JP2551287Y2 - 自動車の下部車体構造 - Google Patents
自動車の下部車体構造Info
- Publication number
- JP2551287Y2 JP2551287Y2 JP1991012578U JP1257891U JP2551287Y2 JP 2551287 Y2 JP2551287 Y2 JP 2551287Y2 JP 1991012578 U JP1991012578 U JP 1991012578U JP 1257891 U JP1257891 U JP 1257891U JP 2551287 Y2 JP2551287 Y2 JP 2551287Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side sill
- reinforcement
- inclined surface
- jack
- vertical wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は自動車の下部車体構造，
特にサイドシルとフロントサイドフレームとの連結部の
構造に関するものである。
特にサイドシルとフロントサイドフレームとの連結部の
構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図１に示すように、サイドシルインナと
サイドシルアウタとからなる閉断面のサイドシル１は、
その前端部付近において、フロントサイドフレーム２の
後方部分とリンホースメント（ブラケット）３により連
結され、従来は該サイドシル１の該リンホースメント３
との結合部近傍位置にジャッキリンホースを固着してこ
れをジャッキアップ部としている（例えば実開平１−１
６１９９１号公報参照）。
サイドシルアウタとからなる閉断面のサイドシル１は、
その前端部付近において、フロントサイドフレーム２の
後方部分とリンホースメント（ブラケット）３により連
結され、従来は該サイドシル１の該リンホースメント３
との結合部近傍位置にジャッキリンホースを固着してこ
れをジャッキアップ部としている（例えば実開平１−１
６１９９１号公報参照）。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来構造
のものは、サイドシルインナの内面部又は外面部に、ジ
ャッキリンホースを固着しなければならないので、部品
数が多くなる上にそのジャッキリンホースの取付工数も
かかるという課題を有している。
のものは、サイドシルインナの内面部又は外面部に、ジ
ャッキリンホースを固着しなければならないので、部品
数が多くなる上にそのジャッキリンホースの取付工数も
かかるという課題を有している。
【０００４】本考案はサイドシル１とリンホースメント
３との結合部を改良することにより、該結合部を強化
し、専用の補強材なしにジャッキアップ荷重に充分耐え
得る構造とすることを主目的とするものである。
３との結合部を改良することにより、該結合部を強化
し、専用の補強材なしにジャッキアップ荷重に充分耐え
得る構造とすることを主目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は、サイドシル１
と、該サイドシル１に対して車体中心側にオフセットし
て設けられたフロントサイドフレーム２とを、上方をフ
ロアパネル４の下面に接合固着したハット型断面のリン
フォースメント３により連結した自動車の下部車体構造
において、サイドシルインナの下部を内側上りの傾斜面
に構成し、同様に内側上りの傾斜面に形成したリンフォ
ースメント３の端部を上記サイドシルインナ下部の傾斜
面に接合固着したことにより、リンフォースメント３と
サイドシル１との結合長を大きくして該部の結合強度，
剛性をアップさせると共に、上記サイドシルインナ下部
の傾斜面のリンフォースメント端部にて囲まれた部位
に、リンフォースメントの底面部に接合する底面部とそ
れを囲む縦壁部とからなる突出部を部分的に突出形成
し、該突出部の底面部と上記リンフォースメントの底面
部との２枚重ねの底面部と、それを囲む縦壁部とでジャ
ッキアップ部を構成したことにより、ジャッキアップ部
専用の補強部材であるジャッキリンフォースなしに、ジ
ャッキアップ荷重に充分耐えることのできるジャッキア
ップ部を構成することができ、部品点数の削減，それに
伴う集成作業の容易化，コストダウン及び軽量化をはか
るものである。
と、該サイドシル１に対して車体中心側にオフセットし
て設けられたフロントサイドフレーム２とを、上方をフ
ロアパネル４の下面に接合固着したハット型断面のリン
フォースメント３により連結した自動車の下部車体構造
において、サイドシルインナの下部を内側上りの傾斜面
に構成し、同様に内側上りの傾斜面に形成したリンフォ
ースメント３の端部を上記サイドシルインナ下部の傾斜
面に接合固着したことにより、リンフォースメント３と
サイドシル１との結合長を大きくして該部の結合強度，
剛性をアップさせると共に、上記サイドシルインナ下部
