JP2591417Y2 - ドア取付用ピラー - Google Patents

ドア取付用ピラー

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JP2591417Y2
JP2591417Y2 JP1992012957U JP1295792U JP2591417Y2 JP 2591417 Y2 JP2591417 Y2 JP 2591417Y2 JP 1992012957 U JP1992012957 U JP 1992012957U JP 1295792 U JP1295792 U JP 1295792U JP 2591417 Y2 JP2591417 Y2 JP 2591417Y2
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JP
Japan
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pillar
check
hose
door
section
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JP1992012957U
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昌之 三宅
順一 山岡
秀章 駒井
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,ドア過開き時において
も充分な捩じり剛性を有する,ドア取付用ピラーに関す
る。
【0002】
【従来技術】図6に示すごとく,自動車9において,フ
ロントドア91は,一般にフロントピラー92に取付け
られている。また,リヤドア93は,センターピラー9
4に取付けられている。また,各ドアと各ピラーとの間
には,ドアを半開位置及び全開位置に保持するためのド
アチェック4(図3参照)が取付けられている。ところ
で,フロントピラー92及びセンターピラー94は,ド
アを支持するという重要な役割を有するため,充分な剛
性等の耐久性を有する必要がある。特に,ドア過開き時
やドアを強い力で開けた時又は閉じる時においては,ド
アヒンジやドアチェックアーム41等のドアチェック
に大きな荷重が加わることになる。これは,リヤピラー
95についても同様である。
【0003】そのため,ピラー8は,図4,図5に示す
ごとく,ピラーアウタ81と,この内側に配置したピラ
ーリインホース82よりなる。また,これらを補強する
ために,チェックリインホース83がピラーリインホー
ス82の内側に配置されている。チェックリインホース
83は,スポット溶接80によりピラーリインホース8
2に接合されている。なお,図4,図5中の符号84は
インナパネル,85はウェルドナット,86はボルト穴
を示す。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来技術
には,次の問題点がある。即ち,上記チェックリインホ
ース83は,図4,図5に示すごとく,断面略S字形状
を有している。そのため,ドア過開き時に大きな荷重が
加わると,それを有効に受けることができず,ピラー8
のドアチェック4の取付部に歪み変形や亀裂等の欠陥を
生じることがある。
【0005】その理由は,上記チェックリインホース8
3がS字形状であるため,ピラーリインホース82に対
し垂直軸まわりの捩じり剛性に弱いためと考えられる。
本考案は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもの
で,ドア過開き時においても,充分な捩じり剛性を有す
る,ドア取付用ピラーを提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】本考案は,断面ハット形状のピラー
アウタの内面形状に沿って設けピラーリインホース
と,該ピラーリインホース内に設けたチェックリインホ
ースとよりなるドア取付用ピラーにおいて, 上記チェッ
クリインホースは,背板と該背板の両端に略直角に配設
した2つの側板とよりなる略コ字状の断面形状を有して
おり,一の側板を上記ピラーリインホースにおけるドア
チェックを取付けるためのドア取付け側の内面に,他の
側板をその反対側の内面にそれぞれ固着してあると共
に,略コ字状の開口側を上方又は下方に向けて,上記ピ
ラーリインホースの断面を拘束するように配設してな
り, また,上記チェックリインホースの上記背板と上記
ピラーリインホースのドア取付け側の内面とは断面略L
字状のブラケットにより固定したことを特徴とするドア
取付用ピラーにある。
【0007】本考案において最も注目すべきことは,
面ハット形状(図1参照)のピラーリインホース内に断
面略コ字状のチェックリインホースを,上記のごとくピ
ラーリインホースの断面を拘束するように設け,ドアチ
