JP2513590Y2 - 複列球面ころ軸受 - Google Patents

複列球面ころ軸受

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JP2513590Y2 JP1990092733U JP9273390U JP2513590Y2 JP 2513590 Y2 JP2513590 Y2 JP 2513590Y2 JP 1990092733 U JP1990092733 U JP 1990092733U JP 9273390 U JP9273390 U JP 9273390U JP 2513590 Y2 JP2513590 Y2 JP 2513590Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、各種回転支持部分に組み込まれる複列球
面ころ軸受の改良に関する。特に本考案は、この様な複
列球面ころ軸受の組み立て性の向上と信頼性及び耐久性
の確保とを両立させるものである。
(従来の技術) 従来から各種機械装置の回転軸等の支持部分に、第7
図に示す様な、自動調心機能を有する複列球面ころ軸受
が組み込まれている。この複列球面ころ軸受は、内輪2
と、遊動輪3と、外輪5と、複数の球面ころ6、6と、
複数の籠形保持器7、7とを備える。このうちの内輪2
は、外周面に凹形球面状で複列の内輪軌道1、1を有す
る。又、上記遊動輪3は、この内輪2の外周面で、上記
複列の内輪軌道1、1間に外嵌されている。又、上記外
輪5は、上記複列の内輪軌道1、1と対向する内周面
を、単一の凹形球面状の外輪軌道4としている。又、上
記複数の球面ころ6、6は、上記複列の内輪軌道1、1
と単一の外輪軌道4との間に複列に、且つ各列ごとに複
数ずつ設けられている。更に、上記複数の籠形保持器
7、7は、これら複数の球面ころ6、6を、各列ごとに
転動自在に保持する。
これら各籠形保持器7、7は、例えば金属板をプレス
成形する事で造られ、それぞれ椀形状の主体部8と、こ
の主体部8の一端縁(小径側の端縁)から半径方向内方
に折れ曲がった状態で形成されたフランジ9とから構成
されている。このうちの主体部8には、それぞれが球面
ころ6を転動自在に収めるポケット10を、円周方向に亙
って複数個設けている。又、上記主体部8の他端部内周
面を、上記遊動輪3の外周面に摺接させる事により、各
籠形保持器7、7の位置決め案内を図っている。
複列球面ころ軸受は、上述の様に構成される為、複数
の球面ころ6、6の転動に伴なって、内輪2を外嵌固定
した軸等と、外輪5を内嵌固定したハウジング等との相
対的回転が自在となる。又、外輪軌道4が単一の凹形球
面状である為、外輪5に対して複数の球面ころ6、6及
び内輪2が、第7図の矢印a方向に変位自在である。従
って、上記軸等の中心軸とハウジング等の中心軸とが多
少ずれていた場合でも、内輪2が上記矢印a方向に変位
する事によりこのずれを吸収する。そして、複列球面こ
ろ軸受の運転に伴なって、構成各部に無理な力が加わる
事を防止する。
上述の様に構成され作用する複列球面ころ軸受の組み
立て作業の容易化を図る為には、構成各部材が分離する
事を防止しつつ組み立て作業を行なう面倒をなくす必要
がある。この為には、内輪軌道1、1の周囲に配列され
た状態で、籠形保持器7、7のポケット10の内側に保持
された球面ころ6、6が、上記ポケット10から外方に抜
け出ない様にする必要がある。
この為、例えば実公昭39-1312号公報に記載されてい
る様に、各ポケット10の縁に弾性変形自在な係止凸部を
形成し、この係止凸部によって、ポケット10の内側から
球面ころ6が抜け出るのを防止する事が行なわれてい
る。
即ち、例えば第8〜9図に示す様に、隣り合うポケッ
ト10、10同士を仕切る柱部11、11の中間部に、各ポケッ
ト10、10の内側に突出する係止凸部12、12を形成する。
互いに対向する係止凸部12、12の端縁同士の間隔Dは、
第9図に示す様に、球面ころ6の外径Rよりも僅かに小
さく(D<R)している。
各ポケット10、10の内側に球面ころ6を納める際に
は、上記係止凸部12、12並びに柱部11、11を弾性変形さ
せ、互いに対向する1対の係止凸部12、12の間隔を広げ
る事により、上記球面ころ6を上記1対の係止凸部12、
