JP2570768Y2 - ロック装置 - Google Patents

ロック装置

Info

Publication number
JP2570768Y2
JP2570768Y2 JP1991073283U JP7328391U JP2570768Y2 JP 2570768 Y2 JP2570768 Y2 JP 2570768Y2 JP 1991073283 U JP1991073283 U JP 1991073283U JP 7328391 U JP7328391 U JP 7328391U JP 2570768 Y2 JP2570768 Y2 JP 2570768Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
engaging
bracket
engagement
claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991073283U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0517211U (ja
Inventor
光昭 森田
修司 服部
学 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Kasei Industry Co Ltd filed Critical Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Priority to JP1991073283U priority Critical patent/JP2570768Y2/ja
Publication of JPH0517211U publication Critical patent/JPH0517211U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2570768Y2 publication Critical patent/JP2570768Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば自動車におい
てそのボデー等に設けられている所定のブラケットと、
ワイヤハーネスが収容されたプロテクタとの二部材を装
着状態に保持するためのロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来のロック装置の一例が示され
ている。この図面において一方の部材であるプロテクタ
10の外壁部には係合爪58が一体に形成され、他方の
部材であるプロテクタ装着用のブラケット30には前記
係合爪58の受入れ可能な係合孔34が形成されてい
る。またプロテクタ10には、前記係合爪58の両側に
おいて前記ブラケット30を受け止めるためのブラケッ
ト受部26が形成されている。
【0003】前記プロテクタ10の両ブラケット受部2
6の箇所に対して前記ブラケット30が相対的に挿入さ
れると、このブラケット30は前記係合爪58をプロテ
クタ10の壁部の弾性によって押し沈めながら通過す
る。この結果、ブラケット30の係合孔34内に係合爪
58が位置し、プロテクタ10とブラケット30との二
部材はロック状態に保持される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図5の装置において
は、プロテクタ10とブラケット30とのロック後にお
ける前記係合爪58と係合孔34との係合力が大きく、
ロック状態が安定するものの、これらの係合を外すこと
が非常に困難である。つまりロックを解除するにはプロ
テクタ10とブラケット30との間にマイナスドライバ
ー等の工具を差し込み、この工具の先端部で前記係合爪
58を押し沈めて係合孔34との係合を外すことが必要
であるが、工具の先端部を係合爪58にうまく引っ掛け
ることができず、この係合爪58に不必要に傷をつける
ことが多かった。このためメンテナンス時の作業性が悪
く、またプロテクタ10を繰り返して使用できない問題
があった。
【0005】本考案の技術的課題は、必要に応じて二部
材のロックを解除でき、メンテナンス時の作業性を向上
させるとともに、このロック解除に際しては二部材の組
み付け方向のスペースしか確保されていないような狭い
作業スペースであっても、この組み付け方向のスペース
を利用して両ロック部の隙間に工具を差し込み、そのロ
ックを容易に解除できるロック装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この考案のロック装置は次のように構成されてい
る。すなわち二部材のうちの一方の部材のロック部は係
合爪を有し、他方の部材のロック部は前記係合爪の受入
れ可能な係合孔を有し、これらの二部材を所定の組み付
け方向から組み付けることにより、前記の両ロック部が
互いの面に沿って前記係合爪と係合孔とを合致させる方
向へ相対的に接近し、この係合爪をそのロック部の弾性
によって押し沈めながら他方のロック部が通過してその
係合孔内に前記係合爪が位置し、もって両ロック部がロ
ック状態に保持される形式のロック装置であって、前記
の両ロック部の間には相互のロック状態において前記の
二部材の組み付け方向から工具の差し込みが可能な隙間
が設けられ、しかも前記係合爪には両ロック部の前記
間を利用して差し込まれる工具の先端が位置するロック
解除用凹部が形成されている。
【0007】
【作用】本発明によれば、ロック状態に保持されている
二部材のロック解除は、これら二部材の組み付け方向か
前記の両ロック部の隙間に工具を差し込むことで、こ
の工具の先端が前記係合爪のロック解除用凹部に位置す
。この状態で工具を操作すれば、この係合爪と前記係
合孔との係合が外れ、ロックが解除される。このように
前記のロック解除に際しては、前記二部材の組み付け方
向のスペースしか確保されていないような作業スペース
に乏しい個所であっても、この組み付け方向のスペース
を利用して両ロック部の隙間に工具を差し込むことがで
き、ロック解除を必要とするロック装置としての適用範
囲が広がる。
【0008】
【実施例】次に本考案の一実施例を図1〜図4にしたが
って説明する。なお以下の実施例はワイヤハーネス用の
プロテクタの装着部に本考案のロック装置を適用したも
のである。
【0009】まず図1にロック装置が斜視図で示され、
図2にその断面図が示されている。これらの図面におい
て二部材のうちの一方の部材であるプロテクタ10に
は、その外壁の一部にロック部12が構成されている。
