JP3762689B2 - 壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造 - Google Patents

壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、低層用建物用に適した壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、低層用建物にも採用されている工法として鉄骨軸組み工法があり、その鉄骨軸組み工法に採用されている基礎構造として、図12(a)に示すような構造が知られている。この構造は、独立した鉄筋コンクリート製基礎50を構築し、その鉄筋コンクリート製基礎50の内側に、土間コンクリート51を設け、前記鉄筋コンクリート製基礎50に柱52を立設させ、柱52の上部に渡ってH形鋼からなる上部梁材53を架設し、柱52間には壁下地材54を設ける構造形式であり、この場合は、鉄筋コンクリート製基礎50用の型枠の配設およびコンクリートの打設ならびに脱型と、土間コンクリート51の打設とを、別個に施工しなけれならないので、基礎の施工に手間がかかり、施工コストが高価になるという問題がある。
【0003】
一方、コンビニエンス・ストア等の比較的地表面に近い部位に1階フロアを設ける低層店舗用建物等に適用可能な構造として、スチールハウス(板厚1mm前後の薄板軽量形鋼による枠材と構造用面材による鉄鋼系パネル構造の建物)の構造がある。
【0004】
前記のスチールハウスにおいては、天井部枠材を構成する単体枠材からなる天井根太や、パネル化した壁枠をはじめ、建物全体の架構が薄鋼板製の溝形鋼、ボックス形鋼(これらを鋼板製枠材という)で構成することが多く、そのメリットとしては、軽量、耐火性、高強度、施工性などがある。
【0005】
このように、薄鋼板製部材を使用した薄板構造は、溶接加工を必要とせず、切断あるいは穴あけ加工が簡単で、部材が軽く人手で運搬できるため作業効率も高く、低層の構造分野では経済的な構造である。
【0006】
前記のスチールハウスに従来採用されている基礎構造としては、図12(b)〜(d)に示すような基礎構造がある。図12(b)に示す構造は、布基礎形式の基礎構造で、この構造では、土間コンクリート51と布基礎を併用させた布基礎兼用土間コンクリート55を打設して、その布基礎兼土間コンクリート55を構築した後、その布基礎兼土間コンクリート55上に、スチールハウス用の壁パネル56を立設する構造で、壁パネル56と布基礎兼土間コンクリート55の結合手段として、図12(d)に示すように、予めアンカーボルト57の下部をコンクリート55に埋め込み固定する形態がある。この場合は、予めアンカーボルト57を型枠や基礎鉄筋に固定する必要があるため、アンカーボルト57の設置精度の管理が困難であるという問題がある。
【0007】
また、図12(d)の場合は、1階床を兼用した布基礎兼土間コンクリート55に、予め比較的長尺のアンカーボルト57の下部を埋め込み固定する形式であるが、この形式の場合は、アンカーボルト57の軸直径の20倍以上を基礎コンクリート55に埋設する必要があるので、基礎コンクリート55の厚さが比較的厚くする必要があり、そのため、地盤の根切りも比較的深くする必要があり、基礎の築造コストが比較的高くなるという問題がある。
【0008】
また、上屋の天井高さを高くする場合には、定尺の壁枠パネルを使用して施工するためには、図12(c)に示すように、基礎に一体に鉄筋コンクリート製腰壁58を築造する場合もあるが、前記の鉄筋コンクリート製腰壁58を築造するには、前記基礎コンクリート55と同時に施工することが困難で、腰壁部分を別個に築造することになるので、施工が煩雑であると共に工期が長くかかり、施工コストも高くなるという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、定尺のスチールハウス用等の壁枠パネルを所定のレベルに据え付けることができると共に、これを固定する基礎構造を比較的簡単に施工し、しかも壁枠パネルと基礎とを簡単に強固に結合でき、施工も比較的容易で施工コストを低減することができ、比較的短工期で施工することができる壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため、請求項1の発明の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造においては、ベースプレート35に長手方向に間隔をおいて複数のねじ杆36の下部が固定され、前記ねじ杆36の中間部には、下部の支持ナット37と、上部の抑えナット38が螺合されてレベル調整支持金具39が構成され、一対のレベル調整支持金具39を、捨てコンクリート26の周囲に沿ってその側縁部から離れた位置において間隔を置いて平行に、周縁部の低レベル位置の捨てコンクリート26の上面に載置し、かつ前記一対のレベル調整支持金具39におけるベースプレート35に直角に交差するように、前記下部の各支持ナット37に支持させるように基礎鉄骨支承部材40が載置され、前記各ねじ杆36に螺合した上部の抑えナット38により、前記レベル調整支持金具39に渡って基礎鉄骨支承部材40が上下位置調整自在に固定され、前記基礎鉄骨支承部材40には、基礎鉄骨固定用のボルト挿通用透孔が設けられて、基礎鉄骨用高さ調整支持具41が構成され、前記基礎鉄骨用高さ調整支持具41が捨てコンクリート26の周囲に沿って間隔をおいて設置され、基礎鉄骨用高さ調整支持具41における基礎鉄骨支承部材40に渡って基礎鉄骨5が載置されて所定の高さに設けられ、その基礎鉄骨5を埋め込むように鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1が一体に設けられて、鋼・コンクリート製床スラブ基礎6とされ、前記基礎鉄骨5に薄板軽量形鋼からなる下部枠材11を備えた壁枠パネル3における前記下部枠材11が載置されて固定されていることを特徴とする。
