JP2568456B2 - ポリ燐酸アンモニウム類含有無ブリード性オレフィン系重合体組成物の製造方法 - Google Patents

ポリ燐酸アンモニウム類含有無ブリード性オレフィン系重合体組成物の製造方法

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JP2568456B2 JP2259884A JP25988490A JP2568456B2 JP 2568456 B2 JP2568456 B2 JP 2568456B2 JP 2259884 A JP2259884 A JP 2259884A JP 25988490 A JP25988490 A JP 25988490A JP 2568456 B2 JP2568456 B2 JP 2568456B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はポリ燐酸アンモニウム類を配合したポリオレ
フィン系樹脂組成物及びオレフィン系熱可塑性エラスト
マー組成物から得られる成形品において、高温高湿度条
件下での成形品表面へのポリ燐酸アンモニウム類又はそ
の分解物(以下、「ポリ燐酸アンモニウム類」と総称す
る)のブリード現象が殆ど生じないオレフィン系重合体
組成物を製造する方法に関する。
従来より、オレフィン系重合体例えば、樹脂及び熱可
塑性エラストマーはその衛生性、加工性、耐薬品性、耐
候性、電気的特性及び機械的強度等の優位性を活かし
て、産業用及び家庭用電気製品の分野を始めとして、建
築物、室内装飾品及び自動車部品等の各種の分野に多用
されている。
[従来の技術] しかし、該組成物は組成物中の燐酸アンモニウム(又
は燐酸アミン)の吸湿性に起因して、梅雨時等の高温高
湿度条件下では、該成形品表面への燐酸アンモニウム
(又は燐酸アミン)の激しいブリード現象が発生する。
その結果、該成形品表面の電気抵抗値が大幅に低下する
ことから、高温高湿度条件下では電気絶縁材料等に使用
できないといった欠点を伴っている。
しかし、ポリ燐酸アンモニウム(又はポリ燐酸アミ
ン)が配合された組成物を成形して得られる成形品から
の該化合物のブリード現象を確実に防止する方法は従来
知られていなかった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者らはポリ燐酸アンモニウムを配合したポリオ
レフィン系樹脂組成物又はオレフィン系熱可塑性エラス
トマー組成物(以下、「オレフィン系重合体組成物」と
総称することがある)から得られる成形品表面への高温
高湿度条件下でのポリ燐酸アンモニウム類のブリード現
象を殆ど生じないオレフィン系重合体組成物を得るべく
鋭意研究を行なった。
その結果、ポリ燐酸アンモニウム(A)を必須添加剤
とし、これとシランカップリング剤(G)、オレフィン
系合成ゴム(J)及び石油樹脂(E)で構成される群の
中から選ばれた1種又は2種以上とをポリオレフィン系
樹脂に配合することによって、上述の課題を解決するこ
とができることを見出し、この知見に基づいて本発明を
完成した。
以上の記述から明らかな様に、本発明の目的はオレフ
ィン系重合体にポリ燐酸アンモニウムを配合した組成物
からなる成形品において不可避的に現われる成形品表面
へのポリ燐酸アンモニウム類のブリード現象を殆ど呈し
ないオレフィン系重合体組成物の製造方法を提供するこ
とにある。
本発明は特にポリプロピレン樹脂組成物及びオレフィ
ン系熱可塑性エラストマーであってその熱可塑性成分が
プロピレンを主体とする組成物のブリード性改善に有用
である。
[課題を解決するための手段] 本発明の方法は下記の構成要件からなる。
ポリ燐酸アンモニウム類(A)並びに下記の(G)、
(J)及び(E)成分で構成される群から選ばれる1種
又は2種以上の組合わせ添加剤をオレフィン系重合体に