このロック部12は、係合爪18及びこの係合爪18の
両側に位置する一対のブラケット受部26をそれぞれ備
えている。
【0010】前記係合爪18はプロテクタ10の外壁の
一部である可撓部分13から一体に突出させている。こ
の可撓部分13は、係合爪18の両側に形成されたスリ
ット14と、図2で示すように裏面に形成された薄肉部
16とにより係合爪18を押し沈める方向へ弾性的に撓
む構成となっている。また前記ブラケット受部26につ
いてもプロテクタ10の外壁と一体に形成されており、
かつこれらは二部材のうちの他方の部材であるブラケッ
ト30の受け止め可能な形状となっている。
【0011】前記ブラケット30は、自動車のボデーや
その他の箇所に固定されて前記プロテクタ10を支持す
るための部材である。そしてこのブラケット30の端部
は、前記ブラケット受部26に挿入されるロック部32
となっている。このロック部32は前記係合爪18の受
入れ可能な係合孔34を有している。
【0012】前記プロテクタ10とブラケット30との
ロック部12,32を相互の面に沿わせて相対的に接近
させることで、このブラケット30のロック部32が前
記ブラケット受部26に挿入されることとなる。ここで
前記係合爪18は、両ロック部12,32の相対的な接
近時に前記ブラケット30と対向する側においてテーパ
面20を、その反対側に係合面22をそれぞれ備えてい
る。
【0013】しかも前記係合爪18の係合面22には、
そのほぼ中央部分を一定の幅で切り欠くことでロック解
除用凹部24が形成されている。この凹部24の幅は、
後述するマイナスドライバー等の工具Tの先端部分を挿
入可能な寸法に設定されている。またこの凹部24は、
係合面22の中央部分に位置していることが望ましい
が、中央から多少偏倚していても差し支えない。
【0014】さて前記プロテクタ10とブラケット30
とをロックするにあたっては、図2(A)で示すように
ブラケット30のロック部32をプロテクタ10のブラ
ケット受部26に向けて挿入する。これによりブラケッ
ト30の端部が前記係合爪18のテーパ面20に沿って
移動し、この係合爪18は前記可撓部分13の撓みによ
って押し沈められる。
【0015】そして図2(B)及び図3で示すようにブ
ラケット30のロック部32がブラケット受部26に完
全に挿入された状態では、ブラケット30の係合孔34
に係合爪18が位置し、この係合爪18の前記係合面2
2に係合孔34の縁部が係合する。これによってプロテ
クタ10とブラケット30とはロック状態に保持され
る。
【0016】メンテナンス時などにおいてプロテクタ1
0とブラケット30とのロックを解除する場合は、図
(A)で示すように両ロック部12,32の隙間から前
記係合爪18の係合面22に向けて工具Tを差し込む。
このとき、工具Tの先端部は前記ロック解除用凹部24
に位置する。そこで図4(B)のように前記工具Tを矢
印方向へ操作すると、係合爪18を押し沈める方向へ前
記可撓部分13を効果的に撓ませれる。これによって係
合爪18と係合孔34との係合が外され、プロテクタ1
0とブラケット30とのロックが容易に解除される。
【0017】なお前記実施例ではロック及びその解除を
必要とする二部材としてプロテクタ10とブラケット3
0とを例にとって説明したが、例えばワイヤハーネス用
プロテクタの本体と蓋との二部材に本実施例のロック装
置を適用することも当然可能である。
【0018】
【考案の効果】このように本考案は、必要に応じて二部
材のロックを容易に解除でき、メンテナンス時の作業性
が向上するとともに、このロック解除に際してはその作
業スペースに乏しい個所であっても、必然的に確保され
ている二部材の組み付け方向のスペースを利用して両ロ
ック部の隙間に工具を差し込むことができるので、ロッ
ク解除を必要とするロック装置の適用範囲を格段に広げ
ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】ロック装置を表した斜視図である。
【図2】ロック装置を表した断面図である。
【図3】ロック装置のロック状態を表した斜視図であ
る。
【図4】ロック装置のロック解除の手順を表した断面図
である。
【図5】従来のロック装置のロック状態を表した斜視図
である。
【符号の説明】
12 ロック部 18 係合爪 24 ロック解除用凹部 32 ロック部 34 係合孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−34650(JP,U) 実開 平2−19914(JP,U) 実開 平4−134907(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二部材のうちの一方の部材のロック部は
    係合爪を有し、他方の部材のロック部は前記係合爪の受
    入れ可能な係合孔を有し、これらの二部材を所定の組み
    付け方向から組み付けることにより、前記の両ロック部
    が互いの面に沿って前記係合爪と係合孔とを合致させる
    方向へ相対的に接近し、この係合爪をそのロック部の弾
    性によって押し沈めながら他方のロック部が通過してそ
    の係合孔内に前記係合爪が位置し、もって両ロック部が
    ロック状態に保持される形式のロック装置であって、 前記の両ロック部の間には相互のロック状態において前
    記の二部材の組み付け方向から工具の差し込みが可能な
    隙間が設けられ、しかも前記係合爪には両ロック部の
    隙間を利用して差し込まれる工具の先端が位置する
    ック解除用凹部が形成されていることを特徴としたロッ
    ク装置。
JP1991073283U 1991-08-19 1991-08-19 ロック装置 Expired - Lifetime JP2570768Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991073283U JP2570768Y2 (ja) 1991-08-19 1991-08-19 ロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991073283U JP2570768Y2 (ja) 1991-08-19 1991-08-19 ロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0517211U JPH0517211U (ja) 1993-03-05
JP2570768Y2 true JP2570768Y2 (ja) 1998-05-13

