JP2541936Y2 - 自動車の後部車体構造 - Google Patents

自動車の後部車体構造

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JP2541936Y2
JP2541936Y2 JP1991069790U JP6979091U JP2541936Y2 JP 2541936 Y2 JP2541936 Y2 JP 2541936Y2 JP 1991069790 U JP1991069790 U JP 1991069790U JP 6979091 U JP6979091 U JP 6979091U JP 2541936 Y2 JP2541936 Y2 JP 2541936Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車の後部車体構造、
特にバックドア用サイドストッパ取付部の補強構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の後部車体構造として、例
えば実開昭63−18324号公報のように、クオータ
ピラー部分をレインフォースメントを間にしてアウタパ
ネルとインナパネルとを接合し、剛性を高めた構造が知
られている。そして、ステー取付部には、レインフォー
スメントとは別の補強板をアウタパネルの内側に配置
し、補強板とアウタパネルとをステーの取付ボルトで共
締めしている。
【0003】ところで、上端部にヒンジを有するバック
ドアを備えた自動車の場合、バックドア閉鎖時の車体と
の干渉を防止するとともに、バックドアの横振れを防止
するため、バックドアの両側部および車体側の対応位置
にサイドストッパを取り付けたものが知られている。特
に、車体側のサイドストッパはクオータアウタパネルに
取り付けられ、このサイドストッパの取付部には、上記
公報のステー取付部と同様に、リテーナと呼ばれる取付
板がクオータアウタパネルの内側に配置され、リテーナ
とクオータアウタパネルとサイドストッパとの3者を取
付ボルトで共締めしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にサイドストッパ取付用のリテーナはクオータアウタパ
ネルに対して溶接固定してあるだけなので、取付面の強
度を確保するにはリテーナの板厚を厚くしなければなら
ず、重量が増加するという欠点がある。また、バックド
アの閉鎖時にサイドストッパに加わる衝撃荷重は、クオ
ータアウタパネルで受けなければならず、リテーナの板
厚を厚くしてもクオータアウタパネルの変形や疲労を解
消し得ない。
【0005】そこで、本考案の目的は、車体重量を増加
させずにサイドストッパに加わる衝撃荷重を受け、取付
強度を向上させるとともに、クオータアウタパネルにか
かる負担を軽減できる自動車の後部車体構造を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、クオータアウタパネルとクオータインナ
パネルとの間に、少なくともランプ取付部からバックド
ア用サイドストッパ取付部にかけて上下方向に延びるレ
インフォースメントを配置し、このレインフォースメン
トの後端部を上記クオータアウタパネルとクオータイン
ナパネルの後端部の間に挟んで接合するとともに、上記
レインフォースメントの後端接合部より車体外側の部位
にクオータアウタパネルのサイドストッパ取付部の内面
に沿うサイドストッパ支持部を設け、この支持部とサイ
ドストッパとクオータアウタパネルの3者を締付具で共
締めする一方、上記レインフォースメントをサイドスト
ッパ持部から前方に向かって延長し、この延長部の先
端を上記クオータアウタパネルとクオータインナパネル
の前端部の間に挟んで接合したものである。
【0007】
【作用】バックドアを閉鎖すると、バックドア側のサイ
ドストッパが車体側のサイドストッパに衝突する。この
時、車体側サイドストッパはレインフォースメントとク
オータアウタパネルとに共締めされているので、ドア閉
鎖時の衝撃荷重はレインフォースメントとクオータアウ
タパネルの両者で受けることになる。そのため、クオー
タアウタパネルにかかる負担が少なく、変形や疲労が少
ない。特に、レインフォースメントはサイドストッパ支
持部から前方に延び、その延長部の先端がクオータアウ
タパネルとクオータインナパネルの前端部の間に挟まれ
て接合されているので、バックドア閉鎖時の衝撃荷重を
レインフォースメントの延長部によって平面方向の力と
して受けることができ、耐衝撃性に優れた後部車体構造
を得ることができる。
【0008】
【実施例】図1〜図4は本考案にかかる後部車体構造を
備えた自動車の一例を示す。バックドア1の上端部には
2箇所のヒンジ2が設けられ、このヒンジ2を支点とし
てバックドア1は上下に開閉自在となっている。バック
ドア1の下端部中央には図示しないロック機構が設けら
れている。
【0009】車体のクオータピラー部は図2に示すよう
にクオータアウタパネル10とクオータインナパネル1
1との閉断面構造であり、両者の間にレインフォースメ
ント12を挟んだ状態で前後両端部がスポット溶接され
ている。なお、この実施例ではクオータアウタパネル1
0の車体内側部にトルーフ13と呼ばれる別部品を配置
したが、両者を一体品で構成してもよいことは勿論であ
る。このようにクオータピラー部の前後端部において、
クオータアウタパネル10(又はトルーフ13)とレイ
ンフォースメント12とクオータインナパネル11の3
者を重ね合わせてスポット溶接してあるので、組立作業
性が向上し、機械的強度が向上するとともに、スポット
打点をウエザストリップ14によって隠すことができる
ので、美感上も有利である。
【0010】上記クオータピラー部には、バックドア1
の閉鎖時の車体との干渉を防止し、かつバックドア1の
横振れを防止するための弾性ゴムよりなるサイドストッ
パ3が取り付けられている。一方、バックドア1の両側
部には上記サイドストッパ3と対応するサイドストッパ
4が取り付けられている。サイドストッパ3の取付ボル
