JP2567750Y2 - 仕上圧延機 - Google Patents

仕上圧延機

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JP2567750Y2
JP2567750Y2 JP1993040250U JP4025093U JP2567750Y2 JP 2567750 Y2 JP2567750 Y2 JP 2567750Y2 JP 1993040250 U JP1993040250 U JP 1993040250U JP 4025093 U JP4025093 U JP 4025093U JP 2567750 Y2 JP2567750 Y2 JP 2567750Y2
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JP
Japan
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stand
roll
rolling
rolls
drive
Prior art date
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JP1993040250U
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JPH073802U (ja
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了 武田
秀範 金堂
憲男 国田
武志 丹下
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JFE Steel Corp
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
JFE Steel Corp
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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  • Metal Rolling (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は仕上圧延機に関する。さ
らに詳しくは、棒鋼・線材を精密圧延する仕上圧延機に
関する。
【0002】
【従来の技術】図7は棒鋼・線材圧延設備の一例を示し
ている。101は加熱炉、102は粗圧延機列、103
は中間圧延機列、104は仕上圧延機列であり、各圧延
機列102,103,104はいずれも2ロールミルを
水平・垂直に交互配置したものである。
【0003】ところで近年、仕上圧延に2ロールミルを
用いず4ロール圧延機を2スタンド設置し、1パス目の
圧延機で圧下を大きく取ってフリーサイズ圧延し、2パ
ス目の圧延機で仕上圧延することが検討されている。こ
の場合に用いられる仕上圧延機は第1スタンドが、図5
に示す竪横スタンドS1であり、第2スタンドが図6に
示す前記竪横スタンドS2に対しロールが45度傾斜し
た傾斜スタンドS2である。前記竪横スタンドS1は一
対の水平ロールと他の一対の垂直ロールからなり、水平
ロールが駆動軸7を備えた駆動ロールで、垂直ロールが
アイドラロールである。また、前記傾斜スタンドS2
は、一対の傾斜ロールが駆動軸7を有する駆動ロールで
あり、他の一対の傾斜ロールがアイドラロールである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記の4ロール仕上圧
延機列を図7に示すような既設の圧延設備に改造設置す
る場合、第1スタンドの竪横スタンドS1は図5に示す
ように、水平ロールの駆動軸7を既設の水平2ロールミ
ル用の駆動減速機51および駆動スピンドル52にユニ
バーサルカップリング53で連結できるので改造上の問
題はない。しかし、第2スタンドの傾斜スタンドS2で
は傾斜ロールの駆動軸7に動力源を接続する場合は相当
嵩張った設備とならざるを得ない。すなわち、図6に示
すように、複雑な歯車列54を用いて、動力の伝達軸を
水平から垂直に、そして斜めにと変えなければ減速機5
1から傾斜した駆動軸7に動力を伝えることができない
からである。したがって、この場合、設備費が高くなり
保守も容易でない。
【0005】本考案はかかる事情に鑑み、既設圧延設備
への改造設置が容易で、設備費が安く保守も容易な仕上
圧延機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の仕上圧延機は、
棒鋼・線材を精密圧延する仕上圧延機であって、4ロー
ルミルの2スタンドからなり、1パス目の第1スタンド
が、一対の水平ロールと他の一対の垂直ロールからな
り、前記水平ロールがユニバーサルカップリングに連結
される軸端部を有する駆動軸を備えた駆動ロールで、前
記垂直ロールがアイドラロールであり、2パス目の第2
スタンドが、前記第1スタンドに対しロール軸が45度
傾斜したスタンドであって、一対のロールが駆動軸を有
