のものに比して、その影響は緩和される。し
たがって、適正な止着状態を確保しておくことができ
る。そして、この時の応力は、比較的広範囲に亘って許
容されたインナーシェルの変形領域において弾力的に吸
収されるので、ハンモック的な柔かい支持構造が得られ
ることになる。このため、座対応部分が四隅で止着され
ている従来のものに比して、クッション性が向上され
る。
ルにおいて直接応力が生じる部位から比較的距離を隔て
た位置に設定することができるので、応力の影響が真近
に及ぶ従来のものに比して、その影響は緩和される。し
たがって、適正な止着状態を確保しておくことができ
る。そして、この時の応力は、比較的広範囲に亘って許
容されたインナーシェルの変形領域において弾力的に吸
収されるので、ハンモック的な柔かい支持構造が得られ
ることになる。このため、座対応部分が四隅で止着され
ている従来のものに比して、クッション性が向上され
る。
また、弾性変形可能な肘掛側に軸受を埋設するように
して、支持ユニットに設けた両横長ブラケットからは軸
だけを突設するようにすれば、軸受を設けるためのスペ
ースを椅子本体側に確保する必要がなくなる。これによ
り、肘掛の採用に際して設計の自由度に殆ど影響を及さ
ずに済むことになる。この場合、肘掛は少なくとも軸受
を設ける分だけ椅子本体から側方に突出することになる
が、肘掛は本来的にそのような位置に配されるべきもの
であり、このものは肘掛の両端付根部分を単に有効利用
したことであるに過ぎない。
して、支持ユニットに設けた両横長ブラケットからは軸
だけを突設するようにすれば、軸受を設けるためのスペ
ースを椅子本体側に確保する必要がなくなる。これによ
り、肘掛の採用に際して設計の自由度に殆ど影響を及さ
ずに済むことになる。この場合、肘掛は少なくとも軸受
を設ける分だけ椅子本体から側方に突出することになる
が、肘掛は本来的にそのような位置に配されるべきもの
であり、このものは肘掛の両端付根部分を単に有効利用
したことであるに過ぎない。
しかもこの場合に、前述した軸が折曲片とともに座お
よび背もたれの両側面よりも外側に突設されるようにす
ることによって、肘掛を取付けた際に座や背もたれの着
脱空間が侵されることを回避できるので、互いに組立順
序を拘束せずに済む。
よび背もたれの両側面よりも外側に突設されるようにす
ることによって、肘掛を取付けた際に座や背もたれの着
脱空間が侵されることを回避できるので、互いに組立順
序を拘束せずに済む。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
この背もたれ付椅子は、第1図に示すように、支持ユ
ニット1上に、インナーシェル2とアウターシェル3を
用いて一体に構成した座4及び背もたれ5を配設してな
る。
ニット1上に、インナーシェル2とアウターシェル3を
用いて一体に構成した座4及び背もたれ5を配設してな
る。
支持ユニット1は、第1図に示すように、ベース11と
脚柱12と支持基部13と天秤部材101と座受枠105とを主要
な構成要素として具備してなるものである。すなわち、
支持ユニット1は、中心ボス部11aの外周に5本の脚羽
根11bを放射状に突設してなるベース11と、このベース1
1の中心ボス部11aに立設した脚柱12と、この脚柱12の上
端に連設した支持基部13とを具備し、支持基部13の両側
には天秤部材101が取り付けられ、かつその上には座受
枠105を設けて構成するものである。具体的には、支持
基部13は、例えば、アルミダイキャスト製のもので、第
2図及び第3図に示すように、前後に伸びる底壁13a
と、この底壁13aの左右両側縁に立設した側壁13bとを備
えている。そして、この支持基部13の両側壁13bに天秤
部材101をそれぞれ軸着している。天秤部材101は、前後
に伸びる細長板状のもので、その中間部を軸102を介し
て前記支持基部13に回動可能に軸着している。そして、
左右の天秤部材101の後端同士は連結金具103により剛着
されており、その連結部分から背支杆104を後上方に向
けて延出させている。また、前記支持基部13の上には、
座受枠105が配設してある。座受枠105は、第2図及び第
5図に示すように、枠状の天板105aと、この天板105aの
左右両側縁から垂下させた側板105bとを具備してなるも
ので、その両側板105bの前端部を、前リンクメンバ106
を介して前記支持基部13の両側壁13bの前端部に連結す
るとともに、両側板105bの後端部を後リンクメンバ107
を介して前記両天秤部材101の後端部に接続している。
すなわち、これら両側板105aの前端部に左右の前リンク
メンバ106の上枢着端を軸108を介して枢着するととも
に、これら両前リンクメンバ106の下枢着端を前記支持
基部13の側壁13bに軸109を介して枢着している。また、
座受枠105の両側板105bの後端部に左右の後リンクメン
バ107の上枢着端を軸111を介して枢着するともに、これ
ら両後リンクメンバ107の下枢着端を前記天秤部材101の
後端部に軸112を介して枢着している。そして、前記両
天秤部材101の前端部に前後に伸びる長孔113をそれぞれ
設け、その長孔113を前記前リンクメンバ106の後枢着点
に設けた軸110に摺回動可能に連設している。なお、前
記支持基部13の側壁中間部には中間軸114を架設し、こ
の中間軸114と前記軸108との間に主スプリング115を張
設して、前記座受枠105を後方に弾性付勢している。ま
た、前記軸109には補助スプリング116を巻装し、の補助
スプリング116により前記座受枠105を同一方向に付勢し
得るようにしている。補助スプリング116の一端は、ス
プリング力調節機構117により係止されており、その係
止位置を変更することによって、前記補助スプリング11
6による付勢力を調節することができるようにしてい
る。
脚柱12と支持基部13と天秤部材101と座受枠105とを主要
な構成要素として具備してなるものである。すなわち、
支持ユニット1は、中心ボス部11aの外周に5本の脚羽
根11bを放射状に突設してなるベース11と、このベース1
1の中心ボス部11aに立設した脚柱12と、この脚柱12の上
端に連設した支持基部13とを具備し、支持基部13の両側
には天秤部材101が取り付けられ、かつその上には座受
枠105を設けて構成するものである。具体的には、支持
基部13は、例えば、アルミダイキャスト製のもので、第
2図及び第3図に示すように、前後に伸びる底壁13a
と、この底壁13aの左右両側縁に立設した側壁13bとを備
えている。そして、この支持基部13の両側壁13bに天秤
部材101をそれぞれ軸着している。天秤部材101は、前後
に伸びる細長板状のもので、その中間部を軸102を介し
て前記支持基部13に回動可能に軸着している。そして、
左右の天秤部材101の後端同士は連結金具103により剛着
されており、その連結部分から背支杆104を後上方に向
けて延出させている。また、前記支持基部13の上には、
座受枠105が配設してある。座受枠105は、第2図及び第
5図に示すように、枠状の天板105aと、この天板105aの
左右両側縁から垂下させた側板105bとを具備してなるも
ので、その両側板105bの前端部を、前リンクメンバ106
を介して前記支持基部13の両側壁13bの前端部に連結す
るとともに、両側板105bの後端部を後リンクメンバ107
を介して前記両天秤部材101の後端部に接続している。
すなわち、これら両側板105aの前端部に左右の前リンク
メンバ106の上枢着端を軸108を介して枢着するととも
に、これら両前リンクメンバ106の下枢着端を前記支持
基部13の側壁13bに軸109を介して枢着している。また、
座受枠105の両側板105bの後端部に左右の後リンクメン
バ107の上枢着端を軸111を介して枢着するともに、これ
ら両後リンクメンバ107の下枢着端を前記天秤部材101の
後端部に軸112を介して枢着している。そして、前記両
天秤部材101の前端部に前後に伸びる長孔113をそれぞれ
設け、その長孔113を前記前リンクメンバ106の後枢着点
に設けた軸110に摺回動可能に連設している。なお、前
記支持基部13の側壁中間部には中間軸114を架設し、こ
の中間軸114と前記軸108との間に主スプリング115を張
設して、前記座受枠105を後方に弾性付勢している。ま
た、前記軸109には補助スプリング116を巻装し、の補助
スプリング116により前記座受枠105を同一方向に付勢し
得るようにしている。補助スプリング116の一端は、ス
プリング力調節機構117により係止されており、その係
止位置を変更することによって、前記補助スプリング11
6による付勢力を調節することができるようにしてい
る。
そして、第5図に示すように、支持ユニット1の一部
を構成する前記座受枠105の前端部に1本の前部横長ブ
ラケット118を固設するとともに、前記背支杆104の上端
に1本の後部横長ブラケット119を固設し、これら両横
長ブラケット118、119に前記インナーシェル2を取着す
るようにしている。
を構成する前記座受枠105の前端部に1本の前部横長ブ
ラケット118を固設するとともに、前記背支杆104の上端
に1本の後部横長ブラケット119を固設し、これら両横
長ブラケット118、119に前記インナーシェル2を取着す
るようにしている。
インナーシェル2は、第2図〜第5図に示すように、
