JP2551747Y2 - 遊星歯車のキャリア装置 - Google Patents

遊星歯車のキャリア装置

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JP2551747Y2
JP2551747Y2 JP1992014221U JP1422192U JP2551747Y2 JP 2551747 Y2 JP2551747 Y2 JP 2551747Y2 JP 1992014221 U JP1992014221 U JP 1992014221U JP 1422192 U JP1422192 U JP 1422192U JP 2551747 Y2 JP2551747 Y2 JP 2551747Y2
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勲 西村
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    • F16C21/00Combinations of sliding-contact bearings with ball or roller bearings, for exclusively rotary movement
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用の自動変速機等に
用いられる遊星歯車のキャリア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるキャリア装置としては、例
えばルノー社のAR4型自動変速機、あるいはアイシン
ワーナー社のA43DL型自動変速機に用いられたもの
が知られている。そのキャリア装置の代表例を図4に示
す。
【0003】図4において、Aはピニオンギア、Bはキ
ャリアプレート、Cはピニオンシャフトであり、ピニオ
ンギアAは多数のニードルDを介してピニオンシャフト
Cに回動自在に支承されている。そして、ピニオンギア
Aの両側にはキャリアプレートBとの間に、2枚の平ワ
ッシャEがそれぞれ配設されピニオンギアAによるスラ
スト力を受けるようになっている。さらに、この平ワッ
シャEはニードルDの端部に当接し、ニードルDによる
スラスト力を受け、それらのスキューを防止している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のキャリア装置にあっては、ニードルDのスラスト
力を2枚の平ワッシャEでもって受けるようにしている
ので、その剛性を充分に確保するにはワッシャEの板厚
を大とせざるを得ず、キャリア装置全体としての軸方向
長さが大となり自動変速機の全長短縮化の阻害要因とな
っている。また、ニードルDの端部は平ワッシャEに対
し自転と公転とを伴いつつ摺動接触しているので、発熱
しやすく耐久性上の問題があった。
【0005】本考案の目的は、かかる従来の問題に着目
し、ワッシャの板厚を増大することなく剛性が確保でき
ると共に耐久性に優れた遊星歯車のキャリア装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は両端部がキャリアプレートに支持されたピ
ニオンシャフトと、該ピニオンシャフトにニードル軸受
を介して回転自在に支承されたピニオンギアと、該ピニ
オンギアの両端と前記キャリアプレートとの間に介装さ
れたピニオンワッシャとを備えた遊星歯車のキャリア装
置において、前記ピニオンワッシャの内径側にリング部
材を抱持した折重ね部を形成し、該折重ね部の外曲面と
前記ニードル軸受の端部とを当接させたことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】本考案によれば、ピニオンワッシャの内径側に
リング部材を抱持して形成された折重ね部の外曲面がニ
ードルに当接され、ニードル軸受のスラスト力を受け
る。リング部材を抱持することによりワッシャ折重ね部
の剛性が増し、またその外曲面の曲率もゆるやかとなる
ので耐久性が向上する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を添附図面を参照しつ
つ説明する。
【0009】図1において、1は不図示のサンギアおよ
びリングギア(インターナルギア)と噛合するピニオン
ギア、2および3はキャリアプレートであり、ピニオン
シャフト4がキャリアプレート2に回り止めピン5でも
って回転不能に固設される。ピニオンシャフト4の外周
部には、ニードル6が複数個配設され、上述のピニオン
ギア1を回転自在に支承している。7はその外側がそれ
ぞれキャリアプレート2および3に当接して設けられた
第1ピニオンワッシャ、8は第1ピニオンワッシャ7と
上述のピニオンギア1の端面間に配設された第2ピニオ
ンワッシャである。
【0010】第1ピニオンワッシャ7には、その内径側
に折重ね部7Aが形成されており、本実施例にあって
は、本体部7Bに対し直角に折曲げられた折曲部7A1
と、この折曲部7A1 に対しさらに内径側で断面円形の
リング部材9を抱持しつつ所定の曲率をもって2直角折
返された折返部7A2 とで構成されている(図2参
照)。この折重ね部7Aはプレス成形でもって形成する