【0011】
また、請求項2の発明では、請求項1に記載の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造において、ベースプレート35に長手方向に間隔をおいて複数のねじ杆36の下部が固定され、前記ねじ杆36の中間部には、下部の支持ナット37と、上部の抑えナット38が螺合されてレベル調整支持金具39が構成され、前記レベル調整支持金具39を捨てコンクリート26の外周部に直角に配置すると共に外周部に沿ってほぼ平行に多数、周縁部の低レベル位置の捨てコンクリート26の上面に設置し、前記多数のレベル調整支持金具39における外側の各支持ナット37に、基礎鉄骨支承部材40が載置され、かつ前記多数のレベル調整支持金具39における内側の各支持ナット37に、基礎鉄骨支承部材40が載置され、さらに前記基礎鉄骨支承部材40には、基礎鉄骨固定用のボルト挿通用透孔が設けられて、基礎鉄骨用高さ調整支持具41が構成され、前記基礎鉄骨用高さ調整支持具41が捨てコンクリート26の周囲に沿って設置され、前記各基礎鉄骨支承部材40に直角に跨るように短尺の埋め込み基礎鉄骨5における下部フランジ30が載置されると共に、その下部フランジ30の長手方向に間隔を置いて設けた各透孔に、前記ベースプレート35に固定の各ねじ杆36がそれぞれ挿入されて、上部抑えナット38により各基礎鉄骨支承部材40および埋め込み基礎鉄骨5が上下位置調整自在に固定されて、前記基礎鉄骨5が所定の高さに設けられ、その基礎鉄骨5を埋め込むように鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1が一体に設けられて、鋼・コンクリート製床スラブ基礎6とされ、その鋼・コンクリート製床スラブ基礎6における基礎鉄骨5に、所定の梁せい高さの腰部用鉄骨7における下部フランジ8が載置されて固定され、その腰部用鉄骨7の上部フランジ9に、薄板軽量形鋼からなる下部枠材11を備えた壁枠パネル3における前記下部枠材11が載置されて、ボルト10により腰部用鉄骨7に固定されていることを特徴とする。
【0012】
さらにまた、第3の発明では、請求項1または2に記載の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造において、前記基礎鉄骨5が溝形鋼またはH形鋼などの形鋼により構成されていることを特徴とする。
【0013】
なおまた、第4の発明では、請求項2に記載の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造において、腰部用鉄骨7が溝形鋼またはH形鋼などの形鋼により構成されていることを特徴とする。
【0014】
また、第5の発明では、請求項1〜4のいずれかに記載の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造において、前記基礎鉄骨5が基礎鉄骨用高さ調整支持具41を介して高さ調整可能に支持されていることを特徴とする。
【0015】
さらに、第6の発明は、請求項5に記載の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造において、上下方向に位置調節自在に支持された基礎鉄骨支承部材40に基礎鉄骨5の下部が固定されて、基礎鉄骨5が上下位置調節自在に設けられていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図を参照して説明する。
【0017】
図1および図2は、本発明の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造の第1参考形態を示し、図1は、基礎および建物全体を示す縦断正面図であり、図2は図1の一部を拡大して示す縦断正面図である。図11は、本発明において使用される壁パネル3の一実施形態を示す図である。
【0018】
スチールハウスに使用されている壁枠パネル3の一例として、例えば図11に示す構造のパネルが使用される。
この壁枠パネル3は、厚さ1mm前後の薄鋼板に、ロールフォーミング等により折り曲げ加工が施されて、薄鋼板製の溝形鋼あるいは矩形断面のスタッド材が形成され、前記溝形鋼を、上向き開口の下部溝形枠材11として配置すると共に、これに間隔をおいて対向するように下向き開口の上部溝形枠材12として配置し、前記各下部溝形枠材11と上部溝形枠材12の端部側に、前記と同様な薄鋼板製の側部溝形枠材13を配置し、かつ前記下部溝形枠材11と上部溝形枠材12の部材長手方向の中間部に、一つまたは複数のスタッド材14を配置し、これらの片面または両面に、薄鋼板または薄鋼板と木製合板とを重合させてサンドウィッチ構造にした構造用面材15を配設して、前記上部溝形枠材12または下部溝形枠材11と、側部溝形枠材13またはスタッド材14の端部重合部にドリリングタッピングねじ等のファスナー23により固定する構造の鋼製壁枠パネルである。
