JP2550446B2 - 磁気ディスク装置のヘッド位置決め方式 - Google Patents

磁気ディスク装置のヘッド位置決め方式

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JP2550446B2
JP2550446B2 JP3098507A JP9850791A JP2550446B2 JP 2550446 B2 JP2550446 B2 JP 2550446B2 JP 3098507 A JP3098507 A JP 3098507A JP 9850791 A JP9850791 A JP 9850791A JP 2550446 B2 JP2550446 B2 JP 2550446B2
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    • G11B21/083Access to indexed tracks or parts of continuous track on discs

Landscapes

  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Control Of Linear Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リゼロ要求等に対しヘ
ッドをディスク媒体上の予め定めた基準位置に位置決め
制御する磁気ディスク装置のヘッド位置決め方式に関す
る。磁気ディスク装置の起動時やシーク失敗時等にあっ
ては、ヘッドを磁気ディスク上の例えば最インナの基準
トラック位置に位置付ける。
【0002】基準位置となる例えば最インナのトラック
の内側にはガードバンド領域が二重に形成されている。
基準位置に対するヘッド位置決めはデータ領域の任意の
位置にあるヘッドをガードバンド領域の方向に高速移動
し、最初のガードバンド領域を検出したら低速移動に切
替え、更に二番目のガード領域を検出したら駆動電流を
反転してヘッドを逆方向に戻すトルクを加え、ヘッドが
戻ってガードバンド領域を抜けた時に速度制御から位置
制御に切替えて基準位置のトラックにオントラックさせ
る。
【0003】このような基準位置へのヘッド位置決め制
御は、ヘッドアクチュエータに加わる外力が一定であれ
ば、オーバシュートや遅れを生ずることなく、高速に位
置決めできる。しかし、ヘッドアクチュエータに加わる
外力は、フレキシブルプリント基板(FPC)の環境温
度の変化による剛性変化、回転系の不安定性、外部振動
等により変化し、この外力のばらつきによりアクチュエ
ータをガードバンド領域で逆方向に反転させる際の慣性
が異なり、一定の反転電流を流しても、反転トルクが不
足してヘッドの戻りが遅れたり、逆に反転トルクが大き
すぎて基準位置に達した時の速度が大きすぎ、オーバー
シュートを生じてオントラックに時間がかかる問題があ
り、この点の改善が望まれる。
【0004】
【従来の技術】図15は磁気ディスクの一例を示す。図
15において、DAは磁気ディスク1のデータ領域であ
り、例えばデータ領域DAの内側に2つのガードバンド
領域GB1,GB2が設けられ、その内側にヘッド2を
停止させるCSS領域を設けている。
【0005】ガードバンド領域GB1に隣接したデータ
領域DAの最インナのトラックがヘッド2の基準位置3
として定められ、装置起動時やシーク失敗時のリゼロ処
理等を受けてヘッド2を基準位置3に位置決め制御す
る。ヘッド2はヘッドアクチュエータのアーム6の先端
に装着され、軸7を中心にボイスコイルモータ(以下
「VCM」という)によりトラックを横切る方向に移動
される。
【0006】図16はヘッド2を基準位置3に位置決め
制御する際の従来の位置決め制御を示したフローチャー
トである。まずステップS1でヘッドを一定速度V1で
ガードバンド領域GB1の方向に移動させる。この移動
中にステップS2でガードバンド領域GB1の検出の有
無を監視しており、ガードバンド領域GB1を検出する
とステップS3に進んで速度V1より遅い速度V2に減
