JPH058334Y2 - - Google Patents

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JPH058334Y2
JPH058334Y2 JP12236388U JP12236388U JPH058334Y2 JP H058334 Y2 JPH058334 Y2 JP H058334Y2 JP 12236388 U JP12236388 U JP 12236388U JP 12236388 U JP12236388 U JP 12236388U JP H058334 Y2 JPH058334 Y2 JP H058334Y2
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JP
Japan
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adhesive
seat plate
crimping
caulking
bent portion
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JP12236388U
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JPH0243506U (ja
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  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は熱硬化性合成樹脂製の頭本体にカシメ
部材を接着してなるホツク頭の改良に関するもの
である。
(従来の技術) 一般に熱硬化性合成樹脂製のホツク頭は、頭本
体とカシメ部材とを結合したものであるが、熱可
塑性合成樹脂の場合と異なり、カシメ部材を頭本
体にインサート成形することができないため、頭
本体とカシメ部材とは接着又は抱き込み状態の固
定手段により固定されており、その殆どは結合の
確実性の高い接着構造となつている。
そしてこのように結合されたホツク頭は、カシ
メ部材のカシメ脚を布地等の取付け部材と、雌、
雄ホツクのいずれかに貫通させてカシメるように
して釦体を構成すべく使用している。
上記のような接着手段を採用したホツク頭の従
来例としては、第4図に示すように、熱硬化性合
成樹脂製の頭本体1の中央部にカシメ部材2の座
板5を陥没状態で接着すべく開設した座グリ状穴
3内に接着剤4を塗布した後、円板形若しくは傘
形の座板5の中央にカシメ脚6を突設したカシメ
部材2の座板5を押圧することにより接着一体化
した構成のホツク頭が公知である。
(考案が解決しようとする課題) ところがカシメ部材2の座板5が水平若しくは
周縁下りの傘形となつているために、これを接着
剤4の塗布された座グリ状穴3の底面へ押圧する
と、座板5が水平のものでは、接着剤4が接着面
間に溜りを形成することなく周囲及びカシメ脚6
の中空部内へ圧出されるようになつて相互接着力
の弱いものとなり、また傘形の座板5の場合に
は、接着剤4が主として中心方向へ圧出され、こ
れがカシメ脚6の中空部内へ進入上昇して部分的
に中実状態を形成する(第4図参照)ため、不良
品が頻発するだけでなく、カシメ作業を困難と
し、しかも確実なカシメが期待できないといつた
問題点があつた。
本考案は上記問題点に着眼して、頭本体とカシ
メ部材の接着結合を強固とするとともに、カシメ
脚の中空部内への接着剤の進入上昇を阻止して、
雄、雌ホツク等へのカシメ作業を簡単且つ確実と
することのできるホツク頭を提供することを目的
としている。
(課題を解決するための手段) 本考案は、熱硬化性合成樹脂製の頭本体の中央
部にカシメ部材の座板を陥没状態で接着するため
の座グリ状穴を開設し、該座グリ状穴内へ、中央
にカシメ脚を突設したカシメ部材の座板を接着剤
を用いて接着したホツク頭において、前記カシメ
部材に、カシメ脚と座板が連続する境界部裏面に
座グリ状穴の底面と接する膨出状折曲部を、また
座板には、前記膨出折曲部に連続して環状***部
を具備させることにより前記目的を達成たもので
ある。
(実施例) 次に本考案のホツク頭の実施例を図面に基づい
て説明すると以下の通りである。
第1図は本考案のホツク頭の分解断面図、第2
図は組立状態断面図、第3図は雌ホツクにカシメ
固定した場合の断面図であつて、熱硬化性合成樹
脂製例えば、フエノール樹脂、ユリア樹脂等から
なる頭本体1の中央部にカシメ部材2の座板5を
陥没状態で接着するために開設した座グリ状穴3
内に、座板5の中央にカシメ脚6を突設したカシ
メ部材2の座板5を接着剤4を用いて接着した構
成においては従来のホツク頭と同一である。
本考案のホツク頭は、カシメ部材2の座板5に
特徴があるのであつて、金属製で円筒形をしたカ