の傾斜面のリンフォースメント端部にて囲まれた部位
に、リンフォースメントの底面部に接合する底面部とそ
れを囲む縦壁部とからなる突出部を部分的に突出形成
し、該突出部の底面部と上記リンフォースメントの底面
部との２枚重ねの底面部と、それを囲む縦壁部とでジャ
ッキアップ部を構成したことにより、ジャッキアップ部
専用の補強部材であるジャッキリンフォースなしに、ジ
ャッキアップ荷重に充分耐えることのできるジャッキア
ップ部を構成することができ、部品点数の削減，それに
伴う集成作業の容易化，コストダウン及び軽量化をはか
るものである。
【０００６】
【実施例】以下本考案の実施例を図２乃至図４を参照し
て説明する。
て説明する。
【０００７】図２乃至図４において、１はサイドシルイ
ンナ１１とサイドシルアウタ１２とからなる閉断面のサ
イドシル、２はフロントサイドフレームであり、サイド
シル１の前端部近傍とそれに対し車体中心線寄りにオフ
セットしているフロントサイドフレーム２とは、リンホ
ースメント３によって連結される。
ンナ１１とサイドシルアウタ１２とからなる閉断面のサ
イドシル、２はフロントサイドフレームであり、サイド
シル１の前端部近傍とそれに対し車体中心線寄りにオフ
セットしているフロントサイドフレーム２とは、リンホ
ースメント３によって連結される。
【０００８】リンホースメント３は上方に開口したハッ
ト型断面に構成され、その一方の端縁フランジ３１をフ
ロントサイドフレーム２に接合固着し、他方の端縁フラ
ンジ３２をサイドシルインナ１１の下部に接合固着する
と共に、上縁フランジ３３をフロアパネル４の下面に接
合固着し、フロントサスペンション荷重，エンジンの駆
動反力等フロントサイドフレーム２にかかる上下方向の
荷重を該リンホースメント３のねじりにてサイドシル１
に伝達するようになっている。
ト型断面に構成され、その一方の端縁フランジ３１をフ
ロントサイドフレーム２に接合固着し、他方の端縁フラ
ンジ３２をサイドシルインナ１１の下部に接合固着する
と共に、上縁フランジ３３をフロアパネル４の下面に接
合固着し、フロントサスペンション荷重，エンジンの駆
動反力等フロントサイドフレーム２にかかる上下方向の
荷重を該リンホースメント３のねじりにてサイドシル１
に伝達するようになっている。
【０００９】本考案では、サイドシルインナ１１の下部
を内側上りの傾斜面１１ａに構成し、同様に傾斜構成さ
れた端縁フランジ３２を該傾斜面１１ａに接合固着した
構造とすると共に、該傾斜面１１ａの上記端縁フランジ
３２で囲まれた部分に、底面部１１ｂと縦壁部１１ｃと
からなる突出部１１ｄを部分的に下方に向けて突出形成
し、該底面部１１ｂにリンホースメント３の底面部が接
合（又は接合固定）した構造とし、該突出部１１ｄの底
面部１１ｂとリンホースメント３の底面部との重ね合せ
部をジャッキ５が押上げるジャッキアップ部６としたも
のである。
を内側上りの傾斜面１１ａに構成し、同様に傾斜構成さ
れた端縁フランジ３２を該傾斜面１１ａに接合固着した
構造とすると共に、該傾斜面１１ａの上記端縁フランジ
３２で囲まれた部分に、底面部１１ｂと縦壁部１１ｃと
からなる突出部１１ｄを部分的に下方に向けて突出形成
し、該底面部１１ｂにリンホースメント３の底面部が接
合（又は接合固定）した構造とし、該突出部１１ｄの底
面部１１ｂとリンホースメント３の底面部との重ね合せ
部をジャッキ５が押上げるジャッキアップ部６としたも
のである。
【００１０】
【考案の効果】上記のように構成した本考案によれば、
サイドシルとリンホースメントとの接合固着面を傾斜面
としたことにより、結合長を充分に長くとれるので該結
合部を大幅に強化でき、カーシェイクやロードノイズ等
の振動，騒音の改善をはることができると共に、操安性
及び前面衝突エネルギー吸収効率の向上もはかり得る。
サイドシルとリンホースメントとの接合固着面を傾斜面
としたことにより、結合長を充分に長くとれるので該結
合部を大幅に強化でき、カーシェイクやロードノイズ等
の振動，騒音の改善をはることができると共に、操安性
及び前面衝突エネルギー吸収効率の向上もはかり得る。
【００１１】又サイドシルインナ下部の傾斜面１１ａに
形成した突出部１１ｄの底面部とリンホースメントの底
面部との重ね合せ部をジャッキアップ部としているの
で、ジャッキアップ荷重は２枚重ねの底面部とそれを囲
む縦壁部とにより充分強固に担持でき、従来のジャッキ
アップ部専用の補強材（ジャッキリンホース）を省略す
ることができ、コストダウン及び軽量化をはかることが
できる。
形成した突出部１１ｄの底面部とリンホースメントの底
面部との重ね合せ部をジャッキアップ部としているの
で、ジャッキアップ荷重は２枚重ねの底面部とそれを囲
む縦壁部とにより充分強固に担持でき、従来のジャッキ
アップ部専用の補強材（ジャッキリンホース）を省略す
ることができ、コストダウン及び軽量化をはかることが
できる。
【図１】自動車車体を斜め下方から見た斜視図である。
【図２】図１のＡ部の下面図で本考案の実施例を示す。
