JP3055762B2 - 成形容器 - Google Patents

成形容器

Info

Publication number
JP3055762B2
JP3055762B2 JP3996296A JP3996296A JP3055762B2 JP 3055762 B2 JP3055762 B2 JP 3055762B2 JP 3996296 A JP3996296 A JP 3996296A JP 3996296 A JP3996296 A JP 3996296A JP 3055762 B2 JP3055762 B2 JP 3055762B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveform
molded container
convex
concave
ridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3996296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09226739A (ja
Inventor
康伸 三好
政明 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
House Foods Corp
Original Assignee
House Foods Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by House Foods Corp filed Critical House Foods Corp
Priority to JP3996296A priority Critical patent/JP3055762B2/ja
Publication of JPH09226739A publication Critical patent/JPH09226739A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3055762B2 publication Critical patent/JP3055762B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂材料を成
形した、上方が開放している成形容器、さらに詳しくは
溶融状態で充填して充填後に固化するカレー、シチュ
ー、ハヤシのルー、チョコレート等のための成形容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の合成樹脂シートを成形した、上方
が開放している成形容器としては、底面を波形に形成
し、波形の低い部分に波形の進行方向に延びた稜線部を
有する突出部を設けたものが知られている。この突出部
は、底部の剛性を高めることに加えて、固化して成形容
器から取り出した充填物を折り割る位置を特定しさらに
折り割りを容易にする機能を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の成形容
器を新たに改良したものであって、底部の構造的剛性が
高い成形容器を提供することを目的とする。本発明はま
た、比較的粘性のある溶融状態の充填物をノズル等によ
って充填したとき、充填物が波形の進行方向において段
階的に流れて、迅速に均一な表面を得ることができる。
言い換えれば、比較的粘度の高く固化するまでの時間が
短い充填物を効率的に充填することができる成形容器を
提供することを目的とする。本発明はさらに、同じ粘度
の充填物であっても迅速に平らに充填することができ、
充填効率を高くすることができる成形容器を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【問題を解決するための手段及びその効果】第1発明
は、合成樹脂材料を成形した、上方が開放している成形
容器において、底面を波形に成形し、波形の低い部分に
上方に突出する凸部を形成し、波形の高い部分に下方に
凹んだ凹部を形成し、上記凸部は、波形の進行方向に延
びた稜線部と該稜線部から両側に対称に下降傾斜した凸
部斜面とからなり、上記凹部は波形の進行方向に延びた
谷線部と該谷線部から両側に対称に上昇傾斜した凹部斜
面からなり、上記凸部の稜線部と上記凹部の谷線部は上
方から見て概ね一直線上にあることを特徴とする成形容
器である。第1発明によれば、底部の構造的剛性が高
く、また、比較的粘度の高く固化するまでの時間が短い
充填物を効率的に充填することができる効果を有する。
さらに、同じ粘度の充填物であっても迅速に平らに充填
することができ、充填効率を高めることができる効果を
有する。
【0005】第2発明は、上記底面の波形が、SIN曲
線であることを特徴とする成形容器である。第2発明に
よれば、成形容器に曲率の小さい角部が少なく、充填物
の剥離が容易で使い勝手が良い効果を有する。第3発明
は、上記底面の波形が、円筒面の繰り返しであることを
特徴とする成形容器である。第3発明によれば、外形寸
法に対し充填容積を大きくすることができる効果を有す
る。第4発明は、上記底面の波形が、円筒面の繰り返し
であり、かつ該円筒面の間に平面部が設けられている成
形容器である。第4発明によれば、底部の構造的剛性を
さらに高めることができる効果を有する。第5発明は、
上記波形の高い部分の頂上部に、直線突出部を設けた成
形容器である。第5発明によれば、固化して成形容器か
ら取り出された充填物を所定の位置で正確に容易に折り
割りすることができる効果を有する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施例の成形容器を図に
基づいて説明する。 〔第1実施例〕図1に示すように、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、ポリプロピレンテレクタレート、ポリカー
ボネート等のシートを成形した成形容器1は、図1ない
し図3に示すように、上方開放の形状であって、周囲に
フランジ2を有する。充填空間4は、上方から見て矩形
であって、四隅が丸みを持っている。底部10は、波形
であり、さらに詳しくは垂直断面がSIN曲線であっ
て、波形の低い部分12と、波形の高い部分14が交互
に連続して形成されている。波形の低い部分12は凸部
13を有し、該凸部13は波形の進行方向に延びた中心