ェック取付けるドア取付側に断面略L字状のブラケッ
トを固定し,該ブラケットをチェックリインホースにも
固定したことである。
【0008】チェックリインホースとしては,例えば鋼
板を断面略コ字状の凹形状に加工したものを用いる。該
チェックリインホースは,例えばスポット溶接によりピ
ラーリインホースの内において,ピラーリインホース
断面を拘束するように設ける。ここで,ピラーリインホ
ースの断面を拘束するとは,ピラーリインホースの形状
くずれを防止し,強固に支持して補強するという意味で
ある。
【0009】ブラケットとしては,例えば鋼板を断面略
L字状の直角形状に加工したものを用いる。ブラケット
は,例えばチェックリインホースの上方又は下方におい
て,スポット溶接によりピラーリインホースの内側に取
付け固定する(図2参照)。なお,上記チェックリイン
ホースとブラケットとの関係は,上下の位置が逆あっ
ても良く,端部において,断面略T字状の一端が形成で
きれば良い(図2の1と2の位置が逆)。
【0010】ドアチェックは,例えばドアチェックアー
ムとその係止具を有する。そして,その係止具は,上記
チェックリインホース及びブラケットの一端部と対向す
る面,即ちドア取付側に取付け固定することが好まし
い。これにより,ドア取付用ピラーがドア過開き時にお
いて,より一層捩じり剛性に優れたものとなる(図3参
照)。
【0011】
【作用及び効果】本考案のドア取付用ピラーにおいて
は,断面略コ字状のチェックリインホースがピラーリイ
ンホース内に上記のごとく配設してある。そのため,チ
ェックリインホースは両端面(両側板)をピラーリイン
ホース内に,当接した状態でピラーリインホースを拘束
している。
【0012】一方,断面略L字状のブラケットがピラー
リインホースにおけるドアチェックを取付けるためのド
ア取付側と,上記チェックリインホースに対しても固定
してある。そのため,ブラケットは,チェックリインホ
ースの一端部において,チェックリインホースと背合わ
せの状態で,断面略T字状を形成している(図2参
照)。それ故,ピラーリインホース及びピラーアウタ
は,その剛性が向上し,ドア過開き時において捩じり剛
性等の機械的強度及び耐久性が向上する。
【0013】特に,ドアチェック部を断面略T字状の係
止具を介して取付けた場合においては,一層捩じり剛性
等の機械的強度及び耐久性が向上する。また,本考案に
おいては,チェックリインホースにバルクヘッド,即ち
補強材の役割を持たせている。以上のごとく,本考案に
よれば,ドア過開き時においても,充分な捩じり剛性を
有する,ドア取付用ピラーを提供することができる。
【0014】
【実施例】本考案の実施例にかかるドア取付用ピラーに
つき,図1〜図3を用いて説明する。本例のドア取付用
ピラーは,図1〜図3に示すごとく,センターピラーの
断面ハット形状(まわりにつばのある帽子のような形
状)のピラーアウタ81の形状に沿って設けてなるピラ
ーリインホース82内に,断面略コ字状のチェックリイ
ンホース1を上記ピラーリインホース82の断面を拘束
するように,開口側11を車両の下方(地上側)に向け
て設けてなる。
【0015】また,同図に示すごとく,上記ピラーリイ
ンホース82におけるドアチェック4を取付けるための
ドア取付側40に,断面略L字状のブラケット2を固定
すると共に,該ブラケット2は上記チェックリインホー
ス1に対しても固定してなる。チェックリインホース1
は,図1,図2に示すごとく,断面略コ字状の凹形状に
加工した鋼板よりなる。具体的には,図2に示すごと
く,チェックリインホース1は,背板100と,その両
端に配設した2つの側板101,102とよりなる。
チェックリインホース1は,図2に示すごとく,スポッ
ト溶接80によりピラーリインホース82の内側におい
て,ピラーリインホース82を支持し,補強(拘束)す
るように開口側11を車体下方に向けて設けてなる。
【0016】ブラケット2は,図1,図2に示すごと
く,断面略L字状の直角形状に加工した鋼板よりなる。
上記チェックリインホース1及びブラケット2は,図2
に示すごどく,背合わせの状態で,相互にスポット溶接
80により一体的に接合してある。そのため,チェック
リインホース1の一端部(側板)10及びブラケット
2は,断面略T字状を有する。なお,チェックリインホ
ース1とブラケット2とは,上下の位置関係を逆にする
こともできる。
【0017】ドアチェックアーム41等のドアチェック
4は,図1〜図3に示すごとく,上記チェックリインホ
ース1の一端部10及びブラケット2と対向する面,即
ちドア取付側40に,断面略T字状の係止具3及び回動
ピン31を介して取付けてある。該係止具3は,図2に
示すごとく,上記チェックリインホース1及びブラケッ
ト2の一端部と背合わせになるように,ボルト88によ
り取付け固定してある。ここで,該チェックリインホー
ス1とブラケット2の組み合わせがチェックリインホー