【図３】図２のＢ−Ｂ断面図である。
【図４】図２のＣ−Ｃ断面図である。
１ サイドシル ２ フロントサイドフレーム ３ リンホースメント ４ フロアパネル ６ ジャッキアップ部 １１ サイドシルインナ １１ａ 傾斜面 １１ｂ 底面部 １１ｃ 縦壁部 １１ｄ 突出部
Claims (1)
- 【請求項１】 サイドシルインナとサイドシルアウタと
からなるサイドシルの該サイドシルインナの下部を内側
上りの傾斜面に構成し、上方をフロアパネルの下面に接
合固着したハット型断面のリンフォースメントの一端部
を、上記サイドシルに対して車体中心側にオフセットし
て設けられたフロントサイドフレームに接合固着すると
共に、上記リンフォースメントの他端部を内側上りの傾
斜面に形成してこの傾斜面を上記サイドシルインナ下部
の傾斜面に接合固着し、上記サイドシルインナ下部の傾
斜面のリンフォースメント端部にて囲まれた部位に、リ
ンフォースメントの底面部に接合する底面部と縦壁部と
からなる突出部を設け、該突出部の底面部と上記リンフ
ォースメントの底面部との２枚重ねの底面部と、それを
囲む縦壁部とでジャッキアップ部を構成したことを特徴
とする自動車の下部車体構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991012578U JP2551287Y2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 自動車の下部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991012578U JP2551287Y2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 自動車の下部車体構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04104081U JPH04104081U (ja) | 1992-09-08 |
| JP2551287Y2 true JP2551287Y2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=31746599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991012578U Expired - Lifetime JP2551287Y2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 自動車の下部車体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2551287Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101855781B1 (ko) * | 2016-11-02 | 2018-05-09 | 현대자동차 주식회사 | 전방 차체 보강구조 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100310010B1 (ko) * | 1999-12-11 | 2001-09-28 | 류정열 | 자동차의 실사이드 보강구조 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5854300Y2 (ja) * | 1980-10-06 | 1983-12-10 | 日産自動車株式会社 | 自動車の車体構造 |
| JPH0716547Y2 (ja) * | 1988-04-28 | 1995-04-19 | 三菱自動車工業株式会社 | 車体のジャッキアップ部構造 |
-
1991
- 1991-02-14 JP JP1991012578U patent/JP2551287Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101855781B1 (ko) * | 2016-11-02 | 2018-05-09 | 현대자동차 주식회사 | 전방 차체 보강구조 |
| CN108016504A (zh) * | 2016-11-02 | 2018-05-11 | 现代自动车株式会社 | 前车身加强结构 |
| US10239564B2 (en) | 2016-11-02 | 2019-03-26 | Hyundai Motor Company | Front vehicle body reinforcing structure |
| CN108016504B (zh) * | 2016-11-02 | 2021-09-17 | 现代自动车株式会社 | 前车身加强结构 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04104081U (ja) | 1992-09-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |