JP2543208B2 - 車両のキャンバストップ構造 - Google Patents

車両のキャンバストップ構造

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JP2543208B2
JP2543208B2 JP1311922A JP31192289A JP2543208B2 JP 2543208 B2 JP2543208 B2 JP 2543208B2 JP 1311922 A JP1311922 A JP 1311922A JP 31192289 A JP31192289 A JP 31192289A JP 2543208 B2 JP2543208 B2 JP 2543208B2
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    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願発明は、車両のキャンバストップ構造に関するも
のである。
(従来の技術) 例えば実開昭63−40228号公報に記載されているよう
に、自動車の車体の屋根部に車体前後方向に延びる開口
部を形成し、該開口部を車体前後方向に摺動可能な可撓
性の屋根部材で覆い、該可撓性の屋根部材を車体前方側
から車体後方側に向けて開放可能としたものは既に良く
知られている。
ところが、このような構成のものでは、同可撓性屋根
部材の開放動作によっては単に車体屋根開口部の前部側
が開放されるのみである。従って、後席に乗員がいると
きには、例え開口部が全開されたとしても、開口部の後
側部分は十分に開口されず、しかも後席の乗員の上方に
折畳まれた可撓性屋根部材が位置することになるので、
後席の乗員は十分な開放感が得られないという問題があ
る。また、一方車体屋根開口部の前側部分が開口してい
るだけであるので、該開口部分より車室内に流入した空
気の出口がなく、ベンチレーション効果の点で不利であ
るし、さらに開口部の前側部分をを少しだけ開放したよ
うな場合には車室自体が共鳴箱として機能し、騒音を発
生する問題もある(いわゆるスロブ音の発生)。
そこで、このような点に鑑み、例えば後席の乗員に対
しても十分な開放感を与えることができ、しかもベンチ
レーション効果を向上させ得るようにした車両用のキャ
ンバストップ構造として、上記可撓性の屋根部材をガイ
ド機構を介して車体前後方向の何れの方向へも自由に移
動できるように取り付けるとともに、当該可撓性屋根部
材の前端側に連係して同可撓性屋根部材を開口部前方側
から後方側に向けて移動させる第1の駆動手段並びに同
可撓性屋根部材の後端側に連係して同可撓性屋根部材を
開口部の後方側から前方側に向けて移動させる第2の駆
動手段の2つの駆動手段を各々別個に設け、上記車体屋
根開口部の前後両方向から自由に開くことができるよう
にしたものが考えられている。
このような開閉構造の車両用キャンバストップによる
と、上記第1の駆動手段の作動によって上記車体屋根開
口部の前側が、また同第2の駆動手段の作動によって同
車体屋根開口部の後側が各々任意に必要量開放されるよ
うになり、前席は素より後席側も前席側と全く同様の開
放感を得ることができるようになる。
また、上記車体屋根開口部の前後両側を開口し、上記
可撓性屋根部材を後方から中央部寄りに位置させるよう
にすれば前席側開口から車室内に流入した風が後席側の
開口からスムーズに流出するようになるので、十分なベ
ンチレーション効果を得ることができ、共鳴現象による
スロブ騒音も生じないようになる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述の開閉構造では開口部に於ける可撓性
屋根部材の収束位置の変更、例えば前席側開口部と後席
側開口部の開口量の関係を変更しようとすると、先ず何
れか一方側の駆動手段を作動させて対応する一端側を閉
方向に所望量移動させ、次いで他方側駆動手段をそれに
対応した所定量開方向に移動させるという2回のスイッ
チ操作と2段階の駆動動作が必要であり、非常に操作性
が悪い問題があった。
(課題を解決するための手段) 本願発明は、上記のような問題を解決することを目的
としてなされたものであり、車両の車体屋根部に車体前
後方向に延びて形成された開口部と、該開口部の両側に
設けられたスライド用のガイド機構と、該ガイド機構を
介して上記開口部の前後何れの方向にも移動できるよう
に取り付けられた折り畳み可能な可撓性の屋根部材と、
該屋根部材を上記開口部の前端側から後端側に移動させ
る第1の駆動手段と、上記屋根部材を上記開口部の後端
側から前端側に移動させる第2の駆動手段とを備えてな
る車両のキャンバストップにおいて、上記第1および第
2の2つの駆動手段をそれぞれ開口部開閉動作が相互に
逆の関係になるように、同時に又は順を追って前進方向