シメ脚6と座板5が連続する境界部裏面に、座グ
リ状穴3の底面と接する膨出状折曲部7が環状に
形成され、且つ座板5には、前記膨出折曲部7に
連続して環状***部8が形成された構成となつて
いることである。
このように構成されたカシメ部材2は、頭本体
1の座グリ状穴5内に適量のエポキシ樹脂製の接
着剤4を注入展延した後、該座グリ状穴5内へ嵌
挿配置して底方向へ押圧することにより接着する
のであるが、この際、カシメ部材2の膨出状折曲
部7が座グリ状穴3底に圧接された状態で接着さ
れる。
この場合の両者の接着は、主として、環状***
部8内、座板5の周囲空隙、座グリ状穴5内壁面
と環状***部8の外周面によつて形成される環状
空間内の接着剤によつて確実に固定されるもので
あり、第3図に示すように、接着固定されたホツ
ク頭は、従来と同様、カシメ部材2のカシメ脚6
を布地等の取付け部材9と、雌、雄ホツクのいず
れか(図示では雌ホツク10)に貫通させてカシ
メ脚6をカシメて釦体を構成するのである。
(考案の作用効果) 以上のように熱硬化性合成樹脂製の頭本体の中
央部にカシメ部材の座板を陥没状態で接着するた
めに開設した座グリ状穴内に、座板の中央にカシ
メ脚を突設したカシメ部材の座板を接着剤を用い
て接着したホツク頭において、前記カシメ部材
を、カシメ脚と座板が連続する境界部裏面に、座
グリ状穴の底面と接する膨出状折曲部が形成さ
れ、且つ座板には、前記膨出折曲部に連続して環
状***部が形成された構成としたから、接着剤の
塗布された座グリ状穴内へカシメ部材の座板を嵌
挿押圧した際、膨出状折曲部が座グリ状穴底に圧
接されるようになつてその周囲の接着剤のカシメ
脚の中空部への進入を阻止するように作用して、
従来のようにカシメ脚内の一部が中実となつてカ
シメに支障を及ぼすような不良品を形成すること
がなく、何等カシメに支障のない状態で頭本体と
カシメ部材が接着固定される。
また環状***部は座板を補強するだけでなく、
該環状***部内に接着剤の溜りを形成して座グリ
状穴底との接着面積を増大し、さらに座板周囲か
ら押し出された接着剤が、座板周囲の空隙と、座
グリ状穴内壁面と環状***部間において固化する
ようになるから、頭本体とカシメ部材の接着固定
が確実強固となり、両者が不用意に分離されると
いつた不都合も皆無となる。
従つて本考案によれば、頭本体とカシメ部材の
接着結合を強固とするとともに、カシメ脚の中空
部内への接着剤の進入上昇を阻止して、雄、雌ホ
ツク等へのカシメ作業を簡単且つ確実とすること
のできるホツク頭を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のホツク頭の分解断面図、第2
図は組立状態断面図、第3図は雌ホツクにカシメ
固定した場合の断面図、第4図は従来のホツク頭
の断面図である。 1……頭本体、2……カシメ部材、3……座グ
リ状穴、4……接着剤、5……座板、6……カシ
メ脚、7……膨出状折曲部、8……環状***部、
9……取付け部材、10……雌ホツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱硬化性合成樹脂製の頭本体の中央部にカシメ
    部材の座板を陥没状態で接着するために開設した
    座グリ状穴内に、中央にカシメ脚を突設したカシ
    メ部材の座板を接着剤を用いて接着したホツク頭
    において、前記カシメ部材が、カシメ脚と座板が
    連続する境界部裏面に、座グリ状穴の底面と接す
    る膨出状折曲部が形成され、且つ座板には、前記
    膨出折曲部に連続して環状***部が形成された構
    成となつていることを特徴とするホツク頭。
JP12236388U 1988-09-19 1988-09-19 Expired - Lifetime JPH058334Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12236388U JPH058334Y2 (ja) 1988-09-19 1988-09-19

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JP12236388U JPH058334Y2 (ja) 1988-09-19 1988-09-19

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Publication Number Publication Date
JPH0243506U JPH0243506U (ja) 1990-03-26
JPH058334Y2 true JPH058334Y2 (ja) 1993-03-02

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