Family

ID=13513667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991073283U Expired - Lifetime JP2570768Y2 (ja) 1991-08-19 1991-08-19 ロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2570768Y2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4965121B2 (ja) * 2005-12-27 2012-07-04 トヨタ自動車株式会社 電子機器の取付け構造
JP5639383B2 (ja) * 2010-05-20 2014-12-10 矢崎総業株式会社 ロック構造
JP6058936B2 (ja) 2012-07-27 2017-01-11 テイ・エス テック株式会社 カップホルダ
JP2014119231A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Noritz Corp 電気機器の取付構造、制御ユニットおよび給湯装置
JP5550766B2 (ja) * 2013-05-31 2014-07-16 矢崎総業株式会社 ロックアーム付き収容体
FR3022308B1 (fr) * 2014-06-13 2017-07-07 Renault Sas Dispositif de fixation
JP6432731B2 (ja) * 2014-10-30 2018-12-05 三菱自動車エンジニアリング株式会社 車両のバンパ固定構造
JP6397340B2 (ja) * 2015-01-21 2018-09-26 株式会社ファルテック ラジエータグリル
JP7015259B2 (ja) * 2019-02-07 2022-02-02 ファナック株式会社 スナップフィット

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6334650U (ja) * 1986-08-22 1988-03-05
JPH0219914U (ja) * 1988-07-18 1990-02-09
JPH04134907U (ja) * 1991-06-10 1992-12-15 富士通株式会社 モールド部品のロツク爪とそのモールド型

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0517211U (ja) 1993-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002036873A (ja) サンバイザーホルダー
JP2570768Y2 (ja) ロック装置
JPH0137200Y2 (ja)
JPH06643Y2 (ja) 部材取付用クリップ構造
JP2575496Y2 (ja) ワイヤハーネス等の保持具
JPH024844Y2 (ja)
JP2577123B2 (ja) 装置本体外部取付け着脱式部品の取付け構造
JPH0134964Y2 (ja)
JPS6342169Y2 (ja)
JP3352878B2 (ja) 電気機器のレール取付装置
JPS6346285Y2 (ja)
JP3148524B2 (ja) スタッド固定具
JP2594636Y2 (ja) パイプ固定具
JPH0724647Y2 (ja) 部品の取付構造
JP2594392Y2 (ja) クリップ
JPH027496Y2 (ja)
JP2516291Y2 (ja) 取付け具
JPH0992122A (ja) 回路遮断器の取り付け構造
JPH0649928Y2 (ja) クリップ
JPS6224084Y2 (ja)
JPH0726566Y2 (ja) 部品の取付構造
JP3060631B2 (ja) クリップ
JPH0642088Y2 (ja) 物品固定用クリップ
JPH1126129A (ja) クロックスプリングのロック装置
JPH0529164Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term