JP2589655Y2 - 車載用機器 - Google Patents

車載用機器

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JP2589655Y2
JP2589655Y2 JP1991057835U JP5783591U JP2589655Y2 JP 2589655 Y2 JP2589655 Y2 JP 2589655Y2 JP 1991057835 U JP1991057835 U JP 1991057835U JP 5783591 U JP5783591 U JP 5783591U JP 2589655 Y2 JP2589655 Y2 JP 2589655Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等に搭載される
CDチェンジャやCDプレーヤ等の車載用機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図11(A),(B)は、従来の車載用
機器のそれぞれ正面断面図,側面断面図、図12は図1
1に示す車載機器を90°だけ回動させた状態を示す
正面断面図である。図11に示すように、従来のCDチ
ェンジャ等の車載用機器1は、自動車のトランク等の固
定部2に固定されるケース3と、このケース3内に弾性
部材4,4を介して支持された機構部5と、この機構部
5の横方向の動きを抑制する空気ダンパー6とを備えて
構成されている。
【0003】上記弾性部材4は一端部4aがケース3内
の図示上面に取り付けられ、この他端部4bに上記機構
部5が取り付けられた構造となっている。従って、機構
部5はケース3内で弾性部材4により釣支された状態と
なっている。
【0004】上記のように弾性部材4,4により機構部
5をケース3内に支持させれば、例えば自動車から加え
られる振動が機構部5に直接伝達することがない。他
方、このような弾性部材4,4を設けない場合では、外
部からの振動が直接機構部5に伝達される結果、たとえ
ばCDに記録されているデータを光ピックアップ(図示
しない)により読み出そうとする場合には、振動により
フォーカス補正動作やトラッキング動作が正常に行なわ
れないことになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ケース3を
当初の状態から所定角度たとえば90°だけ変位させた
状態で使用したい場合がある。この場合、上記図11に
示すような弾性部材4の取付状態のままでは、図12に
示すように弾性部材4の一端部4aが他端部4bの鉛直
上方に位置しないことになる。このような状態では機構
部5をケース3内で釣支することができず、機構部5が
ケース3内壁面に当接した状態となる。このような状態
を回避するため、従来では弾性部材4の一端部4aをケ
ース3の傾斜状態を考慮したケース3内の他の部分(図
12では3aで示す部分)に付け換える必要があった。
【0006】しかしながら、このような弾性部材4の取
付状態の変更作業は煩雑であり、また迅速に対応するこ
とができないという欠点がある。これにより上記と同様
に正常な読み出し動作を行なうことができないという問
題が未解決のままであった。そこで本考案は、弾性部材
の取付状態を変更することなく、ケースの取り付け状態
を変更する場合であっても、機構部を正常に釣支できる
車載用機器の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、ケース内
構部が設けられている車載用機器において、水平方向に
延びる軸を中心としてケースに対し回動可能とされた支
持部と、前記軸を中心として前記支持部と共に回動可能
とされ且つ車両に固定される取付部材と、前記支持部と
前記機構部との間に設けられて前記機構部を重力方向へ
弾性的に支持する弾性部材と、が設けられていることを
特徴とするものである。上記において、取付部材および
支持部と、ケースとの相対的な回動位置を複数段に設定
するためのねじ締め部が、取付部材とケースとの間に設
けられているものとすることが可能である。 また、取付
部材は、前記軸に対して着脱自在に係止されていてもよ
い。
【0008】
【作用】上記構成を備えた本考案の作用は、ケースに支
持部および取付部材が回動自在に設けられて、この支持
部により機構部が重力方向へ弾性的に支持されている。
よって、支持部および取付部材をケースに対して一緒に
回動させることにより、車両に対するケースの取付け姿
勢を変化させることができ、また取付け姿勢が変化した
後にも、支持部に対し、機構部を重力方向へ弾性的に支
持させることが可能である。
【0009】
【実施例】以下、本考案について図面を参照して説明す
る。図1は一実施例としての車載用機器の外観斜視図、
図2は図1のAA部分断面図、図3は図1に示す車載用
機器の一部断面で示す透視側面図、図4は同側面図であ
る。図示の車載用機器10はCDチェンジャを示すもの
で、操作面11aに矢印C方向に摺動する扉11bを備
えたケース11によって全体が覆われ、このケース11
の両側面11c,11c(一方の側面は図示しない)に