座対応部分21と、背もたれ対応部分22とを一体に成形し
てなる側面視L字形のもので、ポリプロピレン等の弾性
変形可能な合成樹脂により作られている。座対応部分21
は、左右両側縁部及び中央部分が若干持ち上がった形状
をなしており、両側縁近傍部の前寄り部分にナット23を
固設してある。そして、前記横長ブラケット118の両端
近傍部を貫通させて前記ナット23に螺着したボルト24に
より、このインナーシェル2の座対応部分21を座受枠10
5に取着している。背もたれ対応部分22は、左右両側縁2
2aが前出する方向に若干湾曲した形状をなしており、い
わゆる背もたれ点と略同一高さ位置における両側縁近傍
部22dにナット26を固設してある。そして、前記横流ブ
ラケット119の両端近傍部を貫通させたボルト27を前記
ナット26に螺着することにより、このインナーシェル2
の背もたれ対応部分22を背支杆104に取着している。そ
して、両横長ブラケット118、119間においては、インナ
ーシェル2を支持ユニット1側に止着しないようにして
いる。なお、この実施例のものは、インナーシェル2の
中央部前寄り部分にもナットが固設してあり、座受枠10
5の前端部を貫通させてそのナット25に螺着した図示し
ない補助ボルトによりインナーシェルの取付強度を高め
ている。また、このインナーシェル2の座対応部分21と
背もたれ対応部分22との境界部分28は、左右両側縁28a
が前出する方向の湾曲度合を略零に設定してあり、側面
視半円弧状をなして後方に膨出するように湾曲させてあ
る。そして、この境界部分28に、上下に伸びる2本の平
行なスリット29を設けている。これら両スリット29の下
端29a側は座対応部分21の後部にまで伸びているととも
に、上端29b側は背もたれ対応部分22の背もたれ点より
も高い位置にまで延出しており、これら両スリット29間
に位置する部分22bは前方へせり出している。
座対応部分21と、背もたれ対応部分22とを一体に成形し
てなる側面視L字形のもので、ポリプロピレン等の弾性
変形可能な合成樹脂により作られている。座対応部分21
は、左右両側縁部及び中央部分が若干持ち上がった形状
をなしており、両側縁近傍部の前寄り部分にナット23を
固設してある。そして、前記横長ブラケット118の両端
近傍部を貫通させて前記ナット23に螺着したボルト24に
より、このインナーシェル2の座対応部分21を座受枠10
5に取着している。背もたれ対応部分22は、左右両側縁2
2aが前出する方向に若干湾曲した形状をなしており、い
わゆる背もたれ点と略同一高さ位置における両側縁近傍
部22dにナット26を固設してある。そして、前記横流ブ
ラケット119の両端近傍部を貫通させたボルト27を前記
ナット26に螺着することにより、このインナーシェル2
の背もたれ対応部分22を背支杆104に取着している。そ
して、両横長ブラケット118、119間においては、インナ
ーシェル2を支持ユニット1側に止着しないようにして
いる。なお、この実施例のものは、インナーシェル2の
中央部前寄り部分にもナットが固設してあり、座受枠10
5の前端部を貫通させてそのナット25に螺着した図示し
ない補助ボルトによりインナーシェルの取付強度を高め
ている。また、このインナーシェル2の座対応部分21と
背もたれ対応部分22との境界部分28は、左右両側縁28a
が前出する方向の湾曲度合を略零に設定してあり、側面
視半円弧状をなして後方に膨出するように湾曲させてあ
る。そして、この境界部分28に、上下に伸びる2本の平
行なスリット29を設けている。これら両スリット29の下
端29a側は座対応部分21の後部にまで伸びているととも
に、上端29b側は背もたれ対応部分22の背もたれ点より
も高い位置にまで延出しており、これら両スリット29間
に位置する部分22bは前方へせり出している。
一方、アウターシェル3は、第1図〜第4図に示すよ
うに、座対応部分31と、背もたれ対応部分32とを一体に
成形してなる側面視L字形のもので、ポリプロピレン等
の弾性変形可能な合成樹脂により作られている。座対応
部分31は、球面的に下方に膨出する形状をなしており、
その中央部には前後に長い矩形の開口部33を備えてい
る。背もたれ対応部分32は、左右両側縁32aが前出する
方向に湾曲した形状をなしており、その上端32cから背
もたれ点に近づくにしたがって、その湾曲度合が大きく
なるように設定してある。そして、アウターシェル3の
背もたれ点付近の湾曲度合は、同一横断面位置における
インナーシェル2の湾曲度合よりも大きくしてある。な
お、このアウターシェル3の座対応部分31と背もたれ対
応部分32との境界部分34は、左右両側縁34aが前出する
方向の湾曲度合は略零に設定してあり、側面視半円弧状
をなして後方に膨出するように湾曲させてある。そし
て、このアウターシェル3における背もたれ対応部分32
の基端近傍部分34a、すなわち、前記境界部分34の上部
を、インナーシェル2における背もたれ対応部分22の基
端近傍部分、すなわち、前記境界部分28の上部に接近さ
せている。
うに、座対応部分31と、背もたれ対応部分32とを一体に
成形してなる側面視L字形のもので、ポリプロピレン等
の弾性変形可能な合成樹脂により作られている。座対応
部分31は、球面的に下方に膨出する形状をなしており、
その中央部には前後に長い矩形の開口部33を備えてい
る。背もたれ対応部分32は、左右両側縁32aが前出する
方向に湾曲した形状をなしており、その上端32cから背
もたれ点に近づくにしたがって、その湾曲度合が大きく
なるように設定してある。そして、アウターシェル3の
背もたれ点付近の湾曲度合は、同一横断面位置における
インナーシェル2の湾曲度合よりも大きくしてある。な
お、このアウターシェル3の座対応部分31と背もたれ対
応部分32との境界部分34は、左右両側縁34aが前出する
方向の湾曲度合は略零に設定してあり、側面視半円弧状
をなして後方に膨出するように湾曲させてある。そし
て、このアウターシェル3における背もたれ対応部分32
の基端近傍部分34a、すなわち、前記境界部分34の上部
を、インナーシェル2における背もたれ対応部分22の基
端近傍部分、すなわち、前記境界部分28の上部に接近さ
せている。
アウターシェル3のインナーシェル2に対する取付構
造は次のようである。まず、アウターシェル3の座対応
部分31の前縁近傍部及び側縁近傍部は、インナーシェル
2の前縁近傍部及び側縁近傍部に外部から取外し可能に
ねじ止めしてある。アウターシェル3の境界部分34はイ
ンナーシェル2の境界部分28に接続していない。アウタ
ーシェル3の背もたれ対応部分32の側縁近傍部32c及び
上縁近傍部32dは、爪による係合構造を採っている。具
体的には、第4図に示すように、アウターシェル3の側
縁近傍部32cに側面視L字形に屈曲する上向爪301と、内
側にアンダーカット部を有した第1の内向爪302と、同
じく内側にアンダーカット部を有した第2の内向爪303
とを、下から順に所定間隔で突設するとともに、上縁近
傍部32dに下側にアンダーカット部を有した下向爪304を
一体に突設している。また、インナーシェル2の前記各
爪301、302、303、304に対応する部位に、係合孔201、2
02、203、204を穿設している。そして、前記上向爪301
を対応する係合孔201の上縁部に所要量上下方向に移動
可能に係合させるとともに、前記両内向爪302、303を対
応する係合孔202、203の開口縁内寄部分202a、203aに、
また、前記下向爪304を対応する係合孔204の開口縁下寄
部分204aにそれぞれ部材の弾性変形を利用して係合させ
ている。なお、第1の内向爪302は、第9図及び第10図
に示すように、上下方向に伸びる直壁状のもので、それ
に対応する係合孔202の開口縁内寄部分202aは、直線状
に形成してあり、係合状態においても、前記内向爪302
が係合孔202に対して上下方向に摺動し得るようにして
ある。そして、前記係合孔202の開口縁外寄部分202bか
ら厚み方向に変形可能な舌片202cを一体に突設し、その
舌片202cの自由端202dを開口縁内寄部分202aに係合する
前記内向爪302の外面に当接させている。第2の内向爪3
03は、第6図及び第7図に示すように、下向爪304と同
様な半月形をなすものであるが、この第2の内向爪303
も係合状態において、若干上下方向に移動し得るように
係合孔203の寸法が設定してある。これらの爪301、30
2、303、304と対応する各係合孔201、202、203、204と
の係合深さ及び係合方向は、通常の使用状態においては
外れることがないように設定してあるが、外部から離脱
操作を加えることによって、その係合状態を解除するこ
とができるようになっている。すなわち、まず、下向爪
304及び第2の内向爪303については、第8図に示すよう
に、ねじ回し等の剛性を有するロッドAをインナーシェ
ル2の上縁22c又は側縁22aとアウターシェル3の上縁32
b又は側縁32aとの間に挿入して、そのアウターシェル3
の上縁部又は側縁部を後方へこじるようにして弾性変形
させると、対応する下向爪304又は内向爪303が顎を上げ
るように偏向して係合孔204、203から外れる。一方、第
1の内向爪302については、第11図に示すように、ねじ
回し等の剛性を有するロッドAを、インナーシェル2の
側縁22aとアウターシェル3の側縁32aとの間から挿入し