および後進方向に駆動する前進および後進駆動操作手段
を設けたことを特徴とするものである。
(作 用) 上記本願発明の車両のキャンバストップ構造では、先
ず可撓性の屋根部材をガイド機構を介して車体前後方向
の何れの方向へも自由に移動できるように取り付けると
ともに、当該可撓性屋根部材の前端側に連係して同可撓
性屋根部材を開口部前方側から後方側に向けて移動させ
る第1の駆動手段並びに同可撓性屋根部材の後端側に連
係して同可撓性屋根部材を開口部の後方側から前方側に
向けて移動させる第2の駆動手段の2つの駆動手段を各
々別個に設け、上記車体屋根開口部の前後両方向から自
由に開くことができるようになっている。
従って、このような開放構造の車両用キャンバストッ
プによると、上記第1の駆動手段の作動によって上記車
体屋根開口部の前側が、また同第2の駆動手段の作動に
よって同車体屋根開口部の後側が各々任意に必要量開放
されるようになり、前席は素より後席側も前席側と全く
同様の開放感を得ることができるようになる。
また、上記車体屋根開口部の前後両側を開口し、上記
可撓性屋根部材を後方から中央部寄りに位置させるよう
にすれば前席側開口から車室内に流入した風が後席側の
開口からスムーズに流出するようになるので、十分なベ
ンチレーション効果を得ることができ、共鳴現象による
スロブ騒音も生じないようになる。
次に上記第1、第2の2つの駆動手段は、また各々を
前進方向又は後進方向に同時に又は順を追って駆動する
ことが可能な前進および後進駆動操作手段を介して相互
に逆の開閉関係で同時に又は順にワンタッチ操作で連係
駆動されるようにもなっている。この結果、該前進およ
び後進駆動操作手段の何れかを作動させれば1回のスイ
ッチ押圧操作および一段階又は略一段階と見なし得る連
続した駆動動作で上記可撓性屋根部材の収束位置、すな
わち前後全開状態における前席側と後席側の開口量の関
係を容易に変更することが可能になる。
(発明の効果) 従って、上記本願発明の車両のキャンバストップ構造
によると、先ず第1および第2の2つの駆動手段により
車体屋根開口部の開口形態をフルオープン状態から、
前後両側部の開口状態、前側だけの開口状態または
後側だけの開口状態等種々の形態に開口パターンと開
口量を変えた多様な形で実現することができるようにな
る。
しかも、その場合、特に上記の開口形態を前進方向
又は後進方向の何れかの駆動操作手段のワンタッチ操作
のみで任意に変更することができるから、操作性が大き
く向上する。
(実施例) 以下、本願発明の実施例を添付の図面第1図〜第9図
に沿って詳細に説明する。
先ず第9図は、同本願発明の実施例に係る車両用キャ
ンバストップ構造を備えた自動車を示しており、図中符
号1は同自動車の車体である。そして、該車体1の屋根
部2には、車体前後方向に延びる開口部2aが形成されて
いる。この開口部2aは、折り畳み可能な可撓性屋根部材
3(幌部材)によって開閉可能に覆われている。
また、上記車体屋根部2の上記開口部2aの周縁には矩
形状のフレーム部材4が取付けられ、該フレーム部材4
の左右両側部にガイドレール5,5(第1図および第2図
参照)が配設され、該ガイドレール5,5に沿って上記可
撓性屋根部材3が折畳み可能に設けられており、車体前
後方向において前後両方向から同可撓性屋根部材3が開
放可能(折畳み可能)となるように構成されている。
上記可撓性屋根部材3は、例えば第3図〜第6図に示
すように、上記開口部2aを覆う屈曲自在な耐水性のある
可撓性シート(トップレザー)3aと、該可撓性シート3a
の前端部側下面に接合一体化された前部プレート部材6
と同可撓性シート3aの後部側に同様にして設けられた後
部プレート部材(詳細は後述)31とを備え、それら各プ
レート部材6,31を各々取付ブラケット7,7、32,32を介し
て後述するように車体側の前後スライダ10,10、33,33に
ボルト8a,8a、ナット8b,8bによって取り付けられるよう
になっている。上記スライダ10,10、33,33は、上記車体
屋根開口部2aの左右両サイドに固定されているガイドレ
ール5,5の内側ガイド溝5b,5b内と外側ガイド溝5a,5a内
に前後シュー部材24,24、38,39を遊合して前後方向にス
ライド可能となっている(これらの点についても詳細は
後述する)。
次に、上記のように構成された可撓性屋根部材3の車
体側(開口部側)ガイドレール5,5との係合構造につい
て前端部側から後端部側の順で具体的に説明して行く。
上述のように、上記可撓性屋根部材3は、その可撓性
シート本体3a前端部下面に前部プレート部材6が固定さ
れている。そして、該前部プレート部材6の左右両側に
は、第4図に示すように取付部6a,6aが形成され、該取
付部6a,6aに対して上述の前部取付ブラケット7がボル