は一対の回動支持部材としての取付部材12,12が取
り付けられている。
【0010】上記ケース11内には、挿入されたCDパ
ック(複数のCDを積層状態で収納したケース)から任
意のCDを引き出し再生する再生部や増幅部等及びCD
を回転制御するモータ等の駆動系統からなる機構部1
3、この機構部13を釣支する弾性部材14,14(一
方の弾性部材14は図示しない)等が収納されている。
【0011】上記弾性部材14,14は、本実施例では
図示上端部14aが上記取付部材12,12の一部に取
り付けられ、他端部14bは機構部13の重心を通る直
線上に突出して形成された突出部13aに取り付けられ
ている。
【0012】上記取付部材12は、ケース11の側面1
1cの外側に配置された脚部12aと、この脚部12a
の図示上端側に形成された円柱状の軸部12bと、この
軸部12bの解放端部に形成された弾性部材14の上端
部14aを支持する支持部12cとを備えたもので、上
記軸部12bがケース11の側面11cに回動自在に嵌
合されている。
【0013】上記支持部12cは、図3及び図4にも示
すようにほぼ楕円形状の板部材であり、その上端部に弾
性部材14の図示上端部14aを取り付ける突出部12
dが突出形成されている。
【0014】上記脚部12aの中間部分にはねじ15が
挿入されるねじ挿入孔12e(図2に示す)が形成さ
れ、他方このねじ挿入孔12eの移動軌跡上であってケ
ース11の側面11cには、取付部材12の軸部12b
を中心とする所定角度間隔で複数のめねじ部11d乃至
11fが形成されている。なお、脚部12aの図示下端
部は折曲され、ここには自動車内の取付部にボルトで固
定するためのボルト用孔12fが形成されている。
【0015】上記構成では、取付部材12のねじ挿入孔
12eにねじ15を挿入すれば、この挿入されたねじ1
5はケース11のいずれかのめねじ部11d乃至11f
に螺入することができ、これにより取付部材12自体を
所定の角度毎に固定させることができるようにしてい
る。
【0016】以上の構成を備えた車載用機器10の動作
について、図5(A)乃至(C)をも参照して説明す
る。図5は、図1に示す車載用機器10の動作状態を示
す説明図である。当初の使用状態では、同図(A)に示
すようにケース11自体は、図示水平状態で使用するも
のとする。この使用態様では、弾性部材14の一端部1
4aは当該他端部14bの鉛直上方に位置している。従
って、この状態では機構部13はケース11内で安定し
た状態で釣支されている。
【0017】次に、たとえばケース11を鉛直状態で自
動車内の固定部に取り付けようとする場合には、以下の
ようにする。まず、図5(A)に示す状態のケース11
からねじ15を取り外す。この状態でケース11は上記
軸部12bを中心として回動自在な状態となる。この状
態で、ケース11を図5(B)に示すように反時計方向
に回転させる。この回転途中であっても、弾性部材14
の一端部14aと当該他端部14bが鉛直方向の向きを
保持した状態となる。しかも弾性部材14の他端部14
bは機構部13の重心を通る直線上に一致させた突出部
13aに取り付けてあるので、機構部13を安定した状
態で回転させることができる。
【0018】そして、ケース11を同図(C)に示す位
置に回転変位したら、上記ねじ15をケース11のめね
じ部11f(図5には図示しない)に螺入する。このね
じ15の螺入によりケース11は同図(C)に示す状態
に固定される。この状態であっても、弾性部材14は常
に鉛直方向に支持されるので、従来のように弾性部材1
4の一端部14aをケース11内の他の部分に付け換え
るという煩雑な作業を省略することができる。従って、
上記ケース11の取り付け姿勢を変更する場合には、た
んにねじ15を取り外して、ケース11をいずれかの方
向に回動させ、再度ねじ15を螺入すればよい。尚、ケ
ース11と取付部材12との固定手段は必ずしもねじ1
5によるものでなくともよい。また、本考案は前記実施
例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内におい
て様々に変形実施が可能である。
【0019】図6乃至図8は本考案の車載用機器の他の
実施例を示すもので、図6は車載用機器の部分正面断面
図、図7は図6に示す車載用機器の側面図、図8(A)
は図6及び図7に示す車載用機器に取り付けられる取付
部材の側面図、図8(B)は同正面図である。なお、本
実施例では上記実施例と同様のものについては同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0020】図示車載用機器20と上記車載用機器10
との相違点は、取付部材21がケース11に対して着脱
自在となっている点である。図示車載用機器20のケー
ス11の側面には、回動支持部材22が回動自在に取り
付けられている。この回動支持部材22には、上記弾性
部材14の一端部14aが取り付けられる突出部22a
が形成された支持部22bと、この支持部22bの他端
部に形成された円柱状の軸部22cと、この軸部22c
の中心に形成された後述する取付部材21の一部が挿入