て、その先端を舌片202cの先端近傍に当接させる。その
状態で、前記アウターシェル3の側縁22aを支点にし
て、前記ロッドAを後方へ回動操作すると、そのロッド
Aの先端が舌片202cの前方へ押圧することになり、この
舌片202cが厚み方向に変形してその自由端202dが内向爪
302に当接し得ない位置にまで移動する。その瞬間に、
前記内向爪302がアウターシェル3の変形に応じて顎を
上げるように偏向し、係合孔202から外れる。以上のよ
うにして、インナーシェル2にアウターシェル3が着脱
可能に取着されている。
造は次のようである。まず、アウターシェル3の座対応
部分31の前縁近傍部及び側縁近傍部は、インナーシェル
2の前縁近傍部及び側縁近傍部に外部から取外し可能に
ねじ止めしてある。アウターシェル3の境界部分34はイ
ンナーシェル2の境界部分28に接続していない。アウタ
ーシェル3の背もたれ対応部分32の側縁近傍部32c及び
上縁近傍部32dは、爪による係合構造を採っている。具
体的には、第4図に示すように、アウターシェル3の側
縁近傍部32cに側面視L字形に屈曲する上向爪301と、内
側にアンダーカット部を有した第1の内向爪302と、同
じく内側にアンダーカット部を有した第2の内向爪303
とを、下から順に所定間隔で突設するとともに、上縁近
傍部32dに下側にアンダーカット部を有した下向爪304を
一体に突設している。また、インナーシェル2の前記各
爪301、302、303、304に対応する部位に、係合孔201、2
02、203、204を穿設している。そして、前記上向爪301
を対応する係合孔201の上縁部に所要量上下方向に移動
可能に係合させるとともに、前記両内向爪302、303を対
応する係合孔202、203の開口縁内寄部分202a、203aに、
また、前記下向爪304を対応する係合孔204の開口縁下寄
部分204aにそれぞれ部材の弾性変形を利用して係合させ
ている。なお、第1の内向爪302は、第9図及び第10図
に示すように、上下方向に伸びる直壁状のもので、それ
に対応する係合孔202の開口縁内寄部分202aは、直線状
に形成してあり、係合状態においても、前記内向爪302
が係合孔202に対して上下方向に摺動し得るようにして
ある。そして、前記係合孔202の開口縁外寄部分202bか
ら厚み方向に変形可能な舌片202cを一体に突設し、その
舌片202cの自由端202dを開口縁内寄部分202aに係合する
前記内向爪302の外面に当接させている。第2の内向爪3
03は、第6図及び第7図に示すように、下向爪304と同
様な半月形をなすものであるが、この第2の内向爪303
も係合状態において、若干上下方向に移動し得るように
係合孔203の寸法が設定してある。これらの爪301、30
2、303、304と対応する各係合孔201、202、203、204と
の係合深さ及び係合方向は、通常の使用状態においては
外れることがないように設定してあるが、外部から離脱
操作を加えることによって、その係合状態を解除するこ
とができるようになっている。すなわち、まず、下向爪
304及び第2の内向爪303については、第8図に示すよう
に、ねじ回し等の剛性を有するロッドAをインナーシェ
ル2の上縁22c又は側縁22aとアウターシェル3の上縁32
b又は側縁32aとの間に挿入して、そのアウターシェル3
の上縁部又は側縁部を後方へこじるようにして弾性変形
させると、対応する下向爪304又は内向爪303が顎を上げ
るように偏向して係合孔204、203から外れる。一方、第
1の内向爪302については、第11図に示すように、ねじ
回し等の剛性を有するロッドAを、インナーシェル2の
側縁22aとアウターシェル3の側縁32aとの間から挿入し
て、その先端を舌片202cの先端近傍に当接させる。その
状態で、前記アウターシェル3の側縁22aを支点にし
て、前記ロッドAを後方へ回動操作すると、そのロッド
Aの先端が舌片202cの前方へ押圧することになり、この
舌片202cが厚み方向に変形してその自由端202dが内向爪
302に当接し得ない位置にまで移動する。その瞬間に、
前記内向爪302がアウターシェル3の変形に応じて顎を
上げるように偏向し、係合孔202から外れる。以上のよ
うにして、インナーシェル2にアウターシェル3が着脱
可能に取着されている。
このような構成の背もたれ付椅子において、本実施例
ではさらに、前記両横長ブラケット118、119の両端間に
逆L字形に形成した弾性変形可能な肘掛9を架設するよ
うにしている。すなわち、第5図に示すように、両横長
ブラケット118、119の両端からそれぞれ軸118a、119aを
側方に向けて突設するとともに、肘掛9の両端には軸受
91、92を埋設している。そして、肘掛9の前端側の軸受
91を弾性体91aを介して全部横長ブラケット118の軸118a
に支承させるとともに、肘掛9の後端側の軸受92を弾性
体92aを介して後部横長ブラケット119の軸119aに支承さ
せている。これらの軸118a、119aは、両横長ブラケット
118、119の両端に固設したL字形をなす折曲片118b、11
9bの、折曲げた部分の外面にそれぞれ取着してある。両
折曲片118b、119bは、インナーシェル2を取付けた場合
に、該インナーシェル2に設けた切欠部分21e、22eから
それらの折曲部分が前面側に表出し得るように設定して
ある。そして、これらの折曲部分が座4および背もたれ
5の外側面を形成するクッション材7に添接するように
なっている。
ではさらに、前記両横長ブラケット118、119の両端間に
逆L字形に形成した弾性変形可能な肘掛9を架設するよ
うにしている。すなわち、第5図に示すように、両横長
ブラケット118、119の両端からそれぞれ軸118a、119aを
側方に向けて突設するとともに、肘掛9の両端には軸受
91、92を埋設している。そして、肘掛9の前端側の軸受
91を弾性体91aを介して全部横長ブラケット118の軸118a
に支承させるとともに、肘掛9の後端側の軸受92を弾性
体92aを介して後部横長ブラケット119の軸119aに支承さ
せている。これらの軸118a、119aは、両横長ブラケット
118、119の両端に固設したL字形をなす折曲片118b、11
9bの、折曲げた部分の外面にそれぞれ取着してある。両
折曲片118b、119bは、インナーシェル2を取付けた場合
に、該インナーシェル2に設けた切欠部分21e、22eから
それらの折曲部分が前面側に表出し得るように設定して
ある。そして、これらの折曲部分が座4および背もたれ
5の外側面を形成するクッション材7に添接するように
なっている。
すなわち、前記インナーシェル2の前面側にはクッシ
ョン材7を介して外装材8が張設してあり、外装材8の
周縁部をインナーシェル2の背面側に導いて、図示しな
いタッカ等により止着してある。
ョン材7を介して外装材8が張設してあり、外装材8の
周縁部をインナーシェル2の背面側に導いて、図示しな
いタッカ等により止着してある。
次いで、この椅子の作動を説明する。
第1図及び第2図の実線に示す基準姿勢においては、
背もたれ5が起立し、且つ、座4が最後退位置に保持さ
れている。この基準姿勢は、執務等を行うのに適してい
る。この基準姿勢から使用者が、その背中で前記背もた
れ5を後方に押圧操作すると、この背もたれ5ととも
に、天秤部材101が支点をなす軸102を中心にして後方に
回動する。その結果、その天秤部材101の前端部が上動
し、前リンクメンバ106が前方へ回動させられる。それ
により座受枠105が前動し、天秤部材101の後端に支持さ
れた後リンクメンバ107も前方へ回動する。この際、後
リンクメンバ107の回動によりその上枢着点の軸111が上
昇する度合いよりも、後リンクメンバ107全体が天秤部
材101の回動に伴って降下する度合いが大きく設定して
あるので、座4は見掛上、後端部を徐々に沈下させつつ
前動して、第2図に想像線で示す休息姿勢に至ることに
なる。そして、肘掛9は両端の軸受91、92内においてそ
れぞれ軸118a、119aを回動させつつ弾力的に変形しなが
ら、座4と背もたれ5の動きに追従する。
背もたれ5が起立し、且つ、座4が最後退位置に保持さ
れている。この基準姿勢は、執務等を行うのに適してい
る。この基準姿勢から使用者が、その背中で前記背もた
れ5を後方に押圧操作すると、この背もたれ5ととも
に、天秤部材101が支点をなす軸102を中心にして後方に
回動する。その結果、その天秤部材101の前端部が上動
し、前リンクメンバ106が前方へ回動させられる。それ
により座受枠105が前動し、天秤部材101の後端に支持さ
れた後リンクメンバ107も前方へ回動する。この際、後
リンクメンバ107の回動によりその上枢着点の軸111が上
昇する度合いよりも、後リンクメンバ107全体が天秤部
材101の回動に伴って降下する度合いが大きく設定して
あるので、座4は見掛上、後端部を徐々に沈下させつつ
前動して、第2図に想像線で示す休息姿勢に至ることに
なる。そして、肘掛9は両端の軸受91、92内においてそ
れぞれ軸118a、119aを回動させつつ弾力的に変形しなが
ら、座4と背もたれ5の動きに追従する。
しかして、このような構成であれば、ナット23を埋設
してなる座止着部分が、インナーシェル2上において直
接応力が生じる境界部分28付近から比較的距離を隔てた
位置に在るため、応力の影響が真近に及ぶ従来のものに
比して、その影響は比較的緩和される。したがって、適
