JP2554261Y2 - 柱と梁の連結構造 - Google Patents

柱と梁の連結構造

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JP2554261Y2
JP2554261Y2 JP8705191U JP8705191U JP2554261Y2 JP 2554261 Y2 JP2554261 Y2 JP 2554261Y2 JP 8705191 U JP8705191 U JP 8705191U JP 8705191 U JP8705191 U JP 8705191U JP 2554261 Y2 JP2554261 Y2 JP 2554261Y2
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square cylinder
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JP8705191U
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Inventor
政美 蓮池
Original Assignee
株式会社日本アルミ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋外設置構造物として
の自転車置場,カーポート,テラス,停留所等の柱と梁
の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の柱と梁の連結構造としては、図6
に示すように、屋根板aが固着された母屋bを支持する
ためのアルミ製の梁cを、アルミ製の角筒体からなる柱
dの上端に設けられた切欠き部eに嵌入して固着した構
造が一般に知られていた。この場合、ボルト・ナット結
合i,iは、切欠き部eの位置に配設されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来の柱と梁の連結構造では、台風等により下方から
(矢印で示す)強風Wが吹き上げた場合、屋根板aには
上方へ向く強い力Fが加わって、アルミ製の柱dの切欠
き部eの下端部近傍に(応力集中によって)亀裂gが生
じることがあった。さらに、亀裂gの部分から柱dが破
断することがあった。
【0004】そこで、本考案は、上述の問題を解決し
て、強風にも耐え得る柱と梁の連結構造を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案に係る柱と梁の連結構造は、上端に切欠き
部を有する柱と、該柱の該切欠き部に嵌入して固着され
る梁と、を備えた柱と梁の連結構造に於いて、上記柱を
アルミ製角筒体と、該アルミ製角筒体内に挿嵌されるス
チール製角筒体と、から成る二重構造とし、さらに、上
記梁に上方から外嵌されると共に、上記柱のスチール製
角筒体の上端部に固着される正面視門形のスチール製梁
固定金具を備えたものである。
【0006】
【作用】強風により、屋根板が上方に強く吹き上げられ
た場合、その外力は、母屋と梁に伝わり、さらに、スチ
ール製梁固定金具を介して、柱のスチール製角筒体に伝
わる。従って、スチールの大きい引張強度によって、柱
と梁の連結部分に亀裂が生じたり、連結部分が破断した
りしない。
【0007】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づき本考案を詳
説する。
【0008】図1は、本考案に係る柱と梁の連結構造の
一実施例を示し、この柱と梁の連結構造は、柱1とアル
ミ製角筒体から成る梁2と正面視門形のスチール製梁固
定金具3とを備えている。
【0009】そして、柱1は、上端に上方開口状の切欠
き部6を有するアルミ製角筒体4と、該アルミ製角筒体
4内に挿嵌されるスチール製角筒体5とから成る二重構
造となっている。スチール製角筒体5の上端は、切欠き
部6の下端と略一致させる。
【0010】また、柱1と梁2とスチール製梁固定金具
3とには、(図示省略の)ボルトを通すための孔7…が
組立状態にて柱1を左右貫通状となるように設けられ
る。
【0011】しかして、垂直状の柱1の切欠き部6に上
方から梁2を水平状に嵌入して固着する。
【0012】つまり、図1及び図2に示すように、梁2
にスチール製梁固定金具3を外嵌し、該梁2と該スチー
ル製梁固定金具3を柱1の(図1に示した)切欠き部6
に嵌入する。さらに、スチール製梁固定金具3の下端
は、梁2の下端面よりも下方へ突出状とし、その突出し
