JP2571728B2 - 鋼管構造の柱梁接合装置 - Google Patents
鋼管構造の柱梁接合装置Info
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Description
に係るものである。
を示し、第9図及び第10図は角形鋼管柱を使用した場合
で、下部の鋼管柱aにダイヤフラムbを溶接し、同ダイ
ヤフラムbに梁cを接合し、上下の鋼管柱aは梁上部分
で現場溶接wによって接合する。
し、鋼管柱aにスチフナーリングdを溶接し、更に同リ
ングdに梁ブラケットeを溶接してこれに梁cを接合す
るとともに、上下の鋼管柱aは梁上部分で現場接合wに
よって接合する。
の現場溶接となるので、品質や性能が天候や溶接士の技
能によって左右され、不安定であり、信頼性に欠けてい
た。また昨今のような溶接技能工の不足、特に現場溶接
技能工の確保難により、工程の遅延を生じる等の問題が
あった。
数や継手部位により継手の形状が変化する等のため、工
場生産のネックとなっている。
ロア分、または1フロア分を数ブロックに分割して地組
し、リフトアップ工法によって建方する場合には、前記
従来の柱梁接合方法は適用できない。
するが、昨今ではトレーラーの確保が困難であり、且つ
道路事情から運送コストがかさむ。
れたもので、その目的とする処は、施工性に優れ、構造
的に信頼性の高い鋼管構造の柱梁接合装置を提供する点
にある。
柱梁接合装置は、接合すべき鋼管柱よりやや大断面で、
外周面に上下一双のスチフナーリングが突設されるとと
もに、上下に夫々グラウト材排出口及びグラウト材注入
口が配設され、且つ上下各ねじ孔が穿設された鋼管柱接
合用鋼管において下半部、及び上半部が夫々下部鋼管柱
の上端部及び上部鋼管柱の下端部に嵌合され、前記接合
用鋼管の上下ねじ孔に夫々仮止め用のボルトが螺挿され
前記上下各鋼管柱が圧締されるとともに、同上下各鋼管
柱と前記上下各接合用鋼管との間に形成された間隙に前
記グラウト材注入口及びグラウト材排出口を介してグラ
ウトが注入充填され、前記上下各スチフナーリングに鉄
骨梁の上下フランジが夫々接合されている。
用鋼管を上下の鋼管柱に跨がって嵌挿し、前記鋼管柱の
接合用鋼管の上下ねじ孔に仮止め用のボルトを螺挿し、
前記上下の鋼管柱に圧締して、同上下各鋼管柱を前記接
合用鋼管に仮止めし、かくして前記上下鋼管柱と接合用
鋼管との間に形成された空隙に、前記接合用鋼管の下端
部に設けたグラウト材注入口よりグラウト材を同接合用
鋼管の上端部に設けたグラウト材排出口から漏出するま
で注入充填すると、同グラウト材を介して前記上下鋼管
柱と鋼管柱の接合用鋼管とが一体に接合され、かくして
上下の鋼管柱が溶接作業を伴うことなく、前記鋼管柱の
接合用鋼管を介して一体に接合される。
ナーリングによって、鉄骨梁の上下フランジ接合するこ
とによって、同鉄骨梁と前記上下各鋼管柱とを簡単に接
合することができる。
構成するスチフナーリングを配設することによって同鋼
管柱接合用鋼管によって鉄骨梁を簡単に接合することが
できる。
で、梁成よりやや長尺で、角型鋼管柱Bよりやや大きい
断面を有する本体1の上下外周面にはスチフナーリング
2が溶着され、内周面には周方向に亘って水平リブ3が
突設されている。
ラウト材排出口5がそれぞれ設けられ、更に前記本体1
には上下にねじ孔6が穿設されている。
鋼材より構成され、同本体1内周面の全周面に亘って連
続して接着されても、あるいは断続して溶着されてもよ
い。
びスチフナーリング2並びに水平リブ3と一体に成型し
た鋳鉄製としてもよい。
管Aの下半部を、接合すべき上下鋼管柱のうち下部の鋼
管柱Bの上端部に嵌入して、同鋼管柱Bの外周面に溶着
したL型鋼片7に着座せしめ、ねじ孔6に螺挿したボル
ト8によって鋼管柱Bと鋼管柱の接合用鋼管Aとの間に
グラウト注入間隙が形成されるように鋼管柱の接合用鋼
管Aを仮固定する。
管柱Bの下端部を嵌入して、同鋼管柱Bの外周に溶着し
たL型鋼片7を鋼管柱の接合用鋼管Aの上端に着座せし
めるとともに、ねじ孔6に螺挿されたボルト8によって
前記鋼管柱の接合用鋼管Aと上階鋼管柱Bとの間にグラ
ウト材注入間隙が形成されるように仮固定する。
する。
こし等をして建方調整を行ない、梁をハイテンションボ
ルトで本接合する。
にグラウト材を注入、充填して、上下階の鋼管柱B,Bと
梁Cを鋼管柱の接合用鋼管Aを介して一体に接合する。
した実施例を示し、図中前記実施例と均等部分には同一
符号が附されている。
てから、床上で1フロア分または1フロア分を数ブロッ
クに分割して地組した梁と、前記鋼管柱接合用鋼管Aと
を継接した梁部材を、下部鋼管中Bに装架した昇降手段
によって所要高さまでリフトアップしたのち、鋼管柱B
の外周面における鋼管柱接合用鋼管Aの上下端位置にL
型鋼片7,7を溶接し、前記実施例と同様にして鋼管柱接
合用鋼管Aと鋼管柱Bの空隙との間にグラウト材を圧入
する。
を前記鋼管柱接合用鋼管Aに嵌挿してボルト8で仮固定
してからグラウト材を両者の空隙に注入するものであ
る。
したように、接合すべき鋼管柱よりやや大断面で、外周
面に夫々上下一双のスチフナーリングが突設されるとと