正な止着状態を確保しておくことができる。そして、こ
の時の応力は、ナット23とナット26の間の比較的広範囲
に亘って許容されたインナーシェル2の変形領域におい
て弾力的に吸収されるので、ハンモック的な柔かい支持
構造が得られることになる。このため、座対応部分21が
四隅で止着されている従来のものに比して、クッション
性が向上される。
してなる座止着部分が、インナーシェル2上において直
接応力が生じる境界部分28付近から比較的距離を隔てた
位置に在るため、応力の影響が真近に及ぶ従来のものに
比して、その影響は比較的緩和される。したがって、適
正な止着状態を確保しておくことができる。そして、こ
の時の応力は、ナット23とナット26の間の比較的広範囲
に亘って許容されたインナーシェル2の変形領域におい
て弾力的に吸収されるので、ハンモック的な柔かい支持
構造が得られることになる。このため、座対応部分21が
四隅で止着されている従来のものに比して、クッション
性が向上される。
また、肘掛9に軸受91、92を設けているので、両横長
ブラケット118、119に軸118a、119aだけを突設すれば、
これを支承するに足りる。したがって、軸受を設ける程
のスペースを椅子本体側に確保する必要がなくなる。こ
れにより、肘掛9の採用に際して、インナーシェル2の
形状を大幅に変更しなければならなくなるような事態を
招来することは回避できる。この場合、肘掛9側が軸受
91、92を設ける分だけ大形化して椅子本体から側方に突
出することにはなるが、肘掛9は本来的にそのような位
置に配されるべきものであり、このものはその両端付根
部分を単に有効利用したものであるに過ぎない。
ブラケット118、119に軸118a、119aだけを突設すれば、
これを支承するに足りる。したがって、軸受を設ける程
のスペースを椅子本体側に確保する必要がなくなる。こ
れにより、肘掛9の採用に際して、インナーシェル2の
形状を大幅に変更しなければならなくなるような事態を
招来することは回避できる。この場合、肘掛9側が軸受
91、92を設ける分だけ大形化して椅子本体から側方に突
出することにはなるが、肘掛9は本来的にそのような位
置に配されるべきものであり、このものはその両端付根
部分を単に有効利用したものであるに過ぎない。
しかもこの場合に、前述した軸91、92を折曲片118b、
119b等とともに座4および背もたれ5の両側面よりも外
側に配設しているので、クッション材7を取着してなる
インナーシェル2を取付位置に対し着脱する際に、それ
らに妨害されて着脱不能になるということがなく、アウ
ターシェル3さえ外せば、肘掛9を取着した状態のまま
で作業を行い得る。したがって、外装材8の貼替えや支
持基部13内の点検を行う場合等に特に好都合なものとな
る。
119b等とともに座4および背もたれ5の両側面よりも外
側に配設しているので、クッション材7を取着してなる
インナーシェル2を取付位置に対し着脱する際に、それ
らに妨害されて着脱不能になるということがなく、アウ
ターシェル3さえ外せば、肘掛9を取着した状態のまま
で作業を行い得る。したがって、外装材8の貼替えや支
持基部13内の点検を行う場合等に特に好都合なものとな
る。
以上、本発明の一実施例について説明したが、各部の
断面形状等は図示実施例のものに限定されず、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
断面形状等は図示実施例のものに限定されず、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
[発明の効果] 本発明は、インナーシェルの座対応部分を該インナー
シェルに応力が生じる部位から比較的距離を隔てた位置
に止着した構成により、インナーシェルの支持ユニット
への止着構造を適正化して荷重に対する耐度を向上させ
ることができる。しかも、その構造によるとインナーシ
ェルの変形領域が比較的広範囲に亘って確保されるた
め、同時にクッション性が向上されてハンモック的な良
好な座り心地が得られるものとなる。
シェルに応力が生じる部位から比較的距離を隔てた位置
に止着した構成により、インナーシェルの支持ユニット
への止着構造を適正化して荷重に対する耐度を向上させ
ることができる。しかも、その構造によるとインナーシ
ェルの変形領域が比較的広範囲に亘って確保されるた
め、同時にクッション性が向上されてハンモック的な良
好な座り心地が得られるものとなる。
また、肘掛を採用する場合に、軸受を肘掛の両端に埋
設して両横長ブラケットから突設した軸に支承させるよ
うにすると、椅子本体側においても肘掛側においても別
段にスペースを確保する必要がないので、大形化を伴わ
ずしてコンパクトな取付構造が可能となり、肘掛がない
ものとのシェル形状等の共通化を図る上での阻害要因と
なることもない。この際、両横長ブラケットに、座およ
び背もたれの外側に添接し得るL字形の折曲片を設け、
この折曲片を介して軸をその外面側に突設するようにす
ると、肘掛を外さずに座や背もたれだけを取外すことが
可能となり、外装材の貼替え作業等に便利なものとな
る。
設して両横長ブラケットから突設した軸に支承させるよ
うにすると、椅子本体側においても肘掛側においても別
段にスペースを確保する必要がないので、大形化を伴わ
ずしてコンパクトな取付構造が可能となり、肘掛がない
ものとのシェル形状等の共通化を図る上での阻害要因と
なることもない。この際、両横長ブラケットに、座およ
び背もたれの外側に添接し得るL字形の折曲片を設け、
この折曲片を介して軸をその外面側に突設するようにす
ると、肘掛を外さずに座や背もたれだけを取外すことが
可能となり、外装材の貼替え作業等に便利なものとな
る。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は一部切欠した
側面図、第2図は内部を示す側断面図、第3図は一部を
省略した平断面図、第4図及び第5図は分解斜視図、第
6図はインナーシェルの上縁近傍部を示す部分正面図、
第7図は第6図におけるVII−VII線断面図、第8図は第
7図に対応する作用説明図、第9図はインナーシェルの
側縁近傍部を示す部分正面図、第10図は第9図における
X−X線断面図、第11図は第10図に対応する作用説明図
である。 1……支持ユニット、2……インナーシェル 4……座、5……背もたれ 9……肘掛、21……座対応部分 22……背もたれ対応部分 91、92……軸受、104……背支杆 118……前部横長ブラケット 118a……軸、118b……折曲片 119……後部横長ブラケット 119a……軸、119b……折曲片
側面図、第2図は内部を示す側断面図、第3図は一部を
省略した平断面図、第4図及び第5図は分解斜視図、第
6図はインナーシェルの上縁近傍部を示す部分正面図、
第7図は第6図におけるVII−VII線断面図、第8図は第
7図に対応する作用説明図、第9図はインナーシェルの
側縁近傍部を示す部分正面図、第10図は第9図における
X−X線断面図、第11図は第10図に対応する作用説明図
である。 1……支持ユニット、2……インナーシェル 4……座、5……背もたれ 9……肘掛、21……座対応部分 22……背もたれ対応部分 91、92……軸受、104……背支杆 118……前部横長ブラケット 118a……軸、118b……折曲片 119……後部横長ブラケット 119a……軸、119b……折曲片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮下 正光 長野県上伊那郡宮田村137番地 タカノ 株式会社内 (72)発明者 伊藤 恒太郎 長野県上伊那郡宮田村137番地 タカノ 株式会社内 (72)発明者 片桐 美義 長野県上伊那郡宮田村137番地 タカノ 株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】座対応部分及び背もたれ対応部分を一体に
成形してなる側面視L字形のインナーシェルを用いて座
と背もたれとを一体に構成してなる背もたれ付椅子であ
って、支持ユニットに設けた1本の前部横長ブラケット
に前記インナーシェルの座対応部分を止着するととも
に、この支持ユニットから延出させた背支杆に設けた1
本の後部横長ブラケットにインナーシェルの背もたれ対
応部分を止着し、前記両横長ブラケット間においては、
インナーシェルを支持ユニットに止着していないことを
特徴とする背もたれ付椅子。 - 【請求項2】請求項1記載の背もたれ付椅子において、
前記両横長ブラケットの両端にそれぞれ軸を側方に向け
て突設するとともに、逆L字形に形成した弾性変形可能
な肘掛の両端に軸受を埋設しておき、肘掛の前端側の軸
受を前部横長ブラケットの軸に支承させるとともに、肘
掛の後端側の軸受を後部横長ブラケットの軸に支承させ
ていることを特徴とする背もたれ付椅子。 - 【請求項3】インナーシェルを前記両横長ブラケットに
着脱可能に止着しておき、これら両横長ブラケットの両
端に座及び背もたれの外側面に添接する折曲片を設け
て、その折曲片の外面側に前記軸を突設していることを
特徴とする請求項2記載の背もたれ付椅子。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63219171A JP2592108B2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 背もたれ付椅子 |
