JPH0953795A - バルブ付スチ―ムトラップ - Google Patents
バルブ付スチ―ムトラップInfo
- Publication number
- JPH0953795A JPH0953795A JP22732795A JP22732795A JPH0953795A JP H0953795 A JPH0953795 A JP H0953795A JP 22732795 A JP22732795 A JP 22732795A JP 22732795 A JP22732795 A JP 22732795A JP H0953795 A JPH0953795 A JP H0953795A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- flow path
- steam trap
- passage
- switching valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気等の駆動源を必要とすることなく、低圧
エア―を排出することのできるバルブ付スチ―ムトラッ
プを得ること。 【構成】 本体１と蓋２の間に円筒状の流路切換弁体１
２を取り付ける。流路切換弁体１２の内部に入口５と出
口６を連通する貫通路１６を形成する。貫通路１６内に
コイルバネ１４と副弁１５を配置する。コイルバネ１４
の弾性力により副弁１５を副弁座１７から離座した状態
で配置する。
エア―を排出することのできるバルブ付スチ―ムトラッ
プを得ること。 【構成】 本体１と蓋２の間に円筒状の流路切換弁体１
２を取り付ける。流路切換弁体１２の内部に入口５と出
口６を連通する貫通路１６を形成する。貫通路１６内に
コイルバネ１４と副弁１５を配置する。コイルバネ１４
の弾性力により副弁１５を副弁座１７から離座した状態
で配置する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸気配管系から蒸気が
凝縮して生じた復水のみを自動的に排出するスチ―ムト
ラップと、その流路を上記スチ―ムトラップ流路やバイ
パス流路に切換える流路切換バルブを組み合わせたもの
に関する。
凝縮して生じた復水のみを自動的に排出するスチ―ムト
ラップと、その流路を上記スチ―ムトラップ流路やバイ
パス流路に切換える流路切換バルブを組み合わせたもの
に関する。
【０００２】
【従来の技術】流路切換バルブを組み合わせたバルブ付
スチ―ムトラップとしては、例えば、特公平７−５８１
２０号公報に示されたものがある。これは、流路切換弁
体の端部に熱応動部材を設けて、該熱応動部材の変位に
より流路切換弁体を弁座部材から離座させると共に、流
路切換弁体を弁体駆動手段と連結したもので、初期の低
温流体流入時に熱応動部材の変位で弁体と弁座の間に隙
間を形成して上記低温流体を排出すると共に、弁体駆動
手段を駆動して自動的にバイパス流路を形成することが
できるものである。
スチ―ムトラップとしては、例えば、特公平７−５８１
２０号公報に示されたものがある。これは、流路切換弁
体の端部に熱応動部材を設けて、該熱応動部材の変位に
より流路切換弁体を弁座部材から離座させると共に、流
路切換弁体を弁体駆動手段と連結したもので、初期の低
温流体流入時に熱応動部材の変位で弁体と弁座の間に隙
間を形成して上記低温流体を排出すると共に、弁体駆動
手段を駆動して自動的にバイパス流路を形成することが
できるものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものにおい
ては、熱応動部材によって低温流体は排出することがで
きるが初期の高温エア―等が排出できない問題、あるい
は、弁体駆動手段を駆動するための電気等の駆動源が必
要となる問題があった。
ては、熱応動部材によって低温流体は排出することがで
きるが初期の高温エア―等が排出できない問題、あるい
は、弁体駆動手段を駆動するための電気等の駆動源が必
要となる問題があった。
【０００４】従って本発明の技術的課題は、電気等の駆
動源を必要とせずに初期の高温エア―を排出することの
できるバルブ付スチ―ムトラップを提供することであ
る。
動源を必要とせずに初期の高温エア―を排出することの
できるバルブ付スチ―ムトラップを提供することであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の技術的手段は、流路切換弁とスチ―ム
トラップを一体のケ―シングで形成し、当該流路切換弁
の弁体を弁座部材に対して摺動自在に配置して、流路切
換弁体の操作によってスチ―ムトラップ流路やバイパス
流路として切換えることができるものにおいて、流路切
換弁体に出口側と連通する貫通路を設け、該貫通路内に
弾性部材で開弁方向に弾性付勢されて初期の低圧時に開
弁すると共に、ケ―シング内が所定の高圧力状態になる
と閉弁する副弁を配置したものである。
に講じた本発明の技術的手段は、流路切換弁とスチ―ム
トラップを一体のケ―シングで形成し、当該流路切換弁
の弁体を弁座部材に対して摺動自在に配置して、流路切
換弁体の操作によってスチ―ムトラップ流路やバイパス
流路として切換えることができるものにおいて、流路切
換弁体に出口側と連通する貫通路を設け、該貫通路内に
弾性部材で開弁方向に弾性付勢されて初期の低圧時に開
弁すると共に、ケ―シング内が所定の高圧力状態になる
と閉弁する副弁を配置したものである。
【０００６】
【作用】流路切換弁体に設けた貫通路内に、弾性部材で
開弁方向に付勢されて初期低圧時に開弁する副弁を配置
したことにより、初期低温エア―のみならず低圧エア―
も温度にかかわらず排出することができる。初期エア―
が排出されて所定の圧力状態となると、弾性部材の弾性
力に抗して副弁が閉弁して蒸気の排出を防ぐことができ
る。
開弁方向に付勢されて初期低圧時に開弁する副弁を配置
したことにより、初期低温エア―のみならず低圧エア―
も温度にかかわらず排出することができる。初期エア―
