JP2000088163A - 管体接続構造 - Google Patents

管体接続構造

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JP2000088163A
JP2000088163A JP10262207A JP26220798A JP2000088163A JP 2000088163 A JP2000088163 A JP 2000088163A JP 10262207 A JP10262207 A JP 10262207A JP 26220798 A JP26220798 A JP 26220798A JP 2000088163 A JP2000088163 A JP 2000088163A
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tube
pipe
pair
pipe body
connection structure
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JP10262207A
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Ryuichi Kawamoto
隆一 川本
Tomoaki Ando
智明 安藤
Yoshihiro Minami
義浩 南
Shigeru Takagi
繁 高木
Masaaki Nagata
雅昭 永田
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L15/00Screw-threaded joints; Forms of screw-threads for such joints
    • F16L15/006Screw-threaded joints; Forms of screw-threads for such joints with straight threads
    • F16L15/008Screw-threaded joints; Forms of screw-threads for such joints with straight threads with sealing rings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】一対の管体を接続するための管体接続構造にお
いて、一方の管体に接続される他方の管体側がねじ部を
有するねじ接続方式である場合、また他方の管体側が挿
入軸部を有し、その挿入軸部を一方の管体内に挿入した
上でクランプ部材でそれらを接続する差込接続方式であ
る場合の何れであっても、共通の一方の管体にて対応可
能とする。 【解決手段】一方の管体10に雌ねじ部24とそれに続く嵌
合面26とを設けてその嵌合面26にOリング34を装着す
る。そして他方の管体12が差込接続方式の場合、他方の
管体12の挿入軸部30を一方の管体10に差し込んでOリン
グ34を介して嵌合面26に水密に嵌合し、その上で一対の
管体10,12のフランジ部22,28を弾性クリップ36にてク
ランプし、以て一対の管体10,12を接続する。また他方
の管体12が雄ねじ部50を有するねじ接続方式の場合、そ
の雄ねじ部50を一方の管体10の雌ねじ部24にねじ込み、
以て一対の管体10,12を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は一対の管体を接続
するための管体接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
水栓金具と配管とを接続するための接続構造として、従
来、図7に示すような接続構造が一般に採用されてい
る。同図において200は配管側の管体で、先端部の内
周側に雌ねじ部202(図7(A))又は外周側に雄ね
じ部204(図7(B))を有している。
【0003】206は水栓側の管体で、先端部の外周側
に雄ねじ部208(図7(A))又は内周側に雌ねじ部
210を有する袋ナット212(図7(B))をそれぞ
れ有している。
【0004】この従来の接続構造の場合、同図(A)に
示しているように管体200の雌ねじ部202に対し