EP88909132A EP0394441B1 (en) | 1988-08-31 | 1988-10-24 | Back rest-carrying chair |
PCT/JP1988/001080 WO1990004343A1 (en) | 1988-08-31 | 1988-10-24 | Back rest-carrying chair |
EP93112586A EP0574958B1 (en) | 1988-08-31 | 1988-10-24 | Chair provided with a backrest |
DE3854197T DE3854197T2 (de) | 1988-08-31 | 1988-10-24 | Stuhl mit rücklehne. |
US07/476,437 US5102196A (en) | 1988-08-31 | 1988-10-24 | Chair provided with a backrest |
DE3856026T DE3856026T2 (de) | 1988-08-31 | 1988-10-24 | Stuhl mit einer Rückenlehne |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63219171A JP2592108B2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 背もたれ付椅子 |
PCT/JP1988/001080 WO1990004343A1 (en) | 1988-08-31 | 1988-10-24 | Back rest-carrying chair |
EP93112586A EP0574958B1 (en) | 1988-08-31 | 1988-10-24 | Chair provided with a backrest |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0265804A JPH0265804A (ja) | 1990-03-06 |
JP2592108B2 true JP2592108B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=42315442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63219171A Expired - Lifetime JP2592108B2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 背もたれ付椅子 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5102196A (ja) |
EP (2) | EP0394441B1 (ja) |
JP (1) | JP2592108B2 (ja) |
DE (2) | DE3854197T2 (ja) |
WO (1) | WO1990004343A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013039246A1 (ja) * | 2011-09-16 | 2013-03-21 | 株式会社イトーキ | 椅子 |
JP2013063176A (ja) * | 2011-09-16 | 2013-04-11 | Itoki Corp | 椅子 |
Families Citing this family (119)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4107451C2 (de) * | 1991-03-08 | 2003-04-10 | Dauphin Friedrich W Gmbh | Rückenlehne für einen Stuhl |
US5318346A (en) * | 1991-05-30 | 1994-06-07 | Steelcase Inc. | Chair with zero front rise control |
WO1993018686A1 (en) * | 1992-03-17 | 1993-09-30 | American Seating Company | Unitary chair with resilient bottom and back |
US5333368A (en) * | 1992-09-08 | 1994-08-02 | Haworth, Inc. | Chair control with forward tilt |
US5630643A (en) | 1993-06-01 | 1997-05-20 | Steelcase Inc | Upholstered chair with two-piece shell |
AU2954695A (en) * | 1994-06-10 | 1996-01-05 | Haworth Inc. | Ergonomic chair |
US5486035A (en) * | 1994-08-01 | 1996-01-23 | Koepke; Marcus C. | Occupant weight operated chair |
US5577811A (en) * | 1995-06-07 | 1996-11-26 | Hon Industries Inc. | Ergonomic chair |
US5725276A (en) * | 1995-06-07 | 1998-03-10 | Ginat; Jonathan | Tilt back chair and control |
US5810439A (en) * | 1996-05-09 | 1998-09-22 | Haworth, Inc. | Forward-rearward tilt control for chair |
US5879055A (en) * | 1996-09-24 | 1999-03-09 | Lear Corporation | Automative seat back panel |
US5909924A (en) * | 1997-04-30 | 1999-06-08 | Haworth, Inc. | Tilt control for chair |
US5951110A (en) * | 1997-10-17 | 1999-09-14 | Irwin Seating Company | Contoured plastic seat back |
US6220661B1 (en) | 1999-04-19 | 2001-04-24 | Steelcase Development Inc. | Chair back and method of assembly |
US5909923A (en) | 1997-10-24 | 1999-06-08 | Steelcase Inc. | Chair with novel pivot mounts and method of assembly |
US6062649A (en) * | 1998-03-03 | 2000-05-16 | Steelcase Development Inc. | Chair back construction |
USD420816S (en) * | 1998-09-29 | 2000-02-22 | Attwood Corporation | Boat seat |
US6296309B1 (en) * | 1999-06-04 | 2001-10-02 | Hon Technology Inc. | Chair construction |
US6478381B1 (en) * | 1999-10-29 | 2002-11-12 | Lear Corporation | Elastomeric seat back and slide-over head rest assembly for a vehicle seat |
USD445580S1 (en) | 2000-09-28 | 2001-07-31 | Formway Furniture Limited | Chair |
USD463144S1 (en) | 2000-09-28 | 2002-09-24 | Formway Furniture Limited | Chair |
AU783829B2 (en) | 2000-09-28 | 2005-12-08 | Formway Furniture Limited | A reclinable chair |
AUPR054400A0 (en) | 2000-09-29 | 2000-10-26 | Formway Furniture Limited | A castor |
DE10150603A1 (de) * | 2001-10-12 | 2003-04-17 | Bayerische Motoren Werke Ag | Rücksitz eines Fahrzeuges |
GB2414176B (en) * | 2002-02-13 | 2006-09-13 | Miller Herman Inc | Tilt chair having a flexible back, adjustable armrests and adjustable seat depth, and methods for the use thereof |