配合することを特徴とする高温高湿度条件下におけるオ
レフィン系重合体成形品表面へのポリ燐酸アンモニウム
類のブリード現象を生じ難いオレフィン系重合体組成物
の製造方法: 組成物全量を100重量%として (G)シランカップリング剤 0.3〜5重量% (J)オレフィン系合成ゴム 3〜25重量% (E)石油樹脂 1〜20重量%。
本発明の方法の適用によって実用に十分な効果を生ず
るオレフィン系重合体としては、次のものを例示でき
る: (i)ポリオレフィン系樹脂 ・エチレンの単独重合体樹脂、エチレン主成分とプロピ
レン以上の副成分との共重合体樹脂; ・プロピレンの結晶性単独重合体樹脂、プロピレン主成
分とエチレンもしくは1−ブテン以上の1−オレフィン
との結晶性共重合体樹脂; ・1−ブテンの単独重合体樹脂、1−ブテン主成分とエ
チレン、プロピレンもしくは1−ペンテン以上の1−オ
レフィンとの共重合体樹脂; ・4−メチル−1−ペンテンの単独重合体樹脂; 4−メチル−1−ペンテンの単独重合体樹脂とエチレ
ン、プロピレン、1−ブテンもしくは1−ヘプテン以上
の1−オレフィンとの共重合体樹脂; ・上記樹脂の2種類以上からなる樹脂ブレンド; ・上記樹脂:の変性物 中でも、好ましい樹脂は次のものである: プロピレン以上の副成分との共重合体樹脂; ・プロピレンの結晶性単独重合体樹脂、プロピレン主成
分とエチレンもしくは1−ブテン以上の1−オレフィン
との結晶性共重合体樹脂。
本発明で好ましい樹脂であるポリプロピレン樹脂とし
ては、以下のものを例示できる: ・結晶性 プロピレン単独重合体、 ・プロピレンを主成分とし、下記の1−オレフィンの1
種以上を副成分とする結晶性ランダム共重合体もしくは
結晶性ブロック共重合体: エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オ
クテン及び1−デセン。
これら結晶性重合体の2以上の混合物も好適樹脂ブレ
ンドとして、挙げることができる。型物の成形材料とし
ては、結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体が
特に好ましい。
(ii)オレフィン系熱可塑性エラストマーとは、ポリオ
レフィン系樹脂とオレフィン系エラストマーとの複合体
であって、場合によってはエラストマー側が部分架橋物
である重合体を言う。その成分重合体の例としては、次
の組合わせを挙げることができる: ・ポリエチレン系樹脂(PE)とエチレン−プロピレン系
ゴム(EPM、EPDM)、 ・ポリプロピレン系樹脂(PP)とエチレン−プロピレン
系ゴム(EPM、EPDM)、 ・ポリプロピレン系樹脂(PP)とエチレン−1−ブテン
系ゴム(EPM、EBDM)、 ・ポリプロピレン系樹脂(PP)とプロピレン−1−ブテ
ン系ゴム(PBM、PBDM)等。
これらの中でも実用的に有用なものとしては、樹脂成
分がポリプロピレン系樹脂である熱可塑性エラストマー
を挙げることができる。
本発明の方法で実用上十分な効果を生ずる好適な結晶
性ポリプロピレン系樹脂としては、MFR(230℃;2.16kg
f)通常0.1〜50g/10min、好ましくは1〜30g/10minのも
のを選ぶ。
本発明の方法で実用上十分な効果を生ずる好適なポリ
エチレン系樹脂としては、高密度、中密度及び低密度ポ
リエチレン樹脂の何れをも用いることができる。なお、
ポリエチレン系樹脂は成形品の基材樹脂としても、熱可
塑性エラストマーの成分としても、用いることができ
る。
本発明の方法で実用上十分な効果を生ずる好適な熱可
塑性エラストマーを製造するには、ポリオレフィン系樹
脂とオレフィン系エラストマーとを熱融解混練手段例え
ば、押出機又はロールミルなどに装入し、必要ならば部
分架橋に必要十分量の有機過酸化物と共に所定温度及び
時間等の部分架橋を生じ得る条件下に処理する。得られ
