JP2543213Y2 - サンルーフのスライド機構 - Google Patents

サンルーフのスライド機構

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JP2543213Y2
JP2543213Y2 JP1989092318U JP9231889U JP2543213Y2 JP 2543213 Y2 JP2543213 Y2 JP 2543213Y2 JP 1989092318 U JP1989092318 U JP 1989092318U JP 9231889 U JP9231889 U JP 9231889U JP 2543213 Y2 JP2543213 Y2 JP 2543213Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車におけるサンルーフのスライド機構に
関するものである。
(従来の技術) ルーフに開口部を設け、この開口部をサンルーフによ
ってスライド開閉可能に設けた自動車は、特開昭63−24
2720号公報などで知られている。
前記公報に記載されたサンルーフのスライド構造は、
第17図に示すように、サンルーフaに上端部が取付けら
れた支持アームbと、本体部cが直線状であって前端部
dが下向きに曲っているルーフレールeと、このルーフ
レールeによって案内支持され前記支持アームbの下端
部に設けられた案内子fと、この案内子fを前記ルーフ
レールeに沿って前後動させる駆動ケーブルgとを備え
ている。駆動ケーブルgは前記ルーフレールeに沿った
経路内に配設されている。そして、駆動ケーブルgが支
持アームbをルーフレールeに沿って進退動させること
により、サンルーフaを前後スライドさせるだけでな
く、ルーフレールeの前端部dによってサンルーフaの
閉止動やリフトアップを行うように構成している。尚、
同図において、hは駆動ケーブルgの駆動源、iはルー
フ開口部周縁に取付けられたウエザストリップである。
しかし以上の構成では、駆動ケーブルgのルーフレー
ル前端部dに対応する部位が屈曲しているため、駆動ケ
ーブルgに与えられる抵抗が大となり、サンルーフaに
駆動力が十分に伝達されず、サンルーフaの閉止動やリ
フトアップを円滑に行うことが困難であるという問題が
ある。
このような駆動ケーブルの抵抗を低減する従来例とし
て、第18図に示すように、駆動ケーブルgの先端部にピ
ンjを側方に向けて突設すると共に、支持アームbに前
記ピンjを上下移動可能に挿通する長孔kを設けること
により、駆動ケーブルgを屈曲させることなく支持アー
ムgを上下動させるように構成したものが知られてい
る。
(考案が解決しようとする課題) しかし上記従来例では、ピンと長孔との間に大きな摩
擦抵抗が生じるため、やはりサンルーフの閉止動やリフ
トアップを円滑に行うには不十分である。
特に開口部を閉止する際にサンルーフをウエザストリ
ップに圧接させる閉切時、駆動ケーブルから支持アーム
に与えられる力の方向と、ルーフレールが支持アームを
引下げようとする力の方向とが直交し、長孔とピンとの
間の摩擦力が非常に大きくなるため、前記閉切を確実に
行うことが困難であるという問題がある。
本考案は上記問題点に鑑み、小さな駆動力で重量の大
きなサンルーフの閉止動及びリフトアップを円滑に行う
ことができ、しかも閉止時におけるサンルーフの閉切を
確実に行うことができるサンルーフのスライド機構を提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するため、サンルーフに上部
が取付けられた支持アームと、本体部が水平方向に直線
状であって前端部が下向きに曲っているルーフレール
と、このルーフレールに対向するように配されると共
に、水平方向に直線状であって、ルーフレールの本体部
の前端より前方に延出する部分を有する駆動用レール
と、前記ルーフレールによって案内支持され前記支持ア
ームの下部に設けられた案内子と、前記駆動用レールに
よって案内支持される駆動子と、前記駆動子を直線方向
に進退動させる駆動ケーブルと、前記案内子と駆動子と
を連結するリンクとを備え、サンルーフが閉位置にある
とき、駆動子がルーフレールの本体部の前端より前方に
位置すると共に案内子の上方に位置するように前記リン
クの長さが設定されていることを特徴とする。
(作用) 上記構成によれば、駆動子は駆動ケーブルの駆動によ
り、駆動用レールに案内支持されて、水平方向に直線方
向に進退動し、その動きはスムーズである。案内子は駆
動子にリンクを介して連結されているので、駆動子に駆
動されて、ルーフレール上を進退動する。そして案内子
がルーフレールの前端部の下向きに曲っている部分にお
いて駆動子の駆動方向と異なる方向に案内されても、前
記リンクがこれに応じて傾動し、駆動力のルーフレール
方向の分力が有効に前記案内子に作用することができる
ので、駆動力の方向と案内子の移動方向とが異なって
も、両者間に第18図に示す従来例のような大きな摩擦抵
抗が生じるのを回避することができ、支持アームを前記
ルーフレールに沿って円滑に進退動させることができ
る。
この結果、駆動力の出力を大きくすることなくサンル
ーフの閉止動及びリフトアップを円滑に行うことがで
き、且つルーフ開口部を閉止する際にサンルーフの閉切
を確実に行うことができる。
(実施例) 本考案の実施例を、第1図ないし第16図に基き説明す
る。
第2図に示すように、車体ルーフ部1の前後方向略中
央に、前記ルーフ部1から車体の両側部に向って大きく
回り込んだ開口部2が設けられている。3はこの開口部
2を開閉するガラス製のサンルーフである。開口部2の
周縁部には枠形状のルーフハウジング4が取付けられて
いる。ルーフハウジング4の両側部は、第3図に示すよ
うに、ルーフサイドレール5に断面逆L字形のリテーナ
6を介して組付けられている。このルーフハウジング4
には、サンルーフ3のフロントスライド機構が予め組込
まれてアセンブリ化されている。
ルーフハウジング4の両側縁部に、レール部7を配設
している。レール部7は押出成形のアルミ製で、ボルト
8及びナット9によってハウジング4の側縁部と共に前
記リテーナ6に締結されている。尚、レール7部及び前
記側縁部のボルト孔は車幅方向の長孔に形成され、ハウ
ジング組付時のルーフサイドレール5に対する車幅方向
の位置調整が可能である。
レール部7は、サンルーフ3のフロント部を支持する
フロントアーム(支持アーム)10を案内支持するための
フロントレール(ルーフレール)の本体部11aと、前記
フロントアーム10を前後動させる摺動子(駆動子)12を
案内支持する駆動用レール13とを一体成形したものであ
る。前記フロントレール11の下向きに曲った前端部11b
は、第1図及び第2図に示すように、前記レール部7と
は別部材である断面コ字状のレール部材を略直線状の前
記本体部11aに滑らかに接続することによって形成され
ている。
フロントアーム10は、第4図ないし第6図に示すよう
に縦長のプレート形状をなし、上端部にサンルーフ3を
取付けるためのボルト孔14を備え、下端部の車室外側面
部には前記フロントレール11内を摺動可能な合成樹脂製
のシュー(案内子)15がピン28で回動可能に取付けられ
ている。尚、フロントアーム10は、第3図に示すよう
に、前記ボルト孔14において締結された弯曲形状のホル
ダ16を介してサンルーフ3に取付けられ、前記ホルダ16
が取付けられている箇所をホルダカバー17で覆われてい
る。
一方、摺動子12は略直方体形状をなし、その上面部に
は前記駆動用レール13の内周上縁部から垂下する案内片
18(第3図参照)が嵌まり込む凹溝19が形成されてい
る。又摺動子12の車室内側面部には、前記駆動用レール
13の内周下縁部から車室外側方に突出する案内片20が嵌
まり込む凹溝21が形成されている。摺動子12の下端部に
は、この摺動子12を駆動用レール13に沿って前後動させ
るプッシュプル可能な有歯ケーブル(駆動ケーブル)22
の前端部が接続固定されている。レール部7の駆動用レ
ール13の下方部位には、この有歯ケーブル22の挿通孔23
が一体成形されている。有歯ケーブル22の駆動源はレー
ル部7の開口部2後方部位に設置されたモータ24(第2
図参照)である。
前記フロントアーム10と摺動子12とは、リンク25によ
って前後方向に連結されている。リンク25の後端部は、
摺動子12とその車室外側面部に一体化された補助部材26
との間に挟まれた状態でピン27によって前記摺動子12に
枢支されている。リンク25の前端部は、フロントアーム
10の下端部にピン28によって枢支されている。尚、この
ピン28は前記シュー15の支持も兼用している。
尚、第3図において、29はレール部7の上面部を覆う
防熱用カバー部材、30はルーフサイドパネル、31はこの
