JPH0431087B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0431087B2 JPH0431087B2 JP59087854A JP8785484A JPH0431087B2 JP H0431087 B2 JPH0431087 B2 JP H0431087B2 JP 59087854 A JP59087854 A JP 59087854A JP 8785484 A JP8785484 A JP 8785484A JP H0431087 B2 JPH0431087 B2 JP H0431087B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- group
- focal length
- condition
- recording
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 6
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 2
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 15
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 239000006059 cover glass Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Lenses (AREA)
Description
発明の目的
(産業上の利用分野)
この発明は光デイスクの記録・再生用対物レン
ズ、特に異なる波長で記録・再生を行なうに適し
た対物レンズに関する。 (従来技術) 従来、光デイスク等の情報記録媒体への情報の
記録及びその再生のための対物レンズは、それぞ
れの目的のために開発され、一般に色収差は補正
されていない。 このため、2種類の波長の光を用い、同一の対
物レンズを用い、一方の波長の光で情報を記録
し、他方の波長の光で再生を行なう場合、この2
種類の波長の平行光を同じ焦点位置に集光するこ
とができない。止むを得ず、対物レンズへの入射
光を一方の波長の光ではわずかに発散光とし、他
方の波長の光をわずかに収歛光とすることで、両
光束を同一焦点位置に集歛させていた。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、この方法では、デイスクの面振れに対
応して対物レンズを光軸方向に移動させると、両
光束の収歛位置がずれてくる。このため、デイス
クの面振れに対してフオーカシング制御可能な範
囲が限定されるという問題があつた。 このような問題の解決のためには、対物レンズ
の色収差の補正が必要となる。特開昭58−72114
号公報記載のレンズはその例であるが、これは非
常に屈折力の大きい負レンズを含む3枚接合レン
ズを用いているため、量産に向かないという問題
を含んでいた。 この発明は、簡単な構成を有しながら色収差が
良好に補正され、光デイスク用レンズとして十分
な性能を有するレンズを得ようとするものであ
る。 発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明の対物レンズは、第1図にその構成を
示すように、各々が正の屈折力を持つ2群構成で
あり、各群が物体側から順に凸レンズと負レンズ
の接合レンズであり、 3f<f〓<5f …(1) 0.35<ν2|f2|/ν1 f1<0.7 …(2) 8<ν3−ν4 …(3) 但し f:全系の合成焦点距離 f〓:第1群レンズの焦点距離 Fi:第iレンズの焦点距離 νi:第iレンズのアツベ数 (作用) 条件(1)は第1群レンズに配分される屈折力を規
定し、上限をこえて第1群の焦点距離が長くなる
と第2群レンズの屈折力が大きくなり、負の球面
収差の発生が著しい。これを無理に補正しようと
すると、球面収差もしくは正弦条件のふくらみが
大きくなる。逆に下限をこえて第1群レンズの焦
点距離が短かくなると、レンズ系の作動距離が短
かくなり、光デイスク記録・再生用レンズには不
適となる。 条件(2)は第1群レンズにおける色収差の補正状
況を規定するものであり、上限をこえて大となる
と、第1群レンズでの色収差補正が不十分とな
り、第2群レンズに色収差補正の負担がかかる。
この結果、第2群レンズを構成する正レンズ、負
レンズの屈折力をそれぞれ大きくしなければなら
ない。これにより、第2群レンズを構成する各面
の曲率半径が小さくなり量産に向かないものとな
つてしまう。下限をこえて小とすれば、色収差補
正効果は大きくなる。しかし、これを実現するに
はν2/ν1を小ににするか、|f2|/f1を小にする
か、或いはその両方を小にする必要がある。しか
し、現在する硝子材料のアツベ数は正で、その大
きさには限界がありν2/ν1をあまり小にすること
はできない。また、|f2|/f1を小にするにはf1を
大きくし|f2|を小さくする必要があるが、条件
(2)の下限を超える程小さくすると、fIが条件(1)の
上限を超え、前記の問題が生じる。 条件(3)は第1群レンズでは補正しきれなかつた
色収差を補正するための条件であり、下限を超え
て小になると全系の色収差が補正不足となる。 (実施例) 以下この発明の対物レンズの実施例を示す。表
中の記号は以下のものを示す。 fi:物体側からi番目のレンズ面曲率半径 di:物体側からi番目のレンズ面間隔 ni:物体側からi番目のレンズ材料の波長
830nmの光に対する屈折率 νi:物体側からi番目のレンズ材料のd線に対
するアツベ数 M:結像倍率 dc:カバーガラスの軸上厚(830nm光に対する
屈折率は1.50974、d線に対するアツベ数
は64.1である) W.D.:作動距離
ズ、特に異なる波長で記録・再生を行なうに適し
た対物レンズに関する。 (従来技術) 従来、光デイスク等の情報記録媒体への情報の
記録及びその再生のための対物レンズは、それぞ
れの目的のために開発され、一般に色収差は補正
されていない。 このため、2種類の波長の光を用い、同一の対
物レンズを用い、一方の波長の光で情報を記録
し、他方の波長の光で再生を行なう場合、この2
種類の波長の平行光を同じ焦点位置に集光するこ
とができない。止むを得ず、対物レンズへの入射
光を一方の波長の光ではわずかに発散光とし、他
方の波長の光をわずかに収歛光とすることで、両
光束を同一焦点位置に集歛させていた。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、この方法では、デイスクの面振れに対
応して対物レンズを光軸方向に移動させると、両
光束の収歛位置がずれてくる。このため、デイス
クの面振れに対してフオーカシング制御可能な範
囲が限定されるという問題があつた。 このような問題の解決のためには、対物レンズ
の色収差の補正が必要となる。特開昭58−72114
号公報記載のレンズはその例であるが、これは非
常に屈折力の大きい負レンズを含む3枚接合レン
ズを用いているため、量産に向かないという問題
を含んでいた。 この発明は、簡単な構成を有しながら色収差が
良好に補正され、光デイスク用レンズとして十分
な性能を有するレンズを得ようとするものであ
る。 発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明の対物レンズは、第1図にその構成を
示すように、各々が正の屈折力を持つ2群構成で
あり、各群が物体側から順に凸レンズと負レンズ
の接合レンズであり、 3f<f〓<5f …(1) 0.35<ν2|f2|/ν1 f1<0.7 …(2) 8<ν3−ν4 …(3) 但し f:全系の合成焦点距離 f〓:第1群レンズの焦点距離 Fi:第iレンズの焦点距離 νi:第iレンズのアツベ数 (作用) 条件(1)は第1群レンズに配分される屈折力を規
定し、上限をこえて第1群の焦点距離が長くなる
と第2群レンズの屈折力が大きくなり、負の球面
収差の発生が著しい。これを無理に補正しようと
すると、球面収差もしくは正弦条件のふくらみが
大きくなる。逆に下限をこえて第1群レンズの焦
点距離が短かくなると、レンズ系の作動距離が短
かくなり、光デイスク記録・再生用レンズには不
適となる。 条件(2)は第1群レンズにおける色収差の補正状
況を規定するものであり、上限をこえて大となる
と、第1群レンズでの色収差補正が不十分とな
り、第2群レンズに色収差補正の負担がかかる。
この結果、第2群レンズを構成する正レンズ、負
レンズの屈折力をそれぞれ大きくしなければなら
ない。これにより、第2群レンズを構成する各面
の曲率半径が小さくなり量産に向かないものとな
つてしまう。下限をこえて小とすれば、色収差補
正効果は大きくなる。しかし、これを実現するに
はν2/ν1を小ににするか、|f2|/f1を小にする
か、或いはその両方を小にする必要がある。しか
し、現在する硝子材料のアツベ数は正で、その大
きさには限界がありν2/ν1をあまり小にすること
はできない。また、|f2|/f1を小にするにはf1を
大きくし|f2|を小さくする必要があるが、条件
(2)の下限を超える程小さくすると、fIが条件(1)の
上限を超え、前記の問題が生じる。 条件(3)は第1群レンズでは補正しきれなかつた
色収差を補正するための条件であり、下限を超え
て小になると全系の色収差が補正不足となる。 (実施例) 以下この発明の対物レンズの実施例を示す。表
中の記号は以下のものを示す。 fi:物体側からi番目のレンズ面曲率半径 di:物体側からi番目のレンズ面間隔 ni:物体側からi番目のレンズ材料の波長
830nmの光に対する屈折率 νi:物体側からi番目のレンズ材料のd線に対
するアツベ数 M:結像倍率 dc:カバーガラスの軸上厚(830nm光に対する
屈折率は1.50974、d線に対するアツベ数
は64.1である) W.D.:作動距離
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
発明の効果
この発明の対物レンズは、第1図にその断面を
示すように非常に簡単な構成にもかかわらず、第
2図ないし第5図に示す収差図から明らかなよう
に、球面収差、正弦条件を良好に保ちながら色収
差を良好に補正し、830nmの光束と780nmの光束
