JP2570284Y2 - ボイスコイルの中継板及び中継構造 - Google Patents

ボイスコイルの中継板及び中継構造

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JP2570284Y2
JP2570284Y2 JP1991023433U JP2343391U JP2570284Y2 JP 2570284 Y2 JP2570284 Y2 JP 2570284Y2 JP 1991023433 U JP1991023433 U JP 1991023433U JP 2343391 U JP2343391 U JP 2343391U JP 2570284 Y2 JP2570284 Y2 JP 2570284Y2
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voice coil
relay
aluminum
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copper
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良夫 古木
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はスピーカ用ボイスコイ
ルの中継板に係り、アルミ製エッジワイズ線の中継に好
適なボイスコイルの中継板及び中継構造に関する。
【0002】
【従来技術】従来のアルミ製エッジワイズ線を用いたボ
イスコイルの中継板及び中継構造では、図6に示すよう
に、ボビン11に巻いたボイスコイル12の端末12a を、ボ
ビン11の合せ部の隙間11a に設置して、中継板として共
用したり、銅製の中継板(図示せず)を前記と同様ボビ
ン11の合せ部の隙間11a に設置して、この銅製の中継板
に端末12a を接続していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のボイスコイルの中継板及び中継構造は、ボイスコイル
に用いたアルミ製エッジワイズ線を中継板に共用する
と、動作中に中継部が断線しやすかった。
【0004】また、銅製中継板を用いたものは、アルミ
と銅の異種金属間の半田付けが難しく、接続が不確実で
電気的接続の信頼性が低かった。
【0005】この考案は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは従来例の欠点を解消
し、アルミ製エッジワイズ線の接続の信頼性が高く、半
田付けが容易なボイスコイルの中継板及び中継構造を提
供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案のボイスコイル
構造はアルミ製エッジワイズ線をボビンに巻いたスピー
カのボイスコイル構造において、ボビンの下端部からボ
イスコイルの頂部を超えた箇所まで少なくとも1つのス
リットをボビンに設け、このスリットにアルミ材及び銅
材を接合したクラッド材からなる中継板を配置し、中継
板の銅材部に信号用リード線を接続し、中継板のアルミ
材部にエッジワイズ線の端部を接続するよう構成したも
のである。
【0007】また、前記クラッド材からなる中継板は一
面にアルミ材及び銅材の両者が露出するように形成され
ているものである。
【0008】また、前記中継板の上端部を銅材部を内側
に折り曲げて前記リード線を圧着するよう構成したもの
である。
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】この考案によれば、アルミ材と銅材を接合した
クラッド材で中継板を形成し、この中継板をボビンの合
せ部の隙間に設置し、アルミ製ボイスコイルの端末は中
継板のアルミ材部に接続して銅系の信号用リード線は銅
材部に接続している。
【0012】また、中継板を形成しているクラッド材の
一面をアルミ材及び銅材で形成し、この面にボイスコイ
ルの端末及び信号用リード線を接続して作業性の向上を
図っている。
【0013】中継板の上端部を折り曲げて、信号用リー
ド線を圧着して電気的に接続し、作業性の向上を図って
いる。
【0014】更に、ボビンに設けたスリット部にアルミ
材部を外側にして中継板を設置し、アルミ製ボイスコイ
ルの端末を、中継板のアルミ材部に接続している。これ
により、中継板を含めたボイスコイルの厚さは、他のボ
イスコイル部と同等にできるので、磁路構成部材とのク
リアランスは、適正に維持できる。また中継板の上部は
ボイスコイルの頂部に位置するスリット部から、ボビン
の外側に出してリード線との接続を容易にしている。
【0015】
【実施例】この考案に係るボイスコイルの中継板及び中
継構造の実施例を図1乃至図5に基づき説明する。
【0016】図において、1はアルミ材と銅材を接合し
たクラッド材で形成した中継板、1aはアルミ材、1bは銅
材、1cはリード線を圧着した中継板1の折り曲げ部、1d
はボイスコイルの端末を接続するための中継板1の曲げ
部、2は一方の面がアルミ材1aと銅材1bの両者で形成さ