軸線Cにほぼ一致した稜線部20と、稜線部20を中心
に対称に下降傾斜した凸部斜面22、24とを有する。
凸部斜面22、24は、より正確に述べれば下方に凸の
大きい曲率の円筒面であって、稜線部20は下方に凸の
大きい曲率の円弧形である。波形の高い部分14は凹部
15を有し、該凹部15は波形の進行方向に延びた中心
軸線Cにほぼ一致した谷線部30と、谷線部30を中心
に対称に上昇傾斜した凹部斜面32、34とを有する。
凹部斜面32、34は、より正確に述べれば上方に凸の
大きい曲率の円筒面であって、谷線部30は上方に凸の
大きい曲率の円弧形である。
【0007】上記稜線部20と谷線部30は、上方から
見ると一直線状であり、側面から見ると底部10の波形
の低い部分12と波形の高い部分14によって形成され
るSIN曲線の振幅よりも小さい振幅のSIN曲線に近
似する。波形の高い部分14の頂上部には、中心軸線C
と直交する方向に延びた直線突出部40が形成され、直
線突出部40は凹部斜面32、34によって切断されて
いる。
【0008】〔第2実施例〕第2実施例の成形容器は、
図4及び図5に示されるが、第1実施例と同じ構成につ
いては第1実施例と同じ符号を付してその説明を省略す
る。波形の底部110は、円筒面を連続させたものであ
り、波形の低い部分112と、波形の高い部分114が
交互に連続して形成されている。波形の低い部分112
は凸部13を有し、該凸部13は波形の進行方向に延び
た中心軸線にほぼ一致した稜線部120と、稜線部12
0を中心に対称に下降傾斜した凸部斜面とを有する。波
形の高い部分14は凹部15を有し、該凹部15は波形
の進行方向に延びた中心軸線にほぼ一致した谷線部13
0と、谷線部130を中心に対称に上昇傾斜した凹部斜
面とを有する。
【0009】〔第3実施例〕第3実施例の成形容器は、
図6及び図7に示されるが、第1実施例と同じ構成につ
いては第1実施例と同じ符号を付してその説明を省略す
る。波形の底部210は、円筒面202と平面204を
交互にを連続させたものであり、波形の低い部分212
と、波形の高い部分214が交互に連続して形成されて
いる。波形の高い部分214の頂上部の中心部には、中
心軸線Cと直交する方向に延びた直線突出部240が形
成されている。波形の低い部分212は凸部13を有
し、該凸部13は波形の進行方向に延びた中心軸線にほ
ぼ一致した稜線部220と、稜線部220を中心に対称
に下降傾斜した凸部斜面とを有する。波形の高い部分2
14は凹部15を有し、該凹部15は波形の進行方向に
延びた中心軸線にほぼ一致した谷線部230と、谷線部
230を中心に対称に上昇傾斜した凹部斜面とを有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の成形容器の斜視図であ
る。
【図2】図1の線llーllを含む垂直断面の断面図であ
る。
【図3】図1の線lll ーlll を含む垂直断面の断面図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例の成形容器の図2に対応す
る断面図である。
【図5】本発明の第2実施例の成形容器の図3に対応す
る断面図である。
【図6】本発明の第3実施例の成形容器の図2に対応す
る断面図である。
【図7】本発明の第3実施例の成形容器の図3に対応す
る断面図である。
【符号の説明】
C 中心軸線 1 成形容器 2 フランジ 4 充填空間 10 底部 12 波形の低い部分 13 凸部 14 波形の高い部分 15 凹部 20 稜線部 22、24 凸部斜面 30 谷線部 32、34 凹部斜面 40 直線突出部 110 波形の底部 112 波形の低い部分 114 波形の高い部分 120 稜線部 130 谷線部 202 円筒面 204 平面 210 波形の底部 212 波形の低い部分 214 波形の高い部分 220 稜線部 230 谷線部 240 直線突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 1/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂材料を成形した、上方が開放し
    ている成形容器において、 底面を波形に成形し、波形の低い部分に上方に突出する
    凸部を形成し、波形の高い部分に下方に凹んだ凹部を形
    成し、 上記凸部は、波形の進行方向に延びた稜線部と該稜線部
    から両側に対称に下降傾斜した凸部斜面とからなり、上
    記凹部は波形の進行方向に延びた谷線部と該谷線部から
    両側に対称に上昇傾斜した凹部斜面からなり、 上記凸部の稜線部と上記凹部の谷線部は上方から見て概
    ね一直線上にあることを特徴とする成形容器。
  2. 【請求項2】 上記底面の波形が、SIN曲線であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の成形容器。
  3. 【請求項3】 上記底面の波形が、円筒面の繰り返しで
    あることを特徴とする請求項1記載の成形容器。
  4. 【請求項4】 上記底面の波形が、円筒面の繰り返しで
    あり、かつ該円筒面の間に平面部が設けられいることを
    特徴とする請求項1記載の成形容器。
  5. 【請求項5】 上記波形の高い部分の頂上部に、直線突
    出部を設けたことを特徴とする請求項1記載の成形容
    器。
JP3996296A 1996-02-27 1996-02-27 成形容器 Expired - Fee Related JP3055762B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3996296A JP3055762B2 (ja) 1996-02-27 1996-02-27 成形容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3996296A JP3055762B2 (ja) 1996-02-27 1996-02-27 成形容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09226739A JPH09226739A (ja) 1997-09-02
JP3055762B2 true JP3055762B2 (ja) 2000-06-26