【0019】
このように壁枠パネル3がプレキャスト化されていると、現場に建て込んでアンカーボルトなどにより固定するだけで、壁部が形成できるので、安価に外壁または内壁部が構築でき、施工性がよいという利点がある。
【0020】
前記の壁枠パネル3、特に壁枠パネル3における下部溝形枠材11と基礎1との結合を、簡単に施工し、かつ強固に固定するために、この実施形態では、後施工のアンカーと、ホールダウン金物16を採用している。
【0021】
後施工のアンカーの一例としては、壁枠パネル3を立設する前に、土間コンクリートを兼用した鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1の周縁部に沿って多数の縦穴17を所定の深さに穿設し、その各縦孔17に、上部に雄ねじ軸部を有すると共に下部に拡径用コーンおよびその外側に拡径スリーブを有するアンカー材を圧着固定する等により鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1に固定して構成した上部雄ねじ付きアンカー材18を設け、前記アンカー材18の雄ねじ部を壁枠パネル3の下部枠材11の透孔に挿通し、厚板座金20を介在させてナット19により鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1に立設固定する。このようにすると、アンカー材をコンクリート打設後に位置決めして決めるので、精度が高く、作業効率も高くなる。
【0022】
またこの場合、下部枠材11の中間部では、適宜厚板座金を介して鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1に固定し、下部枠材11の下面板に大きな曲げモーメントが作用しないように構成され、壁枠パネル3の端部側の側部溝形枠材13または中間部のスタッド材14では、側部溝形枠材13または必要に応じ中間部のスタッド材14に固定される高剛性のホールダウン金物16により固定される。
【0023】
図2に示されているホールダウン金物16では、垂直な縦部分21と水平な横部分22とを一体に屈折連設した全体としてほぼL字状で、前記縦部分21および横部分22には、一体に補強用側板を備えた断面ほぼコ字状で、前記横部分22には、アンカーボルト挿通用縦透孔を備えており、また前記垂直な縦部分21には、上下方向に間隔を置いて複数のドリリングタッピンねじ打ち込み用横孔を備えており、前記横部分22は鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1に固定のアンカー材18により前記下部枠材11を押圧するように固定され、前記縦部分21は側部溝形枠材13または中間のスタッド材14にドリリングタッピングねじあるいはブラインドリベット等のファスナー23により固定され、側部溝形枠材13または中間スタッド材14からの荷重を鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1に伝達するように構成されている。
【0024】
また、図1および図2に示す参考形態では、地盤24を平面矩形状等に、比較的浅く根切りした後、砕石層25を設け、その砕石層25の上に、捨てコンクリート26を打設し、その捨てコンクリート26の上に、平面矩形状に鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1を構築している。この鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1は、1階の土間コンクリートを兼ねた土間兼用鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1で、前記スラブ基礎1にける周縁部の厚層部34の横方向の巾寸法Dは、地耐力を高める場合には、適宜広巾寸法に設定される。1階のみからなる建物などの店舗用低層建物では、このように土間兼用鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1とすると、経済的に基礎を構築することができ、また、1階のみからなる建物等の店舗用低層建物では、風や地震によるアンカー材18の引き抜きが生じないことが多いので、アンカー材18の長さは15cm〜25cmあれば良く、基礎を浅くできる効果もあり、基礎を経済に築造することができる。
【0025】
(第2参考形態)
