JP3837911B2 - トリム取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のトリム例えばホイールハウストリムを取付けるトリム取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のトリム固定構造について、図9乃至図11を用いて説明する。図9は、従来のトリム21の外観斜視図、図10(a)は、図9の線Xa−Xaによる断面図、図10(b)は、図9の線Xb−Xbによる断面図、図10(c)は、同図(b)の変形例、図11(a)は、スクリューねじ23で取付けるパネル24の外側が室外の場合の断面図、図11(b)は、樹脂クリップ22で取付けるパネル24の外側が室外の場合の断面図である。
従来のトリム21を固定する場合には、図9及び図10に示すように、樹脂クリップ22又はスクリューねじ23を用いて行っていた。また、取付けるパネル24の外側が室外の場合には、図11(a)に示すように、スクリューねじ23の場合には、防水タイプの樹脂ナット25をパネル24に装着し、これにスクリューねじ23を螺着していた。また、同図(b)に示すように、樹脂クリップ22を用いるときには、別物のブラケット26をパネル24に溶接し、このブラケット26に固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような取付では、上記したように、パネル24の外側が室外のため、防水タイプの樹脂ナット25又は別物ブラケット26を必要とし、部品点数と組付工数が多くなっていた。
また、ホイールハウストリムの場合には、特に取付位置がインパネ(インストルメントパネル)の下側になり、インパネやペダル類が組付けされた後に、専用工具等を用いてその組付けをすると、作業性も悪く、組付けしづらかった。場合によっては、インパネよりも先に組付ける必要が生じる等ことから、組付順序が制約され、融通のきかないものとなっていた。
本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、組付作業性の良いトリム取付構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るトリム取付構造は、かかる課題を解決するためになされたものであり、被取付側に設けた凸部に、該凸部に対応してトリムに設けた孔を係合してから、該トリムの他部を該被取付側に取付けるトリム取付構造において、上記トリムに設けた孔を、上記被取付側の凸部に対応する上記トリム側の位置より、該トリムの他の取付部との間隔が小さくなる方向にわずかにずれた位置に設け、トリム取付状態で上記トリムに引張り力を作用させている
また、本発明では、上記トリムに設けた孔の近傍の引張り力が作用する区間に段差部を設けても良い。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るトリム取付構造の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態を適用する自動車の外観斜視図、図2は、図1の矢印IIによる矢視図、図3は、図2の矢印III による矢視図、図4は、室内のストラット7にホイールハウストリム1を取りつける状態図、図5は、図4のホイールハウストリム1付近の分解斜視図、図6は、実際にホイールハウストリム1を取りつけた場合の突出部2付近の拡大図、図7は、図6の線VII −VII による断面図、図8は、図7の矢印VIIIによる矢視図である。
【0006】
本実施形態では、図1に示す自動車101の車室内側102において、懸架装置のストラットタワー6をホイールハウストリム1で覆い、図2及び3に示すように、装飾等の処理を施している。ホイールハウストリム1とインパネ10との間は、車の構造上比較的狭い空間となっている(図3参照)。
図4に示すように、ストラット7側(外側)からボルト8を挿入してナット9で締め付けて、ストラットタワー6(図7参照)をストラット7(図7参照)と固定している。ボルト8の雄ねじ部8aが車室内側に突出しており、ホイールハウストリム1を車室内に取付けて、この雄ねじ部8aを含むストラットタワー6のカバーとしている。
【0007】
ホイールハウストリム1は、図5に示すように、ストラットタワー6の曲面形状に合うような3次元形状であり、その周縁部には、フランジ部13a、13b、13cが設けられている。フロア用のフランジ部13aには取付穴14aが、ダッシュパネル用のフランジ部13bには取付穴14bが、サイドパネル用のフランジ部13cには取付穴14cが、それぞれ設けられている。フランジ部13cの下端部近傍のホイールハウストリム1の本体側には、取付穴14dが設けられている。フランジ部13aの車両前後方向における後端部には、切欠き15が設けられている。
ホイールハウストリム1は、取付穴14a〜14d及び切欠き15にスクリュー等を挿入し、車体側の対応する位置に設けた樹脂ナット12a、12b(図4参照)とねじ締結して、車体側(被取付側)に取付けられる。取付穴14bにおいては、ダッシュパネル側のスタッドボルト11を取付穴14bに挿入し、樹脂ナット12cで締結する。切欠き15においては、スクリュー等をフロアサイドガーニッシュ5の取付穴5a及び切欠き15に挿入して締結するものであり、締結状態では、ドア開口部近傍のフロアサイドガーニッシュ5はフランジ部13aの上に位置する。
ホイールハウストリム1の上部には、突出部2が設けられている。この突出部2には、ホイールハウストリム1の他の取付穴よりも比較的大きな寸法の孔3が設けられている。図6に示すように、ボルト8の雄ねじ部8aにこの孔3を引っかけることができるようになっている。ホイールハウストリム1の取付作業では、この引っかけ(係合)を行った後に、取付穴14a〜14d及び切欠き15をねじ締結して、ホイールハウストリム1の他部(ホイールハウストリム1における突出部2以外の部分)を取付ける。