速し、更にガードバンド領域GB2方向に移動させる。
【0007】続いてステップS4でガードバンド領域G
B2を検出するとステップS5に進み、VCMに流す駆
動電流を反転させ、予め決めた一定時間流すことでヘッ
ド2を逆方向に移動させる。続いてステップS6で一定
速度V3でデータ領域DAに向けてヘッド2を移動さ
せ、ステップS7でガードバンド領域GB1を検出しな
くなったら、ステップS8でそれまでの速度制御から位
置制御に切替えてヘッド2を基準位置3にオントラック
させる。
【0008】図17は従来のヘッド位置決め制御におけ
るヘッドの移動軌跡を示し、また図18は図16の各時
刻t1〜t3におけるVCMに供給する駆動電流の変化
を示す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のヘッド位置決め方式にあっては、ヘッドアク
チュエータを備えたディスクエンクロージャ(DE)の
機構構造により、ヘッドアクチュエータには非常に大き
な外力が加わっており、この外力に打ち勝つようにVC
Mに駆動電流を流してヘッドを位置決め制御している。
【0010】ヘッドアクチュエータに加わる外力として
主なものは、ヘッドアームと固定側との間に設けられた
フレキシブルプリント基板(FPC)の剛性がある。こ
のFPCの剛性は温度環境の変化に応じて変わり、この
ためヘッドアクチュエータに加わる外力も温度環境に応
じて変化するようになる。またヘッドアクチュエータに
加わる外力は、VCMによる回転系の不安定性や外部振
動等によっても変わる。
【0011】従来のヘッド位置決め方式におけるガード
バンド領域GB2を検出した際に流す反転電流の大きさ
は、ヘッドアクチュエータに加わる外力が一定であるこ
とを前提に決めている。しかし、実際にはヘッドアクチ
ュエータに加わる外力は温度環境等により変化し、一義
的に定めた反転電流では、反転トルクが大きすぎた場合
には基準位置に戻った時の速度が高すぎてオントラック
制御を行ってもオーバーシュートを生じ、オントラック
状態に整定するまでに時間がかかる問題があった。
【0012】また反転トルクが不足した場合は、ヘッド
がなかなか戻らず、オントラックまでに時間がかかりす
ぎる問題があった。本発明は、このような従来の問題点
に鑑みてなされたもので、ヘッドアクチュエータに加わ
る外力が変化しても確実且つ高速にヘッドを基準位置に
位置決めできる磁気ディスク装置のヘッド位置決め方式
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明は、データ領域DA側から順番に
第1のガードバンド領域GB1と第2のガードバンド領
域GB2を形成し、第1のガードバンド領域GB1に隣
接するデータ領域(DA)のトラックをヘッド2の基準
位置3としたディスク媒体1と、ヘッド2を基準位置3
に位置決めする際にヘッド2をデータ領域DAから第1
及び第2のガードバンド領域GB1,GB2の方向に送
り、ガードバンド領域GB1,GB2の検出結果に基づ
いてヘッドを逆方向に戻して基準位置3にオントラック
させるヘッド位置決め制御部4と、ヘッド位置決め制御
部4による電流制御を受けてヘッド2を移動するヘッド
駆動部5とを備えた磁気ディスク装置を対象とする。
【0014】このような磁気ディスク装置のヘッド位置
決め方式として本発明にあっては、ヘッド位置決め制御
部4に次の(1)〜(7)に示す手段を設ける。 (1)データ領域DAにあるヘッド2を所定の第1速度
V1でガードバンド領域GB1,GB2の方向に移動さ
せる第1速度制御手段4−1; (2)第1速度制御手段4−1によるヘッド移動中に第
1のガードバンド領域GB1を検出した際に第1速度V
1より低い所定の第2速度V2に減速してヘッド2を移
動させる第2速度制御手段4−2; (3)第2速度制御手段4−2によるヘッド2の移動中
に第2ガードバンドGB2を検出した際に、ヘッド駆動
部5の駆動電流を反転すると共に、時間の経過に伴って
反転電流を徐々に増加させる反転増速手段4−3; (4)反転増速手段4−3による制御中に得られる位置
信号によりヘッド移動方向の反転を監視し、ヘッドの反
転を検出した際にはヘッド駆動部5に供給する反転電流
を徐々に減少させる反転減速手段4−4; (5)反転減速手段4−4による減速中に第1のガード
バンド領域GB1を検出した際には、所定の第3速度V
3でヘッドを反転方向に移動させる第3速度制御手段4
−5と; (6)第3速度制御手段4−5によるヘッド移動中に第
1ガードバンド領域GB1が検出されなくなった時、ヘ
ッド2を基準位置RAにオントラックさせるオントラッ
ク手段4−6; ここでディスク媒体1は、サーボ面を備えた少なくとも
1枚数の磁気ディスクと、データ面を備えた1又は複数
枚の磁気ディスクを同軸に備え、反転減速手段4−4で
監視するヘッド2の位置信号を、サーボ面から読取った
サーボ情報に基づいて作成する(サーボ面サーボ方
式)。
【0015】また磁気ディスク1のデータ面には、ヘッ
ド2のオフセット量を検出するためのサーボ情報(A,
B)が記録され(データ面サーボ情報)、オントラック
手段4−6は、サーボ面の読取情報から得られた位置信
号に基づいてヘッドを基準位置にオントラックする際
に、位置信号からデータ面サーボ情報に基づいて検出さ
れたオフセットを除去するように補正する。
【0016】
【作用】このような構成を備えた本発明による磁気ディ
スク装置のヘッド位置決め方式によれば、ヘッドが2番
目のガードバンド領域GB2に入った際に、アクチュエ
ータに流す電流を反転すると共に徐々に増加させて位置
信号の監視でヘッド移動方向が反転したか否かチェック
し、ヘッド移動方向が反転したら徐々に反転電流を減し
て減速しながら最初のガードバンド領域GB1に戻すよ
うになり、ヘッドアクチュエータに加わる外力が異なっ
ていても、ヘッドの戻り具合をリアルタイムで監視しな
がら反転電流を増減しているため、アクチュエータに加
わっている外力に見合った適切な減速、反転ができ、ヘ
ッドがガードバンド領域を過ぎて基準位置に戻った時の
移動速度を常に適切な引き込み速度に抑え、オーバーシ
ュートや遅れのないヘッド位置決め制御ができる。
【0017】
【実施例】図2は本発明の磁気ディスク装置の全体構成
を示した実施例構成図である。図2において、磁気ディ
スク装置はディスクコントロール装置12とディスクド
ライブ装置30に大別される。ディスクコントロール装
置12内には全体的な制御を集中して行う制御プロセッ
サ部14が設けられる。
【0018】制御プロセッサ部14に対しては、内部バ
ス28を介して上位とのインタフェース部16、ディス
クドライブ装置30に対するドライブインタフェース部
18、シリアル/パラレル変換部20、データ転送バッ
ファ部24及びシステムストレージ部26が接続され
る。ドライブインタフェース部18は制御プロセッサ部
14からの制御コマンドをディスクドライブ装置30に
伝える。
【0019】シリアル/パラレル変換部20はデータ変
復調部22を介してディスクドライブ装置30との間で
ライトデータまたはリードデータのやり取りを行う。こ
のシリアル/パラレル変換部20とデータ変復調部22
は通常、VFO部を構成する。ライトデータまたはリー
ドデータは一旦、データ転送用バッファ24に格納され
た後に、ディスクドライブ装置30又は上位CPUに転
送される。
【0020】ディスクドライブ装置30にはドライブ回
路部32が設けられ、スピンドルモータ(SP)38に
より記憶媒体としての複数枚の磁気ディスク1を一定速
度で回転しており、磁気ディスク1に対しては、ボイス
コイルモータ(VCM)36によりトラックを横切る方
向に移動するヘッドが設けられる。ここで複数のヘッド
の内、一番上のヘッドはサーボヘッド34であり、残り
のヘッドがデータヘッド2−1〜2−nである。
【0021】サーボヘッド34が読取る磁気ディスク1
はサーボディスクであり、サーボ面の全シリンダ位置
(全トラック位置)にサーボ情報が記録されている。デ
ータヘッド2−1〜2−nが書込又は読出を行う磁気デ
ィスク1はデータディスクであり、図4に示すように、
データ面上の任意のトラックを見ると、データヘッド2
のオントラック位置よりアウタ側にX[μm]ずらした
部分に、ある周波数、例えば書込み最高周波数の信号で
なる第1のサーボ情報Aを書込み、続いてオントラック
位置よりインナ側にX[μm]ずらした部分に、同様に
第2のサーボ情報Bを書込んでいる。
【0022】このデータ面のサーボ情報の書込方式とし
ては、図5のように、データ面8の特定のトラック9に
書く場合と、図6に示すように、データ面8の全セクタ
の空きスペースに書く場合とがある。データヘッド2が
オントラックしているときには、サーボ情報Aとサーボ
情報Bが均一に読出されるので、データヘッド2から出
力される読取信号VA ,VBは同じになる。またデータ
ヘッド2がアウタ側にオフトラックした場合には、サー
ボ情報Aがサーボ情報Bより多く読出されるので、読取
信号VA が読取信号V B より大きくなる。
【0023】またデータヘッド2がインナ側にオフトラ
ックした場合には、サーボ情報Bがサーボ情報Aより多
く読出されるので、読取信号VB が読取信号VA より大
きくなる。ディスクドライブ装置30に設けた制御用の
マイクロプロセッサは、データヘッド2から得られた読
取信号VA とVB の差信号(VA −VB )を読取ってオ
フセット量を判断している。
【0024】このときのオフセット量と読取差信号(V
A −VB )との関係は、図7に示すように、一定の比例
係数をもっている。図3は図2のディスクドライブ装置
30の一実施例を示した実施例構成図である。図3にお
いて、ディスクドライブ装置30は主制御部としてマイ
クロプロセッサ(MPU)40を備える。
【0025】ディスクエンクロージャ(DE)58には
ボイスコイルモータ36により駆動されるヘッドアクチ
ュエータ60が設けられ、ヘッドアクチュエータ60に
サーボヘッド34及び複数のデータヘッド2−1〜2−
nが装着されている。サーボヘッド34で読取られたサ
ーボ信号はサーボ復調回路42で復調されて2つの位置
信号POSN、POSQに変換され、変換回路44に与
えられる。
【0026】変換回路44は、図8に示すように、サー
ボ復調回路42からの位置信号POSNとPOSQに基
づいて (N>Q)信号 {(N+Q)>0}信号 を作り出す。また、この2つの信号のエッジ検出によ
りトラッククロッシングパルスTXPLを発生し、カウ
ンタによる計数でヘッドのトラック通過数が求められ
る。
【0027】更に変換回路44からの各信号はマイクロ
プロセッサ40の位置決め制御部46に読込まれ、図8
に示すトラック毎に直線的に変化する位置データ(位置
信号)が生成される。勿論、変換回路44からのトラッ
ククロッシングパルスTXPLの周期からヘッド速度を
検出することもできる。マイクロプロセッサ40には位
置検出部46、加算点48及びサーボ補償部50でなる
サーボ処理部が設けられ、これらはプログラム制御によ
り実現される。
【0028】位置決め制御部46は、速度制御と位置制
御(オントラック制御)の2つの制御を実行する。即
ち、目的トラックにヘッドをシークする際には速度制御
によりヘッドを移動し、一方、目的トラックに到達する
と速度制御から位置制御に切替えてオントラックさせ
る。目的トラックに対するオントラック制御では、位置
決め制御部46で得られた図8に示した位置信号が常に
トラックセンタを示す信号となるようにサーボ補償部5
0を介してボイスコイルモータ36に対する位置制御デ
ータを出力する。サーボ補償部50は、サーボ信号の高
周波部分のゲインを上げて進み位相補償を施す機能をも
つ。
【0029】マイクロプロセッサ40からの位置制御デ
ータはDA変換器52でアナログ電圧に変換された後、
パワーアンプ54で電力増幅され、ボイスコイルモータ
36を駆動する。一方、マイクロプロセッサ40内に
は、オフセット検出部76、記憶部78及びオフセット
補正部80の機能が設けられる。
【0030】オフセット検出部76は、磁気ディスク装
置の電源を投入した後に所定のタイムシーケンスに従っ