ト8a,8aおよびナット8b,8bによって締結固定されてい
る。該前部取付ブラケット7は、上記取付部6a,6aに対
して固定される基部7aと、該基部7aの外側縁において鉤
状に折り曲げられて下方に延びる支持部7bとからなり、
該支持部7bにカム溝9aを有するカム部材9が固着されて
いる。上記カム溝9aは、第3図に図示のように略水平方
向に延びる前側の水平溝部9bと該水平溝部9bの後側に連
続し後側斜め下方に傾斜して延びる傾斜溝部9cとからな
っている。
また、上記前部取付ブラケット7に対し、上記カム部
材9のカム溝9aにスライド可能に係合する係合ピン15を
介して断面略逆U字状の上記前部スライダ(前側)10が
連結されている。該前部スライダ10には上部に係合ピン
15が側方に突出して取付けられており、該係合ピン15の
先端部が上記カム部材9のカム溝9aを貫通し、該貫通状
態で当該カム部材9の先端部に止め輪16が係着されて上
記前部取付ブラケット7と上記前部スライダ10とが結合
されている。そして、この係合ピン15と上記カム部材9
のカム溝9aとの係合関係を利用してルーフ開放初期に上
記可撓性屋根部材3の前部をチルトアップさせるチルト
アップ機構Kが構成されている。
一方、上記前部取付ブラケット7の支持部7bの後端部
分は、その下端部に上記ガイドレール5の外側ガイド溝
5aに遊合した摺動用のシュー部材22を有する一方、他方
前側部分は、その下端部に上記ガイドレール5の上面上
をスライド移動する別の摺動用シュー部材23を有し、後
退作動時に可撓性屋根部材3の前端部分が上方に偏位可
能となるようになっている。
上記前部スライダ10は、上記ガイドレール5の内側ガ
イド溝5bに対してシュー部材24,24を介してスライド可
能に係合している。そして、上記前部スライダ10には、
ガイドブラケット11が上記ガイドレール5に対応して固
設されていて、該ガイドブラケット11が上記ガイドレー
ル5の外側の収納部5c内に配設されているフロント側駆
動ワイヤ12に対して連結されている。
この駆動ワイヤ12は、第1図及び第2図に示すよう
に、上記フレーム部材4の後部略中央左側に位置する第
1の駆動モータ13によって回転される第1の歯車14と噛
み合い、もう一方のガイドレール5の下側にあるケーブ
ル収納部材41の外側のフロント側アイドルケーブル収納
部41a内に延び、前記第1の駆動モータ13の回転で上記
可撓性屋根部材3の前部側を後方に向けて開放動作させ
るようになっている。これによって、上記車体屋根開口
部2aの前側部分が開放されることになる。
したがって、上記可撓性屋根部材3の前部側開口の開
放時には、先ず上述の前部スライダ10の後退により上記
チルトアップ機構Kを構成する係合ピン15とカム部材9
のカム溝9aとの係合関係で上記前部取付ブラケット7の
動きが規制されて、当該取付ブラケット7の前端部が上
記前部スライダ10に対して所定量上方に変位し、それに
よって上記前部プレート部材6、すなわち上記可撓性屋
根部材3の前端部がチルトアップ動作し、それから開放
のために後退することになる。
さらに、上記可撓性屋根部材3の後部側も略上記と同
様な構成となっており、後部側プレート部材31の後部、
すなわち可撓性屋根部材3の後端部が、先ずチルトアッ
プ動作の後、前進して上記車体屋根開口部2aの後側部分
を開放するようになっている。すなわち、第5図に示す
ように、後部プレート部材31には後部取付ブラケット32
が固定され、該後部取付ブラケット32の支持部32aに後
部スライダ33が結合されている。この結合は、後部取付
ブラケット32に固着されたカム部材34のカム溝34aにス
ライド可能に係合する係合ピン35によってなされてい
る。カム溝34aは、上記した前側のカム部材9のカム溝9
aとは逆に、略水平方向に延びる後側の水平溝部34bと、
該水平溝部34bに連続し前側斜め下方に傾斜して延びる
傾斜溝部34cとからなっている。また、後部取付ブラケ
ット32および後部スライダ33には、摺動用の後部ガイド
シュー36,37および38,39が取付けられている。
このようにして上記後部プレート部材31にチルトアッ
プ動作及び開放動作を行わせる上記後部スライダ33に対
してガイドブラケット40を介して連結されるリヤ側の駆
動ワイヤ18も、上記ガイドレール5の内側の収納溝2d内
に配置され、後部略中央右側に位置する第2の駆動モー
タ19によって回転される歯車20と噛み合った後、もう一
方のガイドレール5の下側のケーブル収納部材41の内側
のリヤ側アイドルケーブル収納部41b内に延びており、
該第2の駆動モータ19の回転で動作するようになってい
る。
上記第1及び第2の駆動モータ13,19は共に上記車体
4の後部略中央部上に配置されていて、上記車体屋根開
口部2aの前側部分の開口面積を減少させないように一箇
所に集中させるようになっており、両駆動モータ13,19