が排出されて所定の圧力状態となると、弾性部材の弾性
力に抗して副弁が閉弁して蒸気の排出を防ぐことができ
る。
【０００７】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する。図１において、本体１に蓋２をボルト３で締結
して内部に弁室４を有するトラップケ―シングを形成す
る。本体１の上部に入口５と、入口５と同一軸上に出口
６を形成する。入口５は円筒形状のスクリ―ン７を介し
て弁室４に連通する。弁室４の横に隔壁８で隔てて出口
６に連通する出口通路９を形成する。隔壁８の下部に弁
口１０を開口した弁座部材１１を取り付け、弁口１０を
介して弁室４と出口通路９を連通する。
明する。図１において、本体１に蓋２をボルト３で締結
して内部に弁室４を有するトラップケ―シングを形成す
る。本体１の上部に入口５と、入口５と同一軸上に出口
６を形成する。入口５は円筒形状のスクリ―ン７を介し
て弁室４に連通する。弁室４の横に隔壁８で隔てて出口
６に連通する出口通路９を形成する。隔壁８の下部に弁
口１０を開口した弁座部材１１を取り付け、弁口１０を
介して弁室４と出口通路９を連通する。
【０００８】本体１の上部に蓋２で流路切換弁体１２を
取り付ける。流路切換弁体１２は円筒状で中央に回転操
作棒１３を連設すると共に、円筒状内部に入口５と出口
６を連通する貫通路１６を設ける。貫通路１６内に弾性
部材としてのコイルバネ１４と円板状の副弁１５を配置
する。図示の自由状態においてコイルバネ１４は副弁１
５を副弁座１７から離座させ、入口５と出口６を連通す
る。流路切換弁体１２の外周に合成樹脂製で円筒状の弁
座部材１８を配置する。
取り付ける。流路切換弁体１２は円筒状で中央に回転操
作棒１３を連設すると共に、円筒状内部に入口５と出口
６を連通する貫通路１６を設ける。貫通路１６内に弾性
部材としてのコイルバネ１４と円板状の副弁１５を配置
する。図示の自由状態においてコイルバネ１４は副弁１
５を副弁座１７から離座させ、入口５と出口６を連通す
る。流路切換弁体１２の外周に合成樹脂製で円筒状の弁
座部材１８を配置する。
【０００９】流路切換弁体１２内に貫通路１６と直交し
て通路１９を設ける。通路１９は、図示の状態から流路
切換弁体１２を９０度回転すると入口５と出口６を連通
するものである。
て通路１９を設ける。通路１９は、図示の状態から流路
切換弁体１２を９０度回転すると入口５と出口６を連通
するものである。
【００１０】弁室４内にステンレス鋼薄板で作った中空
の球形フロ―ト２０を自由状態で配置する。フロ―ト２
０は弁室４に溜る復水の水位に応じて浮上降下すること
により弁口１０を開閉し、弁室４に溜る復水を自動的に
排出する。フロ―ト２０の下部には略Ｕ字状のバイメタ
ル２１を取り付ける。バイメタル２１は低温時に図示す
るように膨脹してフロ―ト２０を弁口１０から離座さ
せ、高温になると収縮してフロ―ト２０に関与しなくな
るものである。
の球形フロ―ト２０を自由状態で配置する。フロ―ト２
０は弁室４に溜る復水の水位に応じて浮上降下すること
により弁口１０を開閉し、弁室４に溜る復水を自動的に
排出する。フロ―ト２０の下部には略Ｕ字状のバイメタ
ル２１を取り付ける。バイメタル２１は低温時に図示す
るように膨脹してフロ―ト２０を弁口１０から離座さ
せ、高温になると収縮してフロ―ト２０に関与しなくな
るものである。
【００１１】作用は下記の通りである。入口５を図示し
ない蒸気使用装置に接続して用いる。蒸気使用装置から
初期の低温の復水やエア―が弁室４内に流下してくる
と、フロ―ト２０はバイメタル２１により弁口１０を開
口して復水を出口６から排出すると共に、流路切換弁体
１２内の副弁１５もコイルバネ１４の弾性力で副弁座１
７から離座しており、流下してきた復水やエア―を出口
６から排出する。
ない蒸気使用装置に接続して用いる。蒸気使用装置から
初期の低温の復水やエア―が弁室４内に流下してくる
と、フロ―ト２０はバイメタル２１により弁口１０を開
口して復水を出口６から排出すると共に、流路切換弁体
１２内の副弁１５もコイルバネ１４の弾性力で副弁座１
７から離座しており、流下してきた復水やエア―を出口
６から排出する。
【００１２】低温の復水やエア―が排出されて高温の復
水やエア―が流下してくると、バイメタル２１は収縮し
てフロ―ト２０に関与しなくなり、フロ―ト２０は弁室
４に溜った復水が所定水位まで上がると浮上して弁口１
０を開口することにより復水を出口６へ排出する。
水やエア―が流下してくると、バイメタル２１は収縮し
てフロ―ト２０に関与しなくなり、フロ―ト２０は弁室
４に溜った復水が所定水位まで上がると浮上して弁口１
０を開口することにより復水を出口６へ排出する。
【００１３】一方、流路切換弁体１２は温度には関係な
く開弁しており、流下してきた高温エア―を出口６へ排
出する。高温エア―が排出され、弁室４内の圧力が所定
値まで高くなると、この圧力によって副弁１５はコイル
バネ１４の弾性力に打ち勝ち副弁座１７に着座して蒸気
の排出を防止する。
く開弁しており、流下してきた高温エア―を出口６へ排
出する。高温エア―が排出され、弁室４内の圧力が所定
値まで高くなると、この圧力によって副弁１５はコイル
バネ１４の弾性力に打ち勝ち副弁座１７に着座して蒸気
の排出を防止する。
【００１４】流路切換弁体１２を回転操作棒１３により
９０度回転することにより、温度も圧力も復水量も関係
なく通路１９が入口５と出口６を連通することができ
る。
９０度回転することにより、温度も圧力も復水量も関係
なく通路１９が入口５と出口６を連通することができ
る。
【００１５】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、電気等の
駆動源を必要とすることなく、弾性部材の弾性力で初期
低圧エア―を排出することのできる、バルブ付スチ―ム
トラップを得ることができる。
駆動源を必要とすることなく、弾性部材の弾性力で初期
低圧エア―を排出することのできる、バルブ付スチ―ム