図3(a)および(b)に示す第2参考形態では、地盤24を比較的浅く根切りした後、砕石層25を設け、その砕石層25の上に捨てコンクリート26を打設し、その捨てコンクリート26の周縁部に、溝形鋼からなる基礎鉄骨5をほぼ平面矩形環状等の閉鎖環状等に載置する共に、前記基礎鉄骨5におけるウエブ部34を外側に、かつ前記溝形鋼にける溝部29が内側になるように、下部フランジ30を前記捨てコンクリート26に載置し、しかも溝形鋼における上部フランジ31の巾方向の中央部に、部材長手方向に間隔をおいて多数のボルト数通用透孔が設けられ、前記上部フランジ31における下面に、前記ボルト挿通用透孔に結合用ボルト32が挿通されると共に、前記上部フランジ31の下面に前記結合用ボルト32の頭部が予め仮溶接等により同心状に固着され、前記結合用ボルト32の上部は、後に基礎鉄骨5に沿って設置される上向き開口の下部溝形枠材11内に十分位置するように設けられ、ナット33により固定されるように構成されている。なお、図示を省略するが、前記のように上部フランジ31の下面に前記結合用ボルト32の頭部を予め仮溶接する以外に、前記のように上部フランジ31の下面に前記結合用ボルト32の頭部を係合させた状態で、上部フランジ31の上面側から前記結合用ボルト32を仮固定用ナット(後にナット33として使用するためのナットで、壁枠パネル3の建て込み時に取り外し、壁枠パネル3の建て込み後に再度結合用ボルト32に螺合緊締する)で仮固定して、結合用ボルト32が落下しないようにして、基礎鉄骨5を捨てコンクリート26に載置してもよい。また、前記の結合用ボルト32とナット33の位置関係は、上部フランジ31の下面に袋ナット等のナット33を予め固定し、ボルト32を上からナット33に螺合するようにしても同様である。このような方法により、アンカー材を必要としないので、コンクリート基礎を薄くでき、経済的となる。また、アンカー材の場合よりも、結合用ボルト32の精度管理がしやすいので、誤差が生じにくいため、高精度に施工できる。基礎鉄骨5は型枠かわりにもなっているので、型枠を別個に配設する必要がない。
【0026】
前記基礎鉄骨5を型枠として利用し、前記基礎鉄骨5の内側に、基礎鉄筋を配筋し前記基礎鉄骨5を埋め込むように、土間コンクリートを兼用した基礎コンクリートを基礎鉄骨5の上面付近まで打設して鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1を構成し、基礎鉄骨5と前記床スラブ基礎1が一体とした鋼・コンクリート製床スラブ基礎6を形成している。この参考形態では、鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1における基礎鉄骨5に直接、壁枠パネル3を固定するので、壁枠パネル3の立て込み精度を高めることができる。なお、その他の構成は、前記参考形態と同様であるので、同様な部分には、同様な符号を付して説明を省略する。
【0027】
(第1実施形態)
図4(a)および(b)は、本発明の第1実施形態を示すものであって、この実施形態では、床スラブ基礎1に埋め込み固定される高さ調整金物およびこれに支持された埋め込み基礎鉄骨を使用した形態を示したもので、まず、高さ調整金物について説明すると、帯状鋼板からなるベースプレート35の上面に長手方向に間隔をおいて複数(図示の場合は、2つ)のねじ杆36の下部が溶接により固定され、前記ねじ杆36の中間部には、下部の支持ナット37と、上部の抑えナット38からなる一対のナットが螺合されて、一方のレベル調整支持金具39が構成され、一対のレベル調整支持金具39を捨てコンクリート26の周囲に沿って、かつ側縁部から離れた位置において、間隔を置いて平行に、かつ側縁部に沿って間隔をおいて、周縁部の低レベル位置の捨てコンクリート26の上面に載置し、かつ前記一対のレベル調整支持金具39におけるベースプレート35に直角に交差するように、前記下部の各支持ナット37に支持させるように断面L字状等の鋼製基礎鉄骨支承部材40がねじ杆36を挿通させるように載置され、前記各ねじ杆36に螺合した上部の抑えナット38により、前記レベル調整支持金具39に渡って基礎鉄骨支承部材40が上下位置調整自在に固定されている。
【0028】
前記基礎鉄骨支承部材40の中間部には、基礎鉄骨固定用のボルト挿通用透孔が設けられて、基礎鉄骨用高さ調整支持具41が構成されている。
【0029】
前記の基礎鉄骨用高さ調整支持具41が、捨てコンクリート26の周囲に沿って間隔をおいて多数設置され、その基礎鉄骨用高さ調整支持具41におけるベースプレート35は、その隅部に設けた縦孔に挿通されて捨てコンクリート26に固定されるアンカー材42により固定され、前記各基礎鉄骨用高さ調整支持具41における基礎鉄骨支承部材40にわたって、溝形鋼からなる埋め込み基礎鉄骨5の下部フランジ30が載置されて、埋め込み基礎鉄骨5が捨てコンクリート26の外周縁部に沿って配置され、前記各埋め込み基礎鉄骨5の下部フランジ30と前記基礎鉄骨支承部材40とは、ボルト・ナット43により強固に一体化されている。
【0030】
なお前記埋め込み基礎鉄骨5における上部フランジ31と、下部フランジ30に渡って、適宜鋼板製の縦補強プレート44が配置されて、上下のフランジ30,31およびウエブ28に溶接等により固定されている。
【0031】
基礎鉄筋が配筋されて、前記埋め込み基礎鉄骨5の上面レベルを基準とするように、かつこれを埋め込むように、基礎兼土間コンクリートが前記埋め込み基礎鉄骨5の上面レベル付近まで打設されて、埋め込み基礎鉄骨5が鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1に埋め込み固定されている。また、前記溝形鋼からなる埋め込み基礎鉄骨5には、その上部フランジ31にフランジ長手方向に間隔をおいて多数のボルト挿通用透孔が予め設けられ、かつ前記上部フランジ31の下面に、部材長手方向に間隔をおいて多数の結合用ボルト32の雄ねじ軸部が前記透孔に挿通された状態で、結合用ボルト32の頭部が溶接により固定され、前記結合用ボルト32における雄ねじ軸部は、壁枠パネル3における下部溝形枠材11のボルト挿通用透孔に挿通されると共に、前記埋め込み基礎鉄骨5の上面に下部溝形枠材11が載置されると共に適宜押え座金20が嵌合載置され、前記雄ねじ軸部に螺合されたナット33により、下部溝形枠材11が固定されている。
