JP6562294B2 - 車両の内装材におけるアンテナ保持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の内装材におけるアンテナ保持構造に関し、詳しくは、内装トリムの裏側にアンテナを固定する時、トリムの撓みに対して、アンテナが外れにくいアンテナ保持構造に関する。
周知のように、近年では、車両のドアの施錠や解錠を電波の送受信により遠隔操作可能とした技術が開発されている。このようなドアロックを開閉するため、キーレスエントリー装置用アンテナを車体に装備するものが広く知られている。特許文献1に開示されるように、自動車のドアトリムに小型LFアンテナを装着するため、取付ブラケット部を一体成形した構造のものがある。LFアンテナは、30〜300[kHz]のLF帯を使用する通信範囲が球状のアンテナである。
LFアンテナの取付ブラケット部は、ドアトリムに一体に成形されたアンテナ係合部と、アンテナ止着部によって構成されている。
また、従来、特許文献2に開示されるように、テールエンドトリムに小型LFアンテナを装着するため、取付ブラケット部を一体成形した構造のものが知られている。
特開2011−42320号公報 特開2014−83933号公報
しかしながら、上記特許文献1,2のような取付構造にあっては、車室内からのトリムへの衝撃が考慮されておらず、装着後に、車室内からトリムに荷重をかけた場合、トリムの変形により、アンテナへの曲げ応力が発生し、アンテナが破損および脱落するという問題があった。
本発明は、車室内から内装材に荷重をかけた場合、内装材の変形によるアンテナへの曲げ応力が直接加わらないようにした車両の内装材におけるアンテナ保持構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、内装材の裏面にドアロック機構の係合指令信号または係合解除信号を受信するアンテナを装備したアンテナ保持構造において、前記アンテナの長手方向一端部を保持する保持部と、前記アンテナの長手方向の他端部を係止する係止部とを設け、前記保持部側および係止部側の前記内装材の裏面に、前記アンテナの中間部を前記内装材の裏面との間隙を保たせるためのリブを設け、かつ前記係止部として、前記アンテナの他端を弾性的に係止する撓み機能を有する第1の爪部を設けたことにある。
また、本発明は、前記係止部として、撓み機能を有する前記第1の爪部とともに前記アンテナの幅方向に対向する第2の爪部を設け、この第2の爪部を前記第1の爪部に対して撓みにくいように形成するとともに、この第2の爪部の位置に対して前記第1の爪部を前記アンテナの長手方向の端部側に設けたことにある。
さらに、本発明は、前記第1の爪部と第2の爪部との間に、前記アンテナの長手方向と直交する方向に延びるリブを設け、前記第1の爪部と第2の爪部によって前記アンテナの長手方向と交叉する方向の両端部を係止することにある。
またさらに、本発明は、前記第1の爪部と第2の爪部との間に延びるリブの一端を前記第1の爪部の基端部と連結したことにある。
また、内装材の裏面に前記アンテナから延びるハーネスを保持するフック部を設けたことにある。
前記フック部を前記アンテナの長手方向に延出し、前記内装材の裏面との間に前記ハーネスを保持する間隙を前記アンテナの長手方向に沿って一定長さ有するように設けたことにある。
前記保持部側および係止部側周囲の前記内装材の裏面に補強用リブ形状を設けたことにある。
本発明によれば以下の効果を得ることができる。
アンテナの長手方向一端部を保持する保持部と、アンテナの長手方向の他端部を係止する係止部とを設け、保持部側および係止部側の内装材の裏面に、アンテナの中間部を内装材の裏面との間隙を保たせるためのリブを設けたことから、内装材の中間部が撓んでもアンテナが押し上げられることがなく、かつ、係止部として、アンテナの他端を弾性的に係止する撓み機能を有する第1の爪部を設けたので、アンテナの外れと落下を防止することができる。
係止部として、撓み機能を有する前記第1の爪部とともに前記アンテナの幅方向に対向する第2の爪部を設け、この第2の爪部を前記第1の爪部に対して撓みにくいように形成するとともに、この第2の爪部の位置に対して前記第1の爪部を前記アンテナの長手方向の端部側に設けたので、第1の爪部を撓ませて第2の爪部から容易にアンテナを外すことができる。
前記第1の爪部と第2の爪部との間に、前記アンテナの長手方向と交叉する方向に延びるリブを設け、前記第1の爪部と第2の爪部によって前記アンテナの長手方向と直交する方向の両端部を係止するので、内装材が撓んで、リブにアンテナが押し上げられても第1の爪部と第2の爪部に係止されていることから固定が外れてアンテナが脱落することがない。
