JP2553056Y2 - 自動車のインストルメントパネル - Google Patents

自動車のインストルメントパネル

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JP2553056Y2
JP2553056Y2 JP1991008602U JP860291U JP2553056Y2 JP 2553056 Y2 JP2553056 Y2 JP 2553056Y2 JP 1991008602 U JP1991008602 U JP 1991008602U JP 860291 U JP860291 U JP 860291U JP 2553056 Y2 JP2553056 Y2 JP 2553056Y2
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JP
Japan
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instrument panel
glove box
harness
upper member
box
Prior art date
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JP1991008602U
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English (en)
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JPH063725U (ja
Inventor
守之 大野
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のインストルメ
ントパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のインストルメントパネ
ルの内部には、各種部品が組付けられており、これら各
種部品の間には図5に示すような電気ケーブル,ヒータ
コントロールワイヤ等のハーネス51が配線されてい
る。しかして、従来はハーネス51を固定する場合、イ
ンストルメントパネル本体に取付けられるグローブボッ
クスアッパ部材52等に別体のクリップ53をスクリュ
54などで締結し、当該クリップ53にハーネス51を
差し込んで保持するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述したハ
ーネス51の固定方法では、クリップ53やスクリュ5
4が必要となるため、部品点数および作業工数が増え、
部品コストが高くなる上、取付作業に時間が掛かり、作
業能率の向上が図れないなどの欠点を有していた。
【0004】本考案はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、ハーネスの固定手段を構成
する部材の部品点数および作業工数の削減が可能な自動
車のインストルメントパネルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本考案においては、インストルメ
ントパネル本体の助手席側に位置する前面下部の車室内
側に設けられ、リッドによって開口部を開閉して収容物
を収容するグローブボックスを備えた自動車のインスト
ルメントパネルにおいて、前記グローブボックスのボッ
クス本体をインストルメントパネル本体の上下部と、こ
れら上下部間に配設されるグローブボックスアッパ部材
とから構成し、該グローブボックスアッパ部材の背面側
にその一部を外方へ切り起こして複数の係止爪を一体的
に形成するとともに、これら係止爪の先端に、前記イン
ストルメントパネル本体の内部に配線されるハーネスを
嵌め込んで固定保持するフック状のつめ部を設けてい
る。
【0006】
【作用】本考案に係る自動車のインストルメントパネル
では、グローブボックスのボックス本体をインストルメ
ントパネル本体の上下部と、これら上下部間に配設され
るグローブボックスアッパ部材とから構成し、該グロー
ブボックスアッパ部材の背面側にその一部を外方へ切り
起こして複数の係止爪を一体的に形成するとともに、こ
れら係止爪の先端に、前記インストルメントパネル本体
の内部に配線されるハーネスを嵌め込んで固定保持する
フック状のつめ部を設けているため、別体のクリップ等
を取付ける必要がなくなるとともに、配線するハーネス
を係止爪のつめ部に嵌め込むだけで保持させることがで
き、ハーネスの固定作業が簡単となる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0008】図1〜図4は本考案に係る自動車のインス
トルメントパネルの一実施例を示している。図におい
て、1は室内側の車体に組付けられるインストルメント
パネル本体であって、このインストルメントパネル本体
1の助手席側の前面下部には車室内側に開放された空所
2が形成されており、該空所2にグローブボックス3が
設けられている。
【0009】上記グローブボックス3は、小物を収納す
るボックス本体4と、このボックス本体4の開口部5を
開閉する樹脂製のリッド6とを有している。ボックス本
体4は、車体前方側へ延設させたインストルメントパネ
ル本体1の下部1bおよび当該インストルメントパネル
本体1の上下部1a,1b間に配設されるグローブボッ
クスアッパ部材7から構成されている。
【0010】上記アッパ部材7は、インストルメントパ
ネル本体1の型抜き方向などの関係から当該インストル
メントパネル本体1と別体に形成されており、これによ
ってグローブボックス3の収容量をできるだけ大きく採
っている。しかして、アッパ部材7は、ボックス本体4
の上壁部と奥壁部を構成すべく断面ほぼL字状に形成さ
れ、その上下端部は、ボルト8,9およびナット10,
11の締結によってインストルメントパネル本体1の上
下部1a,1bに取付けられている。
【0011】また、アッパ部材7の背面側に位置する外
周面には、複数の係止爪12が巾方向に所定の間隔を置
いて配設されている。これら係止爪12は、アッパ部材
7の一部を外方へ切り起こすことによって当該アッパ部
材7に一体的に形成されており、係止爪12とアッパ部
