JP2553508B2 - 対物レンズ - Google Patents

対物レンズ

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JP2553508B2
JP2553508B2 JP61034615A JP3461586A JP2553508B2 JP 2553508 B2 JP2553508 B2 JP 2553508B2 JP 61034615 A JP61034615 A JP 61034615A JP 3461586 A JP3461586 A JP 3461586A JP 2553508 B2 JP2553508 B2 JP 2553508B2
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lens
objective lens
meniscus lens
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義尚 武冨
定夫 水野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は光学ヘッドおよび光ディスク用対物レンズに
関するものである。
従来の技術 光ディスクシステムの実用化の時期を迎え、光ディス
ク装置の小型化・薄型化に対する要求が高まりつつあ
る。なかでも、光学ヘッド及び移送系まわりの薄型化の
効果は大きく、その要求には厳しいものがある。特に光
学ヘッドにおいては、光学系の小型化・薄型化と同時
に、対物レンズを駆動してフォーカシング,トラッキン
グを行うアクチュエータの薄型化に対する要望が大き
く、現在いくつかのタイプの高性能薄型アクチュエータ
が提案されている。
例えば、第7図に示した様な摺回動型アクチュエータ
は、基台1に固定された支持軸2に対して、対物レンズ
3を保持する可動体4が、その軸受部5を介してトラッ
キングとフォーカシングの2軸に駆動されるもので、従
来のアクチュエータに対して小型・薄型化が図られてい
るものである。その作用は以下に述べる通りである。可
動体4に設けられたトラッキングコイル6と第1のヨー
ク7,第1のマグネット8の間に発生する電磁力によって
支持軸まわりの回動を生じ、トラッキング制御がなされ
る。また、可動体4に設けられたフォーカシングコイル
9と第2のヨーク10,第2のマグネット11の間に発生す
る電磁力によって支持軸長手方向の摺動が生じ、フォー
カシング制御がなされる。
アクチュエータにおいて駆動される質量は、可動体4,
駆動用コイル6,9及び対物レンズ3である。可動体4と
コイル6,9は一般に支持軸に対して対象な構成をとる
が、対物レンズ3を支持軸2から偏心した位置に配置す
るため動バランスの調整を特別に行う必要が生じて来
る。従来用いられていた対物レンズは、作動距離が小さ
い、あるいは重心位置がディスク側に近い等の問題を有
しており、第7図に示す様に、可動体4からディスク側
に突き出した構成をとらざるを得ず、動バランス調整に
は特別な工夫を必要としていた。以下その詳細について
説明する。
動バランスをとる手段として第7図のように、カウン
タウェイト12a,12bを2ヶ所に配置し、コイル電磁力に
よる駆動力が可動体重心に加えられるような構成がとら
れていた。この構成では、可動体4の重量増加という駆
動特性の劣化要因をも含むことになるので、効果的とは
言えない。
次に、第8図に示すように対物レンズ3の取付位置を
可動体4の内部に移動することにより、カウンタウェイ
ト14bの重量増加を最小限に抑え、動バランスを調整す
る手段が考えられるが、以下に述べる制約を受ける。
可動体4を支持している支持軸2は、可動体4の上下
運動に対応するため、いくぶん可動体4よりもディスク
側に突き出している。ディスクローディング時の接触、
またはディスク回転時の面ブレによる接触等の事故を防
ぐために、ディスクと支持軸2の先端との間隔を適度に
保つ必要があり、薄型化のために無制限にアクチュエー
タをディスク側に近づけて配置することはできない。一
方、対物レンズ3の作動距離は取付位置を可動体内部へ
移動する目的と、上記の接触事故を防ぐ目的から見て、
なるべく大きい方が望ましい。しかるに、レンズ設計上
の制約があり、作動距離を自由に大きくすることはでき
ない。従って、対物レンズ3をディスクから遠ざけて無
制限に光源側に寄せることはできない。以上の理由によ
り、アクチュエータの可動体4及び対物レンズ3のディ
スクとの相対配置には制約があり、実際には、対物レン
ズ3がディスク側に突き出した構成をとらざるを得な
い。従って、対物レンズ3の取付位置を光源側に移動す
る方法には限界があり、カウンタバランスによる調整が
必要となる。
発明が解決しようとする問題点 上記のように、アクチュエータと対物レンズの受ける
制約の中で、動バランスをとるために発生する重量増
加、及びこれに伴う駆動特性劣化が問題となっている。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みて成されたもの
で、対物レンズ駆動装置の駆動特性を向上できる対物レ
ンズを提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は基台に支持軸を取付け、この支持軸に回動自
在、かつ上下動自在に可動体を取付け、この可動体にト
ラッキングコイル,フォーカスコイルおよび対物レンズ
を取付け、前記トラッキングコイルおよび前記フォーカ
スコイルにそれぞれ対向してヨークを設け、前記支持軸
を中心にして前記対物レンズと対称な位置にカウンタウ
ェイトを設け、前記対物レンズの重心を前記カウンタウ
ェイトを設けた部分の重心と釣り合うように設定した光
学ヘッドである。また、両凸レンズと、この両凸レンズ
に隣接して設けられ、ディスク側に凸面を向けた負のメ
ニスカスレンズと、この負のメニスカスレンズから離れ
て設けられ、ディスク側に凹面を向けた正のメニスカス
レンズとを設け、前記負のメニスカスレンズの凸面の曲
率半径をr3、前記正のメニスカスレンズ凸面の曲率半径
をr5、前記正のメニスカスレンズと前記負のメニスカス
レンズ間の距離をd4、前記正のメニスカスレンズの中心
肉厚をd5、系全体の焦点距離を fとし、 を満足するようにした光ディスク用対物レンズである。
作 用 可動体に取付けた対物レンズの重心を下方に移動させ
て、カウンタバランスを設けた部分とバランスを取るこ
とができ、また対物レンズが受ける制約の中で動バラン
スをとるために発生する重量増加及びこれに伴う駆動特
性の劣化をなくした対物レンズを得ることができる。
実施例 以下本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。第3図と同一物については同一番号を付して説明す
る。基台1に支持軸2を取付け、この支持軸2に回転自
在、かつ上下動自在に軸受部5で可動体4を取付け、こ
の可動体4にトラッキングコイル6,フォーカシングコイ
ル9および対物レンズ13を取付ける。トラッキングコイ
ル6およびフォーカシングコイル9にはそれぞれマグネ
ット8,11が対向して設けられている。トラッキングコイ
ル6の上部にカウンタウェイト12bを設け、動バランス
をとる。このとき、対物レンズ13の重心を従来の位置G
からG′にカウンタウェイト12bとトラッキングコイル
6とが構成する系の重心の高さに釣り合わせて移動させ
る。
対物レンズ13の構成は、第2図に示すようにディスク
14が対向する側に凸面を向けた正のメニスカスレンズ15
と、この正のメニスカスレンズ15の下方に存在する前記
ディスク14側に凸面を向けた負のメニスカスレンズ16と
この負のメニスカスレンズ16に近接して設けられた両凸
レンズとによって構成されている。そしてr1,r2,r3,r4,
r5,r6を光源側から見た各レンズ球面と曲率半径、d1,
d2,d3,d4,d5を各レンズ球面間の中心間隔、n1,n2,n3
レンズ17,16,15の波長830nmに対する硝材屈折率、ν1,
ν2を同アッベ数、を全系の焦点距離、WDを作動
距離、NAを開口数、tをディスクのカバーガラスの肉
厚、ntをこのカバーガラスの屈折率とする。
r3,r5,d4,d5,との関係は下記のように設定する。
前記条件(1)と(2)は光学的収差の補正に寄与す
るものである。いずれの条件も、その範囲外では球面収
差が大きく発生し収差補正が困難となる。また、条件
(1),(2)の下限値は、作動距離を十分に確保する
と同時に加工球面曲率をゆるやかにすることによって製
造性を良好に保ちための値である。条件(3)の下限値
は、重心移動の効果を十分に得るための値である。この
値を下回ると、重心がディスク側に寄る。あるいは各レ
ンズの肉厚が厚くなって重量が増加する等の現象が発生
し、十分な重心移動効果が得られない。条件(3)の上
限値は作動距離を十分に保つための値である。d4の値が
大きくするにつれて重心移動効果が大きくなるが、この
上限値を越えると十分な作動距離が得られなくなる。
条件(4)は、第3レンズの肉厚d5に制限を与えるも
ので、その上限値は作動距離と重心移動効果を良好に得
るための値である。d5の値を大きくすると作動距離が小
さくなると同時に、第3レンズの重量が増加する。これ
らはいずれもレンズ系の重心がディスク側に寄ることに
なるため好ましくない。従って、上限値を越えないよう
にd5の値を選ぶのが好ましい。一方、条件(4)の下限
値は、製造性を良好に保つための値である。第3レンズ
のような正のメニスカスレンズでは、周辺肉厚を保ち、
安定したチャッキングを可能とすることが、製造性向上
のための必要条件であり、この下限値を下回らないよう
にd5の値を選ぶのが望ましい。
次に具体的な実施例を説明する。
実施例1 r1=2.952 d1=0.288 n1=1.821563 ν=23.8 r2=−3.681 d2=0.045 r3=−1.915 d3=0.271 n2=1.510196 ν=64.2 r4=−6.845 d4=0.271 r5=0.655 d5=0.324 n3=1.821563 ν=23.8 r6=1.468 =1 W.D=0.402 NA=0.50 t=0.267 nt=1.580 実施例2 r1=2.740 d1=0.289 n1=1.821563 ν=23.8 r2=−3.381 d2=0.047 r3=−1.719 d3=0.260 n2=1.570729 ν=40.9 r4=−6.815 d4=0.457 r5=0.714 d5=0.291 n3=1.821563 ν=23.8 r6=2.808 =1 W.D=0.400 NA=0.50 t=0.266 nt=1.580 実施例3 r1=2.781 d1=0.288 n1=1.821563 ν=23.8 r2=−3.368 d2=0.447 r3=−1.658 d3=0.271 n2=1.570729 ν=40.9 r4=−6.817 d4=0.271 r5=0.752 d5=0.324 n3=1.821563 ν=23.8 r6=2.856 =1 W.D=0.439 NA=0.50 t=0.266 nt=1.580 第3図、第4図、第5図はそれぞれ前記実施例1、
2、3に対応する対物レンズの収差線図である。
なお、上記実施例では光ディスクを例にとり説明した
が、本発明は光ディスクに限定されるものではない。
発明の効果 以上のように本発明によれば重心を光源側に移した対
物レンズを用いることにより可動体の動バランスを最小
限のカウンタバランスを付加することにより調整するこ
とができる。また、高NAで軽量な対物レンズを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における光学ヘッドの断正面
図、第2図は同光ディスク用対物レンズの原理図、第3
図、第4図、第5図はそれぞれ導体物レンズの収差線
図、第6図は従来例における光学ヘッドの断正面図、第
7図は同光ディスク用対物レンズの原理図である。 1……基台、2……支持軸、3……対物レンズ、4……
可動体、5……軸受部、6……トラッキングコイル、7
……第1のヨーク、8……第1のマグネット、9……フ
ォーカシングコイル、10……第2のヨーク、11……第2
のマグネット、12a……カウンタウェイト。
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 昇 門真市大字門真1006番地 松下電器産業 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−160832(JP,A) 特開 昭60−52938(JP,A) 特開 昭57−58118(JP,A) 特開 昭57−45512(JP,A) 実開 昭60−100717(JP,U) 実開 昭58−31512(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両凸レンズと、この両凸レンズに隣接して
    設けられ、ディスク側に凸面を向けた負のメニスカスレ
    ンズと、この負のメニスカスレンズから離れて設けら
    れ、ディスク側に凹面を向けた正のメニスカスレンズと
    を設け、前記負のメニスカスレンズの凹面を曲率半径を
    r3、前記正のメニスカスレンズの凸面の曲率半径をr5
    前記正のメニスカスレンズと前記負のメニスカスレンズ
    間の距離をd4、前記正のメニスカスレンズの中心肉厚を
    d5、系全体の焦点距離をfとし、 を満足するようにした対物レンズ駆動装置に用いる対物
    レンズ。
JP61034615A 1986-02-18 1986-02-18 対物レンズ Expired - Lifetime JP2553508B2 (ja)

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