て、管体206の雄ねじ部208をねじ込むことで接続
するか、または同図(B)に示しているように管体20
0の雄ねじ部204に対して、管体206の袋ナット2
12をねじ合わせることで、一対の管体200,206
の接続を行う。
【0005】尚、一対の管体200,206間のシール
は、同図(A)に示す雄ねじ部208にシールテープを
巻いてねじ結合することにより行うか、或いは同図
(B)に示しているように一対の管体200,206の
間にパッキン214を挾み込むことによって行う。
【0006】しかしながら図7の接続構造の場合、シー
ルテープを巻いたり、ねじ部をねじ結合するに当って工
具を用いて何回も回転操作することが必要であるなど施
工が煩雑であるとともに、シールテープの巻き加減やね
じの回し加減による施工のばらつきを生じるといった問
題がある。
【0007】これに対して、近年図8に示すような接続
構造が用いられるようになってきている。この接続構造
は、クランプ部材を用いて一対の管体をワンタッチで接
続可能となしたものである。詳述すると、同図において
216は管体206に突出状に設けられた断面円形の中
空の挿入軸部で、外周面にシール用のOリング218が
装着されている。
【0008】220は管体200に設けられた、管軸方
向に延びる平滑な断面円形の嵌合面で、222,224
はそれぞれ管体200,206に設けられたフランジ
部、226はクランプ部材としての弾性クリップであ
る。
【0009】弾性クリップ226は、同図(C)に示し
ているように帯状の金属板ばね材を略リング状に回曲さ
せた形態のもので、周方向の所定箇所に嵌込用開口22
8を有し、また幅方向中間部において周方向に延びる係
入溝230を有している。
【0010】この接続構造の場合、挿入軸部216を管
体200の内部に嵌入して、挿入軸部216の外周面を
Oリング218を介して嵌合面220に嵌合させた上、
弾性クリップ226を嵌込用開口228を通じて管体2
00,206にまたがるように弾性的に嵌め合わせ、そ
して互いに当接状態に合わせられた管体200,206
の一対のフランジ部222,224を、弾性クリップ2
26の係入溝230内に係入させることで、一対の管体
200,206を水密に接続する。
【0011】この図8に示す接続構造は、ワンタッチで
極めて簡単に管体200,206の接続作業を行うこと
ができるものであり、近年この接続構造の採用例が多く
なってきているものの、現状では未だ図7に示すねじ結
合方式による接続構造と、図8に示す接続構造とが併存
しているのが実状であり、従って例えば配管側の管体
等、一方の管体側の接続部としては相手側(他方の管体
側)が図7に示すねじによる接続方式である場合であっ
ても、また図8に示す挿入軸部216の差込みによる接
続方式であっても、何れにも対応できるものであること
が望ましい。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の発明の管体接続構
造はこのような課題を解決するために案出されたもので
ある。而して請求項1の管体接続構造は、一対の管体を
接続する管体接続構造であって、一方の管体側に、
(イ)他方の管体側の雄ねじ部又は雌ねじ部とねじ結合
する雌ねじ部又は雄ねじ部と、(ロ)他方の管体側の中
空の挿入軸部を挿入させた上、該挿入軸部の外周面に嵌
合する、管軸方向に延びる平滑な嵌合面と、(ハ)該嵌
合面に装着され、該嵌合面と前記挿入軸部の外周面との
間を水密にシールするシール部材と、を具備させるとと
もに、一対の管体を結合状態において管軸方向に抜止め
する抜止手段を設けたことを特徴とする。本発明におい
ては、その一態様として以下の(A)〜(G)のような接続
構造を採用することができる。
【0013】(A) 請求項1において、前記抜止手段
は、前記一方の管体と他方の管体とに設けられ、直接又
は他部材を介して係合する係合部を有するものとなすこ
とができる。
【0014】(B) (A)において、前記係合部が管軸
と直角方向外向きに突出する鍔状部から成り、前記抜止
手段が該係合部を管軸方向にクランプするクランプ部材
を含むものとすることができる。
【0015】(C) (B)において、前記一方の管体側
