JP2562905Y2 - パイロット式スチ―ムトラップ - Google Patents

パイロット式スチ―ムトラップ

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JP2562905Y2
JP2562905Y2 JP11014591U JP11014591U JP2562905Y2 JP 2562905 Y2 JP2562905 Y2 JP 2562905Y2 JP 11014591 U JP11014591 U JP 11014591U JP 11014591 U JP11014591 U JP 11014591U JP 2562905 Y2 JP2562905 Y2 JP 2562905Y2
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JP
Japan
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pilot
valve
passage
outlet
chamber
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JP11014591U
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賢一 渡邊
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Tlv Co Ltd
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Tlv Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は蒸気配管系に発生する復
水を排出するスチ―ムトラップに関し、特に、補助のパ
イロット弁の開閉で変位する圧力応動部材により主弁体
を駆動して主弁口を開閉するようにしたパイロット式ス
チ―ムトラップに関する。
【0002】
【従来の技術】このパイロット式スチ―ムトラップは、
例えば特開昭55−112490号公報に示されてい
る。これは、トラップケ―シングで入口と弁室と出口を
形成し、弁室と出口を連通する主弁口を開閉する主弁体
を、補助のパイロット弁の開閉で変位する圧力応動部材
により開閉制御せしめるものである。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題】上記のものでは、入
口から弁室内に空気が流入してくるとエア―ロッキング
が起こる問題がある。そこで、このエア―ロッキングを
解消するために、主弁口の一次側と出口を連結するバイ
パス通路を設け、バイパス通路に開閉弁を配置し、エア
―ロッキングが起こったときに開閉弁を開けて空気を出
口に排除することが考えられるが、空気を素早く排除す
るためにはバイパス通路および開閉弁を大きく形成しな
ければならず、トラップ全体が大きくなると共にコスト
高になる問題が生じる。従って、本考案の技術的課題
は、エア―ロッキング解消機能を備えた小型のパイロッ
ト式スチ―ムトラップを得ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本考案の技術的手段は、トラップケ―
シングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通
する主弁口を開閉する主弁体を、補助のパイロット弁の
開閉で変位する圧力応動部材により開閉制御せしめるも
のにおいて、補助のパイロット弁と圧力応動部材とを連
結するパイロット通路に主弁口の一次側から連結する一
次側通路を合流せしめ、合流部に三方弁を配置したもの
である。
【0005】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
パイロット通路と一次側通路の合流部に配置した三方弁
を操作することにより、パイロット通路と一次側通路の
連通状態を切換えることができる。即ち通常のトラップ
として機能させる場合は、パイロット通路を開けてパイ
ロット弁と圧力応動部材とを連通状態にすると共に、一
次側通路を合流部で遮断する。これにより補助のパイロ
ット弁の開閉で圧力応動部材が変位し、主弁体が主弁口
を開閉して復水を出口に排出する。エア―ロッキングが
起こった場合は、一次側通路を開けてパイロット通路と
連通状態にする。これにより、圧力応動部材が強制的に
開弁方向に変位し、主弁体が主弁口を開けて空気を素早
く出口に排出する。一次側通路とパイロット通路および
その合流部に配置する三方弁は、圧力応動部材に圧力を
供給できる大きさでよいので小さく形成することができ
る。従って、トラップ全体を小さく安価に作ることがで
きる。
【0006】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。本体1に蓋部材2を締結して内部
に弁室3を有するトラップケ―シングを形成する。トラ
ップケ―シングの上部に入口4と出口5を同一軸上に形
成する。弁室3と出口5を連通する主弁口6を開けた弁
座7を弁室3の下部側方に取付ける。弁室3内に主弁口
6を開閉する主弁体である中空球形のフロ―ト8を自由
状態で収容する。
【0007】弁室3の底壁で隔てて底蓋9との間に圧力
室を形成する。圧力室内に圧力応動部材としてのピスト
ン10を配置し、圧力室を第1圧力室11と第2圧力室