ト5は、クオータアウタパネル10、トルーフ13およ
びレインフォースメント12に挿通され、レインフォー
スメント12に予めプロジェクション溶接されたナット
6に共締めすることにより固定されている。そのため、
レインフォースメント12には、後端接合部より車体外
側の部位にクオータアウタパネル10およびトルーフ1
3の内側に沿うサイドストッパ支持部12aが一体に形
成されている。バックドア1閉鎖時の衝撃荷重は図2の
矢印方向に作用するが、レインフォースメント12は
イドストッパ支持部12aから前方に向かって衝撃荷重
方向と平行に延長されており、この延長部12cの先端
をクオータアウタパネル10とクオータインナパネル1
1の前端部の間に挟んで接合してあるので、衝撃荷重の
大部分をレインフォースメント12で受けることがで
き、クオータアウタパネル10にかかる負担を軽減でき
る。
【0011】バックランプ20の取付部は、図3に示す
ようにクオータインナパネル11の前端部をレインフォ
ースメント12の前端部と重ね合わせてスポット溶接す
るとともに、クオータインナパネル11の後端部とトル
ーフ13の車体内側部とを重ね合わせてスポット溶接
し、かつレインフォースメント12の後端部をトルーフ
13の内側面にスポット溶接した構造となっている。レ
インフォースメント12とトルーフ13との溶接部はバ
ックランプ20によって遮蔽されているため、美感を損
なうおそれはない。上記のようにクオータインナパネル
11とレインフォースメント12とが閉断面構造を有す
るので、車内部の剛性を高くすることができる。なお、
トルーフ13の外側部はクオータアウタパネル10とス
ポット溶接されている。
【0012】上記クオータアウタパネル10とレインフ
ォースメント12との間の空間には、図2に示すように
バックドア1に取り付けられるリヤワイパやリヤデフォ
ガー等に給電するためのハーネス30が配線される。こ
のとき、ハーネス30はクオータアウタパネル10とレ
インフォースメント12との間に上方から挿入される
が、レインフォースメント12の上端はサイドストッパ
3の取付部近傍で終端となっているので、図2の二点鎖
線のようにハーネス30が誤ってレインフォースメント
12とクオータインナパネル11との間に挿入されるお
それがある。レインフォースメント12とクオータイン
ナパネル11との隙間は下方で袋小路となっているの
で、配線不能となる。そこで、レインフォースメント1
2の上端部12bを図4のように車体内側へ折り曲げ、
ハーネス30が誤ってレインフォースメント12とクオ
ータインナパネル11との間に挿通されないようにして
ある。なお、上記のようにレインフォースメント12の
上端部12bを内側へ傾斜させることにより、ハーネス
30の挿入が円滑になるとともに、バックドア開口部か
らの水入りに対して、水をレインフォースメント12の
外面に沿って流すことができるので、車室内への水の浸
入を防止できる効果がある。
【0013】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
よれば、クオータアウタパネルとクオータインナパネル
の間にレインフォースメントを配置したので、車体後部
の断面剛性が格段に高くなり、バックドア閉鎖時の衝撃
に対する強度が向上する。特に、レインフォースメント
にクオータアウタパネルのサイドストッパ取付部の内面
に沿うサイドストッパ支持部を一体に形成し、サイドス
トッパとクオータアウタパネルとレインフォースメント
の3者を共締めするとともに、レインフォースメントを
サイドストッパ支持部から前方に向かって延長し、この
延長部の先端をクオータアウタパネルとクオータインナ
パネルの前端部の間に挟んで接合したので、サイドスト
ッパに加わる衝撃荷重の大部分をレインフォースメント
受けることができ、従来のような別体のリテーナを設
けたものに比べてクオータアウタパネルにかかる負担を
大幅に軽減できるとともに、サイドストッパの取付作業
性も向上し、さらに板厚を薄くできるので重量を軽減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる後部車体構造を有する自動車の
後面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図2のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 バックドア 2 ヒンジ 3,4 サイドストッパ 5 ボルト(締付具) 10 クオータアウタパネル 11 クオータインナパネル 12 レインフォースメント12a サイドストッパ支持部 12c 延長部 13 トルーフ 20 バックランプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クオータアウタパネルとクオータインナパ
    ネルとの間に、少なくともランプ取付部からバックドア
    用サイドストッパ取付部にかけて上下方向に延びるレイ
    ンフォースメントを配置し、このレインフォースメント
    後端部を上記クオータアウタパネルとクオータインナ
    パネルの後端部の間に挟んで接合するとともに、上記レ
    インフォースメントの後端接合部より車体外側の部位に
    クオータアウタパネルのサイドストッパ取付部の内面に
    沿うサイドストッパ支持部を設け、この支持部とサイド
    ストッパとクオータアウタパネルの3者を締付具で共締
    する一方、上記レインフォースメントをサイドストッ
    パ支持部から前方に向かって延長し、この延長部の先端
    を上記クオータアウタパネルとクオータインナパネルの
    前端部の間に挟んで接合したことを特徴とする自動車の
    後部車体構造。
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JPH0513883U JPH0513883U (ja) 1993-02-23
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