ES2282833T3 (es) * | 2004-01-26 | 2007-10-16 | Pro-Cord S.P.A. | Silla con respaldo inclinable. |
US7237841B2 (en) * | 2004-06-10 | 2007-07-03 | Steelcase Development Corporation | Back construction with flexible lumbar |
US7458637B2 (en) * | 2004-06-10 | 2008-12-02 | Steelcase Inc. | Back construction with flexible lumbar |
US7347499B2 (en) * | 2004-10-14 | 2008-03-25 | Attwood Corporation | Marine seat interchangeable component assembly and method |
US7422284B2 (en) * | 2004-11-29 | 2008-09-09 | Wonderland Nurserygoods Co., Ltd. | Infant swing seat |
CA2590449C (en) * | 2004-11-29 | 2010-04-20 | Wonderland Nurserygoods Co., Ltd. | Infant swing seat |
DE102005020237B3 (de) * | 2005-04-28 | 2006-08-17 | Bock 1 Gmbh & Co. Kg | Synchronmechanik |
AU2006275207B2 (en) * | 2005-08-04 | 2011-04-28 | Heka Dental Aps | A chair or a bed having a seat, a backrest and an armrest as well as use thereof |
WO2007110737A2 (en) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Herman Miller Inc. | Ergonomic seat |
MX2008012254A (es) * | 2006-03-24 | 2008-10-07 | Miller Herman Inc | Arreglo de asiento. |
JP5041510B2 (ja) * | 2006-06-13 | 2012-10-03 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
DE602006014274D1 (de) * | 2006-09-18 | 2010-06-24 | Pro Cord Spa | Sitzrückenlehne mit integrierter Lendenstütze |
ATE555693T1 (de) * | 2006-11-10 | 2012-05-15 | Okamura Corp | Rückenlehnenvorrichtung für stuhl |
BRPI0823266A2 (pt) | 2007-01-29 | 2013-11-12 | Miller Herman Inc | Estrutura de assento e métodos para uso da mesma |
US7857388B2 (en) * | 2007-06-01 | 2010-12-28 | Steelcase Inc. | Seating unit with adjustable lumbar device |
EP2200480B1 (en) * | 2007-09-20 | 2015-03-11 | Herman Miller, Inc. | Seating structure |
CA2698242C (en) * | 2008-05-26 | 2017-10-24 | Gordon J. Peterson | Conforming back for a seating unit |
US7841664B2 (en) * | 2008-06-04 | 2010-11-30 | Steelcase Inc. | Chair with control system |
US7850246B2 (en) * | 2009-02-19 | 2010-12-14 | Ford Global Technologies, Llc | Shingled thin seat construction for vehicle |
US8002354B2 (en) * | 2009-05-20 | 2011-08-23 | Freerider Corp. | Chair device for person carrier |
US8033611B2 (en) * | 2009-09-30 | 2011-10-11 | Danny Plastics Co. Ltd. | Bench |
US8052218B2 (en) * | 2010-01-04 | 2011-11-08 | Grove James E | No-tools seat plate assembly with seat lift gas cylinder receiver |
USD637423S1 (en) | 2010-04-13 | 2011-05-10 | Herman Miller, Inc. | Chair |
US8449037B2 (en) | 2010-04-13 | 2013-05-28 | Herman Miller, Inc. | Seating structure with a contoured flexible backrest |
USD639091S1 (en) | 2010-04-13 | 2011-06-07 | Herman Miller, Inc. | Backrest |
USD650206S1 (en) | 2010-04-13 | 2011-12-13 | Herman Miller, Inc. | Chair |
USD653061S1 (en) | 2010-04-13 | 2012-01-31 | Herman Miller, Inc. | Chair |
USD657166S1 (en) | 2010-04-13 | 2012-04-10 | Herman Miller, Inc. | Chair |
USD652657S1 (en) | 2010-04-13 | 2012-01-24 | Herman Miller, Inc. | Chair |
US8408647B2 (en) * | 2010-05-21 | 2013-04-02 | Yao-Chuan Wu | Movable chair backrest |
USD659417S1 (en) | 2010-06-04 | 2012-05-15 | Herman Miller, Inc. | Chair and components thereof |
US8668266B2 (en) * | 2010-07-12 | 2014-03-11 | Ford Global Technologies, Llc | Integrated lumbar for thin seat |
US8602501B2 (en) * | 2010-09-14 | 2013-12-10 | Herman Miller, Inc. | Backrest |
US8590978B2 (en) * | 2010-09-15 | 2013-11-26 | Ford Global Technologies, Llc | Ultra-thin seat carrier |
US8567864B2 (en) | 2011-08-12 | 2013-10-29 | Hni Corporation | Flexible back support member with integrated recline stop notches |
JP5873304B2 (ja) * | 2011-11-18 | 2016-03-01 | 株式会社イトーキ | 肘掛け付き椅子 |
CN103156442B (zh) * | 2011-12-19 | 2016-04-27 | 宝钜儿童用品香港股份有限公司 | 儿童座椅 |
JP6045805B2 (ja) * | 2012-03-26 | 2016-12-14 | 須藤 二三男 | 椅子のフレーム構造 |
CN103355994B (zh) * | 2012-03-28 | 2016-12-28 | 宝钜儿童用品香港股份有限公司 | 儿童座椅设备 |
US9198514B2 (en) | 2012-05-23 | 2015-12-01 | Hni Technologies Inc. | Chair with pivot function and method of making |
USD707995S1 (en) | 2012-05-23 | 2014-07-01 | Hni Technologies Inc. | Chair |