【0032】
この実施形態では、埋め込み基礎鉄骨5は、基礎鉄骨用高さ調整支持具41によりレベル調整されるので、捨てコンクリート26の上面に多少の不陸が存在していても、基礎鉄骨用高さ調整支持具41により所定のレベルに高さ調整した状態で設置することができる。
【0033】
また、埋め込み基礎鉄骨5が、前記実施形態よりもさらに床スラブ基礎1に被覆されているので、埋め込み基礎鉄骨5が腐食するおそれを少なくすることができる。その他の構成は、前記実施形態の場合と同様であるので、同様な要素には同様な符号を付して説明を省略する。
【0034】
(第2実施形態)
図5は本発明の第2実施形態を示すものであって、埋め込み基礎鉄骨5と、上部の壁枠パネル3との結合手段の他の形態を示すものであって、この形態では、ホールダウン金物16の垂直な縦部分21と壁枠パネル3の結合は、図1および図2に示す形態と同様で、ホールダウン金物16の水平な横部分22が埋め込み鉄骨5の上部フランジ31に壁枠パネル3における下部溝形枠材11を介して載置され、前記上部フランジ31の下面に固定された結合用ボルト32が下部溝形枠材11およびホールダウン金物16の水平な横部分22の透孔に挿通され、ナット33により固定されている。このように、前記図1〜図4に示す形態を組み合わせた形態であり、構造はこれらの形態とほぼ同様であるので、同様な要素には同様な符号を付している。
【0035】
(第3実施形態)
図6(a)および(b)は、本発明の第3実施形態を示すものであって、図4と同様な部分については、同一の符号を付し、相違する点を主に説明する。
この実施形態では、埋め込み鉄骨5より下の構造は、図4と同様で、前記埋め込み鉄骨4の上部に、溝形鋼からなる腰部用鉄骨7における下部フランジ8が載置され、前記埋め込み鉄骨5における上部フランジ9と、前記腰部用鉄骨7における下部フランジ8とが、前記埋め込み鉄骨5に固定の結合用ボルト32およびこれに螺合されたナット33により固定され、前記腰部用鉄骨7の上部フランジ9に、壁枠パネル3における下部溝形枠材11が載置されて、前記腰部用鉄骨7の上部フランジ9の透孔および前記溝形下部枠材11の透孔および厚板座金20に渡って挿通されたボルト10およびこれに螺合されたナット45により固定されている。
【0036】
また、壁枠パネル3に固定される外壁パネルを兼ねた構造用合板46(または構造用面材15)の下部が、前記腰部用鉄骨7の下部外面を被覆するように配置されて、腰部用鉄骨7におけるウエブ47にも適宜固定される。この実施形態の場合は、天井高さを高くする必要のある場合の店舗等に採用される。壁枠パネル3は、所定の寸法のものを使用するので、このように腰部用鉄骨7を使用すると、上下方向の長尺の壁枠パネル3を準備することなく、腰部用鉄骨7を利用して、比較的天井高さの高い建物とすることができ、図12(c)に示すコンクリート製腰壁58を築造する場合よりも、簡単に施工することができる。
【0037】
(第4実施形態)
前記各実施形態の場合には、埋め込み基礎鉄骨5を、長尺のものを使用した形態であるが、短尺の埋め込み基礎鉄骨5を使用することもできるので、この形態について、図7の第4実施形態を参照しながら説明する。
【0038】
まず、基礎鉄骨用高さ調整支持具41の部分にも特徴があるので、基礎鉄骨用高さ調整支持具41について説明すると、矩形帯状鋼板からなるベースプレート35の上面に、ベースプレート35の長手方向に間隔をおいて複数(図示の場合は、2つ)のねじ杆36の下部が溶接により固定され、前記ねじ杆36の中間部には、下部の支持ナット37と、上部の抑えナット38からなる一対のナットが螺合されて、レベル調整支持金具39が構成され、前記レベル調整支持金具39を捨てコンクリート26の外周部に直角に配置すると共に外周部に沿ってほぼ平行に多数設置し、前記多数のレベル調整支持金具39における外側の(外周側に近接した位置の)各支持ナット37に、山形鋼の一辺における部材長手方向に多数の透孔を設けて構成した直線状の基礎鉄骨支承部材40が載置され、かつ前記多数のレベル調整支持金具39における内側の(外周側から離れた内側位置の)各支持ナット37に、山形鋼の一辺における部材長手方向に多数の透孔を設けて構成した直線状の基礎鉄骨支承部材40が載置され、前記各基礎鉄骨支承部材40に直角に跨るように溝形鋼からなる短尺の埋め込み基礎鉄骨5における下部フランジ30が載置されると共に、その下部フランジ30の長手方向に間隔を置いて設けた各透孔に、前記ベースプレート35に固定の各ねじ杆36がそれぞれ挿入されて、上部抑えナット38により各基礎鉄骨支承部材40および埋め込み基礎鉄骨5が固定されている。
【0039】
また、前記複数の埋め込み基礎鉄骨5の上部フランジ31にわたって、溝形鋼からなる腰部用鉄骨7における下部フランジ8が直角に交差するように載置されて、前記埋め込み基礎鉄骨5の上部フランジ31と、前記腰部用鉄骨7における下部フランジ8がボルト10およびナット45により固定されている。腰部用鉄骨7と壁枠パネル3との関係は、前記実施形態の場合と同様であるので、同様な部分については、同様な符号を付して説明を省略する。
【0040】
(第5実施形態)