12とに気密的に仕切る。ピストン10の上面に連結棒
13を取付ける。連結棒13の先端は弁室3の底壁を気
密的に貫通して弁室3内に延び、受け板14を介してフ
ロ―ト8に当接する。第1圧力室11と第2圧力室12
はピストン10に開けた細孔15を介して連結し、第1
圧力室11は出口側通路16を介して出口5に連結す
る。
【0008】弁室3の上部側方に開口17と連通路18
で連通したパイロット室19を形成し、パイロット弁で
ある中空球形のパイロットフロ―ト20を自由状態で収
容する。パイロットフロ―ト20は液面と共に浮上降下
し、下部側方に形成したパイロット弁口21を開閉す
る。パイロット弁口21と第2圧力室12をパイロット
通路22を介して連結する。
【0009】入口通路23から分岐した一次側通路24
をパイロット通路22に合流させ、合流部に三方弁25
を配置する。図示の状態はパイロット通路22を介して
パイロット弁口21と第2圧力室12が連結し、一次側
通路24を遮断した状態を示している。この状態から三
方弁を操作することにより、一次側通路24を第2圧力
室12連結した状態と、パイロット弁口21および一次
側通路24を第2圧力室12と遮断した状態に切換える
ことができる。
【0010】上記実施例の作動は下記の通りである。通
常のトラップとして機能させる場合は、パイロット通路
22を開けてパイロット弁口21と第2圧力室12を連
通状態にすると共に、一次側通路24を合流部で遮断す
る。入口4から流入する復水が微少または無いと、パイ
ロットフロ―ト20は降下してパイロット弁口21を塞
いでいる。第2圧力室12内の圧力は細孔15を通して
出口5側に抜けるため、ピストン10がフロ―ト8の自
重で下方に押し下げられ、フロ―ト8が弁座7に着座し
て主弁口6を塞いでいる。入口4から多量の復水が流入
してくると、パイロットフロ―ト20はパイロット室1
9内の液位の上昇と共に浮上してパイロット弁口21を
開ける。第2圧力室12内の圧力が上昇し、ピストン1
0が上方に駆動されてフロ―ト8が持ち上げられ、主弁
口6が開き、復水が出口5に排出される。エア―ロッキ
ングが起こった場合は、三方弁25を図示の状態から時
計回り方向に90度あるいは180度回転させて、一次
側通路24を開けて第2圧力室12と連通状態にする。
第2圧力室12内の圧力が上昇し、ピストン10が上方
に駆動されてフロ―ト8が持ち上げられ、主弁口6が開
き、流体が出口5に排出される。また三方弁25を図示
の状態から反時計回り方向に90度回転させて、パイロ
ット弁口21および一次側通路24を第2圧力室12と
遮断した状態にすることにより、トラップを閉弁せしめ
ることができる。
【0011】
【考案の効果】本考案は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本考案によれば、パイロット通路に合流する
一次側通路を設け、合流部に三方弁を配置することによ
り、エア―ロッキング解消機能を備えた小型のパイロッ
ト式スチ―ムトラップを作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のパイロット式スチ―ムトラッ
プの断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 蓋部材 3 弁室 4 入口 5 出口 6 主弁口 8 フロ―ト 10 ピストン 11 第1圧力室 12 第2圧力室 20 パイロットフロ―ト 21 パイロット弁口 22 パイロット通路 24 一次側通路 25 三方弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラップケ―シングで入口と弁室と出口
    を形成し、弁室と出口を連通する主弁口を開閉する主弁
    体を、補助のパイロット弁の開閉で変位する圧力応動部
    材により開閉制御せしめるものにおいて、補助のパイロ
    ット弁と圧力応動部材とを連結するパイロット通路に主
    弁口の一次側から連結する一次側通路を合流せしめ、合
    流部に三方弁を配置したパイロット式スチ―ムトラッ
    プ。
JP11014591U 1991-12-13 1991-12-13 パイロット式スチ―ムトラップ Expired - Lifetime JP2562905Y2 (ja)

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JPH0550296U JPH0550296U (ja) 1993-07-02
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JP2009168084A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Tlv Co Ltd パイロット式スチームトラップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4800093B2 (ja) * 2006-04-14 2011-10-26 株式会社テイエルブイ パイロット式スチームトラップ
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JPH0550296U (ja) 1993-07-02

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