する駆動ロールであり、他の一対の傾斜ロールがアイド
ラロールであって、前記傾斜したスタンドの駆動ロール
の駆動軸には駆動用のモータが直結されており、前記第
1スタンドと前記第2スタンドが、共通のユニットベー
ス上に設置され、該ユニットベースは圧延ラインに直交
方向から進入退避する圧延機用ベースに載せられている
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案によれば、第2スタンドの傾斜駆動ロー
ルには駆動用モータが直結されているので、圧延設備の
駆動源から動力を取る必要がない。また第1スタンドの
水平駆動ロールには既設のスピンドルをそのまま連結で
きるので、第1スタンドと第2スタンドを設置したユニ
ットベースを、圧延機ベースを介して圧延ラインに直交
方向から出し入れすることで、既設の駆動源と接続切断
することができる。よって複雑な歯車列を増設するよう
な改造を必要としないので、既設圧延設備の改造が容易
であり、設備費が安く保守も容易な仕上圧延機が得られ
る。
【0008】
【実施例】つぎに、本考案の実施例を図面に基づき説明
する。まず、図4に基づき4ロールミルの基本構成を説
明しておく。1,1は一対の水平ロールで、軸受3,3
を介してケーシング5に軸支されている。また、水平ロ
ール1,1は図示しない駆動スピンドルと連結する駆動
軸7,7を有しており、駆動ロールとなっている。2,
2は一対の垂直ロールで、軸受4,4を介して、一対の
アイドラロールブラケット6,6にそれぞれ軸支されて
いる。また、垂直ロール2,2の軸受4には圧下量調整
用セクタ歯車8を取付けており、これをラック9で押し
引きして回動させると、軸受4内の偏心スリーブ(図示
省略)を回転させて圧下量を調整する公知の圧下調整機
構を備えている。なお、上記は竪横配置の4ロールミル
であるが、傾斜スタンドの場合は、ロール軸が図4のも
のに対し全体に45度傾斜しているだけで、その他の構
成は、実質的に同一と考えてよい。
【0009】つぎに、図1〜3に基づき本考案の仕上圧
延機を説明する。図1は仕上圧延機の平面図、図2は同
仕上圧延機の正面図、図3は図2のIII線矢視図であ
る。図3に示すように傾斜スタンドS2の駆動ロール1
から延びる駆動軸7には油圧モータ11が伝動軸12を
介して連結されており、駆動ロール1が油圧モータ11
の駆動力で直接回転されるようになっている。なお他の
一対のロールは既述のごとくアイドラロールであるの
で、駆動装置に連結する必要はない。前記油圧モータ1
1はホースによって油圧源と直接接続しても良く、また
流体自動継手を使って接続してもよい。
【0010】図1〜2に示すように、前記傾斜スタンド
(第2スタンド)S2と竪横スタンド(第1スタンド)
S1は共通のユニットベース20上に取付けられ、該ユ
ニットベース20は圧延ラインに対し直交方向から出入
りする圧延機用ベース21に載せられる。図示の例はク
レーンで吊って圧延機用ベース21に載せるタイプであ
るが、通常のハウジング交換のように自動載置可能なタ
イプであってもよい。なお、第1スタンドS1の駆動軸
7はユニバーサルカップリング53に連結され図5に示
すような駆動減速機に連結される。
【0011】図1〜3に示す仕上圧延機において、第1
スタンドS1で圧延された素材は第2スタンドS2に送
られ、第2スタンドS2の油圧モータ11で駆動される
駆動ロールおよびアイドラロールで圧延され、製品とな
って出ていく。この場合の油圧モータ11の回転数の設
定は圧延パススケジュール上決定される回転数に設定す
るとよい。なお、2台の油圧モータ11は、油圧的に同
期運転するようにしているが、圧延素材の移動速度より
も若干遅い回転速度で駆動ロール1,1を駆動するよう
にしておけば、両ロール1,1は圧延素材を介して押し
回わされて、同期駆動することになる。
【0012】そして、圧延中は、油圧モータ11の設定
回転数によっては第1スタンドS1と第2スタンドS2
との間に張力が発生したり圧縮力が発生するが、圧延精
度には影響がない。したがって、油圧モータ11の回転
数制御はフィードバック制御で所定の回転数に保持する
必要がなく、油圧ユニットにサーボ弁等を使用する必要
がないので、安価な設備となるという利点がある。
【0013】上記の仕上圧延機では、圧延サイズによっ
て必要トルク、回転数が変るので、必要に応じて油圧モ
ータ11を仕様の異なる油圧モータと交換する必要があ
る。また、上記実施例では油圧モータを用いたが、その
代りに電動モータを用いてもよい。
【0014】なお、圧延サイズ(とくに大径サイズ)に
よっては第2スタンドS2の4個のロールは全て無駆動
とし、第1スタンドS1の駆動ロールでの押込み圧延で
も良いのであるが、この場合は圧延素材の尾端が第2ス
タンドS2に残るので、本考案のごとく第2スタンドS
2の一対のロール1を油圧モータ11で駆動するのが好
ましい。
【0015】
【考案の効果】本考案によれば、複雑な歯車列を必要と
しないので、既設圧延設備の改造が容易であり、設備費