もに、上下に夫々グラウト材排出口及びグラウト材注入
口が配設され、且つ外周面に上下ねじ孔が突設された鋼
管柱の接合用鋼管を使用し、同鋼管柱の接合用鋼管にお
ける下半部及び上半部に下部鋼管柱の上端部、及び上部
鋼管柱の下端部を嵌合し、前記上下ねじ孔に仮止め用の
ボルトを螺装し、同ボルトによって前記上下鋼管柱を圧
締することによって、同上下鋼管柱が仮止めされるとと
もに、同上下鋼管柱と前記鋼管柱の接合用鋼管との間に
間隙が形成されるので、同間隙がグラウトを前記鋼管柱
接合用鋼管の下部グラウト注入口より注入し、上部グラ
ウト材排出口から排出するまで注入して前記間隙をグラ
ウト材で充填することによって、上下鋼管柱を鋼管柱接
合用鋼管を介して接合し、また同鋼管柱接合用鋼管外周
面のスチフナーリングに鉄骨梁の上下フランジを接合す
るようにしたことによって鋼管柱同志と梁との接合に現
場溶接が不要となり、品質や性能が天候や溶接技術に左
右されることがなく安定しており、信頼性のある柱梁接
合部が構成され、また溶接技能工による工程の遅延等の
問題が解消される。
されるため、製作工程が減少し、作業が簡略化されると
ともに、特にトレーラーを必要とすることなく運搬する
ことができ、運搬費を節減できる。
化することによって量産を可能ならしめ、生産管理が容
易になる。
例を示す正面図、第2図は第1図の矢視イ−イ図、第3
図はその使用状態を示す平面図、第4図はその縦断面
図、第5図は本発明の他の実施例を示す正面図、第6図
は第5図の矢視ロ−ロ図、第7図はその使用状態を示す
横断平面図、第8図はその縦断面図、第9図及び第10図
は従来工法の実施状況を示す縦断面図並びに横断平面
図、第11図及び第12図は他の従来工法の実施状況を示す
縦断面図並びに横断平面図である。 A……鋼管柱接合用鋼管、B……鋼管柱、1……本体、
2……スチフナーリング、3……水平リブ、4……グラ
ウト材注入口、5……グラウト材排出口。
Claims (1)
- 【請求項1】接合すべき鋼管柱よりやや大断面で、外周
面に上下一双のスチフナーリングが突設されるととも
に、上下に夫々グラウト材排出口及びグラウト材注入口
が配設され、且つ上下各ねじ孔が穿設された鋼管柱接合
用鋼管における下半部、及び上半部が夫々下部鋼管柱の
上端部及び上部鋼管柱の下端部に嵌合され、前記接合用
鋼管の上下ねじ孔に夫々仮止め用のボルトが螺挿され前
記上下各鋼管柱が圧締されるとともに、同上下各鋼管柱
と前記上下各接合用鋼管との間に形成された間隙に前記
グラウト材注入口及びグラウト材排出口を介してグラウ
トが注入充填され、前記上下各スチフナーリングに鉄骨
梁の上下フランジが夫々接合されてなることを特徴とす
る鋼管構造の柱梁接合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2325399A JP2571728B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 鋼管構造の柱梁接合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2325399A JP2571728B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 鋼管構造の柱梁接合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04198535A JPH04198535A (ja) | 1992-07-17 |
JP2571728B2 true JP2571728B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=18176412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2325399A Expired - Fee Related JP2571728B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 鋼管構造の柱梁接合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2571728B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107090916A (zh) * | 2017-05-08 | 2017-08-25 | 常熟风范电力设备股份有限公司 | 一种帽型钢管结构梁与方柱中部的连接结构 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1990
- 1990-11-29 JP JP2325399A patent/JP2571728B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH04198535A (ja) | 1992-07-17 |
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