には、内周面に前記雌ねじ部を有する袋ナットを該一方
の管体側の管本体の外周面に且つ前記係合部を外部に露
出させる引込位置と、該係合部より管軸方向に突き出し
た連結位置との間で管軸方向に相対移動可能に装着する
とともに、該管本体の外周面には、該連結位置において
該袋ナットにおける管軸と直角方向内向きのフランジ部
に当接して抜止めするストッパ部を形成しておくことが
できる。
【0016】(D) (C)において、前記(B)における
係合部をもって前記ストッパ部を兼用させるようになす
ことができる。
【0017】(E) 請求項1において、前記一方の管
体側には、雄ねじ部と雌ねじ部との両方を具備させてお
くことができる。
【0018】(F) (B)において、前記一方の管体側
には前記管本体の端部に雄ねじ部と雌ねじ部との両方を
形成するとともに、該管本体の外周面に対して、一端に
前記係合部を有するとともに内周面が前記嵌合面として
形成された袋状の筒部材を、該一端側が該管本体より所
定長さ管軸方向に突き出した連結位置と、前記雄ねじ部
を外部に露出させる位置まで反対方向に引き込んだ引込
位置との間で管軸方向に相対移動可能に外嵌した上、そ
れら筒部材の嵌合面と前記管本体の外周面との間をシー
ル部材にて水密にシールするようになすことができる。
【0019】(G) (B),(C),(D),(F)の何れか
において、前記クランプ部材は、帯状の板ばね材を略リ
ング状に回曲させた形態を成していて、周方向の所定箇
所に嵌込用開口を有し、且つ幅方向中間部において前記
一方の管体側のフランジ部と他方の管体側の相手フラン
ジ部とを合わせた状態で係入可能な、周方向に沿って延
びる係入溝を備えたものとなすことができる。
【0020】
【作用及び発明の効果】上記のように本発明の接続構造
は、一方の管体側に相手側、つまり他方の管体側の雄ね
じ部又は雌ねじ部とねじ結合する雌ねじ部又は雄ねじ部
と、他方の管体側の中空の挿入軸部を挿入させた上、そ
の外周面に嵌合する、管軸方向に延びる平滑な嵌合面
と、その嵌合面に装着され、該嵌合面と前記挿入軸部の
外周面との間を水密にシールするシール部材とを具備さ
せ、そして一対の管体を抜止手段にて抜止めするように
なしたもので、この接続構造の場合相手側、つまり他方
の管体側がねじ接続方式或いは中空軸部の差込接続方式
の何れの場合においても、共通の接続部によって対応す
ることができ、汎用性を高めることができる。
【0021】次に(A)の接続構造は、上記一方の管体と
他方の管体とに直接又は他部材を介して管軸方向に係合
する係合部を設けて、それら係合部を含むように上記抜
止手段を構成したもので、この接続構造によれば、一対
の管体を良好に抜止めすることができる。
【0022】(B)の接続構造は、上記係合部を管軸と直
角方向外向きに突出する鍔状部により構成し、そしてそ
れら鍔状部をクランプ部材で管軸方向にクランプするよ
うになしたもので、この接続構造の場合、一対の管体の
抜止めを確実に行うことができる。ここでその鍔状部か
ら成る係合部は周方向に連続したフランジ部にて構成す
ることができる。
【0023】(C)の接続構造は、上記一方の管体側に袋
ナットを管軸方向に移動可能に装着して、その袋ナット
の内周側の雌ねじ部を他方の管体側とのねじ結合用の雌
ねじ部となしたもので、この接続構造の場合、他方の管
体側の雄ねじ部に対してその袋ナットをねじ結合するこ
とで、一対の管体を接続することができる。
【0024】また他方の管体側が上記挿入軸部の差込み
による接続方式の場合においても、その一方の管体側の
嵌合面にこれを嵌合させることによって接続を行うこと
ができる。この場合に一方の管体側に装着された袋ナッ
トは引込位置に位置させられて、一方の管体側のフラン
ジ部等の係合部が外部に露出させられ、そしてその係合
部において一対の管体がクランプ部材によってクランプ
され、抜止めされる。
【0025】この接続構造において、袋ナットの抜止め
のためのストッパ部は上記係合部とは別途に設けること
もできるが、このストッパ部と係合部とを兼用させるよ
うにするのが望ましい((D))。これによって一方の管体
側の構造を簡単化することができる。
【0026】(E)の接続構造は、一方の管体側に雄ねじ