前記第1の爪部と第2の爪部との間に延びるリブの一端を前記第1の爪部の基端部と連結したので、第1の爪部の剛性が向上して倒れにくくなるので、しっかりとアンテナを支持することができ、アンテナを外すときに撓む必要のない第2の爪形状の根元の剛性も向上することができ、しっかりとアンテナを保持することができる。
前記内装材の裏面に前記アンテナから延びるハーネスを保持するフック部を設けたので、アンテナの一端が保持部から外れるのを防ぐことができることから、アンテナの脱落を防止することができる。
前記フック部を前記アンテナの長手方向に延出し、前記内装材の裏面との間に前記ハーネスを保持する間隙を前記アンテナの長手方向に沿って一定長さ有するように設けたので、アンテナの一端が保持部から外れるのを防ぐことができることから、アンテナの脱落を防止することができる。
前記保持部側および係止部側周囲の前記内装材の裏面に補強用リブ形状を設けたので、内装材の変形を防止することができるとともに、アンテナの外れを防止することができる。
車両のセンターピラーに内装材として設けられた内装トリムと、内装トリムの裏面に取り付けられたアンテナのアンテナ用ハーネスコネクターを示す概念図である。 図1の内装トリムの裏面に装備された本発明の実施の形態によるアンテナ保持構造を拡大して示す正面図である。 図2のアンテナを取り除いて示すアンテナ保持構造の斜視図である。 図2のアンテナ保持部とアンテナ係止部を拡大して示す正面図である。 図4のA−A線断面図である。 図3のアンテナ保持部とアンテナ係止部を示す斜視図である。 図2のB−B線断面図である。 図2のC−C線断面図である。 図6のアンテナ係止部の変形例を示す斜視図である。 図8のアンテナ係止部の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1ないし図6は本発明の実施の形態によるアンテナ保持構造を示したもので、図1は車両の室内側から見たセンターピラーの上部側の内装材と、内装材の裏面に装備されたドアロック機構の係合指令信号または係合解除信号を受信するアンテナのハーネスおよびコネクターを示したものである。図2は、内装材としての内装トリムの裏面に装備された上記アンテナとアンテナ保持構造を示したものである。図3ないし図6はアンテナ保持機構を示したものである。
図1に示すようにセンターピラー1には、ピラーの室内側を覆う内装材2として合成樹脂製の内装トリム20が設けられている。この内装トリム20は表面20aでピラーの室内側を覆い、ピラーとの間、すなわち、その裏面20bには、図2に示すように、ドアロック機構の係合指令信号または係合解除信号を受信するアンテナ3が装備されている。このアンテナ3は、30〜300[kHz]のLF帯を使用するLFアンテナが用いられている。このアンテナ3は、車体の前後方向に沿って配設された長尺の平板状のアンテナで、アンテナ本体30の端部から下方に延びるハーネス31と、このハーネス31に接続されたアンテナ用ハーネスコネクタ32が設けられている。このアンテナ用ハーネスコネクタ32には、ハーネス33が接続されて、車体のドアロック機構を作動し、ドアロックを係合あるいは解除操作するものである。
前記アンテナ3を装着するアンテナ保持機構を、図2ないし図6に示す実施の形態を参照しながら説明する。
前記内装トリム20の裏面20bには、車体の前後方向に一定間隔を置いてアンテナ保持部21およびアンテナ係止部22が設けられている。このアンテナ保持部21は、一方の開口部を閉塞した略U字状の枠体21aにより角筒状に形成したもので、この枠体21aにより、アンテナ本体30の片側を保持するものである。前記枠体21aの内側の内装トリム20の裏面20bには、一定高さでアンテナ本体30の長手方向に沿って枠体21aのわずかに外側までの一定長さで延びる複数のリブ21bがピラー側に向けて突設されており、アンテナ本体30が内装トリム20の裏面20bに直接密着することを防いでいる。