た処理物は熱可塑性樹脂に適用可能な成形法によって自
由に成形することができ、しかも得られた成形品はゴム
弾性をある程度備えている。
本発明の方法の適用において効果を発現するポリ燐酸
アンモニウム類(A)として好ましいものは一般式(NH4
PO3)n(nは50以上の正数)で表されるものである。例
えば好ましいポリ燐酸アンモニウム類の市販品として
は、以下に示すものを挙げることができる。
商品名:スミセーフP(住友化学社製)及び 商品名:Exolit 422(ヘキスト社製)。
本発明で用いるシランカップリング剤(G)としては
一般式R1R2SiX2[ここでR1は塩素原子、ビニル基、アミ
ノ基及び/又はメルカプト基等を含む炭化水素基であ
り、Xは低級アルコキシ基又はハロゲン原子等の加水分
解し得る有機基であり、R2はR1又はXであり、Xが複数
個存在する場合には互に異なって良い]で表されるシラ
ン系化合物である。シラン系化合物としては、下記のも
のを例示できる: ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2
−アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3
−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロ
ピルトリメトキシシラン等をいう。
中でもビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキ
シシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン
が好ましい。これらは高温高湿度条件下でのポリ燐酸ア
ンモニウム又はその分解物(ポリ燐酸アンモニウム類)
のブリードを防止し得る。
該シランカップリング剤の配合割合は全組成物量を10
0重量%として、通常0.3〜5重量%、好ましくは、0.5
〜3重量%である。該配合割合が0.1重量%以下では高
温高湿度条件下でのブリード防止効果不足を来す。また
7重量%以上を配合しても、それを超えるブリード防止
効果を期待し難い。
本発明の(J)成分として用いるオレフィン系合成ゴ
ムの例はエチレン−プロピレンゴム(EPM)、エチレン
−プロピレン−非共役ジエンゴム(EPDM)、エチレン−
1−ブテンゴム(EBM)、エチレン−酢酸ビニルゴム等
を挙げることができる。
中でもエチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピ
レン−非共役ジエンゴムが好ましい。これらは高度のブ
リード防止性を持続させる上で優れた効果を発揮する。
該オレフィン系合成ゴムはそのムーニー粘度[ML1+4
(100℃)]通常10〜120程度のもので十分である。特に
その性状を選ぶ必要は無い。
該オレフィン系合成ゴムの配合割合はポリオレフィン
樹脂組成物全体の量を100重量%として、3〜25重量
%、好ましくは5〜20重量%である。該配合割合が1重
量%以下では高温高湿度条件下でのブリード防止効果に
欠ける。また25重量%以上を配合しても、それ以上のブ
リード防止効果を期待し難い。
本発明で用いる石油樹脂(E)としては、石油精製又
は石油分解の際の分解油留分に含まれるジオレフィン、
モノオレフィン類及び/又は芳香族化合物からC2〜C10
の1−オレフィン、C4、C5のジオレフィン並びにベンゼ
ン、トルエン及びキシレン等の有用な炭化水素留分を取
り出した後に残るモノオレフィン、ジオレフィン又は芳
香族炭化水素等を熱重合又はカチオン重合させて得られ
る熱可塑性樹脂である。
分解油留分の中のC5留分を原料にしたC5系(脂肪族
系)石油樹脂、C9留分を原料にしたC9系(芳香族系)石
油樹脂、両者を混合原料にしたC5・C9共重合石油樹脂、
C5留分中に含まれるシクロペンタジエン類を熱二量化し