部と雌ねじ部との両方を具備させたもので、この接続構
造によれば、他方の管体側が雄ねじ部を備えている場
合、その雄ねじ部を一方の管体側の雌ねじ部にねじ結合
することで、一対の管体を接続することができる。或い
はまた、他方の管体側が袋ナットを備えている場合、そ
の袋ナットの内周側の雌ねじ部を一方の管体側の雄ねじ
部にねじ結合することで、一対の管体を接続することが
できる。
【0027】更に他方の管体側が、挿入軸部と、他方の
管体側における管本体の外周面に管軸方向に移動可能に
装着された袋ナットと、他方の管体側の管本体の外周面
に形成され、袋ナットの抜け方向の移動端を規定するス
トッパ部とを備えている場合、その挿入軸部と一方の管
体側の嵌合面とをシール部材を介して水密に嵌合すると
ともに、一方の管体側の雄ねじ部に対して他方の管体側
の袋ナットをねじ結合することで、一対の管体を抜け防
止、即ち管軸方向に結合状態とすることができる。この
場合、図8に示すようなクランプ部材によるクランプと
異なって一対の管体間にガタつきを生ぜしめず、それら
一対の管体をしっかりと強固に結合することができる利
点が得られる。
【0028】(F)の接続構造は、一方の管体側に雄ねじ
部と雌ねじ部との両方を形成するとともに、一端に係合
部を有する筒部材を管軸方向に相対移動可能な状態で管
本体の外周面に外嵌して、その管本体の外周面と筒部材
の内周側の嵌合面とをシール部材にて水密にシールした
もので、この接続構造においても、他方の管体側がねじ
接続方式の場合及び挿入軸部の差込みによる接続方式の
場合の何れにも対応することができるとともに、他方の
管体側がねじ接続のための雄ねじ部を有する場合であっ
ても、また雌ねじ部を備えた袋ナットを有する場合の何
れであっても対応することができる。
【0029】具体的には、他方の管体側が雄ねじ部を有
する場合、その雄ねじ部を一方の管体側の雌ねじ部にね
じ結合することで一対の管体を接続することができ、ま
た他方の管体側が袋ナットを有する場合、その袋ナット
を一方の管体側の雄ねじ部にねじ結合することで、一対
の管体を接続することができる。
【0030】更に他方の管体側が挿入軸部を有する場
合、一方の管体側の筒部材を連結位置まで突き出した上
で、その筒部材の内周側の嵌合面にその挿入軸部を挿入
し且つ嵌合させることによって、一対の管体の接続を行
うことができる。このとき、一対の管体は互いの係合部
において、クランプ部材によってクランプし、抜け防止
することができる。
【0031】(G)の接続構造は、所定形態のクランプ部
材、即ち帯状の板ばね材を略リング状に回曲させて周方
向所定箇所に嵌込用開口を形成し、且つ幅方向中間部に
周方向に沿って延びる係入溝を備えたクランプ部材を用
いて一対の管体の接続を行うもので、この接続構造の場
合、フランジ部を利用してワンタッチで極めて簡単に一
対の管体の接続を行うことができる。
【0032】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1及び図2において、10は例えば配管側
の管体、12は例えば水栓側の管体で、一方の管体10
は比較的軟らかい樹脂管等からなる主管14に接続され
ている。また他方の管体12は、比較的軟らかい樹脂管
等からなる主管18に接続されている。
【0033】本例において、上記一対の管体10,12
は併せて接続金具をなすものである。
【0034】一方の管体10には、端部外周面に半径方
向外方に突出するフランジ部(係合部)22が全周に亘
って形成されており、また内周側には開口に続いて雌ね
じ部24が形成されている。またその奥部には雌ねじ部
24に続いて嵌合面26が形成されている。嵌合面26
は、横断面形状が円形で管軸方向に延びる平滑な面をな
している。この嵌合面26にはOリング溝32が形成さ
れていて、そこに弾性を有するシール部材としてのOリ
ング34が装着されている。
【0035】他方の管体12には、上記フランジ部22
と同様の形態のフランジ部(係合部)28が形成されて
おり、更に図1及び図2の(A)においてはこのフラン
ジ部28に続いて内部中空且つ横断面形状が円形の挿入
軸部30が突出形成されている。
【0036】36はクランプ部材としての弾性クリップ