前記アンテナ係止部22は、車体の上下方向に配置されたアンテナ本体30の他端部側の幅方向の両側部を互いの爪部で保持するもので、アンテナ本体30の他端を弾性的に係止する撓み機能を有する弾性爪部23と、該弾性爪部23よりもアンテナ本体30の長手方向の若干内側を、剛性を持って係止する剛性爪部24とで構成されている。前記弾性爪部23は車体上方側に配置され、上下方向の厚みを薄くした幅の狭い帯状の腕部23aの先にアンテナ本体30側に向けて鉤状の爪23bを形成したもので、合成樹脂製の素材の撓み機能により弾性的に爪23bをアンテナ本体30に係合させるものである。一方、剛性爪部24は、逆U字状、いわゆる門型形状の腕部24aの最上部にアンテナ本体30側に向けて鉤状の爪24bを形成しており、合成樹脂製の素材を二股にすることで、剛性を持たせたものである。前記弾性爪部23と剛性爪部24は、アンテナ本体30の長手方向と交叉する方向、すなわち、互いに車体の上下方向に配置され、爪23b、爪24bが互いに向かい合う方向に設けられている。前記弾性爪部23と剛性爪部24は、これらの爪23b、爪24bを介してアンテナ本体30を車体の上下方向の両側から挟持して保持している。前記弾性爪部23と剛性爪部24は、腕部23aの近傍と腕部24aの基端部を、車体の上下方向、すなわちアンテナ本体30の幅方向に沿って延びる一定高さの連結リブ25によって連結されている。この連結リブ25は、アンテナ本体30の他端側が載せられて、前記リブ21bと同様にアンテナ本体30が内装トリム20の裏面20bに密着することを防いでいる。前記リブ21bと連結リブ25の間には、リブ等を設けずにアンテナ本体30との間に、図5に示すように間隙gを形成し、前記弾性爪部23と剛性爪部24の間の内装トリム20が自由に撓むことが可能に形成されている。
図6に示すように、前記弾性爪部23の腕部23aの基端部には、車体の上下方向に延びる補強用リブ23c、23dが設けられている。前記補強用リブ23dは、図5に示すように、アンテナ本体30の一端に対向するように延出して設けられており、アンテナ本体30の一端を係止することで、アンテナ本体30の車両前後方向への動きを規制するストッパーとして機能するものである。前記剛性爪部24の腕部24aには、車体後方側に向いた外面に、車体後方に延びる補強用リブ24cが設けられている。剛性爪部24の腕部24aは、開口穴24dの両側に上下方向に厚みを持たせて形成され、かつ、腕部24aの下方側には、リブ24eがそれぞれ設けられており、腕部24aが車体の上下方向に撓むのを規制している。
前記アンテナ保持機構の下方には、ハーネス31の途中を保持するハーネス抑え41と、アンテナ用ハーネスコネクタ32の近くのハーネス31を保持するハーネス抑え42が内装トリム20の裏面20bに一体成形されて設けられている。ハーネス抑え41は、ハーネス抑え42に対して車体の前後方向にずらせて配置されており、アンテナ本体30から引き出されたハーネス31を迂回させてハーネス抑え42に案内するように構成されている。
ハーネス抑え41は、図7に示すように内装トリム20の裏面20bとの間に一定間隔L1で、かつ一定長さL2のフック部41aを有しており、このフック部41aは先端41bを裏面20bから離れる方向に湾曲させて形成されている。フック部41aの先端開口側41cには、開口部41dを狭くするための突起部41eが裏面20bに設けられており、フック部41aに引っ掛けられたハーネス31のフック部41aからの離脱を防止している。フック部41aはハーネス31の長さに応じて調節できるように一定長さL2に形成されているので、ハーネス31が短い場合には、図2の二点鎖線で示すようにフック部41aの最短距離を通って下方に引き出されるように形成されている。前記ハーネス抑え42は、図8に示すように内装トリム20の裏面20bに一体成形されたもので、裏面20bから立ち上げられて裏面20bとの間に一定間隔L3で、かつ一定長さL4のフック部42aを有している。このフック部42aは、先端42bを裏面20bから離れる方向に湾曲させて形成され、先端開口側42cには、開口部42dを狭くするための突起部42eが裏面20bに設けられている。このフック部42aは、フック部41aとは逆向きに開口部42cを形成したものである。
また、図2に示すように内装トリム20の裏面20bの両側部には、アンテナ保持部21およびアンテナ係止部22を囲むように、ピラーパネルに向けて突出する補強用のリブ51,52,53,54を設けて、内装トリム20の両側部の剛性を上げることができる。前記アンテナ係止部22の車体前後方向に並ぶリブ51には、図4に示すようにアンテナ本体30の抜け方向を係止するストッパープレート51aが設けられ、アンテナ本体30の離脱を防いでいる。前記補強用リブの内、アンテナ保持部21およびアンテナ係止部22の上方に設けられたリブ54については、図3に示すように車体の前後方向に沿って内装トリム20の裏面20bを横断するように延長した長尺のリブ55を設けることもできる。図3ではリブ54に変えて長尺のリブ55を形成したもので、他のリブあるいは構成部品は図2の構造と同様である。60は室内側に設けられたハンドルグリップで、グリップ止め61によって内装トリム20の裏面20bで固定されている。