て得られるジシクロペンタジエン類を原料にしたジシク
ロペンタジエン系石油樹脂、更に上記石油樹脂中の二重
結合を水添(水素添加)したもの(脂環族系)を挙げる
ことができる。特に、芳香環までも高度に水素添加した
水添石油樹脂が好ましい。この石油樹脂は耐熱及び耐候
性に優れている。
本発明の目的には、石油樹脂(E)として、その軟化
点が環球法で70〜180℃、好ましくは70〜140℃、色相が
ガードナー法で色数15以下、臭素価が70(Brg/100g)以
下、好ましくは30(Brg/100g)以下のものを用いる。
該石油樹脂の配合割合は全組成物量を100重量%とし
て、通常1〜20重量%、好ましくは3〜15重量%であ
る。該配合割合が0.5重量%以下では、高温高湿度条件
下でのブリード防止効果が所期の水準に及ばない。ま
た、25重量%以上を配合しても高温高湿度条件下でそれ
を超えるブリード防止効果を期待し難い。
本発明の方法によって高温高湿度条件下でのブリード
防止効果を付与する際には、他の目的を達成するために
ポリ燐酸アンモニウム(A)と組合わせて配合する有機
化合物(特殊助剤)を併用することができる。
これらの特殊助剤の例としては、例えばグリセロー
ル、トルメチロールエタン、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール等のポリアルコール、一般の炭水
化物(殿粉、セルロース、砂糖)である。
またポリオレフィン樹脂に通常添加される各種の添加
剤例えば酸化防止剤、紫外線防止剤、帯電防止剤、滑
剤、塩酸中和剤(ステアリン酸金属塩、ハイドロタルサ
イト等)及び/又は顔料を適宜併用することができる。
これらの添加剤を含有する組成物を得るには、オレフ
ィン系重合体例えば、ポリプロピレン樹脂に上述のシラ
ンカップリング剤(G)、オレフィン系合成ゴム
(J)、もしくは石油樹脂(E)及び所定量の上述のポ
リ燐酸アンモニウム(A)、特殊助剤並びに各種添加剤
を攪拌混合装置例えばヘンシェルミキサー(商品名)、
スーパーミキサー、タンブラーミキサー等に装入する。
次いで1〜10分間攪拌混合した後に、得られた混合物を
ロール混練機又は押出機等により溶融混練温度170〜220
℃で溶融混練し、次いでペレット化することによって実
施できる。
更に、シランカップリング剤(G)、オレフィン系合
成ゴム(J)及び石油樹脂(E)で構成される群から選
ばれる1種以上を適当な方法を用いて、上述の各配合割
合でポリ燐酸アンモニウムにコーティングしてポリオレ
フィン系樹脂に配合しても良い。
[好適な実施態様] 以下に、実施例及び比較例を用いて本発明を具体的に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例及び比較例において行なった評価は次の方法によ
った。
・高湿度条件下でのブリード性評価 試験片(長さ95mm×幅95mm×厚さ2mm)を射出成形機
で成形し、該試験片の表面電気抵抗値を振動音量型微少
電流電位計(タケダ理研製)を用いて測定した。更に該
試験片を温度80℃、湿度80%に調節してある高温高湿槽
(タバイMGF製)内に静置し、各経日毎に試験片を取出
した。
取出した該試験片を温度80℃に調節してある恒温乾燥
機中(三洋電気社製)にて2時間乾燥し、室温下のデシ
ケーター中に1晩放置後に、該試験片の表面電気抵抗値
を測定した。該試験片の表面電気抵抗値が高温恒湿槽か
ら取出した後に、大幅に低下したものは高温高湿度条件
下での耐ブリード性不良(悪)とした。
実施例1 ポリプロピレン系樹脂として、結晶性プロピレン−エ
チレンブロック共重合体[エチレン成分含量8.5重量
%、MFR(温度230℃、荷重2.16kgf)20g/10min]7.8k
g、ポリ燐酸アンモニウム[商品名:Exolit422(ヘキス