共に上記フレーム部材4の下側に取付けられている(第
2図参照)。
また、上記ガイドレール5,5の前後両端部には、スト
ッパ部材43,44が各々取付けられている。該ストッパ部
材43,44の前後方向の配置間隔は、上記可撓性屋根部材
3が、それ自体の張力によって全閉状態となったときの
長さよりも所定長大きく設定されており、例えば前側部
分が先に閉じても、また後側部分が先に閉じても、必ず
上記可撓性屋根部材3が張り切った状態になって上記開
口部2aを完全に全閉にすることができるようになってい
る。
また、上記ストッパ部材43,44は、上記摺動用のガイ
ドシュー23,36が係合する,上方に窪んだストッパ溝部4
3a,44aを有し、例えば前側部分が先にストッパ部材43に
当ったとすると、その後、後側部分を閉じるときに当該
前側部分が後方に引っ張られる傾向が生じるが、その引
張力は上記可撓性屋根部材3の張力によって上記係合ピ
ン15より上方側に作用するので、同係合ピン15を回動中
心として上記可撓性屋根部材3の前側部分(つまり前部
プレート部材6部分)が上方に回動してガイドシュー23
が上記ストッパ部材43のストッパ溝部43aに係合し、そ
の結果として上記前側部分が後方へ引っ張られるのが防
止されるようになっている。一方、上記可撓性屋根部材
3の前側開口部を開くときには、上述の駆動ケーブル12
より作動力が入力されるので、その作動力は上記係合ピ
ン15よりも下方側に作用して、上記ストッパ部材43のス
トッパ溝部43aに対して上記ガイドシュー23が係合して
いたとしても、確実にその係合を解除させるようになっ
ている。従って、上記車体屋根開口部2aの前側開口部分
はスムーズに開放される。
さらに、上記フレーム部材4の前側部分4aはフロント
アッパパネル51aとフロントロアパネル51に対して取付
けられ、該フロントヘッダ51から後方に延びるようにな
っており、上記フロントヘッダ51の後縁部を同可撓性屋
根部材3の前部(前部プレート部材6)が覆うようにな
っている。また、上記フレーム部材4の後側部分4bも、
同様にリア・アッパパネル52aとリア・ロアパネル52bと
からなる閉断面構造のリヤヘッダ52に対して取付けられ
ている。なお、53はリヤウインドガラス、54はフロント
ウインドガラスである。
また上記フレーム部材4の横側部分4c,4cは、ルーフ
レールアウタパネル56aとルーフレールインナパネル56b
とからなる閉断面構造のルーフサイドレール56のルーフ
レールアウタパネル56aに延長部材57を介して取り付け
られている。
ところで、先にも触れたように上記可撓性屋根部材3
において、上記前部プレート部材6と後部プレート部材
31との間(中間部)には周知の折畳み機構(例えば実開
昭63−40228号公報参照)が配設されており、その折畳
み機構によって折畳み可能となっている。
次に、上記可撓性屋根部材3を車体前後方向に開閉制
御する制御機構の動作について説明する。
上記制御系および制御機構による可撓性屋根部材3の
開閉制御は、例えば上記可撓性屋根部材3の先ず前側部
分を開く場合には、図示しない前席側開閉スイッチ(該
開閉スイッチは、後に第7図について詳細に説明するよ
うに実際には複数のスイッチ部によって構成されている
が、ここでは説明を簡単にするために単一のスイッチと
して説明する)を開位置にすることにより、上記第1の
駆動モータ13を駆動し、それによって先ず可撓性屋根部
材3の前端部をチルトアップ動作させる。
すなわち、第1の駆動モータ13が作動して上述の駆動
ワイヤ12,12を引張動作させると、前部スライダ10が少
しだけ後退して、上記係合ピン15がカム部材9のカム溝
9aの水平溝部9b位置から傾斜溝部9c位置に移動する。そ
して、該係合ピン15は上下位置が規制されていることか
ら、上記前部取付ブラケット7の前側部分が上方に偏位
する。つまり、前部取付ブラケット7の後側のシュー部
材22が上記ガイドレール5の外側ガイド溝5a内に位置す
るのに対し、前側のシュー部材23は上記ガイドレール5
の上面上に位置するようになる。一方、上記前部取付ブ
ラケット7が取付部6a,6bを介して前部プレート部材6
に取付けられているので、上記の結果、上記前部プレー
ト部材6がチルトアップし、第5図に示すように上記可
撓性屋根部材3の後端部と車体屋根部2との間に空隙を
生じさせる。
上記チルトアップ動作の完了後、さらに前側開閉スイ
ッチを開位置に押し続けると、上記第1の駆動モータ13
がさらに駆動されて上記前部プレート部材6が上記前部
スライダ10と共に可撓性屋根部材3の前側部分を後方に
向けて折畳みながら後退し、上記車体屋根開口部2aの前
側部分を当該押圧時間に応じた所定量又はワンタッチフ
ルオープン機能に対応した全開状態まで開放する。そし
て、例えば可撓性屋根部材3が全開状態となると、後述