ことができる。そして、この折重ね部7Aは第2ピニオ
ンワッシャ8の板厚よりも高く、その外曲面が、ピニオ
ンギア1の両端面より端部が内側に存すべく短寸に設定
されたニードル6の端部に当接されている。この結果、
ピニオンギア1の内周面、ニードル6の端面、第2ピニ
オンワッシャ8の内側面および第1ピニオンワッシャ7
の折重ね部7Aでもって油溜り10が形成される。
【0011】次に、潤滑経路につき説明すると、キャリ
アプレート3には潤滑油をピニオンシャフト4に設けた
第1半径方向孔4Aに誘導する切欠き3Aが形成されて
いる。ピニオンシャフト4の第1半径方向孔4Aは一端
がボール栓4Bにて閉塞された軸方向孔4Cに連通さ
れ、さらに軸方向孔4Cはピニオンシャフト4の中央部
付近に形成された第2半径方向孔4Dに連通されてい
る。第2半径方向孔4Dは前述のニードル6の内側に開
口している。
【0012】また、折重ね部7Aに抱持するリング部材
としては、前述のように断面円形状のリング部材9を用
いる他に、図3に示すように断面略矩形状のリング部材
9′であってもよい。
【0013】このようにリング部材9,9′を抱持した
状態でプレス成形で折重ね部7Aを形成することによ
り、図示の如くその径方向寸法aを板厚tの2倍よりも
大きくすることができ、またその外曲面の曲率半径も大
きくすることができるので、塑性変形による材料の組織
の荒れを防止し、成形後の焼入れによるクラックの発生
が阻止される。
【0014】上記構成にかかる本実施例にあっては、遊
星歯車の回転に伴いピニオンギア1はピニオンシャフト
4のまわりを自転したり、自転しつつピニオンシャフト
4と共に公転する。いずれの場合にあっても、切欠き3
Aに誘導された潤滑油は第1半径方向孔4A、軸方向孔
4Cおよび第2半径方向孔4Dを介してニードル6の当
接部に供給される。さらに、このニードル6の当接部を
経た潤滑油の一部は油溜り部10に貯えられ、その後、
第1ピニオンワッシャ7の折重ね部7Aとニードル6端
面との当接部や、第1および第2のピニオンワッシャ7
および8とのそれぞれの摺動部を経て排出される。かく
て、各摺動部の発熱が防止される。
【0015】また、第1ピニオンワッシャ7にあって
は、ニードル6のスラスト力を剛性が増大した折重ね部
7Aで受けるので、本体部7Bの板厚を薄くすることが
でき、遊星歯車の軸長、ひいては自動変速機の全長を短
縮することができる。さらに、外曲面のニードル6の端
面との接触面積が比較的大であるから面圧が低下し摩耗
が低減される。
【0016】なお、本実施例にあっては第1および第2
のピニオンワッシャ7および8を用いた例を示したが、
ワッシャを複数個設けるのはピニオンギア1とキャリア
プレート2,3との相対摺動速度を、順次、低下させる
ためであり、相対摺動速度が小さい機種の場合には、こ
のワッシャは第1ピニオンワッシャ7のみの一枚であっ
てもよい。
【0017】なお、上述の実施例にあっては、ニードル
6が単列の例につき説明したが、複列のものにおいて
も、本考案が適用できることはいうまでもない。
【0018】また、上述の実施例に対し、ニードル軸受
を保持器付きのものに代え、この保持器の端部に折重ね
部を当接するようにすると、相対的摺動速度が低下し潤
滑条件が緩和されより好ましい。
【0019】
【考案の効果】上記説明から明らかなように、本考案に
よれば、ピニオンワッシャの内径側にリング部材を抱持
した折重ね部を形成し、該折重ね部の外曲面とニードル
軸受の端部とを当接させるようにしたので、ピニオンワ
ッシャの板厚を大とすることなく充分な剛性を得ること
ができ、軸方向長さの短縮化がはかれる。また、リング
部材の形状に依存させて折重ね部の外曲面形状を決定し
得るので、形状の自由度が拡大し、同時に、ニードルの
スラストを受けるに際し重要な寸法の安定性が得られる
と共に、ニードルとの面圧が低下し耐久性に優れた遊星
歯車のキャリア装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】ピニオンワッシャの形態例を示す断面図であ
る。
【図3】ピニオンワッシャの形態例を示す断面図であ
る。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ピニオンギア 2,3 キャリアプレート 4 ピニオンシャフト 6 ニードル軸受 7 第1ピニオンワッシャ 7A 折重ね部 8 第2ピニオンワッシャ 9,9′ リング部材 10 油溜り

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部がキャリアプレートに支持された
    ピニオンシャフトと、該ピニオンシャフトにニードル軸
    受を介して回転自在に支承されたピニオンギアと、該ピ
    ニオンギアの両端と前記キャリアプレートとの間に介装
    されたピニオンワッシャとを備えた遊星歯車のキャリア
    装置において、 前記ピニオンワッシャの内径側にリング部材を抱持した
    折重ね部を形成し、該折重ね部の外曲面と前記ニードル
    軸受の端部とを当接させたことを特徴とする遊星歯車の
    キャリア装置。
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