JP4800093B2 - パイロット式スチームトラップ - Google Patents

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本発明は蒸気配管系に発生する復水を排出するスチームトラップに関し、特に、補助のパイロット弁の開閉で変位する圧力応動部材により主弁体を駆動して主弁口を開閉するようにしたパイロット式スチームトラップに関する。
このパイロット式スチームトラップは、例えば実開平4−42997号公報に示されている。これは、トラップケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する主弁口を開閉する主弁体であるフロートを、補助のパイロット弁であるパイロットフロートによるパイロット弁口の開閉で変位する圧力応動部材により開閉制御せしめるものであって、パイロットフロートが浮上してパイロット弁口を開くと圧力応動部材が上方に駆動されてフロートが持ち上げられて主弁口を開き、パイロットフロートが降下してパイロット弁口を閉じると圧力応動部材がフロートの自重で下方に押し下げられてフロートが主弁口を閉じるものである。
上記従来のパイロット式スチームトラップにおいては、パイロットフロートが故障して閉弁できなくなりパイロット通路に蒸気を漏出すると、フロートが圧力応動部材により開弁せしめられて主弁口を閉じることができなくなる。そのため、主弁口から多量の蒸気を漏出してしまう問題点があった。
従って、本発明の技術的課題は、パイロットフロートが故障して閉弁できなくなった場合であっても、フロートが主弁口を開閉できるパイロット式スチームトラップを提供することである。
上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、トラップケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する主弁口を開閉する主弁体であるフロートを、補助のパイロット弁であるパイロットフロートによるパイロット弁口の開閉で変位する圧力応動部材により開閉制御せしめるものであって、パイロットフロートが浮上してパイロット弁口を開くと圧力応動部材が上方に駆動されてフロートが持ち上げられて主弁口を開き、パイロットフロートが降下してパイロット弁口を閉じると圧力応動部材がフロートの自重で下方に押し下げられてフロートが主弁口を閉じるものにおいて、パイロットフロートと圧力応動部材とを連結するパイロット通路に、パイロット通路を低温時に開き蒸気漏洩による高温時に閉じる感温応動弁を配置したものである。
本発明は、パイロットフロートが故障して閉弁できなくなった場合であっても、フロートが主弁口を開閉することができるので、多量の蒸気を漏出することがないという優れた効果を生じる。
本発明は、パイロットフロートと圧力応動部材とを連結するパイロット通路に感温応動弁を配置し、感温応動弁がパイロット通路を低温時に開き蒸気漏洩による高温時に閉じるものである。そのため、パイロットフロートが故障して閉弁できなくなりパイロット通路に蒸気を漏出すると、パイロット通路の温度が高温になり、感温応動弁がパイロット通路を閉じる。パイロット通路が閉じられると圧力応動部材が閉弁方向に変位してフロートが主弁口を閉じる。その後、放熱によりパイロット通路の温度が低下すると感温応動弁がパイロット通路を開く。パイロット通路が開かれると圧力応動部材が開弁方向に変位してフロートが主弁口を開く。これにより、パイロットフロートが故障して閉弁できなくなった場合であっても、フロートが主弁口を開閉することができる。
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(図1参照)。
本体1に蓋部材2を締結して内部に弁室3を有するトラップケーシングを形成する。トラップケーシングの上部に入口4と出口5を同一軸上に形成する。弁室3と出口5を連通する主弁口6を開けた弁座7を弁室3の下部側方に取付ける。弁室3内に主弁口6を開閉する主弁体である中空球形のフロート8を自由状態で収容する。
弁室3の底壁で隔てて底蓋9との間に圧力室を形成する。圧力室内に圧力応動部材としてのピストン10を配置し、圧力室を第1圧力室11と第2圧力室12とに気密的に仕切る。ピストン10の上面に連結棒13を取付ける。連結棒13の先端は弁室3の底壁を気密的に貫通して弁室3内に延び、受け板14を介してフロート8に当接する。第1圧力室11と第2圧力室12はピストン10に開けた細孔15を介して連結し、第1圧力室11は出口側通路16を介して出口5に連結する。