た部分は柱1内のスチール製角筒体5の内面に重ね状と
される。
【0013】また、孔7…は、柱1を左右貫通状として
水平方向に並ぶため、該孔7…にボルト8…を通し、ナ
ット9…にて締付けることにより、柱1と梁2とスチー
ル製梁固定金具3とが連結される。図例では、スチール
製梁固定金具3は、最下位置のボルト8とナット9にて
柱1内のスチール製角筒体5に固着されている。
【0014】そして、水平状のこの梁2の上面に、直交
状として、(屋根板10が固着された)母屋11が載置され
て固着される。
【0015】従って、強風により母屋11に固着された屋
根板10が上方に吹き上げられても、その吹き上げ力は該
母屋11が固着された梁2と、該梁2に外嵌されたスチー
ル製梁固定金具3とを伝わって、該スチール製梁固定金
具3が固着された柱1のスチール製角筒体5に及ぶた
め、スチールの引張強度により、柱1の上端部に亀裂が
生じたり破断しない。
【0016】なお、図3に示すように、スチール製角筒
体5にも切欠を形成してその上端をアルミ製角筒体4の
上端と一致させるも好ましい。このようにすれば、全部
のボルト8…を介してスチール製角筒体5に外力が伝達
され、強度をさらに増すことが出来る。
【0017】また、スチール製梁固定金具3とスチール
製角筒体5の材質としては、好ましくはステンレス鋼と
し、さらに、他の特殊鋼や普通鋼とするも自由である。
【0018】次に、図4に示すように、柱1の下端部
は、アンカー16, 16にて基礎上面等に固定されたスチー
ル製のアンカープレート12に垂直に立設されたスチール
製の角筒体13に外嵌される。そして、図5に示すよう
に、柱1は角筒体13にボルト14とナット15にて固着され
る。さらに、(図4にもどって)柱1の下端部とその下
方のアンカープレート12を、(図示省略の)コンクリー
ト等にて包囲する。
【0019】従って、屋根を上方へ押す押圧力は、上方
から順次、全て、スチール製の部材を伝わって床面等の
基礎部に及ぶため、途中で亀裂や破断が発生する虞はな
い。
【0020】なお、本考案は、上記実施例以外にも設計
変更自由であり、例えば、図2に於て、柱内部のスチー
ル製角筒体5を貫通するボルト8…を2本以上とするよ
うに、固定金具3を下方へ延長するも好ましい。また、
柱の断面形状は種々変形自由である。
【0021】
【考案の効果】本考案は、上述の如く構成されるので、
次に記載する効果を奏する。
【0022】台風等の強風により屋根部が吹き上げられ
ても、その吹き上げ力は梁2を介して、(該梁2に外嵌
された)スチール製梁固定金具3に伝わって、該スチー
ル製梁固定金具3が固着された柱1の内部のスチール製
角筒体5に及ぶため、強度の大きいスチールからスチー
ルへの力の伝達となり、柱1と梁2の連結部分に亀裂や
破断が発生しないように出来、柱1と梁2をしっかりと
連結保持出来る。また、柱1の横振れに対する強度を大
きくすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】要部断面正面図である。
【図3】他の実施例を示す要部断面正面図である。
【図4】要部を示す斜視図である。
【図5】要部断面平面図である。
【図6】従来例を示す正面図である。
【符号の説明】 1 柱 2 梁 3 スチール製梁固定金具 4 アルミ製角筒体 5 スチール製角筒体 6 切欠き部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端に切欠き部6を有する柱1と、該柱
    1の該切欠き部6に嵌入して固着される梁2と、を備え
    た柱と梁の連結構造に於いて、上記柱1をアルミ製角筒
    体4と、該アルミ製角筒体4内に挿嵌されるスチール製
    角筒体5と、から成る二重構造とし、さらに、上記梁2
    に上方から外嵌されると共に、上記柱1のスチール製角
    筒体5の上端部に固着される正面視門形のスチール製梁
    固定金具3を備えたことを特徴とする柱と梁の連結構
    造。
JP8705191U 1991-09-26 1991-09-26 柱と梁の連結構造 Expired - Lifetime JP2554261Y2 (ja)

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JPH0532503U JPH0532503U (ja) 1993-04-27
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