US8820835B2 (en) | 2012-08-29 | 2014-09-02 | Hni Technologies Inc. | Resilient chair incorporating multiple flex zones |
USD697729S1 (en) | 2012-09-20 | 2014-01-21 | Steelcase Inc. | Chair |
US8973990B2 (en) | 2012-09-20 | 2015-03-10 | Steelcase Inc. | Chair assembly |
US11229294B2 (en) * | 2012-09-20 | 2022-01-25 | Steelcase Inc. | Chair assembly with upholstery covering |
US11304528B2 (en) | 2012-09-20 | 2022-04-19 | Steelcase Inc. | Chair assembly with upholstery covering |
USD697726S1 (en) | 2012-09-20 | 2014-01-21 | Steelcase Inc. | Chair |
US9661930B2 (en) | 2012-09-21 | 2017-05-30 | Steelcase Inc. | Chair construction |
TWM462034U (zh) * | 2012-12-27 | 2013-09-21 | Syncmold Entpr Corp | 升降及旋轉裝置 |
USD696545S1 (en) | 2013-07-30 | 2013-12-31 | Steelcase, Inc. | Rear surface of a chair back |
CN103653966B (zh) * | 2013-11-21 | 2017-04-12 | 董许明 | 一种多功能婴幼儿餐椅 |
US9173492B1 (en) * | 2014-06-06 | 2015-11-03 | Jacques Fortin | Self-reclining chair |
US9560917B2 (en) | 2014-11-26 | 2017-02-07 | Steelcase Inc. | Recline adjustment system for chair |
AU2016206557B2 (en) | 2015-01-16 | 2020-01-23 | MillerKnoll, Inc | Zoned suspension seating structure |
ITUB20150149A1 (it) * | 2015-02-17 | 2016-08-17 | Pro Cord Spa | Sedia con sedile oscillante |
US10194750B2 (en) * | 2015-04-13 | 2019-02-05 | Steelcase Inc. | Seating arrangement |
US10966527B2 (en) | 2017-06-09 | 2021-04-06 | Steelcase Inc. | Seating arrangement and method of construction |
USD804841S1 (en) | 2016-04-12 | 2017-12-12 | Steelcase Inc. | Chair |
USD804839S1 (en) | 2016-04-12 | 2017-12-12 | Steelcase Inc. | Chair |
CN107708491B (zh) * | 2015-04-13 | 2022-02-22 | 斯迪尔科斯公司 | 座位布置 |
USD821793S1 (en) | 2016-04-12 | 2018-07-03 | Steelcase Inc. | Seating shell |
USD804209S1 (en) | 2016-04-12 | 2017-12-05 | Steelcase Inc. | Chair |
USD804875S1 (en) | 2016-04-12 | 2017-12-12 | Steelcase Inc. | Chair |
US11259637B2 (en) * | 2015-04-13 | 2022-03-01 | Steelcase Inc. | Seating arrangement |
USD804876S1 (en) | 2016-04-12 | 2017-12-12 | Steelcase Inc. | Chair |
USD804840S1 (en) | 2016-04-12 | 2017-12-12 | Steelcase Inc. | Chair |
USD808187S1 (en) | 2016-04-12 | 2018-01-23 | Steelcase Inc. | Seating shell |
USD802951S1 (en) | 2016-04-12 | 2017-11-21 | Steelcase Inc. | Chair |
DE102016102556A1 (de) * | 2016-02-15 | 2017-08-17 | Interstuhl Büromöbel GmbH & Co. KG | Rückenlehne für einen Bürostuhl |
USD932203S1 (en) | 2016-04-12 | 2021-10-05 | Steelcase Inc. | Seating arrangement |
CN106108444B (zh) * | 2016-08-23 | 2023-11-07 | 浙江博泰家具有限公司 | 一种用于可躺椅的框架结构 |
EP3508095B1 (en) * | 2016-09-01 | 2021-02-24 | UE Furniture Co., Ltd | Chair structure and chair |
CN109788851B (zh) | 2016-09-29 | 2022-05-27 | 斯迪尔科斯公司 | 柔顺的座椅结构 |
US10328830B2 (en) * | 2016-10-13 | 2019-06-25 | Lear Corporation | Seat assembly having a bolster subassembly |
WO2018116386A1 (ja) * | 2016-12-20 | 2018-06-28 | コクヨ株式会社 | 椅子及び椅子のカバー部材 |
EP3964102A1 (en) * | 2017-07-28 | 2022-03-09 | Inter-Face Medical LLC | Lower back and posture support device |
CA3072085A1 (en) | 2017-08-10 | 2019-02-14 | Hni Corporation | Chairs including flexible frames |
US10351024B2 (en) * | 2017-11-30 | 2019-07-16 | Ford Global Technologies, Llc | Ovoid seating assembly |
US11291305B2 (en) | 2017-12-05 | 2022-04-05 | Steelcase Inc. | Compliant backrest |
US10813463B2 (en) * | 2017-12-05 | 2020-10-27 | Steelcase Inc. | Compliant backrest |
WO2019204714A1 (en) * | 2018-04-19 | 2019-10-24 | Cramer Llc | Chair having pliable backrest and methods for same |
US10427762B1 (en) * | 2018-04-25 | 2019-10-01 | Matthew Gregory Mosher | Boat seat |
US11589678B2 (en) | 2019-01-17 | 2023-02-28 | Hni Technologies Inc. | Chairs including flexible frames |
CN113507865A (zh) | 2019-02-21 | 2021-10-15 | 斯特尔凯斯公司 | 身体支撑组件和用于该身体支撑组件的使用和组装的方法 |
US11166553B2 (en) * | 2019-06-05 | 2021-11-09 | Davis Furniture Industries, Inc. | Tilting chair |
WO2020252191A1 (en) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | Herman Miller, Inc. | Chair |
CN114502039A (zh) | 2019-09-18 | 2022-05-13 | 斯迪尔科斯公司 | 具有格架构造的身体支撑构件 |
US11357329B2 (en) | 2019-12-13 | 2022-06-14 | Steelcase Inc. | Body support assembly and methods for the use and assembly thereof |