Family

ID=12567594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3996296A Expired - Fee Related JP3055762B2 (ja) 1996-02-27 1996-02-27 成形容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3055762B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4680088B2 (ja) * 2006-02-17 2011-05-11 ハウス食品株式会社 固形食品用包装容器
JP5933201B2 (ja) * 2011-07-15 2016-06-08 月島食品工業株式会社 固形脂用容器
KR200487612Y1 (ko) * 2017-06-20 2018-10-11 롯데푸드 주식회사 냉동식품 보관 용기

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09226739A (ja) 1997-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3055762B2 (ja) 成形容器
JPH10218213A (ja) 嵌合容器
JPH0443458Y2 (ja)
JPH1088650A (ja) プラッスチック製u形側溝
JP2570411Y2 (ja) 金属カバー付き合成樹脂筒状成型体
JPS5938271U (ja) マルチパツク容器
JPS6244966U (ja)
JPH078434Y2 (ja) チューブ容器
JPS6239786Y2 (ja)
JPS6119079Y2 (ja)
JPS6180045U (ja)
JPS5821407Y2 (ja) 振出用栓
JPH0613098Y2 (ja) 可撓性容器
JP3395338B2 (ja) 容器用把手
JPH0632115Y2 (ja) フィルターケース
JP2513532Y2 (ja) 樹脂バンパ―
JPS639705Y2 (ja)
JPS6164815U (ja)
JPS58143338U (ja) 容器用の蓋
JPS58116512U (ja) たこ焼き収納用の皿
JPS633956U (ja)
JPS6026725Y2 (ja) パレツト型コンパクト
JPS5940281Y2 (ja) 運搬用容器
JPS59106357U (ja) 液体容器の注出口用キヤツプ
JPH0474611U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees