JPH05272170A - 柱・梁の混合構造 - Google Patents

柱・梁の混合構造

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JPH05272170A
JPH05272170A JP6871092A JP6871092A JPH05272170A JP H05272170 A JPH05272170 A JP H05272170A JP 6871092 A JP6871092 A JP 6871092A JP 6871092 A JP6871092 A JP 6871092A JP H05272170 A JPH05272170 A JP H05272170A
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JP
Japan
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column
reinforced concrete
connection unit
steel
steel pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP6871092A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Fujitani
芳男 藤谷
Etsunori Tamura
悦徳 田村
Hidetake Taniguchi
英武 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
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Publication of JPH05272170A publication Critical patent/JPH05272170A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄筋コンクリート構造の耐震性および経済的
な利点を保持しつつ、鉄骨構造の靭性の利点も同時に確
保する。 【構成】 柱10をRC構造として構成する。梁12の
中央部分を占める一般部分12aをRC構造として構成
する。RC柱10の中間部分に、所定間隔をもって接続
ユニット14を配置する。接続ユニット14を、中央部
に配置する円筒状の鋼管16と、鋼管16の外側に梁1
2の接続方向に向かって放射状に溶接固定するI形鋼1
8とで構成する。接続ユニット14の鋼管16部分を、
RC柱10の内部に埋設する。梁12をスプライスプレ
ート22及びブラケット24を介して接続ユニット14
に固設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柱および梁を鉄筋コン
クリートと鉄骨とを用いて構成する混合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄筋コンクリート構造の柱とか梁
を用いて建築する工法が多く用いられているが、この場
合、鉄筋コンクリート構造の施工性を改善するために、
多くの混合構造が提案されている。この場合、鉄骨構造
が柱・梁等の部材の主要な部分、つまり、一般部分に使
用される場合が多く、例えば、特開昭61−2331
47号公報(E04C 3/293),特開平3−2
75839号公報(E04B 1/30)には、柱が鉄
筋コンクリート(RC)構造として構成され、梁の一般
部分が鉄骨構造として構成されたものが開示されてい
る。
【0003】この場合、前記に示した柱・梁構造は、
柱と梁との接合部分に鉄骨製の接続ユニットを用い、こ
の接続ユニットに鉄骨梁が接合されるようになってい
る。また、前記に示した柱・梁構造は、柱から一体に
突出された鉄筋コンクリート部分に、鉄骨梁の端部が埋
設して一体化されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の柱・梁の混合構造にあっては、梁の主要な一般部
分に鉄骨が使用されているため、鉄筋コンクリート構造
としての本来の特長、つまり、耐震性および経済性を十
分に発揮することができない。つまり、鉄骨材料を多く
用いたことにより建物の耐震性が劣ると共に、工費が大
幅に嵩んでしまうという課題があった。
【0005】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、鉄筋コンクリート構造の耐震性および経済的な利点
を保持しつつ、鉄骨構造の靭性の利点も同時に確保する
ことができる柱・梁の混合構造を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、互いに接合される柱および梁の一般部分
を鉄筋コンクリート構造とすると共に、これら柱および
梁の接合部分を鉄骨構造とし、この鉄骨構造とした接続
部分と鉄筋コンクリート構造とした前記一般部分とを一
体的に結合することにより構成する。
【0007】また、前記梁の一般部分をプレキャストコ
ンクリートによる鉄筋コンクリート構造とすることが望
ましい。
【0008】
【作用】以上の構成により本発明の柱・梁の混合構造に
あっては、柱および梁の一般部分が鉄筋コンクリート構
造とされることにより、建物の耐震性を向上すると共
に、工費を削減することができる。また、このように柱
・梁の一般部分を鉄筋コンクリート構造とした場合に
も、柱および梁の接合部分が鉄骨構造となっていること
により、この接合部分の靭性を確保して鉄筋コンクリー
ト造の十分な耐震性能を確保することができる。
【0009】また、前記梁の一般部分をプレキャストコ
ンクリートによる鉄筋コンクリート構造とすることによ
り、梁の構築工事を簡単に行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1,図2は本発明にかかる柱・梁の混合構
造の一実施例を示し、図1は要部の側面断面図、図2は
要部の正面断面図である。
【0011】即ち、本実施例の柱・梁の混合構造は、図
1,図2に示したように柱10が鉄筋コンクリート(以
下、RCと略称する。)構造として構成されると共に、
梁12の中央部分を占める一般部分12aがプレキャス
トコンクリートによるRC構造として構成される。
【0012】前記RC柱10は、図2に示したように断
面方形状の角柱(尚、柱の断面形状はこれに限ることは
ない。)として構成され、このRC柱10の中間部分に
は、所定間隔つまり1階分の間隔をもって前記RC梁1
2の接合部分としての接続ユニット14が配置される。
【0013】前記接続ユニット14は鉄骨構造として構
成され、中央部に円筒状の鋼管16が配置され、この鋼
管16の外側に梁12の接続方向に向かって放射状にI
形鋼18が溶接固定される。I形鋼18は梁12を接続
するに必要な長さLを有しておれば良く、この長さLは
梁12の全体の長さに対して十分に短く設定される。そ