スの端部を形成する。
【0018】ドアチェックアーム41は,図3に示すご
とく,ドアインナパネル42はその一端を,アウタパ
ネル43とヘミング44により接合してあるまた,図
1〜図3中の符号84はピラーインナパネル,85は係
止具3の固定用のウェルドナット,86はボルト穴,8
7はフランジを示す。
【0019】次に,作用効果につき説明する。本例のド
ア取付用ピラーにおいては,断面略コ字状のチェックリ
インホース1がピラーリインホース82内にピラーリイ
ンホース82の断面を拘束するように開口側11を車体
下方に向けて設けてある。そのため,チェックリインホ
ース1は両端面をピラーリインホース82内に当接して
ピラーリインホース82を拘束している。ここで,ピラ
ーリインホース82の断面を拘束するとは,チェックリ
インホース1の形状くずれを防止し,強固に支持して補
強するという意味である。
【0020】一方,断面略L字状のブラケット2が,図
1,図2に示すごとく,ピラーリインホース82におけ
るドアチェック4を取付けるためのドア取付側40と,
上記チェックリインホース1に対しても固定してある。
そのため,図2に示すごとく,ブラケット2は,チェッ
クリインホース1と背合わせの状態で,断面略T字状を
形成している。それ故,ピラーアウタ81及びピラーリ
ンホース82は,その剛性が向上し,ドア過開き時にお
いて,捩じり剛性等の機械的強度及び耐久性が向上す
る。
【0021】ドアチェック4は,図1〜図3に示すごと
く,断面略T字状の係止具3を介して,ドア取付側40
に取付けてある。特に,上記チェックリインホース1の
一端部(側板)10及びブラケット2が形成する断面
略T字状のドア取付側40と背合わせの状態で,相互に
補強し合うように取付け固定してある。そのため,ドア
過開き時において,捩じり剛性等の機械的強度及び耐久
性が一層向上することになる。その理由は,上記背合わ
せの構造は,ドア取付側40に大きな荷重が掛かって
も,ドア取付側40において大きな荷重を,充分に受け
止めることのできる構造であるからである。また,本考
案においては,チェックリインホース1にバルクヘッド
の役割を持たせている。以上のごとく,本例によれば,
ドア過開き時においても,充分な捩じり剛性を有する,
ドア取付用ピラーを得ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかるドア取付用ピラーの斜視図。
【図2】図1のA−A線矢視断面図。
【図3】図1のB−B線矢視断面図。
【図4】従来のドア取付用ピラーにおけるピラーリイン
ホースの斜視図。
【図5】図6のC−C線矢視断面図。
【図6】自動車のドア取付け状態を示す説明図。
【符号の説明】
1...チェックリインホース, 11...開口側,100...背板, 101,102...側板, 2...ブラケット, 3...係止具, 4...ドアチェック, 40...ドア取付側, 41...ドアチェックアーム, 81...ピラーアウタ, 82...ピラーリンホース,
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面ハット形状のピラーアウタの内面
    状に沿って設けピラーリインホースと,該ピラーリイ
    ンホース内に設けたチェックリインホースとよりなるド
    ア取付用ピラーにおいて, 上記チェックリインホースは,背板と該背板の両端に略
    直角に配設した2つの側板とよりなる略コ字状の断面形
    状を有しており,一の側板を 上記ピラーリインホースに
    おけるドアチェックを取付けるためのドア取付け側の内
    面に,他の側板をその反対側の内面にそれぞれ固着して
    あると共に,略コ字状の開口側を上方又は下方に向け
    て,上記ピラーリインホースの断面を拘束するように配
    設してなり, また,上記チェックリインホースの上記背板と上記ピラ
    ーリインホースのドア取付け側の内面とは 断面略L字状
    のブラケットにより固定したことを特徴とするドア取付
    用ピラー。
JP1992012957U 1992-02-05 1992-02-05 ドア取付用ピラー Expired - Lifetime JP2591417Y2 (ja)

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JPH0564066U JPH0564066U (ja) 1993-08-24
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KR100271867B1 (ko) * 1995-06-26 2000-11-15 류정열 자동차 중간기둥의 보강구조
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