ト社製)]2.1kg、ビニルトリメトキシシラン[商品
名:サイラエースS210(チッソ社製)]100g並びに各種
添加剤として2,6-ジ‐t-ブチル‐p-クレゾール(BHT)1
5g、ジ‐ミリスチル‐β,β‐チオジプロピオネート
(DMyTDP)20g及びステアリン酸カルシウム10gをヘンシ
ェルミキサー(商品名)に装入し、3分間攪拌混合し
た。得られた混合物を押出機(口径45mm)を用いて溶融
混練(湿度200℃)後に押出しを行なってペレット化し
た。
比較例1 ポリプロピレン樹脂量を7.9kgとし、シランカップリ
ング剤を配合しない以外には実施例1に準拠した配合割
合で各配合成分をヘンシェルミキサー(商品名)に装入
し、実施例1に準拠して攪拌混合及び溶融混練押出しを
行ってペレット化した。
実施例2及び実施例3 シランカップリング剤の種類を第1表に記載のシラン
カップリング剤に変更した以外には、実施例1に準拠し
てペレットを作成した。
実施例4、5及び6並びに比較例2 ポリプロピレン樹脂及びシランカップリング剤の配合
割合を第1表の配合割合に変化させた以外には実施例1
に準拠してペレットを作成した。
実施例1〜6並びに比較例1及び2で得られたペレッ
トを100℃の温度で3時間乾燥した後、該ペレットを射
出成形機(シリンダーの最高温度を220℃に設定)でブ
リード性評価用の所定の各試験片を成形した。該各試験
片を用いて高温高湿度条件下でのブリード性評価を行な
った。結果を第1表に示す。
第1表から、シランカップリング剤を配合したもので
は、高温高湿度条件下に曝露した場合の表面電気抵抗値
が大幅に低下する迄の日数が延びたことが判る。これか
ら、高温高湿度条件下でのブリード性が改善されたこと
に加えて、シランカップリング剤の配合割合は0.3〜5.0
重量%に設定することが必要なことも判る。
実施例7 ポリプロピレン樹脂として、結晶性プロピレン−エチ
レンブロック共重合体[エチレン成分含有量8.5重量
%、MFR(温度230℃;荷重2.16kgf)20g/10min]6.9k
g、ポリ燐酸アンモニウム[商品名:Exolit422(ヘキス
ト社製)]2.1kg、エチレン−プロピレンゴム[商品名:
JSR EP-02P(日本合成ゴム社製)]1.0kg、各種添加剤
として2,6-ジ‐t-ブチル‐p-クレゾール(BHT)15g、ジ
ミリスチル‐β,β‐チオジプロピオネート(DMyTDP)
20g及びステアリン酸カルシウム10gをヘンシェルミキサ
ー(商品名)に装入し、3分間攪拌混合した。
得られた混合物を押出機(口径45mm)を用いて溶融混
練温度200℃で溶融混練押出しを行なってペレット化し
た。
比較例3 ポリプロピレン樹脂の量を7.9kgとし、エチレン−プ
ロピレンゴムを配合しない以外には実施例7に準拠した
配合割合で各配合成分をヘキシェルミキサー(商品名)
に装入し、実施例7に準拠して攪拌混合及び溶融混練押
出しを行ってペレット化した。
実施例8、9及び10 ポリプロピレン樹脂及びエチレン−プロピレンゴムの
配合割合を第2表の配合割合に変化させた以外には実施
例7に準拠してペレットを作成した。
実施例7〜10及び比較例3で得られたペレットを100
℃の温度で3時間乾燥した後、該ペレットを射出成形機
(シリンダーの最高温度を220℃に設定)でブリード性
評価用の所定の各試験片を成形した。該各試験片を用い
て高温高湿度条件下でのブリード性評価を行なった。結
果を第2表に示す。
第2表から、エチレン−プロピレンゴムを配合したも
のでは、高温高湿度条件下に曝露した場合に表面電気抵
抗値が大幅に低下を示す迄の日数が延びたことが判る。
これから、高温高湿度条件下でのブリード性が改善され
たことに加えて、オレフィン系合成ゴムの配合割合は3
〜25重量%に設定することが必要なことも判る。
実施例11 ポリプロピレン樹脂として、結晶性プロピレン−エチ