して、接続ユニット14はRC柱10の内部にコンクリ
ートを打設する際に、前記鋼管16部分がこのRC柱1
0内に埋設されるようになっている。
【0014】前記RC梁12の一般部分12a端部に
は、上下両側に突出される複数の埋込ボルト20が埋設
され、この埋込ボルト20の突出部分にスプライスプレ
ート22が固定される。スプライスプレート22は前記
一般部分12a端から突出され、前記I形鋼18のフラ
ンジ18aに跨がって図外のボルト,ナットを介して固
定される。また、前記一般部分12a端面から突設され
るブラケット24が、前記I形鋼18のウエブ18bに
図外のボルト,ナットを介して固定される。従って、前
記梁12は前記スプライスプレート22及びブラケット
24を介して前記接続ユニット14に固設されるように
なっている。
【0015】以上の構成により本実施例の柱・梁の混合
構造にあっては、柱10および梁12の一般部分12a
をRC構造とし、かつ、これら柱10と梁12とを鉄骨
構造となった接続ユニット14を介して接合するように
したので、RC構造となった前記一般部分12aが梁1
2の大部分を構成することにより、この梁12全体の大
幅な経済性を達成することができる。更に、このように
柱10および梁12の大部分がRC構造となることによ
り、従来のS構造あるいは柱がRC構造で梁がS構造で
あるものに比較して大幅な工費の削減を図ることができ
る。
【0016】また、前記柱10および梁12の一般部分
12aがRC構造とされた場合にも、上述したようにS
構造の接続ユニット14を介して柱10と梁12との接
合が行われるため、靭性に優れた十分な耐震性能を確保
したRC構造の建物を構築することができる。
【0017】更に、本実施例では前記梁12の一般部分
12aと接続ユニット14との接続はスプライスプレー
ト22及びブラケット24を介して接続されるため、柱
10と梁12との現場での接合作業を簡単化することが
できる。
【0018】尚、前記接続ユニット14のI形鋼18の
外側は、前記スプライスプレート22及びブラケット2
4で接合した後、図2中二点鎖線で示したように梁12
の一般部分12aと同一幅をもってコンクリートが打設
される。
【0019】図3,図4は他の実施例を示し、図3は要
部の側面断面図、図4は要部の正面断面図で、前記実施
例と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省
略して述べる。尚、この実施例ではRC構造の柱10を
断面円形状としたものを開示するが、断面形状はこれに
限ることはない。
【0020】即ち、この実施例では接続ユニット14
を、前記柱10の外側に露出して埋設される鋼管30
と、梁12の一般部分12aの端部に埋設されるI形鋼
32とで構成されるようになっている。また、前記鋼管
30の中間部外側には、前記I形鋼32の取付位置に対
応して接続ブラケット34が溶着される。
【0021】そして、前記梁12の建込み時には前記I
形鋼32の突出側端を前記鋼管30の外側に溶接すると
共に、接続ブラケット34をこのI形鋼32のウエブ3
2aに図外のボルト,ナットを介して固定する。
【0022】尚、この実施例にあっても前記I形鋼32
を鋼管30に接合した後は、当該接合部分の外側に梁1
2の一般部分12aと同一幅をもってコンクリートが打
設される。
【0023】従って、この実施例にあっては前記実施例
と同様に、耐震性能の向上および工費の削減を達成でき
ることは勿論のこと、接続ユニット14を鋼管30とI
形鋼32とに分割したので、柱10の運搬時に鋼管30
の外側にI形鋼32が突出されない状態とすることがで
きるため、この柱10の運搬性が著しく向上される。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示す柱・梁の混合構造にあっては、柱および梁の一般部
分を鉄筋コンクリート構造とし、かつ、柱および梁の接
合部分を鉄骨構造としたので、この接合部分の靭性を確
保して建物の耐震性能を向上させることができると共
に、工費を低減することができる。
【0025】また、本発明の請求項2にあっては梁の一
般部分をプレキャストコンクリートによる鉄筋コンクリ
ート構造としたので、梁の構築工事を簡単に行うことが
できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部側面断面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例を示す要部正面断面図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例を示す要部側面断面図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例を示す要部正面断面図であ
る。
【符号の説明】
10 柱 12 梁 12a 一般部分 14 接続ユニッ
ト(接合部分) 16 鋼管 18 I形鋼 22 スプライスプレート 24 ブラケット 30 鋼管 32 I形鋼 34 接続ブラケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接合される柱および梁の一般部分
    を鉄筋コンクリート構造とすると共に、これら柱および
    梁の接合部分を鉄骨構造とし、この鉄骨構造とした接続
    部分と鉄筋コンクリート構造とした前記一般部分とを一
    体的に結合したことを特徴とする柱・梁の混合構造。
  2. 【請求項2】 梁の一般部分をプレキャストコンクリー
    トによる鉄筋コンクリート構造としたことを特徴とする
    請求項1に記載の柱・梁の混合構造。
JP6871092A 1992-03-26 1992-03-26 柱・梁の混合構造 Pending JPH05272170A (ja)

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JP6871092A JPH05272170A (ja) 1992-03-26 1992-03-26 柱・梁の混合構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106812217A (zh) * 2015-12-01 2017-06-09 湖南大学 一种预制装配式节点
JP2017155442A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 株式会社竹中工務店 柱梁接合構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62264230A (ja) * 1986-05-09 1987-11-17 中岡 栄三 多階建築物の躯体構築工法

Patent Citations (1)

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