図7の場合において、腰部用鉄骨7として、図8に示す第5実施形態のように、H形鋼からなる腰部用鉄骨7あるいはその他の断面形態の腰部用鉄骨7にしてもよい。この場合には、H形鋼における上部フランジ9および下部フランジ8の巾方向2箇所でボルト・ナットにより固定することもできる。図7および図8に示す実施形態の場合は、埋め込み基礎鉄骨5に適宜補強縦リブを設けてもよい。外壁パネルを兼ねる構造用合板46(または構造用面材15)の下部は適宜腰部用鉄骨7またはこれに固定される補強用縦リブに固定される。図8におけるその他の構造は、前記図7に示す形態と同様であるので、同様な部分には同様な符号を付して説明を省略する。
【0041】
(第3参考形態)
図9は本発明の第8実施形態を示すものであって、この実施形態では、図1および図2に示す形態と同様に、平面矩形状等の鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1は土間コンクリートを兼用している。
【0042】
前記鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1を構築した後に、後施工により、前記スラブ基礎1の周縁部上面に、基礎周側部に沿って間隔を置くと共に、室内側および室外側に間隔を置いて多数の縦孔17が設けられ、前記各縦孔17に、予めボルト頭部を下側に位置するよう配置すると共に、前記ボルトの下側をエポキシ系接着材等により充填して床スラブ基礎1に埋め込み固定するように、多数の結合用ボルトからなるアンカー材18が設けられ、前記各アンカー材18の雄ねじ軸部を、壁パネルの高さ調整を兼ねて、腰壁を兼ねたH形鋼からなる腰部用鉄骨7における下部フランジ8の各透孔に挿通するようにして、腰部用鉄骨7を鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1に載置して、前記アンカー材18に螺合緊締したナット49により、前記腰部用鉄骨7を固定している。
【0043】
前記腰部用鉄骨7の上部フランジ9の長手方向に沿って、壁枠パネル3を載置して、前記腰部用鉄骨7における上部フランジ9と、前記壁枠パネル3における下部溝形枠材11とを結合用ボルト10およびナット45並びに必要に応じ厚板座金20を介在させて固定した形態である。なお、必要に応じ、前記した形態と同様にホールダウン金物16を使用して壁枠パネル3を腰部用鉄骨7に固定するようにしてもよい。
【0044】
なお、前記H形鋼からなる腰部用鉄骨7における上部フランジ9と下部フランジ8に渡って、内側または外側あるいは内外両側に、部材長手方向に間隔を置いて適宜縦補強用プレート44が設けられる。
【0045】
図10は第4参考形態を示すものであって、この参考形態では、前記実施形態において使用したH形鋼からなる腰部用鉄骨7に代えて、溝形鋼からなる腰部用鉄骨7とした形態で、鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1に、前記図9と同様にボルト頭部を下側に位置するように鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1に埋め込むようにアンカー材18を固定し、前記アンカー材18の上部雄ねじ軸部に、壁パネルの高さ調整を兼ねて、腰壁を兼ねた溝形鋼からなる腰部用鉄骨7におけるウエブ47を外側(室外側)に配置すると共に、下部フランジ8の各透孔を挿通するように前記床スラブ基礎1に載置して、前記アンカー材18に螺合緊締したナット48により、前記腰部用鉄骨7を固定し、前記腰部用鉄骨7の上部に沿って、壁枠パネル3を載置して、前記腰部用鉄骨7における上部フランジ9と、前記壁枠パネル3における下部溝形枠材11とを結合用ボルト32およびナット33により固定した形態である。
【0046】
なお、この参考形態も前記実施形態と同様に、溝形鋼からなる腰部用鉄骨7における上部フランジ9と下部フランジ8に渡って、内側に、部材長手方向に間隔を置いて適宜補強用縦プレート44が設けられる。その他の構成は、前記実施形態と同様であるので、同様な要素には、同様な符号を付して説明を省略する。
【0047】
本発明を実施する場合、埋め込み基礎鉄骨5および腰壁部ようの腰部用鉄骨7としては、リップ付き溝形鋼あるいは、その他の形鋼あるいは組立形鋼を使用するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】
請求項1〜6によると、従来のように比較的長尺の予め埋め込み固定するアンカーボルトを必要としないので、基礎を浅く(薄く)でき、基礎の施工コストを安くすることができる。
また、請求項1の発明によると、スチールハウス用等の壁枠パネルを所定のレベルに据え付けることができると共に、これを固定する基礎構造を比較的簡単に構築でき、しかも壁枠パネルを確実に精度よく結合でき、施工も従来の場合より容易にしかも施工コストを低減することができ、施工工期も比較的短工期で施工することができる。また、土間コンクリートと兼用されている鉄筋コンクリート製床スラブ基礎されているので、基礎構造が単純化され、しかも埋め込み基礎鉄骨を埋め込んだ鋼・鉄筋コンクリート製床スラブ基礎とされ、前記基礎鉄骨に固定される薄板軽量形鋼からなる下部枠材を安定した状態で固定することができるため、地震時等に基礎および下部枠材に、無理な曲げモーメントを作用させることがない。