12の間を通過させる。通過後は、上記1対の係止凸部1
2、12の間隔が元に戻る為、ポケット10内に保持された
球面ころ6が脱落する事はなくなる。
(考案が解決しようとする課題) 上述の様にして各ポケット10の内側から球面ころ6が
脱落するのを防止する場合、次に述べる様な不都合を生
じる。
即ち、ポケット10の内側に球面ころ6を納める場合、
球面ころ6の外周面で係止凸部12、12を押す事により、
両係止凸部12、12同士の間隔を広げる為、球面ころ6の
外周面である転動面が傷つき易い。
球面ころ6の転動面は、複列球面ころ軸受の使用に伴
ない、前記内輪軌道1、1及び外輪軌道4と転接する。
この為、上記転動面が傷ついた場合、内輪軌道1、1や
外輪軌道4の損傷により複列球面ころ軸受の寿命が短く
なる等、複列球面ころ軸受の耐久性、信頼性を確保する
面から問題を生じる。
又、各柱部11、11の中間部に係止凸部12、12を形成す
る作業は、籠形保持器7を構成する金属板を打ち抜きプ
レス成形する事により、ポケット10、10を形成した後に
行なう必要がある。ところが、係止凸部12、12の形成作
業に伴なって、各柱部11、11の全長(第8図の左右寸
法)が伸びる事が避けられない。しかも、この様な係止
凸部12、12の形成作業に伴なう柱部11、11の伸び量は、
厳密に規制する事が難しい。言い換えれば、これら各柱
部11、11の伸び量が不同になる為、各ポケット10、10の
内寸を厳密に規制する事が難しくなる。この結果、各ポ
ケット10、10の内側に保持される球面ころ6がスキュー
し易くなったり、騒音が発生し易くなる等の問題を生じ
易くなる。
本考案の複列球面ころ軸受は、上述の様な不都合を何
れも解消するものである。
(課題を解決する為の手段) 本考案の複列球面ころ軸受は、前述した従来の複列球
面ころ軸受と同様に、外周面に凹形球面状で複列の内輪
軌道を有する内輪と、この内輪の外周面で、上記複列の
内輪軌道間に外嵌された遊動輪と、上記複列の内輪軌道
と対向する内周面を、単一の凹形球面状の外輪軌道とし
た外輪と、上記複列の内輪軌道と単一の外輪軌道との間
に複列に、各列ごとに複数ずつ設けられた球面ころと、
この球面ころを転動自在に収めるポケットを椀形状の主
体部の円周方向に亙って複数個設け、上記主体部の小径
側の端縁から半径方向の内方に延びたフランジを形成し
た複数の籠形保持器とから構成される。
特に、本考案の複列球面ころ軸受に於いては、上記主
体部を、複数の球面ころの中心線が球面ころの公転方向
に亙って描く回転円の近傍に位置させると共に、上記各
ポケットの大きさを、各ポケットに納められる球面のこ
ろの母線形状よりも僅かに大きく形成している。
又、上記複数の球面ころの一方の端面と上記フランジ
の内側面で且つこの一方の端面に対向する部分との何れ
か一方の面に形成した係合凸部と、他方の面に形成した
係合凹部若しくは係合孔とを互いに係合させる事によ
り、上記各球面ころが当該球面ころを収めたポケットの
内側から脱落するのを防止している。
(作用) 上述の様に構成される本考案の複列球面ころ軸受によ
り、内輪を外嵌固定した軸等と、外輪を内嵌固定したハ
ウジング等との相対的回転を自在とする作用、並びに、
調心作用によって上記軸等の中心軸とハウジング等の中
心線とのずれを吸収し、複列球面ころ軸受の運転に伴な
って、構成各部に無理な力が加わる事を防止する作用
は、前述した従来の複列球面ころ軸受と同様である。
特に、本考案の複列球面ころ軸受の場合には、複数の
球面ころの端面と上記フランジの内側面で上記端面に対
向する部分との一方に形成した係合凸部と、他方に形成
した係合凹部若しくは係合孔とを互いに係合させる事に
より、各球面ころがポケットの内側から脱落するのを防
止している為、各球面ころの外周面や、この外周面と転
接する内輪軌道及び外輪軌道が傷つく事がない。
又、ポケットの内寸を厳密に規制する事ができる為、
各球面ころがポケットの内側でスキューしたり騒音が発
生したりするのを軽減できる。
(実施例) 第1〜2図は本考案の第一実施例を示している。本考
案の複列球面ころ軸受は、前述した従来の複列球面ころ
軸受と同様、前記第7図に示す様に、外周面に凹形球面
状で複列の内輪軌道1、1を有する内輪2と、この内輪