する終端側第1のリミットスイッチLSW1がONになって上
記第1の駆動モータ13はロック状態となる。逆に前側開
閉スイッチを今度は閉位置(クローズスイッチON)にす
ると、上記第1の駆動モータ13の逆方向の駆動で上記可
撓性屋根部材3の前部が前方側へ移動する。そして、や
がて可撓性屋根部材3が前端側終端位置となると、再
び、前側開閉スイッチを閉位置にすれば、上記第1の駆
動モータ13の駆動で上記チルトアップ状態が解除され、
同モータ13がロック状態となって開閉動作が終了する。
一方、可撓性屋根部材3の後部も、上記前部側の場合
と全く同様に、後側開閉スイッチ(該後側開閉スイッチ
は、上記前側開閉スイッチと異なりワンタッチ機構によ
るフルオートオープン機能は備えていない)によって開
閉制御されるようになっている。
すなわち、上記第2の駆動モータ19を駆動すれば、後
部スライダ33,33の前進により上記可撓性屋根部材3後
部の後部プレート部材31も一緒に前進するので、可撓性
屋根部材3の前部側の場合と同様に、チルトアップされ
て折畳まれ、車体屋根開口部2aの後側部分が開放され
る。その結果、後席の乗員も、十分な上方の視界が得ら
れ、開放感が得られることになる。
つまり、上記実施例の構成では第1の駆動モータ13ま
たは第2の駆動モータ19の任意の駆動により、上記駆動
ワイヤ12,12または18,18がそれぞれ独立に作動し、左右
のスライダ10,10または33,33を独立に移動させるので、
可撓性屋根部材3の前部又は後部を互いに独立して自由
に移動させることができる。その結果、前側および後側
の何れの開口部をも自由に任意の量開放できることにな
り、種々の開口形態を実現することができるようにな
る。
従って、上記車体屋根開口部2aの前側部分が所定量開
放されているときに、上述のようにして、同開口部2aの
後側部分も所定量開放するようにすれば、前後方向にお
ける空気の流通性がよくなり、車室内での空気の滞留が
なくなり、ベンチレーション効果に優れたものとするこ
とができるし、また、その結果、車室内部が共鳴箱と機
能して共振するいわゆるスロブ音も生じないようにな
る。
次に上述のような開閉制御を行うために上記本実施例
の車両のキャンバストップ構造では、例えば第7図に示
す電気的な開閉制御装置を備えている。
該制御装置は、大別すると、当該車両の前席(運転
席)側操作スイッチ部FSWおよび後席側操作スイッチ部R
SWと、該両操作スイッチ部FSW,RSWによって各々任意の
方向(開方向又は閉方向)に回転駆動される第1、第2
の駆動モータ13,19を有するモータ部MWと、該モータ部M
Wの一方側第1の駆動モータ13の回転状態をタイマーコ
ントロールするタイマー回路部TMとの3組の構成部分か
らなり、各々コネクタ部C1,C2を介して相互に接続され
ている。
先ず前席側操作スイッチ部FSWは、フロント側オート
/マニュアル・オープンスイッチSW1と、フロント側マ
ニュアル・クローズスイッチSW2と、フロント側リアマ
ニュアル・オープンスイッチSW3と、フロント側リアマ
ニュアル・クローズスイッチSW4と、リアサブスイッチS
W6と、リア操作カットスイッチ(リア電源カットスイッ
チ)SW8と、フロント側前進スイッチSW9と、フロント側
後進スイッチSW11との8組のスイッチによって構成され
ている。
先ずフロント側オート/マニュアル・オープンスイッ
チSW1は、マニュアル駆動接点tmanとオート駆動接点tau
tとの2つのON接点を有し、電源(+B)側可動接片P1
を上記マニュアル駆動接点tman側に先ず浅く押圧(1ス
テップ・プッシュON)すると、マニュアル状態で上記フ
ロント側第1の駆動モータ13が上述した屋根部材3を後
方側に開く方向に当該押圧時間内回転駆動される一方、
他方同可動接片P1をオート駆動接点taut側に更に深く押
圧(2ステップ・プッシュON)すると、該状態を後述す
る所定のタイマー設定時間内ホールドされ、上記第1の
駆動モータ13が上記マニュアル駆動と同じ屋根部材開方
向(開口部後方側)に回転駆動される。
すなわち、先ず上記フロント側オート/マニュアル・
オープンスイッチSW1の電源側可動接片P1がマニュアル
駆動接点tman側に接続されると、同接点tmanを介してリ
レー回路LCのリレーコイルRLに矢印(イ)方向の電流が
流れ、それによって対応するリレー接点RSの可動接片P
RSがクローズ接点tC側からオープン接点tO側に切り替え
られる。この結果、第1の駆動モータ13に電源+B側よ
り矢印(ロ)方向の電流が供給され上述のように第1の
駆動モータ13が駆動される。そして、これによって先に
も述べたように車体屋根開口部2aの前部側が上記マニュ
アル駆動接点tmanのON時間に対応して所定両開口され
る。
一方、上記フロント側オート/マニュアル・オープン