【0049】
さらに、請求項1の発明によると、基礎鉄骨を使用した鋼・鉄筋コンクリート製床スラブを容易に構築することができ、しかも鉄骨基礎に壁枠パネルを安定した状態で、精度よく建て込むことができ、鋼製部材相互の結合となるので、容易にかつ強固に固定することができる。
また、請求項1および請求項2の発明によると、埋め込み基礎鉄骨は、高さ調整支持具によりレベル調整されるので、捨てコンクリートの上面に多少の不陸が存在していても、高さ調整支持具により所定のレベルに高さ調整した状態で設置することができる。
また、埋め込み基礎鉄骨が、床スラブ基礎に被覆されるので、埋め込み基礎鉄骨が腐食するおそれを少なくすることができる。
【0050】
また、請求項2の発明によると、単に、腰壁用の腰部用鉄骨を鋼・コンクリート製床スラブ基礎における短尺の基礎鉄骨に載置して固定するだけで、腰壁部を容易に設けることができ、また、薄板軽量形鋼からなる下部枠材11を備えた壁枠パネルを所定の高レベルに高さ調整して設置することができ、したがって、定尺の壁枠パネルを使用しても、天井高さの高い店舗用低層建築物にも、定尺の安価な壁枠パネルを利用することができ、安価な低層建築物とすることができる。
【0051】
請求項3および4の発明のように、溝形鋼またはH形鋼などの形鋼により基礎鉄骨または腰部用鉄骨を構成すると、汎用性の高い安価な部材により基礎鉄骨または腰部用鉄骨とすることができる。
【0052】
請求項5および請求項6の発明のように、平坦な捨てコンクリート上に設置された高さ調整支持具またはこれに上下方向に位置調節自在に支持された支承部材を介して基礎鉄骨を仮支持させると、基礎鉄骨を所定のレベルに正確に設置させることができ、これに直接または間接的に固定される壁枠パネルを所定の位置にレベル調整した状態で設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1参考形態の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造を示す概略縦断正面図である。
【図2】 (a)図1の一部を拡大して示す縦断正面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図3】 (a)は第2参考形態の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造を示す縦断正面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図4】 (a)は本発明の第1実施形態の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造を示す縦断正面図、(b)は(a)のC−C線断面図である。
【図5】 (a)は本発明の第2実施形態の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造を示す縦断正面図、(b)は(a)のD−D線断面図である。
【図6】 (a)は本発明の第3実施形態の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造を示す縦断正面図、(b)は(a)のE−E線断面図である。
【図7】 (a)は本発明の第4実施形態の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造を示す縦断正面図、(b)は(a)のF−F線断面図である。
【図8】 (a)は本発明の第5実施形態の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造を示す縦断正面図、(b)は(a)のG−G線断面図である。
【図9】 (a)は第3参考形態の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造を示す縦断正面図、(b)は(a)のH−H線断面図である。
【図10】 (a)は第4参考形態の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造を示す縦断正面図、(b)は(a)のI−I線断面図である。
【図11】 スチールハウスに使用されている壁枠パネルの一例を示す斜視図である。
【図12】 (a)は従来の軸組み構造形態の基礎構造を示す概略縦断正面図、(b)は従来の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造を示す概略縦断正面図、(c)は腰壁を設ける場合の従来の形態を示す縦断正面図、(d)は予めアンカーボルトを設ける場合の形態の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 鉄筋コンクリート製床スラブ基礎
3 壁枠パネル
4 後打ちアンカーボルト
5 基礎鉄骨
6 鋼コンクリート製床スラブ基礎
7 腰部用鉄骨
8 下部フランジ
9 上部フランジ
10 溝形鋼あるいはH形鋼などの形鋼
11 下部溝形枠材(下部枠材)
12 上部溝形枠材
13 側部溝形枠材
14 スタッド材
15 構造用面材
16 ホールダウン金物
17 縦孔
18 アンカー材
19 ナット
20 厚板座金
21 垂直な縦材
22 水平な横部分
23 ファスナー
24 地盤
25 砕石層
26 捨てコンクリート
27 土間兼用鉄筋コンクリート製床スラブ