される挿入孔22dとが設けられている。
【0021】取付部材21は、図示下端部に折曲形成さ
れた自動車内への取付部21aと、この取付部21aの
上部に設けられた起立部21bと、この起立部21bの
中間部に折曲形成された上記挿入孔22dに挿入される
折曲片21cと、起立部21bの上端部に形成された
折曲片21cと同様の挿入片21dとを備えたほぼ板状
のものである。
【0022】以上の構成を備えた車載用機器20の作
用,効果について図9及び図10をも参照して説明す
る。まず、ケース11を水平状態として自動車内に取り
付ける場合には、図9に示すように取付部材21の折曲
片21cを回動支持部材22の挿入孔22dに挿入す
る。この状態では弾性部材14は鉛直方向となってい
る。従って機構部13は弾性部材14によってケース1
1内に安定した状態で釣支されている。尚、本実施例で
は折曲片21cを挿入孔22d内に挿入したときに、挿
入片21dがケース11の上面11gから上方に離間し
た位置になるが、互いに対向する一対の取付部材21,
21の間は解放されているので、自動車内の取付スペー
スを有効活用できるものである。
【0023】この状態からケース11を90°だけ回転
変位された状態で取り付けるには次のようにする。取付
部材21を上記回動支持部材22から一旦取り外す。そ
して、上端部に形成されている挿入片21dを上記挿入
孔22d内に挿入する。この挿入片21dを挿入孔22
d内に挿入した状態で、ケース11をたとえば反時計方
向に回転させる。このケース11の回転により、回動支
持部材22は図10に示す状態となる。従って、ケース
11を図10に示す状態で自動車内に取り付ける場合で
あっても、弾性部材14は鉛直方向に支持されることに
なる。
【0024】このような構成であっても、上記実施例と
同様の効果を得ることができるばかりでなく、ケース1
1を水平状態や鉛直状態に変位させた場合であっても、
ケース11の自動車内の取付部の取付面Gからの高さ寸
法を上記実施例に比較して小さい値とすることができ、
自動車内の取付部分の省スペース化を図ることができ
る。また、図10に示すように、取付部材11の挿入片
21dを 回動支持部材22の挿入孔22dに挿入した
場合には、折曲片21cによってもケース11の底面を
支持させることができるので、さらに安定してケース1
1を支持させることができる。
【0025】
【考案の効果】以上詳述した本考案によれば、車載用機
器の取り付け状態を変更する場合であっても、弾性部材
の取付状態を変更することなく、機構部を安定した状態
で釣支できる。特に取付部材がケースと一体として形成
されているものであれば、取付部材を回動させるだけで
よいので調整作業が容易であり、取付部材と回動支持部
材とが別体として構成されているものであれば、ケース
の取り付け高さ寸法を小さく設定することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての車載用機器の外観斜
視図。
【図2】図1のAA部分断面図。
【図3】図1に示す車載用機器の一部断面で示す側面
図。
【図4】図1に示す車載用機器の側面図。
【図5】(A)乃至(C)は図1に示す車載用機器の動
作状態を示す説明図。
【図6】本考案の他の実施例の車載用機器を示す部分正
面断面図。
【図7】図6に示す車載用機器の側面図。
【図8】(A),(B)は図6及び図7に示す車載用機
器に取り付けられる取付部材のそれぞれ側面図,正面
図。
【図9】図6に示す車載用機器を水平状態として取り付
けた状態を示す説明図。
【図10】図6に示す車載用機器を鉛直状態として取り
付けた状態を示す説明図。
【図11】(A),(B)は、従来の車載用機器のそれ
ぞれ正面断面図,側面断面図。
【図12】図11に示す車載用機器を90°だけ回動さ
せた状態を示す正面断面図。
【符号の説明】
10,20 車載用機器 11 ケース 12,21 取付部材 13 機構部 14 弾性部材 22 回動支持部材

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内機構部が設けられている車載
    用機器において、水平方向に延びる軸を中心としてケー
    スに対し回動可能とされた支持部と、前記軸を中心とし
    て前記支持部と共に回動可能とされ且つ車両に固定され
    る取付部材と、前記支持部と前記機構部との間に設けら
    れて前記機構部を重力方向へ弾性的に支持する弾性部材
    と、が設けられていることを特徴とする車載用機器。
  2. 【請求項2】 取付部材および支持部と、ケースとの相
    対的な回動位置を複数段に設定するためのねじ締め部
    が、取付部材とケースとの間に設けられている請求項1
    記載の車載用機器。
  3. 【請求項3】 取付部材は、前記軸に対して着脱自在に
    係止されている請求項1記載の車載用機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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