トラップを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のバルブ付スチ―ムトラップの実施例の
断面図である。
断面図である。
１ 本体 ２ 蓋 ４ 弁室 ５ 入口 ６ 出口 ９ 出口通路 １０ 弁口 １２ 流路切換弁体 １４ コイルバネ １５ 副弁 １６ 貫通路 １８ 弁座部材 ２０ 中空フロ―ト ２１ バイメタル
Claims (1)
- 【請求項１】 流路切換弁とスチ―ムトラップを一体の
ケ―シングで形成し、当該流路切換弁の弁体を弁座部材
に対して摺動自在に配置して、流路切換弁体の操作によ
ってスチ―ムトラップ流路やバイパス流路として切換え
ることができるものにおいて、流路切換弁体に出口側と
連通する貫通路を設け、該貫通路内に弾性部材で開弁方
向に弾性付勢されて初期の低圧時に開弁すると共に、ケ
―シング内が所定の高圧力状態になると閉弁する副弁を
配置したことを特徴とするバルブ付スチ―ムトラップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22732795A JPH0953795A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | バルブ付スチ―ムトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22732795A JPH0953795A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | バルブ付スチ―ムトラップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0953795A true JPH0953795A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16859080
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22732795A Pending JPH0953795A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | バルブ付スチ―ムトラップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0953795A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002005389A (ja) * | 2000-06-19 | 2002-01-09 | Tlv Co Ltd | オリフィス式スチームトラップ |
| JP2008121874A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
| JP2011190886A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
| JP2011190887A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
| JP2011226505A (ja) * | 2010-04-15 | 2011-11-10 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
| JP2012225398A (ja) * | 2011-04-18 | 2012-11-15 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
| JP2017008967A (ja) * | 2015-06-17 | 2017-01-12 | 株式会社テイエルブイ | フロート式スチームトラップ |
| JP2021025620A (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-22 | 株式会社テイエルブイ | 弁装置 |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP22732795A patent/JPH0953795A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002005389A (ja) * | 2000-06-19 | 2002-01-09 | Tlv Co Ltd | オリフィス式スチームトラップ |
| JP2008121874A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
| JP2011190886A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
| JP2011190887A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
| JP2011226505A (ja) * | 2010-04-15 | 2011-11-10 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
| JP2012225398A (ja) * | 2011-04-18 | 2012-11-15 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
| JP2017008967A (ja) * | 2015-06-17 | 2017-01-12 | 株式会社テイエルブイ | フロート式スチームトラップ |
| JP2021025620A (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-22 | 株式会社テイエルブイ | 弁装置 |
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