US11690457B2 (en) * | 2020-02-04 | 2023-07-04 | Hni Technologies Inc. | Chair with flexible internal support |
KR102163201B1 (ko) * | 2020-02-06 | 2020-10-08 | 주식회사 디에스앤 | 기능성 의자 |
WO2022173799A1 (en) | 2021-02-10 | 2022-08-18 | Steelcase Inc. | Body support structure |
IT202100014576A1 (it) * | 2021-06-04 | 2022-12-04 | Pro Cord Spa | Sedia con schienale flessibile |
KR102399313B1 (ko) * | 2021-12-29 | 2022-05-19 | 주식회사 현대리바트 | 의자 |
US20240074587A1 (en) * | 2022-09-01 | 2024-03-07 | Haworth, Inc. | Back support for a chair |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL85451C (ja) * | 1955-06-02 | 1957-06-15 | ||
ZA714218B (en) * | 1970-07-13 | 1972-03-29 | Sebel Ltd | Improvements in upholstered furniture |
CH529537A (de) * | 1970-09-28 | 1972-10-31 | Stella Werke Ag | Arbeitsstuhl |
US3669499A (en) * | 1970-12-30 | 1972-06-13 | Steelcase Inc | Chair |
GB1339177A (en) * | 1972-04-28 | 1973-11-28 | Lurashell Ltd | Chair settee or like article of upholstered furniture and method of making the same |
US3947068A (en) * | 1974-04-22 | 1976-03-30 | Steelcase Inc. | Chair |
US4088367A (en) * | 1977-06-20 | 1978-05-09 | Rohr Industries, Inc. | Vehicle seat assembly |
JPS5717522A (en) * | 1980-07-07 | 1982-01-29 | Hitachi Ltd | Sulfure hexafluoride gas insulated voltageless tap changer |
JPS6033483A (ja) * | 1983-08-02 | 1985-02-20 | 新日本製鐵株式会社 | 粉粒体乾燥装置における乾燥終了時期判定方法 |
JPS61158244A (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-17 | Canon Inc | フアクシミリ装置 |
JPH046596Y2 (ja) * | 1985-03-23 | 1992-02-24 | ||
JPH0618704B2 (ja) * | 1985-08-20 | 1994-03-16 | 明星工業株式会社 | 成型方法 |
JPS6240951U (ja) * | 1985-08-29 | 1987-03-11 | ||
US5050931A (en) * | 1986-04-10 | 1991-09-24 | Steelcase Inc. | Controlled deflection front lip for seating |
JPS6347747A (ja) * | 1986-08-14 | 1988-02-29 | Canon Inc | 情報記録装置 |
JPS6347747U (ja) * | 1986-09-17 | 1988-03-31 | ||
US4836609A (en) * | 1988-04-18 | 1989-06-06 | Milsco Manufacturing Company | Vehicle seat |
US4892356A (en) * | 1988-07-27 | 1990-01-09 | Chromcraft Furniture Corp. | Chair shell |
-
1988
- 1988-08-31 JP JP63219171A patent/JP2592108B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1988-10-24 DE DE3854197T patent/DE3854197T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1988-10-24 WO PCT/JP1988/001080 patent/WO1990004343A1/ja active IP Right Grant
- 1988-10-24 DE DE3856026T patent/DE3856026T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1988-10-24 EP EP88909132A patent/EP0394441B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-10-24 EP EP93112586A patent/EP0574958B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-10-24 US US07/476,437 patent/US5102196A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013039246A1 (ja) * | 2011-09-16 | 2013-03-21 | 株式会社イトーキ | 椅子 |
JP2013063176A (ja) * | 2011-09-16 | 2013-04-11 | Itoki Corp | 椅子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0394441A1 (en) | 1990-10-31 |
DE3854197T2 (de) | 1995-11-30 |
EP0574958A1 (en) | 1993-12-22 |
EP0394441A4 (en) | 1991-09-25 |
DE3856026T2 (de) | 1998-02-12 |
DE3854197D1 (de) | 1995-08-24 |
EP0574958B1 (en) | 1997-09-10 |
US5102196A (en) | 1992-04-07 |
WO1990004343A1 (en) | 1990-05-03 |
EP0394441B1 (en) | 1995-07-19 |
DE3856026D1 (de) | 1997-10-16 |
JPH0265804A (ja) | 1990-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2592108B2 (ja) | 背もたれ付椅子 | |
US7654616B2 (en) | Chair having integrally formed back frame and seat frame | |
US20070267911A1 (en) | Chair | |
JPH0817730B2 (ja) | 背と座がシンクロ動作する椅子におけるシェル構造体 | |
JP2012010938A (ja) | 椅子 | |
JP5538817B2 (ja) | ロッキング椅子 | |
JP2006149751A (ja) | 身体支持装置 | |
JP5529501B2 (ja) | 椅子 | |
JP4427178B2 (ja) | 椅子における背板の取付構造 | |
JP7260949B2 (ja) | 椅子 | |
JP5578668B2 (ja) | 椅子 | |
JP3961283B2 (ja) | 椅子 | |
JP3958045B2 (ja) | 椅子 | |
JP3811594B2 (ja) | 椅子、椅子用のヘッドレスト又はショルダーレスト | |
JP5096869B2 (ja) | 椅子 | |
JP2577000Y2 (ja) | スタッキング可能な椅子 | |
JP2538278Y2 (ja) | 椅 子 | |
JP7149050B2 (ja) | 椅子 | |
JP6960824B2 (ja) | 椅子 | |
JPH07246123A (ja) | 椅子の座板と背もたれの揺動機構 | |
JP7064298B2 (ja) | 椅子 | |
JP5610618B2 (ja) | 椅子 | |
JP4181349B2 (ja) | 椅子 | |
JPH0221965Y2 (ja) | ||
JP6656136B2 (ja) | 椅子用背凭れ、及び、椅子 |