を同一点に集束することができる。
示すように非常に簡単な構成にもかかわらず、第
2図ないし第5図に示す収差図から明らかなよう
に、球面収差、正弦条件を良好に保ちながら色収
差を良好に補正し、830nmの光束と780nmの光束
を同一点に集束することができる。
第1図はこの発明の対物レンズの1実施例のカ
バーガラスを含めた断面図、第2図ないし第5図
はそれぞれ第1実施例ないし第4実施例の収差図
である。
バーガラスを含めた断面図、第2図ないし第5図
はそれぞれ第1実施例ないし第4実施例の収差図
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 各々が正の屈折力を持つ2群構成であり、各
群は物体側から順に凸レンズと負レンズの接合レ
ンズであつて 3f<f1<5f 0.35<ν2|f2|/ν1f1<0.7 8<ν3−ν4 ただし f:全系の合成焦点距離 f1:第1群レンズの焦点距離 fi:第iレンズの焦点距離 νi:第iレンズのアツベ数 の各条件を満足することを特徴とする光情報記
録・再生用対物レンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8785484A JPS60232519A (ja) | 1984-05-02 | 1984-05-02 | 光情報記録・再生用対物レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8785484A JPS60232519A (ja) | 1984-05-02 | 1984-05-02 | 光情報記録・再生用対物レンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60232519A JPS60232519A (ja) | 1985-11-19 |
JPH0431087B2 true JPH0431087B2 (ja) | 1992-05-25 |
Family
ID=13926468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8785484A Granted JPS60232519A (ja) | 1984-05-02 | 1984-05-02 | 光情報記録・再生用対物レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60232519A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4927247A (en) * | 1988-05-13 | 1990-05-22 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Objective lens for optical disk system and optical head using the same |
FR2642883B1 (ja) * | 1989-02-09 | 1995-06-02 | Asahi Optical Co Ltd | |
US5491587A (en) * | 1989-02-28 | 1996-02-13 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Collimating lens for optical system using semiconductor laser |
JPH02269303A (ja) * | 1989-04-11 | 1990-11-02 | Asahi Optical Co Ltd | 光ディスク用色収差補正レンズ |
JP2784041B2 (ja) * | 1989-05-31 | 1998-08-06 | 株式会社リコー | 光ディスク用対物レンズ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4919087U (ja) * | 1972-05-27 | 1974-02-18 | ||
JPS5334522A (en) * | 1976-09-10 | 1978-03-31 | Minolta Camera Co Ltd | Soft focus lens |
-
1984
- 1984-05-02 JP JP8785484A patent/JPS60232519A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4919087U (ja) * | 1972-05-27 | 1974-02-18 | ||
JPS5334522A (en) * | 1976-09-10 | 1978-03-31 | Minolta Camera Co Ltd | Soft focus lens |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60232519A (ja) | 1985-11-19 |
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