2の外周面で、上記複列の内輪軌道1、1間のほぼ中央
部分に外嵌された遊動輪3と、上記複列の内輪軌道1、
1と対向する内周面を、単一の凹形球面状の外輪軌道4
とした外輪5と、上記複列の内輪軌道1、1と単一の外
輪軌道4との間に複列に、各列ごとに複数ずつ設けられ
た複数の球面ころ6、6と、この球面ころ6、6を転動
自在に収めるポケット10を、椀形状の主体部8の円周方
向に亙って複数個設け、上記主体部8の小径側の端縁か
ら半径方向の内方に延びたフランジ9を形成した複数の
籠形保持器7とから構成されている。
特に、本考案の複列球面ころ軸受に於いては、第1〜
2図に示す様に、上記主体部8を、複数の球面ころ6の
中心線が球面ころ6の公転方向に亙って描く回転円(第
1図の鎖線α参照)の外径側の近傍に位置させると共
に、上記各ポケット10の大きさを、各ポケット10に納め
られる球面ころ6の母線形状よりも僅かに大きく形成し
ている。
又、上記複数の球面ころ6の一端面6aには、円形の係
合凹部13を形成している。尚、実際の場合には、球面こ
ろ6を対称形状にして組み付け方向を考慮する必要をな
くす為、上記係合凹部13を両端面に形成する事もある
が、本考案を実施する面からは、上記係合凹部13は一端
面6aにのみ設ければ足りる。一方、上記フランジ9の内
側面で、この係合凹部13と対向する部分には、この係合
凹部13と係合す係合凸部14を形成している。
この係合凸部14は、フランジ9の一部をプレスにより
押し出し成形する事により造られている。そして、この
係合凸部14の先端部は、外周側(第1図の上側)から内
周側(同じく下側)に向かうに従って次第に高くなる方
向に傾斜させている。又、上記係合凸部14の先端がポケ
ット10の一端縁(第1図の右端縁)から突出する量h
を、球面ころ6の他端面(第1図の左端面)をポケット
10の他端縁に突き当てた場合に、球面ころ6の一端面6a
とポケット10の一端縁との間に形成される隙間の幅lよ
りも僅かに大きく(h>l)している。
球面ころ6を籠形保持器7のポケット10に納める際に
は、上記係合凸部14がフランジ9ごと弾性変形する事に
より、この係合凸部14と球面ころ6の一端面6aに形成し
た係合凹部13とが互いに係合する。そして、係合後に
は、各球面ころ6がポケット10の内側から脱落するのを
防止する。
上述の様に構成される本考案の複列球面ころ軸受が、
内輪2を外嵌固定した軸等と、外輪5を内嵌固定したハ
ウジング等との相対的回転を自在とする作用、並びに複
数の球面ころ6に対して外輪5を変位する事により、上
記軸等の中心線とハウジング等の中心線とのずれを吸収
し、複列球面ころ軸受の運転に伴なって、構成各部に無
理な力が加わる事を防止する作用は、前述した従来の複
列球面ころ軸受と同様である。
特に、本考案の複列球面ころ軸受の場合には、複数の
球面ころ6の一端面6aに形成した係合凹部13と、籠形保
持器7のフランジ9の内側面に形成した係合凸部14とを
互いに係合させる事により、各球面ころ6がポケット10
の内側から脱落するのを防止している。この為、各球面
ころ6の外周面や、この外周面と転接する内輪軌道1、
1及び外輪軌道4(第7図参照)が傷つく事がない。
又、各ポケット10の内寸Lを厳密に規制する事ができ
る。この為、各球面ころ6がポケット10の内側でスキュ
ーしたり騒音が発生したりするのを軽減できる。即ち、
本考案の複列球面ころ軸受の場合には、籠形保持器7の
ポケット10の内寸Lを厳密に規制できる。この為、各ポ
ケット10に保持された球面ころ6の両端面が、各ポケッ
ト10の両端縁、或は遊動輪3(第7図)の側面と、所望
通りの厚さを有する潤滑油膜を介して対向する状態とな
る。この結果、各ポケット10の内側で球面ころ6がスキ
ューしたり、或は各球面ころ6の端面が、当該端面が対
向する面に厳しく衝突して、騒音を発生する事が軽減さ
れる。
次に、第3図は本考案の第二実施例を示している。本
実施例の場合には、籠形保持器7のフランジ9の内周寄
り部分(第3図の下側部分)をポケット10側に向け曲げ
形成する事により、当接部15としている。そして、この
当接部15とポケット10の一端縁とを、球面ころ6の中心
軸に対して直交する同一平面上に位置させている。
この様な当接部15を形成する事により本実施例の場合