ルーフサイドパネル30に取付けられた位置決めクランプ
で、ハウジング組付時にレール部7の車室外側面に当接
してルーフハウジング4の前記ルーフサイドパネル30に
対する車幅方向の位置決めに用いられる。32は開口部2
の周縁に取付けられたウエザストリップである。
次に、サンルーフ3のリヤスライド機構について、第
7図ないし第16図に基き説明する。
ルーフ部1の開口部2の後方部位に凹部33を左右2箇
所前後方向に形成し、これら凹部33に断面略コ字状のリ
ヤレール34を取付けている。リヤレール34の本体部34a
は略直線状で前端部34bは下向きに曲っている。尚、第
7図において、44はルーフ部1の前記凹部33及びリヤレ
ール34の後端面をカバーすると共に、ルーフ部1の基準
面とバックドア(図示せず)の外表面とを滑らかに接続
するガーニッシュである。
前記リヤレール34によって案内支持させるリヤアーム
35は、第8図ないし第11図に示すように、サンルーフ3
のリヤ部に締結されるブラケット36に枢軸37によって枢
着されている。ブラケット36には締結用のボルト孔38が
設けられている。枢軸37にはトーションバネ39が套装さ
れ、枢軸37に対し共に後方に延びるブラケット36とリヤ
アーム35とを互いに乖離する方向に付勢している。リヤ
アーム35の一側部には、ブラケット36の一側部に設けら
れた当接部40に当接してブラケット36とリヤアーム35と
が所定回動角以上乖離するのを防止するストッパ41が設
けられている。これら当接部40及びストッパ41により、
前記ブラケット36がリヤアーム35に対し必要以上に起立
してサンルーフ3の組付作業に支障が生じることを防止
している。
リヤアーム35は前記ブラケット36を枢支する枢支部35
aと、アーム部35bとを備えている。アーム部35bの下辺
部には前記リヤレール34内に嵌合するシュー42が前後2
箇所に取付けられている。シュー42は合成樹脂製でピン
43によって回転可能に取付けられている。シュー42の側
部にはリヤレール34の側壁面に弾接してリヤアーム35の
位置規制を行う弾性突片42aが形成されている。
前記リヤアーム35は、第9図に示すように、枢軸37
(枢支点P)の前後位置を、両シュー42、42間の中心点
Qよりも前方にオフセットしている。サンルーフ3の重
力Wは第9図仮想線で示すように前記ブラケット36に加
わるが、ブラケット36とリヤアーム35とが枢着され且つ
両者間にトーションバネ39が介装されていることによ
り、前記重力Wのリヤアーム35に対する作用を枢支点P
に作用する下向きの力Wと、リヤアーム35を第9図時計
方向に回動させようとするモーメントMとの組合せに置
換することができる。このような力W及びモーメントM
に対し、前側のシュー42は下向きに後側のシュー42は上
向きに夫々リヤレール34に押付けられてつり合い、前側
のシュー42にはリヤレール34による上向きの反力W1が作
用すると共に、後側のシュー42には下向きの反力W2が作
用する。
そして枢支点Pと前側のシュー42との間の前後寸法を
a、両シュー42、42間の寸法をbとして表すと、次式が
成立する。
W+W2=W1 …… W1×a=W2(a+b)+M …… 、よりW1及びW2を求めると次式のようになる。
尚、トーションバネ39を有さず、サンルーフ3の重力
Wが枢支点Pに直接加わる場合には、シュー42、42に作
用する反力W1′、W2′は、 となるので、これらに比較して本実施例の場合は各反力
W1、W2を(M/b)づつ低減することができ、トーション
バネ39を有さないものに比較し、シュー42とリヤレール
34との間の摩擦抵抗を小さくすることができ、リヤアー
ム35の前後動を円滑に行うことができる。尚、上記モー
メントMを大きくとることにより、前後のシュー42に作
用する反力W1、W2のバランスを良くすることができる。
以上のように構成されたサンルーフのスライド機構に
ついて、その作用説明を行う。
車体ルーフ部1の開口部2が、第16図実線で示すよう
にサンルーフ3で閉止されているとき、サンルーフ3の
フロントアーム10は、第1図にAで示す位置にある。フ
ロントアーム10のシュー15はフロントレール11の前端部
11bの最下位置にあり、摺動子12よりも低位置で且つそ
の前方位置にある。このとき、フロントアーム10と摺動
子12とを連結するリンク25は傾斜(第1図仮想線)して
いる。
モータ24によって有歯ケーブル22が後方に駆動される
と摺動子12は駆動用レール13内を後方移動し、リンク25
を介してフロントアーム10を後方に引張る。フロントア
ーム10はシュー15が前端部11bの傾斜路に沿って引上げ
られるのに伴い、第1図実線で示す位置Bに移動するこ
とにより、サンルーフ3を後方スライドさせつつリフト
アップすることができる。
このとき、摺動子12は駆動用レール13によって略直線
状の後方移動し有歯ケーブル22の挿通経路も略直線状態
が維持されるので、有歯ケーブル22の屈曲(第17図参
照)に起因する大きな挿通抵抗は生じない。従って、モ
ータ24の出力を大にすることなく、サンルーフ3のフロ
ント部を円滑にリフトアップすることができる。
一方、サンルーフ3のリヤ部では、開口部2の閉止状
態において、リヤアーム35は第12図にAで示す位置にあ
る。このとき、リヤアーム35のシュー42、42はリヤレー
ル34の傾斜した前端部34b内に位置し、リヤアーム35は
前方に倒伏している。
この状態からサンルーフ3の後方スライドに応じて、
リヤアーム35が第12図実線で示す位置Bに後方移動する
と、リヤアーム35の前後のシュー42、42がリヤレール34
の前端部34bに沿って引上げられるのに応じてリヤアー
ム35は上動しつつ倒伏姿勢から徐々に起立し、サンルー
フ3のリヤ部をリフトアップする。
このとき、第13図に示すように、サンルーフ3のリフ
トアップ量Lは、両シュー42、42間の中心点Qの上下方
向におけるアーム移動量Hに、支持アーム35の起立によ
る枢支点Pの上下方向の変位量を加算した値となる。こ
のリフトアップ量Lを固定アームタイプの第1比較例
(第14図)で実現した場合は、アーム移動量Hk=リフト
アップ量Lとなり、リヤレール前端部dの沈み量Skが本
実施例の沈み量Sに比べて大となる。逆T字形アームタ
イプの第2比較例(第15図)で実現した場合、固定アー
ムタイプのものに比べてアーム移動量Htは若干小さくな
る(Ht<Hk)が本実施例のものよりは大(H<Ht)であ
り、リヤレール前端部dの沈み量Stはオフセットしてい
ない分やはり大である。逆T字形アームタイプの沈み量
Stが大となる理由は、仮想線で示すリヤアームの倒伏姿
勢における前部案内子iの位置が本実施例の前部シュー
42に比較して低いためにその分リヤレール前端部dを延
長しなければならないことと、中心点Qと枢支点Pとを
結ぶ線分の前傾量が小さいため同一の起立回動角では枢
支点Pの変位量が本実施例に比較して小さいことにあ
る。
すなわち本実施例によれば、固定アームタイプのもの
に比べて枢軸37の上下方向の変位量だけリフトアップ量
を大きくすることができると共に、逆T字形タイプのも
のに比べてリヤレール前端部34bの沈み量をオフセット
した分だけ小さくすることができる。この結果、車室内
の天井を高く設定することができ、車室空間を広げるこ
とができる。
このようにしてサンルーフ3はフロント部及びリア部
でリフトアップされた後、フロント部における摺動子12
の後方移動に応じて、第16図に仮想線で示す位置に後方
スライドし、ルーフ開口部2を開放することができる。
次に、ルーフ開口部2を閉止する際の作用説明を行
う。
モータ24により有歯ケーブル22が前方に逆転駆動され
るとフロントアーム10がフロントレール11の本体部11a
に沿って前方移動し、サンルーフ3を前方スライドさせ
る。リヤアーム35はリヤレール34の本体部34aに沿って
これに従動する。
フロントレール11の前端部11aにフロントアーム10の
シュー15が進入すると、フロントアーム10が摺動子12に
よりリンク25を介して前方に押動されるのに伴い、フロ
ントアーム10はシュー15が前記前端部11aに沿った斜め
下方向の分力を受けて押下げられる。従ってサンルーフ
3を前記分力によってウエザストリップ32に圧接させ、
ルーフ開口部2の閉止時における閉切を確実に行うこと
ができる。
一方、サンルーフ3のリヤ部では、リヤアーム35がリ
ヤレール34の本体部34aに沿って前方移動し前端部34bに
進入すると、リヤアーム35は下動すると共に前後のシュ
ー42、42によって前方に倒伏して枢軸37を引下げ、サン
ルーフ3のリヤ部の閉止動を確実に行うことができる。
本考案は上記実施例に示す外、種々の態様に構成する
ことができる。
例えば上記実施例では案内子をシューで構成している
が、ローラなどによって案内子を構成することができ