が安く保守も容易な仕上圧延機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わる仕上圧延機の平面図
である。
【図2】図1に示された仕上圧延機の正面図である。
【図3】図2のIII線矢視図である。
【図4】4ロールミルの縦断面図である。
【図5】竪横スタンドS1とその駆動装置の側面図であ
る。
【図6】傾斜スタンドS2とそれに用いる従来の駆動装
置を示す側面図である。
【図7】従来の圧延設備のブロック図である。
【符号の説明】
S1 竪横スタンド(第1スタンド) S2 傾斜ス
タンド(第2スタンド) 1 駆動ロール 2 アイド
ラロール 7 駆動軸 11 油圧モ
ータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 国田 憲男 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重 機械工業株式会社新居浜製造所内 (72)考案者 丹下 武志 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重 機械工業株式会社新居浜製造所内 (56)参考文献 特開 昭50−140354(JP,A) 特開 昭63−168202(JP,A) 特開 昭58−196108(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒鋼・線材を精密圧延する仕上圧延機であ
    って、4ロールミルの2スタンドからなり、 1パス目の第1スタンドが、一対の水平ロールと他の一
    対の垂直ロールからなり、前記水平ロールがユニバーサ
    ルカップリングに連結される軸端部を有する駆動軸を備
    えた駆動ロールで、前記垂直ロールがアイドラロールで
    あり、 2パス目の第2スタンドが、前記第1スタンドに対しロ
    ール軸が45度傾斜したスタンドであって、一対のロー
    ルが駆動軸を有する駆動ロールであり、他の一対の傾斜
    ロールがアイドラロールであって、前記傾斜したスタン
    ドの駆動ロールの駆動軸には駆動用のモータが直結され
    おり、 前記第1スタンドと前記第2スタンドが、共通のユニッ
    トベース上に設置され、該ユニットベースは圧延ライン
    に直交方向から進入退避する圧延機用ベースに載せられ
    ている ことを特徴とする仕上圧延機。
JP1993040250U 1993-06-28 1993-06-28 仕上圧延機 Expired - Lifetime JP2567750Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993040250U JP2567750Y2 (ja) 1993-06-28 1993-06-28 仕上圧延機

Applications Claiming Priority (1)

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JP1993040250U JP2567750Y2 (ja) 1993-06-28 1993-06-28 仕上圧延機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH073802U JPH073802U (ja) 1995-01-20
JP2567750Y2 true JP2567750Y2 (ja) 1998-04-02

Family

ID=12575456

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3324696B2 (ja) * 1999-03-24 2002-09-17 川崎製鉄株式会社 4ロールミル用のロール駆動装置
IT1392497B1 (it) * 2008-12-30 2012-03-09 Danieli Off Mecc Laminatoio multigabbia, di tipo allungatore longitudinale, per corpi astiformi, comprendente gabbie a quattro rulli motorizzati, e procedimento per cambio gabbie

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50140354A (ja) * 1973-07-03 1975-11-11
JPS58196108A (ja) * 1982-05-11 1983-11-15 Hitachi Ltd 圧延装置
JPH0785801B2 (ja) * 1986-12-29 1995-09-20 住友金属工業株式会社 細径線材の製造方法

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JPH073802U (ja) 1995-01-20

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