これによって、ホイールハウストリム1の突出部2をねじ締結することなく、単に引っかける作業のみで、ホイールハウストリムを車室内に装着することができる。こうして、ストラットタワー6のすぐ上にインパネ10が位置し、取付作業用工具類の入るような空間がストラットタワー6の上にない場合でも、作業員の手が入るだけのわずかな隙間がありさえすれば、取付作業を行うことができる。したがって、組付工数を減らすことができ、設計上自由度をもたせることができる。
【0008】
ホイールハウストリム1には、図7に示すように、段差部4が設けられており、突出部2の可動方向Dへの移動量を大きくしている。このため、突出部2の孔3をボルト8の雄ねじ部8aに引っかける作業は、より一層容易になるとともに、その範囲内のずれを吸収し易いようになっている。孔3は、雄ねじ部8aのねじ山にひっかかり、抜けにくくなっている。なお、同図に示すように、ストラットタワー6には、ストラット7がボルト8及びナット9で締結されている。
突出部2の孔3の位置は、図7及び図8に示すように、車体側のボルト8の位置に対し、車幅方向内側(両図における右方向)に少しずれており、突出部2の孔3にボルト8が挿入している状態では、常にホイールハウストリム1に力(両図における左方向に作用)がかかるようになっている。このため、単に引っかけて取付けていても、突出部2におけるボルト8(雄ねじ部8a)の抜けが防止できる。さらに、孔3の形状は、一方向に行くに従って幅が狭くなるいわゆる略だるま状であり(図8参照)、上述した段差部4と相俟って、この孔3の形状によっても、抜け防止がより一層確実になされる。
【0009】
このように、本実施形態は、車室内にストラット7の締付けがある自動車において、ストラット7の締付け用のボルト8を使ってホイールハウストリム1の取付けをするための取付構造で、ボルト8にホイールハウストリム1を引っかけるので、取付のための別部品が必要でなくなり、工具の入りにくい所でも手が入れば取付けることができ、組付け順序に融通が利くようにできる。
さらに、ボルト8に対してトリム側の孔3をずらして常に力がかかるようにすることにより抜けを防止し、また、そのずれ分を吸収し易くして容易に取付けることができるようにするため、折れ(段差部4)が設けられている。
図1乃至図8の上記実施の形態では、ホイールハウストリムの取付構造に関するものである。しかし、本発明に係るトリムの取付構造は、このようなトリムのみでなく、他のトリムにももちろん応用することができる。特に取付作業性の悪い個所では、本実施の形態のボルト8と同様の凸部にトリムの孔3を係合させ、他の孔等に取付ねじ等を挿入し固定することができる。
なお、上記実施形態では、ボルトを利用して取付けているが、これに限られるものではなく、その他トリムの孔3に係合する突起形状であれば良く、例えばボス等でも良い。
【0010】
【発明の効果】
本発明によれば、被取付側に設けた凸部に、該凸部に対応してトリムに設けた孔を係合してから、該トリムの他部を該被取付側に取付けるトリム取付構造において、上記トリムに設けた孔を、上記被取付側の凸部に対応する上記トリム側の位置より、該トリムの他の取付部との間隔が小さくなる方向にわずかにずれた位置に設け、トリム取付状態で上記トリムに引張り力を作用させるので、工具やスクリュー、クリップ等を持つことなく手の入るスペースさえ確保できれば、取付け作業を行うことができ、また、設計上の自由度を向上させることができるとともに、組付後常に力がかかり、上記被取付側の凸部とトリムの孔との抜けを防止することができる。
【0011】
また、上記トリムに設けた孔の近傍の引張り力が作用する区間に段差部を設けたので、組付けがし易くなり、作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態を適用する自動車の外観斜視図である。
【図2】図1の矢印IIによる矢視図である。
【図3】図2の矢印III による矢視図である。
【図4】室内のストラットにホイールハウストリムを取りつける状態図である。
【図5】図4のホイールハウストリム付近の分解斜視図である。
【図6】実際にホイールハウストリムを取りつけた場合の突出部付近の拡大図である。
【図7】図6の線VII −VII による断面図である。
【図8】図7の矢印VIIIによる矢視図である。
【図9】従来のトリムの外観斜視図である。
【図10】(a)は、図9の線Xa−Xaによる断面図、(b)は、図9の線Xb−Xbによる断面図、(c)は、同図(b)の変形例を示した断面図である。
【図11】(a)は、スクリューで取付けるパネルの外側が室外の場合の断面図、(b)は、クリップで取付けるパネルの外側が室外の場合の断面図である。
【符号の説明】
1 ホイールハウストリム
2 突出部
3 孔
4 段差部
5 フロアサイドガーニッシュ
5a、14a、14b、14c、14d 取付穴
6 ストラットタワー
7 ストラット
8 ボルト
8a 雄ねじ部
9 ナット
10 インパネ
11 スタッドボルト
12a、12b、12c 樹脂ナット
13a、13b、13c フランジ部
15 切欠き

Claims (2)

  1. 被取付側に設けた凸部に、該凸部に対応してトリムに設けた孔を係合してから、該トリムの他部を該被取付側に取付けるトリム取付構造において、
    上記トリムに設けた孔を、上記被取付側の凸部に対応する上記トリム側の位置より、該トリムの他の取付部との間隔が小さくなる方向にわずかにずれた位置に設け、トリム取付状態で上記トリムに引張り力を作用させることを特徴とするトリム取付構造。
  2. 上記トリムに設けた孔の近傍の引張り力が作用する区間に段差部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のトリム取付構造。
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