レンブロック共重合体[エチレン成分含有量8.5重量
%、MFR(温度230℃;荷重2.16kgf)20g/10min]7.4k
g、ポリ燐酸アンモニウム[商品名:Exolit422(ヘキス
ト社製)]2.1kg、石油樹脂[商品名:アルコンP−140
(荒川化学工業社製)]500g、各種添加剤として2,6-ジ
‐t-ブチル‐p-クレゾール(BHT)15g、ジ‐ミリスチル
‐β,β‐チオジプロピオネート(DMyTDP)20g及びス
テアリン酸カルシウム10gをヘンシェルミキサー(商品
名)に装入し、3分間攪拌混合した。得られた混合物を
押出機(口径45mm)を用いて溶融混練(温度200℃)後
に押出しを行なってペレット化した。
比較例4 ポリプロピレン樹脂の量を7.9kgとし、石油樹脂を配
合しない以外には実施例11に準拠した配合割合で各配合
成分をヘンシェルミキサー(商品名)に装入し、実施例
11に準拠して攪拌混合及び溶融混練押出しを行なってペ
レット化した。
実施例12〜14並びに比較例5及び6 ポリプロピレン樹脂及び石油樹脂の配合割合を第3表
の配合割合に変化させた以外には実施例11に準拠してペ
レットを作成した。
実施例15及び16 石油樹脂の種類を第3表に記載の石油樹脂に変更した
以外には、実施例11に準拠してペレットを作成した。
実施例11〜16及び比較例4〜6で得られたペレットを
100℃の温度で3時間乾燥した後、該ペレットを射出成
形機(シリンダーの最高温度を220℃に設定)でブリー
ド性評価用の所定の各試験片を成形した。該各試験片を
用いて高温高湿度条件下でのブリード性評価を行なっ
た。結果を第3表に示す。
第3表から石油樹脂を配合したものでは、高温高湿度
条件下に曝露した場合に表面電気抵抗値が大幅に低下を
示す迄の日数が延びたことが判る。これから、高温高湿
度条件下でのブリード性が改善されたことに加えて、石
油樹脂の配合割合は1〜20重量%に設定する必要がある
ことも判る。
実施例17 ポリプロピレン樹脂として、結晶性プロピレン−エチ
レンブロック共重合体[エチレン成分含有量8.5重量
%、MFR(温度230℃;荷重2.16kgf)20g/10min]6.3k
g、ポリ燐酸アンモニウム[商品名:Exolit422(ヘキス
ト社製)]2.1kg、ビニルトリメトキシシラン[商品
名:サイラエースS210(チッソ社製)]100g、エチレン
−プロピレンゴム[商品名:JSR EP-02P(日本合成ゴム
社製)]1.0kg、石油樹脂[商品名:アルコンP−140
(荒川化学工業社製)]500g、各種添加剤として2,6-ジ
‐t−ブチル‐p−クレゾール(BHT)15g、ジ‐ミリス
チル−β,β−チオジプロピオネート(DMyTDP)20g及
びステアリン酸カルシウム10gをヘンシェルミキサー
(商品名)に装入し、3分間攪拌混合した。得られた混
合物を押出機(口径45mm)を用いて溶融混練(温度200
℃)後に押出しを行なってペレット化した。
実施例18〜20 それぞれ、石油樹脂を配合しない組成物、エチレン−
プロピレンゴムを配合しない組成物又はシランカップリ
ング剤を配合しない組成物を作成し、第4表の配合割合
に変化させた以外は実施例17に準拠してペレットを作成
した。
比較例7 シランカップリング剤、エチレン−プロピレンゴム及
び石油樹脂のいずれををも配合しない以外には、実施例
17に準拠してペレットを作成した。
実施例17〜20及び比較例7で得られたペレットを100
℃の温度で3時間乾燥した後、該ペレットから射出成形
機(シリンダーの最高温度を220℃に設定)でブリード
性評価用の所定の各試験片を成形した。該各試験片を用
いて高温高湿度条件下でのブリード性評価を行なった。
結果を第4表に示す。
第4表から、シランカップリング剤、エチレン−プロ
ピレンゴム、石油樹脂の中のいずれか2種以上を併用し
てを配合したものでは、高温高湿度条件下に曝露した場