た割込みを受けてオフセット検出処理を実行する。この
オフセット検出処理を実行する時間間隔は、環境温度の
変化の大きい電源投入直後は短く、ある程度時間がたっ
て温度変化が安定した飽和状態では1時間に1回という
ように設定される。
【0031】オフセット検出部76に対しては、データ
ヘッド2−1〜2−nのいずれか1つからの読取信号に
基づく差信号(VA −VB)が入力されている。即ち、
データヘッド2−1〜2−nはヘッド切替回路62に接
続されており、ヘッド切替回路62はマイクロプロセッ
サ40からの切替信号を受けていずれか1つのデータヘ
ッドからの読取信号をピークホールド回路64、66に
出力する。
【0032】ピークホールド回路64はマイクロプロセ
ッサ40からのタイミング制御を受けてデータ面に記録
した第1のサーボ情報Aの読取信号のピーク値VA をホ
ールドする。ピークホールド回路66は同じくマイクロ
プロセッサ40からのタイミング制御を受けてデータ面
に記録した第2のサーボ情報Bの読取信号のピーク値V
B をホールドする。
【0033】差動回路68はピークホールド回路64、
66の出力信号の差信号(VA −V B )を出力する。こ
の差信号(VA −VB )はAD変換器70でデジタルデ
ータに変換されマイクロプロセッサ40のオフセット検
出部76に読込まれる。オフセット検出部76は図7に
示した特性に従ってオフセット量をヘッド毎に求めてオ
フセット記憶部78に格納する。
【0034】データヘッド2−1〜2−nに対するライ
ト又はリード時のデータ転送は、リード/ライト制御回
路72及びリード/ライト回路74により行われ、この
ときヘッド切替回路62はマイクロプロセッサ40によ
り切替えられ、特定のデータヘッドによる書込み又は読
出しを行わせる。図9、図10は本発明の磁気ディスク
装置の構造を示したもので、図9に示すように、ディス
クエンクロージャ(DE)内に磁気ディスク1が設けら
れ、図10から明らかなように、6枚の磁気ディスク1
を設けている。
【0035】ヘッドアクチュエータ60のアーム6は先
端にヘッド2を装着し、軸7を中心にVCM36により
駆動される。ヘッドアクチュエータ60と固定側との間
にはフレキシブルプリント基板(FPC)82が設けら
れており、この剛性がヘッドアクチュエータ60に加わ
る外力を変化させる。更に本発明にあっては、図3に示
したマイクロプロセッサ40の位置決め制御部46に、
ヘッドを予め定めた基準位置に位置決め制御するための
機能が設けられる。
【0036】この位置決め制御に伴ってガードバンド検
出回路56が設けられ、ガードバンド検出回路56はサ
ーボ復調回路42の復調信号から図15に示したインナ
側のガードバンドGB1,GB2を検出して位置決め制
御部46に通知する。位置決め制御部46は図11のフ
ローチャートに示すヘッドを基準位置に位置決めするた
めの制御処理を実行する。
【0037】図11において、まずステップS1でヘッ
ドを一定速度V1によりガードバンド領域GB1の方向
に移動させる。この移動中にステップと2でガードバン
ド領域GB1の検出の有無を監視しており、ガードバン
ド領域GB1を検出するとステップS3に進んで速度V
1より遅い速度V2に減速し、更にガードバンド領域G
B2方向に移動させる。
【0038】続いてステップS4でガードバンド領域G
B2を検出するとステップS5に進み、VCM36に流
す駆動電流を反転させ、ステップS5で反転した電流を
徐々に増加させながらステップS7でポジション信号
(位置信号)の反転の有無を監視する。ステップS7で
ポジション信号の反転が判別されるとステップS8に進
み、反転電流を徐々に減らしながらステップS9でガー
ドバンド領域GB1の検出を監視する。
【0039】ステップS9でガードバンド領域GB1が
検出されるとステップS10に進み、一定速度V3でデ
ータ領域に向けてヘッド2を移動させ、ステップS11
でガードバンド領域GB1を検出しなくなったら、ステ
ップS12でそれまでの速度制御から位置制御に切替え
てヘッド2を基準位置3にオントラックさせる。図12
は図11の位置決め処理の際に得られるポジション信号
(位置信号)の時間変化を示す。
【0040】また図13は図11の位置決め制御による
ヘッドの移動軌跡の一例を示したもので、各位置の通過
時刻t1〜t5に対するヘッドの移動速度を図14に示
している。尚、上記の実施例における磁気ディスクの枚
数及びヘッド本数は一例を示したもので、適宜に定める
ことができる。
【0041】また上記の実施例は最インナ側を基準位置
としているが、最アウタ側を基準位置とした場合も同様
である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ヘ
ッドアクチュエータに加わる外力が温度環境等により変
化しても、ヘッドをガードバンド領域に移動した後に戻
して基準位置にオントラックさせる位置決め制御をオー
バシュートや戻し遅れを生ずることなく適切にでき、ヘ
ッドの基準位置への位置付けを高速で且つ確実にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の全体構成を示した実施例構成図
【図3】図2のディスクドライブ装置の実施例構成図
【図4】データ面に記録されたサーボ情報の説明図
【図5】データ面サーボ情報の記録方式の一例を示した
説明図
【図6】データ面サーボ情報の他の記録方式を示した説
明図
【図7】オフセット量に対するサーボ読取差信号の特性
を示したグラフ図
【図8】図3の変換回路信号波形及び変換回路の出力信
号から得られる位置データを示した説明図
【図9】本発明のディスクエンクロージャの断面説明図
【図10】図9を側面から見た断面説明図
【図11】図3の位置決め制御部によるヘッド位置決め
制御を示したフローチャート
【図12】図11の制御で得られるポジション信号の時
間変化を示した説明図
【図13】図11の制御で得られるヘッド移動軌跡の説
明図
【図14】図13の時刻t1〜t5のヘッド移動速度を
示した説明図
【図15】磁気ディスク上のデータ領域、ガードバンド
及び基準位置の説明図
【図16】従来のヘッド位置決め制御を示したフローチ
ャート
【図17】従来の制御によるヘッド移動軌跡の説明図
【図18】図17の時刻t1〜t3のVCMに対する駆
動電流を示した説明図
【符号の説明】
1:ディスク媒体(磁気ディスク) 2,2−1〜2−n:ヘッド(データヘッド) 3:基準位置(基準トラック位置) 4,46:位置決め制御部 5:ヘッド駆動部 6:アーム 7:軸 12:ディスクコントロール装置 14:制御プロセッサ部 16:インタフェース部 18:ドライブインタフェース部 20:シリアル/パラレル変換部 22:データ変復調部 24:データ転送バッファ部 26:システムストレージ部 28:内部バス 30:ディスクドライブ装置 32:ドライブ回路部 34:サーボヘッド 36:ボイスコイルモータ(VCM) 38:スピンドルモータ(SP) 40:マイクロプロセッサ(MPU) 42:サーボ復調回路 44:変換回路 48:加算点 50:サーボ補償部 52:DA変換器 54:パワーアンプ 56:ガードバンド検出回路 58:ディスクエンクロージャ(DE) 60:ヘッドアクチュエータ 62:ヘッド切換回路 64,66:ピークホールド回路 68:差動回路 70:AD変換器 72:リード/ライト回路 74:リード/ライト制御回路 76:オフセット検出部 78:オフセット記憶部 80:オフセット補正部 GB1:第1のガードバンド領域 GB2:第2のガードバンド領域 DA:データ領域(データゾーン)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ領域(DA)側から順番に第1のガ
    ードバンド領域(GB1)と第2のガードバンド領域
    (GB2)を形成し、第1のガードバンド領域(GB
    1)に隣接するデータ領域(DA)のトラックをヘッド
    (2)の基準位置(3)としたディスク媒体(1)と;
    ヘッド(2)を基準位置(3)に位置決めする際にヘッ
    ド(2)をデータ領域(DA)から前記第1及び第2の
    ガードバンド領域(GB1,GB2)方向に送り、該ガ
    ードバンド領域(GB1,GB2)の検出結果に基づい
    てヘッドを逆方向に戻して基準位置(3)にオントラッ
    クさせるヘッド位置決め制御部(4)と;該ヘッド位置
    決め制御部(4)による電流制御を受けてヘッド(2)
    を移動するヘッド駆動部(5)と;を備えた磁気ディス
    ク装置に於いて、前記ヘッド位置決め制御部(4)は、
    データ領域(DA)にあるヘッド(2)を所定の第1速
    度(V1)でガードバンド領域(GB1,GB2)の方
    向に移動させる第1速度制御手段(4−1)と;該第1
    速度制御手段(4−1)によるヘッド移動中に前記第1
    のガードバンド領域(GB1)を検出した際に前記第1
    速度(V1)より低い所定の第2速度(V2)に減速し
    てヘッド(2)を移動させる第2速度制御手段(4−
    2)と;該第2速度制御手段(4−2)によるヘッド
    (2)の移動中に前記第2ガードバンド(GB2)を検
    出した際に、前記ヘッド駆動部(5)の駆動電流を反転
    すると共に、時間の経過に伴って反転電流を徐々に増加
    させる反転増速手段(4−3)と;該反転増速手段(4
    −3)による制御中に得られる位置信号によりヘッド移
    動方向の反転を監視し、ヘッドの反転を検出した際には
    前記ヘッド駆動部(5)に供給する反転電流を徐々に減
    少させる反転減速手段(4−4)と;該反転減速手段
    (4−4)による減速中に前記第1のガードバンド領域
    (GB1)を検出した際には、所定の第3速度(V3)
    でヘッドを反転方向に移動させる第3速度制御手段(4
    −5)と;該第3速度制御手段(4−5)によるヘッド
    移動中に前記第1ガードバンド領域(GB1)が検出さ
    れなくなった時、ヘッド(2)を基準位置(RA)にオ
    ントラックさせるオントラック手段(4−6)と;を備
    えたことを特徴とする磁気ディスク装置の基準位置への
    ヘッド位置決め方式。
  2. 【請求項2】請求項1記載の磁気ディスク装置のヘッド
    位置決め方式に於いて、前記ディスク媒体(1)は、サ
    ーボ面を備えた少なくとも1枚数の磁気ディスクと、デ
    ータ面を備えた1又は複数の磁気ディスクを同軸に備
    え、前記反転減速手段(4−4)で監視するヘッド
    (2)の位置信号を前記サーボ面から読取ったサーボ情
    報に基づいて作成することを特徴とする磁気ディスク装
    置のヘッド位置決め方式。
  3. 【請求項3】請求項2記載の磁気ディスク装置のヘッド
    位置決め方式に於いて、磁気ディスクのデータ面には、
    ヘッド(2)のオフセット量を検出するためのサーボ情
    報(A,B)が記録され、前記オントラック手段(4−
    6)は、サーボ面の読取情報から得られた位置信号に基
    づいてヘッドを基準位置にオントラックする際に、該位
    置信号から前記データ面のサーボ情報に基づいて検出さ
    れたオフセットを除去するように補正することを特徴と
    する磁気ディスク装置のヘッド位置決め方式。
  4. 【請求項4】請求項1記載の磁気ディスク装置のヘッド
    位置決め方式に於いて、前記ディスク媒体(1)は、デ
    ータ領域(DA)の最インナ側のトラックを基準位置
    (3)としたことを特徴とする磁気ディスク装置のヘッ
    ド位置決め方式。
  5. 【請求項5】請求項1記載の磁気ディスク装置のヘッド
    位置決め方式に於いて、前記ディスク媒体(1)は、デ
    ータ領域(DA)の最アウタ側のトラックを基準位置
    (3)としたことを特徴とする磁気ディスク装置のヘッ
    ド位置決め方式。
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