であって、この弾性クリップ36は、帯状の板ばね材を
略リング状に回曲変形させた形態をなしている。
【0037】この弾性クリップ36は、周方向所定箇所
に嵌込用開口38を有しており、また幅方向中間部に係
入溝40が周方向に沿って形成されている。また嵌込用
開口38と反対側には、上記フランジ部22,28との
干渉を回避するための逃げ部42が形成されており、更
に嵌込用開口38に続く部分にはハの字状に開いたガイ
ド部44が形成されている。
【0038】尚、図1において46及び48は主管14
又は18内部への挿入結合部である。また図1(B)に
示している他方の管体12には、フランジ部28に続い
て雄ねじ部50が形成されている。
【0039】本例の接続構造においては、図1及び図2
の(A)に示すように、他方の管体12が中空の挿入軸
部30を有するものである場合、先ず一対の管体10,
12のフランジ部22,28同士が当接するまで一方の
管体10内に他方の管体12の挿入軸部30を挿入し、
挿入軸部30の外周面を管体10の内周側の雌ねじ部2
4に続く嵌合面26に嵌合する。尚、このとき挿入軸部
30の外周面と嵌合面26との間にはOリング34が介
されるため、それらは水密に嵌合される。
【0040】そして上記嵌合状態下で弾性クリップ36
を嵌込用開口38を通じて一対の管体10,12にまた
がるように弾性的に嵌め合わせ、当接する一対のフラン
ジ部22,28を弾性クリップ36の係入溝40に係入
させることで一対の管体10,12を接続することがで
きる。
【0041】一方、図1及び図2の(B)に示すように
他方の管体12が雄ねじ部50を有するものである場
合、この雄ねじ部50を一方の管体10の雌ねじ部24
にねじ込むことで、一対の管体10,12を接続するこ
とができる。
【0042】本例の接続構造では、一方の管体10が、
その内周側に雌ねじ部24とそれに続く平滑な嵌合面2
6と嵌合面26に装着されたOリング34とを備えてお
り、従って本例によれば、他方の管体12が挿入軸部3
0の差込接続方式、或いは雄ねじ部50によるねじ接続
方式の何れの方式の場合のものであっても、一方の管体
10は共通のもので対応することができ、汎用性を高め
ることができる。
【0043】また本例の接続構造では、一方の管体10
がフランジ部22を備えているため、このフランジ部2
2と他方の管体12のフランジ部28とを共に弾性クリ
ップ36の係入溝40に係入するだけで、一対の管体1
0,12を弾性クリップ36にてワンタッチで極めて簡
単に接続することができる。
【0044】図3は本発明の他の実施例を示している。
この例における一方の管体10は、管本体60にそれと
は別体をなし且つ内周側に雌ねじ部24を有する袋ナッ
ト52を外嵌した形態をなしている。
【0045】袋ナット52には、基端(図中下端)にお
いて半径方向内向きのフランジ部54が形成されてい
る。一方、管本体60には、先端より所定長さ基端側に
離れた位置に大径部56が形成されており、袋ナット5
2は、フランジ部54がこの大径部56の先端面に当接
する引込位置(図中(A)の状態)と、管本体60先端
のフランジ部22に当接する連結位置(図中(B)の状
態)との間で、管軸方向に相対移動可能とされている。
【0046】尚、袋ナット52が上記引込位置にある場
合、フランジ部22は袋ナット52の外部に露出した状
態となり、また袋ナット52が上記連結位置にある場
合、袋ナット52がフランジ部22より管軸方向の先端
側に突き出た位置であって、フランジ部22は袋ナット
52の内部に隠れた状態となる。
【0047】ここで袋ナット52は、そのフランジ部5
4がフランジ部22に当接することによって管本体60
からの抜止めがなされており、本例においてはこのフラ
ンジ部22がストッパ部を兼用している。
【0048】また本例において管本体60は、その内面
側が先端から所定の基端位置まで一様に平滑な嵌合面2
6とされており、その嵌合面26に形成されたOリング
溝32にOリング34が装着されている。尚、図中58
はシール用のリング状パッキンである。
【0049】本例の接続構造においては、(A)に示す
ように他方の管体12が挿入軸部30を有する差込接続
方式の場合、袋ナット52をフランジ部22が露出する
引込位置とした上で、互いのフランジ部22,28が当
接するまで一方の管体10内に挿入軸部30を挿入し、
挿入軸部30の外周面を、Oリング34を介して水密に
嵌合面26に嵌合する。
【0050】そして弾性クリップ36を、当接する一対
のフランジ部22,28を利用して一対の管体10,1
2にまたがるように弾性的に嵌め合わせ、一対の管体1
0,12を接続する。
【0051】一方、(B)に示すように他方の管体12
が雄ねじ部50を有するねじ接続方式のものである場
合、一方の管体10の袋ナット52をフランジ部22よ
り管軸方向の先端側に突き出させた連結位置として、そ
の上で他方の管体12の雄ねじ部50を、袋ナット52
の雌ねじ部24にねじ込むとともに、管体12の先端面
をリング状パッキン58を介して管本体60の先端面に
当接させることで一対の管体10,12を水密に接続す
る。
【0052】本例の接続構造においても、上記第一の実
施例と同様の効果を得ることができる。即ち、他方の管
体12が挿入軸部30の差込接続方式、或いは雄ねじ部
50によるねじ接続方式の何れの方式のものであって
も、一方の管体10は共通のもので対応することができ
る。
【0053】また本例の接続構造では、挿入軸部30の
差込接続方式の場合、袋ナット52を引込位置に位置さ
せることで、一方の管体10のフランジ部22が露出状
態となるため、一対のフランジ部22,28を当接させ
た状態で弾性クリップ36の係入溝40に係入させるこ
とができ、従って一対の管体10,12を弾性クリップ
36にて極めて簡単に接続することができる。
【0054】図4は本発明の更に他の実施例を示してい
る。この例における一方の管体10は、管本体60と、
これとは別体のほぼ円筒状(袋状)の筒部材74とから
なっている。
【0055】筒部材74は、内周面が平滑な嵌合面26
とされている。この嵌合面26にはOリング溝32が形
成されており(同図(C)参照)、このOリング溝32
にシール部材としてのOリング34が装着されている。
また筒部材74には、先端部に外向きのフランジ部22
が、基端部に内向きの係止部としてのフランジ部78が
それぞれ形成されている。
【0056】一方管本体60には、その先端側において
内周側に雌ねじ部24が設けられ、外周側に雄ねじ部6
4が設けられている。管本体60には、また、上記雄ね
じ部64に続く平滑な外周面にOリング溝32が形成さ
れており、このOリング溝32にシール部材としてのO
リング34が装着されている。
【0057】更に管本体60には、上記Oリング溝32
よりも基端側(図中下方側)に、管軸方向に所定長さに
亘って小径部76が形成されており、その小径部76の
先端側(図中上方側)にストッパ部としての段付部80
が形成されている。
【0058】そしてこの管本体60の小径部76の外周
面に沿って上記フランジ部78が移動可能な状態で上記
筒部材74が管本体60に対して、Oリング34による
シールがなされた状態で管軸方向に移動可能に外嵌され
ている。ここで筒部材74は、そのフランジ部78が管
本体60の段付部80に当接することによって、管本体
60からの抜止めがなされている。
【0059】ここで管軸方向に移動可能な筒部材74
は、図4(A),(B)に示しているように先端のフラ
ンジ部22が管本体60の先端より所定長さ管軸方向に
引き込んだ引込位置と、同図(C)に示しているように
先端のフランジ部22が管本体60の先端より所定長さ
管軸方向に突き出した連結位置との間で移動可能とされ
ている。
【0060】そして筒部材74が上記引込位置にあると
き、管本体60の雄ねじ部64が筒部材74の外部に露
出され、また筒部材74が上記連結位置にあるとき、筒
部材74の内周側において、管本体60の先端部と筒部
材74の先端のフランジ部22との間に所定長さの空間
が形成される。
【0061】本例の接続構造においては、図4(A)に
示すように他方の管体12が雄ねじ部50を有するねじ
接続方式のものである場合、一方の管体10における管
本体60の雌ねじ部24に他方の管体12の雄ねじ部5
0をシールテープを介してねじ込み、以て一対の管体1
0,12を接続する。
【0062】一方、同図(B)に示すように他方の管体
12が雌ねじ部72を有するねじ接続方式のものである
場合、筒部材74を引込位置に位置させて管本体60の
雄ねじ部64を外部に露出させた状態とし、その上で露
出状態の雄ねじ部64に対して雌ねじ部72、即ち袋ナ
ット70をパッキン58を介してねじ込み、以て一対の
管体10,12の接続を行う。
【0063】他方、同図(C)に示すように他方の管体
12が挿入軸部30を有する差込接続方式のものである
場合、筒部材74を連結位置に位置させて、管本体60
の先端部とフランジ部22との間に所定の空間を形成し
た上で、その空間に他方の管体12の挿入軸部30を挿
入し、挿入軸部30の外周面を筒部材74の内周面、即
ち嵌合面26にOリング34を介して水密に嵌合する。
【0064】併せて弾性クリップ36を、一方の管体1
0におけるフランジ部22と他方の管体12におけるフ
ランジ部28とを利用して、管体10,12にまたがる
ように弾性的に嵌め合わせ、一対の管体10,12を接
続する。
【0065】本例の接続構造においても、他方の管体1
2が挿入軸部30の差込接続方式、或いは雄ねじ部50
によるねじ接続方式、或いはまた雌ねじ部72によるね
じ接続方式の何れの方式のものであっても、共通の管体
10で対応することができる。
【0066】図5及び図6は本発明の更に他の実施例を
示している。この例における一方の管体10には、その
先端側において雌ねじ部24及び雄ねじ部64が内面側
及び外面側に設けられており、また内面側には雌ねじ部
24に続いて平滑な嵌合面26が形成されている。尚こ
の嵌合面26にはOリング溝32が形成されており、そ
こにシール用のOリング34が装着されている。
【0067】一方、図5(A)に示しているように他方
の管体12には、内周側に雌ねじ部72を有する袋ナッ
ト70が設けられているとともに、この袋ナット70よ
り管軸方向の先端側に突き出した形態の挿入軸部30が
設けられている。
【0068】この例の接続構造においては、先ず他方の
管体12の挿入軸部30を、一方の管体10内に挿入し
てOリング34を介して水密に嵌合面26に嵌合する。
続いて他方の管体12の雌ねじ部72、即ち袋ナット7
0を一方の管体10の雄ねじ部64に対してねじ込み、
以て一対の管体10,12をしっかりと固定状態に接続
する(図6(A)参照)。
【0069】この例の接続構造における一方の管体10
は、他方の管体12が図5(B),(C)に示している
ように、雄ねじ部50を有するねじ接続方式、或いは挿
入軸部30を有しない雌ねじ部72のみのねじ接続方式
の何れのものにおいても対応することが可能である。
【0070】即ち図5(B)の場合、他方の管体12の
雄ねじ部50を一方の管体10の内周側の雌ねじ部24
にねじ込むことで一対の管体10,12を接続でき(図
6(B)参照)、また図5(C)の場合、他方の管体12
の雌ねじ部72を一方の管体10の外周側の雄ねじ部6
4にねじ込むことで一対の管体10,12を接続するこ
とができる(図6(C)参照)。
【0071】以上本発明の実施例を詳述したがこれらは
あくまで一例示であり、例えば一対の管体をクランプす
るクランプ部材としては、上例における弾性クリップ3
6以外の形態のものを用いることも可能である。また場
合によっては上記の主管14にて一方の管体を構成し、
一方の管体側に備えるべき雄ねじ部,雌ねじ部,フラン
ジ部,嵌合面等を主管14に一体に形成することも可能
である。
【0072】更に図4に示す実施例では、筒部材74に
内向きのフランジ部78を係止部として設け、これを一
方の管体10自身に形成したストッパ部としての段付部
80に当接させることで筒部材74を抜止めするように
しているが、管体10側に且つ管体を取り囲むように構
成した、例えばブロック状部材の内面にストッパ部を設
けてそこに筒部材74に設けた外向きのフランジ部等の
係止部を係止させることで筒部材74を抜止めするよう
になすことも可能である。
【0073】更に図5に示す実施例では、一方の管体1
0の先端側に雌ねじ部24と雄ねじ部64との両方が設
けられているが、ねじ部として雄ねじ部64だけを設
け、管体10の内面側に平滑な嵌合面26を設けてその
嵌合面26にシール部材を装着し、そして他方の管体1