合、表面電気抵抗値が大幅な低下を示す迄の日数が延び
たことが判る。これから、高温高湿度条件下でのブリー
ド性が改善されたことに加えて、シランカップリング
剤、オレフィン系合成ゴム又は石油樹脂の中の2種以上
を併用してもよいことが判る。
実施例21 ポリオレフィン樹脂として、高密度ポリエチレン[MI
(温度190℃;荷重2.16kgf)12g/10min]7.4kg、ポリ燐
酸アンモニウム[商品名:Exolit422(ヘキスト社製)]
2.5kg、ビニルトリメトキシシラン[商品名:サイラエ
ースS210(チッソ社製)]100g、各種添加剤として2,6-
ジ‐t-ブチル‐p-クレゾール(BHT)15g、ジ‐ミリスチ
ル‐β,β‐チオジプロピオネート(DMyTDP)20g及び
ステアリン酸カルシウム10gをヘンシェルミキサー(商
品名)に装入し、3分間攪拌混合した。得られた混合物
を押出機(口径45mm)を用いて溶融混練(温度200℃)
後に押出しを行なってペレット化した。
比較例8 高密度ポリエチレン樹脂を7.5kgとし、シランカップ
リング剤を配合しない以外には、実施例21に準拠してペ
レット化した。
実施例22及び23 シランカップリング剤の代わりに、エチレン−プロピ
レンゴム又は石油樹脂を用いて、第5表の配合割合に変
更した以外には、実施例21に準拠してペレット化した。
実施例24 ポリオレフィン樹脂として、低密度ポリエチレン[MI
(温度190℃;荷重2.16kgf)12g/10min、商品名:UP LDP
E212(ニユオンポリマー社製)]7.4kg、ポリ燐酸アン
モニウム[商品名:Exol−it422(ヘキスト社製)]2.5k
g、ビニルトリメトキシシラン[商品名:サイラエースS
210(チッソ社製)]100g、各種添加剤として2,6-ジ‐t
-ブチル‐p-クレゾール(BHT)15g、ジミリスチル‐
β,β‐チオジプロピオネート(DMyTDP)20g及びステ
アリン酸カルシウム10gをヘンシェルミキサー(商品
名)に装入し、3分間攪拌混合した。得られた混合物を
押出機(口径45mm)を用いて溶融混練(温度200℃)後
に押出しを行なってペレット化した。
比較例9 低密度ポリエチレン樹脂の量を7.5kgとし、シランカ
ップリング剤を配合しない以外には、実施例24に準拠し
てペレット化した。
実施例25及び26 シランカップリング剤の代わりに、エチレン−プロピ
レンゴム又は石油樹脂を用いて、第5表の配合割合に変
更した以外には、実施例24に準拠してペレット化を行な
った。
実施例21〜26並びに比較例8及び9で得られたペレッ
トを100℃の温度で3時間乾燥した後、該ペレットを射
出成形機(シリンダーの最高温度を220℃に設定)に装
入して、ブリード性評価用の所定の各試験片を成形し
た。該各試験片を用いて高温高湿条件下でのブリード性
評価を行なった。結果を第5表に示す。
第5表から、高密度ポリエチレン樹脂又は低密度ポリ
エチレン樹脂の場合にも、シランカップリング剤、エチ
レン−プロピレンゴム又は石油樹脂を配合した各組成物
が高温高湿条件下に曝露された場合に、表面電気抵抗値
が大幅に低下するまでの日数が延びたことが判る。これ
から、高温高湿条件下でのブリード性が改善されたこと
が判る。
実施例27 ポリオレフィン系樹脂に代えて、オレフィン系熱可塑
性エラストマーを以下の方法によって作成した。
エチレン−プロピレン‐2-エチリデン‐5-ノルボルネ
ン三元共重合体ゴム[ムーニー粘度ML1+4(100℃)88;
エチレン成分含有量74重量%;沃素価15;商品名:JSR EP
57P(日本合成ゴム社製)]5.0kgと結晶性プロピレン−
エチレンブロック共重合体[エチレン成分含有率8.5重
量%、MFR(230℃;2.16kgf)20g/10min]2.5kgをヘンシ
ェルミキサー(商品名)に装入し、3min間攪拌混合し