スイッチSW1の可動接片P1がオート駆動接点taut側に切
り替えられると、同オート駆動接点tautを介して図示第
2のトランジスタQ2のベース側に抵抗R5を介して所定の
電源電圧が印加されるようになり(この時、第3のトラ
ンジスタQ3はOFF)、同第2のトランジスタQ2がONにな
る。その結果、上記第1のトランジスタQ1のベース電位
が低下して同第1のトランジスタQ1がONになり、これに
よって同第1のトランジスタQ1のコレクタを介して上記
リレーコイルRLに上述の場合と同様の電流(イ)が流れ
る。
その結果、上記リレー接点RSの可動接片PRSがオープ
ン接点tO側に切り替えられて上述のフロント側第1の駆
動モータ13に(ロ)方向の駆動電流が供給されて屋根部
材開方向(開口部後方側)に回転駆動される。該駆動
は、上述のタイマー回路部TMの設定時間が経過するか又
は上記第1のリミットスイッチLSW1がONになって第3の
トランジスタQ3がONになるまで継続され、フルオープン
完了により、設定時間が経過するか、又は当該第1のリ
ミットスイッチLSW1がONになって上記タイマー回路部TM
の第3のトランジスタQ3がONになり、それによって上記
第2のトランジスタQ2がOFFになると停止される。な
お、上述のように上記タイマー回路部TMの第3のトラン
ジスタQ3は上記第1のリミットスイッチLSW1がOFFでも
予じめフルオープンに必要な時間に対応して定められた
所定時間後にはONになるように構成されているが、これ
はリミットスイッチ故障の場合をも想定しモータの停止
を2つの条件によって安全かつ確実に行うようにしてい
ることによる。
上記オート駆動により上記可撓性屋根部材3は、開口
部2a後端側まで移動され、前席側から後席側までの上方
部を最大開口面積に開放する。
次にフロント側マニュアル・クローズスイッチSW
2は、マニュアル操作専用のスイッチとして構成されて
おり、ON接点tONとOFF接点tOFFとを有し、その可動接片
P2は上記フロント側第1の駆動モータ13のクローズ回転
側電源端子に接続されている。従って、今例えば同可動
接片P2が上記OFF接点(アース側)tOFFからON接点(電
源側)tONに切り替えられると、この時は上記リレー接
点RSの可動接片PRSがクローズ接点tc側にあるので上記
第1の駆動モータ13には上記オープン駆動時とは逆方向
の電源電流(ハ)が供給されて、同第1の駆動モータ13
が上述の可撓性屋根部材3を閉じる方向に回転する。
この回転は、上記ON状態が継続されている間中続けら
れ、操作者の所望の量の駆動が行われる。また、前席側
リア操作スイッチ部は、フロント側リアマニュアル・オ
ープンスイッチSW3と、フロント側リアマニュアル・ク
ローズスイッチSW4とから構成されている。
先ずフロント側リアマニュアル・オープンスイッチSW
3は、電源側接点teとアース側接点teaとを有し、可動接
片P3が後述する後席側のリア側リアマニュアル・オープ
ンスイッチSW5を介して上記第2の駆動モータ19のオー
プン回転側電源端子に接続されている。
したがって、今例えば上記可動接片P3が図示アース側
接点tea位置(OFF位置)から電源側接点te側位置(ON位
置)に切り替えられると、上記第2の駆動モータ19のオ
ープン回転側電源端子に図示(ニ)方向の電源電流が供
給されて、同第2の駆動モータ19が上記可撓性屋根部材
3を開口部後端側から前端側に向けて折り畳みながら移
動させるように回転する。該回転は、上記フロント側リ
アマニュアル・オープンスイッチSW3がON操作されてい
る間中継続される。
このようにして前席側からのリア側第2の駆動モータ
19の開駆動制御が行われる。
また前席側のフロント側リアマニュアル・クローズス
イッチSW4は、上記同様電源側接点teとアース側接点tea
とを有し、他方可動接片P4は後述するリア側リアマニュ
アル・クローズイッチSW6を介して上記リア側第2の駆
動モータ19のクローズ回転側電源端子に接続されてい
る。従って、今例えば同フロント側リアマニュアル・ク
ローズスイッチSW4の上記可動接片P4が図示OFFの状態
(アース側接点tea位置)から電源側接点teの方に切り
替えられると、上記リア側リアマニュアル・クローズイ
ッチSW6のONを条件として上記リア側開閉用第2の駆動
モータ19のクローズ回転側電源端子には図示(ホ)方向
の電源電流が供給されて、同第2の駆動モータ19は上記
可撓性屋根部材3の後端部を開口部2aの後端側方向に移
動させるべく回転する。
該回転も、上記ON操作状態が続けられている間継続さ
れる。これにより、前席側からの操作でリア側第2の駆
動モータ19が任意に閉駆動制御される。なお、上記フロ
ント側前進スイッチSW9、同後進スイッチSW11について
は、リア側のものと併せて後に一緒に説明する。
次に、後席側には図示のようにリア側リアマニュアル
・オープンスイッチSW5と、リア側リアマニュアル・ク
ローズイッチSW6と、リア側前進スイッチSW10と、リア
側後進スイッチSW12との4つの操作スイッチが設けられ
ている。
リア側リアマニュアル・オープンスイッチSW5は、上
記フロント側リアマニュアル・オープンスイッチSW3
上記可動接片P3に接続されたアース側固定接点teaと上
記前席側に設けられているリア側操作カットスイッチSW
8を介して電源に接続された電源側固定接点teとを有
し、可動接片P5が上記リア側第2の駆動モータ19のオー
プン回転側電源端子に接続されている。
従って、今例えば上記可動接片P5が図示アース側OFF
接点tea位置から電源接点te側ON位置に切り替えられる
と、上記第2の駆動モータ19のオープン回転側電源端子
に図示(ニ)の方向に電源電流が供給されて同第2の駆
動モータ19が車体屋根開口部2aの後端側に開くように回
転する。該回転は、上記スイッチSW5の操作時間内継続
される。これにより後席側でのスイッチ操作により上記
リア側第2の駆動モータ19を、自由に開閉駆動すること
ができる。
またリア側リアマニュアル・クローズイッチSW6は、
上記フロント側リアマニュアル・クローズスイッチSW4
の上記可動接片P4に接続されたアース側固定接点teaと
後述する前席側リア操作カットスイッチSW8を介して電
源に接続された電源側固定接点teとを有し、可動接片P6
が上記リア側第2の駆動モータ19のクローズ回転側電源
端子に接続されている。
従って、今例えば上記可動接片P6が図示アース側OFF
接点tea位置から電源接点te側ON位置に切り替えられる
と、上記第2の駆動モータ19のクローズ回転側電源端子
に図示(ホ)方向に電源電流が供給されて同第2の駆動
モータ19が車体屋根開口部2aの後端側を閉じるように回
転する。該回転は、上記スイッチSW5の操作時間内継続
される。これにより後席側でのスイッチ操作により上記
リア側第2の駆動モータ19が閉駆動される。
次に、上記第1、第2の駆動モータ13,19には、上述
の如く前進又は後進連続駆動用の単一の操作スイッチと
して前進スイッチ(SW9,SW10)と後進スイッチ(SW11,S
W12)が、各々上述の各スイッチと同様に前席側と後席
側の両方に分けて設けられている。
先ず、上記フロント側前進スイッチSW9は、そのON状
態において上記第1の駆動モータ13を閉方向(前進方
向)に駆動する。同様にフロント側後進スイッチSW
11は、そのON状態において上記第2の駆動モータ19を閉
方向(後進方向)に駆動する。これら2つの前・後進ス
イッチSW9,SW11は、以下当該第7図の制御装置に関連し
て詳細に説明するが、上記可撓性屋根部材3を所定の位
置に折り畳み収束させた状態において、該収束状態のま
まで上記車体屋根開口部2aの前後方向に任意に移動させ
るためのものである。該フロント側前・後進スイッチSW
9,SW11と全く同じ前・後進スイッチSW10,SW12が、上述
のように後席側にも設けられており、後席側からも全く
同様の操作ができるようになっている。
そして、これに関連して、CPUを備えて構成されたキ
ャンバスコントロールユニット96には、当該前・後進ス
イッチSW9・SW10,SW11・SW12の各操作状態とそれに対応
した各駆動モータ13,19の駆動状態とが各々検出されて
入力されるようになっており、上記前進スイッチSW9,SW
10又は後進スイッチSW11,SW12の何れかの操作とそれに
対応した第1、又は第2の駆動モータ13,19の駆動時間
をカウントしてメモリするようになっている。そして、
それにより、可撓性屋根部材3の収束状態での移動制御
を行うようになっている。該移動制御は、前進スイッチ
SW9・SW10又は後進スイッチSW11・SW12の操作によって
先ず上述の対応する駆動モータ13又は19を所望時間駆動
して可撓性屋根部材3の一端を開口部所望位置まで閉方
向に移動させる。それによって同屋根部材3の一端側が
所望位置まで移動させられると、駆動モータ停止検出手
段91,92により検出された当該移動に使用された駆動モ
ータ13又は19の停止状態の検出を条件(トリガー)とし
て、今度は他方側の駆動モータ19又は13を屋根部材3の
開方向に駆動して、その他端側を上記一端側に同一移動
距離追従して移動させる。この結果、上記可撓性屋根部
材3は、収束状態のまま別の開口部位置に一回のスイッ
チ操作で移動されることになる。この場合、上記他方側
の駆動モータ19又は13の駆動時間X秒は、上記先に駆動
された一方側駆動モータ13又は19の上記メモリされた駆
動時間に対応して設定されるようになっている。
第8図のフローチャートは、上記のような駆動モータ
の制御を行うキャンバスコントロールユニット96の制御
プログラムを示している。