材7の背面との間には電気ケーブル,ヒータコントロー
ルワイヤ等のハーネス13を配置できるだけのスキマが
設けられている。なお、このハーネス13は、インスト
ルメントパネル本体1の内部に組付けられる各種部品の
間に配線されている。
【0012】しかして、上記係止爪12の下端には、ア
ッパ部材7の背面側へ向けて屈曲させてなるフック状の
つめ部12aが図4に示す如く設けられており、該つめ
部12aによってハーネス13が固定保持されるように
構成されている。また、つめ部12aの肉厚は、ハーネ
ス13の固定作業時の折損を防止すると共にハーネス1
3を確実に固定するため、他の箇所よりも厚く形成され
ている。すなわち、アッパ部材7の基本肉厚が1.5m
mに対して、つめ部12aの肉厚は2.5mmとなって
いる。
【0013】本実施例のインストルメントパネルにおい
ては、インストルメントパネル本体1の内部に配線され
るハーネス13を各係止爪12に嵌め込むだけでアッパ
部材7に確実に固定できるため、作業性の向上が図れ
る。また、本実施例の係止爪12は、アッパ部材7に一
体的に形成されているため、別個にハーネス固定用のク
リップ,スクリュ等を設ける必要がなくなり、部品点数
を削減できる。しかも、上記係止爪12は、アッパ部材
7の外周面に設けられておりボックス本体4内には突出
していないため、グローブボックス3内の収容スペース
を有効に利用できる。
【0014】以上、本考案の一実施例につき述べたが、
本考案は既述の実施例に限定されるものではなく、本考
案の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能
である。
【0015】例えば、既述の実施例においては、係止爪
12の下端にフック状のつめ部12aを設けてハーネス
13を固定するようにしたが、嵌め込むだけでハーネス
13を確実に固定できる形状であれば、図2〜図4に示
す以外の形状に係止爪12を形成してもよい。
【0016】
【考案の効果】上述の如く、本考案に係る自動車のイン
ストルメントパネルは、インストルメントパネル本体の
助手席側に位置する前面下部の車室内側に設けられ、リ
ッドによって開口部を開閉して収容物を収容するグロー
ブボックスを備えており、前記グローブボックスのボッ
クス本体をインストルメントパネル本体の上下部と、こ
れら上下部間に配設されるグローブボックスアッパ部材
とから構成し、該グローブボックスアッパ部材の背面側
にその一部を外方へ切り起こして複数の係止爪を一体的
に形成するとともに、これら係止爪の先端に、前記イン
ストルメントパネル本体の内部に配線されるハーネスを
嵌め込んで固定保持するフック状のつめ部を設けている
ので、ハーネスを固定するためのクリップ等を別個に取
付ける必要がなくなり、部品点数および作業工数の削減
が可能となる。
【0017】したがって、本考案のインストルメントパ
ネルによれば、特別の固定具を用いることなくハーネス
の固定作業を迅速かつ確実に行えるので、作業性の向上
が図れると共に、部品コストを低減できる。それに加え
て、上記係止爪は、グローブボックス内に突出して設け
られていないので、グローブボックス内の収容スペース
を有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のインストルメントパネルを示す斜視図
である。
【図2】本考案の一実施例に係るインストルメントパネ
ルを示す縦断面図である。
【図3】車体前方側から見たグローブボックスアッパ部
材を示す斜視図である。
【図4】ハーネスを嵌め込んだ状態の係止爪を拡大して
示す斜視図である。
【図5】ハーネスを固定する従来の固定手段を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル本体1a インストルメントパネル本体の上部 1b インストルメントパネル本体の下部 3 グローブボックス 4 ボックス本体5 開口部 6 リッド 7 グローブボックスアッパ部材 8,9 ボルト 10,11 ナット 12 係止爪12a つめ部 13 ハーネス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネル本体の助手席側
    に位置する前面下部の車室内側に設けられ、リッドによ
    って開口部を開閉して収容物を収容するグローブボック
    スを備えた自動車のインストルメントパネルにおいて、
    前記グローブボックスのボックス本体をインストルメン
    トパネル本体の上下部と、これら上下部間に配設される
    グローブボックスアッパ部材とから構成し、該グローブ
    ボックスアッパ部材の背面側にその一部を外方へ切り起
    こして複数の係止爪を一体的に形成するとともに、これ
    ら係止爪の先端に、前記インストルメントパネル本体の
    内部に配線されるハーネスを嵌め込んで固定保持するフ
    ック状のつめ部を設けたことを特徴とする自動車のイン
    ストルメントパネル。
JP1991008602U 1991-01-30 1991-01-30 自動車のインストルメントパネル Expired - Lifetime JP2553056Y2 (ja)

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JPH063725U JPH063725U (ja) 1994-01-18
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KR100477249B1 (ko) * 2002-09-09 2005-03-18 현대모비스 주식회사 자동차용 글로브박스의 틈 단차 개선구조
JP6562294B2 (ja) * 2015-06-16 2019-08-21 スズキ株式会社 車両の内装材におけるアンテナ保持構造

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JPS5856344B2 (ja) * 1979-04-19 1983-12-14 株式会社日立製作所 トランスフア成形機の制御方法

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