弁室3内には上端が開口し、下部に連通孔17を開けた隔壁18を設け、その入口4側に補助のパイロット弁である中空球形のパイロットフロート19を自由状態で収容する。パイロットフロート19は液面と共に浮上降下し、下部側方に形成したパイロット弁口20を開閉する。パイロット弁口20と第2圧力室12をパイロット通路21を介して連結する。パイロット通路21に感温応動弁22を配置する。
感温応動弁22は、図2に一例を示す様に、流入口36を有する上ケース37と流出口38を有する下ケース39により内部に形成した弁室40内に感温部材41を配置したものである。感温部材41は、上下壁部材42,43および上下ダイヤフラム44,45のそれぞれの外周縁を溶接し、上壁部材42と上ダイヤフラム44の間に膨脹媒体46を封入し、下ダイヤフラム45に弁部材47を溶接したものである。膨脹媒体46は、水、水より沸点の低い液体、或いはそれらの混合物で形成する。感温部材41は、バネ48で下方に付勢し、複数の通過窓49を有する収容筒50の段部51に押圧する。感温部材41の弁部材47は、下方の弁座52に離着座して導出路53を開閉する。感温応動弁22は、パイロットフロート19がパイロット弁口20を閉じることができなくなり、パイロット通路21に蒸気を漏出してパイロット通路21の温度が高温になると、膨脹媒体46が膨脹して上下ダイヤフラム44,45を弁座52方向に変位せしめ、弁部材47が導出路53を閉じることによりパイロット通路21を閉じる。感温応動弁22は、放熱によりパイロット通路21の温度が低下すると、膨脹媒体46が収縮して上下ダイヤフラム44,45が弁座52から離れる方向に変位し、弁部材47が導出路53を開くことによりパイロット通路21を開く。
入口4から流入する復水が微少または無いと、パイロットフロート19は降下してパイロット弁口20を閉じている。第2圧力室12内の圧力は細孔15を通して出口5側に抜けるため、ピストン10がフロート8の自重で下方に押し下げられ、フロート8が弁座7に着座して主弁口6を閉じている。入口4から多量の復水が流入してくると、パイロットフロート19は液面の上昇と共に浮上してパイロット弁口20を開ける。パイロット弁口20が開けられると、入口4側の復水が第2圧力室12に供給され、第2圧力室12内の圧力が上昇し、ピストン10が上方に駆動されてフロート8が持ち上げられ、主弁口6が開いて復水が出口5に排出される。復水の排出により液面が低下すると、パイロットフロート19は液面の低下と共に降下してパイロット弁口20を閉じる。パイロット弁口20が閉じられると、第2圧力室12内の圧力が細孔15を通して出口5側に抜け、ピストン10がフロート8の自重で下方に押し下げられ、フロート8が弁座7に着座して主弁口6を閉じる。
感温応動弁22は、パイロットフロート19がパイロット弁口20を閉じることができなくなり、パイロット通路21に蒸気を漏出してパイロット通路21の温度が高温になると、パイロット通路21を閉じる。パイロット通路21が閉じられると、第2圧力室12内の圧力は細孔15を通して出口5側に抜けるため、ピストン10がフロート8の自重で下方に押し下げられ、フロート8が弁座7に着座して主弁口6を閉じる。感温応動弁22は、放熱によりパイロット通路21の温度が低下すると、パイロット通路21を開く。パイロット通路21が開かれると、入口4側の復水が第2圧力室12に供給され、第2圧力室12内の圧力が上昇し、ピストン10が上方に駆動されてフロート8が持ち上げられ、主弁口6が開いて復水が出口5に排出される。
本発明の実施例のパイロット式スチームトラップの断面図である。 図1のパイロット式スチームトラップに用いる感温応動弁の断面図である。
符号の説明
1 本体
2 蓋部材
3 弁室
4 入口
5 出口
6 主弁口
8 フロート
10 ピストン
11 第1圧力室
12 第2圧力室
19 パイロットフロート
20 パイロット弁口
21 パイロット通路
22 感温応動弁

Claims (1)

  1. トラップケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する主弁口を開閉する主弁体であるフロートを、補助のパイロット弁であるパイロットフロートによるパイロット弁口の開閉で変位する圧力応動部材により開閉制御せしめるものであって、パイロットフロートが浮上してパイロット弁口を開くと圧力応動部材が上方に駆動されてフロートが持ち上げられて主弁口を開き、パイロットフロートが降下してパイロット弁口を閉じると圧力応動部材がフロートの自重で下方に押し下げられてフロートが主弁口を閉じるものにおいて、パイロットフロートと圧力応動部材とを連結するパイロット通路に、パイロット通路を低温時に開き蒸気漏洩による高温時に閉じる感温応動弁を配置したことを特徴とするパイロット式スチームトラップ。
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