2として、図5(A)或いは同図(C)のものを接続す
るようになすことも可能である。
【0074】更に本発明においては、一対の管体を所定
の摩擦力で弾性的に嵌合させ、それら一対の管体間の摩
擦力で抜止めすること、即ちそれら一対の管体間に生ず
る摩擦力を抜止手段として構成することも可能であるな
ど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変
更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である管体接続構造における
一対の管体及びクランプ部材を示す図である。
【図2】図1における一対の管体を接続した状態で示す
図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す図である。
【図4】本発明の更に他の実施例を示す図である。
【図5】本発明の更に他の実施例を示す図である。
【図6】図5における一対の管体を接続した状態で示す
図である。
【図7】従来の管体接続構造を示す図である。
【図8】図7とは別の従来の管体接続構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 一方の管体 12 他方の管体 22 フランジ部(係合部) 24 雌ねじ部 26 嵌合面 28 フランジ部(係合部) 30 挿入軸部 34 Oリング(シール部材) 36 弾性クリップ(クランプ部材) 50 雄ねじ部 52 袋ナット 60 管本体 64 雄ねじ部 72 雌ねじ部 74 筒部材 78 フランジ部(係止部) 80 段付部(ストッパ部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南 義浩 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 高木 繁 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 永田 雅昭 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 3H013 GA08 3J106 AB01 BA01 BB01 BC04 BC06 BD01 BD03 BE12 BE40 CA03 EA03 EB08 EC01 EC07 ED36 EE02 EF05

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の管体を接続する管体接続構造であ
    って、一方の管体側に、(イ)他方の管体側の雄ねじ部
    又は雌ねじ部とねじ結合する雌ねじ部又は雄ねじ部と、
    (ロ)他方の管体側の中空の挿入軸部を挿入させた上、
    該挿入軸部の外周面に嵌合する、管軸方向に延びる平滑
    な嵌合面と、(ハ)該嵌合面に装着され、該嵌合面と前
    記挿入軸部の外周面との間を水密にシールするシール部
    材と、を具備させるとともに、一対の管体を結合状態に
    おいて管軸方向に抜止めする抜止手段を設けたことを特
    徴とする管体接続構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009183971A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Daikin Ind Ltd 配管部材の製造方法
JP2010151304A (ja) * 2008-11-25 2010-07-08 Hatano Seisakusho:Kk 管の接続装置
JP2010151305A (ja) * 2008-11-25 2010-07-08 Hatano Seisakusho:Kk 管の接続装置
JP2013534473A (ja) * 2010-07-12 2013-09-05 イリノイ ツール ワークス インコーポレイテッド 吹き付け塗装装置用液体供給容器
JP2013540963A (ja) * 2010-09-10 2013-11-07 ファン,ユンギ 挿入型配管用連結装置

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