すなわち、上記操作スイッチSW9・SW10,SW11・SW12
前進方向か、又は後進方向の何れか一方側に操作される
と、その操作方向に対応して例えば同第8図のフローチ
ャートに示すように、前進スイッチSW9・SW10がONか、
又は後進スイッチSW11・SW12がONか、を順次判定(ステ
ップS1,S4)し、その結果に対応して先ず第1の駆動モ
ータ13(前進側の場合)又は第2の駆動モータ19(後進
側の場合)を開口部閉方向に当該スイッチの押圧時間内
駆動するとともに、同駆動時間Xをメモリし、その後同
メモリ時間に対応して第1のタイマースイッチT1又は第
2のタイマースイッチT2により各々設定されたX秒間他
方側第2の駆動モータ19又は第1の駆動モータ13を逆に
開口部開方向に駆動する(ステップS2,S5)。そして、
タイマースイッチT1又はT2がタイマーアップすると、同
他方側のモータ19又は13は停止せしめられる(ステップ
S3,S6)。この結果、上記可撓性屋根部材3は開口部2a
を1回のスイッチ操作で簡単に所定距離任意に移動せめ
られるようになる。
なお、上記の構成では先に閉方向に駆動される駆動モ
ータの駆動時間をカウントし、そのメモリ値に基いて続
いて開方向に駆動される駆動モータの駆動時間を設定す
るようにしたが、これは例えば他の実施例として第10図
に示すように、先の駆動モータそのものの駆動時間を予
じめ比較的短いX秒に設定しておき、それに対応して続
く他方側の駆動モータを停止位置まで駆動するような尺
取り移動方式を採用することによって構成してもよい。
その方が、カウンタやメモリ等が不要になり、構成は簡
単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本願発明の実施例に係る車両のキャンバスト
ップ構造に於ける車体屋根開口部の平面図、第2図は、
同開口部の車体正面側から見た縦断面図、第3図は、同
開口部の車体側方から見た縦断面図、第4図は、同実施
例構造に於けるガイドレール部の車体正面側から見た縦
断面図、第5図は、同実施例構造に於ける車体屋根開口
部後端側の可撓性屋根部材係止構造を示す車体側方から
見た縦断面図、第6図は、同第5図の要部の断面図、第
7図は、上記実施例の構造のキャンバストップの作動状
態をコントロールする開閉制御装置の電気回路図、第8
図は、同制御装置の要部の動作を示すフローチャート、
第9図は、本願発明の実施例構造を採用した車両の外観
斜視図、第10図は、上記第8図のフローチャートの一部
を変更した他の実施例のフローチャートである。 1……自動車 2……車体屋根部 2a……車体屋根開口部 3……可撓性屋根部材 3a……可撓性シート 5……ガイドレール 5a……外側ガイド溝 5b……内側ガイド溝 6……前部プレート部材 7……前部取付ブラケット 9……カム部材 9a……カム溝 10……前部スライダ 12……駆動ワイヤ 13……第1の駆動モータ 15……係合ピン 19……第2の駆動モータ 31……後部プレート部材 32……後部取付ブラケット 33……後部スライダ 34……カム部材 34a……カム溝 35……係合ピン SW1……フロント側オート/マニュアル・オープンスイ
ッチ SW2……フロント側マニュアル・クローズスイッチ SW3……フロント側リアマニュアル・オープンスイッチ SW4……フロント側リアマニュアル・クローズスイッチ SW5……リア側リアマニュアル・オープンスイッチ SW6……リア側リアマニュアル・クローズイッチ K……チルトアップ機構 SW9……フロント側前進スイッチ SW10……フロント側後進スイッチ SW11……リア側前進スイッチ SW12……リア側後進スイッチ R1〜R7……抵抗 D1,D2……ダイオード C……コンデンサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の車体屋根部に車体前後方向に延びて
    形成された開口部と、該開口部の両側に設けられたスラ
    イド用のガイド機構と、該ガイド機構を介して上記開口
    部の前後何れの方向にも移動できるように取り付けられ
    た折り畳み可能な可撓性の屋根部材と、該屋根部材を上
    記開口部の前端側から後端側に移動させる第1の駆動手
    段と、上記屋根部材を上記開口部の後端側から前端側に
    移動させる第2の駆動手段とを備えてなる車両のキャン
    バストップにおいて、上記第1および第2の2つの駆動
    手段をそれぞれ開口部開閉動作が相互に逆の関係になる
    ように、同時に又は順を追って前進方向および後進方向
    に駆動する前進および後進駆動操作手段を設けたことを
    特徴とする車両のキャンバストップ構造。
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