た。この混合物を原料1とする。
該結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体900
g、ポリ燐酸アンモニウム[商品名:Exolit422(ヘキス
ト社製)]1.5kg、ビニルトリメトキシシラン[商品
名:サイラエース S210(チッソ社製)]100g及び各種
添加剤として2,6-ジ‐t-ブチル‐p-クレゾール(BHT)1
5g、ジミリスチル‐β,β‐チオジプロピオネート(DM
yTDP)20g及びステアリン酸カルシウム10gをヘンシェル
ミキサーに装入し、3min間攪拌混合を行なった。得られ
た混合物を原料2とする。
押出機の原料供給口の上流側から供給口1及び供給口
2の両供給口を装備した押出機[商品名:PCM-45;L/D=3
0;口径45mm(池貝鉄工社製)]を用いて、供給口1から
該原料1を供給し、供給口2から該原料2を供給し、溶
融混練(温度200℃)を行なってペレット化した。
実施例28 実施例27で原料1としたエチレン−プロピレン−2−
エチリデン−5−ノルボルネン三元共重合体ゴム4.7kg
と結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体2.4k
g、実施例27で原料2とした結晶性プロピレン−エチレ
ンブロック共重合体0.8kg、シランカップリング剤の代
わりに石油樹脂[商品名:アルコンP−140(荒川化学
社製)]500gに加えて、有機ラジカル発生剤として2,5
−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン100gとを用いた
以外には、実施例27と準拠してペレットを作成した。
実施例27及び28で得られた各ペレットを射出成形機
(シリンダーの最高温度を200℃に設定)でブリード性
評価用の各試験片を成形した。該各試験片を用いて高温
高湿条件下でのブリード性評価を行なった。結果を第6
表に示す。
第6表から、次のことが判る: ポリオレフィン樹脂に代えて用いたオレフィン系熱可
塑性エラストマーにシランカップリング剤又は石油樹脂
を配合しても矢張、高温高湿条件下に曝露した後に表面
電気抵抗値の大幅に低下が見られない。従つて、オレフ
ィン系熱可塑性エラストマー組成物に対しても、同様に
高温高湿条件下でのブリード性を大幅に改善することが
できる。
[発明の効果] 本発明の方法によれば、ポリオレフィン樹脂(PO)又
は熱可塑性エラストマー(TPE)にポリ燐酸アンモニウ
ムを配合した組成物から得られる成形品においても、高
温高湿度条件下での該(PO)成形品又は該(TPE)成形
品からのポリ燐酸アンモニウム類のブリード現象を殆ど
完全に阻止することができる。
従って、該成形品の高温高湿度条件下でのブリード現
象が殆ど生じないことにより、表面電気抵抗値の低下を
引き起こさず、電気物品用に有用なポリオレフィン樹脂
組成物及び熱可塑性エラストマー成形品を製造すること
ができる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリ燐酸アンモニウム類(A)並びに下記
    の(G)、(J)及び(E)成分で構成される群から選
    ばれる1種又は2種以上の組合せ添加剤をオレフィン系
    重合体に配合することを特徴とする高温高湿度条件下に
    おけるオレフィン系重合体成形品表面へのポリ燐酸アン
    モニウム類のブリード現象を生じ難いオレフィン系重合
    体組成物の製造方法: 組成物全量を100重量%として (G)シランカップリング剤 0.3〜5重量% (J)オレフィン系合成ゴム 3〜25重量% (E)石油樹脂 1〜20重量%。 の量で組合せる。
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