る。尚、駆動ケーブルのルーフレール本体部に対する高
さ位置は上記実施例に示すものに限定されず、必要に応
じて適宜構成することができる。
(考案の効果) 本考案によれば、ルーフレールによって案内される案
内子と、前記ルーフレールに対向するように配置された
駆動用レールによって案内される駆動子とをリンクによ
って連結しているので、駆動力の方向と案内子の移動方
向とが異なっても両者間に大きな摩擦抵抗が生じるのを
回避して支持アームをルーフレールに沿って円滑に進退
動させることができる。これにより、小さな駆動力で重
量の大きなサンルーフの閉止動及びリフトアップを円滑
に行うことができ、且つ閉止時のサンルーフの閉切を確
実に行うことができる。又、サンルーフ閉切時に駆動子
がルーフレールの本体部の前端より前方に位置すると共
に案内子の上方に位置するように構成されているので、
リンクを介して案内子に与えられる駆動力の下方向の労
力を大きくでき、ルーフレールの前端部における案内子
の下方向の移動を円滑なものとすることができる。これ
により、閉止時のサンルーフの閉切をより確実に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部を示す一部切欠側面図、
第2図は全体構成を示す分解斜視図、第3図は第1図の
III−III断面図、第4図ないし第6図は本実施例のスラ
イド機構における案内子と駆動ケーブルとの結合状態を
示し、第4図はその正面図、第5図はその平面図、第6
図はその右側面図、第7図はルーフ部の開口部後方部位
における分解斜視図、第8図ないし第11図はリヤスライ
ド機構の要部を示し、第8図はその斜視図、第9図はそ
の正面図、第10図はその平面図、第11図はその右側面
図、第12図は同リヤスライド機構の側面図、第13図は同
リヤスライド機構の作用説明図、第14図及び第15図は比
較例のリヤスライド機構を示し、第14図は第1比較例の
固定アームタイプの作用説明図、第15図は第2比較例の
逆T字形アームタイプの作用説明図、第16図はサンルー
フの開閉動作を示す斜視図、第17図は従来例の要部を示
す側面図、第18図は他の従来例の要部を示す側面図であ
る。 3……サンルーフ 10……支持アーム 11……ルーフレール 11a……本体部 11b……一端部 15……案内子 22……駆動ケーブル 25……リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 長田 和久 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイ シン精機株式会社内 (72)考案者 大場 千香志 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイ シン精機株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−10934(JP,A) 実開 昭63−152721(JP,U) 実開 昭63−143413(JP,U) 実開 昭64−37726(JP,U) 実開 昭55−39220(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンルーフに上部が取付けられた支持アー
    ムと、 本体部が水平方向に直線状であって前端部が下向きに曲
    っているルーフレールと、 このルーフレールに対向するように配されると共に、水
    平方向に直線状であって、ルーフレールの本体部の前端
    より前方に延出する部分を有する駆動用レールと、 前記ルーフレールによって案内支持され前記支持アーム
    の下部に設けられた案内子と、 前記駆動用レールによって案内支持される駆動子と、 前記駆動子を直線方向に進退動させる駆動ケーブルと、 前記案内子と駆動子とを連結するリンクとを備え、 サンルーフが閉位置にあるとき、駆動子がルーフレール
    の本体部の前端より前方に位置すると共に案内子の上方
    に位置するように前記リンクの長さが設定されている ことを特徴とするサンルーフのスライド機構。
JP1989092318U 1989-08-04 1989-08-04 サンルーフのスライド機構 Expired - Fee Related JP2543213Y2 (ja)

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