には、各ポケット10に保持された球面ころ6の一端面6a
が、ポケット10の一端縁に当接するのと同時に、上記当
接部15に当接する様になる。この結果、球面ころ6の倒
れ防止を図れる。その他の構成及び作用は、前述の第一
実施例と同様である為、同等部分には同一符号を付し
て、重複する説明を省略する。
次に、第4図は本考案の第三実施例を示している。前
述した第一実施例及び上述した第二実施例が、フランジ
9内側面の係合凸部14を、短円柱状で先端面を傾斜させ
た形状としているのに対し、本実施例の場合には、フラ
ンジ9の内側面に、三角錐状の係合凸部16を形成してい
る。その他の構成及び作用は、上述した第二実施例と同
様である為、同等部分には同一符号を付して、重複する
説明を省略する。
更に、第5〜6図は本考案の第四実施例を示してい
る。前述した第一〜第二実施例及び上述した第三実施例
が、球面ころ6の一端面6aに係合凹部13を形成すると共
に、籠形保持器7のフランジ9の内側面に係合凸部14、
16を形成しているのに対し、本実施例の場合には、球面
ころ6の一端面6aに係合凸部17を形成すると共に、フラ
ンジ9の一部で上記係合凸部17と対向する部分に、この
係合凸部17よりも大径の係合孔18を形成している。そし
て、籠形保持器7のポケット10に球面ころ6を押し込む
のに伴なって、上記係合凸部17と係合孔18とが互いに係
合し、球面ころ6のポケット10からの脱落防止を図る様
にしている。その他の構成及び作用は、前述した第一実
施例と同様である為、同等部分には同一符号を付して、
重複する説明を省略する。
(考案の効果) 本考案の複列球面ころ軸受は、以上に述べた通り構成
され作用する為、組み立て性の向上と信頼性及び耐久性
の確保とを両立させて、性能の良好な複列球面ころ軸受
を、安価に提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本考案の第一実施例を示しており、第1図
は保持器の部分断面図、第2図は第1図のA-A断面図、
第3図は第二実施例を示す部分断面図、第4図は第三実
施例を示す部分断面図、第5〜6図は本考案の第四実施
例を示しており、第5図は保持器の部分断面図、第6図
は第5図のB-B断面図、第7図は従来例を示す部分断面
図、第8図は従来構造に使用されている籠形保持器を外
周方向から見た展開図、第9図は第8図のC-C断面図で
ある。 1:内輪軌道、2:内輪、3:遊動輪、4:外輪軌道、5:外輪、
6:球面ころ、6a:端面、7:籠形保持器、8:主体部、9:フ
ランジ、10:ポケット、11:柱部、12:係止凸部、13:係合
凹部、14:係合凸部、15:当接部、16、17:係合凸部、18:
係合孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面に凹形球面状で複列の内輪軌道を有
    する内輪と、この内輪の外周面で、上記複列の内輪軌道
    間に外嵌された遊動輪と、上記複列の内輪軌道と対向す
    る内周面を、単一の凹形球面状の外輪軌道とした外輪
    と、上記複列の内輪軌道と単一の外輪軌道との間に複列
    に、各列ごとに複数ずつ設けられた球面ころと、この球
    面ころを転動自在に収めるポケットを椀形状の主体部の
    円周方向に亙って複数個設け、上記主体部の小径側の端
    縁から半径方向の内方に延びたフランジを形成した複数
    の籠形保持器とから成る複列球面ころ軸受に於いて、上
    記主体部を、複数の球面ころの中心線が球面ころの公転
    方向に亙って描く回転円の近傍に位置させると共に、上
    記各ポケットの大きさを、各ポケットに納められる球面
    ころの母線形状よりも僅かに大きく形成し、上記複数の
    球面ころの一方の端面と上記フランジの内側面で且つこ
    の一方の端面に対向する部分との何れか一方の面に形成
    した係合凸部と、他方の面に形成した係合凹部若しくは
    係合孔とを互いに係合させる事により、上記各球面ころ
    が当該球面ころを収めたポケットの内側から脱落するの
    を防止した事を特徴とする複列球面ころ軸受。
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