28 ウエブ
29 溝部
30 下部フランジ
31 上部フランジ
32 結合用ボルト
33 ナット
34 厚層部
35 ベースプレート
36 ねじ杆
37 支持ナット
38 抑えナット
39 レベル調整支持金具
40 基礎鉄骨支承部材
41 基礎鉄骨用高さ調整支持具
42 アンカー材
43 ボルト・ナット
44 補強用プレート
45 ナット
46 構造用合板
47 ウエブ
48 ナット
50 鉄筋コンクリート基礎
51 土間コンクリート
52 柱
53 上部梁材
55 布基礎兼土間コンクリート
56 スチールハウス用の壁枠パネル
57 アンカーボルト
58 鉄筋コンクリート製腰壁

Claims (6)

  1. ベースプレート35に長手方向に間隔をおいて複数のねじ杆36の下部が固定され、前記ねじ杆36の中間部には、下部の支持ナット37と、上部の抑えナット38が螺合されてレベル調整支持金具39が構成され、一対のレベル調整支持金具39を、捨てコンクリート26の周囲に沿ってその側縁部から離れた位置において間隔を置いて平行に、周縁部の低レベル位置の捨てコンクリート26の上面に載置し、かつ前記一対のレベル調整支持金具39におけるベースプレート35に直角に交差するように、前記下部の各支持ナット37に支持させるように基礎鉄骨支承部材40が載置され、前記各ねじ杆36に螺合した上部の抑えナット38により、前記レベル調整支持金具39に渡って基礎鉄骨支承部材40が上下位置調整自在に固定され、前記基礎鉄骨支承部材40には、基礎鉄骨固定用のボルト挿通用透孔が設けられて、基礎鉄骨用高さ調整支持具41が構成され、前記基礎鉄骨用高さ調整支持具41が捨てコンクリート26の周囲に沿って間隔をおいて設置され、基礎鉄骨用高さ調整支持具41における基礎鉄骨支承部材40に渡って基礎鉄骨5が載置されて所定の高さに設けられ、その基礎鉄骨5を埋め込むように鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1が一体に設けられて、鋼・コンクリート製床スラブ基礎6とされ、前記基礎鉄骨5に薄板軽量形鋼からなる下部枠材11を備えた壁枠パネル3における前記下部枠材11が載置されて固定されていることを特徴とする壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造。
  2. ベースプレート35に長手方向に間隔をおいて複数のねじ杆36の下部が固定され、前記ねじ杆36の中間部には、下部の支持ナット37と、上部の抑えナット38が螺合されてレベル調整支持金具39が構成され、前記レベル調整支持金具39を捨てコンクリート26の外周部に直角に配置すると共に外周部に沿ってほぼ平行に多数、周縁部の低レベル位置の捨てコンクリート26の上面に設置し、前記多数のレベル調整支持金具39における外側の各支持ナット37に、基礎鉄骨支承部材40が載置され、かつ前記多数のレベル調整支持金具39における内側の各支持ナット37に、基礎鉄骨支承部材40が載置され、さらに前記基礎鉄骨支承部材40には、基礎鉄骨固定用のボルト挿通用透孔が設けられて、基礎鉄骨用高さ調整支持具41が構成され、前記基礎鉄骨用高さ調整支持具41が捨てコンクリート26の周囲に沿って設置され、前記各基礎鉄骨支承部材40に直角に跨るように短尺の埋め込み基礎鉄骨5における下部フランジ30が載置されると共に、その下部フランジ30の長手方向に間隔を置いて設けた各透孔に、前記ベースプレート35に固定の各ねじ杆36がそれぞれ挿入されて、上部抑えナット38により各基礎鉄骨支承部材40および埋め込み基礎鉄骨5が固定されて、前記基礎鉄骨5が所定の高さに設けられ、その基礎鉄骨5を埋め込むように鉄筋コンクリート製床スラブ基礎1が一体に設けられて、鋼・コンクリート製床スラブ基礎6とされ、その鋼・コンクリート製床スラブ基礎6における基礎鉄骨5に、所定の梁せい高さの腰部用鉄骨7における下部フランジ8が載置されて固定され、その腰部用鉄骨7の上部フランジ9に、薄板軽量形鋼からなる下部枠材11を備えた壁枠パネル3における前記下部枠材11が載置されて、ボルト10により腰部用鉄骨7に固定されていることを特徴とする壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造。
  3. 基礎鉄骨5が溝形鋼またはH形鋼などの形鋼により構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造。
  4. 腰部用鉄骨7が溝形鋼またはH形鋼などの形鋼により構成されていることを特徴とする請求項2に記載の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造。
  5. 基礎鉄骨5が基礎鉄骨用高さ調整支持具41を介して高さ調整可能に支持されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造。
  6. 上下方向に位置調節自在に支持された基礎鉄骨支承部材40に基礎鉄骨5の下部が固定されて、基礎鉄骨5が上下位置調節自在に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の壁枠パネルと床スラブ基礎との結合構造。
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