れ中継板1と同形状のクラッド材による中継板、3はボ
イスコイル用のボビン、3aはボビン3の合せ部の隙間、
3bはボビン3の下端部からボイルコイルの頂部を超えた
箇所まで設けたスリット、4は断面角形のアルミ製エッ
ジワイズ線を用いて形成したボイズコイル、4aはボイス
コイル4の端末、5はスピーカを駆動する銅製の信号用
リード線である。
【0017】上記構成において、図1及び図3に示す本
考案のボイスコイルの中継板及び中継構造における第1
の実施例では、アルミ材1aと銅材1bを接合して形成した
中継板1を銅材1bを外側にしてボビン3の隙間3aに設置
し、ボイスコイル4の端末4aを90度捩って、中継板1の
内側に位置したアルミ材1aにアルミ半田で接続してい
る。銅製のリード線5は中継板1上部の銅材1b部に汎用
の半田で接続している。
【0018】図2に示す中継板2を用いた第2の実施例
では、前記図3に示す中継板1に代えて、この中継板1
と同形状の中継板2を用い、この中継板2のアルミ材1a
と銅材1bの両者により形成された面を、ボイスコイル4
に対向して設置することにより、ボイスコイル4の端末
4a及び信号用リード線5の双方共中継板2の外側で半田
付けできるようにしている。
【0019】図4に示す第3の実施例では、ボビン3の
合せ部の隙間3aに、銅材1bを外側にして設置した中継板
1の上端に設けた折り曲げ部1cに、信号用リード線5を
挿入し圧着している。ボイスコイル4の端末4aは中継板
1の下端に設けた曲げ部1dの下面アルミ材1a部に、アル
ミ半田により接続している。
【0020】図5に示す第4の実施例では、ボビン3に
設けたスリット3bに、アルミ材1bを外側にして中継板1
を設置し、アルミ製ボイスコイル4の端末4aを、中継板
1のアルミ材1a部にアルミ半田により接続している。そ
して中継板1の上部はボイスコイル4の頂部を超えた箇
所に位置するスリット3bから、ボビン3の外側に出し
て、銅製のリード線と銅材1b部を汎用半田で接続出来る
構成にしている。
【0021】
【考案の効果】この考案に係るボイスコイルの中継板及
び中継構造によれば、クラット材で形成した中継板にボ
イスコイルの端末を接続しているため、中継部の耐久性
が大幅に向上した。
【0022】また、中継板とボイスコイルの端末及びリ
ード線は、夫々同種金属を接続しているため、接続が確
実になり電気的接続の信頼性が向上した。
【0023】更に、上記同種金属の半田付け及び中継板
の上部折り曲げによるリード線との接続等により、接続
の作業性が大幅に改善された。
【0024】しかも、構造が簡単であって、また、安価
に構成することができるため実施も容易であるなどの優
れた特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のボイスコイルの中継板の第1の実施例
を示す斜視図である。
【図2】同第2の実施例を示す斜視図である。
【図3】同ボイスコイルの中継構造の第1の実施例を示
す斜視図である。
【図4】同ボイスコイルの中継構造の第3の実施例を示
す斜視図である。
【図5】同ボイスコイルの中継構造の第4の実施例を示
す斜視図である。
【図6】従来例のボイスコイルの中継板及び中継構造を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1,2 中継板 1a アルミ材 1b 銅材 1c 折り曲げ部 3 ボビン 3a 隙間 3b スリット 4 ボイスコイル 4a 端末 5 リード線

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミ製エッジワイズ線をボビンに巻いた
    スピーカのボイスコイル構造において、ボビンの下端部
    からボイスコイルの頂部を超えた箇所まで少なくとも1
    つのスリットをボビンに設け、このスリットにアルミ材
    及び銅材を接合したクラッド材からなる中継板を配置
    し、中継板の銅材部に信号用リード線を接続し、中継板
    のアルミ材部にエッジワイズ線の端部を接続するよう構
    成したことを特徴とするボイスコイル構造。
  2. 【請求項2】前記クラッド材からなる中継板は一面にア
    ルミ材及び銅材の両者が露出するように形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のボイスコイル構造。
  3. 【請求項3】前記中継板の上端部を銅材部を内側に折り
    曲げて前記リード線を圧着したことを特徴とする請求項
    1記載のボイスコイル構造。
JP1991023433U 1991-02-20 1991-02-20 ボイスコイルの中継板及び中継構造 Expired - Lifetime JP2570284Y2 (ja)

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JPH04105794U JPH04105794U (ja) 1992-09-11
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