前記実施の形態によれば、ハーネス31が連結されていない方のアンテナ本体30の一端部をアンテナ保持部21の枠体21aの内側に差し込んで保持させ、ハーネス31が連結されている方のアンテナ本体30の他端部をアンテナ係止部22に留める。このとき、アンテナ係止部22の撓み機能を有する弾性爪部23を撓ませて間隙を広げ、剛性を有する剛性爪部24の鉤状の爪24bにアンテナ本体30の幅方向の一方を引っ掛け、弾性爪部23の鉤状の爪23bをアンテナ本体30の幅方向の他方に引っ掛けて固定する。そして、ハーネス31の途中を保持するハーネス抑え41にフック部41aの開口部41dからハーネス31を差し込んで、ハーネス31を保持させる。次に、ハーネス抑え42に、開口部42cからハーネス31の下端部を差し込んで、保持させる。こうして、ハーネス31の下端に装着されたアンテナ用ハーネスコネクタ32をセンターピラー1の室内側を覆う内装材2の下端部に引き出し、アンテナ用ハーネスコネクタ32にハーネス33が接続されて、車体のドアロック機構に電気的に接続される。こうして、運転者が持っているキーを操作することで、アンテナ3で操作信号を受信し、ドアロックを係合あるいは解除操作するものである。
前記した実施の形態によれば、内装トリム20の裏面20bに、車体の前後方向に一定間隔を置いて袋状のアンテナ保持部21と、弾性爪部23および剛性爪部24からなるアンテナ係止部22を設け、袋状のアンテナ保持部21にアンテナ本体30の一方を挿入し、アンテナ本体30の他方を、弾性爪部23を撓ませることで、アンテナ係止部22に取り付けているので、アンテナ本体30を容易に組み付けることができる。また、アンテナ保持部21側に設けられたリブ21bと、アンテナ係止部22側に設けられた連結リブ25の間には、リブを設けずにアンテナ本体30との間に空間を形成しているので、内装トリム20に荷重が加わった場合にも、図5の二点鎖線で示すように内装トリム20が自由に撓むことが可能に形成されていることから、内装トリム20の中間部が撓んでもアンテナ本体30が押し上げられることが無いので、アンテナ本体30がアンテナ保持部21とアンテナ係止部22から外れることがない。弾性爪部23および剛性爪部24からアンテナ本体30が解除される方向に撓むことが無いので、アンテナ本体30が外れて落下するといった不具合を防止することができる。このように内装トリム20の中間部が撓むことで、荷重を吸収することができるので、内装材の変形によるアンテナへの曲げ応力が直接加わらないことから、アンテナ本体30に衝撃が加わることがない。
アンテナ係止部22は、アンテナ本体30の他端を弾性的に係止する撓み機能を有する弾性爪部23と、該弾性爪部23よりもアンテナ本体30の長手方向の若干内側を、剛性を持って係止する剛性爪部24とで構成されているので、撓み機能を有する弾性爪部23が撓む方向にアンテナ本体30を押し上げることにより剛性爪部24からアンテナ本体30を外すことができ、メンテナンス時の作業性が向上する。また、弾性爪部23と剛性爪部24は、腕部23a近傍と、腕部24aの基端部を、車体の上下方向、すなわちアンテナ本体30の幅方向に沿って延びる一定高さの連結リブ25によって連結されているので、内装トリム20が撓んで、連結リブ25によってアンテナ本体30が押し上げられても弾性爪部23と剛性爪部24の方向への移動になるため、固定が外れてアンテナ本体30が脱落する恐れがない。
弾性爪部23と剛性爪部24との間に設けられる連結リブ25は剛性爪部24の腕部24aの基端部に連結されているので、連結リブ25の剛性が向上して倒れにくくなることから、アンテナ本体30をしっかりと保持することができる。また、袋状のアンテナ保持部21とともにアンテナ本体30を保持するアンテナ係止部22には、アンテナ本体30の一端を係止するストッパー機能を有する補強用リブ23dが設けられているので、アンテナ本体30の車両前後方向への動きを規制し、アンテナ本体30の一端が袋状のアンテナ保持部21から外れる不具合を防ぎ、アンテナ本体30の脱落を防止することができる。さらに、アンテナ保持機構の下方には、ハーネス31の途中を保持するハーネス抑え41を設け、このハーネス抑え41のフック部41aは、アンテナ本体30が袋状のアンテナ保持部21に入る方向にハーネス31が支持されている。ハーネス抑え41のフック部41aは、アンテナ本体30の長手方向に沿ってハーネス31の移動を可能にしたので、ハーネス31の長さに応じて保持することができるとともに、アンテナ本体30の一端が袋状のアンテナ保持部21から外れる不具合を防ぎ、アンテナ本体30の脱落を防止することができる。さらに、内装トリム20の裏面20bの両側部には、アンテナ保持部21およびアンテナ係止部22を囲むように、ピラーパネルに向けて突出する補強用のリブ51,52,53,54を設けて、内装トリム20の両側部の剛性を上げることができるので、内装トリム20の変形を防止することができ、アンテナ本体30がアンテナ保持部21およびアンテナ係止部22から外れる不具合を防止することができる。
図9および図10は、本発明の変形例で、図9は、アンテナ係止部22の剛性爪部24として、門型形状の腕部24aに変えて板状の壁部24fを設け、壁部24fの最上部に爪24bが設けられている。この変形例の作用効果は図6で説明した実施の形態と同様である。また、図10は、図8の変形例であり、この場合、内装トリム20の裏面20bに、ハーネス抑え42に代わるハーネス抑え43であり、一対の爪部43aを突設してこの爪部43a相互間で、ハーネス31を保持するものである。
本発明は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、例えば、アンテナ係止部22では、弾性爪部23と剛性爪部24により、アンテナ本体30の他方側を両側から保持しているが、一対の弾性爪部によって、保持することも可能である。等、その他、本願特許発明の技術的範囲を変更しない範囲内で適宜変更して実施しうることは言うまでもない。
1 センターピラー
2 内装材
3 アンテナ
20 内装トリム
20a 表面
20b 裏面
21 アンテナ保持部(保持部)
21a 枠体
21b リブ
22 アンテナ係止部(係止部)
23 弾性爪部(爪部)
23a 腕部
23b 爪
23c、23d 補強用リブ
24 剛性爪部(爪部)
24a 腕部
24b 爪
24c 補強用リブ
24d 開口穴
24e リブ
25 連結リブ
30 アンテナ本体
31、33 ハーネス
32 アンテナ用ハーネスコネクタ
41、42 ハーネス抑え
41a、42a フック部
41b、42b 先端
41c、42c 先端開口側
41d、42d 開口部
41e 突起部
51,52,53,54 補強用のリブ
55 リブ
g 間隙

Claims (7)

  1. 内装材の裏面にドアロック機構の係合指令信号または係合解除信号を受信するアンテナを装備したアンテナ保持構造において、前記アンテナの長手方向一端部を保持する保持部と、前記アンテナの長手方向の他端部を係止する係止部とを設け、前記保持部側および係止部側の前記内装材の裏面に、前記アンテナの中間部を前記内装材の裏面との間隙を保たせるためのリブを設け、かつ前記係止部として、前記アンテナの他端を弾性的に係止する撓み機能を有する第1の爪部を設けたことを特徴とする車両の内装材におけるアンテナ保持構造。
  2. 前記係止部として、撓み機能を有する前記第1の爪部とともに前記アンテナの幅方向に対向する第2の爪部を設け、この第2の爪部を前記第1の爪部に対して撓みにくいように形成するとともに、この第2の爪部の位置に対して前記第1の爪部を前記アンテナの長手方向の端部側に設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両の内装材におけるアンテナ保持構造。
  3. 前記第1の爪部と第2の爪部との間に、前記アンテナの長手方向と直交する方向に延びるリブを設け、前記第1の爪部と第2の爪部によって前記アンテナの長手方向と交叉する方向の両端部を係止することを特徴とする請求項2に記載の車両の内装材におけるアンテナ保持構造。
  4. 前記第1の爪部と第2の爪部との間に延びるリブの一端を前記第1の爪部の基端部と連結したことを特徴とする請求項3に記載の車両の内装材におけるアンテナ保持構造。
  5. 前記内装材の裏面に前記アンテナから延びるハーネスを保持するフック部を設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両の内装材におけるアンテナ保持構造。
  6. 前記フック部を前記アンテナの長手方向に延出し、前記内装材の裏面との間に前記ハーネスを保持する間隙を前記アンテナの長手方向に沿って一定長さ有するように設けたことを特徴とする請求項5に記載の車両の内装材におけるアンテナ保持構造。
  7. 前記保持部側および係止部側周囲の前記内装材の裏面に補強用リブ形状を設けたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の車両の内装材におけるアンテナ保持構造。
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